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『「差別はいけない」とみんないうけれど』_f0134963_16303707.jpg


毎日の生活の中で、自分がもっとも多く感じる感覚は「なぜ?」という疑問のように思う。それで色々調べてはみるのだけど、答えが見つかることはほとんどない。

私が知りたいのは、あなたがその結論に至ったデータなのに、その答えを知っているかのように振る舞う人々は、上から目線で正しい答えを教えるように書いていたり、その結論に導くために都合の良い情報を並べているだけだったり、少しでも疑問を持ったり、食い違うデータに対して意見を求めようとしても、敵扱いされたり、また最近では態度を保留することさえ認めないと言う。

すべてがそんなことばかりだけど、

アメリカで黒人男性のジョージ・フロイド氏が白人警官の暴行で死亡してから、今も続いている抗議行動についても、モヤモヤした気分を抱いている人は多いでしょう。

デモが広範囲に拡がっていることもあって、これについて語るのは容易ではないけど、Black Lives Matter(以下BLM)が、なぜ、「All Lives Matter」を否定するのか?という疑問に関して、BLMの支持者たちは、

「社会的弱者が不利となる仕組みが社会構造に取り込まれているため、黒人が黒人として生まれただけで、その後の人生が自動的に不利になる」

という「Systemic Racism(制度的人種差別)」という言葉をよく用いている。特権を持つ白人を含めた「All Lives Matter」では、黒人の差別は解消されないのだと彼らは強く主張し、黒人の人種差別は白人が考えないと解消できないものだとして、黒人以外の人々の参加を強く呼びかけている。

長い間、この問題が解決しないのは、社会の仕組みを作っている側にこの問題が届いていないから。

それは正しいことかもしれないけど、彼らが「届いていない側」を白人という人種で区別することに、新たな人種差別や人種による分断を感じて賛成しきれない人も多いでしょう。

本書は2019年に出版されたものですが、「シティズンシップ」と「アイデンティティシップ」というふたつの論理を示すことで、現在の反差別運動にある問題がまとめられています。

現在の人種差別への抗議行動は、なぜ白人という人種ごと「差別者」にするのか? また、そういう彼らがトランプが「人種を分断させた」と激しく批判するのはなぜか? そして、私たち日本人はなぜ「人種差別」が理解できないと言われるのか?・・といったことの理解に役立ちそうな内容だったので、

本書の長文のまえがきは、Kindleの無料サンプルで全文読めますが、そこから抜粋して要約してみました。

(要約引用開始)

市民であれば、誰でも差別を批判できる。これがシティズンシップの論理で、これによって当事者以外の人間も差別問題について雄弁に語れるようになり「ポリティカル・コレクトネス」の時代が到来した。

しかし、みんなが差別を批判できるようになったのは、つい最近のことで、これまでの反人種差別運動では、差別を受けたものしか、その痛みはわからないという考えが支配的だった。この変化の大きな転換が「アイデンティティ」から「シティズンシップ」だ。

差別は特定の人種、ジェンダー、障害などを持つ人間を不当に扱う行為で、差別は個人が属する社会的カテゴリーに対する偏見から生じる。これら不当に扱われるアイデンティティ(帰属性)を持つ集団が、社会的地位の向上や偏見の解消を目指す政治運動をアイデンティティ・ポリティクスと言う。

アイデンティティ・ポリティクスを基準にすれば、批判できるのは、差別の対象となっている集団だけだが、ヘイトスピーチ規制法の必要性を訴えたアメリカの法学者ジェレミー・ウォルドロンは、アメリカの政治学者ジョン・ロールズの「秩序ある社会」「公正としての正義」に基づき、法が守るのは「平等なシチズンシップの尊厳」であり、そして尊厳とは、「集団の個々の成員」の「尊厳」なのであって、「集団そのものの尊厳や、集団をまとめる文化的または社会構造の尊厳ではなく、民族や人種といったアイデンティの尊厳ではない、とした。

ロールズはあらゆる社会的アイデンティティにかかわらない「正義」を考え、シティズンシップの論理で、アイデンティティ・ポリティックスが持つ問題点も避けられるはずだった。

「足を踏んだ者は、踏まれた者の痛みがわからない」という言葉をもう一度考えてみよう。ポイントは「足を踏む」という比喩。殴るや蹴るは意図的な行為だが、誰しも電車の中で無意識に足を踏んでしまった経験ならあるだろう。踏んでいたことに気づかなかったこともあるかもしれない。反差別運動に積極的にコミットしている人でも、意図したわけではなく差別とみなされる可能性は避けられない。

反差別運動は、差別をする意図がなかったししても、差別者には責任があるという考えを前提にしてきた。しかし、そうなると自分がマジョリティであるというだけで、差別だと非難されるのか、と被害者意識を持つ者も出てくる。

アイデンティ・ポリティクスは、マイノリティによる反差別運動だったが、反ポリコレを訴えるマジョリティによるアイデンティ・ポリティクスが登場する理由にもなった。

また、シティズンシップの論理は、非当事者をふくめたみんなが差別を批判できる状況をつくった一方で、差別批判を「炎上」という娯楽にしてしまった。ここ数年の炎上騒動は、差別者を一方的に悪者に仕立て上げる傾向があるが、それが可能なのは、みんなが自身が持つ差別性を問われることなく、安心して差別者を糾弾できるからだ。しかし、本当に差別者だけが悪なのか。私たちだけが善なのか。

シティズンシップの論理は、もしかしたら差別をしてるかもしれない、と自らに問いなおすこと、差別とは何か、と考えるきっかけを失わせている。

アイデンティティとシティズンシップ。このふたつの論理ははっきりと区別されるわけではない。反差別運動において、ときには協働し、ときには対立してきた。みんなが差別を批判できる時代の問題点をさらに考えていくために、アイデンティティとシティズンシップというふたつの反差別のロジックの特徴を、ドイツの法学者カール・シュミットの理論でまとめると・・・

◎反差別のロジック

・政治思想
アイデンティティ(民主主義)
シティズンシップ(自由主義)

・主体
アイデンティティ(集団)
シティズンシップ(個人)

・他集団との関係
アイデンティティ(差異化)
シティズンシップ(同化)

・集団内
アイデンティティ(同質性)
シティズンシップ(多様性)

・差別を批判できるのは
アイデンティティ(被差別者・特定のアイデンティティ)
シティズンシップ(みんな・市民たる自覚あるもの)

私たちは選挙で政治家を選び、政治家たちが議論するという政治制度のもので暮らしているが、ここにも、自由主義と民主主義というふたつの政治システムが組み合わさっているとシュミットは言う。

シュミットは、多様な意見を持った個人が市民として討議するのが自由主義。一方、民主主義の特徴は、支配者と被支配者の同一性、国家の権威の主体と客体との同一性、国民と議会における代表との同一性・・・などを挙げ、同一性を担保とする民主主義は、同じ民族、同じ言語を使うといった「同質性」が必要で、その同質性を保つためには、必要があれば、異質なるものの排除、あるいは殲滅が必要である」と。

自由主義と民主主義は平等をめぐっても異なる考え方を示す。

シュミットによれば、あらゆる人権思想は自由主義的である。しかし、絶対的な人間の平等は「概念上も実際上も、空虚などうでもいい平等」であるために、経済という「政治上の外見的平等のかたわらで、実質的な不平等が貫徹しているような別の領域」を生んでしまう。

たいして民主主義は、「国民としての同質性」があるために、一国内に限られるとはいえ、「国籍を有するものの範囲内では相対的にみて広汎な人間の平等」を実現する。

シュミットの「自由主義」と「民主主義」の区別を踏まえると、アイデンティティとシティズンシップという反差別言説のふたつのロジックは次のように整理できる。

アイデンティティ・ポリティクスとは、社会的不利益を被っているアイデンティティを持つ集団が結束して社会的地位の向上を目指す政治運動だった。たとえば、黒人という人種、女性という性別といったさまざまなアイデンティティに基づいた政治運動が存在するが、それらはすべてアイデンティティの「同質性」をもとにしているために、シュミットの区分にしたがえば、民主主義に属するものといえる。  

一方、シティズンシップの論理は、あるアイデンティティを持った「集団そのものの尊厳」ではなく、「平等なシティズンシップの尊厳」を守るものであった。つまり、シティズンシップの論理では、「市民」という「個人」の権利が重視されている。シュミットの区分にしたがえば、個人の権利、人権もまた自由主義的な考えであった。

しかし、ここで注意すべきなのは、シュミットは「自由主義的な個人意識と民主主義的な同質性」は「克服できない対立」であると述べていることだ。これから現在の政治状況を見ていくが、シュミットの指摘は正しいように思われる。アイデンティティとシティズンシップの論理もまた「克服できない対立」なのである(「第二章日本のポリコレ批判」参照)。

(要約引用終了)

この後の展開はより興味深い内容なので、目次も確認の上、ぜひ読んでみてください。


by yomodalite | 2020-06-10 16:38 | 政治・外交 | Comments(0)
世界を変えよう メイク・ザット・チェンジ_f0134963_02070225.jpg


久しぶりにマイケル書籍を紹介します。
今年の1月に出版されていたのに、paseriさんに紹介してもらうまで気がつかなくて(https://nikkidoku.exblog.jp/31140061/)、ようやく手にしたのが5月1日。

(追記:私がここまで素通りしてしまったのは、帯コピーを書いている安富氏のせいだと思いますがw、ただ、氏の本とは違って、こちらはマイケルの人生すべてに焦点をあて、相当な年月をかけて書かれたものなので、批判は、最後まで読んだ上でね。読むよりも、書く方は何百倍の時間を割いていますし、ドイツ語で書かれたものを日本語で読めるのは、採算度外視で翻訳してくださった方のおかげですからね!)

厚みが5センチほどもあるうえに2段組で900ページ。索引含めて500ページの『コンプリートワークス』(ジョセフ・ボーゲル著)を持っている方なら、その重みが想像できると思うけど、重いのは本の重量だけではなくて・・・5日後に読了した後もなかなかブログに書けずにいました。

私事で時間が取れなかったということもあるけど、メガスターという言葉が生み出されるほど成功した裏で、マイケルに襲い掛かった壮絶な痛みや苦しみ、それらすべての「受難」を描き尽くそうとした著者の思いが伝わりすぎて、紹介する言葉に詰まってしまったというのが一番の理由。

マイケルの母や父の本も、米国ではなく最初にドイツで出版されていますが、本書は、ドイツ語で書かれてスイスで出版されていて、リトグラフ作家で、ヨガ指導者、シンガー。ユダヤ・キリスト教やインドの経典の研究が趣味というソフィア・バーデという女性と、バラモン教修道僧で、スピリチュアルアドバイザーでもあるアルミン・リジと言う男性、共に1962年生まれの二人によって書かれていて、

『メイク・ザット・チェンジ 世界を変えよう マイケル・ジャクソン:精神の革命家、そのメッセージと運命』は、(ドイツ語の直訳 Make That Change - Michael Jackson : Botschaft und Schicksal eines spirituellen Revolutionärs)米国では出版されていない本なので、あまり話題になっていませんが、マイケル・ジャクソンについて今読むことができる、最上の評伝だと思います。



ドイツ語なのでさっぱりわからないけど、
後から登場してインタヴューを受けているのが
ソフィア・パーデ。
彼女のだけでなくインタビュワーが
米国の自称ジャーナリストの雰囲気とは
全然違ってイイ感じ。


この本では、マイケルの誕生から亡くなるまでだけでなく、なぜ亡くなったのか?に多くのページが割かれています。

そこでの結論は、2011年に出版されている『マイケルに起きた真実』(レオナルド・ロウ著)や、『マイケル・ジャクソン死の真相』(大野和基著)と大きくは変わらないものの、著者は、これまでの陰謀論まがいの手法とは違って、2017年(原著出版時)に至るまで愚直なまでに時間をかけ、ありとあらゆる情報を精査し、より深い真相へとたどり着いている。

その真相すべてが真実だとは言えませんし、マイケルが亡くなった直後、彼の思い出が「殺人事件への興味」や、容疑者への懲罰行動に変わってしまうことの危惧から、「死の真相」からは、距離を置いていた私ですが(自分が調べられないことで、人の罪を問うことはしたくない)、2020年になっても途絶えることのないマイケル人気を実感できたからでしょうか。気になる点はいくつもあったものの、著者が辿り着いた真相に対して、特に反論しようとは思いませんでした(ただし、マイケルが殺されたという、この構図のすべてが最初から誰かによって描かれていたとは思っていません)。

著者が一番表現したかったのもそうではないと思ったから。

本書は、なぜ亡くなったのか?という真実への探求だけに留まらず、2019年のドキュメンタリ(偽)に登場したロブソンとセーフチャックが突如被害者として登場したことや、MJエステートとSONYについても章を割きながら、最終章「すべては愛のために」へと導いていく。

エピローグでは、マイケルの独特のユーモアについても語られ、付録1には、何度読み返しても感動があり、その時々で新たな発見がある「オックスフォードスピーチ」。そのあとの付録2が「マイケル・ジャクソンとドナルド・トランプ、そしてメディア」だったのには驚いたけど、このブログでも、トランプに関してはずいぶんと苦労し、悩みながらも精一杯フォローしたつもりなので、ちょっぴり同志感覚も。

付録3の「マイケル・ジャクソンって、誰」は、このタイトルで内容がわかった人は少ないと思うけど、マイケルの娘のパリスが、サイト上の匿名の書き込みに対して答えたことが収録されています。

世界でもっとも人気があるアーティストを好きになるのは、極自然で容易いことだけど、マイケルを知ろうとした途端、今まで見たことがなかった世界や、感覚が怒涛のごとく押し寄せてきたという人は少なくないと思う。自分が好きになった感覚とは別の世界を垣間見て、離れてしまう人も。

でも、マイケルが他の誰にもない強烈な光を放つのは、その暗闇があったから。

あなたに、その暗い森に分け入る機会が訪れたとき、マイケルがその出口を用意してくれていたこともわかるはず。

「受難を経て、十字架にかけられて死に至り、そして復活する」というイエスの物語は、聖書によって創られ、イエスの実像は歪められたけど、マイケルの「受難」の物語は、今どんな聖書よりも読まれるべきだと思う。

