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解説 All In Your Name

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「和訳:All In Your Name」を先にお読みくださいませ。
こちらは、私訳の解説です。

All In Your Name

このタイトルは、聖書で、神の御名、神の名においてという場合の「Your Name」を想像させますが、「In Your Name」と言うことで、文字通り「あなたの名前」という意味をもちます。「神の名において」と「あなたの名において」という、この2つの意味が、この曲のテーマであり、それは、それぞれの人の「内なる神」でもある。

内なる神は、人を善に導きもすれば、神の名を語って、人がしてはならない「神の領域」のこともしてしまう。

この優しく、愛に満ちた歌には、「神の名において」判断された正義や、なされた多くの残虐な行為は、実は「あなたの名において」したことであるという、マイケルの怒りと哀しみも込められているのだと思います。

The Story

神から使命を受けた者が人々に語るというのは、一見、一神教の「預言者」のスタイルのようですが、ここで語られるのは、聖書で語られてきた長い歴史ではなく、科学者、哲学者も含めたあらゆる賢人も否定できない物語、一人の女と一人の男によって人類は生まれるというシステムと、そのシステムによって生まれた人類はそれぞれ自分の力で飛び立っていけるのだということ。man and woman でなく、woman and a man となっているのは、アダムとイブの「創世記」とは異なっていることを示しただけでなく、人は母から生まれる、ということも重要視している。

There's just one religion

ひとつの宗教というのは、一神教(アブラハムの宗教)の考え方のようですが、この世界をひとりの神が創ったなら、世界はすべてひとつの家族であり、それはすべて神の愛によって結ばれているという意味ではないでしょうか。

the gates of paradise

キリスト教の天国の門や、神の審判を連想させますが、gates が複数形であることからも、あらゆる宗教・スピリチュアル・政治思想にみられる、死後の楽園や、理想社会への入り口(条件)などを指している。

They're the same

天国と地獄の設定や、宗教上の様々なジャッジメントは「教義を創る」うえで欠かせないものですし、さまざまな人が思い描く理想社会の違いによって、多くの宗派や、政治思想や、人種、性別、性的嗜好、、など様々に分かれ、争っていますが、それは、あなたの人生の中(all in the game)でのことであり、あらゆる人が死後に安らかなのは、すべて同じだということ。

Only God knows

あなたが(神の名を語って)したこと。あなたが(神の名を借りて)人生で選んだこと、あなたが(神の権利を利用して)誰かを裁いたこと。それらを「神」だけは知っている。なぜなら、それは、神にしかできないことで、人間にはできないことだから。

◎この歌詞に通底する宗教観・思想について

この歌詞の原案はマイケルにあり、また、バリーはインタヴューで、僕たちは宗教観が似ていたと語っていました。私がここまで調べた限りでは、MJの宗教観にもっとも近い宗派は「ユニテリアン」だと思います。「もうたくさん!We've had enough(5)」の中で、エレノアが「マイケルが直面した深刻なジレンマを完璧に表現している、とあなたたちが議論したのをよく覚えてるわ」と言っている記事(→「What is My Life if I Don’t Believe?」)の中でも、それは言及されていて、

MJが足繁く通っていた地元の書店員は「彼はエマソンがお気に入りだった」と証言していますが(→地元書店員の話)、マイケルが全集を所有していたラルフ・ウォルドー・エマソンは、ユニテリアンの代表的人物としてよく知られています。

ユニテリアンは、神を唯一の存在とし、三位一体を否定し(これは青年期のMJの宗教であるエホバの証人にも共通)、イエスを道徳的に優れた人物として扱い、神格化せず、知性を重視し、聖書の記述や教義に縛られず、キリスト教以外の様々な思想を学ぶことにも熱心で、自由を重んじるため、信者には知的レベルの高い人が多く、欧米の学問を熱心に学んでいた福沢諭吉や新渡戸稲造など近代日本の知識人も、そこから多くの影響を受けています。

MJがユニテリアンだとすれば、=フリーメーソンなの?と心配になられる方も多いと思いますし、フリーメイソン=ユニテリアンか?という点も疑問かとは思いますが・・・理神論がわかってないと、本当の陰謀はわかんないっていう内容かどうかは各自確認w

様々な宗教やスピリチュアルを信じている人々が、自分の信仰に合わせて、MJについてファンタジックに語っていますが、自分が信じていることに、MJの考えを合わせるのではなく、これまでの歴史を勉強し、その良い点や、問題点を考えたり、、、していければいいんですけどね。

ただし、ユニテリアンは宗教集団としての力は弱く、MJも、元の宗教の教義への不満から、独自に探求を重ね、その宗派に近い思想を身につけたということで、彼がユニテリアン教会に通っていた事実はありません。おそらくマイケルの意識としては、幼少期からずっと、自分が唯一の神であるエホバの存在を証明する人間だということに変わりはなく、それが、2001年や、2005年の発言になっているのだと思います。

Q : Are you still a Jehova’s Witness?
あなたは今でも「エホバの証人」ですか?」

MJ : Yeah, I’ve done what we call pioneering. We do 90 hours a month, I don’t do as much now because I’m busy. You go door to door. I wear a fat suit, pop-bottle glasses, mustache, buck teeth, and like an afro wig.

MJ:ああ、僕はパイオニアリングと呼ばれている行為をしてきたんだ。月に90時間もね。今は忙しいからそんなにやってないけど、ドアからドアへ訪問していくんだ。太ってみえるスーツを着たり、分厚いレンズのメガネをかけたり、つけヒゲとか、出っ歯とか、アフロのカツラをつけてね。(2001年「TV GUIDE」インタヴュー)

Jesse: And so, you-you-you-you had these hits, ahem, and people that you have embraced are now facing you in court on a daily basis. How does your spirit handle that?

ジェシー:君はいくつものヒット曲を持っているよね。そして、現在、君が大事にしてきた人たちが、裁判では反対の側に立っている。君の精神はどうやってそれに対応しているの?

Michael: Ah, I gained strength from God. I believe in Jehovah God very much and ah, and I gain strength from the fact that I know I’m innocent…

MJ : うん、、僕は神から強さを得たんだ。僕はエホバ(=ヤハウェ)という神をとても信じているし、僕は自分の無実が事実だと知っているから、強いんだ。(2005年、ジェシー・ジャクソンによるインタヴュー)

神がひとりであるという多くの教えの中でも、ユダヤ教では神の名を唱えることを禁じていて、Godという言葉でさえ、G-dとぼかして表記しますし、キリスト教でも、神を名で呼ぶよりも「主」と呼ぶのが一般的ですが、MJの信仰にとっては、その神を「Jehova」という名前(Name)で呼ぶことがとても重要なことだったようです。

MJの答え方は、自分の生き方とは合わなくなり、教義に疑問を感じ、教団側からも批判されて離れたにも関わらず、かつての仲間を気遣い、そこで過ごしたときへの感謝も感じられるだけでなく、「神がひとり」だという点においても矛盾を感じさせないものです。

私たちは人との《差》を重要視し、現代社会はあらゆることで人々を《分類》しようとしていますが、この歌は、彼自身の信仰だけでなく、人々の間にある差ではなく、あらゆる人々に共通する点を思い出させ、争いが絶えず、今また激化していく世界中の人々へのメッセージとして考え抜かれたものだと思います。



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by yomodalite | 2015-04-01 06:04 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

和訳 "All In Your Name"

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次回の「We've had enough」の記事で言及されている「All In Your Name」の和訳をしたいと思います。

この曲は、MJの旅立ち後の2011年に、共作者であるバリー・ギブが発表した曲で、バリーとマイケルは、2002年の夏頃からこの曲を創り始め、動画の映像はその年の12月頃に撮影されたもの。その頃、イラクの武装解除に「最後の機会」を与えるとする国連安全保障理事会決議が採択され、翌年3月、英米は先制攻撃に踏み切りました。

私は、マイケルの宗教観がよく表れている曲だと感じ、それまで探り探り書いていた「マイケルの神について」の一応の締めくくりに、この曲と「イマジン」を対比させた記事を書こうと目論んでいたのですが、


いざ、取り掛かってみると、日頃から強引な訳をしてしまいがちな私でさえ、躊躇してしまう箇所が多くて、そのわからないことを探るためにも、『MJ Tapes』も『Dancing the Dream』も、全部訳してみないと・・と、気の長いことをしてたんですが、今回のウィラとエレノアの記事からヒントを得て、迷っていたことに、いったん結論を出してみようと思いました。

また、多くの歌詞サイトで聞き取り不能になっている部分も、一応、聴き取り案を紹介します。(*)の箇所です(その周辺部も怪しいところはありますが)。みなさんの想像の参考になればという思いで、あえて埋めてみましたが、ソラミミの可能性は大いにあるのでご注意くださいね。







All In Your Name
すべてはあなたの名のもとに

[Verse 1: Barry Gibb]

Now I got a mission
The story unfolds
What the wise men have told you, is already known
That a woman and a man
Should go by the plan
And we find out how high we can fly

今、私は伝えようと思う
あらゆる賢人たちが語ってきたように
この物語には終わりがないことを
ひとりの女性とひとりの男性によって
人はこの世に生まれることになっていて、
そこからどこまで高く飛べるかは
私たち自身が見つけるべきなんだ

[Verse 2: Barry Gibb]

There's just one religion
One family of love
We suffer the children
As God cries above
And the giving, not the taking
With hearts open wide
And it looks like we fall
And it burns like a flame
Any ground that I claim

ここにはひとつの宗教があり
愛で結ばれたひとつの家族がある
子供たちが苦しめば
神は天上で嘆き悲しむ
だから、広く開いた心で
与えるんだ、奪うのでなく
あらゆる場所で私はそう主張する
それなのに、私たちは堕ちていくようで
炎に焼かれているみたいだ

[Pre-Chorus: Barry Gibb]

So what is my life
If I don't believe
There is someone to watch me
Follow my dreams
Take all my chances,
like those who dare
And what of our world
What does it become
When the damage is done
And you held out,
you said no, you stand up

誰かが見守ってくれていて
私の夢を気にかけてくれて
チャンスや、勇気を信じられなかったとしたら
人生にどんな意味があるのだろう?
だから、私たちの世界で
何か大変なことがあったとき
あなたはそれに抵抗し、
みんなで「NO」と立ち上がるんだ

[Chorus: Michael Jackson]

Only God knows
That it's all in the game
It's all in your name
Carry me to the gates of paradise
They're the same
It's all in your name

神だけが知っている
それはすべてあなたの人生の中で
全部あなたの名前でしたこと
どんな天国の門に連れて行かれても
それらはすべて同じこと
すべてはあなたの名において(=神の名においてではない)

[Verse 3: Barry Gibb]

Look to Heaven
An angel of peace
To love and protect us
Through all of our tears
And the gateway to peace
It stands open wide
And it looks like we fall
And it burns like a flame
Any ground that I claim

天国を眺めれば
平和の天使が
愛し守ってくれている
私たちはあらゆることで涙を流すけど
平和への扉は
大きく開いている
どんな場所でも私はそう主張しているけど
私たちは堕ちていくようで
炎に焼かれているみたいだ

[Pre-Chorus: Barry Gibb]

So what is my life
If I don't believe
There is someone to watch me
Follow my dreams
Take all my chances,
Like those who dare
And where is the peace
We're searching for
Under the shadows of war
Can we hold out,
and stand up, and say no

誰かが見守ってくれていて
私の夢を気にかけてくれて
チャンスや、勇気を信じられなかったとしたら
人生にどんな意味があるのだろう
そして、私たちが求めている平和は
どこにあるのだろう?
戦争の影の下で
私たちにできるだろうか
踏みとどまり
立ち上がり、Noと言うことが

[Chorus: Michael Jackson]

Only God knows
That it's all in the game
It's all in your name
Follow me to the gates of paradise
They're the same
It's all in your name

神だけがご存知なんだ
それはあなたの人生の中で
全部あなたの名前でしたこと
どんな天国の門であっても
それはすべて同じこと
すべてはあなたの名において(=神の名においてではない)

(*)
[Barry]
We are the ones
Now we need
To love you and understand you
In the line of interstate
Can we hold on
(*)
私たちの問題なんだ
人を愛し、人を理解することが
大事なんだ
私たちは互いの境界線で
立ち止まり
考えることができるだろうか

[Michael]
It's over
そうすれば(争いは)終わる

[Barry]
Then we'll all know
そして私たちがわかりあえる日が

[Michael]
It's over
(争いは)終わる

See? that it's done
わかったかい?それはもう済んだことだよ

[Barry]
And it's all in your name
そして、すべてはあなたの中にある

[Michael]
It's all in the game
It's all in your name
Follow me through the gates of paradise
They're the same {yeah yeah, yeah yeah}

すべてはあなたの人生の中で
あなたの名前でしたこと
どんな楽園の入り口であっても
それはすべて同じこと(そうそうそうなんだよ)

It's all in the game
It's all in your name
Follow me through the gates of paradise
They're the same
They're the same {yeah yeah}

すべてはあなたの人生の中で
あなたの内なる神によるもの
どんな天国の門であっても
それらはすべて同じもの(そうそう)

It's all in the game
It's all in your name
Follow me through the gates of paradise
They're the same

それはあらゆる勝負の中で
全部あなたの名前でしたこと
それがどんな楽園への道であっても
すべてがそうなんだ

It's All In Your Name
すべてはあなたの名のもとに

(訳:yomodalite)

☆この曲の解説はこちら・・・


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by yomodalite | 2015-04-01 06:00 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(2)

なんでもわかるキリスト教大事典 (朝日文庫)

八木谷 涼子/朝日新聞出版

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名著として名高い『知って役立つキリスト教大研究(新潮OH!文庫)』の増補改訂版。KIndle版も出ましたーーーー!


って、昨年末のことなんですけどw、ちょっと前に「よくわかる」なんて書いてあっても、宗教関係者が書いた本は、よくわからない本ばかり。なんてことを書いてしまいましたが、本書も信仰者によるものではなく、西欧文学からキリスト教に興味をもち、自ら「キリスト教オタク」であるという著者によるもの。


◎著者プロフィール


こーゆーレファ本って、KIndle版が便利ですよね!


内容に関しては、こちらの「なか見!検索」で目次をご覧いただきたいのですが、大勢のレヴュアーが言っているように、キリスト教の宗派についての分類が秀逸で、イラストもカラーでわかりやすく、辞書やウィキペディアより読みやすいだけでなく、文章に読ませる魅力がある、めったにないレファ本。


宗派についての箇所で、私が今、ハワード・ヒューズの次の次ぐらいに興味がある「ユニテリアン」に関する部分を、省略して少しだけ紹介します。


なぜ、「ユニテリアン」なのかと言えば、大阪に来てから、日本の近代に思いを馳せることが多くなって、、それは、街中に、ヴォーリズやフランク・ロイド・ライトの影響が感じられる近代建築の素敵な建物が多いせいでもあるんですけど、


福沢諭吉がユニテリアンに失望して、天皇制が生まれ、ユニテリアンは「理神論」から「無神論」へと進行し、地球上を一つの共同体とするグローバリズムは、超格差社会を生み、そうして、東京は安っぽいチェーン店と超高層ビルが立ち並ぶ街になったんだなぁ。。みたいなことを、しみじみ感じてしまうのと、


MJは、その会派に属していたことはないですが、エホバの証人を脱会後の、彼の神の捉え方に一番近い宗派を選ぶとすれば「ユニテリアン」だと思うので。


(引用開始)


ユニテリアン・ユニヴァーサリスト

三位一体を教義としない、境界に位置する信仰者たち


◎自由と理性と寛容を重んじ、権威への盲従を嫌う

◎自由主義神学の最先端

◎北米では女性教師の比率が高く、性的マイノリティを排除しない

◎異宗教間の交流活動にも積極的

◎キーワードは万人救済説、ユニティ、リベラル

◎代表地域はアメリカ、ハンガリー、ルーマニア

◎イメージとしては、アイザック・ニュートン、

詩人ラルフ・エマソン、チャールズ・ダーウィン

◎信者は約50万人


名称の由来と起源


ユニテリアンとは、キリスト教正当は教理の中心である三位一体論者に対し、キリストの神性の教理を否定して神の単一性を強調する人々をさす。(中略)


一方、ユニヴァーサリストとは、少数の者のみが神に選ばれ救われるとする予定説とは逆に、すべての者が例外なしに救われるとする万人救済説を主張する人々のこと。(中略)


キリスト教においては、三位一体説をとる教派が「正統」とされている。そのトリニティに対し、神のユニティ、すなわち単一性を唱えてキリストの神性を否定したのがユニテリアンと呼ばれる人々だ。(中略)社会の表面に浮上するのは、啓示や奇跡を疑い、理性のみによる神の認識を主張する理神論が登場して、人間の合理的思考が尊重されるようになった18世紀後半から。英国では、インテリ層に支持され、ユニテリアンというと、知的で裕福な階層の人々がイメージされた。


