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監督は『ユージュアル・サスペクツ』や『X-MEN2』のブライアン・シンガー、音楽プロデューサーを、ブライアン・メイと、ロジャー・テイラーが務め、数々の超名曲がフレディ自身の歌声で甦る!

そんなクイーンの映画が楽しめないわけはないんだけど、一抹の不安があったのは、フレディ役の完成度。

でも、ラミ・マレック演じるフレディは、予告編の印象よりもずっと違和感がなくて、登場した瞬間から、あの特徴的な動きを捉えていただけでなく、彼の優しささえも伝わってくるような絶品演技。

映画では、フレディの生い立ちや、少年時代であるとか、メンバーが実際には知らないような真実やドラマといったものはあまり描かれず、メンバーがこんな風に記憶されたい、という描き方がされていたと思う。

それは、ともすれば凡庸で綺麗ごとになりがちだけど、物語をつなぐ音楽が非凡なあまり、結局それ以外は、何もいらなかったんだと感じさせてくれる。中心メンバーが関わった名作揃いの音楽構成は本当に素晴らしく、永年のクイーンファンを満足させただけでなく、きっと新たなファンも増えたはず。

終了後、両隣の人が大泣きしていて、席を立つのをためらうぐらいだったんだけど、でも悲しい映画じゃなかったと思う。

永遠の命を手に入れようとして、実際にそうなった姿が見られたんだから・・・


名曲の録音風景、そして、
あのライブエイドのステージを堪能するために
私は「Dolby-ATMOS」で観ました!



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by yomodalite | 2018-11-14 23:03 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(11)

『愛と法』

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ゲイカップルの弁護士ふたりを主役にしたドキュメンタリ。

でも、性的マイノリティがテーマじゃない。

人生の伴侶に出会い、周囲に祝福されて結婚式を挙げたふたりは、とても穏やかで幸せそうにみえるけど、ふたりの家族はカミングアウトをすんなり受け入れたわけでもなく、

無戸籍児童、ろくでなし子裁判、君が代不起立裁判・・・ふたりの元に舞い込む依頼は、たしかにマイノリティに関わることばかりだけど、マイノリティを「選別」をする政治的な意図や、イデオロギーでもなくて、

この映画は、そーゆードキュメンタリとも違う。

日本の法律の言葉は、専門家にしかわからないものが多いけど、不可解な判決や、無慈悲な判決が出るのは、裁判官の「感覚」次第ということも。

でも、「法」の可能性を信じているふたりが話す言葉は、論理的でも、戦闘的でもなく、常に「やさしさ」に包まれていて、ふたりは裁判を争う以外に、施設がなくなって居場所を失った少年の養親になったりもするんだけど、

そんな「マジョリティ」とはまったく違うふたりの生活が、淡々と穏やかで「ノーマル」に描かれていて、不思議と「ほのぼの」とした仕上がりになっているのは、ふたりが大阪で弁護士事務所を共同経営していて、監督も大阪在住・・だからかな。


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by yomodalite | 2018-10-12 01:08 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)
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キャストのほとんどがアジア系でありながら、ハリウッドで大ヒットしたラブコメディ。

・・という情報だけで見に行ったのだけど、冒頭、リッチな中国系の家族が、ヨーロッパの高級会員制ホテルにチェックインするというシーンで、すぐに心を掴まれた。ちょっと大げさに言えば、全アジア人の溜飲が下げられたというか・・。

主役は、ニューヨーク大学で経済学部の教授を務めるレイチェルと、その恋人のニック。ニックの親友の結婚式に出席するためにシンガポールへ行くことになったレイチェルは、飛行機がファーストクラスだったことから、ニックが超お金持ちだったことに気づく。

シンガポール一の超名家の跡取り息子だったニックと、シングルマザーに育てられた生粋のニューヨーカーであるレイチェル。ふたりの恋に次々と襲いかかる障害。

アメリカ人にウチの嫁はつとまらないと考えるニックの家族、そして、超大金持ちの妻の座を狙う女たちからの激しい嫉妬・・・

でも、そういった新鮮味のない昼ドラのようなストーリーに、現代のさまざまな中国系の成功者たちのゴージャスライフが散りばめられると、ハリウッドのセレブライフを見ているときとはまた違った魅力があって…

また、今のハリウッドでは、超資産家の「伝統」を描かないし、出来ない状況でもあるので、お決まりの話のようで、ハリウッド映画としては、意外と新鮮に感じられるのだ。

シンガポールや、中国の現在の成功は、グローバリズムの優等生としてのものだけど、彼らの根本にある「アメリカニズム」とは真逆なものが物語の軸になっているところも面白く、

共に勝者であるもの同士の戦いには陰惨なところがなく、善悪をはっきりさせたがるハリウッド映画にはあまりない、小気味のいい結末も新鮮でした。

日本のバブル時代にこんな映画を一本でも作れていれば・・なんて思ったけど、それが無理だったことも、この映画でよくわかった、という感じ。

キャッチーなオープニングから、鮮やかなエンディングまで、一貫して軽快なストーリー。
レディースデーにぴったりな作品かも!