マストリード!
______________
日本の読者へ
まえがき
序章 
第1章 世界が泣いた
第2章 マイケル・ジャクソンの生涯
第3章 誰も知らない世界的スターの素顔
第4章 長い試練の始まり
第5章 メガスターへの道
第6章 エリテマトーデスと白斑を抱えながら
第7章 孤独と「ヒョウ人間」
第8章 家族、友情、偽りの友人
第9章 天才とその仲間たち 
第10章 集中、瞑想、インド
第11章 いたずら王
第12章 天才、平和大使、博愛主義者
第13章 子供たちや貧しい人々のために
第14章 ネバーランド・バレー・ランチ
第15章 マイケルと命の魔法
第16章 理想の女性像と実際に出会った女性たち
第17章 マイケル・ジャクソンと3人の子
第18章 教育、芸術、読書
第19章 マイケルの精神性と考え方
第20章 人生の目的とメッセージ
第21章 エネルギーのぶつかり合い
第22章 マイケル・ジャクソンが音楽業界で権力を握るまで
第23章 ATVカタログの買収
第24章 1991年・1992年、ライバルと陰謀
第25章 1993年、チャンドラー事件
第26章 『許されざる黒さ』
第27章 マフィアに狙われたラトーヤ・ジャクソン
第28章 マイケル・ジャクソンが陥った苦境、ソニーが差し伸べた手
第29章 世界的なネガティブ・キャンペーンにも負けずにナンバーワン
第30章 差別との闘い
第31章 アル=ワリード王子とキングダム・エンタテインメント
第32章 人類にとって絶好の機会とその破壊
第33章 マイケル対ゴリアテ
第34章 新しいアドバイザー、新しい問題
第35章 マイケル・ジャクソンを欺いたマーティン・バシール
第36章 悪魔のたくらみ――裁判までの道のり
第37章 世紀の裁判
第38章 児童虐待疑惑の黒幕
第39章 ジャーメインの計画と『少年愛と白い肌の真実』
第40章 裁判後のマイケル・ジャクソン
第41章 2006年末、アメリカへの帰還
第42章 包囲網
第43章 コンサート契約の裏側
第44章 マイケル・ジャクソンの死の直前に起こった出来事
第45章 なぜAEGはマイケルを守らなかったのか?
第46章 マイケルの体調と突然の死
第47章 最後の数日
第48章 2009年6月25日の真実
第49章 マイケルの死にまつわるさらなる不審点
第50章 マーレー医師だけの責任?
第51章 マイケルの死について、公式発表以外にまだ何かある?
第52章 2002年7月7日の遺書は本物か?
第53章 「ファミリー・トラスト」と遺書に関するさらなる重要な疑問
第54章 「遺書」はマイケル・ジャクソンの財産を救ったか?
第55章 ジャクソンきょうだいの最後の反撃と「帝国」の力
第56章 新たな虐待非難――あいかわらずのばかばかしい主張
第57章 エステートはMJのカタログ持ち分をソニーに売却する
第58章 「全ては愛のために(It’s all for Love)」
エピローグ
付録1 英国、オックスフォード大学でのスピーチ
付録2 マイケル・ジャクソン、ドナルド・トランプ、そしてメディア
付録3 マイケル・ジャクソンって、誰?
解題 安冨歩
謝辞
原注
参考文献
写真資料

こちらで、アルミン・リジが書いた「まえがき」が読めます!




by yomodalite | 2020-05-19 02:11 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Comments(20)

マイク・タイソンが、マイケルについて語ったこと_f0134963_20231340.jpeg



『ネバーランドにさよならを』が上映されてから、米国のメディアでは、実際はマイケルを擁護しているのに、そうではないように内容を変えたり、勘違いしてしまうタイトル記事がますます多くなりましたよね。


それで、マイケルと親しくしていたマイク・タイソンが、「自分の息子を彼と一緒に過ごさせたりしない」と発言したという見出しを見たときも、またか、と思ったんですが、


えっーーと、これに関しては、確かにそう言ってます。

ただ、ちょっとニュアンスが違っていて・・・


(要約開始)


ボクシング界のレジェンド、マイク・タイソンが新たにマイケル・ジャクソンについての議論に参戦。タイソンは、ポッドキャスト「I AM RAPAPORT」で、友人であるマイケル・ジャクソンについて語った。


「8歳の息子がいるけど、マイケルと遊ばせたりはしないね。家にも行かせないよ。マイケルのことは大好きだけど、わかるだろ、俺の言いたいこと」


タイソンは、マイケルを取り巻くスキャンダルについて、複雑な心情を吐露した。


「みんな言うんだよ。『マイク・タイソン、お前はレイプで刑務所に行ってる。だから、娘をおまえには近づけない』って」(タイソンは1992年にレイプで告発されている)。そういう発言は認めなくてはならない、とタイソンは語る。「すごく腹が立つけどしかたないね。俺がそいつでもそういう風に考えるよ」


しかし、タイソンは、ロブソンやセイフチャックの親の責任にも言及。


「今度のくだらない騒ぎ、親たちにも責任があるよ。『もし誰かがこのことを知ったら、僕たちは一緒に刑務所行きだ』とマイケルが言っただなんて、ほんとに恐ろしい話だよ」しかし、タイソンはドキュメンタリーが出来たタイミングにも疑問を持っている。マイケルの死後にこれを発表するのは怪しいと。「こいつらはただ金を手に入れたいんじゃないかと思うね」「あんたたちがやってることもよくないよ。こんな話題で騒いだりしてさ」


(要約終了)


「わかるだろ」って言われても、イマイチわからない部分についてなんですが、タイソンが服役することになったレイプ事件は、彼自身は無実を主張していて、タイソンが嵌められたと感じる人も多かった事件。だから、これは無実でありながら、汚名を着せられた当人としての発言なんですね。


マイケルのことは大好きだし、(自分の経験からも)彼が無実だと信じているけど、自分の息子が、マイケルの近くにいたら、お互いに不利な噂を立てられる。そういう噂を立てられないようにするのも親の責任だから、「マイケルと遊ばせたりしない」と言ってるようです。


記事は、都合の良い部分のみピックアップすることが多いので、第一次情報にあたれ!という、マイケル研究だけでなく、あらゆる情報に接するときの基本中の基本を抑えるべく、実際のポッドキャストや、





他のネットラジオなども聞いてみたんですが、対戦相手の耳を齧ったなんていう獣のようなイメージとは違う、彼の姿も見えてきて・・現在のタイソンは、周囲に流されず、卒直に自分の意見を言うキャラで人気なようです。





(部分要約)


パーソナリティ:「トランプ支持だって表明してるんだよね。マジ?」


タイソン:世論調査でトランプの方が勝っているのを見て、「あいつらはバカだ。自分たちは賢い。賢い自分たちはトランプに大統領になって欲しくない」って思うんだろ。


パーソナリティ:全員が世論調査に参加してるんじゃないだろ?共和党の世論調査だろ。


タイソン:チーム同士の戦いだ。フェアに戦ってるよ。


パーソナリティ:共和党支持?


タイソン:好きな方が好きっていうだけの話。


パーソナリティ:でも、選挙人登録してるわけじゃないよね。


タイソン:そんなことするわけない。


パーソナリティ:トランプとは個人的に付き合いがあるんだよね。


タイソン:うん。大統領になった人や、なろうとする人で、俺と握手する人なんて他にいないよ。民主党だろうと、共和党だろうと、誰にとっても俺は厄介なニガーだからね。


パーソナリティ:トランプは個人的にはいい奴で、たしかスピンクスとの試合で儲けさせてくれたんじゃ・・・


タイソン:うん、たくさんの金を手に入れたよ。共和党の大統領のときは、俺は大金を手に入れてる。俺は俺なりの考えがあるが、まぁそれは心に留めておいて。とにかく、俺はトランプに入れる。他の人がそれについてとやかく言うことはできない。やりたいようにやるさ。


パーソナリティ:みんなどうして君の意見をすごく気にするのかな。


タイソン:俺には確かにたくさんのフォロワーがいるけど、あくまでもこれは俺個人の意見。俺はトランプを支持する。俺は別に「黒人をやっつける白人警官支持しようぜ!」とか呼び掛けてるわけじゃない。だから、俺の意見はほっといてくれ。そちらと意見が違うからって、どうってことないだろ。意見が違うからって俺をぶちのめすことはないだろ。


パーソナリティ:もちろん。個人的にトランプを知ってる人はみんな、彼のことをいい奴だっていう。それは知ってる。でもこっちは個人的に彼を知らないから、メディアで彼がメキシコとの間に壁を作るとか、そういうことで彼を判断するしかなくて彼を好きになれない。政策にも反対だ。やってることが何か派手なアピールばっかりで。共和党全体がそうかもしれないけど。


タイソン:ひとついいか。正直に言うけど、選挙ってのはいつだって派手なアピールじゃないのか。どの人も、自分の仲間内や、自分の党に権力が行くように行動するだろ。それはいつも変わらないじゃないか。どうして今回いきなり違うようなことを言うんだ。それは感情的な問題じゃないか? どんな政権や、政策になったって、俺は苦しむことになる。だから、状況に合わせてやるまでさ。状況に合わせて自分のできることをやる。ぶつぶつ不平ばっか言ったり、ねだったりしないでさ・・・(引用終了)


このあと、正面に座ってるパーソナリティの発言から、タイソンが気を悪くして話を打ち切ろうとするんだけど、隣に座った人が、「まあ怒らないで」ってJFKジュニア(タイソンはJFKジュニアとも親しかった)の話になったあと、「マイケル・ジャクソンと、マイケル・ジョーダン、どっちと仲が良かった?」という質問に、タイソンは両方と答えてます。どちらも「一言では言えない人物」だったと。

で、そこから、マイケルと初めて会ったときの話へ。

この話は、これまでも何度か記事になっていると思いますが・・・


(以下要約)


タイソンが最初にマイケルに会ったのは、1989年のコンサートのとき。


最後の曲が終わって、マイケルはバックステージで車の来るのを待っていた。タイソンがそこに近づいていくとマイケルは振り向いて、「君、どこかで会ったことがあったっけ?」と。タイソンは、いいえ、ありません(No. sir)。ただショーを見に来ただけで・・と言っている間に、マイケルはその場を立ち去ってしまった。


へビー級王者になり、1987年には三団体のタイトルを獲得。1988年には、ジャクソンズのヴィクトリーツアーでもおなじみのドン・キングがプロモートに加わり、世界中がタイソンの話題で持ちきりだった、まさに彼の絶頂期のこと。


そんなとき、マイケルに大したことのない奴のように扱われ、自尊心がボロボロになり、めちゃくちゃへこんでしまったタイソンは、何年もの間マイケルに対する敵意を抱き続けた。「へなちょこクソ野郎。あんな奴一生嫌ってやる」と言いながら。しかしその後、共通の友人から、MJが会いたがっていることを聞き、彼は自尊心を飲み込み、カタをつけてやると思いながら行ってみると、仲直りをしただけでなく、マイケルが深謀遠慮の天才で「バカなクソ野郎」などではなかったことがわかった。


「彼は愚かでか弱いピーターパンなんかじゃなかった。クソ頭良くて、世の中についてすごく良く知ってた。たまげたよ」


タイソンは、マイケルは人たらしの技を知る「プレーヤー」で、キング・オブ・ポップは美女を落とす方法もアドバイスしてくれた、と。


マイケルとタイソンが一緒に写っている写真は、何度も見ていたものの、具体的な交友関係を想像したことはなかったんですが、徐々にふたりの会話内容が想像できるようになってきていたところ、なんとあのニューヨーク公共図書館もタイソンに注目してました!






彼が自分で書いたという自伝は、格闘ファンだけでなく、読書家の間でも大変な評判になっていたんですね。(この動画は2013年11月12日のもので、インタビュアーは、ニューヨーク公共図書館パブリックプログラムディレクター)




腕力だけは凄いけど・・と思っていたタイソンの中にある真の賢さとか、根本にある善の部分に徐々に惹かれていた私ですが、このインタビューでは、ますます知的に見えてきて、もう顔のタトゥーがなかったら、スタートレックシリーズのパトリック・スチュワートと間違えてしまいそう。


で、さっそく自伝も読んでみました。


◉マイケル関連

最初に出会ったとき、「どこかでお会いしましたっけ?」と言われたことは、自伝の中では、なかなか気の利いたセリフだったと書かれていて、自分も真似しようと思った。


タイソンは、ドン・キングや当時のマネージャーを解雇したあと、ジョン・ブランカを弁護士として雇い、2003年にK-1と契約して、ボブ・サップと戦うというプレスリリースが出された少しあと、彼はマイケルに会いにネヴァーランドに行っています。


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マイケルと過ごす時間はすごく楽しくて、彼は「ゆっくり休むといい」と言ってくれたが、彼自身が不眠で苦しんでいることは知らなかった。当時も少年への性的疑惑で世間が騒いでいたけど、俺が滞在していたときに、そこにいたのは不良少年みたいなやつばかりで、ひ弱そうなのは1人もいなかった、淫らなことをしようとしたら、マイケルの方が痛い目にあっただろう、と。



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不良少年・・・
アーロン&ニック・カーターの兄弟とか、
あのギャビン・アルビーゾのことかな



◉読書好きエピソード

レイプ事件で刑務所にいたときは、ウィル・デュラントの『文明の物語』や、毛沢東、チェ・ゲバラ、マキアヴェリ、トルストイ、ドストエフスキー、マルクスや、シェイクスピアなど、本を読み漁ったけど、ヘミングウェイにはがっかりし、反抗や革命の話に心惹かれた。特に『モンテ・クリスト伯』のエドモン・ダンテスには心底共感し、エピローグでは毎日読むお気に入りの本として『世界最高の手紙:古代ギリシャから20世紀まで』が挙げられていました。


また、ボクシングについては、技術的なことだけでなく、歴史に残るレジェンドたちについての本もよくよんでいて、全然知らなかった私までボクシングに対して敬意を抱くようになったり・・・という側面も大いにあったのですが、


少年時代のタイソンは、人のものを盗むことに一切躊躇しない悪党で、ボクシングを教え、父親がわりでもあったカス・ダマトに出会い、厳しいトレーニングを積んでチャンピオンになったあとのお決まりのセックス&ドラッグの日々も想像を遥かに超えていて、


コカインを断ち切ろうとして、自分を犠牲にしてまで手助けをしてくれるカウンセラーに感謝し、愛しい妻や可愛い子供のために今度こそ、と何度も何度も誓いながら、それでもコカインを止められない、というところも想像以上w(マーシーなんてまだまだ・・)。


でも、コカインとマリファナへの依存の理由には、ボクシングで傷ついた身体の堪えきれない痛みがあり、克己心の強さをアピールするタイソンと、それでも断ち切れないコカイン中毒の話は重みがありました。


現在、若き日のマイク・タイソンと、トレーナーを務めたカス・ダマトの映画『カス・アンド・マイク(原題) / Cus and Mike』が進んでいて、アンソニー・ホプキンスが、カス・ダマト役で出演するというニュースもありました。こちらは、タイソンが書いた自伝ではなく、作家のモンティース・リングワースが執筆したタイソンの伝記本「Mike Tyson: Money, Myth, and Betrayal(原題)」を基にしていて、監督は『きみに読む物語』などのニック・カサヴェテス、脚色は『アメリカンパスタイム 俺たちの星条旗』のデズモンド・ナカノが担当する模様。


こちらも楽しみーーー!