いっぽう、アメリカのユニテリアン主義は、18世紀のニューイングランドの会衆派の人びとに広まり、人間の罪を糾弾する厳格なピューリタン神学に代わって、裕福な市民層に歓迎されるようになった。19世紀後半には、あのハーヴァード大学もユニテリアンの牙城となる。詩人ラルフ・エマソンも、元はユニテリアン教会の牧師だった。(中略)


聖書は、数々の優れた書のひとつとして真価を認める、という立場。聖書の無謬や逐語霊感説をはじめ、人の原罪や代替贖罪説(イエスのあがない)、地獄における永遠の罰、処女降誕を含む奇跡、悪魔の存在も認めない。イエスの復活も、肉の復活ではなく、キリスト教信仰の出発点としてとらえる。(中略)


人間の善性を強調し、良心の自由と理性と寛容とに価値をおき、国家と教会の結びつきには否定的。科学上の諸発見を尊重し、自由主義神学の最先端にいる。(以下略)


◎参考書評



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by yomodalite | 2014-05-04 00:45 | 宗教・哲学・思想 | Trackback | Comments(0)
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マイケル・ジャクソンが1992年に出版した『Dancing the Dream』に収められた「heaven is HERE」の和訳です。

heaven is HERE
Written By Michael Jackson


天国はここにある

You and I were never separate

It’s just an illusion

Wrought by the magical lens of

Perception

きみとぼくは別のものではない

別々だと思うのは、魔法のレンズがつくった物の見え方のせいで
それこそが、まさに幻想なんだ


There is only one Wholeness

Only one Mind 

We are like ripples

In the vast Ocean of
Consciousness

ここにあるすべてのものが、
ひとつであり

ひとつの精神からできていて
ぼくたちの意識は
広大な海の
さざ波のようなもの

Come, let us dance

The Dance of Creation

Let us celebrate

The Joy of Life

さあ、一緒に踊ろう

創造のダンスを

生きている喜びを

一緒に祝おう


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The birds, the bees

The infinite galaxies

Rivers, Mountains

Clouds and Valleys

Are all pulsating pattern

Living, breathing

Alive with cosmic energy

鳥も、蜜蜂も、果てしない銀河も

川も、山も、雲も、谷も

すべてが、宇宙のエネルギーによって
規則正しいリズムで呼吸をし生きている


Full of Life, of Joy

This Universe of Mine

Don’t be afraid
To know who you are
You are much more 

Than you ever imagined

人生は喜びにあふれている

この宇宙は自分のもの

恐れることなんてない
自分が何であるかに気づきさえすれば
きみは自分が思うよりももっと
すばらしい存在なんだ


You are the Sun

You are the Moon

You are the wildflower in bloom

You are the Life-throb

That pulsates, dances

From a speck of dust

To the most distant star

きみは太陽であり、きみは月であり

咲きほこる野の花で、生命の鼓動でもある
それは脈を刻むように、ダンスを踊りながら
宇宙の塵から、遥かに遠くの星までも

And you and I

Were never separate

It’s just an illusion

Wrought by the magical lens of Perception

だから、きみとぼくは別のものではないんだ

別々だと思うのは、魔法のレンズがつくった物の見え方のせいで
それこそが、まさに幻想なんだ


Let us celebrate

The Joy of Life

Let us dance

The Dance of Creation

さあ、一緒に祝おう
生きている喜びを

一緒に踊ろう

創造のダンスを

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Curving back within ourselves

We create

Again and again

Endless cycles come and go

We rejoice

In the infinitude of Time

自分自身に立ち戻って
ぼくらは何度でも繰り返し創造する
終わることのないサイクルを行ったり来たり
ぼくらの歓喜は
無限のときの中にある


There never was a time

When I was not 

Or you were not

There never will be a time

When we will cease to be

ぼくが存在しなかったというときもなく

きみが存在しなかったというときもない

そしてこれからもぼくらがいなくなるという時間は決してない

Infinite Unbounded

In the Ocean of Consciousness

We are like ripples
In the Sea of Bliss

意識は広大な海の中にあり
ぼくらの歓喜は、さざ波のように
限りなく、果てしなく続いていく


You and I were never separate

It’s just an illusion

Wrought by the magical lens of

Perception

きみとぼくは別のものではない

別々だと思うのは、魔法のレンズがつくった物の見え方のせいで
それこそが、まさに幻想なんだ


Heaven is Here

Right now is the moment
of Eternity

Don’t fool yourself

Reclaim your Bliss

天国はここにある

今というこの瞬間は
永遠なんだ

愚かなことに惑わされず


無上の喜びを取り戻そう


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Once you were lost

But now you’re home

In a nonlocal Universe

There is nowhere to go

From Here to Here

Is the Unbounded

Ocean of Consciousness
We are like ripples
In the Sea of Bliss

道に迷うことがあっても

君は戻ってこれた

宇宙はどこであっても
そこに行く必要などない
宇宙には、ここから、ここまでという限りはなく、

ぼくらの意識は広大な海の中にあり
歓喜はさざ波のように繰り返す

Come, let us dance

The Dance of Creation

Let us celebrate

The Joy of Life

さあ、一緒に踊ろう

創造のダンスを

一緒に祝おう

生きている喜びを


And you and I were never separate

It’s just an illusion

Wrought by the magical lens of

Perception

きみとぼくは別のものではない

別々だと思うのは、魔法のレンズがつくった物の見え方のせいで
それこそが、まさに幻想なんだ


Heaven is Here

Right now is the moment of Eternity

Don’t fool yourself

Reclaim your Bliss

天国はここにある

今というこの瞬間は永遠なんだ

愚かなことに惑わされず

無上の喜びを取り戻そう


(訳:yomodalite)

◎[Amazon]『Dancing the Dream』Michael Jackson


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by yomodalite | 2013-08-01 09:09 | ☆Dancing the Dream | Trackback | Comments(0)
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☆「藤永先生のメールから」の続き

チョプラの著書『クォンタム・ヒーリング』では、西洋の先端医学を学ぶために、インドを離れたものの、現代医療の限界から、インドの古代医学「アーユルヴェーダ」や、マハリシに惹かれていったことなどが書かれていて、私はアーユルヴェーダも、瞑想も、ヨガも、ホリスティック医療も好ましいものと感じていますし、製薬会社に支配された現代医療に対して頑張って欲しいとも思うのですが、

ただ、それらに「アートマン」や「ブラフマン」という考え方が必要とは思えず、むしろ、精神と肉体が一体化されていた方がいいのではないかと思ってしまったり、また、チョプラの素敵なところももっと紹介すべきではないか・・など、色々悩んだのですが、

ジョン・レノンに続けることにしました。

MJとエルヴィスという比較は、とても多く見られるのですが、ジョン・レノンは「マイケル・ジャクソンの時代」と言われる80年代の、その最初の年に亡くなった、60年代~70年代の最大のカリスマで、エルヴィスに強い影響を受けて、音楽を始めています。

◎[Wikipedia]ジョン・レノン

MJは、ジョン・レノンの言葉を、自伝の冒頭にも挙げているのですが、その内容は、

When the real music comes to me ー the music of the spheres, the music that surpasseth understanding ー that has nothing to do with me 'cause I'm just the channel. The only joy for me is for it to be given to me and transcribe it. Like a medium. Those moments are what I live for. ー John Lennon

本当の音楽が私のところにやってくる時 ー 
天空の音が、理解を凌駕した音が、やってくる時 ー 
私自身は単なる媒介にすぎないから、何も関係がないのだ。唯一の喜びといえば、私に与えられるそうした音を書き写すことだ。私は媒介でしかない。が、そうした瞬間のために私は生きている。 ー ジョン・レノン


という、他の多くのミュージシャンからも聞かれる言葉で、特にジョンらしい言葉とは言えないような・・

MJは、ジャクソンズから本格的にソロデヴューした当初から「僕たち黒人の音楽を盗み、作詞も作曲もしていないエルヴィス」に対しては、すぐにも超えられることを確信していたものの、エンターティナーを志し、少年時代から芸能界に育ったMJは、ジョンに対しては、尊敬とともに複雑なライヴァル心もあったのではないでしょうか。

でも、よく考えてみると「愛」や「平和」も、MJ以前は、ジョン・レノンが強く担っていた「イメージ」ですし、

同じく自伝の冒頭に掲げた言葉「何かを発見しようと思った時、私は過去に為されてきたことを全部読み返すことから始める」という言葉どおり、MJは、ジョンの遺した言葉や、経験や苦悩から、すごく学んできたことが、

