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GWはダーリンが東京から大阪に帰ってきて(?)、
新居ということもあって、
家の近所でのんびり過ごしました。


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淀川に沿って散歩したあと、



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御堂筋線の「淀橋」から周遊船に乗って、



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今まで自転車で散歩していた場所を



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船で一周してみたり、




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船から見えた中之島周辺の賑わいに誘われ、




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降船後に、焼き筍、広島風お好み焼、タン塩串、ハットグ、かき氷と、
フルコースで屋台を楽しんだり。



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(梅田地下街の期間限定オフィシャルショップの広告)




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そして翌日は4月生まれの私と5月生まれのダーリンの
両方のバースデーを兼ねて
リッツカールトン大阪でランチ。



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ひと月前まで住んでいた家の隣wで
ウチの ”離れ” と呼んでいた
ウエスティンよりも重厚感マシマシ。




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一階のトイレ




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バースデーランチは5階の「ラ・べ」で。



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ミシュラン系のフレンチのコースって、
デザートがてんこ盛り過ぎるところが
個人的にはイマイチ・・




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・・・とは言え、
クレープシュゼットって裏切らないよねーー!
お料理はすべて美味しかったけど、
一番印象に残ったのは、
2種類の手作りバターとフレーバーソルトが添えられて、
冷めないように木箱に入れられたパンかな




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このドレスのレンタル料40万円ですって。
次回はここで挙げるか・・w




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一階のロビーラウンジは、
バイオリンとピアノの生演奏付き




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ということもあって
お値段高目なんだけど、




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ここの対面にあったベーカリーショップで
美味しそうなパンをしこたま買って、
家で1人でいただくっていう贅沢は
近いウチにやってしまいそう・・。



で、GW中の読書はといえば・・


フレディやマイケルに比べると日本との関わりが薄いように思えたプリンスは、そもそも観光とかする人じゃないし、エピソードも少なく思えたんだけど、日本にはプリンスに影響を受けたアーティストが大勢いることもあって、語られている内容豊富で、想像以上に濃い内容でした。



もう一冊は、ジョン・アーヴィング絶賛!2016年の刊行でアマゾンレビュー1,100件を突破した『THE NIX ニックス』。

私が買ったときはなかったんだけど、今見たらKindle版もあって、ああーーこっちを買いたかったと思わずにはいられない700p越えで2段組の単行本。

今ようやく5ミリぐらい読んだところなんだけど、たしかに面白いので、当面の読書はこれにかかりっきりかな。



そして、
プルシェンコJrが約束通りやってくれましたね!







こちらはかつてのパパのMJメドレー!






プル様のMJメドレーも2001〜02年で、
他の人が入れないような曲が入ってるし、
なんだか親子そろって
MJが苦しいときに滑ってくれてるような・・


by yomodalite | 2019-05-06 22:37 | 日常と写真 | Comments(2)
3月は桜だったり、雪だったり・・・_f0134963_17043827.jpg


急激に暖かくなってきて、蕾が開いてる桜もめずらしくなくなってきた、と思っていたのに、東京ではまた雪が降ったとか・・・。

そんな寒かった春分の日に観た映画はこちら。
3月の映画は、言葉も通じず、住んでいる場所がものすごく違っている者を愛するのは好きだけど、保守的な白人家庭やロシアを敵視するのは差別ではないと思っている人にとっては、ファンタジーなのかもしれない『シェイプ・オブ・ウォーター』とか、

ソフィア・コッポは、どうして今この映画をリメイクするのかな、という疑問から見に行ったものの、結局その答えはよくわからなかった『ビガイルド』に続いて3本目。

『聖なる鹿殺し』と『ビガイルド』はともに、コリン・ファレルと、ニコール・キッドマンが主役の毛色の変わったホラー映画で、ホラーが大の苦手で、ホラー映画を楽しむことができない私には、何とも言えないのだけど、とりあえず、監督のヨルゴス・ランティモス(ギリシャ)の名前だけは憶えておこうと思った。

何にも言えないといえば、読書についても最近なにも書いてないのだけど、春日太一氏の『時代劇ベスト100』と『鬼才 五社英雄の生涯』は、憶えておきたいことが多すぎて困ったり、赤坂憲雄氏の『性食考』が面白かったんだけど、読了する少し手前で図書館の期限が来てしまい、『ホモサピエンス全史』は、ようやく後編に突入して、「宗教という超人間的秩序」の仏教のあたりを読んでいて、

他にも、とある先生が、何度もその書名にふれてはいたもののまだ読んでいなかったウイリアム・サローヤン(アルメニア出身)の『僕の名はアラム』をおすすめされていたので、そちらも読み始めているところ。これは、村上春樹と柴田元幸の偏愛セレクション《村上柴田翻訳堂》の第一弾として、2016年に新訳が出ていたので、すごく読みやすい。


それと、まだまだ冷めないフィギュア熱なんだけど、この曲を使用していたスケーターが思い出せなかったり・・・





[追記]思い出しました!
2017年のBrendan KERRYのSPで
この曲ではなくて、
同じシンガーがカバーした
ティアーズ・フォー・ティアーズの
Everyone Wants to Rule The World
が使われていたのでした。



フィギュア好きというより
単なるイメケン好きだったりしてw



このインストVerの「Children of Africa」を聞いていると、羽生君が滑っているところが頭に浮かんで仕方ないんだけど、だれか滑っていたんだっけ・・?





