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マイケルは、P.T.バーナムの戦略と基本原理を学び、彼について書かれた本をフランク・ディレオや、ジョン・ブランカに渡して、

これは僕のバイブルになるから持っていて。僕は自分のキャリア全部を “地球上でもっとも偉大なショー” にしたいんだ」

と言っていましたが、

そんなバーナムを主人公にしたミュージカルが『グレイテスト・ショーマン』

予告編の「グレイテスト・ショーへようこそ」と言うポーズ、
そしてマイケルが言っていたことにちかいセリフがたくさん登場します。

「誰も見たことがない、まったく新しいショー」
「空想の中では何にでもなれる」
「目を開けて夢を見よう」・・・

楽曲そのものの良さ、その音楽が挿入されるタイミングの素晴らしさ、そして動きの速さではなく、止めたときに美しさが際立つダンス!

映画館の暗闇の中で、それはキラキラと光り輝き、

私はミュージカルを見てはじめて号泣して、目が腫れました。

と言っても、それ以前に号泣した映画と言えば、演劇版でも見ていた「笑いの大学」で、私の涙腺ツボは、自分でも謎のなので、いわゆる泣ける映画とは違うと思う。

「僕が創りたいのは、今まで誰も見たことがない映画」

とマイケルが言ったとき、それがどんな映画なのか、当時はまるで想像がつかなかったけど、

ミュージカルの長い歴史の中でも、これまで1本の映画の中でひとつか、ふたついい曲があればいい方で、セリフを歌にする意味も感じられず、歌いたくなるような曲でもない音楽が、鈍いタイミングで使われることも多くて、

すべての場面で、映像と音楽が必然と言えるほど結びつくというのは本当に画期的なことだったのだ。

『グレイテスト・ショーマン』では、『ラ・ラ・ランド』よりも遥かにそれが出来ていて、映画の中で密度の濃い時間を経験し、主題歌の「THIS IS ME」のわかりやすいメッセージに浸ることもできる。

でも、暗闇の中で、ただその姿を見ているだけで楽しかった『THIS IS IT』は、私になにかを教えてくれたけど、それがなんなのかは未だによくわからないし、あの日映画館を出たあと、ずっと涙が止まらなかったっていうのと、私がこの映画で「号泣」したというのはまったく違う。

でも、これがマイケルの素晴らしい生徒たちによって創られているのは確実で、ブロードウェイで何度でも上演される舞台のように、何度も観たくなる人も大勢いるはず。

私ももう一度観たいと思う。

そして、そのときエンディングの言葉を否定できなかったら、またもう一度見るかもしれない。

主演の3人がTV出演。
オルテガの『ハイスクール・ミュージカル』で
一躍有名になったザック・エフロンは、
マイケル・ジャクソンのことを聞かれて・・・




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by yomodalite | 2018-02-23 01:30 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(5)
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古典って実際に読んでみると、紹介されていた「あらすじ」や、映画や演劇になっているものとは、まったく印象が違っている、なんてことがよくありますよね。

『ノートル=ダム・ド・パリ』もリメイク作がとても多い古典ではあるものの、原作はとても読みにくいことでも知られていて、実は私も最後まで読んだことがない作品だったのですが、

鹿島茂氏の解説で「100分 de 名著」に登場!

下記は、期待どおりだった第1回のメモです。
(第二回は、本日午後10時25分~10時50分/Eテレ)
ノートル=ダム・ド・パリは、誰も作者がいない集団建築によって作られた大聖堂。
物語は15世紀のパリを舞台に、宿命によって翻弄される人間たちの愛や嫉妬をめくる悲劇である。

鹿島茂)フランス革命で廃墟になった大聖堂を、ユゴーは、人類の進化の過程であると考えた。ここから本当の進化が始まる。神よりも個人が大切だという近代が始まると。

伊集院光)神が作ったものと、個人が作ったもの、というのは、この作品を読み解く上で重要なポイントですね。

鹿島茂)そこには大きなる断絶があるわけです。ユゴーは断絶を結びつけることを考えた。
この作品にはリメイク作が多く存在するが、作品ごとにまるで内容が違う。リメイク性の多さが特徴ともいえるが、それはユゴーの特殊性でもある。ユゴーは、「無数の人の声が聞こえる霊媒みたいな人」であり、「民族の古層と結びついている」。この作品は、それゆえ神話的小説になり得た。

[ユゴーについて]

ユゴーは、異なる考え方をもつ両親に育てられた。共和党支持者で、性欲旺盛で愛人の元に去ることになる父親、王統派で厳格で禁欲を押し付ける母、反発し合う両極端な両親の元、ユゴーは光と闇、美と醜など、相反する要素が共存するのが、人間であると考えるようになる。