映像を無駄に盛り込んだだけの、
予告編は見る価値ないのでサントラを!



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by yomodalite | 2018-10-04 00:57 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)
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クマのプーさんの続編の実写映画。
大人になって妻子とロンドンに暮らすクリストファー・ロビンが、再びプーに出会ったことで、人生が変わっていく、というストーリー。

ベンジャミン・ホフの『タオのプーさん』を読んだときとか、たくさんのプーさんがスケートリンクに舞ったときとか、今まで何度もきっかけがあったはずなのに、実は、これまでクマのプーさんを読んだり見たりしたことが一度もなかったのですが、

最初、おっさんぽい声とイギリス訛りの英語でしゃべるプーさんに、ちょっぴり戸惑ったものの、最近一週間ほど滞在したロンドンの街並みが登場すると、なんだか懐かしさを感じたり、

ロバのイーヨーや、子豚のピグレット、トラのティガーたちが登場すると、徐々に「100エーカーの森」の世界に引き込まれて、実際の旅行ではあまり感じることができなかった、イギリスの田舎の雰囲気にも癒されました。

子供と一緒に観るのに良さそうな映画にみえて、実際は、大人じゃないと楽しめなくて、

プーさんの声も、子役や、少年役の声優じゃなくて、

やっぱり、おっさんの声じゃないと・・って感じでした。

もっとも、私が観たのは字幕版で、吹替版の、まんま半沢直樹らしい堺 雅人さんが相応しいのかどうかはわかりません・・w


監督は、ジョニー・デップがJ.M.バリを演じた
『ネバーランド』のマーク・フォースター!

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by yomodalite | 2018-09-25 16:40 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

カメラを止めるな!

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特殊歌人の枡野浩一氏が、ツイッターで何度も紹介するだけでなく、何度も足を運んでいることを知って、絶対に見に行こうと思っていたんだけど、大阪上映が始まるまでに前評判がどんどん高くなって、私が見た回では、立見席まで売り切れになっていました。

ネタバレせずに、この映画を語るのは難しいんですが、

ホラーがホントに苦手で、ゾンビの面白さも、怖さやスリルで納涼という感覚もまったくわからないのだけど、この映画はすばらしく清涼感にあふれていて、映画ファンには国境を越えて愛されそうな作品だと思いました。

それと、

そんなに映画は好きじゃないけど、真実が好き!という人にもオススメで、見終わったあと、あちこち巡回して、もう一度あれやこれやのシーンを考えてみると、ますます「わぁーー!」という感情がわき上がってきて、あーー、何度も見に行きたくなるのは、そーゆーことか、なんて思って、またまたじんわりしてしまうかもしれません。

あと、、

エンディングにかかる曲が、えっ!これイイのかな…と思うほどマイケルだっだんだけど、「私もそう思った(もしくは思わなかった)」っていう報告も待ってます(^^)

では、

公式サイトや予告編でなく、ネタバレなしの監督インタビューを!
こちらは、見終わって感染した人向け!


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by yomodalite | 2018-08-20 12:36 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(2)
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今日こそは、エアコンの温度設定を18度ぐらいにして、ちょっぴり肌寒さを感じながら、ふわふわのお布団にくるまって、本を読んだり、スマホで動画を見たりしているうちに、ウトウトと寝てしまうけど、ときどき風鈴の音で起こされて・・・

みたいな1日にしようと思ってたんだけど、どんなに低い温度に設定しても、涼しくならない部屋に見切りをつけ、家から一番近い映画館に行くことにした。

「Saturday Night Live」のひとが作った・・ぐらいの浅い情報から、この映画を選んで座席に着くと、右隣は、町山智浩の紹介で見る映画を決めてます、みたいな男子で、左隣は20代の女子ふたり組。平日午前中の上映にしては客層が若い?なんて思っていると、

主人公のジェームスは、幼い頃に誘拐され、外に出ることも出来ないシェルターで25年間もニセの両親が創った教育番組『ブリグズビー・ベア』を見て成長するが、ある日突然、警察に保護され、実の両親の元へ帰る・・・

という物語が始まった。

(下記はめずらしくネタバレしてるので注意してね)

