和訳 “Heal The World”

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[和訳修正あり]前回の “Will You Be There” と同じくマイケルが作詞作曲した曲。

2曲とも1992年に出版された詩集『Dancing the Dream』に収録されているので、そちらでも訳しているのですが、詩集とは少し違う点も踏まえて、再度和訳したいと思います。


* * *


マイケルのよく知られたメッセージソングの中で、We Are The Worldは、ライオネル・リッチーとの共作、そして、Man In The Mirrorは、サイーダ・ギャレットとグレン・バラードによるものですが(Keep The Faithも同じコンビ)、「Heal The World」は、マイケルがひとりで創った曲。


この穏やかな曲が、アルバム『デンジャラス』の中でもっとも “危険” な曲だったということは、前にも書きましたが(→)、発売当時のアメリカでは低評価だったこの曲は、現代のラップにありがちな、メディアが描きたがる現代や、彼らが好む社会性とは違って、いつの時代にも通じる普遍的な内容を、誰もが口ずさめる歌にしたものです。


冒頭の子供の声は、決められたセリフを読み上げたのではなく、100人以上の子供たちへのインタヴューから選ばれたもので、ミキシングを担当したマット・フォージャーが友人の娘にした、地球についての質問の返答が、そのまま使用されています。


フォージャーが、子供が口ごもったような箇所を編集しようとすると、マイケルは「だめだめ、そのまま残しておいて」と。


歌になった「Heal The World」は、「地球を良くしたい」という少女の思いに、マイケルが出した答えになっているようです。


広大な地球を良い場所にするには、自分の心の中の小さな場所を良くすること。

みんなにとって良い世界とは、愛に満ちた世界であり、正しい世界のために、命をかけて戦うのではなく、愛とはただ与えるものだという「勇気」を知れば、不安も恐怖もない、至福の世界に生きられるということ。








Heal The World


(a child's voice) 

"Think about amm.. the generations and a... 

say you wanna make it a better place 

for the children and children's children.

So that they...they, they know What's a better world for them,

and think they can make it a better place."


(子供の声)

考えてみたんだけど、あのね…世代は引き継がれていくでしょ、で、みんな「この世界をもっと良い場所にしたい」って言うでしょう。「子供たちと、またその次の子供たちのために」って。だからみんな… みんなが、みんな自分たちにとって、何がもっと良い世界なのかがわかれば、みんなの力で世界をもっと良い場所にすることが考えられるんじゃない。


There’s a place

In your heart

And I know that it is love

And this place

Could be much brighter than tomorrow

And if you

Really try

You’ll find there’s no need to cry

In this place

You’ll feel there’s no hurt or sorrow


君の心がある場所に

愛があることはわかってる

そして、未来はもっと輝くようになることも

君がその気になれば

泣くことなんが何もないんだって気づくよ

ここには、痛みも悲しみもないんだって


There are ways to get there

If you care enough for the living

Make a little space

Make a better place


もし、君が生きることについてよく考えたら

そこにたどりつくことができるよ

ほんの小さな場所でいいから

今より良い場所を作るんだ


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

この世界では、人は常に死んでいく

でも、君が生きることについてよく考えたら

もっと良い場所にできる

君にとっても、僕にとっても


If you want

To know why

There’s a love that cannot lie

Love is strong

It only cares of joyful giving

If we try

We shall see

In this bliss we cannot feel fear or dread

We stop existing and start living


どうしてか知りたいよね?

ここには、嘘のない愛があるからだよ

愛はすごく強いんだ

そして、それはただ与える喜びなんだよ

やってみれば

みんなわかるはず

この至上の喜びには、不安も恐怖もないってことが

僕らはただ生きているだけじゃなく、

ちゃんと生き始めるんだ


Then it feels that always

Love’s enough for us growing

So make a better world

Make a better world


そしたら、いつだって感じられるようになるよ

僕たちが成長するために十分な愛があるってことが

だから、もっと良い世界にしようよ

もっと良い世界に


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

もし、君が生きることを深く考えたなら

人は死んでいくものだとわかるよね

もっと良い場所にしよう

それは、君のためでも、僕のためでもあるんだから


And the dream we were conceived in

Will reveal a joyful face

And the world we once believed in

Will shine again in grace

Then why do we keep strangling life

Wound this earth

Crucify its soul?

Though it’s plain to see

This world is heavenly

Be God’s glow


それから、僕らが抱いてきた夢が

喜びにあふれた形で現れるだろう

僕らが信じてきた世界が

大いなる恵みの中でまた輝き出すだろう

それなのに、なぜ僕たちは息苦しい生活をして

この地球を傷つけ

その魂を責めるようなことをする?

この世界をみれば

天国のように素晴らしいことは明らかで

神のおかげで輝いているのに


We could fly

So high

Let our spirits never die

In my heart

I feel you are all my brothers

Create a world

With no fear

Together we’ll cry happy tears

See the nations

Turn their swords into plowshares


僕らはもっと高く

飛べるし

僕らの魂が死ぬことはなく

僕の心の中では

みんな僕の兄弟なんだ

恐れのない世界を創っていこう

僕らはともに喜びの涙を流し

国々が剣を鍬に持ち換えるのを見るんだ


We could really get there

If you cared enough for the living

Make a little space

To make a better place


僕らは絶対にそこにたどりつける

君が生きることについてよく考えれば

小さくても

今より良い場所をつくろう


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

この世界では、人は常に死んでいく

でも、君が生きることについてよく考えれば

もっと良い場所になる

君にとっても、僕にとっても


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

この世界では、人は常に死んでいく

でも、君が生きることについてよく考えれば

もっと良い場所になる

君にとっても、僕にとっても


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

この世界では、人は常に死んでいく

でも、君が生きることについてよく考えれば

もっと良い場所になる

君にとっても、僕にとっても


There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


ここでは、人は皆死んでいく

でも、君がよく考えて生きていけば

今よりもっと良い場所にすることができる

君と僕のために


There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


人は皆死んでいく

でも、君がよく考えて生きていけば

もっと良い場所が創れる

君にとっても僕にとっても


You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me


君と僕のために・・・


(訳:yomodalite)


アルバム『デンジャラス』のマイケル作詞はこの曲で終了。

『インヴィンシブル』『デンジャラス』を終えて、次回からは、『スリラー』『バッド』『ヒストリー』の中から順不同ではありますが、マイケル作詞の曲の訳詞は、最後まで必ずやる予定!



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by yomodalite | 2018-11-01 11:41 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(7)

和訳 “Will You Be There”

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“Will You Be There”は、作詞作曲ともにマイケルによるもの。

誰も自分を傷つけることはできない、僕は自分の中に平和を見つけたから、という「Jam」で始まるアルバム『デンジャラス』は、マイケルの信仰が突き詰められて出来上がった作品ですが、そこから、ずいぶんと遅い順番ではあるものの、マイケルにとって重要な数字である7番目にシングルカットされた「Will You Be There」は、同じく7番目にリリースされた「スリラー」もそうであったように特別な曲だと思います。

和訳の前に、冒頭でベートーヴェンの第九からコーラスが使われている(アルバムVer)意味と、また、マイケルが作ったゴスペルと言われることもあるこの曲が、黒人霊歌とは異なる点について、ちょっと長めに語っちゃいます。

では・・

アメリカのプロテスタントが無数の宗派を生み出したのは、移民国家の中で、出自や、肌の色、階層の違いによってできたグループの集会所として、教会が機能したからで、宗派の性質は、教義ありきというよりは、その教会に通える住民と、そこで選ばれた牧師の資質から様々な宗派が生まれて行ったという事情があります。

人種差別が激しかった時代、奴隷として連れてこられた黒人と、自由と理想を求めて新天地にやって来た白人とでは、神に望むものも違っていて、黒人が多く通う教会では、歌や音楽がより重要視され、ソウルやR&Bシンガーの多くが、教会の聖歌隊から生まれました。

ゴスペルシンガーとして名高いマヘリア・ジャクソンや、クイーン・オブ・ソウルと言われ、父親がカリスマ説教師でもあったアレサ・フランクリンは、キング牧師と同じパブテスト教会出身。同じく説教師を父に持つマーヴィン・ゲイや、黒人音楽から多くの影響を受けたエルヴィス・プレスリーは、有名なゴスペルを多く生み出したペンテコスタ派の教会に通っていました。

ただ、歌や音楽が好きだっただけでなく、読書家でもあったマイケルの母キャサリンは、パブテスト教会の信仰に疑問を抱いて、エホバの証人の信者となり、BAD期までのマイケルもその教会の信者だったのですが、そこでは、ゴスペルが重要視されることはなく、歌われていた曲も他の教会とは異なるものでした。

多くの黒人アーティストと違って、マイケルはゴスペル育ちではないんですね。

また、Will You Be There の冒頭には、ベートーベンの第九のコーラスが使われているのですが、日本で「歓喜の歌」として知られる曲は、英語圏の教会では、ヘンリー・ヴァン・ダイクが1907年に歌詞を書いた「Joyful, Joyful, We Adore Thee」として、黒人白人を問わず、よく歌われています。


こちらに、動画と歌詞(英語+日本語)があります。

ゴスペル風のアレンジ
「歓喜の歌」の日本語歌詞は何種類もありますが、概ねこれらと似た内容を歌っているようですが、元々の歌詞は、ベートーヴェンが、フリードリヒ・フォン・シラーの詩『歓喜に寄す』から抜粋して歌詞にしたもの。そして「歓喜の歌」の前後にも歌詞があり、

前半は、

O Freunde, nicht diese Töne!
Sondern laßt uns angenehmere
anstimmen und freudenvollere.