ちなみに、冒頭の写真は、何日か前のとても暖かい日に、近所で開催していたスタイリストの蚤の市で買った缶(300円)です。

by yomodalite | 2018-03-22 18:33 | 日常と写真 | Comments(4)
カラマーゾフの「妹」と、ゆりあん_f0134963_17163744.jpg



ようやく『カラマーゾフの妹』を読了。
これは、高野史緒氏が、ドストエフスキーの急逝によって実現しなかった続編に挑戦されたものなんですが、想像以上に「ドストエフスキー感」があって、すごく楽しめました。

亀山郁夫氏の『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』という本に刺激をうけて書かれた本作は、あとがきで、亀山氏が「全部をもっていかれるような恐怖を味わった」と言わしめるほどの見事な出来栄えで、

本編が未読の人にも楽しめるような工夫も多く、またネタバレしたところで、面白さが半減する作品でもないので、こちらを先に読む方が、あの超長編に対してのハードルが低くなったり、

またもう一度読んでみようという人には、まるでドストエフスキーが読みやすく、面白くなったような気がするかも。

スメルジャコフも、ミーチャも、イワンも、登場人物のキャラはより内面が深く表現されているように感じましたが、あの「天使的」なアリョーシャが、最終的にどうなるのか、高野氏が出した答えは、実際にドストエフスキーが、続編として描きたかった方向に近いように、私には思えました。
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でもって、こちらは、なんだかハイジにも似た「ゆりあん」が、一周回ってちょうどイイ感じのケルTを着てたので、テレビ画面をパシャッと。



カラマーゾフの「妹」と、ゆりあん_f0134963_17111899.jpg


調べてみたら、別の番組でも着ちゃうぐらい「お気に入り」みたい。

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by yomodalite | 2017-08-01 00:00 | 読書メモ | Comments(1)
あなたの人生とトランプと星の子・・_f0134963_00291699.jpg


ここ数ヶ月の間で読んだ「イイ本」について。

言語学者や物理学者によるチームが、宇宙から来た謎の知的生命体の真意を探ろうとする、映画『メッセージ』(原題:Arrival)。



ドゥニ・ビルヌーヴ監督の映像はすごく魅力的だったけど、ロシアや中国を悪者にしようとするハリウッド・ストーリーではない、原作本を読んでみたら・・

理解
ゼロで割る
あなたの人生の物語
72文字
人類科学の進化
地獄とは神の不在なり
顔の美醜について ー ドキュメンタリー

という8編の短編集で、どれも緻密で繊細で、何度でも読み返したくなる作品ばかり。



最愛の子ども

松浦 理英子/文藝春秋



主人公は、私立高校に通う女子高生3人で、「ファミリー」と呼ばれる、彼女たちの疑似家族的な関係では、パパ、ママ、王子様という配役があって、特に華やかでもなく、おとなしい薬井空穂が「王子様」役。
空穂が初めて注目を浴びたのは、学校帰りに行ったカラオケで、マイケル・ジャクソンが13歳のときのソロデビュー曲「ガット・トゥー・ビー・ゼア」を歌ったときだった・・・

という、松浦理英子氏の小説を久しぶりに読むことになったのは、今村夏子氏の新作が呼び水になったみたい。


星の子

今村夏子/朝日新聞出版



娘の虚弱体質をきっかけで、宗教にはまっていく家族・・

よくある話なんだけど、やっぱり今村氏の文章に惹きこまれてしまう。

そして、最後は、

毎日ニュースを見ている人の中には、もうその名前に飽きたっていう人も多そうな「トランプ」なんだけど、20冊以上は彼に関する本を読んでる私が、幅広い思想信条の人におすすめできるのは、

トランプ現象とアメリカ保守思想

会田 弘継/左右社



反知性主義―アメリカが生んだ「熱病」の正体―(新潮選書)

森本 あんり/新潮社



上記の2冊。これは、松岡正剛氏の受け売りなんだけど、反知性主義にしても、アメリカの保守主義についても、類書とは一線を画す、本物の学識をもった著者が書いたという内容でした。


by yomodalite | 2017-07-04 08:00 | 読書メモ | Comments(0)
愛の宇宙方程式とヒップホップ・ジェネレーション_f0134963_08511139.jpg


数日前にアップされた、Soul Train Awards のテディ・ライリーのショー、ご覧になりました?

MJメドレーはもちろん、こちらも最近ますます元気なティト兄のギター参加もあって、とにかくテディが今でもすっごくカッコよくて、なんか元気出ちゃったんですけどぉ・・


この頃の黒人音楽には言葉の壁を感じなくてイイよね。

ヒップホップ時代は、メロディよりラップが重要視されるようになって、世代間の差とか、地域差も激しくなり、歌の中に暴力とドラッグが蔓延して、実際に亡くなったラッパーも・・・

それなのに、どうして、これまでの音楽ジャンル以上のビッグビジネスになったのか?

そんな疑問を解いてくれる本になかなか出会えなかったのだけど、この本は、ヒップホップの歴史が丹念に描かれていて、色々と参考になりました。


なじみのないカタカナ用語が多い上に、厚みが5センチぐらいある大書なので、想像以上に時間がかかって、なかなか読み終わらなかったんですが、ようやく、「ミリオン・マン・マーチ構想」が登場する(P643)頃から興味深い記述が増えてきて面白くなってきた。


それにしても、全756ページ(注釈をのぞく)もある本を、643ページまで読んで、ようやく「ミリオン・マン・マーチ」(1995年)って!、ジェイ・Zや、ノトーリアス・B.I.G.が出てくる前に、ヒップホップの歴史ってそんなに長くあったっけって思いません?