当時のフランスの歴史は、混乱を極め、ナポレオンが失脚し、王政が復興、その後再び人民が立ち上がり、七月革命が勃発。ユゴーは七月革命が起こる直前に、ノートル=ダム・ド・パリの執筆を開始する。

正反対な両親と、政治の大転換が作品に大きな影響を与える。この作品は、矛盾を抱えたユゴーの魂の叫びでもあった。


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[作品の序文]

ーー この物語の作者がノートルダム大聖堂を訪れたとき、作者は、塔の暗い片隅の壁に、次のような言葉が刻みつけられているのを見つけたのである。


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私はいぶかった、解き当ててみようと努めた、この古い聖堂の額(ひたい)に、罪悪か不幸かを表すこのような烙印を残さずにはこの世を去っていけなかったほどの苦しみを味わったのは、いったいどんな人間だったのだろうか、と。ーー

鹿島茂)共和派と王党派。ユゴーはどちらを支持するでもなく、矛盾を抱えたままでいいと居直った。そうでないとやっていけられないと思うほど、それは強烈な矛盾だった。

作者のいない大聖堂の中に刻まれた「宿命」という言葉は、個人の自己表現である。しかし、宿命という言葉には、個人の欲望を抑制して集団が優先される社会や、個人の欲望を引っ込めざるを得ないことを強いられることも… 集団と個人のあつれきの中でドラマが生まれる、それこそが宿命。

外側の世界と価値が逆転する、奇跡御殿。偉かった人が、ダメな人間になり、ダメな人間が急に偉くなったり…

伊集院光)ユーゴーは価値観は混在する。絶対的なものは信じていない…

鹿島茂)ユーゴーは、健常な世界があれば、逆転世界があるのが正常な人間の世界であると考えた。

伊集院光)それがリメイク作品への対応の高さにも繋がっていて、子供向けのいい話として抽出することもできる…

(番組からのメモ終了)



最近のアーティストや、識者の発言を見ていると、誰もが自分が信じている一方の立場で語っていて、それを支持しないのは、彼らが理解していないからで、理解さえすれば、その正しさはおのずと明らかなので、いち早く変革することが、正しいだなんて考える人ばかり・・・

偉大なものとは、芸術でも、思想でも、無数の人の声を聞き、古層とも、未来とも繋がっているものなのに。

そして、私の人生の中で出会えた、そんなアーティストは、マイケル・ジャクソンしかいない!

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by yomodalite | 2018-02-12 14:08 | 文学 | Trackback | Comments(0)
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アイスダンスって、女性スケーターの方に注目しがちなんだけど、このペアに関しては男性にしか目が行かないなぁって思ってたら、こんな曲で滑ってくれてました・・・






白のフリルがすごく似合うし、ゴーストもお願い出来ないかなぁ・・





[Wikipedia]Adam LUKACS(ハンガリーのアイスダンス選手)

↑ルカッチが名字だと思うんだけど・・・


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写真はすべてこちらからお借りしました
→ https://twitter.com/tooko3


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by yomodalite | 2018-01-29 16:50 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(2)
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(2の続き・・・)
有名な観光スポットからでも、京都の移動はむずかしいのだけど、びきちゃんのおかげで、スムーズに大阪に到着。

開場ギリギリで間に合うかどうかに焦ったり、大画面で会える、という興奮もあって、夜になってからの方が暑くて、脱いだ防寒具でパンパンになったバッグを抱えて、外で整理番号順に並んでいても全然寒くなかった。

開場の下見など用意周到に準備し、プレミアムではなく、自由席1番の整理番号を取っていた、ななまるさんのおかげで一番前に着席。音響についてはわからないけど、首が疲れるなんてこともなく、最前列で大正解!

同じように至福のときを過ごしたたくさんのファンの笑顔にも元気をもらいました。


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(シェリーさん、カコさん、モモさん、掲載承認してくれてありがとーー!)


一番最初に『ムーンウォーカー』を見たとき、すばらしくカッコイイ点は随所にあるものの、あまりにもありえないストーリー展開に、あっけにとられる方が上回り、あまり好きだとは思えなかったのだけど、

昨年の3Dスリラーや、ゴーストでも大いに味わった大画面でじっくり見ることの喜びは、『ムーンウォーカー』では、長尺の分、至福の時間が長くて、以前はこれさえなかったら、と思う場面も、今では「待ってました!」と思うぐらい、まるごと楽しかった。


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終了後のカフェで、

マイケルを言葉で表すのは、つくづく難しくて、とにかく「完璧」だという言葉しか出てこないのだけど、マイケルのセリフは、「ケイティ」というような短いものでさえ、彼が歌っているときほど完璧ではなくて、いつも少しだけ「音痴」だよね?