おお友よ、このような旋律ではない!
もっと心地よいものを歌おうではないか
もっと喜びに満ち溢れるものを

後半は

Ihr stürzt nieder, Millionen?
Ahnest du den Schöpfer, Welt?
Such' ihn über'm Sternenzelt!
Über Sternen muß er wohnen.

大勢の人々がひざまづいたのは
この世界の創造主を感じたからか?
煌めく天空の向こうにいる彼を求めるのだ
その人は星々の上に必ず居るのだから
(訳:yomodalite)

前半の歌詞は、ベートーベンが独自に書いたもので、彼がシラーの詩より “もっと良い歌” を目指していたことがわかりますね。マイケルもその精神を受け継ごうとしているのだと思いますが、「Will You Be There 」の冒頭には、この後半のコーラスが使われています。

元になったシラーの詩はフリーメーソンの理念を詩にしていると言われていますが、元々フリーメーソンは、異端を摘発し、処罰する権力をもっていた当時のカトリックに対抗してできたものでした。

しかし、それがフランス革命を起こし、アメリカ建国の中枢を担い、力をもつようになると、自由はお金を友とし、貧しさは怠惰で無能の印となって、大勢の巨大資本家を生み出し、政治もメディアも支配するようになると、彼らもまた「異端」を処罰することに邁進するようになっていく。

カトリックの異端審問権も、「ポリティカル・コレクトネス」が抱える問題も、理念が何であれ、愛や正義を教義化して人を縛ることから抜け出せない人間の限界なんでしょうか。

でも、「神」がカビの生えた教義でしかないときは、無神論が進化であり、未来にもなりますが、マイケルの「神」への思いは、その限界を見据えたうえで生まれたもので、それは、シラーや、ベートーヴェンや、モーツァルトが、フリーメーソンに同調した思いとも重なるのだと思います。

彼らも、マイケルも、危険な領域に身を置きながらそれを信じた。

それは、今、マイノリティの権利や差別について語ろうとする芸能人とは異なるものです。

マイケルは晩年まで、エホバ(Jehova)を信じていると言っていますが、それは「エホバの証人」の教義を信じているという意味ではなく、全世界の創造主(Jehova)の存在を信じているという意味で、それは、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教にみられる「唯一神」のことです。

ただ、そういった宗教の中では、その名を呼べないほどに畏れを抱いたり、彼と呼んだりしますが、マイケルは名前や「You(あなた)」と呼び、常に身近に感じているようです。

教義は異なってしまったけれど、人々が感じた「彼」への思いは同じではなかったか、冒頭のコーラスには、そんな思いが感じられ、この曲がMTVで披露されたとき、ステージには多様な民族を象徴するような衣装を着た人々が立ち、デンジャラスツアーでは、ダンサーたちが中東やインドで用いられるようなターバンを頭に巻いていました。

下記では、CDやリリックサイトには掲載されていない、コーラス内のMJパートも聴き取れる範囲で訳しています。





Will You Be There

[Choir Intro] Symphony No,9 In D minor, Opus 125: Presto
ベートーヴェン交響曲第9番第4楽章の第1主題から

(コーラス・ドイツ語歌詞)
Ihr stürzt nieder, Millionen?
Ahnest du den Schöpfer, Welt?
Such' ihn über'm Sternenzelt!
Über Sternen muß er wohnen.

(英訳)Do you bow down, millions?
Do you sense the Creator, world?
Seek Him beyond the starry canopy!
Beyond the stars must He dwell.

大勢の人々がひざまづいたのは
この世界の創造主を感じたからか?
煌めく天空の向こうにいる彼を求めるのだ
その人は星々の上に必ず居るのだから

Hold me
Like the River Jordan
And I will say to thee
You are my friend

ヨルダン川のように
僕を抱きしめてくれたら
僕はあなたを友と呼ぶでしょう

Carry me
Like you are my brother
Love me like a mother
Will you be there?

僕を兄弟として
連れて行ってくれて
母のように愛して
側にいてくれますか?

When weary
Tell me will you hold me?
When wrong will you scold me?
When lost will you find me?

疲れたときは
僕を抱きしめてくれますか?
間違っているときは叱ってくれて
迷子になったときは探し出してくれますか?

But they told me
A man should be faithful
And walk when not able
And fight till the end
But I’m only human

でも、みんなは僕に言う
人は信念を貫くべきだと
動けないときこそ歩き
最後まで戦うのだと
僕はただの人間なのに

Everyone’s taking control of me
Seems that the world’s
Got a role for me
I’m so confused
Will you show to me
You’ll be there for me
And care enough to bear me

誰もが僕を支配しようとする
まるで世界が僕に与えた役割があるかのように
僕はすごく混乱してる
あなたがいつもそばにいて
愛情深く僕を支えてくれることを
示してほしい

(Hold me)
show me
(Lay you head lowly)
tow me
(Softly then boldly)
yeah
(Carry me there)
I’m only human

(抱きしめて)
姿を見せて
(身体をかがめ、頭を近づけて)
僕の手を引いて
(やさしく、そして果敢に)
そう
(私をそこに連れて行って)
僕はただの人間だから

(Lead Me)
Hold me
(Love me and feed me)
yeah
There I'll get(??)
(Kiss me and free me)
yeah
(I will feel blessed)
I’m only human

(導いて)
僕を抱きしめて
(私を愛し養って)
そう、そう
(キスして、解き放して)
ああ
(私は祝福されたと思うでしょう)
僕はただの人間だもの

(Carry)
Carry
(Carry me boldly)
Carry yeah
(Lift me up slowly)
yeah
(Carry me there)
I’m only human

(連れて行って)
連れて行って
(大胆に連れて行って)
連れて行って
(ゆっくりと抱き上げて)
そう
(そこへ連れて行って)
僕はただの人間なんだ

(Save me)
Need me
(Heal me and bathe me)
Lift me up, Lift me up
(Softly you say to me)
(I will be there)
I will feel blessed

(救って)
そばにおいて
(癒し清めて)
僕を抱き上げて・・・
(優しく言ってほしい)
(側にいてくれると)
僕は祝福されたと思うでしょう

(Lift me)
tow me yeah
(Lift me up slowly)
(Carry me boldly)
yeah
(Show me you care)
Show me you care

(抱き上げて)
僕の手を引いて
(優しく抱き上げて)
(やさしくそして大胆に)
(私をそこへ連れて行って)
そう
あなたの愛を見せて
僕のことを思っていると

(Hold Me)
Whooo
(Lay Your Head Lowly)
I get lonely some times
(Softly Then Boldly)
I get lonely yeah yeah
(Carry Me There)
Carry me there

(抱きしめて)
(身体をかがめ、頭を近づけて)
ときどき孤独になるんだ
(やさしく、そして大胆に)
孤独になるんだ
(私をそこへ連れて行って)
そう・・僕をそこへ連れて行って

(Need me)
(Love me and feed me)
Lift me up, hold me up
(Kiss me and free me)
Lift me up sometime, up sometime
(I will feel blessed)
There…

(私を必要として)
(愛し養って)
僕を抱き上げ、僕を引き上げて
(キスして、解き放して)
僕を引き上げて、天へと、いつか、いつの日か
(私は祝福されたと思うでしょう)

[spoken]
In our darkest hour
In my deepest despair
Will you still care?
Will you be there?

私たちが暗く
深い絶望の中にいるとき
あなたは気にかけてくれますか?
そばにいてくれますか?

In my trials
And my tribulations
Through all doubts
And frustrations

試練を受け
苦難に苛まれているときも
すべてが疑問で
不満なときも

In my violence
In my turbulence
Through my fear
And my confessions

自分の激しさに
心を乱され
恐れを感じて
告白するときも

In my anguish
And my pain
Through my joy
And my sorrow
In the promise of
Another tomorrow

苦悩と
痛みを感じたときも
喜びの時も
悲しみの時も
新しい明日への
希望を持つときも

I’ll never let you part
For you’re always
In my heart

僕はあなたから離れることはない
どんなときもあなたは心の中にいるのだから

(訳:yomodalite)


アルバムリリースから1年後に出版された詩集にも、同じタイトルの詩が・・



MTV 10th Special (1991)




Live Argentina 1993



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by yomodalite | 2018-10-14 23:34 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(5)
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アルバム『Dangerous』の和訳

今回は「Can't Let Her Get Away」。


「Dangerous」では、There was something different about this girl(この娘には、特別な何かがある・・)


「She Drives Me Wild」では、She's got the breaks(彼女は何か持っていて・・)、


そして今回の「Can't Let Her Get Away」では、I thought she had to have it(彼女には何かあると思った・・)


などなど、このアルバムでは「どこかで危険を感じながらも、求めずにはいられない何か」というテーマが随所に感じられるのですが、


マイケルの言葉は、彼自身の感情を表現したというより・・・というケースも多いんですよね。


「Can't Let Her Get Away」は、マイケルの永年のアイドルである、ファンクの帝王ジェームズ・ブラウンへの直接のオマージュだと言われていますが、JBといえば「世界でもっともサンプリングされたアーティスト」としても有名。


マイケルの曲がカバーされたり、未発表曲のサンプリングには、ファンの間でも賛否両論あるようですが、生前のマイケルは、2000年以降「サンプリングの帝王」として復活したJBを見習うかのように、カバーもサンプリングもすべて承諾し、お金さえ取らないという方針でした(2007年頃の証言)。


「She Drives Me Wild」では、普通の楽器だけでなく、車のクラクションやエンジン音やサイレンといった街のノイズを取り入れることで、複雑なサウンドを作り出していましたが、


「Can't Let Her Get Away」では、JBがリズムや音を重要視して、言葉を選んでいたように、マイケルも「言葉」をサウンド化していたことが、よりわかる歌詞になっていると思います。







Cant Let Her Get Away


[Verse 1]

I thought she had to have it

Since the first time she came

Who knows the situation

Mysteries do remain

And now I wonder why

I break down when I cry

Is it something I said

Or is it just a lie? (Is it just a lie)


彼女には何かあると思ったんだ

最初に会ったときからね

それがいったい何だったのか

今でも謎は残ったまま

僕は崩れ落ちるほど嘆き悲しんでる

僕が何か悪いことを言った?