というわけで、長くなってしまいましたが、第一次情報にあたれば、真実がわかるだけでなく、新たな発見や出会いがたくさんあって楽しい!という話でした。


by yomodalite | 2020-02-27 20:51 | マイケルジャクソン資料 | Comments(0)

マイケルの告発者 “駅” の作り話で追い込まれる_f0134963_09125997.jpg



『Leaving Neverland(邦題 ネバーランドにさよならを)』に関する記事の和訳第4弾。

10日以上もブログを更新していませんでしたが、この間でいちばん悲しかったのは、プルシェンコの妻で、モデルで実業家で音楽プロデューサーでもあるYanaのインスタで、MJ衣装のサーシャ君の動画と、

「マイケルの曲は欧州の競技会で使用できなくなった。息子のサーシャのプログラム「マイケル・ジャクソンに捧ぐ」は、ロシア国内でしか使えない。それは望ましいことではない。アジアでもマイケルを愛している人は多いし、私はこんなナンセンスなことは信じたくない。夫はマイケルの曲でオリンピックを戦ったし、私もマイケルが無罪になることを願っている。私は映画を見ていないけど、彼らの証言を信じないで。サーシャはまだこのプログラムを練習しています」

といったコメントを見たとき(上記はロシア語の自動翻訳からざっくり理解した内容)。

そして、いちばん嬉しかったのはその数日後、サーシャのインスタで、父プルシェンコと一緒の写真と

5月4日イタリア、ボローニャでのショーで『マイケル・ジャクソンに捧ぐ』を滑ります。

というコメントを見たとき。

マイケルの告発者 “駅” の作り話で追い込まれる_f0134963_01144012.jpg

皇帝の妻も息子も・・・前から大好きだったけど、ますます大好きぃーーー!!!

それにしても、主要メディアは、被害者の嘘の決定的な証拠ともいえる、ネバーランドの「駅」に関して、どこまで無視するつもりなんでしょう。とはいえ、そんなことはマイケルに限らず、彼らにとっては日常茶飯事なので、今さら驚くこともありませんが、彼らから "フェイクニュース" と叩かれた悪名高きブライトバートが、この件をいち早く記事にしてくれたので記録しておきます。(今回は機械翻訳レベル)

ちなみに、、、

ブライトバートは2016年の大統領選挙中、トランプを支持したことで「フェイクニュース」として一躍有名になったメディアですが、ビクトリーツアーのプロモーターで、マイク・タイソンなどボクシングのプロモーターとしても有名だったドン・キング(→ 関連記事)、幼児虐待疑惑がもっとも激しかった時代に「マイケルは嵌められたのか」という記事を広く紹介し、楽しいMJインタビューもしてくれたコメディアンのスティーブ・ハーヴェイ(→ 関連記事)、そして2005年の裁判直前、唯一マイケルを擁護してくれた番組のホストだった、ジェラルド・リベラ(→ 関連記事)、彼らは全員非白人で、親トランプなんですよね。

・・・(記事はここから)・・・

JOHN NOLTE 12 Apr 2019
One of Michael Jackson’s accusers in the HBO documentary Leaving Neverland has been caught in a “pure fiction,” according to Jackson biographer Michael Smallcombe.

2009年4月12日 ジョン・ノルト
ジャクソンの伝記作家、マイケル・スモールコムによれば、HBOのドキュメンタリー映画『リービング・ネバーランド』でマイケル・ジャクソンを告発した一人は「作り話」によって追い込まれた。

Backed by enormous fanfare in our #MeToo era, earlier this year HBO broadcast a damning two-part documentary accusing the late pop icon of systematically abusing two boys over the course of years.

「#MeToo」時代の絶大なファンファーレに後押しされて、HBOは今年初め、2人の少年を長年にわたって組織的に虐待してきたというポップスターを非難する2部構成のドキュメンタリーを放送した。

Wade Robson and James Safechuck, who are now grown men, tell similar horror stories in British director Dan Reed’s four-hour film.

今はもう大人になったウェイド・ロブソンとジェームズ・セイフチャックは、英国の監督ダン・リードの4時間映画でホラーストーリーのような話を語っている。

According to the two alleged victims, after winning over the approval of their respective parents and grooming them as young boys, Jackson went on to have sexual relationships with the boys until they reached the age of 14.

被害者とされる二人によると、両親の了承を得て、少年の世話をするようになった後、ジャクソンは14歳になるまで少年たちと性的関係を持つようになった。

This, however, contradicts their earlier testimony in defense of Jackson.

しかしこれは、ジャクソンを弁護した彼らの以前の証言と矛盾する。

During Jackson’s widely publicized 2005 molestation trial (he was eventually acquitted), Robson, who was 21 at the time, testified as the lead character witness for the accused singer. Under oath, Robson (along with former child star Macauley Culkin and others) said that Jackson had never acted inappropriately with him. Many believe this testimony was vital in convincing the jury to return a not guilty verdict.

2005年、性的虐待裁判(最終的にすべて無罪となった)が大々的に報道された際、当時21歳だったロブソンは、被告人歌手の主要人物証人として証言した。宣誓下で、ロブソンは(かつてのチャイルドスター、マコーレー・カルキンなどと一緒に)ジャクソンが彼に不適切な行動をしたことはないと言った。多くの人は、この証言が陪審に無罪評決を下すのに不可欠だったと考えている。

Ten years later, in 2013, and four years after Jackson’s untimely death at the age of 50, Robson reversed his position and sued the Jackson estate for more than a billion dollars alleging he had been sexually abused by Jackson for seven years, between 1989 and 1996.

それから10年後の2013年、ジャクソンが50歳という若さで死亡してから4年後、ロブソンは1989年から1996年の間の7年間にわたって、ジャクソンに性的虐待を受けたと主張し、10億ドル以上の賠償金を求めて、MJエステートを訴えた。

In 2014, after learning of Robson’s lawsuit, Safechuck filed one of his own alleging four years of abuse between 1988 and 1992.

そして、ロブソンの訴訟を知った後の2014年、セイフチャックも1988年から1922年までの4年間の虐待を主張する訴えを起こす。

Robson’s 2015 suit was dismissed when a judge ruled that he had waited too long to file it. Subsequent suits by Robson and Safechuck were also dismissed on the grounds that the Jackson-owned entities named in the suits were not liable for any alleged wrongs.

ロブソンの2015年の訴訟は、裁判官が彼がそれを提出するには遅すぎたことを理由に却下され、ロブソンとセイフチャックによるその後の訴訟もまた、訴訟で指名されたジャクソン所有の事業体がいかなる不正に対しても責任を負わないという理由で却下された。

Leaving Neverland earned a ton of publicity and notoriety, primarily due to its graphic nature. According to reviewers, both men go into excruciating detail about the alleged sexual abuse. But one key detail does not add up, according to Smallcombe.

『リービング・ネバーランド』は、主にその生々しい描かれ方によって、多くの宣伝と悪評を得た。 レビュアーによると、両方の男性が性的虐待の申し立てについて耐え難いほど詳細に語るものの、スモールコムによれば、ひとつ重要な説明が足りないという。

In the documentary Safechuck describes four intense years of abuse that includes liaisons at a “train station” at Neverland Ranch, Jackson’s famous California home.

ドキュメンタリーの中で、セイフチャックは、ジャクソンの有名なカリフォルニアの家、ネバーランドの “駅” を含む4年間の虐待について説明しています。

マイケルの告発者 “駅” の作り話で追い込まれる_f0134963_03255252.jpg
Train Station


“At the train station, there was a room upstairs, and we would have sex up there too,” Safechuck claims.

「 “駅” の2階に部屋があって、私たちはそこでもセックスしていた」とセイフチャックは主張する。

Smallcombe, however, says this is impossible due to the timeline.

しかしながら、スモールコムは、これは不可能だと言います。

Safechuck specifically claims to have been abused between the years 1988 and 1992. According to Smallcombe, blueprints and building permits prove there was no train station at Neverland until 1994 and construction on the building did not begin until 1993, one year after Safechuck says the abuse ceased.

セイフチャックは、特に1988年から1992年の間に虐待されたと主張している。しかし、スモールコムによれば、1994年までネバーランドに “駅” がなかったことは、設計図と建築許可によって証明できることで、建物の建設は、セイフチャックが虐待がなくなったと言った翌年の1993年まで開始されなかった。

Smallcombe adds that he can prove there is actually a three year discrepancy because during the entire time of the train station’s construction, Jackson was in London either on tour or in rehab. What’s more, between “February 1994 and December 1994, Jackson was living in Trump Tower in New York recording his HIStory album, and only making the odd trip abroad,” Smallcombe told the Mirror.

さらに、スモールコムは、駅建設の全期間中ジャクソンは、ツアーもしくはリハビリでロンドンにいたので、実際には3年の不一致があることを証明できると付け加えた。「1994年2月と12月、ジャクソンはニューヨークのトランプ・タワーに住んで、アルバム『HIStory』をレコーディングしながら、海外のツアーに出かけただけだった。」とMirrorに語った。

He adds that the Neverland “train station opened in 1994, while Jackson was living on the other side of the country” and was not home with the completed train station until 1995, which is three full years after Safechuck says the abuse ended.

彼は、「ネバーランドの“駅”は、ジャクソンが海外に住んでいる間の1994年にオープンした、ことを付け加え、セイフチャックが虐待が終わったといった3年間の1995年まで、ジャクソンは完成した駅を見ることなく家にいなかった、

“And by then Safechuck was 17, and on the cusp of adulthood.”

そして、セイフチャックは17歳ですでに大人になりかけていた」ことも。

In a tweet, Leaving Neverland director Dan Reed acknowledged that “there seems to be no doubt about the station date. The date they have wrong is the end of the abuse.”

『リービング・ネバーランド』の監督ダン・リードは、ツイッターで次のように述べた。「駅の日付は間違いないですが、彼らがミスした日付は虐待が終わった日だった」

He added that he is not acknowledging his documentary contained an error: “No u-turn. No clash of dates,” he tweeted. “James [Safechuck] was present at Neverland before and after the train station was built. In fact he took photos of the completed station which we included in the doc. And his sexual contact with Michael lasted into his teens. That’s all in the film.”

彼は彼のドキュメンタリーが誤りを含んでいたとは認めていないと付け加えた。 彼はつぶやいた。 「ジェームス・セイフチャックは、駅が建設される前と後にネバーランドにいた。 実際、彼は私たちがドキュメントに含めた完成した駅の写真を撮りました。 マイケルとの性的接触は10代まで続いた。映画はそれで終わりです。」

Except there is an error in Reed’s documentary, a major error.

しかし、リードのドキュメンタリーには大きな間違いがある。

Safechuck is clear about the dates of his abuse. But now that those dates do not add up with the existence of the train station two parts of his story cannot be true: 1) That Safechuck was abused between 1988 and 1992 and 2) that Michael Jackson lost interest in his alleged victims when they turned 14. The only way Safechuck could have been abused in the train station is when he was 16 or 17.

セイフチャックは彼の虐待の日付について明らかにしている。しかし、これらの日付が ”駅” の存在と合わない今、彼の物語の2つの部分が真実ではありえない。セイフチャックが1988年から1992年の間に虐待されたこと。そして、マイケル・ジャクソンが、彼を訴えた犠牲者が14歳になったとき、関心を失ったこと。セイフチャックが駅で虐待されるためには、彼が16歳か17歳の時でなければならない。

What this mistake also proves — and this is important — is that neither Reed nor HBO bothered to engage in basic fact-checking, which of course taints the entire project.

この間違いが証明していること ―そしてこれが重要なこと― は、リードもHBOも基本的な事実確認をしておらず、それが間違いなくプロジェクト全体を汚しているということだ。

Listen, I’m no Michael Jackson fan or apologist. But as an American I will always have a problem with what Reed and HBO did, which was to put millions of corporate dollars behind what was a sketchy campaign of character assassination to begin with.

私はマイケル・ジャクソンのファンでもなければ擁護者でもない。しかし、アメリカ人として、私は常にリードやHBOが行ったこと、つまり、何百万ドルもの企業資金を投入して、初めからあやふやなキャラクターによる抹殺キャンペーンを行ったことに大きな問題を感じる。

As adults, both men testified under oath on behalf of Jackson, and now as they try to resurrect their lawsuits against the estate, they claim to have perjured themselves. Worse still, all of this is being subsidized by a major corporation looking for new monthly subscribers.

大人として、両方の男性はジャクソンのために宣誓下で証言し、そして今、彼らはマイケルの財産に対する訴訟を復活させようとして、自らを傷つけたと主張している。 そしてさらに悪いことに、これらすべてが毎月新しい購読者を探している大企業によって助成されている。

This is a free country. HBO and Reed can obviously do and say whatever they like. But this is also not a game. Jackson’s legacy is on the line and in reaction to what we always knew was a flawed documentary, the hysterical moral panic that ensued has already resulted in a blacklisting campaign against a man who cannot defend himself.

ここは自由な国だ。 HBOもリードも好きなことは何でもできるし、言うこともできる。 しかし、これはゲームではない。 ジャクソンのレガシーは境界線上にあり、欠陥のあるドキュメンタリーに反応して、引き起こされたヒステリックな道徳パニックは、すでに自分自身を守ることができない人間に対するブラックリストキャンペーンをもたらしている。

The Simpsons producers pulled a famous episode that featured Jackson, radio stations have removed his music, museums have removed display s, and so on…

シンプソンズのプロデューサーは、有名なジャクソンのエピソードを封印し、ラジオ局は彼の音楽を削除し、美術館がディスプレイを削除する、などなど…

While there is no question damning evidence can come to light after someone’s death that should become public, Leaving Neverland’s sources are two men who now claim they committed perjury and did so in a documentary that failed in the arena of basic fact checking. .

公にすべき人の死後、決定的な証拠が明らかになることに疑問の余地はないが、『リービング・ネバーランド』の情報源は、偽証を犯し、基本的な事実確認に失敗したドキュメンタリーの中で、そうだったと主張する2人の男性・・。

Jackson might very well be the monster some claim, but he was acquitted when up against the best case the state of California could make and Leaving Neverland‘s case is even weaker.