って、言ったら、あんまり共感されなかったんだけど、

最後のアルバムからのシングルで、これまでの集大成ともいえる「You Rock My World」の冒頭部分のセリフも「ヘタクソ」だったし、


彼の動きは「マイケル・ジャクソン」にジャストフィットしていて完璧なんだけど、彼のしゃべりは、その動きほど「マイケル・ジャクソン」じゃない、というか、

よくモノマネされる、高くてか細いマイケルのしゃべり方だけど、実際の彼の歌はすごく力強いし、特に後年は、高くてきれいな声よりも、低くざらついた声を多用していて、しゃべっているときと歌っているときの差が、これほど激しい人もいなかったような・・・。

あのデンジャラスツアー冒頭の雄々しさと、「か細い声」という混乱は、マイケルを論じるときや、それぞれのファンの中にある「マイケル像」にも影響しているけど、マイケル自身の「マイケル像」も、どちらかを目指したものではなく、

この『ムーンウォーカー』のように、子供たちの優しいお兄さんでありながら、妖しげな酒場に行き、犯罪に巻き込まれると、子供を助けるために、ロボットに変身!そして、宇宙に旅立ってしまったと悲しんでいると、また戻ってきて、今度はセクシーなロックスター!

と云うふうに、あまりにも荒唐無稽だけど、実際に地上での活動を終えて旅立ったマイケルを思い返すと、決して荒唐無稽ではなく、リアルな物語だったようにも思えてくる。

あのしゃべり方は、「完璧」に動けるようになった肉体とは違う、わずかな綻びなのかもしれないけど、完全に狂いのない完璧さには魅力がない、ということさえ、わかった上のことかもしれなくて・・・

とにかく、『ムーンウォーカー』は、見れば見るほど、完璧さが顕になる映画なのだ。


関連記事・・・


3月の大阪では、デンジャラスツアーOSLO公演のスクリーン上映会も!

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さらに、大阪近郊の人に朗報‼️
塚口サンサン劇場で、2月24日から「ムーンウォーカー」を一週間限定で特別上映!

それと、、
例の別ブログは今週末から再開。現在奮闘中です。

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by yomodalite | 2018-01-18 23:05 | 日常と写真 | Trackback | Comments(2)
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ムーンウォーカー劇場公開30周年を記念して、東阪のZepで行われた爆音上映会の前日、

一緒に行くビキちゃんから、「お昼時間あったら、京都に行かへん?京都は冬がおすすめなんよ」というLINEが。

ここ数日の寒波は、大阪でさえツラかったのに、もっと寒い京都に行くなんて絶対ありえないとは思ったものの、

「冬の京都」という言葉のシャレ乙感に、ちと心が動き、

しかも、その思いつきが昨晩降った雪のせいで、

「雪を見るために京都に行く」という彼女の魂胆が小癪なうえに(笑)、

生チョコのお店情報まで添えてあって・・・

・・・落ちたw

翌日は覚悟を決め、レッグウォーマーを重ね履きせよ、という教えに従い、あちこちウォーマーで装備し、丸太町駅から、ひたすら歩いて最初の目的地「京都生ショコラ」へ。


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席に着くと、猫もやってきて、



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4種類の生チョコがセットになったのと、



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リンゴとブルーベリーとチーズのソースがかかったケーキを注文。両方とも旨し

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by yomodalite | 2018-01-16 21:33 | 日常と写真 | Trackback | Comments(5)

物理学者が整理したこと

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前書『物理学者が解き明かす重大事件の真相』は、誰もが知っている重大事件を通して、物理学の世界を垣間見られるという試みが新鮮で、とても面白い本だったのですが、

本書は、タイトルからはまったく想像のできない内容で・・・

第1章 なぜ日本人は哲学がわからないのか
「哲学」とはアリストテレス哲学のことである
・プラトンとアリストテレス
・哲学を信じて虐殺された女哲学者ヒュパティア
・哲学者とはアリストテレス哲学を信奉する人たちという意味である
・『薔薇の名前』にでてくるアリストテレス哲学
・現代につながるアリストテレスの哲学

第2章 星占いの科学
なぜ日本人は星占いが大好きなのか
・現代の星占い
・四神(朱雀、玄武、青竜、白虎)とは四方にある星座のことである
・西暦150年に完成していた中国天文学
・木星の動きからつくられた十二支
・北極星の移動に見る中国と日本の政治思想
・陰陽師が行っていた星占いとは何だったのか

第3章 歴史の謎を天文学から明らかにする
女王卑弥呼とは誰だったのか?
・日本に伝わる妙見信仰
・西播磨の大避神社が示す北斗七星と北極星
・昔の北極星の位置にある大倉山山頂
・歴史から大避神社が星の位置にある理由を探る
・二十四節気が明らかにする日本の古代史
・日本に入ってきた道教
・女王卑弥呼の正体
・道教国家・日本