彼の「神」について考えているうちに、どんどん強く感じられるようになりました。

下記は、ジョンの有名な曲「God」の和訳です。




“GOD”
Written By John Lennon

God is a concept
By which we measure our pain
I'll say it again
God is a concept
By which we measure our pain

神とは苦悩を測る観念に過ぎない
繰り返して言う
神とは苦悩を測る観念に過ぎない


I don't believe in magic

僕はマジックを信じない

I don't believe in I-Ching

僕は易占いを信じない

I don't believe in Bible

僕は聖書を信じない

I don't believe in tarot

僕はタロットを信じない

I don't believe in Hitler

僕はヒトラーを信じない

I don't believe in Jesus

僕はイエスを信じない

I don't believe in Kennedy

僕はケネディを信じない

I don't believe in Buddha

僕はブッダを信じない

I don't believe in mantra

僕はマントラを信じない

I don't believe in Gita

僕はバガヴァッド・ギーター(*1)を信じない

I don't believe in yoga

僕はヨガを信じない

I don't believe in kings

僕はキングのような人々を信じない

I don't believe in Elvis

僕はエルヴィス・プレスリーを信じない

I don't believe in Zimmerman

僕はボブ・ディラン(ズィマーマンはディランの本名)を信じない

I don't believe in Beatles

僕はビートルズを信じない


I just believe in me

僕はただ自分を信じる

Yoko and me
And that's reality

ヨーコと僕
そして、それが現実なんだ

The dream is over
What can I say?
The dream is over Yesterday

夢は終わった
何を言えばいいと言うんだろう?

昨日、夢は終わったんだ

I was the dream weaver
But now I'm reborn
I was the Walrus
But now I'm John

僕は夢を紡いできたけど

今、ようやく生まれかわったんだ

僕はウォルラス(*2)だったけど
今の僕はただのジョンなんだ

And so dear friends
You just have to carry on
The dream is over


親愛なる友よ

君もそうしていくしかない
夢は終わったんだ


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(*1)バガヴァッド・ギーター

(*2)ウォルラス/セイウチのこと。ウォルラスはビートルズの「I Am the Walrus」や、MJもカバーした「Come Together」にも登場した、空想世界でのジョンを表すキャラクター。


この詩を元にして、MJを語るとすれば、こんな感じでしょうか。

ぼくは、マジックが好きだ
ぼくは、聖書には信じられない部分がある
ぼくは、ヒトラーと対話したい
ぼくは、イエスを人間として目標にし
ぼくは、エルヴィス・プレスリーを超えて
ぼくは、ビートルズを買い
ぼくは、キングになった
ぼくは、世界中の人々は、すべて「神のこども」だと信じる

神は「審判」など行なわず、
世界に救済はなく、人は復活することも、生まれ変わることもない
だから、世界を変えるのではなく、自分を変えよう
自分が生きている時間が「現実」なんだ

夢は生きている間に見るもの
ぼくは、大勢のひとに夢を与えたい
それが、ぼくが、神から与えられた運命で、
それが、マイケル・ジャクソンなんだ

親愛なるすべての人々へ
君も、君に与えられた運命を全うするために
今の自分を変えるんだ
夢は生きている間に見るものだから


☆「ジョン・レノンPart 2」に続く

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by yomodalite | 2012-10-06 11:52 | マイケルと神について | Trackback | Comments(34)
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☆「ディーパック・チョプラ Part 3」の続き

チョプラの「量子」に、ヘトヘトになりつつも『Bad 25』からパワーを受ける毎日。

ボックスセットか、CDとDVDをそれぞれ単体か、もしくは音源のみ「配信」にして、DVD単体を購入するか、という悩みは迷った末に、ライブCDが欲しいという理由でボックスセット(輸入版)に決定。実際の商品にはいくつか不満はあるものの、今更ながらMJの素晴らしさに感動しまくりで、これほど「幸福感」を感じられる商品が、他にあるとは思えない … って感じです。

とはいえ、今後も「Bad期」が全盛期という意見には抵抗していくつもりですしw、そんなことも含めて、チョプラにもしつこく絡んでいたり、彼のことを、カルマのことだけで終わらせてしまうのはもったいないという気持ちもあって、右往左往しているのですが、まだまだ、まとめることが難しいので、

シュムリー以外のインタヴューで、MJが神について語っている部分について、ちょっぴり書いておきます。


☆2001年「30周年記念コンサート」の2ヶ月後インタヴューから
◎TV GUIDE Interview November, 2001

TVG : How did you avoid self-destruction?
あなたはどうやってそのような状況を乗り越えたのですか?

MJ : I think religion entered in
信仰心があるからだよ

TVG : Are you still a Jehovah's Witness?
あなたは、今でも「エホバの証人」の信者なんですか?

MJ : Yeah. I've done, you know, we call it pioneering. We do 90 hours a month. I don't do as much now because I'm busy. You go door to door. I wear a fat suit, pop-bottle glasses, mustache, buck teeth, and, like, an Afro wig. And I knock on the door and say we're Jehovah's Witnesses.

そうだよ。僕は、僕たちが「パイオニアリング」(布教活動)と呼ぶ布教活動をしてきた。僕たちはひと月に90時間、それをやるんだよ。今は忙しくなってしまったから、やらないけど。太って見えるスーツとか、分厚いメガネ、付けヒゲ、出っ歯の入れ歯とか、アフロヘアのかつらをかぶって、1軒1軒「わたしたちは、エホバの証人です」と言って訪問するんだ。

◎TV GUIDE Interview 全体の和訳はこちら

(引用終了)

MJが「エホバの証人」を脱会したのは、1987年4月で『BAD』発売の数ヶ月前。2001年のインタヴューでも、彼が「エホバの証人」だと言っているのは不思議なんですが、、

欧米で神を信じるとは、イコール、どの宗教を信じているか?ということなので、

どういった信条で生きているか?とか、どういった習慣を持っているか?というような、その人の生活スタイルに関わる質問だったりします。

日本人の場合、特にどの宗教を信じるというわけではないけど、なんとなく「神」という存在を信じているという人は多いと思いますが、

その神はどういう存在なのか?ということを、人に説明しろと言われたら、困るひとがほとんどだと思います。それでは「信じる」という意味にならないのが、世界の基準です。

それで、新渡戸稲造が、苦心して日本人の宗教観を、なんとか欧米人になんとかわかるように書いたのが『武士道』なんですが、、新渡戸は、これがすでに当時(1900年!)の日本人にも失われていることもわかっていて、今後、日本人はキリスト教などの世界宗教を学ばなければ、世界が理解できなくなるという危惧も表明しています。

◎[Amazon]現代語訳 武士道 (ちくま新書)

MJの場合「エホバの証人」を脱会後、他の宗教に改宗したという話を聞かないので、インタヴュアーは「信仰心がある」というMJの答えを聞いて「まだ、エホバの証人の信者なのか?」と質問し、MJも、脱会後かなり後になるまで、誕生日を祝わなかったとか「エホバの証人」の習慣を生活信条にしている部分があり、「TVガイド」の読者と、インタヴュアーには、この答えが一番相応しいと判断したのではないでしょうか。

また、さらに重要な点として、

MJは「エホバの証人」を1宗教団体の名称として捉えているだけでなく、実際に「エホバ(YHWH)」(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教に共通する唯一神)が存在するということを証明する人間として、自分を位置づけているんだと思います。

シュムリーとの会話と合わせて判断すれば、教会の教えの中には疑問も多いけれど、彼にとって、その頃の布教経験はとても重要なことで、その行動への後悔はまったくしていないし、神を信じる気持ちも変わらず、それを1人でも多くの人にも伝えたいという気持ちも変わっていない。ということでしょうか。

☆2005年の裁判のときの、ジェシー・ジャクソンによるインタヴューから
◎[音声]Michael Jackson Interview with Jesse Jackson Part 3
◎[スクリプト]ALL MICHAEL JACKSON. com から(時間表記は上の動画)

Jesse : And so, you-you-you-you had these hits, ahem, and people that you have embraced are now facing you in court on a daily basis. How does your spirit handle that?

ジェシー:そして、そう、君、君、君、君はいくつものヒットアルバムを持っていて、、そして、君の周囲にいた人々と、今は、日々法廷で対面している。君の精神は、これにどうやって対応しているの?