ジャクソンはモンスターだと主張する人もいるかもしれませんが、カリフォルニア州が起こし得る最高の裁判で無罪となり、そして、『リービング・ネバーランド』の件ではさらに不利になっている。

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この間の嬉しいニュースをもうひとつ追加!
マイケルの元ボディガードで、現在は成功したビジネスマンでもあるマット・フィデスが、これまでの沈黙を破り、実際にあったことを詳細に語る、というニュース。


で、これには、やはり元ボディガードで、私たちが翻訳した『Remember the Time:Protecting MJ in His Final Days』の著者でもあるビル・ホウィットフィールドも協力していると。

私は、フィデスがミラー誌に語った言葉に、「マイケルは自分の人生が “謎” になることを望んだ。彼はメディアの価値をよく理解していた」というのを見て、彼は信用できる上に頭もイイーー!と、めずらしく期待しているのですが・・。(この後の顛末については、childspiritsさんとのコメントのやり取りを参照)




by yomodalite | 2019-04-28 02:10 | マイケルジャクソン資料 | Comments(8)
ラップは何を映しているのか(あるいは映していなかったのか)_f0134963_22040181.jpg


最近読んだ中で一番面白かった本から、抜粋省略してメモしておきます。


ラップは何を映しているのか


磯部・・・ネルソン・ジョージのようなオーセンティックなブラック・ミュージックの歴史観では、ディスコはソウルを売り渡したもので、対してオールドスクールのヒップホップはピュアなものとされていますから、ところが「ゲット・ダウン」は、ヒップホップと、同時代のニューヨークで起こっていたアンダーグラウンドなゲイ・ディスコのシーンとの接近を描くことで、前者の「正史」には描かれてこなかった歴史の在り方を示唆した。・・・






大和田 ゲイフレンドリーなディスコと、ミソジニスティックなヒップホップが交互に描かれていますね。・・・実はオバマ政権はアフリカン・アメリカンの団体からはそれほど評価は高くないけど、LGBTの団体からは評判がいい。


大和田 アメリカのヒップホップやラップミュージックを象徴する10曲を選ぶにあたって、当初は普通にBLM関係の曲にしようと思っていたんです。例えば、ビヨンセがスーパーボウルのハーフタイムショーで、ブラックパンサーの格好をしたダンサーを従えたり、ケンドリック・ラマーがBETアワードの授賞式でパトカーの上に乗って「Alright」をラップしたりと印象的なパフォーマンスも多かったですし。


ところが、大統領選の結果を受けて、そうしたことがどうしようもなく虚しく感じられてしまった。






つまりケンドリック・ラマーが重要で素晴らしいアーティストであることは間違いないけど、意地悪な言い方をすれば、そのケンドリックを白人の音楽評論家が絶賛するという、マイノリティとリベラルな白人の音楽評論家が結託して作り出す適度に心地よいぬるま湯的な共同体が結局はトランプ的なるものに敗北してしまった、ということを思わずにはいられませんでした。


吉田 確かにそういう視点から見ると・・あまりに評価されすぎているように思えるところはあります。・・・


磯部 ・・・ケンドリックはBLMのデモについて、「行動もいいけど、葛藤しろ」というような微妙な発言もしているようですが・・・


大和田 ・・・例えばアメリカの学会などに行くと、白人男性の研究者でフェミニズムやアフリカ系アメリカ人のアクティビズムに深くコミットしている人はたくさんいるけど、白人の労働者階級に言及する白人研究者は相対的に少ない。・・・


アカデミーに属する人間として、僕らはアメリカの様々な現象を分析する際に、呪文のように「レイス」「ジェンダー」「クラス」の3つの指標を用いるように訓練づけられていますが、ウォルター・ベン・マイケルズによれば、レイス、ジェンダーの二つと、クラスというカテゴリーはぜんぜん違う。つまり、前者の二つは結局アイデンティティ・ポリティックスになりうるけど、階級(クラス)はなりえないんですよ。


例えば、アフリカ系アメリカ人や女性というアイデンティティには、マイノリティとしての戦略的な本質主義、すなわち「黒人」や「女性」の「誇り」がともなうけど、貧乏であることに誇りは生じない。貧乏はただ単に金持ちになりたいだけで、だからこそ階級闘争が重要だとマイケルズは言う。・・・


要するに統治者は白人のアイデンティティやプライドをくすぐることで、同じような状況にある黒人に対する優越感を持たせ、労働者としての連帯を妨害したというんですね。それが統治者の操作によるものかどうかは別として、白人労働者と黒人が共闘することがアメリカにおいていかに困難であったかは容易に想像がつきます。


磯部 トランプの勝利確定直後の混乱状態にいては、これは「白人労働者階級の革命だ」なんてことが言われましたが、だんだんデータが出揃ってくる中で、トランプを勝たせたのは、むしろアフリカ系やヒスパニックのようなマイノリティだ」という見方も出てきていますね。オバマに比べてヒラリーを積極的に支持できなかったアフリカ系の投票率の低さや、ヒスパニックによる意外なトランプへの投票率の高さが彼の勝利を導いた面もあると。・・


実はトランプはラップミュージックでは人気がありましたからね。2015年の時点でハフィントン・ポストは「ドナルド・トランプ」がネーム・ドロップされた67曲ものラップソングをリストに上げていますが、多くの場合、その名前は金持ちの象徴として肯定的に扱われています。そもそも。自信家で口が悪くて・・・っていうキャラクターがラップ的。しかも、トランプ自身もラップ好きで、エミネムがお気に入りだったり・・・


2004年にはエミネムのパーティに呼ばれて、「私は正しいことしか言わない!スリム・シェイディ(エミネムの別名)は勝利者だ!なぜなら、トランプの一票を獲得しているからだ!」みたいな演説を打っている。それが今回の選挙期間中、エミネムは手のひらを返すように「キャンペーン・スピーチ」という強烈なアンチ・トランプソングを発表したわけです。・・・ラップミュージックこそがトランプを有名にしたとも言えるのではないでしょうか。


もともとラップをやるような不良は、ストリートの政治にしか目に行かないというか、かつてN.W.Aみたいに無意識に政治を体現してしまうタイプの方が多いとしても・・。大文字の政治という意味では、「いま」を映さなくなってきたとも言えるのではないかと。あるいは、それこそが「いま」なのかもしれません。


吉田 ・・・例えば2008年のオバマ対マケインの裏にも、ラップ対カントリーという構図があったわけですよね。当時はウィル・アイアム、ジェイZらがオバマ支持を表明しましたが、あの頃と避泊しても、確かに状況は複雑化しているように見えます。


大和田 リチャード・B・スペンサーのような白人至上主義者の団体がワシントンで集会を開いてナチス式敬礼をしているといった、これまであまり一般のメディアでは見られなかったような映像が、大統領選をきっかけに可視化されるようになりましたね。彼らにしてみれば、アフリカ系アメリカ人や女性のアイデンティティ政治があるのなら、白人のアイデンティティ政治があってもいいだろうということになる。


磯部 「男性差別」みたいなネトウヨ用語っていうのは日本独自のものだと思われがちですが、例えば、ビヨンセのスーパーボウルでのパフォーマンスに対しては「白人差別」、BLMに対しては「ホワイト・ライブズ・マター」というような逆張りが散見されました。


磯部 ラップミュージックはリアルを歌っていると思われがちですが、むしろ重要なのはリアリティ、つまり「リアルっぽさ」であり、それってポスト・トゥルース的だとも言えると思うんですね。


ア・トライブ・コールド・クエストが、大統領選挙直後のサタデー・ナイト・ライブでトランプの演説をアイロニックに引用した「We the People」を披露して話題になりました。・・・投票直前にリリーズされたコモンの「Black America Again」も、トランプのスローガン「グレート・アメリカ・アゲイン」をもじったタイトルをつけ、スティービー・ワンダーからロバート・グラスパーまで様々な世代のアフリカ系アーティストを呼んだリベラルなアルバムでした。






しかし、アメリカのラップにおける幼児退行の象徴であるリル・ヨッティと、ラッパーとシンガーの中間のようないかにもいまっぽいヴォーカリストのドラムが共演した曲からは、トライブやコモンが保守的に思えるようなアナーキーさが感じられ・・・実際トライブやコモンよりも「Broccoili」の方が圧倒的に受けています。





大和田 ネットで「大統領選でこれだけ有名ミュージシャンが輪になってもリベラル側が勝てなかった」と言うひとがいたけど、アメリカ研究に関わる者としては、それはまったく驚くべきことではないんです。例えば、レディ・ガガやケイティ・ペリーが政治的にどういう立場をとり、どういうことを言うのか、みんなすでにわかってる。


ディベートですら支持者を変えるほどの影響力はそれほどなく、政治的なポジションがメディアやカルチャーによって変化することはほとんどないように思います。・・・同じ意見の人たちがうなづきあう状況を「エコー・チェンバー(反響室)」と言いますが、結局みなが反響室の中で自分たちの意見が増幅されることに満足していた、ということだと思います。


リル・ウェインや、エイサップ・ロッキーはBLMに興味がないと言っている、そのことには真摯に耳を傾けなければいけないと思います。


磯部 実はそれこそが多様性とも言えるだろうし、「アメリカの多様性」や「多文化主義」といったときに排除されてしまうものもあるのでしょうね。エイサップにとって、BLMは、排他的なブラック・ナショナリズムに映る部分もあると思うんですよ。・・・


この1ヶ月は完全にミーゴスが制覇していましたよね。






吉田 ・・・政治的な楽曲が溢れすぎて食傷気味になった反動が表れている・・・


大和田 反動というか、でもサウスのシーンってもともと政治的なメッセージをそれほど発したわけでなないです。実際に鳴っているサウンドを「政治的に:」解釈することは可能ですが・・・


オバマ政権下においてはエンターテイメントとしてのポリティックスも政治的に見えたものが、トランプ政権下においては、文字通りのエンターテイメント、しかもあまり出来のよくない娯楽にしか見えないというか・・・


磯部 カニエ・ウエストは、「もし(選挙に)行っていたら、トランプに入れていただろう」という発言のあと、実際にトランプに面会して、さらなる批判を受けています。


大和田 もう一人、スティーブ・ハーヴェイという黒人コメディアンが同じようにトランプに面会して批判を受けました。(yomodalite:カニエとMJは2008年の「スリラー25周年記念アルバム」で共演。スティーブはMJの潔白を晴らすことに多大な貢献をしている)


磯部 カニエは「多文化問題について議論するためにトランプに会う」・・とツイートしていました。・・・しかし、彼はトランプと会ったあと、精神的な疲労で入院し、件のツイートを削除するという。・・・


大統領選でのディベートでもシカゴのサウス・サイドがいかに治安が悪いかが議論されていて、そこの出身のチーフ・キーフの「I don’t Like」のMVだけでなく、同じイメージをまとった曲が過剰に再生産されている。サウスサイドで起こった年間の死亡件数がイラクを超えたからってことで、Chicag(シカゴ)+Iraq(イラク)で、「Chiraq(シャイラック)」という。


大和田 スパイク・リーが同名のタイトルで2015年に映画化したんですが、批評家受けは悪くはないものの、現地の若者からデタラメだと批判されましたよね。中でもチャンス・ザ・ラッパーの批判は激烈で、部外者がシカゴを搾取しているとかなり強い口調で・・・それに対してスパイク・リーが、シカゴに問題があるなら(市長の側近を務める)チャンスの父親に言え、と反論するんですが・・・。


磯部 スパイク・リーもアウト・オブ・デイトな存在になってしまったのか、と感慨深くなりました・・・


(引用終了。「第1章:ラップは今を映しているか」より。このあとも興味深い話題が続きます)


ナチス式敬礼だと批判されたリチャード・B・スペンサーをはじめ、トランプ支持者は、シリアへの攻撃に対していち早くトランプを批判しましたが、CNNなどヒラリー支持のメディアでは、逆に評価が上がっていて・・・


日本のポップミュージックや、お笑いが政治を扱わないことを批判する声もあったけど、人種(レイス)や、ジェンダーへの言葉に驚くほど過敏なアメリカ社会が、女性蔑視で、同性愛嫌悪で、男性優位主義で、武器とドラッグとニガって言葉が大好きすぎるラップミュージックのみ批判してこなかったことを考えると(ヒラリーが「嘆かわしい人々」といった特徴のうち、人種差別主義者(黒人至上主義)、女性蔑視(ミソジニー)、同性愛者嫌い(ホモフォビア)の3つを兼ね備えていない有名ラッパーの方が少なく、ネイション・イスラムという黒人至上主義による特殊なイスラム教は、一般的なムスリムからイスラム教とは認められないことがほとんど)、やっぱりリアルとリアリティは違うんだなと。(銃規制の話になると、全米ライフル協会の話ばかりなのも、白人差別かもw)


ヒップホップにはユダヤ陰謀論を広めたという功績(苦笑)も、あると思うけど、かつてのフォークと違って、ラップは商業主義と手を結ぶのが早く、何故これほど大きなビジネスになったのか、っていう「陰謀論」の方が、私的には気になる今日この頃・・。



by yomodalite | 2017-04-19 07:00 | 現代文化・音楽・訳詞 | Comments(0)

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これまでトランプがマイケルについて発言したことや、自著に書いたことなどの「まとめ」です。


* * *


ドナルド・トランプとマイケル・ジャクソンの話は、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンのコンサートの舞台裏で会った1988年3月に始まる。トランプ氏は次のように振り返る。「私はわずかな時間、彼と話したが、彼はとても控え目な感じでね。それで、「この人がステージに出て行ってパフォーマンスするなんてありえない」と思ったんだ。そのあと、彼がステージの向こう側でムーンウォークをして、そこが熱狂するのを見ることになったんだけどね。

2人が正式に出会ったのは、トランプが世界で最も豪華なカジノ、ニュージャージー州アトランティックシティに「タージマハール」をオープンした1990年。「世界で8番目の不思議な場所」と呼ばれた1250室のカジノホテルは総額11億ドルで建設され、今までで最も高級なカジノとなっていた。



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1990年4月6日金曜日、マイケルはアトランティックシティを訪れ、そのグランドオープンに華を添え、1万ドルのアレクサンダー・ザ・グレートスイートに滞在した。「もし何か必要なことがあれば、彼はいつでもそこに来てくれただろう」とトランプ氏は言った。「マイケルは、友人に対してとても誠実だった」


マイケルのタージマハールへの到着は大混乱を引き起こした。 何千人もの叫ぶファンと大勢のカメラマンが、トランプとゲストであるスターへの施設案内にくっついて、このペアを追いかけた。「文字通り何千人もの人々が私たちを押しつぶしていた」と、トランプは大混乱の場を思い出し、「20人のボディガードがいたが、本当に危険だった」と語った。「マイケルは膝をついてクラウチングスタートで出口に向かった。 彼は日常的にそれをやっていたようだが、私は彼が倒れたのかと思った。 私が「マイケル、いつもこんな感じなの?」と言うと、彼は「うん。こんなのどうってことないよ。日本の方がもっと酷かった」と。



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翌日、トランプはマイケルを、トランプ・プラザのカジノホテルに隣接するアトランティック・シティ・コンベンション・ホールのアリーナに連れて行った。 日曜日、マイケルは5年間エイズと果敢に戦っていた18歳の親友ライアン・ホワイトの元に行くためにインディアナに出発する予定だった。



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空港に着いたとき、マイケルはライアンが亡くなったと聞かされ、プライベートジェットでニューヨークに帰るつもりだったトランプは、ホワイト家へ向かうのに、うちのジェット機に乗っていかないかと申し出た。たぶん、絶好の自己PRの機会ととらえたのだろう。


2人は、マイケルのレコードレーベルから提供されたプライベートジェット機でインディアナポリスに行き、ライアンの故郷であるシセロまでの20マイルは、数台の警察車両に見守られ、3台のリムジンで向かうことになった。



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ライアンの自宅に到着すると、悲嘆にくれるマイケルは、1年前にライアンに贈った赤いフォード・マスタングGTの後ろにしばらく座っていた。 彼は待ち構えたメディアに、「ライアンは個人的な友人で、とても悲しい」と言い、家族に哀悼の意を表した後、トランプはニュージャージーに戻り、 マイケルは夕方まで家に留まり、ライアンの母親ジャンヌとアルバムを見ながら思い出を語り合った。

マイケルは今年で25周年を迎えるアルバム「Dangerous」の製作で18ヶ月を過ごし、 彼とトランプは1992年6月、ニューヨークのグリーン・レストランの象徴でもある「タバーン」で開催されたチャリティパーティーで再び会い、トランプと未来の妻であるマーラ・メープルズは、経済的に恵まれない子供たちを助けた功績に対して、マイケルが賞を受けたときその場に同行した。


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トランプとマイケルの友情は1994年に最も強かったと思われる。その年の3月、マイケルはワールドツアーの激務の中、児童虐待の告発を受けることになり、次のアルバム『HIStory』に取り組むため、ニューヨークに移住した。マイケルは、マンハッタンのミッドタウン、フィフス・アベニューの上にあるトランプ・タワーのペントハウスに4ベッドルームのアパートを借りるため月に11万ドルを支払ったと伝えられている。