それとも、そもそも最初から嘘だったの?


I try so hard to love you

Some things take time and shame

I think the whole world of you

Your thoughts of me remain

I'll play the fool for you

I'll change the rules for you

Just say it and I'll do

Just make this dream come true (make a dream come true)


時間がかかろうが、プライドを捨てようが

君を愛するためなら僕は何でもやるし

世界中で君のことだけを考えてる

僕に対する君の気持ちが大したことなくたって

僕は君のためなら道化も演じるし

君のためなら、ルールを変えることさえ厭わない

言ったからには必ずそうする

この夢が叶うならね


If I let her get away

Though I'm begging on my knees

I'll be crying everyday

Knowing the girl that got away


ひざまずいて頼んでも

彼女が去ってしまうのなら

僕は去ってしまったあの娘を思って

毎日泣くだろう


[Hook]

I can't let, I can't let her get away

I can't let, I can't let her get away

I can't let, I can't let her get away

I can't let, I can't let her get away


僕にはできない、彼女から離れるなんて

僕にはできない、彼女から離れるなんて・・・


[Verse 2]

I tried to mastermind it

By saying let you be

But everytime I did it

The hurt came back at me

I told you that I need you

A thousand times and why

I played the fool for you

And still you said goodbye (still you said goodbye)


僕は「したいようにすれば」なんて言って

どうにでもなると思ってた

でも、そうすればするほど

自分が傷つくだけだった

僕は君が必要だって何千回も言ったのに

君のためなら道化も演じたのに

どうして「さよなら」なんて言えるの(「さよなら」だなんて)


If I let her get away

Then the world will have to see

A fool who lives alone

And the fool who set you free


もし、彼女を手放すことになったら

世界は一人ぼっちの愚か者を

発見するだろう

そう、君を手放した愚か者をね


[Hook]

I can't let, I can't let her get away

I can't let, I can't let her get away

I can't let, I can't let her get away

I can't let, I can't let her get away


僕にはできない、彼女から離れるなんて

僕にはできない、彼女から離れるなんて・・・


[Bridge]

I got the feeling, trouble's gotta stop

I got the feeling, she's never gonna try

I got the feeling, she's never gonna stop

I got the feeling but she's never gonna know

My friends thought she's gonna like it

I got the feeling but she's never gonna take it

I got the feeling, her head's all fucked up

I got the feeling, she's out to play

Can't let go

Can't let go


トラブルが避けられないことはわかってた

彼女にやり直す気がないことも

彼女を引き止められないこともわかってたし

彼女が僕のきもちを絶対にわかってくれないことも、ね

きっと彼女はわかってくれるって友だちは言ったけど

彼女はそんなのおかまいなしだと思ってた

彼女の頭の中はイカれまくってて

遊びまわってるってわかってたから

(それなのに)彼女を手放せない

彼女から離れられないんだ


[Hook]

I can't let, I can't let her get away

I can't let, I can't let her get away

I can't let, I can't let her get away

I can't let, I can't let her get away


僕にはできない、彼女から離れるなんて

僕にはできない、彼女から離れるなんて・・・


(訳:yomodalite)




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by yomodalite | 2018-08-17 00:00 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

和訳 “Give In To Me”

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引き続きアルバム『Dangerous』より「Give In To Me」の和訳です。


白人ロックバンドの典型的なステージスタイルを、ガンズ・アンド・ローゼズのSlashや、リヴィングカラーのベーシストのMuzz Skillingsといったアフリカ系アメリカ人のミュージシャンとともにカッコよくキメたこの曲のショートフィルムは、


1993年のオプラ・ウィンフリー・ショウ(米国では2月10日)で初放映されました。


Slashは、「スタジオに入ると、マイケルはブルック・シールズと一緒にいて、挨拶を終えると、『好きなように演奏して』と言われて、二人はディナーに出かけてしまった」と語っていましたが、マイケルは、アクセル・ローズよりもゴージャスな女を連れているところをスラッシュに見せつけたかったのかも。


そして、出演時34歳だったマイケルに、「あなたって、童貞なの?」と聞いたオプラや、様々な疑惑や偏見をもっていた世界中の視聴者にも・・・。






Give In To Me


She always takes it with a heart of stone

'Cause all she does is throw it back to me

I've spend a lifetime

Looking for someone

Don't try to understand me

Just simply do the

Things I say


何に対しても心を動かさず

僕が何をしても冷たく反応する女

僕は人生をかけてずっと

探してきたんだ

僕を理解しようとするんじゃなく

ただ、シンプルに

僕が言った通りにしてくれる人を


Love is a feeling

Give it when I want it

'Cause I'm on fire

Quench my desire

Give it when I want it

Talk to me woman

Give in to me

Give in to me


愛は感覚

僕が欲しいときはあたえて

だって燃えているんだから

僕の欲望を鎮めて

求めているときは応えて

女の方から来たっていいんだ

僕の思うままに

僕が思うようにして


You always knew just how to make me cry

And never did I ask you questions why

It seems you get your kicks from hurting me

Don't try to understand me

Because your words just aren't enough


君は僕の泣かせ方だけはわかってる

なんでそんなことするのか聞いたことはないけど

僕を傷つけるといい気持ちなんだろう

僕をわかろうとなんかするな

君がもってる言葉じゃ無理なんだから


Love is a feeling

Quench my desire

Give it when I want it

Takin' me higher

Love is a woman

I don't want to hear it

Give in to me

Give in to me


愛は感覚

この欲望を鎮めて

僕が欲しいときはあたえて

もっといい気持ちにさせて

愛は女次第だなんて

そんな話は聞きたくない

僕の思うままに

僕が思うようにして


You and your friends

Were laughing at me in town

But it's okay

And it's okay

You won't be laughing girl

When I'm not around

I'll be okay

And I'll, I'll not find

Gotta, the peace of mind no


君は街で友だちと

僕のことを笑ってたね

別にいいけどさ

気にしてないよ

君なんか僕がいなけりゃ

笑うこともできない子なんだから

僕はいいんだ

ただ、それじゃあ僕は

満たされることがないんだよ


Don't try to tell me

Because your words

Just aren't enough


僕にあれこれ言うなよ

君がもってる言葉じゃ無理なんだから


Love is a feeling

Quench my desire

Give it when I want it

Takin' me higher

Talk to me woman

Love is a feeling

Give in to me

Give in to me

Give in to me


愛は感覚

この欲望を鎮めて

僕が欲しいときはあたえて

もっといい気持ちにさせて

女の方から来たっていいんだ

愛は感覚

僕が思うようにして

僕の思うままに


Love is the feeling

I don't want to hear it

Quench my desire

Takin' me higher

Tell it to the preacher

Satisfy the feeling

Give in to me

Give in to me


愛ってそういうことじゃない

でもそんな話はいらない

僕の欲望を鎮めて

もっといい気持ちにさせて

愛がなんだとかいう話は牧師にしてくれ

僕を満足させて

僕が思うように

僕の思うままにして


I don't want to

I don't want to

I don't want to Hear it

Give it to the fire

Talk to me woman

Quench my desire

I don't like a lady

Talk to me baby

Give in to me


違うんだ

違うんだ

僕はもう

そんな話は聞きたくない

炎に身をゆだねろ

女の方から来てもいいんだ

この欲望を鎮めて

淑女なんか好きじゃない

ベイビィ、君の方から

僕が思うようにして


Give in to the fire

Give in to me

Give in to me

Give in to me


炎に身を任せて

僕が思うように

僕の思うままに

僕が思うようにして


Love is a woman

Give in to me

Give in to me

Give in to me

Give in to me


愛は女次第

僕が思うように

僕の思うままに

僕が思うようにして


'Cause I'm on fire

Talk to me woman

Quench my desire

Give it to the feeling


だって燃えているんだから

女の方から来たっていい

この欲望を鎮めて

僕の欲望を鎮めて

感覚に身をまかせて


(訳:yomodalite)



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by yomodalite | 2018-05-02 23:00 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(2)

和訳 “Who Is It”

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前回から引き続きアルバム『Dangerous』より「Who Is It」を。
オプラ・ウィンフリーの番組に出演したとき、アカペラで歌ったことが注目され、シングルカットされることになった曲ですが、ライブでは演奏されたことがなく、のちに有名監督になったデヴィッド・フィンチャーによるミュージック・ビデオが印象的でした。

発売当時、アメリカではこのビデオが放送されることはなく、過去のパフォーマンスをミックスしたMVが流されていたらしいのですが、

フィンチャーによる映像でのマイケルは、この頃の小説や映画でも盛んに描かれるようになった都会に住むヤング・エグゼクティブのようで、歌詞は、彼の多くの曲にみられるように主語が入れ替わる構造ではなく、最初から最後までひとりの「僕」の心情が歌われています。

一方、女性は髪の色もスタイルも名前さえも自由に変え、約束を守ることもなく去っていく。

愛に裏切られ傷つくマイケルにはキュンとしてしまうのですが、何度も「Who Is It」と言わなくてはならなかったのはどうしてなんでしょうね?