(6:04~)この音声の最後から、Part 4へ。
◎[音声]Michael Jackson Interview with Jesse Jackson Part 4

Michael : Ah, I gained strength from God. I believe in Jehovah God very much and ah, and I gain strength from the fact that I know I’m innocent ~~ none of these stories are true ~~ they are totally fabricated, and it’s very sad, it’s very, very painful. And I pray a lot and er, that’s how I deal with it and I’m a strong person, I’m a warrior. And I know what’s inside of me. I’m a fighter. But it’s very painful. At the end of the day, I’m human, you know, I’m still a human being. So it does hurt very, very, very much.

僕は、神から力を得ている。僕は神(Jehovah God)をすごく信じていて、自分が無実だと知っている ー それらに真実はひとつもなく ー 完全に捏造だからね、本当に哀しくなるし、すごく胸が痛むよ。でも、僕は多くの祈りを通じて、強い人間でいられる。僕は戦士で、僕は自分の中に闘士がいることを知っている。でも、とても傷つくんだ。1日の終わりに、自分もひとりの人間なんだって、わかるだろう。僕だって、ただの人間なんだ。だから、傷つくことは、すごく多いよ。

(引用終了)

米国では確かに、Jehovah(エホバ) と言えば「エホバの証人」の宗教もしくは信者をさすことも多いのですが、Jehovahは「エホバの証人」に固有の神ではなく、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教に共通の「God」の名前である、YHWH(ヤハウェ)の英語読みで、同一の意味です。

MJのように、何々教ではなく、神を信仰しているというのは、米国では非常にめずらしく、それは「無神論者」と捉えられても不思議ではないのですが、

MJには、通常の宗教を持っている人々よりも、自分は「もっと神を信じている」という意識があり、また、カルマと正義[1]の最後で言っているように、世界の創造主としての神を信じているから、何々教と言うのではなく「Jehovah God」と言っているのであって、

それは、「神は世界にひとりで、わたしたちは全員、神のこども」だということを信じているという意味だと思います。

◎[音楽]All In Your Name[Official Music Video]

この曲が発表されたのは、2011年ですが、レコーディングは2002年で、
たぶん、創作時は、シュムリーとの会話の時期から少し後か、ほぼ同じ頃だと思います。
このVDでのMJのファッションは、2001年のKIIS-FMコンサート出演時の
ブルゾンと同じですね。

☆ ☆ ☆

教会の反知性主義に対して、多くの科学者や、哲学者、芸術家たちが、人間の理性の解放を求めてきました。歴史の大きな流れは「神は死んだ」という方向に進んできたと思います。ですから、多くのスピリチュアル系で、「物質文明の否定」がなされ、わたしたちはそこに共感を覚えることが多いでしょう。

しかし、MJは、科学の進歩に興味が旺盛で、常に最新の技術を自分が取り入れるということにも熱心でしたし、チョプラの「カルマ」を否定していても、『QUANTUM leap』という詩も書いていますし、量子論を否定しているわけではありません。

でも、「ビッグバン」は否定している。。

というのは、どういうことか?について、まだ自分でもよくわかっていないのですが、、

☆「藤永先生のメールから」に続く


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by yomodalite | 2012-09-23 14:40 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)
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☆黄金律に従おう『The Michael Jackson Tapes』の続き

カルマを完全に否定したことも、ここで、あらためて正義を信じないと言いきったのも、MJがこれほど信念を持っているのは、彼が「思想」レベルで物事を考えているからで、この会話は、彼の2万冊におよぶ読書がどのようなものだったかが透けて見えるような内容だと思いました。

そして、この会話の後に起こった裁判のときの態度も、言葉だけではなく、全身でそれを表現するものだったと思います。

人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1]で、シュムリーは「マイケルはユダヤ人に直感的に親近感を抱いていた」と言っていました。それは裏を返せば、シュムリーが、MJに親近感を抱いていたということだと思いますが、2人の「正義」に関する考え方には、かなりの隔たりがあるようです。

正直なところ、シュムリーの「ホロコースト絶対主義」による、度を超えたユダヤ擁護を聞いていると、わたしもちょっぴり「反ユダヤ」的な心情に傾いてしまいそうになるのですが、、

MJは人種で差別することは絶対にするべきではないということを「理想主義」でなく「現実主義」として語ろうとし、また、シュムリーは、人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]で「MJが、ヒトラーのような邪悪な人間を許すことができるのは、彼が純真だから」と言っていますが、私には、MJの考えは歴史をよく学んでいるからとしか思えません。

信仰者が少ない日本では、宗教と言えば「魂の救済」という印象が強いですが、歴史好きのMJからは、宗教の、思想、法律、政治のツールとしての視点が強く感じられます。

彼の固い信念がどのように育まれたかについて、多少でもお届けしたいという気持から、少々メンドクサイ感じのことを書いちゃいますけど、、、

夜露死苦っ!


☆註1

SB:君は、正しいことをした人には報酬が与えられ、犯罪者は罰せられるべきだと思わないの?善良な人は繁栄し、悪人は失脚し落ちぶれるべきだとは思わないということ?

ほとんどのMJファンでも、MJではなく、シュムリーと同じく「正しいことをした人には報酬が与えられ、犯罪者は罰せられるべき… 」と考えていませんか? そして、そうでなければ、人類も、地球の未来もないと考えていませんか?

これに関して、下記も含め、今後もなんとかMJの考えを「解説」したいと思っているんですが、、、

☆註2、3

A famous Jewish philosopher named Maimonedes said "Habit becomes second nature" and they have done. They become evil.

SB:有名なユダヤ人の哲学者マイモニデスは言った。「習慣は第二の天性なり」


"Habit becomes second nature" で、検索すると、カバラー(ひと言でいうと、ユダヤ教の伝統的神秘思想)系のサイトが上位に並び、私の訳語「習慣は第二の天性なり」で日本語検索すると、この言葉は、古代ギリシャの哲学者・ディオゲネス(Diogenes)の言葉として紹介されていることが多いようです。

ディオゲネスは、紀元前412年 - 紀元前323年の人で、マイモニデスは、1135年 - 1204年なので、オリジナルは、やはりディオゲネスの可能性の方が高いのかもしれません。

わたしが、ここまでに仕入れた知識をもとに、たぶん、こうなんじゃないかなぁというレベルで、話を進めると、

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は「聖書」を同じくする宗教で、ユダヤ教は旧約聖書をバイブルとし、キリスト教は、旧約聖書と新約聖書の2つをバイブルとしていますが、ユダヤ教では新約聖書を認めておらず、旧約聖書の編集内容も異なっていて、ユダヤ教では、聖書は『タナハ』『ミクラ』と言い、

『タナハ』は、下記の3つで、それぞれの頭文字「TNK」に母音を付けて、タナハと呼ばれている。

・トーラー(「モーセの五書」と呼ばれる。Torah)
・ネイビーム(預言者。Nevim)
・クトビーム(諸書。ヨブ記、箴言、ダニエル書を含む11巻が含まれる。Ketubim)

マイモニデスは「中世の最も偉大なユダヤ哲学者」と呼ばれている人なんですが、彼の著作でもっとも有名なのは『迷える者たちへの導きの書』(「迷える者の手引き」)で、この著書により、彼はユダヤ教にアリストテレス主義(事物や物事にはすべて原因と結果がある)を導入したと言われています。

◎アリストテレス(紀元前384年 - 紀元前322年)Aristoteles
◎マイモニデス(1135年 - 1204年)Moises Maimonides

これは、現実主義(リアリズム)の元祖であるアリストテレスの支持者たちによる、一神教批判に対し、神の実在は証明可能で、アリストテレスの論理によって証明可能である。とする思想書で、ギリシャ哲学とユダヤ教神学との調和を目指したもの。

シュムリーが「正義判断」に関して、審判にとても熱心なのは、この物事にはすべて「原因」と「結果」があるという考えから来ていて、それは、彼の神の存在意義にも関わる根幹です。

アリストテレスは、イスラム教にも大きな影響を与え、また、ダンテの『神曲』にも多大な影響を与えていて、3大宗教は、それぞれ「聖書」を、どう現実にあわせていくかを巡って、工夫をこらしているというか、苦悩していくわけですが、

ユダヤ教よりも早くから、アリストテレスの影響が大きかったイスラム教と、マイモニデスによって、リアリズムが導入されたユダヤ教は「拝金」を肯定し、合理主義思想に傾いていくのですが、キリスト教はそこにもっとも苦悩し、今に至るまで「合理主義」を教義に導入できないようです。