参考記事・・・


その後、セントラルパークの素晴らしい景色を望むこのアパートは、2016年の初めに2300万ドルで市場に出された。



マイケルが借りてた部屋はここみたい・・・




ジャクソンの友人であるフランク・カシオは、次のように語っている。「マイケルのアパートは、トランプタワーの一番上にあって、劇的な光景と、金色に輝く備品が置かれたバスルーム、2階には3つの寝室があった。 彼は置いてあった家具をすべて取り除いてダンスフロアを設置し、そこをミニダンススタジオへと変身させた。

マイケルは、トランプが住んでいる1億ドルのペントハウスのすぐ下のフロアに住んでいた。「彼は私のアパートに来て、ビジネスについて多くを話し合った」とトランプは語る。「実際、彼は非常に賢いビジネスマンだった」と。


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(イヴァンカ&エリック・トランプ)

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(ティファニー・トランプ)


この頃トランプが、マイケルとリサ・マリーについて語った話はこちら。



マイケルは1994年5月下旬、ドミニカ共和国で秘密裏にリサ・マリーと結婚したが、その20ヶ月後に離婚した。その間の1994年12月、マイケルは9ヶ月の滞在の後、トランプタワーからチェックアウトし、カリフォルニアに戻って、アルバム「HIStory」を完成させた。


この段階では、2人はまだ良き友人だったように見える。しかし、マイケルはアルバム『HIStory』の曲『Money』の中で、トランプの名を忍ばせた。これは、貪欲で無慈悲で非倫理的な人に対する攻撃だ。

マイケルが、数人のアメリカ産業界の巨人とビジネスマンの名前を語る前のバック・ボーカルは、「お金がほしいなら、尊厳をもって獲得しろ」 そして、そこに含まれる名前として、トランプ、コーネリアス・ヴァンダービルト、JPモルガン、ジョン・D・ロックフェラー、アンドリュ・ーカーネギーと、J・ポールゲッティの名が。



若干驚くべきことだが、その歌詞はメディアの主要な見出しになるほどではなかった。 ビジネス関係を共有したにもかかわらず、マイケルのトランプに関する本当の気持ちは、それらの歌詞を通して明るみに出たようだ。


しかし、マイケルが賞賛した個人は、トーマス・エジソンのようなアメリカの発明家だけではない。モーガン家や、ヴァンダービルト家のビジネスマン、そして、反ユダヤ主義から、しばしば論争の的になっている自動車会社の創設者であるヘンリー・フォードのことも彼は賞賛している。


マイケルは、2004年に友人が録音した会話の中で、逆境に直面してもあきらめないということを語ったとき、エジソンとフォードの話をしている。「この世界に誇りを持っている偉大な人たちの何人かは、みんなそんな風に扱われてる。いいかい、君は何もやろうとしてないし、どこにも行こうとしていない。人々はライト兄弟を笑い、エジソンを笑い、ヘンリー・フォードについてのジョークを作り、彼らは無知であると言う。彼らは、私たちの文化や、習慣、暮らし方、やり方を変えたのに」

いずれにしても、マイケルとトランプはその半年後に再び会い、友情が失墜していないことが示されている。マイケルは、『INVICIBLE』のアルバムの製作で、ニューヨークに滞在しているとき、トランプを呼び出し、彼のパートナーであるメラニアをピエールホテルでの豪華な夕食に招待した。


2005年にトランプと結婚し、ファーストレディになったメラニアは、ジャクソンとの出会いについて思い出し、次のように述べた。「夕食後、私たちはソファーでおしゃべりしていました。私の夫は別の部屋で、誰かが見せたいと言ってきたアートを見に行きました。 そして、マイケルは私に言ったの。「ねえ、トランプが戻ってきたら、キスをして嫉妬させようよ!」2人はキスしなかった。「でも、私たちはいつもよく笑っていたわ」と彼女は言った。


2016年2月、トランプはマイケルが「悪い手術」のために自尊心を失ったと語り、ジャーメイン・ジャクソンは彼を批判した。「彼は酷く自信を失っていた。率直にいえば、非常に良くない手術のせいだ。彼は最悪な状態だった。彼の周囲には、信じられないほど、数字のことしか考えない人がいた。信じようと信じまいと、人は信用を失うと、才能さえも失うことがある」


しかし、トランプは彼の友人に敬意も表した。「彼は他の誰よりも驚くべき男で、私が知っている中で最も偉大なエンターテイナーだった。彼は魔法を持った、天才だった。 彼はまた本当に良い人間でもあった。彼を知ればみんなそう思うし、彼がどれほど賢いかもわかる。彼は輝くような存在だった。




「ただ、最後の10年間はこれまでと同じマイケルじゃなかった。彼は良い状態とは言えなかった。多くの問題を抱え、そのことで辱めを受け、予期せぬ事態に困惑しきっていた。


「でも、彼の最後の10年間は人々の記憶には残らないだろう。彼は最初の35年間で記憶される。マイケルの絶頂期、彼のような存在はどこにもいなかった」


ここまでの内容は、下記の和訳を元に作成しました。

◎The full story behind a mysterious friendship


* * *


人種差別や、女性蔑視、同性愛者嫌いで、イスラム恐怖症・・・と批判されていたトランプに対して、周囲に支持者がおらず、イスラム教徒でもあるジャーメインが、弟の名前を利用するな!と、ファミリーを代表するかのように怒る気持ちはよくわかりますが、1990年以降のトランプは、ジャーメインよりはマイケルと親しかったように見えますし、トランプの発言は、保守層へのマイケルの名誉の回復にも一役買ったのではないかと思います。


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彼が開発してきた物件はすべて超一流で、テーマパークの開発も考えていたマイケルには、トランプから学べることは多かったでしょうし、また、ビジネス界の大物ほど、マイケルの賢さを高く評価することが多いですね。



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(トランプの42歳の誕生日パーティーに出席したときのラトーヤ)


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(2004年から始まったトランプがホストを務める人気TV番組『アプレンティス』は、08年から有名人が参加する『セレブリティ・アプレンティス』として復活。ラトーヤはその出演者のひとりだった)



こちらは関連記事・・・


by yomodalite | 2017-03-07 08:40 | マイケルジャクソン資料 | Comments(0)
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ドナルド・トランプの1997年の自著に書かれたマイケルとリサ・マリーの話です。

最近、安倍首相が招待されたことでも注目された「マー・ア・ラゴ」は、MJとリサが長く過ごした場所で・・・


* * *


私にとって、マー・ア・ラゴで最も面白かったことは、マイケル・ジャクソンとリサ・マリープレスリーの騒動に巻き込まれたことだ。マイケルは友人で、かなり変わってはいるが、すごくイイやつだった。この話はニューヨークから始まる。ある日、マイケルからニューヨークに行くので会いたいという電話を受けた。彼はニューヨークに来るときよく電話をくれていた。このときは、私のお気に入りのレストランである「ル・サーク(Le Cirque)」に招待したのだが、彼はとても緊張していて、聞けば何年もレストランというものに行っていなかったのだと言う。とても信じられなかったが、店に着くと、それが本当のことだとすぐにわかった。これは90年代の初め、マイケルの人気が絶頂期の頃だということを承知して聞いて欲しい。



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(この記事内の写真はすべてマー・ア・ラゴ)


マイケルと、妻のマーラ、私の3人が「ル・サーク」に行ったとき、そこでは非常に有名な人々が座って食事をしていた。彼らはお金持ちで、わがまま、そして傲慢なことでもよく知られている人々だ。マイケルは、赤のミリタリーファッションで、黒い帽子というスタイルでメニューを見ていたが、そのときのマイケルの様子が私の記憶に強く残っている。まるでメニューというものをそれまで見たことがないような感じだったのだ。それで、私たちはひとつひとつの品をゆっくりと選ぶことになった。しかし、もっと驚いたのは、何人もの有名人が我々のテーブルにやってきて、媚びるようにサインを求めてきたことだ。彼らはそれまで誰にもサインを求めることなどしたことがないと、断言してもいいぐらいの有名人で、彼らがそんなことをするなんて、簡単には見られない光景だ。


彼らは、「息子があなたの大ファンなんです。ジャクソンさんサインをいただけませんか?」と、ほとんど同じように切り出したが、それが息子のためでなく、自分のためだということは間違いなかった。ある女性は、ニューヨークの社交界で最も有名な部類の人間だったが、すました顔で、我々のテーブルに近づいてきたものの、ちょっとつまづいて、テーブルにしがみつくような格好になり、息を切らすような感じで、「ジャクソンさん、サインをいただけませんか?」と言った。この夫人がそんなことをするなんて本当に驚きだった。彼女のこと何年も前から知っていたが、とても慌てていたうえに、緊張までしていたのだ。


そんな出来事があったものの、なんとかマイケルも気楽さを取り戻し、私は彼に最近の様子や、生活について話をし始めた。もちろん、性生活なんかについてもね。それで、マイケルに新しいガールフレンドが出来たことを知って少し驚いたが、おめでとう!を言うと、相手が誰かと聞いた。マイケルはとても恥ずかしがって下を向き、ナプキンで顔を覆うような感じで、「トランプ、あんまり言いたくないんだ。すごく恥ずかしいし・・すごく困るよ」と言ったが、私が彼をつついて「マイケル、誰か教えてくれよ」と言うと、彼はとうとう顔を上げ、リサ・マリーの名前をあげ、それで、その話題は打ち切りになった。



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それから2、3週後、私はマイケルから一緒にマー・ア・ラゴに行ってもいいかという電話をもらった。私はもちろんだと答え、私の飛行機で一緒に行った。マイケルは数人の集団を連れてきていて、私たちはたくさんの話をした。飛行中、マイケルからガールフレンドと一緒に、マー・ア・ラゴにしばらく滞在することができるかどうかを聞かれたので、私はもちろんだと答え、彼女に会うのを楽しみにしていたと答えた。私がその彼女がリサ・マリーなのかと聞くと、彼はうなづき、一週間後の午後8時頃に彼女が到着するだろうと言った。



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ドアベルが鳴って、執事が対応し、美しい女の子がドアから入ってきた。リサ・マリーの顔がどれほど美しいか、みんなは気づいていないんじゃないかと思う。彼女は、エルヴィスとプリシラの一番いいところを受け継いで、信じられないほどの輝きを放っていた。とにかく、マイケルはリビングに走ってやってきて、彼女を抱擁で迎えると、一緒に海を見に行った。帰ってきた二人は、手をつないで、肩を抱き、すっかり恋をしてる感じだった。それに驚いたってわけじゃないけど、二人の関係が結婚にまで進んでいることは確信したね。


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週末、マイケルとリサ・マリーを見かけることはほとんどなかった。二人はタワーにこもっていたからね。ところが二人は大失敗をした。土曜日の午後に変装して、マー・ア・ラゴをこっそり抜け出して、ワースアベニューに買い物に行ったんだ。まぁ、パパラッチが大発生だよね。それからはもう大騒ぎ。二人はしかたなくリムジンに乗り込み、パパラッチに追いかけられながら、マー・ア・ラゴに戻った。それから日曜にかけて、ものすごいことになった。何百台ものカメラがマー・ア・ラゴを取り囲み、マイケル・ジャクソンとリサ・マリーは二人の愛の巣、マー・ア・ラゴの最上部のタワーから出てこない。マスコミは彼らのところにも私のところにも押しかけて来なかったが、とにかくすごい熱狂だった。



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マー・ア・ラゴには他にもゲストが来ていた。そのうちの1人がニュージャージー出身の素晴らしいビジネスマン、アーサー・ゴールドバーグだった。彼は、大苦境にあった、もっと言えば破産か消滅寸前の状態にあった「BALLY(バリー)」という会社を引き取り、ものすごい才能と熱意と労力を注いで、短期間で立派な会社にし、ヒルトンホテルチェーンに30億ドルで売却した。アーサーはその取引で、1億ドルを超える利益を得た。得ている報酬にふさわしい働きをする経営者は数少ないが、彼はその数少ない例だと、私はよく言うんだ。彼は本当に素晴らしい仕事をした。彼は現在ヒルトンのカジノ部門のトップをやっていて、バロン・ヒルトンや、スティーブ・ボーレンバックのそばで仕事をしている。



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ともあれ、アーサーと私は、マー・ア・ラゴの一室でミーティングをしていた。そこへノックがあった。アーサーはマイケル・ジャクソンが滞在していることを知らなかったが、そとのすごい騒ぎには気が付いていて、どうしてあんなにたくさんの人が写真を撮っているのかと思っていた。アーサーは立ち上がってドアを開けに行った。ダッチ・ルームと名付けられたその部屋は、オランダ風の雰囲気を出すためか、色の濃い木材で仕上げられ、照明も控えめだったが、アーサーがドアを開けると、そこにマイケル・ジャクソンがいた。「え、すごいな、マイケル・ジャクソンだよ」とアーサーは私に言った。一方マイケルは、知らない人に出くわして、手で顔を覆うように、廊下を駆けていった。その後、その週末はマイケルを見ることはなかった。彼はタワーに戻ってずっとリサ・マリーといたようだ。



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人はよく彼らの関係は見せかけだったんじゃないかと言うが、断固として「違う」と言いたい。私はその場にいたんだから。それはマー・ア・ラゴの魔法がなせる技だったかもしれないな。そこを離れてからの二人の関係は、あんまり上手くいかなかったからね。でも、確かに言えるのは、ある時期二人は本当に愛し合っていたんだ。(『Trump : The Art Of The Come Back』より)

* * *


マイケルとリサの幸せそうな様子が伝わってくる話とは関係のない蛇足ですが・・・


マー・ア・ラゴに飾られているトランプの肖像画(一番上)は、1989年に描かれたもので、



マイケルの肖像画はこれより後の1993年に同じ肖像画家 Ralph Cowanによって描かれたものです。




by yomodalite | 2017-03-06 08:07 | マイケルジャクソン資料 | Comments(0)
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『Bad』以降のテクニカル・ディレクターとして、マイケルと2003年まで付き合いがあったブラッド・サンバーグ氏が、MJの旅立ち後始めた音楽セミナーの宣伝のためにフェイスブックでシェアしてくれた話です。

* * *

政治には関係のない、親しみやすい話だよ。みんなも知ってると思うけど、『HIStory』は、MJが初めてニューヨークでレコーディングしたアルバムなんだ。1994年の1月17日に起こった、あのひどいノースリッジ地震のすぐあと、マイケルはプロダクションチームをミッドタウンの西54番街にあるヒット・ファクトリーに移すことにしたんだ。余震が続くLAからしばらく離れようってね。

プロジェクトの最初の時点では、チームはさほど大人数じゃなかった。ビル・ブレイとボディガードを除くと9人か10人てとこかな。で、その年の間に2人ほど加わって、1994年の大半をニューヨークで過ごしたんだ。アルバム完成後の仕事は1995年の春まで続いた。マイケルも含めてみんながニューヨークパレスに滞在していて、革のジャケットにジーンズの僕らは、ミンクのコートを着たお上品な人々と一緒のエレベーターに乗ることになったけど、我々にとってはそこが家だったんだよね。