映像では、彼女が複数の名前をもっていたことが示され、歌詞では、「彼女が僕の元を去ったのは、他に誰かを見つけたからなのか?」と問い、友人や兄弟(仲間)への疑いが歌われていますが、重点が置かれているのは、去っていった女性への思いや、失恋の痛手というよりは、やっぱり「Who Is It」という叫びではないでしょうか?

当時のマイケルには、そんな風に言いたかったことがいっぱいあったことだけはわかるような気がしますが・・・。





Who Is It

Written by Michael Jackson


I gave her money

I gave her time

I gave her everything

Inside one heart could find

I gave her passion

My very soul

I gave her promises

And secrets so untold


僕は彼女にお金を与え

時間も与えた

僕は彼女にすべてを捧げた

胸の奥にひそむたったひとつの心も

情熱も

たいせつな魂も捧げると

僕は彼女に誓った

そう、誰にも言えない秘密さえも


And she promised me forever

And a day we'd live as one

We made our vows

We'd live a life anew

And she promised me in secret

That she'd love me for all the time

It's a promise so untrue

Tell me what will I do?


そして、彼女は僕に永遠を誓い

いつか一緒になって生きることを約束した

共に新たな人生を歩もうと

彼女は密かに僕だけに約束してくれた

ずっと僕だけを愛すると

でも、その約束は嘘だった

教えて、僕はどうすればいい?


And it doesn't seem to matter

And it doesn't seem right

'Cause the will has brought

No fortune

Still I cry alone at night

Don't you judge of my composure

'Cause I'm lying to myself

And the reason why she left me

Did she find someone else?


それはよくあることかもしれないけど

それでいいとは言えないよ

だって、僕の気持ちはこんなにも裏切られたんだから

夜になると、今もひとり泣くだけ

僕が落ち着いてるだなんて誤解しないで

自分に嘘をついてるだけ

彼女が僕の元を去ったのは

他に誰かを見つけたからなのか?


(Who is it?)

Is it a friend of mine

(Who is it?)

Is it my brother?

(Who is it?)

Somebody hurt my soul

(Who is it?)

I can't take this stuff no more


(誰なんだ?)

僕の友だちなのか

(誰なんだ?)

僕の兄弟なのか

(誰なんだ?)

僕を傷つけたやつ・・ 

(誰なんだ?)

無理だよ、こんなこともう耐えられない        


I am the damned

I am the dead

I am the agony inside

The dying head

This is injustice

Woe unto thee(*)

I pray this punishment

Would have mercy on me


僕は地獄に落とされ

死んだも同然

身体中が苦しみに支配されて

なにも考えられない

不当だよ

僕に試練が与えられるだなんて(*)

神に祈る

僕に慈悲が与えられんことを


And she promised me forever

That we'd live our life as one

We made our vows

We'd live a love so true

It seems that she has left me

For such reasons unexplained

I need to find the truth

But see what will I do?


彼女は僕に永遠を誓った

一緒に生きていくと

僕らは約束したんだ

真実の愛に生きると

それなのに彼女は理由も告げずに

僕を置き去りにした

僕は本当のことが知りたい

でも、どうすればいいんだろう? 


And it doesn't seem to matter

And it doesn't seem right

'Cause the will has brought

No fortune

Still I cry alone at night

Don't you judge of my composure

'Cause I'm bothered everyday

And she didn't leave a letter

She just up and ran away


それはよくあることかもしれないけど

それでいいとは言えないよ

だって、僕の気持ちはこんなにも裏切られたんだから

夜になると、今もひとり泣くだけ

僕が落ち着いてるだなんて誤解しないで

毎日思い悩んでいるんだから

彼女は一通の手紙も残さず

いきなりいなくなってしまったんだ


(Who is it?)

It is a friend of mine

(Who is it?)

Is it my brother?

(Who is it?)

Somebody hurt my soul

(Who is it?)

I can't take it 'cause I'm lonely


(誰なんだ?)

僕の友だちなのか

(誰なんだ?)

僕の兄弟なのか

(誰なんだ?)

僕の魂を奪い去ったのは・・

(誰なんだ?)

僕はひとりきり、もう耐えられそうにない   


(Who is it?)

It is a friend of mine

(Who is it?)

To me I'm bothered

(Who is it?)

Somebody hurt my soul

(Who is it?)

I can't take it 'cause I'm lonely


(誰なんだ?)

僕の友だちなのか

(誰なんだ?)

僕の兄弟なのか

(誰なんだ?)

僕を傷つけたやつ・・

(誰のせいなんだ?)

僕はひとりきり、もう耐えられそうにない 


And it doesn't seem to matter

And it doesn't seem right

'Cause the will has brought

No fortune

Still I cry alone at night

Don't you judge of my composure

Cause I'm lying to myself

And the reason why she left me

Did she find someone else?


それはよくあることかもしれないけど

それでいいとは言えないよ

だって、僕の気持ちはこんなにも裏切られたんだから

夜になると、今もひとり泣くだけ

僕が落ち着いてるだなんて誤解しないで

自分に嘘をついてるだけ

彼女が僕の元を去ったのは

他に誰かを見つけたからなのか?


And it doesn't seem to matter

And it doesn't seem right

'Cause the will has brought

No fortune

Still I cry alone at night

Don't you judge of my composure

'Cause I'm bothered everyday

And she didn't leave a letter

She just up and ran away


それはよくあることかもしれないけど

それでいいとは言えないよ

だって、僕の気持ちはこんなにも裏切られたんだから

夜になると、今もひとり泣くだけ

僕が落ち着いてるだなんて誤解しないで

毎日思い悩んでいるんだから

彼女は一通の手紙も残さず

いきなりいなくなってしまった


(訳:yomodalite)


(*)Woe unto thee は「汝に災いあれ」と訳されることが多いのですが、聖書のマタイ伝11章20-30、ルカ伝10章13-15に登場する言葉で、イエスがコラジンとベツサイダに言った言葉から来ています。

ちなみに、現在もっともよく読まれている新共同訳では、「コラジン、お前は不幸だ。(Woe unto thee, Chorazin! )ベトサイダ、お前は不幸だ。(woe unto thee, Bethsaida! )お前たちのところで行われた奇跡が、ティルスやシドンで行われていれば、これらの町はとうの昔に粗布をまとい、灰をかぶって悔い改めたにちがいない」という部分。

神やイエスは自分を信じる人間に、なぜ災いを与えようとするのか、そして、新共同訳の解釈は・・・など疑問は尽きないものの、「汝に災いあれ」という謎の伝統訳では、誰が誰に言っているのかわからないことが多いので、上記の訳のようにしてみました。



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by yomodalite | 2018-04-20 22:00 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(2)

和訳 “Black Or White”

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今回の和訳はアルバム「Dangerous」の先行シングルで、マイケルの作品の中で、もっともアカデミックな世界で注目された作品だと言われる「Black Or White」。


この曲については、大勢の人が「黒人と白人」をイメージすることから、マイケルが人種差別について考えた曲だとする論考が多いですね。

公民権運動によって様々な人種差別法が撤廃され、黒人の大統領が誕生するまで現実が変化していても、人種差別はなくなっていない、と語ることは依然としてトレンドのようです。

その理由のひとつに「アイデンティティ政治」があるのは確かなことで、人々を、ジェンダー、人種、民族、性的指向、障害など、特定のアイデンティティに基づく集団に分類し、その集団の利益を代弁するという政治手法には、人々の能力差や階級差から目をそらし、労働者の利益を守るとか、反戦運動といった、より大きな団結を阻止し、資本家にとって都合のいい人材を安く輸入するという意図も・・・

裏返して言えば、政策に人種差別撤廃をうたう統治者やエリート集団には、すでに既得権益化された「人種差別」をなくすことは出来ず、白人至上主義は「悪魔」のように語られても、多くの黒人至上主義は見過ごされることに。

「人種には優劣がある」という分類ができないのなら、「人種差別を完全撤廃せよ」という運動を推進すればいい。


どちらも「分断して統治せよ」という政治手法であり、アメリカに限らず、これまでの帝国がやってきたことで、トランプ大統領によって分断されたわけではないのですが、現代を生きる人々にとって、こういった影響から逃れることは本当にむずかしいことです。