マイモニデスの話に戻りますが、

ユダヤ教では、タナハ(聖書)の中の「トーラー」(モーセの五書)以外に、他にも「タルムード」というものがあって、これは現実の生活を規律する書で、その基本部分を「ミシュナ」と言うらしく、そのミシュナ形式で書かれ、従来の膨大なユダヤ法に関する諸資料を体系的に分類し、かつ法典化したものが、

マイモニデスが書いた「ミシュネー・トーラー」

ですから、マイモニデスは哲学書『迷える者たちへの導きの書』を書いて、それを立法化し、ユダヤ教の「聖書」に組み込んだ人なんですね。

そんなわけなので、色々余計なことまで書きましたが、シュムリーが、 "Habit becomes second nature" を、マイモニデスの言葉と言ったのは、間違いとは言えないというか、たぶん「ミシュネー・トーラー」にそういった記述があるからでしょう。

さらに、その件には関係ないのですが、

当時、マイモニデスはアラビア語でこれを書いたので、セム語圏にはすぐ伝わりました。当時の知識人層の言葉はアラビア語で、ここから、ヘブライ語 → ラテン語 → と聖書は翻訳されていったので、当時のローマでは、聖書は教会関係者しか読むことが出来ず(というか、教会関係者もあまり読めなかった可能性がある)、

これを、マルティン・ルター(1483年 - 1546年)がドイツ語に翻訳したことで、初めて市民層に広がり、これまでの「聖書の嘘」への怒りによって、宗教革命が起きる。

それが「プロテスタント」の始まりで、新約聖書しか信じない!はずだったんだけど、教会の権力はスゴいので、折衷しているうちに、キリスト教は教義としては整合性にかけ、矛盾が多いものとなっていく。

一般的に、3大宗教は、イスラム教がもっとも新しく、預言者として一番新しいのもムハンマド(マホメッド)だと思われていますが、

・ムハンマド(570年頃 - 632年 別名、マホメッド、モハメッド)
・マイモニデス(1135年 - 1204年)
・マルティン・ルター(1483年 - 1546年)

と考えれば、キリスト教が、もっとも発展途上にあり、文化的にも未熟であると考えられなくもないでしょう。

『米国 ユダヤ キリスト教の真実』という本から引用します(省略・要約して引用)

私が、Enlightenmentに「啓蒙」という公式の訳語をつけないのは、この訳語が「Enlightenment(エンライトメント)」の思想詩的な意味をまったく伝えていないからです。Enlightenmentの文字通りの意味は、闇に「灯り」をともし、明るくすることです。権力化したキリスト教のもと、理性的思考が抑えられ、恐怖だけが支配していた闇を吹き飛ばし、フランス革命を実現して、世界を近代に変えたのが Enlightenment です。その内容から見て「理性革命」と訳すことにします。

(yomodalite註:フリーメーソン、イルミナティもこの流れから生まれたものです)

理性は、世界中の人間が本来持っているもので、宗教的な精神操作で抑圧されない限り、自律的に発達します。それはギリシャ時代には、一つの頂点に達し、それに続くローマ帝国時代にも「ヘレニズム」(ギリシャの意味)文化として頼もしい発展をしました。

この「自然な理性」がほとんど突然に断ち切られるのは「キリスト教の一宗派」だけを絶対化し、他を消滅させるために開かれた「ニケア宗教会議」で、ここで、三位一体を絶対の信仰とすることが定められました。この「三位一体信仰」に徹するには、徹底して理性を抑圧する必要がありました。

ギリシャ時代の「理性的哲学者」の文献はすべて破壊し尽くされました。今残っているのは、イスラム世界から近世になって移入されたものです。(中略)

スファラディと呼ばれるユダヤ人はイスラムの人々と平和共存し、イスラム世界の物資や文化をヨーロッパに仲介導入する役を果たしていました。仲介として果たした最も大きな役割は、ギリシャ文化の原典をイタリアに伝え「ルネッサンス」が起こる手助けをしたことです。(引用終了。p94~96)


この章に直接関係しない部分も含めて引用しましたが、MJがどうしてあんなにもミケランジェロが好きだったのか?についての重要ポイントなので… 

中世ヨーロッパのキリスト教、主にカトリック教会の国々が、聖地エルサレムをイスラム教国から奪還することを目的に派遣した「十字軍」の最初は、1096年 – 1099年で(諸説ありますが)、最後が、1271年 - 1272年。

これらの戦争は、もし兵士が聖書を読めていたら起こらなかったのではないでしょうか。

圧政に苦しむ民の不満を、常に他国へと向けるという権力者の戦略は、今現在もまったく変わっておらず、どーゆーわけだか、日本でも、原発を落とした国を憎むより、隣国と争うように常に仕向けられていたり、宗教が政治にもっとも利用されている米国では、今も十字軍のようなことが続けられていますが、

「反ユダヤ」の起源も「十字軍」遠征から始まったようですが、現在のアメリカ・ユダヤによる「イスラエル政策」も、これの裏返しかもしれません。

ユダヤ人のタルムードには、異国の民は「ゴイム」(家畜、豚、獣などと訳されている)と記されていると「反ユダヤ」の人はよく主張しますが、それが事実だとしても、

日本人が「鬼畜米英」と言っていたこととどこが違うのでしょう?

米国が、日本人を「ゴイム」と思っていなかったら、無差別の空爆や、原爆投下が出来ると思いますか?

私には、ユダヤ人をかばう理由は何もありませんが、書いてあって実行しているなら、それは「正直」であって、まったく正反対のことが書かれているのに、やってることが同じなら、それは「大嘘つき」で「偽善者」ですが、実体としても、多くのキリスト教会で、中世から、現在まで、ユダヤ人を「ジーザス・キラー」と教えてきました。

MJが「正義」の心は大事だけど、正義判断は信用しないと言っているのは、自分の正義を人が判断する必要はないということで、正義は神とは関係ないという考えです。また歴史を冷静に遡ってみて、対立しているどの場面においても「絶対悪」が存在しなかったことが、よくわかるからでしょう。

十字軍はいずれの戦いにも破れ、エルサレム奪還という目的にも「正義」はありませんでした。キリスト教の合理思想への嫌悪と「正義」への執着は、このあたりに「トラウマ」があるのかもしれません。

一方、最初の「律法」を作ったのはセム族ですし、あらゆる正義判断のために、さまざまな「法律」が必要ですが、法律にはそれを創る「技術力」というものが必要です。正義に絶対的な「正しさ」を求めてしまう人に天秤を調整するということはできませんからね。

またまた、マイモニデスの話に戻りますが、

ユダヤ教が、これまで現代思想を取り込むことにあまり躊躇せず、ラビの学者としての性格を重要視したのも、聖書を、ラビの柔軟な知性によって読み解くというマイモニデスからの影響が強いからだと思います。

中世キリスト教の暗黒と比較すると、ユダヤ教では、当時の世界一の哲学者による考えが「聖書」に反映されましたが、一方、キリスト教では「三位一体」信仰により、多くの科学者、思想家が「無神論者」「反キリスト」と厳しい批判を受けました。

MJの神の考え方は、そういったキリスト教会に激しく批判されてきたスピノザや、ニーチェの思想に近く、

また、教会の意向は、芸術家の仕事にも強い影響を与えていましたが、それに反旗を翻し、ギリシャの神々を復活させようとしたのが、

MJが常に意識して来たミケランジェロです。

MJがミケランジェロこよなく愛し、自分の作品を「システィナ礼拝堂」と比較するように創って来たことが、彼のカルマや正義に関する考えと繋がっていて、彼の考えが「ブレない」のは、彼が子供っぽく理想を語っているからではなく、深い歴史への洞察によるものだということを、ちょっぴり説明したくて、

マイモニデスの註期が長くなってしまいました。

☆黄金律に従おう(註釈2)に続く。



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by yomodalite | 2012-09-02 14:52 | マイケルと神について | Trackback | Comments(2)
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こちらの、とてもとても素敵なブログの方が、これまでにMJが好きだといった曲を、たくさんメモしてくださっていて、すごく興味深く見たのですが(感謝!)、

この、MJ's Favourite music の中で、今まで聞いたことがなかったうえに、聞いた後も、なんだか意外だったのが、BeeGees の How Do You Mend A Broken Heart と、R. Kelly の Ignition に挟まれている、

Pride of Lions の「Gift Of Song」。

ちょっぴり調べてみると、Pride Of Lions は「Eye Of The Tiger」で有名な Survivor のメンバーで、Cheap Trick, Sammy Hagar, REO Speedwagon, The Beach Boys… に曲を書いた、ヒットソングライター、Jim Peterik の現在活動中のバンドみたいです。