記憶の中では腑に落ちなかったものの、スパイク・リー監督の出世作『ドゥ・ザ・ライト・シング』は1989年で、映画では、それまで同じ地区の住民という関係だった韓国系やユダヤ系と黒人たちが分離していく状況を描いていて、その後さらに黒人とユダヤ人の連携関係が崩壊したことがヒップホップ文化の発展にとっては重要なポイントになったことや、

MTVで初めてかかった黒人音楽がマイケルとプリンスだった、というのは有名ですが、そのときMTVや、流行の仕掛け人たちが嫌っていたのは、黒人だけでなく「都会」だった。という話も、なんだか納得するものがありました。

マイケルのヴィデオを初めて見たとき、それを都会的だとは感じなかったけど、当時の他のアメリカンアーティストたちはもっと「カントリー」な感じの人が多くて、「ライブエイド」はロックアーティストたちが仕切った若者のイベントという印象だったけど、「ウィ・アー・ザ・ワールド」は、紅白歌合戦みたいで、なんか古臭いように見えた。

そんな風に思えた時代のアメリカは、今のようには「分断」しておらず、ヒップホップの仕掛け人たちによる、MTVでラップを流す計画は、マイケルがMTVに登場した数年後にはあって、マイケル以降、それまで消費社会の中心にあったカントリーミュージックは消え、都会中心になっていったんですね。

とにかく取り上げたくなるポイントが多すぎてピックアップするのも大変な大書なんですが、押野素子氏の翻訳がスムーズで読みやすく、ヒップホップの資料という以上に、アメリカの歴史に迫った本だと思いました。


そして、私がヒップホップに四苦八苦しているとき、ダーリンがときどき笑いながら読んでいたのがこちら。

空手バカのダーリンは、読む本の6割以上が「格闘技関係」なんだけど、この分野には、いろいろと変わった方が多くて、この本の著者の保江邦夫氏も数理物理学・量子力学の教授で、少林寺拳法や、大東流合気武術などさまざまな武術を学んだだけでなく、イエス・キリストが直接使用した(!)活人術まで伝授されて、『人を見たら神様と思え』なんていう本も書いておられたり、

比例代表で、日本のこころを大切にする党から立候補されて、落選されていたり、とにかくてんこ盛りな人生を歩まれている方なんですけど、

物理学用語をテキトーに利用して、宇宙の真理を語ってしまうスピリチュアル本は多いですが、理論物理学者の著者が書いたこの本では、受験生時代からここまで、自分の人生がいかにツイていて、スゴい奇跡にいっぱい遭遇してきた、という話が満載の・・・ナンダカンダ笑える本でした。


by yomodalite | 2016-12-03 07:00 | 読書メモ | Comments(0)
7月になってから大分過ぎていますが、今年の上半期までに読んだ本の中で、
思想・宗教関連の本をまとめてメモ(つまらなかった本と古典はのぞく)。


フリーメイソン=ユニテリアン教会が明治日本を動かした/副島隆彦ほか

去年の7月から、エマソンを読み始め、それ以来「ユニテリアン」と「理神論」のことばかり考えてきたので(嘘)、この中では、出版前からもっとも期待値が高かった本。

副島氏の教育者としての姿勢に感動し、本著もそれぞれの執筆者への指導の賜物であり、『説得する文章力』のスゴさも感じておりますが、例えば「ズバリと書く」というような文章は、副島氏のパーソナリティあってこそのもので、副島隆彦の著作が分業体制になるのなら別ですが、個々の名前で発表するのに、その書き方はないのではないか(妙なところで笑いをとらないでくださいw)と思ったり、

明治を創った人々が、メーソンに影響を受けていることを疑う理由はないのですが、個々の人々がメーソンだった。という証拠は弱いので、その部分への断定口調はいらなかったのではないかとか、

細かい部分に気になる点はあるものの、近代日本を創造した明治の人々が、西欧に何を学び、何に抵抗しようとしたのかについて、現代の日本人は真剣に振り返るべきであり、取り上げられている明治の偉人たちの物語は、日本の未来のために重要な内容だと思いました。





フリーメーソン/吉村正和(写真は旧装釘)

フリーメーソンについて書かれたシンプルでレベルの高い新書。1989年初版(上記の副島本で引用されていた新書は、荒俣宏氏の角川新書「フリーメーソン」でしたが、私はこちらの方が良書だと思いました)。





秘密結社イルミナティ入会講座《初級編》

フリーメーソンより、今は「イルミナティ」でしょ?という方へ。なぜ「イルミナティ」が注目されるようになったかと言えば、「フリーメーソン」が長い歴史の中で実態が明らかにされていて、ネタが尽きたから。実体として現在存在しているかどうかわからない「イルミナティ」には、いくらでも「ファンタジックな味付け」ができるからです。フリーメーソンの起源は、16世紀後半から17世紀初頭と言われていますが、イルミナティの創始者と言われるアダム・ヴァイスハウプトは1748年から1830年を生きた人。本書はヴァイスハウプトによる著作の初訳で、ドイツ語の原典からの翻訳のため(まともな英語翻訳がないからでしょう)、固い文章ではあるものの、「啓明思想」を立ち上げた人のただならぬ知性と熱気が伝わります。





タルムードの中のイエス/ペーター・シェーファー(著)上村静、三浦望(訳)

ユダヤ教の教典である「タルムード」で、イエスはどのように描かれているのか。について、ヘブライ大学、フライブルグ大学で、神学、哲学、ユダヤ学、新約聖書学を学び、1998年からは、ユダヤ学の教授として、プリンストン大学のユダヤ学・宗教学教授を務めるペーター・シェーファー教授が2007年に書いた本。

私は『MJ Tapes』の予習として読んだのですが(笑)それはさておき、

本書から、タルムードには、実際にイエスに関して侮蔑的な表現が多くある。ということが証明されたと息巻いている反ユダヤ主義の方もいるようですが、そういった方は、キリスト教の聖書に、どれだけユダヤを侮蔑する表現があるかをご存じなく、常に自分にとって都合のいい部分だけを「証拠」として発見してしまう癖があるのでしょう。