でも、ルームサービスにも、ホテルのルールにもみんなうんざりしてきて(何週間かのホテル暮らしで、「あー、シンプルなスープ自分で作りたいな-!」って思ったのを覚えてる)、1994年の春の終わり頃、マイケルも結婚してちゃんとしたアパートメントに住んだ方がいいんじゃないかと思ったんだね。


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(トランプタワーは超高級アパートメントとして、ジャネットや、C・ロナウドを始め、大勢のセレブが利用していますが、MJが借りた部屋はもっとゴージャスだったようで・・・)



それでスーツケースに荷物をまとめて、トランプタワーの最上階に移ったんだ。みんな知ってるかどうかわからないけど(私は初めてでそこに行くまで知らなかった)、トランプタワーの最上階は2つの大きなペントハウスになってる。それぞれが3階構造で、バルコニーがあって、言葉で表せないくらい豪華だったよ。

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それで、片方にはドナルドが住んでて、マイケルは通路をはさんで彼のお隣さんになった。(ふたりが、バスローブを着たまま、砂糖やなんか貸し借りしてるとこ想像すると、面白いよね)



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(MJが借りてた部屋はわからないので、お隣の写真を)


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マイケルは結婚について、私に相談することはなかった。でも、新しいアパートメントにダンススタジオを作ってほしいと言ってきて、それで私はそこへ行ってどんな場所かチェックした。噂通り、マイケルの部屋は結構散らかっていたけど、それは気にしないことにした。



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(お隣りの部屋の写真は最近のものですが、雰囲気は当時とそれほど変わっていない模様)



実際のダンス・ルームはベッドルームの一角に、ポータブルのフローリングを持ち込んで作ってあって、あとは音楽だけだった。我々は巨大なウェストレイク・オーディオのモニターを2台買って(型番はBBSM-12、ばかでかいやつだった)、パワーアンプやケーブルやスタンドなんかと一緒に、それを部屋に運び込んだ。

マイケルがダンスしながらニューヨークの街を見渡せるように、スピーカーは窓の前に置いた。ケーブルを這わせ、スピーカーをスタンドの上に置き(スタンドは下の写真とはちがう)、システムを起動させた


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爆音だった。尋常じゃない音だったよ。「痛い」くらいの爆音。パーフェクトだった。ところが・・・その時私はスピーカーの正面にはいなかったけど、スタンドがずれる音を聞いた。次に目に入ったのは、巨大な100キロの重さのスピーカーが、床から天井までの高さのトランプタワーの窓へと、後ろ向きに倒れていくところだった。スピーカーが窓ガラスを突き破り、200メートル下の通りにいるタクシーをつぶす絵が頭に浮かんで、私は完全に血の気が引いたよ。



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スピーカーは、ガラガラドスンと窓ガラスにぶつかったが、そのまま床に落ちた。幸運なことに、高層ビルの窓ガラスを作るのは、私なんかよりずっと優秀な人たちで、マイケル・ジャクソン所有のステレオがぶつかっても大丈夫なように作ってあるんだね。冗談はともかく、スピーカーが落ちてからの数秒間は震えが止まらなかったよ。



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それから、我々はもっと丈夫なスタンドを探して、このすごい音響システムを組み直した。ただ、マイケルがこの経緯を知ることはなかった。言わない方がいいこともあるからね。
では、6月にLAで会おう。
Keep The Faith!ブラッド


by yomodalite | 2017-03-03 09:51 | マイケルジャクソン資料 | Comments(0)
「大統領の政治」コメント欄(後半)_f0134963_21530292.jpg


「大統領の政治3」のコメント欄の後半です。
前回紹介した「前半」では、極短い発言をするのみだったMessiは、選挙の結果が出る前のPart 1から、Ninaと対立していて、ウィラやリシャも、トランプとマイケルが似ているという意見には賛成しかねる・・という感じでした。おそらく、この後半部を読んでも、Ninaと同意見の方が多いような気がします。

私は、熱心なMJファンで、常連コメンターでもある、Messiや、stephenson(スティーブンソン)が、差別主義者だと批判されているトランプを擁護するのは、トランプの差別発言が非常に「戦略的」なものだと信じているからだと思います。それは、差別主義者の評を集めるという戦略という意味ではなく、「差別だ!」という批判に絶対に屈しない姿勢を貫いた、という「信頼」なんだと思います。

なぜ、そんなことが「信頼」に値するのか? 

それを私が少し理解できるようになったのは、武器をもたない黒人が警察に射殺されるという痛ましい事件が頻発し、その根深い人種差別というものの実態について、色々と考えるようになったことがきっかけで、それが、トランプ現象への興味に繋がり、MJファンや、黒人や、LGBTのトランプサポーターの考えを知り・・・とにかく、ここ1年余りの間のことです。

米国の黒人が抱える問題については、こちらの素晴らしい記事をリンクしておきます。
トランプ自身の差別感覚については、こんな記事はどうでしょう?美女好きなのは確実のようですがw


トランプ政権は、ある意味クーデターと言っていいほどの領域にいくつも踏み込んでいて、これほど巨大な規模の批判を、受け止められるような人間が「狂人」で「嘘つき」だという可能性は、確かに高いかもしれません(笑)

しかし、現在のネオリベラルと言われる人々が、トランプ憎しから、その主義を度外視してまで踏み込んでしまった領域もまた「狂気」と「怖れ」に支配されていて、これまでのアメリカの中東政策に目をつむり、人種や、性別、宗教による分断を強固にするだけで、階級の固定化に繋がっていると感じます。

それで、私は、stephensonが、「多くの人が変化を必要としていることを認識しています。一緒に平和的にやることはできませんか? 私はメディアを含め、人々がレトリックを慎まなければ、内戦に向かうと思います。」と言っていることに最も共感したのですが・・・

(ここからコメント欄後半)

stephenson | December 29, 2016 at 5:18 pm

私の見解では、マイケルは、彼が見て経験した不正を世界規模で戦い、自分の才能、宗教的背景、そして名声によってターボチャージされた代替手段(L.O.V.E.)によってメッセージを広めましたが、メディアが彼にしたことは卑劣なものでした。 私の考えでは、マイケルは、アメリカ大統領(POTUS)よりも人間社会に大きな影響を与えました。「卑劣なマスコミ」はまさに適切な名前です。彼らは、マイケルを泥水に投げ込み、それはまだある程度続いています(最近のバーバラ・ウォルターズの特別番組を参照)。彼らはそうすることで、いじめを「正当化」(この言葉は嫌いだが、ここでは適切でしょう)している。今、私たちはいたるところで、いじめを起こしています。そして主流のメディアはますますタブロイドと融合しています。これは偶然でしょうか? 私はそうは思わない。過去18ヶ月間、メディアがトランプに行ったことは、マイケルと比較すれば、地味なものでした。ふたりの違いは、トランプは、直ちに鈍く激しいレトリックで戦ったのに対し、マイケルはアーティストとして、芸術的に、そしてファンを通して戦った。マイケルは長期的な戦略を持っていた。「うそは短距離走を走るようなものだけど、真実はマラソンを走るようなもの」というように。

Nina Fonoroff | December 30, 2016 at 7:38 pm

スティーブンソン、あなたのコメントは少し混乱していると思う。メディアがどのように動いているかを批判することで、ドナルド・トランプを真剣に心配しているつもりですか? それとも、何年もの間マイケル・ジャクソンを迫害し、行き過ぎたメディアへの気持ちから、さらに興奮しているんですか?

私たちは、ここを区別することが極めて重要だと思う。先に述べたような理由で、機能するメディア、つまり影響力あるメディアには、公職に就こうとする、あるいは、就いている人に制限のない尋問をしてもらわなければならない。だから、なぜあなたが、ニュース・メディアの「餌食にされる」ことと、それに「抵抗」する方法といった点で、マイケル・ジャクソンの物語を、ドナルド・トランプのそれと同じ次元に置こうとするのか、よく理解できません。

今、私たちが選んだ大統領は、米国と世界各地の何百万人もの人々の生活を、完全に惨めなものにしうる立場で、大勢の人もこれに同意しているでしょう。(マイケル・ジャクソンはそうじゃないでしょう!)トランプは、本当に私たちの同情や配慮を必要とするに値しますか?

もう一点:この先私たちが望むメディア文化とはどんなものでしょう?

私の見解では、ニュースや公共の事柄を扱うジャーナリストは、トランプと彼のスタッフのような特定の公的な人物については、さらに厳しくする必要があります。彼らはこれまで長くやってきた以上に、徹底的かつ慎重に、選出された当局者に質問する必要がある。私たちは真剣な「調査」ジャーナリズムを常に必要としています。これまで以上にね。

stephenson | January 7, 2017 at 4:02 pm

私たちは「機能するメディア」を持っていないし、ここしばらく持ったことがない。私たちが持っているのは、「ニュース」を噂や、匿名の情報源から作り出し、有名人のゴシップや、おかしなファッションの報告などに単純化し、有権者を教育することに完全に失敗した、日和見主義で、利益のために人々を悪用する、そんなメディアです。マイケルを悪魔化する意図は明らかで、トランプを悪魔にする意図も同様でした。メディアは、08年の大統領予備選に多大な影響を与えましたが、それは、オバマを厳しく審査せず、彼の背後にあるネガティブな要素を明らかにしたり、議論したりすることは一度もせず、そんなものなど、まるで無かったようにふるまったことにある。基本的に、彼を全面的に支持し、ヒラリーについて否定的なことをたくさん報道することで、メディアはオバマが指名を受けることを助けました。彼らは今回も予備選と本選挙で主役を演じようとしたが、失敗しました。メディアが気にするのは視聴率であって、事実や真実に興味は無い。だから、視聴率を上げ彼らの意図に合うものなら、どんな嘘でも大々的に報道する。そんなことはもう常識です。 今や「ニュース」は主に「意見」であり、さらに悪いことに、バイアスがかかった(選択された)「ニュース」と「攻撃的な意見」が混在したものになっている。

彼らの扇動の結果として、米国に内戦が起こっても、彼らはそこで写真家にカメラを回させる準備ができているでしょう。視聴率をとる絶好の機会だから。不安定化は、彼らが望むところです。なぜなら、紛争、ケンカ、意見の衝突は、「数字」がとれるからです。これが、必要でもないのに暴力的な言葉(誰かが「他人を叩く」、誰かが誰かに「撃たれる」のように)を使って見出しを書く理由です。あなたはメディアについては非常に素朴だと思う。また、これらの手法は、米国や英語圏の国に限定されません。マイケルの歌詞「金のためならなんだってやる」は適切です。

トランプとマイケルの違いは、メディアは何十年もマイケルを悪魔化させてきたということ。だから、人々を洗脳から脱却させるのは難しい。一方、トランプに関しては、メディアはまだ始めたばかり。私は、そんなバッシングのためのトークショーにつきあっていくつもりは毛頭ありません。それは「ゲスト」(つまり犠牲者)の品位を汚すものであり、その人は、しばしば大声でわめかれ、言葉を遮られ、しつこく詮索され、そして基本的に、侮辱され、ひどい言葉をかけられるのです。「ジャーナリスト」が、テレビ局の意向に反する意見を述べようとする、「不運なゲスト」を黙らせようとする、そんなショーにはつきあいたくない。
メディアは、ほぼ完璧に壊れています。彼らは自分に都合のいいところだけ拾って、嘘の見出しを作るケースが非常に多い。最近もワシントンポストが、ロシアがバーモントの電力網をハックしたという記事を載せましたが、それは誤っていることが判明しました。

☆この下のリンクは記事の最後の動画と同じで、そちらにインデックスをつけました


ジャーナリズムや、ニュースについて、「説話(ナラティブ)」という言葉が非常に価値を得ていることは明らかです。 これは明らかに物語やフィクションに関する文学的用語ですが、今、まさに、説明のための話を作って、販売、マーケティング、といったことが起こっています。 それは基本的に、説教壇の上から人に道徳を説くような宗教であり、政府やメディアの目的は、どんな価値観が「正しい」のかという「物語」に照らし合わせて、人々を「善」対「悪」に分けることのようにも見える。

メディアは批判的思考を奪い取ったり、取り除こうとしています。 個人的には、私は、「ニュース」の偽りを暴くことや、広告について、高校や大学で、必須のクラスとして教えるべきだと思います。学生に、視聴者や読者としてどのように秘密裏に操作されているのか分析することを学ばせることが出来ます。それによって人々は、私たちが日々直面する群衆の声からのプレッシャーに抵抗するための術を手に入れることが出来る。そういった群衆の声とは、メディアや企業からの情報によって、人、物、原因などから積み重ねられ、もたらされるもので、私たちがそれを受け入れるか、テレビのスイッチを切ってしまうまで、私たちにやかましい語りかけてくる。

Nina Fonoroff | January 7, 2017 at 9:18 pm

スティーブンソン、先に触れた私の投稿は、良いジャーナリズムは何をすべきなのか、社会におけるその理想的な機能についての感覚を伝えることを意図していました。 私たちが現在見ているものではなくね。あなたは、『個人的には、私は、「ニュース」の偽りを暴くことや、広告について、高校や大学で、必須のクラスとして教えるべきだと思います。学生に、視聴者や読者としてどのように秘密裏に操作されているのか分析することを学ばせることが出来ます』という。

私も全く同感です。大学のメディアおよび文化研究部門の多くで、本当に大勢の人がすでに何年もやってきています。ひとつ言っておきたいのは、独立した映画製作者として、私自身、あなたがたが「メディア」と呼んでいるものの一員であり、あなたが知っているかどうかはわかりませんが、責任を持って仕事をしているジャーナリストも多くいるということ。(これについては別の機会に紹介します。あなたが興味を持つであろう、いくつかの権力監視の役割を果たしているメディアも。私の意見ですが、インターセプトの編集者Glenn Greenwald(あなたが上にリンクしたブログ)は、 そういうジャーナリストの一人です(Politicoのライターについてはよくわかりませんが)。同時に私は、権力監視の役割を果たしているメディアの中に、「政治」が入り込んでいないと信じることも、「あまりに素朴」な考え方だと思います。「いかなる種類の」ジャーナリズムもニュースも公的なコミュニケーションも、政治と無関係ではあり得ません。あなたが探している種類の事実的「客観性」はどこにも見つからないと思います。

この点について、あなたはこうも言っています。

ジャーナリズムや、ニュースについて、「説話(ナラティブ)」という言葉が非常に価値を得ていることは明らかです。 これは明らかに物語やフィクションに関する文学的用語ですが、今、まさに、説明のための話を作って、販売、マーケティング、といったことが起こっています。 それは基本的に、説教壇の上から人に道徳を説くような宗教であり、政府やメディアの目的は、どんな価値観が「正しい」のかという「物語」に照らし合わせて、人々を「善」対「悪」に分けることのようにも見える。

私たちがテレビや映画で見る物語は、「フィクション」であると謳っているかどうかにかかわらず、いつでも物語として、あるいはあなたの言う「説話」として提示されます。米公共ラジオ局から、ナショナル・エンクワイアラー誌や、ディケンズの小説まで、私たちが見たり聞いたり読んだりするすべてが、「説話」として提示されている。他には何がありますか? 生データを列挙した、ギネスの世界記録のような「事実」とか? 多くの人々に情報を届けるための提示の仕方として、「説話」に代わるやり方があるというなら、教えてほしい。