実際多くのアーティストが様々な差別撤廃への政策を支持し、アイデンティティを歌にする一方で、マイケルが常にそういったことに慎重だったのは、彼がその様々な問題点に気づいていたからだと思います。そして、それが最もよく表れているのが、今から27年も前に発表されたこの曲ではないでしょうか。

何度も書いていることですが、ほとんどの場合、彼の詩の主語は、いくつも変化していきます。マイケルが生前出版した詩集『Dancing the Dream』(1992)でも顕著に見られる特徴ですが、彼は常に「自分は・・」よりも、「わたしたちは・・」を大事にしているんですね。

「心の中を見てごらん」と、“わたしたち” は言う。「何が見える?」あなたと、わたしではなく、ただひとつの “わたしたち” が見えるだろう(「I YOU we」より)


黒人として生まれた彼のアイデンティティは「黒人」に留まることなく「KING OF POP」へと成長していったのだ、と私は思いますが、残念ながら、そんなに賢明ではない私たちは、日々くだらないトピックを発見しては大騒ぎして、怒ってみたり、記事を書いたり、お金を稼いだりしてしまいがちなんですよね。

数年前も、セレブに関する都市伝説を映像化しようとしたコメディTV映画『Urban Myths』で、マイケル役を白人が演じることに批判が集まったことがありました。「黒人にも様々な肌色を持つ人がいて、黒人の血が流れている人もいるのに、白人が演じるのは、マイケルに対する侮辱だ」と。

そして、その根拠として、あるコマーシャルで彼の幼少期を演じるのに、マイケルが白人の男の子を配役したがったという噂に対して、マイケルが「僕は黒人のアメリカ人だ。それを誇りに思っている。だからそんな噂を信じないで」と語ったインタビューが紹介されていました。


マイケルが黒人として生まれたことに誇りを持っているのは確実で、彼は、幼少時「黒い肌だった自分」を演じるのに「白い肌の少年」を選ぶなどという馬鹿げたことをするわけがない、と言いたかったのでしょう。

でも、2000年以降、白人よりもさらに白い肌になり、またそれを堂々と隠すこともしなかったマイケルが、その当時の自分を演じる俳優を「黒人でなければ・・」などと考えるとは私には思えません。

また、この批判の中で「黒人にも様々な肌色を持つ人」というのは、ワンドロップルールのことで、以前は見た目には白い肌で白人に見えても、祖先に黒人の血が混じっていると「黒人」とみなされるということがありました。ただ、アイデンティティ政治が進んだ現代では、そういった人々のことを黒人とは認めない、という黒人サイドの意見も大きく、最近では、黒い肌にみえるブルーノ・マーズに、アフリカ系の血筋が認められないことから、黒人文化を盗用していると批判されたこともありました。

つまり、こういった批判をしている人を納得させるには、ルーツを遡って、アフリカ系の血筋を確認し、なおかつメイクをすれば、マイケルのような白い肌と細い鼻筋が可能というような、相当むつかしい俳優選びになるわけですが、仮にそうして選んだ黒人俳優が「白塗り」したとたん、今度は「黒塗り」を批判されてきた白人が・・と、なることも容易に想像がつきますよね(笑)

つくづくバカバカしく、日々記事を作らなくてはならない商売の方々にはお疲れさま、とだけ思って無視したかったのですが、日本のMJファンの方で真剣に怒りを覚えたと書かれていた方がいたので、つい長々と説明してしまいましたw

また、マイケルが「白人になりたかった」という噂に反論するつもりで、マイケルの肌の色が白くなったのは病気のせい・・という説明もよく目にしますが、マイケルが肌の色を明るくしたいと思っていたことまで覆す必要はないでしょう。なぜなら、肌を白くしたいことと、白人になりたいと思うことは別問題だからです。

美白化粧品を使用している日本人は、色白の肌を美しいと思い、日焼けマシンが欠かせない日本人は、黒い肌を美しいと思っているだけ。黒人が黒い肌を薄い色にしたいのも、白人が日焼けに精を出すのも、個人の自由であって、黒人も、白人も、誰かの基準で「らしさ」を求められることが、はたして自由(リベラル)な社会でしょうか。

マイケルがインタビューで答えたことからわかるのは、彼が黒人としてアメリカに生まれたことにプライドをもっていた、ということ。

でも、今後もアメリカ黒人として生きて行くとことに誇りを持ち続けるのではなく、本当は人種なんて区別はないのだと気づき、常に両方の意見を聞いて、世界中みんなで手をつなげる社会を夢に描き、また、そんな自分が世界中で愛されたことに、もっともプライドを持っていたのではないでしょうか。

そんなことは、この曲を含め、アルバム『Dangerous』を聴けば明らかだと私は思うんですが、(拙訳も含め)この歌詞には、訳した人の人種問題に関する考えが反映されやすいんですよね。

Black Or White は、白人音楽とみなされているロックと、黒人音楽だとされているヒップホップが融合されているのですが、「僕は生涯、有色人種と呼ばれて生きる気はない(下記の私訳では色分けされて・・)」というラップを「白人」の Bill Bottrell にやらせたり、

◎参考記事「Black or White」でラップを歌った謎の男に会う

SFの前半では、アメリカの一般的な白人家庭とアフリカの民族を対比させ、暑いインドと寒いロシアといった対極の国が登場し、後半では、それまでにこやかに踊っていたマイケルは、過激な黒人解放運動で知られるブラックパンサー党をも匂わす黒豹に変身し、既存の社会を破壊するだけでなく、自己イメージの破壊をも試みています。

「Black Or White」は、黒人と白人というだけでなく、完璧な正義(白)も、完璧な悪(黒)もない、この世界そのもののことでもある、とも言えるのではないでしょうか。

ところで、、

マイケルはこの曲の中で「奇跡がおこった」と言っています。

この「奇跡」を、あなたはなんだと思いますか?

理想の女の子とひとつに結ばれたこと?

それとも、黒人が白人の女の子と対等につきあえたこと?

でも、黒人が白人の女の子とつきあうなんて、マイケルが最初でもないし、少年時代から世界的な白人アイドル女優を2人も彼女にした彼にとっては奇跡でもなんでもないですよね?(^^)

マイケルの主語は「I」であっても、「You」であり、そして「We」でもあることがほとんど。この奇跡もマイケルにだけ起こったことではなく、私たちも目にした奇跡・・・

そう、「黒であり白でもある」ということを全身で表現し尽くしたマイケルを目の当たりにしたとき、私たちが感じた、それこそが奇跡だったのではなかったでしょうか。




(冒頭のスキットはSFから)

大音量の音楽。父親はリビングのソファで野球を見ていて

二階のベッドで飛び跳ねる息子に、父親は我慢しきれず怒鳴る。


Father : Turn that noise off!

父親:その雑音を消せ!


それでも止まらない音楽、父親は階段を上って息子の部屋へ行きドアを開ける。


Father : I thought I told you to turn that thing off! It's too late, and it's too loud!

父親:消せって言っただろう、もうこんな時間なのに、うるさすぎるぞ


Kid : But Dad, this is the best part.

子供:でも、パパ、今いいとこなんだよ


Father : You are wasting your time with this garbage. Now go to bed!

父親:こんなくだらないもので時間を無駄にするな、とっとと寝ろ。


ドアを強く締め部屋を出ていく父親。その拍子にドアにかかっていた大きなフレーム入りのマイケルの写真が落ちてガラスが割れる。


Kid : OK

子供:オーケー


息子は、ニヤリとし、リビングに巨大スピーカーを運び、ギターをアンプにつなぎ出力を最大限にする。目盛りの端にはバカじゃないの?(Are you nuts?)と書かれている。


Kid:Eat this.

子供:これでも食らえ


息子がギターをかき鳴らすと、父親は椅子ごと別世界へと飛んでいく。


Mother : I'm afraid your father's gonna be very upset when he gets back.

母親:お父さん、帰ってきたらカンカンよ


(ここから曲がスタート)


[Verse 1]

I took my baby on a Saturday bang

Boy, is that girl with you?

Yes, we're one and the same

Now, I believe in miracles

And a miracle has happened tonight


土曜のパーティーに彼女を連れてった

おい、あの子が君の彼女なのか?