第4章 金融工学とはどういう学問か
なぜ儲けることができるのか
・金融工学という錬金術
・金融工学の想定外、ファットテイル(fat tail)
・経済物理(econophysics)が予言した2014年1月の株式市場の暴落
・20世紀は数学が世界を席巻していた時代である

第5章 現代物理学は本当に正しいのか?
副島隆彦氏との対談
・物理学とはどのような分野に分かれるのか?
・現代物理学は正しいのか 
・エルンスト・マッハの科学哲学
・科学とは思考を節約するためにある
・文科系の人間は「一定の条件において」を認めない

第6章 STAP事件の真実
なぜ小保方晴子著『あの日』は陰謀論と呼ばれたか
・業績を奪われ激怒していたハーバード大学バカンティ教授
・STAP事件に関する異常な世論誘導
・再現実験での丹羽仁史副チームリーダーの実験データ
・STAP特許はまだ生きている
・STAP細胞関連でファンドを獲得しているバカンティ教授
・故笹井芳樹氏の見た夢

第7章 AIとは何か
経験は知恵に勝る
・プロ棋士と互角の戦いをする将棋プログラム『ボナンザ』
・将棋プログラムの強さは「特徴ベクトル」によって決まる
・プロ棋士の指手をまねる
・「特徴ベクトル」を自分で見つける最近のAI
・脳の機能に似ている深層学習

第8章 なぜ日本人は論理的な文章が書けないのか
論理とはことばとことばの連結である
・論理的な文章とはどういうものか
・パラグラフ・ライティング
・実際の文章例
・文章に必要な要素① flow(流れ)
・テーマの糸
・文章に必要な要素② clarity(明快さ)
・プレゼンテーション(パワーポイント)への応用
・現代日本語は英語の文章作法を基礎としている


厚さ12ミリほどのコンパクトな外観からは、これらすべてが納められているとはとても思えないのですが、どの章も、最近の新書ならそれぞれ1冊にできるような内容で、タイトルには「整理法」とありますが、読者に整理の仕方を教えてくれるというよりは、物理学者である著者の整理された脳内が垣間見れるという感じ。

第1章の哲学から、古代史や天文学、金融工学を経て、第5章の現代物理学までは、門外漢には、とっつきにくい内容ですが、

第6章の小保方晴子氏とSTAP細胞事件では、ニュースやメディアとどう付き合うべきなのか? AI(人工知能)は、教育をどう変えるのか? など、大学で、教養教育について議論する機会が多いという著者の話には、義務教育に携わる方々にも興味深いと思われる内容が多く、

第8章の「論理的な文章が書けない」という問題は、人工知能によって、高度な自動翻訳が可能になったとき、英語教育の充実よりももっと重要な問題のように感じられました。

そんな盛りだくさんの本書ですが、下記は夏休みに行ってみたい場所についてのメモ。

北極星、北斗七星を崇める民間の信仰は「妙見信仰」とよばれている。(…)妙見信仰と「聖徳太子」には、強い繋がりがあって、聖徳太子が持っていたとされる七星剣は、四天王寺にあり、妙見信仰のもっとも古い菩薩像は、よみうりランド内の妙見堂にあるが、この菩薩像は、聖徳太子の若いときの像ではないか。聖徳太子の時代は、北斗七星が崇拝されていて、吉野裕子という在野の民俗学者は、伊勢神宮の天皇の儀式である神嘗祭が執り行われる日付と時刻は、北斗七星の動きと関連していると、『隠された神々』という本の中で明らかにしている。

しかし、高松塚古墳が完成した天武、持統天皇の頃には、北斗七星よりも、天皇を表す北極星の方が重要になったと考えられる。

西播磨一帯には、大避神社という神社が点在し、赤穂浪士で有名な赤穂市から、上部町、相性市にかけて、8神社、その他名前が少し違う大酒神社や、地図に載ってない大避神社までいれると、20ぐらいが点在し、一番有名な神社が、赤穂市の坂越にある大避神社。ここには、生島という島があって、そこには聖徳太子のブレーンとして有名な秦河勝の墓がある。また、この神社は日本ユダヤ同祖論でも有名で、「大避」というのは、ダビデを意味している・・・

「第5章」から、前書に引き続き、ビッグバンを信じないマイケルのためにw。

副島:ヨーロッパの近代法学では、裁判官はまるで実験を実験室(法廷)でやるように、「真実を発見する」という理屈になっている。すべての主観や思い込みを排除していくんですよ。有罪であることの証明作業(証拠から真実を組み立てる)以外の可能性をすべて排除する。しかし、そのとき学問というのは恐ろしい学問犯罪というのを起こす可能性がいつもある。ただひたすら理論の美しさ(これが数学的証明)みたいなところを突き詰める人は、自分たちの欠点を見ようとはしない。そのことの恐ろしさが色々と現代にあらわれているという気がします。数学的に証明された。ゆえに実在している。ゆえに宇宙はこのように成り立っていて、ゆえにビッグバン理論は正しい、という逆の形の証明をこの人たちはしている。このとき、マッハが主張した、実在としての素朴な証明は行っていない、ということでいいですか。