◎Jim Peterik(Wikipedia)

Jim Peterik の音楽は、Cheap Trickと、The Beach Boys を除くと、私には苦手なタイプの音楽が多くて、この曲もそんなに好きというわけでもなく、また、他のフェイバリットソングに比べて、一般的にもあまり人気がある曲でもなさそう… でも、そうなると余計に、どうしてMJはこの曲が好きなのかな?と思い出して、、

それに、曲名も、バンド名も「宗教っぽい」というか、日本人にはあまりない感覚が漂ってきたり、また、秘かに探っている「MJのライオン好き」というテーマにも繋がっている気もして、

となると、これは「マイケルと神について」にも関係がありそうな気がしてきて… w、

ちなみに、エホバの証人に改宗した後のプリンスの曲に、" Lion of Judah " という曲があるのですが、 “ユダ族のライオン”とは、イエスのことを指していることが多く、それは旧約聖書の中の、神のみ子について「見よ,ユダ族の者であるライオン」と述べている箇所から来ているようです。

◎Prince "Lion of Judah" lyrics

◎[参考記事]「見よ,ユダ族の者であるライオン」(ものみの塔ライブラリー)
◎[参考記事]「聖書と映画 ナルニア国物語 ライオンと魔女」

ライオンは、イエスという人物を表している場合も多いのですが、

( "Lion of Judah" という曲は、プリンスの曲だけでなく、このタイトルの曲はたくさんあるのですが、その多くは、「Christian Rock」と言われるもの)

古代エジプトのスフィンクス、ギリシャ神話、またアジアでも、スリランカ(ライオン国という意味)、シンガポール(ライオンの都という意味)から、日本に伝わった獅子も、

英国紋章や、英国紋章と同じ「ネヴァーランドの門」にまで、もう、みんな、どんだけライオン好きなの?と日頃から思っていたところ、バンド名が「Pride of Lions」なうえに「gift(神の恵み)」だし、MJがお気に入りだなんて、、

と、つい思ってしまったので、いつものように、ヤバい英語力を駆使してテキトーに訳してみました。日本語部分はご注意の上、間違いや、気になる点は、お気軽にご指摘くださいませ。




The Gift of Song
by Pride of Lions

I place my gift upon the altar
The stage is set, I'm feeling strong
This is the best I have to offer
Share with me this gift of song

ステージの準備はできた。わたしは強い気持ちを感じて、
祭壇の上に贈り物を置くように
自分に与えられた最高のものを、みんなにも贈りたい
この歌という贈り物を


This is my life and here's my story
From the beginning to this day
Music became my road to glory
My saving grace along the way

私の人生、そしてここには私の物語がある
音楽を始めてから、私が歩む道は輝くようになり、
それは、今日まで私の救いだった


Then on that midnight rise to fortune
I was blinded by the footlights of the stage
Now face to face with my reflection
At last the child has come of age

それから、運命は闇夜から上昇していった
ステージでの脚光で、自分を見失うこともあったけど
今は、その反射によって、自分が見えるようになり、
気がつくと、ついに、子供から大人になっていた


I place my gift upon the altar
The stage is set, alone I stand
This is the best I have to offer
Say you'll take me as I am
And I will rise to expectation
Your inspiration keeps me strong
Music's the best I have to offer
Share with me this gift of song

わたしは祭壇の上に贈り物を置くように
ステージの上にひとりで立っている
これは、わたしが贈ることができる最高のもの
あなたは、わたしとともに、立ち上がると言う
あなたのインスピレーションは私を強くし、
音楽という自分に与えられた最高の贈り物を、
みんなにも、歌として届けたいんだ


All of my life I've worn disguises
I fooled so many just like you
I hid behind a false impression
I thought the world could see right through

わたしの人生は、偽りばかりで疲れ果て、
あなたと同じように大勢を馬鹿にしていて、
世界がすっかりわかったような気分で
黙ってみてればいいと思っていたんだ


Now I stand where every eye can find me
Here I stand before you one and all
With all my faults, I'm only human
But in His eyes I'm ten feet tall

今、みんなの眼が自分に向けられたところに、わたしは立っているけど
ここでは、わたしだけでなく、誰もがみんな立っている
わたしは、間違いだらけの、ただのひとりの人間で、
彼(神)から見れば、わたしは、3メートルぐらいの高さにいるだけ


And it all comes down to the message of the sound
It's working the gift that God has given
Serving the muse by which we're driven
It's giving life your best
It's the privilege with which we're blessed
Tonight I am your music
I pray I pass the test

神が与えた贈り物は、音のメッセージとなって、降り注がれる
わたしたちは女神に導かれて、人生最高の時を与えられる
今夜、わたしたちが音楽によって祝福される権利があるのか、
わたしは、そのテストに合格出来るように祈ります


I place my gift upon the altar
The stage is set, alone I stand
This is the best I have to offer
Say you'll take me as I am
Just let me leave you with one melody
The world can sing when I am gone
Music's the best I have to offer
Share with me this gift of song
This gift of song

ステージの準備はできた。わたしは強い気持ちを感じて、
祭壇の上に贈り物を置くように
自分に与えられた最高のものを、みんなにも贈りたい
あなたは、わたしとともに、立ち上がると言う
わたしが、ここを去るとき、
世界が歌うことができるひとつのメロディーを残すことができたら
音楽という自分に与えられた最高の贈り物を、
みんなにも、歌として届けたいんだ



◎[歌詞参照]http://www.maxilyrics.com/


大体の内容がわかったからでしょうか、最初はピンと来なかったんだけど、
やっぱり「名曲」だという気がしてきました。。

MJがイイっていうものに、ホント、弱いなぁ。。(苦笑)



◎黄金律に従おう『The Michael Jackson Tapes』



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by yomodalite | 2012-08-26 13:21 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)
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☆註1

スタンリー・ドーネンは、元ダンサーで、振付師でもあり、ジーン・ケリーの『雨に歌えば』だけでなく、MJのSF『Ghost』でも取り入れられた、天井ダンスで有名なアステアの『Royal Wedding』、「Dangerous」の雛型とも言われる『The Pajama Game』などを監督したMGM映画の伝説的名監督。MGMから離れた後は、オードリー・ヘップバーンの『パリの恋人』『シャレード』も監督。

◎[参考記事]マイケル・ジャクソンの顔について(27)“Sammy Davis Jr”

MJは、スタンリー・ドーネンがユダヤ人で、両親が共にユダヤ教徒でありながら、無神論者だったということを知っていて、シュムリーに話している… と、私は思います。

ちなみに、MJの親友エリザベス・テーラーは、ドーネンと家出騒ぎを起こすほどの熱愛関係がありました(しかもエリザベスのユダヤ教改宗後)。他にも、ドーネンはエリザベスだけでなく、様々な宗教を持つ、多くの美女と恋愛し、結婚もしているようです。

エリザベスも結婚、離婚を繰り返したことで有名ですが、ほとんどの宗教で、それは「良くないこと」と言われてますよね。また、エリザベスは、ユダヤ教改修後も、ゲイだったモンゴメリー・クリフトと生涯に渡る友人でもありました。

この文章は、一読すると、MJがドーネンが無神論者だったことにショックを受けているようにも読めるのですが、彼は少年時代、人々が「神の存在を信じてない」ことが信じられなくて、多くの人に神の存在を感じさせたいと思っていた。また、布教活動をしていた頃は、その教義でそれができないものかと思っていた。

でも、

「エホバの証人」の脱会した青年期以降は、神の存在は強く信じているものの、「宗教」は必要ないと思っていたり、また「宗教」の教義に縛られずに、愛に走ったりする行動に対しては、寛容というよりは、むしろ「そっちの方が好き!」なのではないでしょうか。

だって、エリザベスと親友だし、マーロン・ブランドもそんな感じだし、ドーネンのことも好感をもってることは間違いないでしょう。

☆註2

アンチキリストとは、イエス・キリストの教えに背く人、イエスがキリストであることを否定する者、また、キリスト教の終末論においては、真実に対極し、悪魔の具現化であり、最後の審判の際に苦しみが与えられ、救いは決して得られないとされる。

◎[参考記事]アンチキリスト「松岡正剛の千夜千冊」

☆註3

シュムリーは、父親の罪を、こどもに押し付けないと言っているけど、MJが言っているように、ドイツ人が支払った賠償金が税金であることを考えれば、子供の世代まで責任を負わされているのは、明らかだと思う。

しかも、その賠償金額はドイツ一国によるものですが、ユダヤ人の犠牲者が600万人という数字は、その総数への疑問はさておき、少なくともドイツ国内だけではあり得ないし、亡くなったユダヤ人がすべて「ガス室」で殺害されているというような表現も… 

◎ホロコースト(Wikipedia)

戦争犠牲者数の数字の正確性には信頼がおけないものが多いですが、例えば、こちらの表では、日本の犠牲者は、兵士230万人(朝鮮、台湾の5万人を含む)、一般人が80万人。

◎第二次世界大戦での主な国の犠牲者数

MJは、自分の人種である黒人の受難の歴史を語り、ユダヤ人も同様だと語っています。

(ちなみに、ヒトラー時代のドイツでは、ユダヤ人だけでなく「エホバの証人」の信者たちへの弾圧が激しかったことも有名)

私も、MJが言うように、ヒトラーとナポレオンは同じだと思うし、日本が、非戦闘員である、女性も子供も無差別に空爆を受け、原発を2発も落とされたことと、ユダヤ人が受けたホロコーストが違うものとは思えないのですが。。(ただし、世界にはホロコースト否認を禁じる法律がある国が10カ国もある。仏、独、ベルギー、スイスなど)

黙って見過ごしていた親の世代の責任・・・

シュムリーが支持していると思われるイスラエルと敵対している国の子供たちに、シュムリーは、どう「責任」をとるのでしょう?

第二次大戦が始まる前も、メディアは今と同じように団結していて、米国民にとって、9.11はある日突然起こり、今はものすごく大勢の人があのときのことを後悔してる。。

一体どうしたら、黙って見過ごしてないと言えるんでしょうか。。

☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1]『The Michael Jackson Tapes』に続く



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by yomodalite | 2012-08-19 09:09 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)
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☆カルマと正義[1]の続き

この章は全体を通して、MJが、世界中の様々なバイブルのどんなところに疑問をもっているかが、よくわかる話だと思いました。

カルマと正義は[2]まで続きますが、一旦「註釈」を挟みます。

☆註1

私は、今まで「Scream」からは、メディアの嘘によって傷つけられた、MJ自身の叫びを強く感じていたので、この曲の話題から、彼がすぐに「カルマ」の問題を持ち出したことを唐突に感じたのですが、

でも、こういったところからも、彼が個人的なカウンセリングで、シュムリーと話しているわけではないことがわかるというか、、

MJは、TV界に影響力がある宗教関係者と会話したいという意図があって、シュムリーから学んでいるという姿勢を取りつつも、むしろ、彼を変えたいと思っているんだと思います。

私は、この文章を読んでいたら、ジョン・レノンの『インスタント・カーマ』という曲を思い出して、ジョンとMJの繋がりを感じてしまいました。

現代の日本人は「カルマ」について、因果への恐怖を煽ったり、生まれ変わりなど良いイメージを語ったり、その矛盾に気づく人が少ないのですが、MJの「カルマはゴミ」という強い言葉の中には矛盾がなく、より広い意味にもそれは広がっているようです。

世界のトップが仕組んでいるというのは、戦争を手段と考え、経済と、情報を独占する人々がもつ力を意味し、人々には互いの違いを意識させることで、対立を演出し、世界を常に緊張状態にしておきたい。

また、人々が好んでいると言うのは、国際金融資本の共同謀議による不正を具体的に考えるより、反知性的で人種差別に繋がる、ユダヤ陰謀論に惹かれてしまう人が多いように、

人々は不公平と感じることを、低レベルな差別感情に誘導させられていることに気づかないで、夢中になってしまう。

すべてのことには「原因があって結果がある」(因果律)のかもしれませんが、その「原因」も「結果」も、単純化され「創られている」。それが、現在の「報道の問題」であり、人々の心に大きな悪影響を及ぼしている。私は、MJが強く「カルマ」に憤っている文章からは、そんなことも感じてしまいました。

この言葉に対する感覚といい、本当にMJは「リアリスト」だと思う。

MJのことを「純真」で、「騙されやすかった」なんて思っている人も多いけど、彼は、神に対しても、愛に対しても本当の意味で「現実的」だと私は思います。

だから、あんなに気軽に、誰にでも「I Love You」と言ってても、
グッときちゃうんだってば。。



☆註2

障害がある子供たちは、前世で悪いことをしたから、神がその子供に障害をあたえる。こういった不幸な子供たちのことを例に出されると、すぐにそのとおりだと感じる人も多いと思いますが、

「カルマ」を否定するというのは、素晴らしい魂をもった人は、来世も素晴らしい運命を与えられるとか、輪廻転生や、天国の審判や、魂の上昇といったようなことも否定することになる。という理屈がわかりますか?

自分の魂の成長とか、レベルを認められたいとか、神や、天に何かしてほしいと思う人には「審判」という考えが好ましく感じられ「カルマ」という考えを受け入れやすいのですが、

MJのように、自分の魂がどうとかではなく、今、苦しんでいる人を、現実に救いたいと思う人には、そんなことを、神がするわけがなく(神はもともと間違っていることなどしないから)それらは、結局「人が創ったものさし」だと気づくようです。

☆註3

シュムリーは、東洋の…と言っていますが、60年代から東洋思想が安易に流行した影響もあり、東洋思想を前面にだしていない西洋のスピリチュアル系も「カルマ」が大好きですよね。それらはカトリックの設定を物理学用語でコーティングしただけで「宇宙風味」を醸し出していたり・・・インスタントな「カルマ」は、現代では、神よりも至るところに存在しているようです。

☆註4

人が創ったものさしを「神」や「宇宙が創った」と勘違いさせるのが多くの宗教なんですよね。

MJは、人々が救いを求めている教えを批判するのは避けたいと思っているのだと思います。(ちなみに、私もです)

でも、実際のところ「カルマ」を否定すると、ほとんどの宗教を否定することになってしまうので、それで、MJは言いたくないんだけど・・と。

彼は、宗教家でも、思想家でもなく、エンターティナーとして、すべての人々に夢を与えられるようになることが、自分の使命であり、最も尊い仕事だと考えているので。。

しかし、それでもカルマ・セオリーは許すことができない。

と、MJが言っていることを、ぜひスピリチュアル好きな方に覚えておいて欲しいですね(苦笑)。

MJは熱心な信者である母に育てられ、母の宗教の信者だったことを後悔も否定もしていませんし、親友にも、結婚した女性にも、様々な宗教をもった人がいました。彼は宗教の良さはよくわかっていて、そこには人の叡智が詰まっているけれど、間違っている部分もあって、それは「human made」だから仕方がないと思っている。

ただ、「human made」である部分を、人々が「神の意志」とか「宇宙の意志」と感じ、絶対だと信じているあまり、とても重大な不幸を招いていることがあるということについて、TVや出版を通じて人々に語りかけることができる宗教者には、深く考えてもらいたかったのではないでしょうか。

☆註5

MJはビッグバンを否定してますね。私はこれを読んだときちょっと驚きました。最近「ヒッグス粒子発見」のニュースがありましたが、ビッグバンは、神の否定と考える人と、その逆の考え方の人もいて、別名、神の粒子とも言われるヒッグス粒子の発見を喜んだ人もいるようです。

MJが、そのニュースを聞いてどう思ったのか、ものすごく聞いてみたいんですけど・・・

私は、「I YOU we」をアップしたとき、柳澤桂子氏が訳された「般若心経」の解釈に感心していたせいもあって、うっかり、これは「空」に近いと書いてしまったのですが、今は少し微妙かなぁと思っています。

近いことはそんなに間違っていないと思うのですが、ただ、このときのMJの理屈を聞いていると、彼は「無」からは何も生まれない。「無」は存在しない。という考えの方が「しっくり」くるタイプなのかも… それは「カルマ」否定とも整合性がありますしね。

私には、MJのこの理屈でビッグバンを否定できるのかどうかはわかりませんが、ただ、彼が「5次元」的なことや「空間」について、どーでもいいと思っていることは間違いないでしょう。(MJが「空間」に興味がないことは、彼が書いた絵からもわかりますね)

アインシュタインやホーキングの量子と、チョプラの量子はどう違うのかなど、私には説明できませんが、ただ、シュムリーと違って、チョプラとは晩年まで交流がありましたし、ここから、多少考えが変化している可能性もあると思うので、チョプラについては、もう少し勉強してみます。

☆カルマと正義[2]に続く


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by yomodalite | 2012-08-15 10:59 | マイケルと神について | Trackback | Comments(2)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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