もちろん、私はあなたのメディア教育についての考えに同感です。 実際、私が専門にしていることは、ほとんどそれなんです。大雑把に言えば、私はアメリカの大学で「メディアリテラシー」(これはフィールドとして存在しています)を教えています。 何十年も前からそういうことをやっています。私のカリキュラムでは、いかなるメディアも、分析や批判的な見方から逃れることはできません。
私たちみんなが「メディア」について(少しでも、たくさんでも)単純に考えないようになれば、今の驚くほど多くある公共通信の中で、その「メディア」の意図するところを、包括的かつ微妙なところまで理解できるようになるのでは、と思います。

たとえば、現在多くの人が情報を得ているソーシャルメディアについて、それが「ニュース」を提供する際に邪魔になっている点についてはどうでしょう?『ザ・デイリー・ショー』(政治風刺ニュース風の番組)のようなコメディ番組や、他にも、John Oliverのようなコメディアンの番組は? 私は最近、多くの人々がニュースをどこから入手しているか、年代別に調査した研究を見ました。 近年、新聞は急速に率を下げていて、これが今日のジャーナリズムの状態に決定的な影響を与えています。

私の見解では、 「メディア」の分析と批判は、ジャーナリズムの様々な情報源と同様に、主流派であるハリウッド映画やテレビなどの「フィクション」にも向けられるべきで、スティーブンソン、あなたが「メディア」について述べるとき言いたいのも、そういうことですよね。歴史的に見て、視聴者は、これらの架空の物語(支配的なイデオロギーへの指示をこう呼びたいのなら)によって、ニュース番組によるのと同じ「洗脳」をされる可能性が高い。 (ハリウッド映画の歴史は、実際には、人種虐殺、白人覇権、異端者への罰、貧しい人々の悲惨さ、移民の不安、不信などの歴史を擁護する表現でいっぱいです。さらに言えば、そういった視点は、もっとも「リベラルな」メッセージを意図した映画にさえ、「同じように強烈に」散見されるのです。)べつに、言葉尻を捉えて、細かいところにまでいちゃもんをつけようというのではありません。私は、授業の中で、あらゆる種類の映画(架空の「物語」である映画はもちろん、ドキュメンタリーも背景になる歴史とともに取り上げました。ドキュメンタリーも実際には「説話」として構成されていますからね!)
(下のコメントに続く)

Nina Fonoroff | January 7, 2017 at 9:33 pm

で、これらのことはマイケルジャクソンとどういう関係があるでしょうか? たくさんあります。先学期、私は私の大学で「マイケル・ジャクソンの映画の世界」というコースを教えました(これについて多く話したいのですが、またの機会にします)。もうひとつ、マイケル・ジャクソン自身、「メディア」を利用し操ったという点では、完全に(一般に思われているようには)「無実」ではないということ。実際のところ、私たちが知っていて、愛し、弁護しているマイケル・ジャクソンは、「メディア」がなかったら存在しません。それについて考えてみましょう。

レーガン大統領のいるホワイトハウスへの訪問は、「メディア」によって、与えられ、構築された出来事ではないんですか?

マイケルは、トランプがそうであるように、メディアの恩恵を得ていることを非常によく知っていた。 (これは前に言いましたよね?ふたりに共通して指摘すべきなのは「地球上で最も素晴らしいショー」を創ったことで名を馳せたP.T. Barnumの崇拝者だったことです)

マイケル・ジャクソンについての永続的な疑問は、これはタブロイドや主流のメディアによって引きずり下ろされるスーパースターたちすべてに言えることですが、「説話」がなぜ、どのように変わるのか、ということ。 この疑問を、私たちは以前にも考えたことがあり、これからも繰り返し考えることになるでしょう。この種の象徴的な攻撃に耐えたのはマイケル・ジャクソンだけではありません。

スティーブンソン、あなたは、「メディアは批判的思考をすでに取り去ったか、あるいは取り除こうとしている」と言う。

私たちは、「メディア」について、より深い疑問を考えていく必要があると思います。マイケル・ジャクソンとドナルド・トランプと「メディア」の関係、そして私たちが真実とか現実だと呼んでいるものとは何なのか。
ニュースジャーナリズムの現状に、メディアによるセレブレティの報道と、政治の報道の区分けをなくしてしまえば、私たちは "批判的思考"のスキルを放棄したロボットとかわらなくなってしまう。
真実は、トランプのキャンペーンは、彼の相手よりも多く、ものすごい回数報道されたということです。「タダ」でね。彼はこの報道の波に乗ってホワイトハウスにたどり着いた。私たちは、もっと賢くなるか、結果を受け入れるか、しなくてはいけませんね。

Irene | February 2, 2017 at 11:09 am

ノルウェー人から見て、アメリカは世界で最も偉大な国です。ドナルド・トランプは人種差別主義者とか、同性愛嫌いとか・・・偏狭頑迷な人物などと言われていますが、それは、マイケル・ジャクソンについて人々を欺いたようなメディアにあなたが騙されているからです。現在、国とその国民を本当に愛している大統領がホワイトハウスにいるのに、多くの左派(主に)は、メディアのあらゆるゴミのような報道を見て騒いでいる。このビデオを見てください。





(コメント欄終了)

すべてのコメントを紹介し終わったら、主にNinaに反論するつもりで、私のコメントも追加しようと思っていたんですが、ここまでで疲労困憊してしまいました。昨日いただいたコメントから、さらにピルジャーの記事の和訳を修正したので、そちらを再度読んでいただきたいと思います。
で、、上の動画は、stephenson が紹介したリンク先と同じですが、陰謀論風味ではなく、主要メディアが報じたトランプ批判に対して、普通に反論している動画です。主要メディアが「オルタナ・ファクト」と呼んでいることや、トランプがここまで、どのように批判されてきたか、よくご存じない方には、いい「まとめ」にもなっているような気がします。もっとも、リスニングが全然できない私は、字幕や豊富なフリップを見て、大雑把にそう言ってるだけですがw。

相当長いので、目次代わりにタイトルだけ下記に記しておきますね。

0:43 - ドナルド・トランプの戦略
3:42 - ドナルド・トランプについての大手メディアの報道
5:25 - トランプは泡沫候補だ
6:44 - 彼は選挙書類を提出しない-無視しろ!
8:52 - 不法移民、国境の壁、レイプや犯罪
16:18 - Univision、NASCAR、ESPN、そしてメイシーのトランプは「おことわり」?
18:22 - ジョン・マケインは戦争英雄か?
21:52 - トランプは徴兵忌避者だった?
23:40 - メーガン・ケリー、ロージー・オドネル、女性との戦い
27:18 - 彼女はどこかから出血してる…
28:55 - 破産についての真実
32:18 - 聖書は知っている!
33:39 - 9月11日にイスラム教徒が祝祭
35:52 - トランプは障害のある記者をばかにしたのか?
37:25 - イスラム系移民入国禁止
43:17 - アメリカ人はトランプのイスラム系移民入国禁止を支持?
44:38 - イスラム教データベース
46:33 - 不法移民を雇用する?
48:20 - ウラジミール・プーチン
50:09 - 反ユダヤ発言
51:26 - アドルフ・ヒトラーとの比較
54:57 - 選挙運動に反対した人々
56:28 - 娘とのデートについてのおきまりのジョーク
57:10 - サタデー・ナイト・ライブ
58:09 - トランプは巨額の富を継承した
59:06 - ドナルド・トランプは選挙資金に困っている
1:01:21 - ジェブ・ブッシュと移民政策との個人的なつながり
1:01:54 - パリでの銃規制
1:02:46 - 原子力規制に関してはトランプを信用するな
1:03:35 - ヒラリー・クリントンがISISの勧誘ビデオ(にトランプの映像が使われたこと)に抗議
1:04:10 - インターネットを閉鎖しろ?
1:05:00 - カーリー・フィオリーナ:あの顔を見てみろ!
1:05:48 - ヒラリーは「ヤラレた」
1:06:13 - テロリストの家族をねらえ
1:07:00 - ジョージ・W・ブッシュは我々の安全を守った
1:07:50 - トランプはレイプ魔だ
1:08:30 - 強制国外退去
1:09:31 - 「ドナルド・トランプはヒラリー・クリントンの秘密兵器」という陰謀
1:09:53 - 選挙資金の偽善
1:10:50 - オプラを副大統領に?
1:11:08 - ドナルド・トランプはバットマン


by yomodalite | 2017-02-20 13:10 | ☆MJアカデミア | Comments(0)

「大統領の政治」コメント欄(前半)_f0134963_19322753.jpg



少し前に和訳した「大統領の政治3」のコメント欄の和訳です。

高学歴のMJファンが集っていることで知られる「Dancing With The Elephant」で、今回の大統領選の結果がどう受け止められ、どんなことが語られたのか? 

それは、ある意味、本文よりも濃い内容のようにも思えたので、なんとか日本語にしてみました。時間がかかってしまいましたが、とりあえずトランプ政権が失脚してしまう前に紹介できそうで安堵しています(ホッと出来たのはそれぐらいですがw)。

前後半の2回に分けて紹介したいと思いますが、

下記は、2016年12月8日から12月29日までのコメントです。


Caro | December 8, 2016 at 4:38 am


新しい投稿をありがとう。 私は南アフリカにいるので、アメリカの政治にはあまり興味がありませんが、両国とも、クズ大統領のようですね!!私はあなたたちがすべての結果にとても傷ついていることを残念に思います。 私たちは上手くいけば、トランプ政権ができる前に、ズマ大統領を失脚させることができるでしょう! 次の総選挙は、その達成のために投票するのが唯一の理由です!!!  ANC(アフリカ民族会議)にいる、多くの黒人サポーターは、現状にうんざりして支持政党を変えています。もはや、人種隔離政策に反対したネルソン・マンデラに対する熱狂はなくなりました。(参考記事→)

私がうれしく思ったのは、マイケルが政治的ではないことで、変化を起こす方法について指摘されたこと(私の友人は、人のすることはすべて政治的だ、と言ってますが)。 彼が何をしたのか、彼がとてつもなく大きな影響力を使って、どのように変化を起こしたのか ー ガンジーの名言でよく取り上げられている「あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい」 マイケルは、私にとって、その言葉通りに生きた人。私は、彼をインスピレーションとし、道徳的な指針としても、自分の人生を生きようと努力してきました。 ジョージ・フォックス(クエーカー教の創始者)は、人々に、「世の中を陽気に歩いていく手本となれ、規範となれ」と言いました。それは、マイケルもしてきたことで(陽気という部分は、彼には、とても困難でしたが)、私もそのように生きています。 ほとんどの場合、私は "外部” を変えることはできませんが、自分の世界に影響を与えることはできます。ジョーソープ(英国のコミック)でよく言われているように、それは最も重要で、とても効力があるものです。

この記事のおかげで、マイケルがやったことを思い出させる良い機会になりました。私たちがサイのような皮膚で、良い状態を続けられますように!


Lisha McDuff | December 8, 2016 at 2:19 pm


ありがとう、キャロ!

私が思うに、今回の選挙は、伝統的な政治の枠組みや政策が、良い政治に必要なスキルからかけ離れていて、政治的イデオロギーがどれだけ政治に必要にないものに縛られているかを明らかにしたと思う。人々の心と精神に及ぼす悪影響に対応するために、私たちは今まで以上に、私たちのためのアーティストを必要としている。今は恐ろしい時代です! マイケル・ジャクソンがここにいたらいいのに。 私たちには彼が必要です。


Nina Fonoroff | January 8, 2017 at 12:55 am

キャロ、南アフリカからの視点をもたらしてくれて、ありがとう。私も、そして、おそらく多くのアメリカ人も、孤立主義によって、米国内だけの問題に囚われている。 私たちの国境の外の世界を思い出すのは良いこと思います。

Messi | December 8, 2016 at 9:08 am

マイケル・ジャクソンとドナルド・トランプは、両方とも人種差別的メディアを破った。 マイケル・ジャクソンとドナルド・トランプの両方が腐敗した政府を破った。 マイケル・ジャクソンとドナルド・トランプの両方がアメリカ人によって正当化された。

Willa | December 14, 2016 at 5:24 pm

こんにちはメッシ。私は、メディアとの関係において、ドナルド・トランプとマイケル・ジャクソンがもたらしたことの中には、いくつか非常に特殊な方法があったということに同意します。 最近のワシントンポストの編集部が示唆しているように、どちらもパフォーマンス芸術の一種として、メディアを利用したと思う。トランプの息子、エリックは数週間前の会話でこれを認めたようですが、トランプ自身は、先週の選挙ラリーでそれを認めました。 彼の支持者の何人かが、ヒラリー・クリントンを「監獄に入れろ!」と唱え始めたとき、彼は「選挙前にそうなれば最高だね、別に、おれたちは構わないよね、そうだろう?」と言いました。 ここに動画があります。





しかしながら、彼らの動機は全く異なっていた。 マイケル・ジャクソンは、Can You Feel It、Beat It、Bad、Black or White、そして、They Don’t Care About Usでも、彼の最も強力で象徴的なショートフィルムで明らかなように、人種差別や、その他、様々な偏見のために戦いました。一方、トランプは、恐怖と怒りを助長し、支持者を世論調査に駆り立てるために、非常に扱いやすい方法で、人種問題を餌に、女性嫌悪や、外国人嫌悪などを使用しました。
それらの本質的な違いを無視することは、マイケル・ジャクソンの仕事と、人生の多くの背後にある動機付けを否定することになります。

stephenson | December 26, 2016 at 12:16 pm

こんにちは、ウィラ。当然のことながら、トランプを見る方法はいくつかあると思う。私が最近考えているのは、もっと寛大な見方です。彼は、国家が進行していく過程で、深刻な体系的な問題を感じ、世論調査において、国民の感情が高いレベルで悪化しているのを読み、大統領選のために行動し、物事をより良くしようと決心した。 バーニー・サンダースの場合も同様です。彼らはある問題を見て、他の問題にも繋がっていると感じ、それは国民に広く拡がっている不満だと思い、行動を起こした。戦いに足を踏み入れたトランプは、勝つために最善を尽くそうと、相手を倒すためにすべての武器を使いました。彼が集会で言ったように、「私が勝たなければ、時間とお金の最大の無駄になるだろう」ということ。つまり、彼は、彼が勝つために必要なことを行ったわけです。「心の曲がった、不誠実なヒラリー」と相手を呼ぶことも含めて。あなたが投稿した動画に見られるように、それは戦略であり、本当に「彼女を監獄に入れたい」わけではなかった。彼はメディアが想像したよりはるかに戦略的に戦いました。メディアは衝動的な子供と言いましたが、彼は自分の発言をきちんと把握していたと思います。そして、トランプについてのもうひとつ言えることは、移民や貿易を中心に、十分に対処されていなかった正当な問題を提起したことです。

私が興味を持っているのは、トランプが、ヒラリーや、共和党の反対者などをカメラの前で名指しして攻撃したときの、彼らの対応の仕方です。彼らのほとんどが、ただ肩をすくめて、やれやれと天を仰ぎ、笑ったり、ニッコリしたりした。ヒラリーは、女性として「相応しい礼儀」という基準に縛られ、不利な状況にあったでしょう。でも、最終ディベートでは、言い返し、より強力に対応することもできたはず。言い換えれば、彼女は怒って、彼女の顔や言葉で表現する必要がありました。「もし私が大統領になれば、あなたは刑務所にいるだろう」とトランプが言ったとき、彼女はもっと強烈に反応することができました!大統領は国民を刑務所に入れる決定は出来ない。それは裁判所の責任であり、私たちは強い原則として「有罪判決が出るまでは無罪」を前提としている、と。議論の形式のせいで、彼女は窮屈になってしまったようだけど、トランプはそうならなかった。私は、彼女は「よくも言ってくれたわね」と言い返すべきだったと思う。怒りを見せるべきだった。笑ったりしないでね。誰だろうと、人を刑務所に入れると、何百万人もが見てるステージで言うなんて、ちっとも面白いことじゃない!