そう、僕らはふたりでひとつ、等しく結ばれている

僕は奇跡を信じてたけど、

奇跡は今夜起きたんだ


[Hook]

But, if you're thinking about my baby

It don't matter if you're black or white


でも、君は僕の彼女のことを考えているんだろう

黒人か白人かなんてどうでもいいことをさ


[Verse 2]

They print my message in the Saturday sun

I had to tell them I ain't second to none

And I told about equality

And it's true, either you're wrong or you're right


僕のメッセージが土曜のサン紙に載ってる

僕は彼らに自分が一番だと言わなきゃならなかった

そのうえで平等についても話したよ

人は「正しい」と同時に「間違ってる」こともある。それだけは真実だよ


[Hook]

But, if you're thinking about my baby

It don't matter if you're black or white


それなのに、君は僕の彼女のことを考えているんだろう

黒人か白人かなんてどうでもいいことをさ


[Coda]

I am tired of this devil

I am tired of this stuff

I am tired of this business

So when the going gets rough

I ain't scared of your brother

I ain't scared of no sheets

I ain't scared of nobody

Girl, when the going gets mean


こんな悪意にはうんざり

こういった雑誌や

こういった商売のすべてにうんざりする

たとえ、状況が悪くなったって

おまえの仲間なんて怖くないし

シーツをかぶった奴ら(KKK)のことも怖くない

僕は誰も恐れない

どんなに卑怯なことをされてもね


[rap lyrics by Bill Bottrell]

Protection for gangs, clubs and nations

Causing grief in human relations

It's a turf war on a global scale

I'd rather hear both sides of the tale

See, it's not about races

Just places, faces

Where your blood comes from is where your space is

I've seen the bright get duller

I'm not going to spend my life being a color


ギャングや様々なグループ、そして民族のための防衛が

人々の間に深い悲しみをもたらしている

それは世界規模での縄張り争い

話は両方から聞かないと

ね、人種の問題じゃないんだよ

縄張りとメンツなんだよ

俺は優秀な奴がだめになっていくのを見てきた

おまえのルーツは、おまえがいる場所なんだよ

俺は色分けされて生きていくつもりはない


[Verse 3]

Don't tell me you agree with me

When I saw you kicking dirt in my eye


「君の意見に賛成だ」なんて気安く言うなよ

君に汚されたときのことは目に焼き付いているんだから


[Hook]

But, if you're thinking about my baby

It don't matter if you're black or white

But, if you're thinking about my baby

It don't matter if you're black or white

I said if you're thinking of being my brother

It don't matter if you're black or white


君はただ、僕の彼女のことを考えているんだろう

黒人か白人かなんてどうでもいいことをさ

君は僕の彼女のことを考えているんだろう

黒人か白人かなんてどうでもいいことなのに

教えてあげるよ

君が僕の仲間になりたいと思うなら

君が黒くても白くてもどうでもいいよ


[Outro]

It's black, it's white

It's tough for you to be(*)

It's black, it's white

It's tough for you to be

It's black, it's white


黒でも、白でも

キツイよね

黒でも、白でも

楽じゃないよ

黒でも、白でもさ


Alright, alright

Ooh, ooh

Alright

Yea, yea, yea now

Alright, alright

Ooh, ooh

Yea, yea, yea now

Alright

It's black, it's white

It's tough for you to be

It's black, it's white, whoo

It's black, it's white

It's tough for you to be

It's black, it's white, whoo・・・


曲が終わりモーフィング部分が終わると、監督(ジョンランディス)が女の子に近寄って、「カット!完璧だよ、君どうやって姿を変えたの?(Cut! That's perfect. How do you do that? )と声をかけた後、パンサーパートが始まり、最後はシンプソンズのアニメ。


Father : Bart, turn off that noise!

父親:バート(子供の名前)、その雑音を消せ!


Kid : Chillout, homeboy.

子供:おまえこそ、落ち着けよ。


父親、無言でテレビの電源を切る。


(和訳:yomodalite)


(*)CDでは、to get by ですが、マイケルが実際に歌っているのは、to be で、デンジャラス~ショートフィルムコレクションの歌詞表記でも、to beになっています。




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by yomodalite | 2018-04-07 12:03 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

和訳 Iggy Pop "China Girl"

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イギー・ポップの「China Girl」の和訳です。

『ギミー・デンジャー』を見てから、再びイギーが大好きになったものの、訳詞のことはまったく考えてなかったんですが、下記のコメント欄にいただいた、ephemeralさんからの訳詞をきっかけに、自分でも訳してみました。


「China Girl」は、ナイル・ロジャースがプロデュースしたデヴィッド・ボウイ版の方が有名で完成度も高いのですが、元々は、ボウイとイギー・ポップが共同制作した曲で、1977年のイギーのアルバム『イディオット』の収録曲でした。


その後、薬物依存症で破産の危機にあったイギーを救うため、1983年のボウイのアルバム『レッツ・ダンス』でセルフ・カバーされ大ヒット。印税の半分がイギーに与えられたという、ふたりの友情話も有名ですね。


あらためて歌詞を見てみると、西欧の白人男が犯してきた罪の重さから、東亜の女性に惹かれているようだったり、


また、歌詞に出てくる「マ-ロンブランドのような悲劇的な気分」というのは、おそらく、ブランドの映画『サヨナラ』のことなんですが、ブランドが演じているのは、朝鮮戦争で活躍した少佐で、転勤で日本に来て知り合った日本女性との悲恋話なんですけど、、まぁ、白人男にとっては、日本女性も「チャイナ・ガール」なんですよね。


また、MTVの賞も受賞したボウイのMVでは、現在、スポーツ選手が相手チームの選手にこれをやるとかなり重い処分を受ける、アジア人に対して目を横に引っ張る仕草なんかもあったりして・・・


ボウイの「チャイナ・ガール」は、同じ国に住むことなどない、遠い異国の女だったことも感じられますが、イギーのヴァージョンは・・・






China Girl

※グレー部分はボウイの歌詞とは少し異なる箇所


I could escape this feeling, with my China Girl

I'm just a reck without my little China Girl

I d'hear her heart beating, loud as thunder

I saw the stars crashing


チャイナガール、おまえさえいてくれれば、俺はこの気持ちから逃げられる

おまえがいないと俺は抜け殻みたい

彼女の心臓の音が雷みたいに響いて

星が爆発するのが見えたんだ


I'm a mess without my, China Girl

Wake up mornings there's no China Girl

I 'd hear hearts beating, loud as thunder

I see stars crashing down


おまえがいないと俺はどうしようもなくなる

朝、目が覚めて、ここにチャイナガールがいないなんて

彼女の心臓の音を聴くと、雷みたいに響いて

空から星が燃えながら墜ちてくるのが見えたんだ


I feel tragic like I'm Marlon Brando

When I look at my China Girl

I could pretend that nothing really meant too much

When I look at my China Girl


チャイナガール、おまえを見ると

俺はマ-ロン・ブランドみたいな悲劇的な気分になって

チャイナガール、おまえを見ると

どんなこともたいした意味はないんじゃないかって思える


I stumble into town just like a sacred cow

Visions of swastikas in my head

Plans for everyone

It's in the whites of my eyes


俺はよろめきながら、聖なる牛のように街に出る

頭の中はハーケンクロイツで一杯で

みんなのための計画を実行する

俺が考えていたことはそんなこと


My little China Girl

You shouldn't mess with me

I'll ruin everything you are

I'll give you television

I'll give you eyes of blue

I'll give you men who want to rule the world


の小さなチャイナガール

君はおれに関わらないほうがいい

おまえのすべてがだめになってしまう

はおまえの世界にテレビを持ち込み

青い目の人間の見方を持ち込む

世界を支配することを望む男なんだ


And when I get excited

My little China Girl says

Oh baby just you shut your mouth(?)

She says ... sh-sh-shhh


そんな風に興奮していると

のチャイナガールは、ねぇもう口を閉じてって

彼女は言うんだ「シーッ」ってね


Oh oh oh ohoo little china girl

Oh oh oh ohoo little china girl


ああ、かわいいチャイナガール・・・


(訳:yomodalite)



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by yomodalite | 2018-03-13 23:04 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(13)

和訳 “In The Closet”

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『インヴィンシブル』の和訳が終了したので、今後はこれまでどおり、ゆっくりではありますが、『デンジャラス』や『ヒストリー』も完訳(MJ作のみ)を目指そうと思います。


それで、まず最初に、と思ったのが「In The Closet」。マイケルの曲に「エロ」が登場した初めての曲ですね。


最近は無宗教者の比率が高くなっていると言われるアメリカですが、かつては国民の80%がクリスチャンで、中でもプロテスタントの比率が高かったのですが、同じプロテスタントでも、黒人が多く通う教会と白人の教会には大きな違いがありました。


奴隷としてアメリカ大陸に連行された黒人は、苦しい状況の中で、聖書の福音(ゴスペル)に救いを求め、言語を剥奪された彼らは、音楽によって神を賛美するようになっていく。


そして、ゴスペル(福音音楽)は、リズム・アンド・ブルース(R&B)へと発展し、徐々により都会的な音楽へと変化していったのですが、R&Bにエロい歌詞が多いのは、黒人の宗教観には、愛と性は分離できないもので、SEXの快楽の中にも神の恵みを感じる、ということもあるようです。


しかし、それは性欲や快楽を悪とみなし、禁欲に価値を見出す白人プロテスタントの宗教観とは相容れないもので、白人の黒人への差別や、黒人と白人が聴く音楽が異なっていた背景には、そういった宗教や文化の違いといった要因もあったんですね。


でも、エルヴィス・プレスリーが黒人音楽を取り入れ、80年代には、マイケルやプリンスといったティーンエイジャーの白人にも受け入れられる黒人スターも登場したことで(音楽における)「人種の壁」がなくなった、と言われたわけですが、


アルバム『スリラー』や『バッド』に「エロい歌詞」がなかったのは、マイケル自身の個性や、当時の彼の宗教の教義だけではなく、白人リスナーを取り込むための「戦略」でもあったと思います。