ユダヤ教では、ユダヤ人以外を侮蔑している。という表現も多く見られますが、著者は、これ以上は無理と思えるほど公平に、ユダヤ教とキリスト教、それぞれの視点から語っていて、アカデミックな学者が書いた本になっています。また、著者は、多くのラビが語って来なかったタルムードの内容の発掘にも努めておられるようで、いわゆる聖書物語には見られないような歴史に対しての記述にも、とても興味深い点がありました。

◎[Amazon]タルムードの中のイエス



聖書を読む/中村うさぎ、佐藤優

前著「聖書を語る」の続編。今回おふたりが読んだのは、創世記、使徒言行録とヨハネの黙示録。

佐藤氏は、本書を日本語で読むことができる神学的な思考方法を知るための最良の手引きだと書かれています。確かに、神学的な思考方法は、西欧思想の基盤なので、ここを通過しないで「哲学」とか言っても日本以外では通じないというか、通じたとしても、それは「思想」ではない。残念ながら…

そんなわけで、本書の半分以上をしめる「創世記」に、長いなぁと何度も感じるものの、信仰としてではなく「聖書」に興味をもっている者としては、矛盾が多いこの神話を読み解くことを何世紀も続けているという点が興味深い部分でもあり、ガマンして読み進めると、気鋭の作家おふたりによる会話に、共感できる部分も多々あり、それぞれ魅力的なおふたりについても、よくわかるうえに、幕間には、岡崎京子の『へルタースケルター』、巻末には『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読むという対談も収録されていて、

佐藤氏が言われるように、やはり「最良」の書だと思います。




完全教祖マニュアル/架神恭介、辰巳一世

『仁義なきキリスト教史』が面白かったので、こちらも読んでみました。

キミも教祖になろう!という序章では、教祖生活の素晴らしさが語られ、本文では、ホントに信者はできるの?という不安への答えから、第一部、思想編では、神の生み出し方、既存の宗教をどう焼き直し、高度な哲学を備えるにはどうすればいいのか?そして獲得した信者をどう保持するか、など。

第二部、実践編では、不況の仕方や、甘い汁の吸い方、後世への名の残し方まで!至れり尽くせりの内容で、その他、豊富なコラムで、日本や世界の既存の宗教についての知識も深まります。著者のまとめ方の上手さで、レベルの高い新書になっています。




世界がわかる宗教社会学入門(ちくま文庫)/橋爪大三郎

各宗教に関して手堅くコンパクトにまとめられているのですが、『不思議なキリスト教』の方が面白く、師匠である小室直樹氏の『日本人のための宗教原論』より見た目も内容も薄い。






by yomodalite | 2014-07-09 22:36 | 宗教・哲学・思想 | Comments(0)

本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術 (知的生きかた文庫)

成毛 眞/三笠書房



著者は、私のブログでもリンクしている、ノンフィクション本の書評サイト「HONZ」の代表の方ですが、一般的には、元マイクロソフトの社長で、現在も多くの会社の顧問や取締役をされていることで有名な方。

同じように、成功したビジネスパーソンでありながら、スゴい読書家としても有名な小飼弾氏のレヴューはこちら。

◎ちょっぴり同族嫌悪!? - 本は10冊同時に読め!「404 blog not Found」

読書のされている方にとって、何を読むかだけでなく、どう読むかとか、読書方法について悩むことも多いと思います。私は、成毛氏が言っておられるように、

一円でも多く稼ぐことより、一冊でも多く本を読みたかった。
それを続けていたら、金は後からついてきた。


なんてことは、一切ありませんが、成毛氏と同じく

1. バラバラの分野の本を
2. 同時に
3. 読み飛ばす


という読書方法は、結構長くやっていて、割といいんじゃないかと思ってます。

とはいえ、10冊は無理なので、今は5冊〜7冊ぐらいを同時進行させていて、小説は極少なめ、出来る限り「ノンフィクション」を読み、バラバラな分野の本の中に、必ず「古典」を入れるようにしています。

古典は、文章が読み難いうえに、内容もよく理解できないということが多くて、うんざりすることも多いんですが、文学書にしても、思想書にしても、飛ばして読むことが出来ないので、新書とか、速読できる本を一緒に読んでおくと、その「イライラ」が緩和でき、読了の達成感も気軽に味わえて、精神安定に繋がりますし、

現代の日本人が「古典」を理解するのにも「文学」だけ読んでいてもわからないんじゃないかとか、現在の危機に、多角的に備えるためということもありますが、それ以外にも、色々な意味で、この読書方法は、意外と女子に向いていると思うんです。

◎ハードカバーは滅びてしまえ!なぜ新書を読むべきなのか?

女の脳と、男の脳は違うと、よく言われていて、女性は、異なる動作を同時進行することが得意で、右と左を別々に動かすことが出来るとか、右脳と左脳を繋ぐ脳梁が太くて、脳内の情報連携がスムーズで、考える力と感じる力を連携する「直感力」が豊か… だとか

バラバラ・同時多読は、その「女子力」を生かせるような気がして、同じ分野の本をたくさん読むより、世界が広がるうえに、女子の「直感力が生かせる」ような気も。

とりあえず、、お金がついてこないにしても、

同時多並列読書は、「武士は食わねど高楊枝」だったり、「お菓子を食べればいいじゃない」といった気分は盛り上がるような気がします。

◎[参考サイト]今、ここが「猿の惑星」だ!

☆成毛氏は、本の購入はAmazonではなく、書店で「ここから、ここまで全部」といった大人買いを奨めておられますが...

◎[Amazon]本は10冊同時に読め!
_________

[BOOKデータベース]本は最後まで読む必要はない、仕事とは直接関係のない本を読め、読書メモはとるな ― これまでの読書術の常識を覆す、画期的読書術!あらゆるジャンルの本からの情報を組み合わせることで、新しいアイデアが生まれる。「すき間時間」で本を読むことで、集中力が増す。どこを読み飛ばすのかを判断していくことで、決断力と情報収集力が身につく。本を10冊同時に読めば、10倍人生が面白くなる。
三笠書房 (2008/1/21)

by yomodalite | 2012-05-25 07:37 | 精神・教育・自己啓発 | Comments(0)
個人的な読書メモです。

◎帝国解体 ー アメリカ最後の選択/チャルマーズ・ジョンソン、雨宮和子(翻訳)

著者は、1982年に『通産省と日本の奇跡』で、戦後日本の高度経済成長が通商産業省主導による産業政策を通して達成された点を指摘し、リヴィジョニズム(日本異質論)の主唱者だった方。

☆[参考サイト]80年代リヴィジョニズム

2001年アメリカ同時多発テロの予言書として話題になった『Blowback』(『アメリカ帝国への報復』)や、ブローバック(「911」が米国がこれまで世界で行ったことへの報復であるという意味)三部作と呼ばれる『The Sorrows of Empire』(『アメリカ帝国の悲劇』)『Nemesis』(『帝国アメリカと日本武力依存の構造』)の出版以降、ロサンジェルス・タイムズ紙に執筆されたもの。2010年に79歳で死去した著者の遺作。

ブローバック三部作と同様、アメリカが自滅の道を歩んでいるのは、全世界に張り巡らせている基地の存在であり、基地を解体し、帝国主義による支配構造を終わらせなければ、アメリカは自滅するというもの。

第3部「基地の世界」浪費する基地帝国から、省略して引用。

57年以上も自国に駐屯している米軍に、高額な出費をしている日本はどうか。最近になって、日本政府はアメリカ政府と、アメリカ海兵隊の一部を沖縄にある基地からアメリカ領のグアム島に移設するという合意に達した。しかし、その過程で、日本は海兵隊移設費用のみならず、グアム島の基地建設費用まで分担させられることになったのだ。

この場面で日本もキルギスタン政府を見習って、アメリカに対し、あなたたちの負担で出て行けと言ってみたらどうだろう。いや少なくとも、日本女性を(毎月2件の割合で)レイプしたり、沖縄に38もある米軍基地周辺に住む地元民に迷惑をかける米兵に助成金などはもう出さないと言ってみたらどうだろう。

こういう要求こそ、アメリカが1945年にやって来て以来、沖縄住民がずっと望んできたことだ。自分の国に存在する米軍にうんざりしている国々に提案したい。手遅れにならないよう、今のうちに基地からお金を取っておきなさい、と。もっと金を出すか、でなければ出て行けとアメリカにいうべきだ、と。私がそう進めるのは、アメリカの基地帝国は近いうちにアメリカを破産させるからだ。(中略)

もちろん、これはアメリカの債務に融資している中国やその他の国がすでに気づいていることだ。彼らは、ただ自分たちが米ドルをたっぷり持っているあいだは米ドルが暴落しないように、あわてず騒がずそっと金に換えているだけだ。しかし、惑わされてはいけない。出血はドクドクなのか、それともジワジワなのか、いずれにしてもアメリカが基地帝国とそれに付随する軍事基地に固執すれば、いまわれわれが知っているアメリカという国が終焉を迎えることは間違いない。(引用終了)

第5部 解体事始め「帝国解体」から、省略して引用。

われわれが帝国を解体しなければ、帝国がわれわれを解体するはめになる。そうなる理由を3つここにあげよう。

1:支えきれない拡張政策
バラク・オバマは新内閣の数人の閣僚を発表する演説の中で「われわれは地球上で最強の軍隊を維持しなければならない」と当然のことのように述べた。

アメリカは自分の破産問題を本気で考えていないのだ。破産はもちろんのこと、節約さえしたがらないアメリカは、現実を見つめられないことを露呈している。ティモシー・ガイトナーは財務長官として初めて公式に中国に訪問した際、北京大学の学生の前で講演したが、そこでアメリカに投資した「中国の資産は大変に安全だ」と保証した。新聞報道によると、そのとき学生たちは大笑いしたそうだ。当たり前だ。

(中国の学生はまともだなぁ。。米国の大学教授から「正義の話」を聞こうとする日本の大学のことも、大笑いされてなきゃいいけど。無理かも。)

2:アメリカを破産に追い込むアフガニスタン戦争
アフガニスタンでの戦略でアメリカがおかした深刻な大失敗の1つは、イギリスとソ連がアフガニスタンの人々を抑えつけようとして悲惨な失敗に終わった過去とおなじことを自らがしていることに気がつかなかったことだ。イギリスもパキスタンも、結局この地域を支配下に置くことはできなかった。著名な歴史家類ス・デュプレーがその著書『アフガニスタン』で述べたように「パシュトゥーン部族は何世紀にもわたってよそ者に抵抗し、よそ者がいないときは仲間同士で闘いあってきた。彼らは生まれつきのゲリラ戦熟練者であり、大英帝国を苦しめた」

3:基地帝国の隠された恥
2009年3月のニューヨーク・タイムズ紙で論説コラムニストのボブ・ハーバートは「レイプを始めとする女性に対する性暴力は米軍の大きな恥であり、このおぞましい問題は目に見えないところで隠されたままにされており、減っているという証拠はどこにもない」と述べた。『孤独な兵士』の著者へレン・ベネディクトは、軍隊内の性暴力に関するペンタゴンの2009年の報告の中にある数字を引用している。つまり軍隊内のレイプの90パーセントはまったく通報されず、されたとしても、加害者が罰せられることはごくわずかなのだ。(引用終了)


[参考サイト・日本政治研究の学者たち]
☆チャルマーズ・ジョンソンとジェラルド・カーティス(1)古村治彦
☆チャルマーズ・ジョンソンとジェラルド・カーティス(2)古村治彦


内容紹介/逼迫した経済状況にもかかわらず、軍備拡大を続けるオバマ政権下のアメリカ。著者は、長年にわたって、沖縄の米軍基地やイラク、アフガニスタンへの軍事侵攻、自らも内情にくわしいCIAのありかた、さらには民間企業の軍事への参入などを厳しく批判してきた。この本は、歯切れのいい文体と膨大な文献などとともに、いま、アメリカがなすべきことを説く、渾身の遺著である。最晩年にロサンジェルス・タイムズ紙に執筆した、普天間への思いを綴った論文、そして人生のパートナー、シーラ・ジョンソン夫人による、日本版への書き下ろしも収める。岩波書店 (2012/1/28)




◎誰がオバマを大統領に選んだのか/越智道雄

内容紹介/2008年のアメリカ大統領選挙ほど、アメリカの抱える人種・地域・女性・宗教・階層をめぐる文化的価値観の対立と分裂を明らかにしたものはない。この対立と分裂の先に見えるのは、20世紀の覇権国アメリカの衰退の兆しなのか? WASPは黒人大統領に国家の「未来」を託した。二〇〇八年アメリカ大統領選挙で繰り広げられた「文化戦争」の帰結が意味することとは。NTT出版 (2008/12/19)

☆[参考サイト]新世界読書放浪
☆[参考サイト]ありがとうを百万回





by yomodalite | 2012-04-07 18:57 | 政治・外交 | Comments(0)

四つ話のクローバー

水野敬也



「深沢会長の秘密」

(なんて運が無い人生なんだろう……)
そう思い続けてきた昨日までの自分が、まるでウソのようだ。いや、もしかしたらこれまでの人生は、今日という日のための「運の貯金」だったのかもしれない。(中略)

インターネットの掲示板で見つけた「深沢響に会う方法」。そこに書かれていたのは「こんな話誰が信じるんだ」というほどのバカげた内容だった。深沢会長のメールアドレスは.....

「ハッピーコロシアム」

12月31日、大みそか。
この日の夜はテレビで『紅白歌合戦』や『格闘技』を見るのが恒例となっていました。しかし、数年前、ある番組の登場によって大みそかのテレビ事情は一変してしまいました。(中略)その番組の名はーーーJHC。(中略)

「さあ、それではここで改めてご説明しましょう。JHCーージャパン・ハッピー・クラシックとは、今まで深い議論が交わされてこなかった『日本人はどう生きたら幸せになるのか?』という問題に関して、様々な分野の猛者たちが熱いバトルを繰り広げる大会です。バトルの勝敗は、日本の科学者たちが総力を結集して開発した『脳内神経伝達物質計測装置』によって計測される『幸せ指数』で決定されます。木村さん、この装置がJHCを特徴づける大きな役割を果たしていますよね」.....


「見えない学校」

一瞬、体がふわっと浮いたかと思うと、僕は駅のホームに1人で立っていた。
(あれ、何してたんだっけ?)
何とも言えない違和感を覚えたが、僕の目に映っていたのは、会社帰りに見るいつもの駅の風景だった。ちょうど電車のドアが閉まろうとしている。(中略)

駆け出そうとして体を前に出したとき、僕は驚きのあまり「ええっ?!」と叫んで立ち止まってしまった。

ーー手が透けている。......


「氷の親子」

ここは、営業時間の終わった夜の遊園地です。
静まり返ったジェットコースター乗り場で、コンコン、とジェットコースターの機体を叩く音が響きました。
「誰だ?こんな時間に」
ジェットコースターが眠そうな目を開いて見ると、そこに立っていたのは熊でした。しかし、ただの熊ではありません。氷でできた熊だったのです。
氷の熊は言いました。

「夜分遅くに大変申し訳ありません。わたくし熊五郎と申します」....


大好きな水野敬也氏の2年ぶりの新刊。佐々木一澄さんの挿絵も効いていて素敵な本です。

[内容紹介]170万部の大ベストセラー「夢をかなえるゾウ」著者による幸せになるための4つの物語。四つ葉のクローバーを見つけた人には幸運が訪れるという伝説があり、四つの葉にはそれぞれ 「faith(誠実」」「happiness(幸福)」「heart(愛情)」「hope(希望)」の意味があると言われています。そして、本書「四つ話のクローバー」に登場する4つの物語にも「笑い」や「感動」だけではなく「幸運」を呼び込むための具体的なヒントがつまっています。
文響社 (2011/4/22)


カキフライが無いなら来なかった

せきしろ、又吉 直樹/幻冬舎



才能溢れる、おふたりによる自由律俳句集。目をつぶって、偶然開いたページから、おふたりの句を。

せきしろ(p232)

待ち続ける錆びた遊具

意識してスズメを見る

三人前くらいの大皿で来るとは

友人が旅立つ時間寝ていた


又吉直樹(p234)

地下に潜り過ぎ

それを言うなら梅雨前線だろう

今でも入道雲なら乗れるような気がする

前から知っていたという自慢


おふたりの自由律俳句を読んでいたら、穂村弘氏と、枡野浩一氏の本がものすごく読みたくなってきた。センスの良い方々だけに、期待が大き過ぎるのかな。。

[内容紹介]妄想文学の鬼才と、お笑いコンビ「ピース」の奇才が詠。センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句四百六十九句。散文二十七篇と著者二人の撮影による写真付き。文学すぎる戯れ言か、お題のない大喜利か。幻冬舎 (2009/6/25)