一方、私はMessiに同意します。企業であるメディアは、MJを悪用したのと同じように、彼に対して不公平でした。そういった行き過ぎは、弱者の同情を生み出し、彼が長期的に大統領候補として、選出されるのを助けたかもしれない。 MJ対メディアと、トランプ対メディアが権力闘争だったことは間違いありません。メディアはMJを人種差別主義者(TDCAUの反ユダヤの歌詞)として攻撃し、彼のメッセージを完全に誤解していた。そして、彼らは、トランプもそのやり方で倒そうとした。例として、トランプが人々に誓いを立てるように頼んだとき、彼らの集会で投票すると、手を上げた人々の写真は、ヒトラーにハイルヒトラーをする人々の写真と比較された。率直に言って、私はトランプがメディアが公正じゃないと言ったとき、それを気に入っていました 。そうです!彼らはあまりにも多く、倫理的な制約などお構いなしに、視聴率を追い求めている。私は、MJを、彼らがどのように扱ったかについて恨みを抱いているのかもしれませんが、ジャーナリストには厳しい事実や、意見が少なく、2人を混合することは間違っているかもしれませんが、私の意見では、メディアは行き過ぎていると思う。

Nina Fonoroff | December 28, 2016 at 3:50 am

スティーブンソンへ。以前の記事で、私は、エンターテイナー(MJ)と政治家、また、政治家(Trump)の仕事は大きく異なると書いたと思いますが、 さらに言えば、彼らのメディアによる扱われ方が、社会や政治に及ぼす結果は、「非常に」大きく異なると思います。ですから、 その点に関して二人を比べることは、まったく意味のないことではないでしょうか。
そういったこととは別に、トランプはジャーナリストの助けを必要とせず、私たちが持っているコミュニケーションのチャンネルを通じて、ナルシストのデマゴークとして登場することができたわけです。 彼の選挙キャンペーンでの演説を見たり、彼の多くのツイートや、彼の集会における支持者の振る舞いをみても、トランプの立候補を理解することは、どこをとっても、まともな人々に対する侮辱であり、そして彼が今後大統領職に就くことは、私たち全員にとって深刻な危機です。

stephenson | December 8, 2016 at 5:07 pm

ウィラとリシャ、私は今が恐ろしい時代だということに同意します。2011年に「ウォール街を占拠せよ」(オキュパイ運動)の動きが登場する前から、ずっと怖いと思い、爆発しそうな緊張状態を感じていました。残念ながら、オキュパイ運動の動きは止まりましたが(私の意見)、オキュパイ運動が明らかにした社会的緊張は、BLM(「黒人の命も重要だ」)や、バーニー・サンダースの動きなど、後の動きに大きく連動していて、オキュパイ運動が大規模なデモや行進で現場に登場したときから、二大政党を不安定化させる勢力が活躍していたと言えます。社会全体を覆うような不満感情が増幅されていたから、それは起こるべくして起こった。最近の不満は、農村部により多く現れた。このような地域に住んでいない人は、おそらくそこで起こっている経済的な内訳を完全には理解していないでしょう。私は地元の小さな町のメインストリートを通って、空の店の陳列棚を見ることができます。ビッグ・ストアだけが生き残ることができ、私たちのラジオ・シャックは閉店してしまいました。地元の企業は生き残るために苦労しているんです。人々には使いたくてもお金がない。都市の環境に住んでいる人は、こういったことをまったく見ないですむ人もいますが、ここでは、昨年も、多くの小規模店舗や地元のレストランが閉店しました。私の地元の新聞は差し押さえのリストでいっぱいです。こういった不満を考えれば、私はどうして今回の選挙で、サンダースやトランプのような未知の新人が中心になったか、わかる気がします。これまでの行政や、その失敗(感知されたものも、実際も)と関係していなかった人の方に強い磁力があった。トランプは米国のインフラを更新することに重点を置き、道路や橋を修復するために郡がドルを獲得しようとしたことで、認められたんです。

私は、経済の不安定化とテロリズムに対する強力な恐怖がこの選挙に大きく影響したと思っています。人々は傷ついていて、自分たちや、国を、そして不安定な世界を助けてくれる人を求めています。多くの人が変化を必要としていることを認識しています。一緒に平和的にやることはできませんか? 私はメディアを含め、人々がレトリックを慎まなければ、内戦に向かうと思います。こんなことは言いたくありませんが、これは極端な社会的、政治的混乱の論理的終結ではないかと心配しています。私は、私たちがその瀬戸際から引き返せることを望み、祈ります。私たちは合意を構築できなければ、地球も、自然も救うことはできません。最も重要な目標を決め、良い計画を立て、それに基づいて行動するべきです。(簡単なことですよね?)ニューヨーク市の気候変動デモでは、40万人が一緒に行進し、そこにあったバナーの1つが印象に残りました。「闘争の統一」。壊滅的な環境劣化を止めたいなら、さまざまな戦闘陣営に分かれることをやめてください。私たちは地球を救うために団結することができないんでしょうか?否定主義者たちを説得することは? なぜ、私たちは、これについての米国の地位を確立し、それに専念するための事実認定委員会を立ち上げられないのか? とにかく、私たちが見ている劣化が人間の活動によって引き起こされたものではないと思うのはやめましょう。言い換えれば、永遠に議論しつづていくか、独立した委員会で問題を解決するか、どちらかです。

当然のことながら、選挙中に放映された9つのディベートの中で、「気候変動」に関して、メディアから1つの質問もなかったことで、私の苦痛は増しています。 私たちが議論を拒否すれば、どうやってみんなが情報を得ることが出来るでしょう? 種の絶滅や、環境の悪化などの大きな問題は広範囲に及んでおり、停止する必要があります。私はアル・ゴアや、レオナルド・ディカプリオのような人々がトランプと個人的に話をしたことをうれしく思っています。 それは物事を変える方法であり、お互いに敬意をもってコミュニケーションできる人同士の良い交流です。

Sharon | December 10, 2016 at 2:08 am

私はあなたに完全に同意します。 気候変動は私たちの時代の問題です。それは、気候変動の影響を受けているかどうかにかかわらず、メディアではまだ十分に言及されていません。 もちろん、気候そのものも十分に論じられるべきですが、問題はそれがどれほど悪化するか?です。

stephenson | December 26, 2016 at 12:21 pm

ありがとうシャロン。あなたに賛成です。どれほど悪化するか?WWFが作ったこの美しいビデオを見ましたか。私も少し前に見たのですが。




Willa | December 14, 2016 at 4:32 pm

こんにちは。StephensonとSharon。気候変動が、今私たちが直面している最も重大な問題だということには同感ですし、実際に対処されていないとも思う。スティーブンソン、あなたが指摘したとおり、「この選挙には、経済不安やテロへの強い恐れが影響した」と思う。恐れを抱いている人々が、長期的な解決策を考えることはとても困難です。私は、この選挙中に明らかになった怒りと不合理な恐怖を和らげ、私たちが取り組むべき本当の問題に焦点を当てる必要があることに同意します。
スティーブンソン、あなたと同じように、私はトランプがアル・ゴアと会話したいという気持ちが、気候変動と環境についての新しい考え方に門戸を開いていることを望んでいました。実際、ゴア自身がそのように会合を解釈したようです。しかし、トランプの政策キャビネットの選択はそれに反している。 Huffington Postの記事では、「ドナルド・トランプの内閣は超反環境主義」という見出しがあります。(→記事リンク)

stephenson | December 26, 2016 at 11:19 am

こんにちは、ウィラ。ある友人は、最近、私たちが「気候変動」と呼んでいる現実を受け入れる上での問題の1つに、そのフレーズが記述的な意味において正確でないという見解を示しました。人々は、気候が変化していることを正当に指摘していて、それは否定することはできないが、それに身構える必要はない。私の友人は、何が起こっているのかをより具体的に説明するのに、「環境劣化」という言葉を代わりに使っている。環境の劣化だけでは、問題の幅が示されていないので、私は「包括的?」という言葉を追加することを考えていました。 「地球温暖化」や「加速度的地球温暖化」のように、「温暖化」という言葉を使用することもできますが、「暖かい」という意味では、特定の地域では起こり得ないため、問題があります。 「体系的な環境悪化」と言えるかもしれません。どう思いますか? 関心がある人は成功する方法を見つけなければなりません。私たちの政府は確実にそのボールをとり損ねましたが、私たちはもっと良く知るべきです。そうすれば、トランプも環境主義者に大きく耳を傾けるでしょう!!

すこし明るい感じで書いておきましょう。素晴らしい2017年になりますように! DWTE(このサイトの略語)で、ウィラと、リシャと貢献者の皆さんがやってることに感謝!

Nina Fonoroff | December 29, 2016 at 7:13 am

本当のことを言えば、崩壊の危機に瀕している世界の最前線にある他の緊急課題と、気候変動を完全に切り離して考えることはできないと思います。 私の見解では、自然界の絶え間ない抑圧は、難民の危機と密接に関連しています。 継続的で無限に続いている戦争や、経済的な不平等、人種差別、特に米国における白人優位の伝統(例えば、ミシガン州フリント市の汚染された水は、そのほとんどが貧しい人種が住む村に影響を及ぼしている)、他にもたくさんあるでしょう。一見すると、偶発的に見える、銃による暴力もそのひとつです。 私たちは、生き残るために必要な資源が、急速に減少する脅威から、無意識のうちに、多くの人々が圧迫されるような神経質な世界に住んでいます。 このような状況下では、油(または水)の最後の一滴、または生息不能な惑星に残された最後の食糧のために競争しなければならないと考えられ、あらゆる種類の暴力が増えると予想されます。

憂鬱な話かも知れませんが、当然のことながら、私たちの誰も先を見通す力を持っていません。 しかし、私たちはこれらを明確にして、曖昧にしてはいけないと思う。 そのためには、ある現象と結びついているように見えても、大きく異なっているもうひとつの現象との間に、はっきり(そんなに細かいことではない)区別をつける必要があります。私が言っていることを、Stephensonに宛てて、もう少し明確に言えば、マイケルジャクソンや、他の有名人が、誰とどれくらい性交渉をしたとか、整形手術を何回、いつ、どこで、そしてどうしてしたのか、とか知っていたり、知る必要がある人などいないでしょう。

しかし、私たちは、気候変動や、エネルギー、経済不平等、移民、中東における5つの軍事的取り引きといった深刻な問題に関する大統領候補の政策については、少なくとも少々の知識を持っている必要があると思います。 私たちが知る限り、これは必須です。ジャーナリストは、納税記録(トランプが開示を拒否している)を含め、候補者の背景を調査するとき、与えられた仕事をしているだけです。 調査を行う記者は、稼ぎに見合う仕事をしようとするなら、候補者または当選者が何かを前もって隠していると思われる場合は、必要な手段を用いて、公共の利益のためにその情報を見つけ出す必要があります。

ニュースメディアで働く人は、(ポップスターとは対照的に)政治家にあまりに優しく接することは、仕事として失敗で、マスコミと一般大衆の間に存在すべき信頼の絆を根絶することになります。私たちは大人です。投票するなど、私たちの人生に関わるような決断を下す必要がある場合、その問題について実践的な知識が必要です。繁栄している民主主義は、独立した報道や、報道が自由かつ責任ある行動をとることを保証する表現の自由がなければ存在し得ません。これはマイケルの「ケース」と、トランプの違いを明確にするはずです。だから、トランプが「嘘つきのメディア」について、自分がどんなにメディアにいじめられているかと、泣き言を言っても、私はいかなる同情もしません。

Julie | December 29, 2016 at 9:55 am

「ルーズベルトが生きていたなら、彼は結局政治的な圧力に屈していたかも。多くの大統領がそうするようにね。彼自身が、“黒人を招いた” あと、マスコミからの批判に屈したように」
「They Don't Care About Us」のビデオに対する批判への否定表明の中で、マイケルは「すべての人類への不公平(人種差別だけではなく)を描写する」と主張していたことから、ルーズベルトが「TDCAU」で言及された理由について、別の考えを述べたいと思います。

ルーズベルトは1933年から1938年の間に米国で制定された社会保障を含む一連のプログラムであるニューディール政策で歴史に残った・・・。プログラムは大恐慌に対応し、歴史家が「3Rs」、救済、復興、改革と呼ぶものに焦点を当てた:失業者と貧困層の救済、経済の正常なレベルへの回復、金融システムを再構築することができた。・・・ニューディールは、政治と国内政策に大きな転換をもたらし、特に、連邦政府の経済規制が大幅に強化された。また、複雑な社会プログラムの始まりと労働組合の成長力も印象的だった」(https://en.wikipedia.org/wiki/New_Deal)

このような点でルーズベルトは、ノーム・チョムスキーのような知識人が規制緩和と民営化という概念によって、今日世界中で見られる民主主義の衰退を担っている新自由主義に、実際に直面した数少ないうちの1人、あるいは唯一の大統領だった。チョムスキーが新自由主義について論じている講演については、たくさんの動画があります。








インタビューの中でチョムスキーは、当時と今の違いをこう指摘しています。

「1929年に大恐慌が起こりました。その約5年後、人々は真の戦闘的な労働組合や、産業組織会議を設立し、座り込みのストライキを始めました。 基本的には、それがルーズベルトにニューディール改革を実行するよう促したのです。 それが現在の経済危機では起こっていない」(Source: http://www.truth-out.org)

だから、違いは私たちにあるのです。私たちは政治家のために一種のバックアップとして機能することもあれば、上記の行で述べたように、政治家に「従え」と言うこともある。

ルーズベルトは、環境面に関心がある人間としても知られていました。 彼は140の国家野生生物避難所(特に鳥類)を作り、29個の国有林と、同じく29個の国立公園やモニュメントを樹立した。 それによって彼は、1931年に明らかにしたビジョンを達成しました。「これまで、私たちの環境政策は単に既存の森林を可能な限り保全することでした。 私たちの新しい政策は一歩進んでいます。 既存の森林を保護するだけでなく、新しい森林を作り出します。」 (Source: https://en.wikipedia.org/wiki/Franklin_D._Roosevelt) これは、彼のいとこであるセオドアが、自分の個人的な趣味のハンティングを楽しむために国立公園を指定したのとは違っています。

フランクリン・ルーズベルトが生きていたら日本に原爆が落とされることはなかったという歴史家もいます。実際には彼は原爆投下の数ヶ月前になくなりました。この問題は今に至るまで歴史家の間で議論になっています。



by yomodalite | 2017-02-18 07:00 | ☆MJアカデミア | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。


by yomodalite