一方、愛と性を分離しないという、これまでの黒人スピリットを踏襲していたプリンスの大ヒットアルバム『パープルレイン』には、相当際どい歌詞もあり、娘が聴いていた曲の内容に驚いた、当時の副大統領の妻ティッパー・ゴアに、卑猥な表現のある歌詞の曲を排除するための委員会を設立させ、その後のR&Bのアルバムにはほとんど「ペアレンタル・アドバイザリー」というステッカーが貼られることになりました。




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「In The Closet」の話に戻りますが、


In The Closet には、自己の真の姿を隠すといった意味があり、同性愛を秘密にしているというスラングにもなっていることから、マイケル自身の恋愛対象について想像をかき立てられるタイトルではあるのですが、ここで表現されているのは、マイケル自身の “秘密” ではありません。


そもそも、愛や平和のメッセンジャーというイメージが強いマイケルには、いわゆる “ラブソング” はすごく少なくて、特に、女性のきもちを掬いとってくれたと感じるような内容は皆無といえるほどなのですが、


この曲の歌詞も、 “女性から男性への欲望” は隠さないで欲しいけど、ふたりの関係は “秘密” にして欲しい・・・という身も蓋もない内容でw


ショートフィルムでのマイケルの美しさにはうっとりはするものの、おそらく多くの女性はこの曲を聴いて、エッチな気分にはならないし、愛も感じられないのではないでしょうか。


この曲は、多くのR&Bのように、性愛を描いてはいてもロマンティックな “ラブソング” ではなく、日常的でどこか殺伐とした、ありふれた男女のSEXそのものの感覚であり、多くの人が、本当は愛とは無関係に望んでいる快感への欲望そのもの。


つまり、それこそが人々が “隠しているもの” (In The Closet)で、これまで、誰も歌にしなかったこと・・・


踊りたいと思う気持ちに理由はいらないし、「そこが疼けば、愛撫が必要」なんですけどね。



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また、艶かしい女性の声は、ショートフィルムでは、共演者のナオミ・キャンベルですが、発売当時はミステリーガールとして名を伏せられていたCDの女性の声は、女優からモナコ公妃になったグレース・ケリーの3人の子供の末っ子である、ステファニー公女。


グレース公妃が亡くなった自動車事故の際に同乗していた彼女は、10代の頃から、数々の男性との噂が報じられるなどゴシップ雑誌を賑わすことも多く、当時は、公室のボディガードと未婚のまま2人の子供をもうけたことも話題になっていました。


聴き比べてみると、セレブリティで白人のステファニーの方が、より「エロい」という点も、人種への偏見と戦ったマイケルの戦略というか、


定番という意味での “王道” ではなく、道なき道を歩んで王となった “覇道” も感じられて・・・エロい気分にはならないものの、とにかく色々と「感じてしまう」曲ですよね!






In The Closet


[Spoken Intro : Princess Stephanie of Monaco]

There's something I have to say to you

If you promise you'll understand

I cannot contain myself when in your presence

I'm so humble

Touch me

Don't hide our love

Woman to man


[ステファニー皇女]

あなたに言わなくちゃ

わかってくれるって約束してくれるわよね

あなたの前では、自分を抑えることができなくて

私は触れられることを

卑しく求めてる

ふたりの愛は隠せない

女から男への欲望も


[Verse 1 : Michael Jackson]

She just a lover(*)

Who’s doing me by

It's worth the giving

It's worth the try

You cannot cleave it

Or put it in the furnace

You cannot wet it

You cannot burn it


[マイケル]

彼女はいわゆる愛人(*)

僕が求めたことを与えてくれる

やってみよう

引き裂こうとしたり

無理やり押し込もうとするんじゃなくね

濡れなければ

燃えることもできないのさ


[Refrain : Michael Jackson]

She wants to give it

(She wants to give it

(Ahh she wants to give it)

Dare me

(She wants to give it)

(Ahh, she wants to give it)

She wants to give it

Yeah

(Ahh, she wants to give it)

(She wants to give it)

(Ahh she wants to give it)


彼女がそれを求めてる

彼女がしたがっているんだ

彼女が僕にしたいんだ・・・

僕に挑むように

そう、彼女が求めているんだ

彼女が求めてる


[Verse 2: Michael Jackson]

It's just a feeling

You have to soothe it

You can't neglect it

You can't abuse it

It's just desire

You cannot waste it

Then if you want it

Then won't you taste it


それはまさに感覚なんだから

鎮めてあげなきゃ

無視しちゃいけないけど

暴走するのもだめ

それが欲望ってものなんだから

無駄にするんじゃなく

欲しいんだったら、

ちゃんと味わえばいい


[Refrain : Michael Jackson]

She wants to give it

(She wants to give it)

Ahh she wants to give it)

Dare me

(She wants to give it

(Ahh she wants to give it)

She wants to give it

(She wants to give it Yeah)

(Ahh she wants to give it No No)

(She wants to give it)

(Ahh she wants to give it)


彼女がそれを求めてる

彼女がしたがっているんだ

彼女が僕にしたいんだ・・・

僕に挑むように

そう、彼女が求めてる

彼女が求めているんだ


[Pre-Chorus : Princess Stephanie of Monaco]

One thing in life you must understand

The truth of lust, Woman to man

So open the door and you will see

There are no secrets

Make your move

Set me free


人生の中で理解しておくことのひとつは

女も男への欲望があるってこと

そう、扉を開けてみればわかるはず

隠すことなんてない

あなたがしたいように

私を自由にして


[Chorus : Michael Jackson]

Because there's somethin about you baby

That makes me want to give it to you

I swear

There's somethin about you baby


ベイビー、君には何かがあって

それで、僕はその気になってしまうんだ

本当だよ

君には何かあるよね


Just promise me whatever we say

Or whatever we do to each other

For now we will be making a vow, to just

Keep it in the closet


約束して

僕たちが話したことや、したことを

今は、僕たちだけの

秘密にすると誓って


[Verse 4 : Michael Jackson + Princess Stephanie]

If you can get it

It's worth a try

I really want it

I can't deny

It's just desire

I really love it


もし、それを君がわかってくれるのなら

試してみる価値がある

僕は本当にしたいし

拒むなんてできない

それは、まさに欲望

そういうのが好きなんだ


'Cause if it's aching

You have to rub it


そこが疼いたのなら

愛撫が必要なのよ


[Refrain: Michael Jackson]

She wants to give it

(She wants to give it

Ahh she wants to give it)

(Dare me)

(She wants to give it

Ahh she wants to give it)

She wants to give it

(She wants to give it)

Yeah

(Ahh she wants to give it)

(She wants to give it

(Ahh she wants to give it)


彼女はしたがってる

(彼女はしたがってる、

ああ、彼女はしたがってるんだ・・)


[Chorus : Princess Stephanie of Monaco]

Just open the door and you will see

This passion burns inside of me

Don't say to me

You'll never tell

Touch me there

Make the move

Cast the spell


扉を開けてみれば、わかるはず

私の中に燃えるような情熱があることを

気がつかないなんて言わないで

私のそこに触れて

したいようにして

魔法にかけて


[Chorus: Michael Jackson]

Because there's something about you baby

That makes me want to give it to you

I swear there's something about you baby

That makes me want

Just promise me whatever we say

Or do to each other

We make a vow for now to just

Keep it in the closet


ベイビー、君には何かがあって

それで、僕はその気になってしまうんだ

本当だよ。君には何かあるよね

約束して

僕たちが話したことや、したことを

今は、僕たちだけの秘密にすると


For now we'll make a vow, to just

Keep it in the closet


今は、僕たちだけの秘密にするって


Because there's something about you baby

That makes me want to give it to you

Because there's something about you baby

That makes me want to give it to you

I swear

There's something about you baby

That makes me want to give it to you


I swear there's something about you baby

That makes me want to give it to you

There's something about you baby

That makes me want to give it to you

There's something about you baby

That makes me want to give it to you


Just promise me whatever we say

Or whatever we do to each other

For now we'll make a vow to just

Keep it in the closet


She wants to give It

She wants to give it

She wants to give it

Ahh, she wants to give it

She wants to give it

Ahh, she wants to give it

She wants to give it

Ahh, she wants to give it

She wants to give it

Ahh, she wants to give it

She wants to give it

She wants to give it

Ahh, she wants to give it

She wants to give it

She wants to give it

She wants to give it

She wants to give it

Ahh, she wants to give it


(訳:yomodalite)



(*)「あなたとマイケル・ジャクソンが殴り合いをしたらどちらが勝つ?」と記者に聞かれたとき、プリンスは、「マイケルは戦う人ではなく、愛する人だよ(Michael is not a fighter he is a lover)」と答えていて、それは、マイケルがポールとデュエットした「Girl is mine」での、”Paul, I think I told you. I'm a lover not a fighter” の引用でもあるんですが、

上記の素敵な記事の中でも、記者が下品な意味にとって笑ったと書かれていますが、一般的に「lover」は「愛する人」とか「愛に生きる人」「恋人」というような意味ではなく、「セックスフレンド」という意味合いが強く、マイケルも、ここではそういった意味で使っていると思います。


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by yomodalite | 2017-12-18 22:31 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

Speechless!!(59th Birthday)

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今年の聖誕時刻は「Speechless」の和訳をアップすることにしました!