国家予言者宣言も頼もしい、副島氏による、幻冬舎新書テイストの本。占いにあまり興味がないひと向け「四柱推命」「九星術」の基本ガイド。

わたしは、未来のことを占う占術には、ほとんど興味がなく、特に東洋の占術の知識はまるでないのだけど、西洋占星術の「星座」には、すごく興味があって、自分に関わる人の星座がわかると、なんか安心できるというか、少しはマシな対応ができるような気がするんですよね。(コメントくれる人も星座申告してくれないかなぁ・・)

それにしても、今まで「乙女座」対応していた、1958年8月29日生まれの男性が、昭和33年生まれで、戌年、六白金星というのは、意識してなかった・・ソエジとダーリンは、同じ「牡牛座」だって知ってたけど「二黒土星」も一緒で、今年は「大殺界」。それなのに、やっぱり「六白金星」が気になってしまう今日このごろ。。(真剣にマズい....と思う)

[BOOKデータベース]「非科学的だ、インチキだ」とバカにし騒ぐ人間が白眼視されるほど、いまや世界中のVIP、政界・財界人が占い・呪い、スピリチュアルを信じ、それに基づいて行動している。これは事実である。では、この紀元前からの知恵の体系(占星術、易学)に皆が惹かれるのはなぜか?近年、金融・経済の近未来予測を次々当てた著者が、占術の世界へ飛び込んだ。「四柱推命」「九星術」を研究し、呪い(厄除け)につながる山伏修行を実体験。未来を見通す力の重要性を体当たりで説く革新的な書。幻冬舎 (2011/04)


名妓の資格―細書・新柳夜咄 (芸者論)

岩下 尚史/雄山閣



しばらく前から、このブログのキーワード検索で、驚くほど急上昇した岩下尚史さん。わたしは見ていないのですが「タモリ倶楽部」に出演されたときの「ご本人」が相当魅力的だったみたいです。

岩下氏の『芸者論』は、この数年の読書の中でも、すごく印象強い本だったし、最近2008年の浮世絵についても、コメント頂いたりして「芸者」に関しての積み残しが、すごく気になってきてます。『名妓の資格』も、もうずっと前に購入してるのに、何年も「積ん読エリア」に放置してました(ものスゴい良本なのに!)岩下氏のスゴいところは、現在の芸者関連の関係者でありながら、それらへのスタンスの取り方も、知識も膨大なのに、それだけではない歴史への直感力というか、センスの良さが只ならないんですよね

筋金入りの「不細工好き」のはずなのに、いったいどうして、MJとかマーロン・ブランドのようなイケメン好きになっちゃってるのか。。とにかく、、マズい....と思う。読書と着物をあれこれしないで、アメリカ人のことばっかり考えているなんて、、

でも『サヨナラ』という映画を、うっかり発見してしまって、舞台も日本だったりして、ますます、ブランドに夢中になっているのだ。

あの日「タモリ倶楽部」を見逃したのが敗因なんでしょうか。運命って、何に左右されるか、わからないなぁ。でも、岩下さんきっかけで、翌週の「傑作MJ空耳」を見れたのはよかった♡


砦なき者 (講談社文庫)

野沢 尚



昨日、チャンネルNeco放送で録画してあった『砦なき者』をようやく観る。

野沢尚氏が自殺された日は、日本のテレビが(そのずっと前からそうだったけど、)終わった日(ドラマ界は完璧なまでに)として、わたしは記憶しています。あれから、もう何年も経っている。ということが、多過ぎるなぁ。(ドラマと、こちらの小説の印象は異なります)

◎野沢尚(ウィキペディア)

[BOOKデータベース]報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が全裸で首を吊った。恋人を番組に殺されたと訴える青年八尋樹一郎の姿は、ライバル局の視聴率を跳ね上げた。メディアが生んだ一人のカリスマ。その邪悪な正体に気づいたのは、砦を追われたテレビマン達だった。『破線のマリス』を超える衝撃。講談社 (2004/2/13)


by yomodalite | 2011-06-27 06:50 | 読書メモ | Comments(0)
バナナの皮で、世界は滅亡するのか?_f0134963_1417383.jpg


昨日書いた『桜庭一樹読書日記 ー 少年になり、本を買うのだ』の章タイトルの中で、

バナナの皮で、世界が滅亡する。

これ、すごく気になっている人がいるんじゃないかと。。。
ふだん、何気に捨てている、あの皮で、凄惨なことが起こるなんて、、とか、

もしかしたら、何人かの人を不安にしてしまったんじゃないかと心配なので、

少し補足しておきたいと思う。

あの本の、バナナの皮で、世界が滅亡する。はどこから来ているかというと、

...ところがメールには続きがあった。「M澤君によると、この作品で失笑を買ったカーは、なにくそと十数年後に同じ趣向で新作を書きまして。これはアンフェアでなくミステリとしてそれにりによくできております.....」ふむふむ。「で、この話題の後、なぜかバナナの皮のことで盛上がりまして.....」おぉ。さすがカー。愛されている。「すると、翻訳ミステリ班のM原さんが(チャーリーという蛙を買っています)がすごいことを思い出しました。『バナナの皮がきっかけで地球が滅ぶ作品があった』というのです。

それは『地底のエリート』(K・H・シェール、松沢健二訳)という本で、『床に捨てられたバナナの皮に始まる悲喜劇的な偶然の連続が、人知の限りをつくした厳重な安全弁を次から次へと詰まらせ、東西両陣営間に飛びかう核ミサイルの大群のため、全世界は数時間のうちに凄惨な地獄と化した』というストーリーであります」(引用終了)


という「小説の話」だったんです。

昨日の読書メモに、この本を加えようかどうか迷ったのだけど、少し不安だったのだ。

格ミサイルの大群により全世界滅亡。そして“地底のエリート”とは果たして何なのか?未読なので、わたしにはまったくわからないし、科学的なことは弱いので、バナナの皮が核ミサイルに及ぼす可能性もよくわからない。

また、弱いのは科学だけじゃなくて、ここでも書いたけど、わたしは大好きな「お笑い」の世界に「恐怖」が忍び寄るみたいなのも、すっごく苦手なのだ。

でも、この小説は「バナナの皮ですべる」というおかしさと「滅亡」という対比により、面白さを生んでいるのかもしれないけど、

そもそも、そのギャグは何で有名なんだろう。

チャップリン? 

たしかに、彼なら「バナナの皮ですべる」ことに、緻密なシチュエーションを設定し、尚かつ、実際に「すべる」までに、幾通りもの柔軟な体の動きと、絶妙な表情で、笑いを誘ったうえに「涙」まで演出するかもしれない。

スリー・ストゥージズ?

カーリーなら、バナナですべる前に、何度かモーにボコられたうえに、落下したバケツを頭から被って、数回のターンをキメたうえに、階段からも落ちてるかもしれない。

マズい!!!!

うっかり、チャップリンとスリー・ストゥージズのことを考えてしまった!!!

バナナの皮ですべるギャグが、チャップリンやカーリーに関係があるなら「バナナの皮で、世界が滅亡する。」ことは、MJにも関係があるかもしれない(呆)

バナナのギャグの元祖を知っているひとがいたら、ぜひ、わたしのMJ研究のために教えてくださいませ(真剣)

MJのバナナギャグと言えば...(4:55〜)
倒れたMJの肩に注目。バナナにさらにもう一品というところがKING流!



そんなに自信をもって言えないけど、わたしと同年代から下の世代で、「バナナの皮ですべるというギャグ」を見たことのある人は少ないんじゃないかな。

わたしも見たことないし、、、

でも、実は、わたしは「バナナの皮ですべった人」は見たことがあるのだ。

それを見たことがある人も、きっと少ないと思うので、貴重な体験を、ここに書いておきたいと思う。

そして、不幸なことが起きる前に、よく考えてみてほしい。

⭐️ ⭐️ ⭐️

わたしは、電車の中で熱心に本を読んでいたので、その人がいつ隣に座ったのかは覚えていない。だから、それは、山手線の沿線だったとしか覚えていないのだけど、、、

そのひとは、30代になったばかりの私が「おばさん」と躊躇なく言いたくなるような年代だったと思う。

向かい側ではなく、隣席だったので、はっきり見たとは言えないのだけど、

そのおばさんは膝にのせた白いレジ袋から、ものスゴい勢いで「バナナを食べていた」

本に夢中になっていた私は、それを「殺気」とも言える雰囲気で感じたのだ。

バナナは、都会のスーパーやコンビニで売っているような量ではなくて、

大きなグローブ以上の、10本以上軽くありそうな立派な房状で、その袋に入っていたと思う。とにかく、彼女の膝いっぱいに「バナナ」はのっかっていたのだけど、


バナナの皮で、世界は滅亡するのか?_f0134963_14194593.jpg

わたしの隣に、彼女が座った瞬間から、そのバナナはあっという間に、グローブから、たくさんの皮に変化した。

本を読むために目線は真下だったにも関わらず、向かい側の客の表情まで感じられるぐらい、その「勢い」はスゴかったのだ。

わたしは、相当おもしろい小説を読んでいたのだけど、どうしても、おばさんのことが気になり出して、このまま隣に座っていて、だいじょうぶなのかなと心配になってきた頃、

彼女は、急に何かに気づいたようで、今までの「殺気」が、なにか別のものに変化した。

停車しているプラットホームに「新橋」という文字を発見したからだと思う。

彼女はものすごい勢いで立ち上がり、ホームに一直線に向かおうとしたんだと思う。

通勤時間帯ではなかったので、ドアまでは、スムーズに道が開いていた。

でも、その袋に詰まっているバナナの皮の量がハンパなかったのだ。

膝からすべり落ちた袋から、大量のバナナの皮が落ち、彼女は、勢いよくすべった!!!!

それは「凄惨」な光景だった。

ゴミと化した大量のバナナの皮で、体が真横になるぐらい、すべった熟年女性。。。

わたしは、息をのむという表現がぴったりな心境だったし、乗客のほとんどが、ちょうど座れるぐらいの車内では、そこにいた乗客すべてが、そんな心境だったと思う。

でも、勢いよく「すべった」おばさんは、そんなことには、まったくめげずに、びっくりするぐらいのスピードで、その大量のゴミと化したバナナの皮を、袋に詰め込み、驚くべきことに、降車に成功したのだ。

でも、プシューというような音でドアが閉まって、車内におばさんが居なくなった後も、
そこに「笑い」は起きなかった。

おばさんが、バナナを食べていたときには感じた「ざわめき」も消え、車内は「静か」になった。

わたしは、そこにいたから、よくわかる。

ひとは「バナナの皮ですべる」という現実では笑えない。

何年も経ってから、思い出しても、さっぱり「笑えない」

バナナの皮は、やっぱり、人を不安にさせるのかもしれない。

『床に捨てられたバナナの皮に始まり....全世界は数時間のうちに凄惨な地獄と化した』

悲惨な体験を語ることが「平和」に繋がるかもしれない。

そんな気持ちで、わたしの体験を語ってみました。(おしまい)

(写真は、こちらと、こちらからお借りしました)

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by yomodalite | 2011-02-22 14:50 | 日常と写真 | Comments(4)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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