『テッド』のようにちょっぴり皮肉で下品な笑いはなく、シェルター暮らし(『ルーム』)や、ニセの家族(『万引き家族』)といった、最近の映画でも経験したプロットの中に、世界初のSF映画『月世界旅行』を思わせる “月” や、『スターウォーズ』のマーク・ハミルも重要な役で登場して、映画へのオマージュには満ち溢れているのだけど、

普通の子供時代を奪われ、突然まったく別の世界に戻された青年にも、突如戻ってきた青年にとまどう両親にも、解決しがたい深刻な問題があるはずなのに、山あり谷ありといった多くの映画にありがちな展開は抑えられ、

意外にも物語は穏やかなハッピーエンドを迎える。

誘拐犯を憎んでも憎みきれないはずの実の両親も、ニセの両親を逮捕した警察も、ジェームズとはまるで違う現実を生きて来た同年代の友人たちも、『ブリグズビー・ベア』へのこだわりから抜け出せないジェームズをあたたかく見守り、最期にニセの父親のナレーションも加わって、

ついに『ブリグズビー・ベア』の映画が完成するのだ。

ヒーロー映画には「悪」や「被害者」が必要なのに、この映画には悪も被害者も出てこなくて、なぜ、ブリグズビーが正義のヒーローなのかもよくわからないけど、『ブリグズビー・ベア』には「いいひと」しか登場しない。

そんな馬鹿な・・という気が一瞬するけど、

ヒーローが悪を倒すことで世界が救われたり、被害者の願いから生まれた法律が新たな犯罪を防ぐことよりかは、ずっと「よくある物語」なのかも、と思った。


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by yomodalite | 2018-07-19 14:42 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)
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是枝監督の映画を観るのは『誰も知らない』『空気人形』『そして父になる』に続いて4作目。今回はカンヌのパルムドール受賞したこともあって、大阪の先行上映でもかなりの人が入っていました。

2010年代のパルムドール受賞作品では、2016年の『私はダニエル・ブレイク』、
2017年の『ザ・スクエア 思いやりの聖域』を観ましたが、

今回の是枝作品も含めて、これら3作品には共通点がある。

『私はダニエル』と『ザ・スクエア』は舞台設定はかなり異なるものの、生活保護を求めるダニエル・ブレイクも、キュレーターのクリスティアンも、格差社会の中で助け合おうとする話。

あらすじで見ると、

イギリス北東部で大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められ、国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれ、貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていく…。

『ダニエル・ブレイク』と『万引き家族』は特に近い点があるのだけど、ケン・ローチ監督がダニエルをある種のヒーローとして、正義を描いているのとは逆に、是枝監督が描いた「家族」は、誰もが悪人で、正しさはどこにもなく、そこには「やさしさ」しかない。

私には是枝作品の方がすべてにおいてずっと素晴らしい作品に感じられた。

お兄ちゃん役の城桧吏は、『誰も知らない』で、長男を演じ、カンヌで史上最年少の最優秀主演男優賞を受賞したた柳楽優弥と同じぐらい素晴らしいのだけど、この「家族」は全員が素晴らしすぎて、誰か1人だけ選ぶことなんて出来なかった。それで監督が代表して、トロフィーを受け取ることになったんだと思う。

たったひとつだけ不満があるとすれば、もっともっと彼らを見ていたかったこと。

エンディングロールで、すごく美しい音楽(細野晴臣)が流れて、これで終わってしまうことがとても寂しかった。

DVD化の際は、未公開シーンも一杯追加して欲しいけど、もっと長く観たいので連続ドラマ化してくれても・・とも思った。

最後に登場する、高良健吾と池脇千鶴は損な役回りだけど、ほんの一瞬だけ登場するキャストにも、ハッとするほど素晴らしい存在感がありました。

血縁家族の素晴らしさをあまり知らない人には特に・・・


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by yomodalite | 2018-06-04 22:28 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)
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「この正方形の中では、誰もが平等で助け合うのが決まりです」

現代美術館のキュレーターであるクリスティアンは、次の展覧会で「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた作品を展示すると発表する。それは人々に思いやりの心を思い出してもらうための聖域・・・

という予告編を見て、絶対に見に行かなきゃとは思ったものの、作品の好き嫌いも完成度もそんなには期待してなくて、


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上映前に入ったトイレにあった広告で、移民の状況をユーモアと皮肉をこめて描いて楽しめただなんて・・坂本龍一のようなリベラルがそんなことを言うなんて・・結局その程度のユーモアか、とさらに期待値が下がってしまったのだけど、

冒頭からゾワゾワとした緊張が緩むことなく、最後まで予想のつかない展開にドキドキして、151分もあったことが信じられないぐらい完成度の高い作品でした!

『アベンジャーズ・インフィニティウォー』、『アイ、トーニャ』に続く5月の3本目の映画だったんだけど、今年の上半期のベストは確実かも!(教授以外では、町山氏のコメントも的外れだったけど、そんなところも、ある意味予想通りですねw)


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by yomodalite | 2018-05-20 23:30 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

アイ、トーニャは必見!