アルバム『Invincible』の中で、もっとも訳すのに躊躇して、最後に残ってしまっていたのですが(あまりにも美しい曲なので・・)、マイケルの誕生日に、彼への言葉としてなら・・・そんな想いで言葉にしてみました。


多くのアーティストが、愛や正義のために言葉を発していますが、音楽や芸術が「正しいメッセージ」を伝えるためのものになってしまったら、その本当の価値はなくなってしまうのでは・・と、思えてなりません。


でも、マイケルは「言葉を失う」という、芸術に触れたときのもっとも尊い感覚を誰よりも理解し、本当に美しい曲として遺してくれました。


だからこそ、マイケルは多様な世界中の人々に「愛」を感じさせ、ほとんど語らないという姿勢を貫きながら、大勢の人の心に遺る「メッセージ」を送ることができたのではないでしょうか。






Speechless

Written by Michael Jackson


Your love is magical, that's how I feel

But I have not the words here to explain

Gone is the grace for expressions of passion

But there are worlds and worlds of ways to explain

To tell you how I feel


あなたの愛はまるで魔法のように、僕には感じられる

でも、言葉で説明することができなくて

その尊さが過ぎ去るまでに、溢れる想いを表現できない

この世界には、そういった言葉も方法もあるとは

思うんだけど


But I am speechless, speechless

That's how you make me feel

Though I'm with you I am far away and nothing is for real

When I'm with you I am lost for words, I don't know what to say

My head's spinning like a carousel, so silently I pray


でも、やっぱり言葉にならない、言葉にできない

あなたから感じるものをなんて言ったらいいのか

一緒にいるのに、遠く離れているようで、

なにもかもが現実ではないような

あなたと一緒にいると、僕はいつも言葉を失って

なんていっていいのかわからなくなる

頭の中はメリーゴーランドみたいにぐるぐる回っているのに

ただ祈ることしかできなくて


Helpless and hopeless, that's how I feel inside

Nothing's real, but all is possible if God is on my side

When I'm with you I am in the light where I cannot be found

It's as though I am standing in the place called Hallowed Ground


救いもなく、望みもなく、どうにもならない僕の心

確かなものなど何もないけど、神さえ僕の側にいてくれるなら

不可能なことなんてない

あなたといれば、僕は見失っていた光の中にいて

聖地と呼ばれる場所に立っているみたい


Speechless, speechうless, that's how you make me feel

Though I'm with you I am far away and nothing is for real

I'll go anywhere and do anything just to touch your face

There's no mountain high I cannot climb

I'm humbled in your grace


あなたから感じたことを表現する言葉が見つからない

ずっと一緒にいるのに、遠く離れているようで、なにもかもが現実ではないような

僕はあなたの頰に触れられるなら、どこにでも行き、なんでもする

どんな高い山にだって登れる

僕はあなたの尊さに、ひれ伏すしかない


Speechless, speechless, that's how you make me feel

Though I'm with you I am lost for words and nothing is for real

Speechless, speechless, that's how you make me feel

Though I'm with you I am far away, and nothing is for real

Speechless, speechless, that's how you make me feel

Though I'm with you I am lost for words and nothing is for real

言葉にならない、言葉にできない。あなたから感じたことをどう表せばいいのか

一緒にいると、言葉を失ってしまって、まるで夢の中にいるみたい

あなたから感じたことを表現する言葉が見つけられず

一緒にいるのに、遠く離れているようで、なにもかもが現実ではないみたい


Speechless

your love is magical, that's how I feel

But in your presence I am lost for words

Words like, "I love you."


言葉にできない

あなたの愛は魔法のようで、ただそう感じるしかない

でも、あなたの前では、言葉を失ってしまう

“I love you.”という言葉でさえ


(訳:yomodalite)


この曲の「あなた」は、マイケルにとっては「神」ですが、私にとっては「マイケル」であり、「マイケルの愛」に、すべて置き換えられる。


Happy 59th Birthday, Michael!

We don't never forget you.


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by yomodalite | 2017-08-30 10:33 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(2)

和訳 “Jam”

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「マイケルとヒップホップ(2)」の前に、「JAM」の和訳をしておくことにします。






JAM

lyric by Michael Jackson


Nation to nation

All the world

Must get together

Face the problems

That we see

Then maybe somehow


全世界の国という国が

一つになり

僕らが直面する問題に取り組めば

何か方法が見つかるはずだ


I asked my neighbor

For a favor

She said, “Later”

What has come of

All the people?


隣人に頼みごとをしたら

彼女に「後でね」と言われた

みんなどうなってるんだ?


False prophets cry of doom

What are the possibilities?


偽物の預言者がみんなに叫んでることなんて

どれほどありえることだと思う?


I told my brother

There’ll be problems

Times and tears of fears

But we must live each day

Like it’s the last


僕は(宗教指導者や)仲間に

そういうのは問題だって言ったんだ

恐怖も悲しみも、時代とともにある

ただ、僕たちは毎日を

いつも最後の日だと思って生きなきゃならないんだって


Go with it

Go with it

Jam


それをやって行こうよ

みんなで自由に


It ain’t too much stuff

It ain’t too much

It ain’t too much for me to

Jam


それは多すぎることはないし

大変すぎるわけでもない

僕にとってはどうってことじゃない

みんな自由にやればいい


The world keeps changing

Rearranging

Minds and thoughts

Predictions cry of doom

The baby boom

Has come of age

We’ll work it out


世界は変化しつづけ

再編成される

精神も思考も

予言された運命も

ベビーブーム世代も年を重ねた

僕らは乗り越えていくんだ


I told my brother

Don’t you ask me for no favors

I’m conditioned by the system

Don’t you preach to me

Don’t scream and shout


僕は(宗教指導者や)仲間に言ったんだ

僕をあてにしないでほしいって

僕はシステムに組み込まれてる

説教したって無駄だよ

大声でどなったり叫んだりもしないでくれ


She pray to God, to Buddha

Then she sings a Talmud song

Confusions contradict the self

Do we know right from wrong?

I just want you to recognize me

In the temple

You can’t hurt me

I found peace within myself


彼女は神に祈り、仏に祈り

それからタルムードの歌を歌い

その混乱から自己矛盾に陥る

僕らに正しいとか、間違ってるとかわかると思う?

僕はただ君に気づいてもらいたいだけ

僕が安らかな場所にいるんだってことを

僕を傷つけることなんてできない

僕は自分の中に平和を見つけたから


Go with it

Go with it

Jam

It ain’t too much stuff

It ain’t too much

It ain’t too much for me to

Jam

It ain’t too much stuff

It ain’t

Don’t you

It ain’t too much for me to

Jam

It ain’t too much stuff

It ain’t too much

It ain’t too much for me to

Jam

It ain’t too much stuff

It ain’t

Don’t you

It ain’t too much for me to


やってみろよ

みんなで集まって

何をするにも多すぎることはないし

大変すぎるなんてこともない

みんな混じりあって

自由にやればいいんだ・・・


[Rap by Heavy D]

Jam Jam

Here comes the man

Hot damn

The big boy stands

Movin’ up a hand

Makin’ funky tracks

With my man

Michael Jackson

Smooth Criminal

That’s the man

Mike’s so relaxed

Mingle mingle

Jingle in the jungle

Bum rushed the door

3 and 4’s in a bundle

Execute the plan

First I cooled like a fan

Got with Janet

Then with Guy

Now with Michael

Cause it ain’t too hard to …


みんな集まってやりあおうぜ

熱くてヤバい奴らはこっちへ来いよ

デッカい男のお出ましさ

手を動かして

ファンキーなやつを作るんだ

一緒にやるのは、マイケル・ジャクソン

あのカッコイイ完全犯罪(スムースクリミナル)の男さ

マイケルの曲は、超リラックスしてて

なんでもかんでも入れ込んで

混ざりに混ざってる

のらくらしてる奴もドアをぶち破って

3人とか4人で束になれば

計画を実行できる

最初にやったジャネットのように

おまえらも後に続けよ(*)

今度は、マイケルと一緒なんだから

むずかしいことなんてないだろ・・


Jam

It ain’t too much stuff

It ain’t too much

It ain’t too much for me too


混じり合うんだ

何をするにも多すぎることはないし

大変すぎるなんてこともない

自分にとってやり過ぎることなんてない


Jam

It ain’t too much stuff

It ain’t

Don’t you

It ain’t too much for me to


みんな自由にやれよ

なんだってやり過ぎることなんてない

そんなことはないよ

そうだろ?

自分にとってやり過ぎることなんてないんだ・・・


Jam

It ain’t too much stuff

It ain’t too much

It ain’t too much for me to


混じり合うんだ

何をするにも多すぎることはないし

大変すぎるなんてこともない

自分にとって多過ぎることなんてないんだ


Jam

It ain’t too much stuff

It ain’t

Don’t you

It ain’t too much for me to


みんな自由にやれよ

なんだって多すぎることなんてない

そんなことはないよ

そうだろ?

自分にとってやり過ぎることなんてないんだ・・・


(訳:yomodalite)







(*)ここは、テディ・ライリーのバンドである「Guy」の意味も含まれていると思います。ただ、First I cooled like a fan got with Janet は、ジャネットの「Rhythm Nation」(1989)を指していると思いますが、Guyの曲には、それに対応するような曲が見当たらなかったので、「それから、Guyもね」という訳にはしませんでした。




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by yomodalite | 2017-04-26 07:00 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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