下條:はい。

副島:(…)falsifiability、日本では反証可能性と訳しますが、これはトーマス・クーンという人が言い出したことで、クーンは、ユダヤ人の科学史学者で、ヨーロッパの理科系の学者をアメリカに招聘する係りで、クーンは、ある事実を覆そうとして行われたある実験によって、反対証明が行われなかったらば、その事実やあるいは理論はサイエンスとして正しいのだ、という考えをしたというふうに理解されている。しかし、falsifiabilityという検証のテストストーンはどうもおかしい。トーマス・クーンとカール・ポパーの「科学哲学」は調べなおさなくてはならない。理科系の学者は、自己限定を徹底的にやって、ある極めて限定された世界に予め逃げ込んで置いてから、そこでの証明作業で無矛盾であれば、それで証明されたという行動をとるが、すでに始めのところから、ずるいんじゃないかと私は考えているんです。

関連図書・・・


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by yomodalite | 2017-07-07 22:54 | 読書メモ | Trackback | Comments(0)
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ここ数ヶ月の間で読んだ「イイ本」について。

言語学者や物理学者によるチームが、宇宙から来た謎の知的生命体の真意を探ろうとする、映画『メッセージ』(原題:Arrival)。



ドゥニ・ビルヌーヴ監督の映像はすごく魅力的だったけど、ロシアや中国を悪者にしようとするハリウッド・ストーリーではない、原作本を読んでみたら・・

理解
ゼロで割る
あなたの人生の物語
72文字
人類科学の進化
地獄とは神の不在なり
顔の美醜について ー ドキュメンタリー

という8編の短編集で、どれも緻密で繊細で、何度でも読み返したくなる作品ばかり。



最愛の子ども

松浦 理英子/文藝春秋



主人公は、私立高校に通う女子高生3人で、「ファミリー」と呼ばれる、彼女たちの疑似家族的な関係では、パパ、ママ、王子様という配役があって、特に華やかでもなく、おとなしい薬井空穂が「王子様」役。
空穂が初めて注目を浴びたのは、学校帰りに行ったカラオケで、マイケル・ジャクソンが13歳のときのソロデビュー曲「ガット・トゥー・ビー・ゼア」を歌ったときだった・・・

という、松浦理英子氏の小説を久しぶりに読むことになったのは、今村夏子氏の新作が呼び水になったみたい。


星の子

今村夏子/朝日新聞出版



娘の虚弱体質をきっかけで、宗教にはまっていく家族・・

よくある話なんだけど、やっぱり今村氏の文章に惹きこまれてしまう。

そして、最後は、

毎日ニュースを見ている人の中には、もうその名前に飽きたっていう人も多そうな「トランプ」なんだけど、20冊以上は彼に関する本を読んでる私が、幅広い思想信条の人におすすめできるのは、

トランプ現象とアメリカ保守思想

会田 弘継/左右社



反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体―(新潮選書)

森本 あんり/新潮社



上記の2冊。これは、松岡正剛氏の受け売りなんだけど、反知性主義にしても、アメリカの保守主義についても、類書とは一線を画す、本物の学識をもった著者が書いたという内容でした。


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by yomodalite | 2017-07-04 08:00 | 読書メモ | Trackback | Comments(0)
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グランフロント大阪・北館で開催されているイベント「世界を変えたレコード展」に行きました。

金沢工業大学が所蔵する膨大な音楽資料を編集・構成した展覧会なんですが、デザイン性が高く、情報量も豊富な展示コーナーがたくさんあって、じっくり見たくなるものばかり。


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入り口はこんな感じ



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色とりどりのレコードジャケットに目を奪われるだけでなく、短いながらもワカッテル感満載のコメントと共に、世界を変えた音楽の歴史が紹介されている年表を見ていくと・・



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マイケルに関しては、「アポロシアターのアマチュアナイトで優勝」(1968.8.13)など、レコード発売前の情報まで記載されていて、ウッドストックと同じ年(1969)にリリースされた『帰ってほしいの』は、1970年は、Billboard Hot 100とR&Bチャートの両方で1位になり、その年は、日本でも少年が歌う「黒ねこのタンゴ」がヒットし、藤圭子の「夢は夜ひらく」が流行っていて、

翌年は、ジム・モリソンが亡くなり、T・レックスの「ゲット・イット・オン」や、マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」、ジョン・レノンの「イマジン」がリリースされ、世界初のロックチャリティコンサート「バングラデシュ難民救済コンサート」があった、スゴい年だったんだなぁとか、


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『オフ・ザ・ウォール』と、ピンク・フロイドの『ザ・ウォール』は同じく1979年で、1983年は、『スリラー』が37週ナンバー1というだけでなく、モータウンの記念番組でムーンウォーク披露なんていう記載も。

1988年の『バッド』リリースのコメントには、「同アルバムは史上初めて全米チャート5曲連続1位を送り出す快挙を成し遂げ、タイトルトラックでは映画監督マーティン・スコセッシを起用し、ストーリー性をもったショートフィルムが話題となる」とか、

「ショートフィルム」という言葉を使うあたりも、この年表の制作者、絶対にMJファンに違いない。それで、ドキドキしながら1991年を見てみると・・・


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オアシス、ブラー、ウィーザーって・・・たしかに、オアシスのデヴューアルバムは、全世界で1000万枚以上らしいので、『Dangerous』より売れてるかもしれないけど、ブラーや、ウィーザーは大好きだけど、売上ベースで勝負になってないじゃん。でもって、信じられないことに『HIStory』の記載もなし。全米1位になってないマドンナの「レイ・オブ・ライト」はあるのに・・。

で、しばらく『Dangerous』や、『HIStory』が見当たらないことに、プンプンしていたんだけど、2000年以降は、「30周年記念コンサート」や、「Live In Bucharest : The Dangerous Tour」リリースが大きく表示されていて、ブカレストライブが実際のライブよりもずっと後に発売されたことを思い出したり(2005年)・・


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2009年は、「THIS IS ITツアー」チケット発売4時間で完売、そして、6月25日の記載は、マイケル・ジャクソンという名前の前に「King of Pop」と書かれていて、各国メディアでトップ扱いとなり、Googleでのアクセス数が跳ね上がって “Michael Jckson” という単語がスパム扱いされるという大混乱を引き起こしたことや、10月28日、ドキュメンタリー映画「THIS IS IT」公開。という文字も。



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1800年代から始まる年表の中で、レコード発売前の記載があったり、死去の記述にさえ「記録」が乗っかっているのは、マイケルだけで、年表制作者さんが、マイケルの記載に関しては、他の伝説的なアーティストとは違うレベルのことを取り上げてくれてたんだ(7× Platinumとか、MJにとってはどうってことないからね)、とわかって、ちょっと涙ぐむ。


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展示物に手を触れるのは禁止ですが、
伝説のアルバムに触れられたり、ヘッドフォンで聴けるコーナー、


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プリンスの顔の近くで写真が撮れる
顔出しパネルもありますw


監修者の立川直樹氏のギャラリーツアーがあったり、「全部見るには、何度か来ないとなぁ」と感じる人も多そう。写真撮影自由、入場無料のイベントなので、お近くの人はぜひ!


☆日は気にしない私ですが、『パープル・レイン DELUXE-EXPANDED EDITION』の封を開けるのは、明日まで我慢するつもりです。

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by yomodalite | 2017-06-25 11:58 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(0)
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[追記あり]
昨日、録画してあった、玉置浩二の「SONGS」を見てたら、

「KING OF Vocalist」というタイトルで(誰かと同じように、自分で言ったわけではないw)、これまでもどことなく衣装に、マイケルの影響は感じてはいたものお、今回も腕章ジャケットぽいのとか、


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アームカバーも何種類か登場して・・・


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そして、さらに、そのあと・・・



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過去映像を編集した場面だったからよくわからないけど、
放送ではサングラスはあっさり外してたw


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これは、レプリカとして売ってるの、
そのまま着てるとしか思えないんですけどw


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アームカバーも含めてセットで購入して
使ってるってことでいいかなw


ちなみに、この衣装の映像は、安全地帯“完全復活”コンサートツアー2010Special at 日本武道館〜Stars & Hits〜「またね・・。」に収録されている模様(というか表紙までこの衣装!)

このDVD観たいーーーー!!!
番組の最後に流れた「行かないで」という曲では、「アジアで最も愛され、20組以上がカバーしている」というナレーションのせいもあって、なぜか、羽生君がエキシビジョンで滑る姿が眼に浮かんできちゃった。。






それと、今頃になって読んでた『1Q84』はようやく読了。

最終巻Book3の最後の方で、タマルが牛河に、ユングのエピソードを言う場面が印象的で、ユングが塔に刻んだという『冷たくても、冷たくなくても、神はここにいる』という言葉の原文を調べてみたんだけど、案の定同じことを思った人は多かったようで・・


◎ユングと石 〜 村上春樹『1Q84』のユング


「これって、"Called"と"Cold"をかけたってことではあるまいか・・・」

うーーーーん、それって、英語圏でも日本語圏でも・・・???




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by yomodalite | 2017-05-29 07:00 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(2)

大阪の友人に会う

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久しぶりに、akimさんに会う。
「ネバーランドコレクション」が行われた場所から2分ぐらい歩いた場所にあるカフェで待ち合わせしたせいもあって、「もう7年も経ったんだよね」と、しみじみしてしまうふたり・・・

私は、当時は大阪にいなかったけど、引っ越してすぐ、akimさんに会ったとき、転居先のすぐ近くで、その展覧会が行われていたことを知って、この家を選んだことさえ、マイケルに導かれたのかと思ったことを思い出した。

そんなことも、こんなことも、とにかく、「なにもかも信じられない、もう7年前だなんて・・」

MJ本の翻訳メンバーの4人は、全員ひとりっ子で、既婚者で、子なし(childspirits先生除く)で、夫が長男・・という共通点があったんだけど、この日さらに、私とakimさんは、かなりの方向音痴で、数字に弱いこともわかったりしながら、話題は「大阪」についてのことへ。


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(数々の映画スターやミュージシャンの写真がいっぱい貼ってあって、マドンナ、プリンス、シンディ・ローパーなどの写真はあるけど、なぜかMJだけがいない、カフェのトイレ)


もうすぐ4月。5月を過ぎれば、私の大阪生活は5年目に突入しようとしているけど、大阪と関西生活の楽しさは薄れることなく、愛が募る一方だと私が言うと、akimさんはちょっぴり嬉しそうにしながらも、不思議そうな顔をする。

大阪の素晴らしさについて話しだすと、京都や神戸の人はすぐに自分の地域の自慢系に話をもって行こうとするけど、絶対に大阪の良さをアピールせず、悪い点ばかりを言うところも「大阪人」の特徴だ。私がどんなに大阪の素晴らしさを力説しても、「そやろ、大阪一番がでっしゃろ」なーんて納得する人は今まで一人も会ったことがない。

akimさんは、全国メディアでの大阪の扱われ方が不満みたいで、私も実際に大阪に来て、東京でイメージしてた大阪と違っていたことに驚いたんだけど、それを大阪のひとに説明するのもすごくむつかしい。なぜなら、大阪人が思い描いている「東京」も、メディアの中の東京だから。

そういえば、akimさんから「電通とか博報堂と仕事したことある?」って聞かれて、ハっとしたんだけど、大阪では、電通や博報堂がまったく感じられない。

ヒョウ柄とか、よくしゃべるおばちゃんばかりを優遇する大阪のテレビに、akimさんは偏見を感じているみたいで、確かに私もそう思う。東京のメディアは常に「上」を見せようとするけど、どんなにオシャレな場所や人がいても、大阪のメディアは常に「下」に照準を合わせてる。

私は常にロケに出て、実際に人々に接していたり、お客の前で芸を披露している芸人さんたちが、テレビを創っているから、大阪のテレビには嘘やヤラセがない。それで、私がどれほど癒されているか・・を説明したかったけど、大阪のひとは、そもそもそんなストレスを抱えた経験がない。

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大阪の素晴らしさは、結局「人」なんじゃないかと最近よく思う。大阪のひとは確実に正直だし、差別的な言葉は多いけど、それも「嘘がない」ことと繋がっていて、東京のように「見ないこと」にはしないというか、実際に「悪所」だとされているところに行ってみると、東京のそれと比べて殺伐とした雰囲気がまったくない。

みんなよく「怖い」とか、「危ない」なんて言うんだけど、じゃあ具体的にどんなことがあったの?って聞くと、誰も具体的なエピソードを持ってない。結局、誰ひとり危ない経験なんてしてないのに、大阪のひとは、ここが東京よりも怖い街だと信じてるみたい。こんなに平和で優しい街なのに・・・

大阪の人は、まるで東京にはヤ☆ザなんていないかのように語るけど、大阪市内中心部で4年足らずの経験と、20年以上の東京生活との比較でいえば、東京にはむしろそーゆー人がたくさんいて、大阪の人がヤ☆ザだって言ってるのは、もしかしたらヤ☆キーのことなんじゃないか、と疑いたくなることも多いw。

ただ、もう少し真面目に考えてみると、大阪は「恫喝」が通じやすい世界だとは思う。でもそれは裏を返せば、大した「権力」がないからなのだ。大阪では役人が強いという意識がないし、大阪の役人は官僚ではない。だから、役人や政治家と付き合うことの旨みや方法についても、東京とはちがっていて、それが、悪い人の認識にも繋がっているんだと思う。

大阪では、警察官を見かけることもすごく少ない(本当に危険だったらそれもありえないw)。前にデモを見学に行ったときもびっくりしたけど、数千人?ぐらい集まっていても、警察官が3人ぐらい目につかなかったし、街中で職務質問されたという人にも会ったことがない。

どこそこが「アブナイ」だなんて聞いて、実際に行ってみても、ただ、昼間から幸せそうに、お酒飲んでる人がいるだけだったり、もし、海外の人に、尼崎(大阪から数駅のところにある兵庫県の市)と世田谷区(成城以外)の住宅写真を見せて、どちらが高級住宅街だと思いますか?っていう質問をしてもきっとそんなに差はつかない。でも、ボロボロの空き家は世田谷の方が多いんじゃないかな。


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akimさんは、「最近、日本礼賛みたいな番組多くて気持ち悪いよね」とも言っていて、すごく共感したんだけど、それもこれも、今の東京に活力がないからだと思う。反米意識を利用したり、中国や韓国を貶めたりすることで日本が一番だと思わせ、また、大阪を悪者にすることで、日本の中で一番だと思わせる。若い人に影響(洗脳)を与える手段がそれぐらいしか思いつくことができないみたい。

吉本が大阪の「カラー」を創っていることに不満をもつ「大阪人」が少なくないことはわかるけど、私には、先進諸国でこれほど素晴らしい教育(洗脳)が行われているのは、吉本のおかげのようにも思える。エンターテイメント会社のお客を見る視線と、芸人さんたちのおかげで、さまざまな格差や不公平を意識することなく笑えることができるんだから。

もうひとつ、akimさんの言葉でハッとしたのは、大阪のひとは「東京人」というのがいると思っていること。

前にgingerさんも、ほんとの東京人って、どんな人たちなのだろう…ってコメントくれたけど、たしかに関西にいると、大阪人とか、京都人といった「アイデンティティ」があるように思う。東北にも、北海道にも、九州にも、そういった地方性というのがあるのかもしれない。でも、そういった意味でいえば、「東京人」というのはいないと思う。

よく勘違いされてるけど、東京で生まれて育つ人は特にオシャレでもない。

だって「東京デビュー」の機会がないから。


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これは、私が東京土着民と2回結婚して、彼らの幼なじみとか親戚などを観察した「自分調べ」の結果でしかないけど、「東京」は、メディアと政府が一体となってハンドリングし、10年ぐらいでどんどん変化する街で、東京の土着性というのがあるとすれば、常に欧米諸国を見習うべきとか、できるかぎり海外と歩調を合わせたいとか、世の中の変わり目を察知して、変化を受け入れることぐらいだと思う。

周囲の空気を読んで「勝ち馬」に乗ろうとすることが、「東京人」でいられるコツなのだ。

だからいつでも使い捨てられる若年僧向けの視聴者洗脳モデルとしての「読者モデル」とか「女子高生」とか「TVコメンター」(テリー伊藤とか、本業としては仕事のない芸能人とか、取材なんてまるでしない元ジャーナリストとか)などという、それぞれバブル世代向けとか、団塊世代とか、主婦向けだと想定しているような「視聴者の意見を作るための特殊な専門職」が、東京でのみ、たくさん成り立っていて、彼らは関西の芸人とは違って、メディアの中の空気を外に知らしめようとするけど、その逆のことはまるでしない。

茂木健一郎が、日本のお笑い芸人が権力批判できないっていう批判をしてたけど、アメリカのコメディ番組は、権力批判ばっかりするようになって、自分を笑うことをすっかり忘れてしまってると思う。トランプやバノンを悪者にするなんて、本当の権力に「忖度」してる・・・だなんて、もうコメディアン自身も自覚できないぐらい、自分の周囲以外の人々のことがわからなくなってて、都会に住んでるひとの「全国」目線や、「世界」目線なんて、とことん「的外れ」になってるような気がする。

私には、大阪から「人好きな」お笑い感覚が失われたら、日本全体が「オワコン」だと思えてならないんだけどな・・・




akimさんとふたりでやって、しばらく前に終わった「バーニー先生(本名William Van Valin II)の本」の最後、17歳の息子メイソンが、「天国で会おうね、アップルヘッド」ってコメントで言ってる曲を探したかったんだけど、上の動画は、「サンタ・イネス・バレー」がロケ場所の、Mason Van Valin という人の動画。




同じくMason Van Valinの「Ghost Love」って曲。

メイソン、いい感じの大人になってるみたいだよね。



そういえば、大阪のファッションが派手で、原色やヒョウ柄が好きっていうイメージも間違ってると思う。原色の看板は東京の方が多いし、ファッションで目立とうと思っている人も大阪には少ない気がするし、パンチパーマでヒョウ柄みたいなオバちゃんに出会える確率は、東京と変わらないんじゃない、と思っていたらやっぱりね・・・


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by yomodalite | 2017-03-27 15:40 | 日常と写真 | Trackback | Comments(2)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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