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映画館で、初めてこの予告編をみたときは驚いた。
トーニャ・ハーディングという名前を今思い出すことになるなんて・・・

1994年、私は今と同じようにフィギュアスケートを見るのが好きだったけど、そんな私の前に現れた初めての「悪役」がハーディング。彼女がスケート界を追われた後プロレスラーになった、というニュースを聞いたときも、多くの悪役レスラーのように「ヒールを演じている」なんて思わなかった。

ライバルだったケリガンを襲撃し、リレハンメルの氷上では、審査員席に足を乗せ、靴紐の不備を訴えた・・彼女の記憶はそれがすべてで、思い出したくないものばかりだったのに・・・

トーニャの生い立ちが描かれていくうちに、少女時代の彼女に感情移入せずにはいられなくなり、成長した彼女がZ Zトップ(!)の音楽で滑り出すと、応援せずにはいられなくなる。

ゴシップ誌「ハード・コピー」の記者は言う。「この事件には、バカしか登場しない」。

トーニャの周囲は、「ホワイト・トラッシュ」と揶揄されるような人ばかり。

オバマやヒラリー、そしてハリウッドが悲惨さを目にしながら、まったく手を差し伸べることなく、ただただ蔑んできた人々・・・

ケリガン事件も彼らが勝手にひきおこしたものだったのに、メディアはトーニャを悪役にキャスティングし、常にナンシーと対比させることを選んだ。

20年以上経った2017年にトーニャが映画になった理由のひとつには、トランプ大統領誕生の影響もあったと思う。

私を嫌う人は皆こういう、「トーニャ、真実を話せ」って。でも、真実って何?

予告編の冒頭とは違い、実際の映画では最終章の場面で、トーニャがそう問いかけるとき、当時のことを覚えている人なら、きっと胸に重く響くでしょう。

人は自分の信じたいこととは違うものを「フェイクニュース」と呼び、自分がしている差別だけは正当な理由があると思い込む。

裁判は、何ももたなかった彼女から、唯一の希望だったスケートさえ奪ってしまう。

理不尽な結末を少しだけ和らげるかのように、エンディングロールでは、現在トーニャが母になり子供を育てていることに誇りをもっていることが伝えられるのだけど、

もう少しだけ明るい気分で観たいひとは、映画館に行く前にこの動画を見て!

Dancing with the Stars 2018
アダム・リッポンや長洲未来と共に
レジェンドスケーターとして出演!




今の彼女に拍手を送りたくなる…




スケートを猛特訓し、プロデューサーも務めた主演のマーゴット・ロビーと、鬼母を演じて助演女優賞を総なめしたアリソン・ジェネイ、ふたりの気合の入った演技も絶品です!





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by yomodalite | 2018-05-10 10:47 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(4)
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去年91歳で亡くなったハリー・ディーン・スタントンの遺作。
・・・とだけ知っていて見に行ったのだけど、ハリーが演じている主人公のラッキーは90歳。アメリカ南西部の街に住み、第二次世界大戦に出征した経験があり、ちょっぴり偏屈だけど、愛されていて・・と、実際のハリーがモデルになっている、という以上に、ハリーの人生すべてに捧げられたオマージュ作品。

『ファーゴ』や『グラン・トリノ』に出演していた名バイプレーヤー、ジョン・キャロル・リンチが監督として、ハリーの最後を記録し、実際の友人で自身の作品に何度も起用しているデヴィッド・リンチも友人役で出演していて、ふつうの人々であるラッキーの周囲の会話には、ちょっぴり哲学的な部分も。

無神論者で現実主義者だというラッキーと彼らの会話には「ナッシング」がいっぱい出てくるのだけど、韻を踏んだセリフになっていたせいか、私はときどき、ヒップホップの歌詞や、ケンドリック・ラマーのことも頭に浮かべてしまった(前日にピュリツァー賞のニュースを見たからかな)。

そんなのは私だけかもしれないけど、でもニューヨークやカリフォルニアではなく、アメリカ南西部の多様性がこの映画のテーマにあることも確かで、ヒップホップだけでなく、ライムもフロウもリリックも、ブルースにだってある、という映画でもあったと思う。

2012年のドキュメンタリーでは、ハリーが歌うサントラも発売されたけど、この映画でも、彼がスペイン語の歌を披露するシーンがある。

偏屈で老いたカウボーイの視線の先に見えていた、パリ、テキサス、そして沖縄やフィリピンといったアジアも、スペインも、都会の言葉とはちがうものだったみたい。



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by yomodalite | 2018-04-19 12:07 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite