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アイスダンスって、女性スケーターの方に注目しがちなんだけど、このペアに関しては男性にしか目が行かないなぁって思ってたら、こんな曲で滑ってくれてました・・・






白のフリルがすごく似合うし、ゴーストもお願い出来ないかなぁ・・





[Wikipedia]Adam LUKACS(ハンガリーのアイスダンス選手)

↑ルカッチが名字だと思うんだけど・・・


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写真はすべてこちらからお借りしました
→ https://twitter.com/tooko3


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by yomodalite | 2018-01-29 16:50 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(2)
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2PACの壮絶な生きざまを描いた『オール・アイズ・オンミー』

山あり谷ありを繰り返しながらも、2時間ほどでまとめて語れるというのが、人々が求める物語だとするなら、

ブラックパンサーに所属する革命家の両親のもとに生まれ、逮捕されたときも、自らが弁護士をつとめて無罪を勝ち取るほど知的な母親から教育を受け、各地を転々とする生活の中でシェイクスピア演劇を学び、映画俳優としても、ラッパーとしても大成功を収めながら、25歳で撃たれて亡くなってしまった彼ほど映画にフィットする題材は稀だと思う。

2PACは幼い頃から、周囲から、何かになることや、変化を起こすことを期待されていた。

「俺がサグライフを選んだわけじゃない。サグライフが俺を選んだんだ」

スターになるというのは、自分を物語化することだということもわかっていた。

「ラップアルバムを作るときは、自分自身を訓練する必要がある。いつでもキャラクターになりきらなければいけないんだ」

そのやり方でどこまで上がれるのか、彼が物語の結末に恐れながらも、突き進んでしまったのは、自らに課せられた運命として、伝説になることを拒みきれなかったからのように思える。

そして、そんな伝説は実際に映画になった。

ミュージシャンの人生を題材にした映画には、顔立ちが似ている役者が選ばれている場合もあれば、実際よりも見栄えのする俳優がキャスティングされていたり、まったく似てなくても、役者の魅力やカリスマ性、歌や演奏といった能力で選ばれているものもあるけど、新人俳優であるディミートリアス・シップ・Jrは、2PACに似ていることで選ばれたタイプ。

ただそのせいで、主演級の俳優でもあった2PACと比較すると、ハンサム度においても、知性やカリスマ性においても、演技力においても、すべてが劣ってみえて、映画が始まってしばらくは、顔がアップになると気になってしかたなかったのだけど、中盤を終えたあたりから徐々にディミートリアスの肉体の中に、2PACが重なってみえてきて、特にパフォーマンス中などは、実際の映像を使っているかと思うぐらい自然に見えた。

わたしは、母アフェニ・シャクールが監修し、全編2PAC自身の言葉で綴られているドキュメンタリー『レザレクション』も見ていたし、個人的には、Digital Underground 時代や、少年時代のエピソードがもっと欲しかったのだけど、『オール・アイズ・オンミー』は2時間映画としての分かりやすさがあって、また、ビギーや、ドクター・ドレも、シュグ・ナイトもみんな似ているキャスティングがされていて、ミュージシャンの伝記映画で、こんな風に登場人物全員と実際を比較できる映画も、わたしには初めてのことだった。

自分が年をとったから・・という部分もあるけど、でも、デヴィッド・ボウイも、プリンスも、そして、MJも、人生のすべてを描いたというような映画にはなっていない。エイミーや、2PACのように、20代で亡くなるというのは物語としてだけでなく(商業的な部分においても)とにかく映画向きなのだ。

最近読んだアレサ・フランクリンの伝記で、彼女が自分を語ることにとても慎重だったことに驚いたけど、
マイケルや、ダイアナ・ロスも、エリザベス・テイラーも、とかく長く活躍した人物の物語はむつかしく、自伝もつまらなくなりがちなのだけど、マーロン・ブランドや、ハワード・ヒューズといったマイケルが尊敬した天才たちは、生前からそういった世間のストーリー化に抵抗し、

マイケル自身もそうだったことを知ってからは、長く才能を維持することで、いくつもの物語を抱え、多くの視線を長く受け止めながら(All eys on me)、世間が認識しやすいストーリー化を拒むようなアーティストにしか感動しにくくはなっているんだけど・・。


映画で、2PACが死の直前、
今この曲にハマっているといっていた曲




コメディ感覚を取り入れて成功した
Digital Underground 「The Humpty Dance」




この映画の字幕にも関わっている丸屋九兵衛氏による基礎知識。映画を観る前の情報という以前に、面白い話が満載!(前、中、後編)

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by yomodalite | 2018-01-25 17:29 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)
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(2の続き・・・)
有名な観光スポットからでも、京都の移動はむずかしいのだけど、びきちゃんのおかげで、スムーズに大阪に到着。

開場ギリギリで間に合うかどうかに焦ったり、大画面で会える、という興奮もあって、夜になってからの方が暑くて、脱いだ防寒具でパンパンになったバッグを抱えて、外で整理番号順に並んでいても全然寒くなかった。

開場の下見など用意周到に準備し、プレミアムではなく、自由席1番の整理番号を取っていた、ななまるさんのおかげで一番前に着席。音響についてはわからないけど、首が疲れるなんてこともなく、最前列で大正解!

同じように至福のときを過ごしたたくさんのファンの笑顔にも元気をもらいました。


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(シェリーさん、カコさん、モモさん、掲載承認してくれてありがとーー!)


一番最初に『ムーンウォーカー』を見たとき、すばらしくカッコイイ点は随所にあるものの、あまりにもありえないストーリー展開に、あっけにとられる方が上回り、あまり好きだとは思えなかったのだけど、

昨年の3Dスリラーや、ゴーストでも大いに味わった大画面でじっくり見ることの喜びは、『ムーンウォーカー』では、長尺の分、至福の時間が長くて、以前はこれさえなかったら、と思う場面も、今では「待ってました!」と思うぐらい、まるごと楽しかった。


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終了後のカフェで、

マイケルを言葉で表すのは、つくづく難しくて、とにかく「完璧」だという言葉しか出てこないのだけど、マイケルのセリフは、「ケイティ」というような短いものでさえ、彼が歌っているときほど完璧ではなくて、いつも少しだけ「音痴」だよね?

って、言ったら、あんまり共感されなかったんだけど、

最後のアルバムからのシングルで、これまでの集大成ともいえる「You Rock My World」の冒頭部分のセリフも「ヘタクソ」だったし、


彼の動きは「マイケル・ジャクソン」にジャストフィットしていて完璧なんだけど、彼のしゃべりは、その動きほど「マイケル・ジャクソン」じゃない、というか、

よくモノマネされる、高くてか細いマイケルのしゃべり方だけど、実際の彼の歌はすごく力強いし、特に後年は、高くてきれいな声よりも、低くざらついた声を多用していて、しゃべっているときと歌っているときの差が、これほど激しい人もいなかったような・・・。

あのデンジャラスツアー冒頭の雄々しさと、「か細い声」という混乱は、マイケルを論じるときや、それぞれのファンの中にある「マイケル像」にも影響しているけど、マイケル自身の「マイケル像」も、どちらかを目指したものではなく、

この『ムーンウォーカー』のように、子供たちの優しいお兄さんでありながら、妖しげな酒場に行き、犯罪に巻き込まれると、子供を助けるために、ロボットに変身!そして、宇宙に旅立ってしまったと悲しんでいると、また戻ってきて、今度はセクシーなロックスター!

と云うふうに、あまりにも荒唐無稽だけど、実際に地上での活動を終えて旅立ったマイケルを思い返すと、決して荒唐無稽ではなく、リアルな物語だったようにも思えてくる。

あのしゃべり方は、「完璧」に動けるようになった肉体とは違う、わずかな綻びなのかもしれないけど、完全に狂いのない完璧さには魅力がない、ということさえ、わかった上のことかもしれなくて・・・

とにかく、『ムーンウォーカー』は、見れば見るほど、完璧さが顕になる映画なのだ。


関連記事・・・


3月の大阪では、デンジャラスツアーOSLO公演のスクリーン上映会も!

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さらに、大阪近郊の人に朗報‼️
塚口サンサン劇場で、2月24日から「ムーンウォーカー」を一週間限定で特別上映!

それと、、
例の別ブログは今週末から再開。現在奮闘中です。

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by yomodalite | 2018-01-18 23:05 | 日常と写真 | Trackback | Comments(2)
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(1)の続き・・・
チョコもケーキも京町家の雰囲気にもすっかり満足し、「お昼に行ったおかげで待ち時間もなかったし、お腹もいっぱいになったよね!なーんて言いいながら、近所の洋食屋でしっかりカキフライもいただいてw

ようやく「雪」を目指すことに!

でも、この日は連日の寒さから一転して暖かく、「残り雪」になかなか出会えなくて、とりあえず、この時期は観光客がほとんどいないという、ビキちゃんオススメのお寺に行ってみる。


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山門も立派で、境内も広々として、知恩院とならぶ格式を誇る浄土宗の七大本山で、京都四箇本山(他に知恩院、知恩寺、清浄華院)の1つでもあるんだけど・・・本当に人が少ない。



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有名な桜や紫陽花や紅葉の時期じゃないときに訪れてもオツな感じの素敵なお寺なのに・・・と思って歩いていると、ちょっぴり「残り雪」が・・


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ここから、すぐ裏にある真如堂にも行ってみた。






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写真で見た記憶がないんだけど、キングは京都に来たことがあったのかな?



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なんてことを思いつつ、小さな雪を見つけては興奮して、ふたりで写真を撮りまくっていたら、あっという間に日が落ちてきて、急いで大阪に戻らなきゃならないことに気がついた。

ムーンウォーカーのことを忘れてたわけじゃないけど、京都ってとにかく去りがたい場所だから・・・

(3)に続く・・・

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by yomodalite | 2018-01-17 17:22 | 日常と写真 | Trackback | Comments(0)
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ムーンウォーカー劇場公開30周年を記念して、東阪のZepで行われた爆音上映会の前日、

一緒に行くビキちゃんから、「お昼時間あったら、京都に行かへん?京都は冬がおすすめなんよ」というLINEが。

ここ数日の寒波は、大阪でさえツラかったのに、もっと寒い京都に行くなんて絶対ありえないとは思ったものの、

「冬の京都」という言葉のシャレ乙感に、ちと心が動き、

しかも、その思いつきが昨晩降った雪のせいで、

「雪を見るために京都に行く」という彼女の魂胆が小癪なうえに(笑)、

生チョコのお店情報まで添えてあって・・・

・・・落ちたw

翌日は覚悟を決め、レッグウォーマーを重ね履きせよ、という教えに従い、あちこちウォーマーで装備し、丸太町駅から、ひたすら歩いて最初の目的地「京都生ショコラ」へ。


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席に着くと、猫もやってきて、



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4種類の生チョコがセットになったのと、



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リンゴとブルーベリーとチーズのソースがかかったケーキを注文。両方とも旨し

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by yomodalite | 2018-01-16 21:33 | 日常と写真 | Trackback | Comments(5)
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年末年始に読んだ本には当たりが多かったのですが、中でも夢中になって読んだ本が、米国で2014年に出版されたアレサ・フランクリンの伝記。

1970年代なかば、著者のデイヴィッド・リッツには、絶対に一緒に仕事をしようと心に決めた人物が3人いた。レイ・チャールズ、アレサ・フランクリン、マーヴィン・ゲイ。その後出版された彼らの伝記は、いずれも高い評価を得たのですが、アレサの伝記だけは今回で2冊目。

その理由をまとめると・・・

最初に会ったレイ・チャールズで、ゴーストライティングの美と興奮を味わい、マーヴィン・ゲイとは、共同作業のなかばで、彼が亡くなったため、未完の自叙伝を、自分の言葉に書き換えて出版されることになったものの、最初から最後まで、彼の視点で書きたかったという思いは強く、その後ゴーストライターとして20年間、スモーキー・ロビンソンや、B・B・キング等の本を手がけた。

アレサには、その度に本を送っていたが、彼女は自伝を出すことにひどく慎重で、1999年になって、ようやく出版することができた『フロム・ジーズ・ルーツ』は、思い描いた内容とは異なる、アレサが望んだ通りの本になってしまった。数年後、アレサから『フロム・ジーズ・ルーツ』の続編を出したいという申し入れがあったときも、やはり彼女を説得することはできず、これまでに調べたことや、アレサの物語は、彼女以外の視点で描かれるべきだという意見に賛同してくれたしてくれた人々(20年ほどアレサのバックボーカルをつとめた従姉妹や、姉のアーマの娘、義理の姉)に支援を受け、本書は完成した。

「これぞ、アレサ物語というようなものがあるとは、決して思わない。いくつもあると強く思う。僕のアレサ物語は客観的なものではない。長年仕事を共にしただけに、僕は彼女の人となりを、彼女のことをよく知っている。ひとりのシスター、ひとりの信仰者としての彼女に愛と共感を寄せ、彼女の芸術性に多大な畏敬の念を抱いている。けれど、その一方で、僕はこのプロジェクトに対し、彼女が『フロム・ジーズ・ルーツ』に挑んだのと同じように、かなり偏った姿勢で臨んでいる・・・

あの日、デトロイトのアテネウム・ホテルの僕に電話をくれて、ありがとう。一緒に仕事をした数年間、延々と終わらない僕の質問を受けてくれて、僕の熱意に応えてくれて、ありがとう。僕の魂に糧を与えてくれて、僕の熱意に応えてくれて、ありがとう。お手製のヴァニラウエハー・バナナプディングを、特製アレサ流ラザニアをありがとう。

レイ・チャールズに紹介してもらったあの運命の晩から、36年が過ぎた。今こうして、根本的に異なるふたつの視点、アレサのものと僕のものに基づき、彼女の人生を記録することができた、その恩恵に僕は深く感謝している」

と、まえがきからは、前作とは異なった内容になった理由や、自己を語ることに異常とも言えるほどの慎重さを見せるアレサへの気遣いも伝わるのですが、

『フロム・ジーズ・ルーツ』は未邦訳で、両書を比較することはできず、そもそもアレサのことを、めちゃくちゃ歌が上手い歌手として以外、何も知らなかった私には、この本に書かれているすべてが新鮮でした。

例えば・・・

アレサの父親レヴァレント・C・L・フランクリンは、初めてレコードに録音された説教師で、100万ドルの声と言われるほどの人気と尊敬を集め、彼の教会にはB・Bキングら有名スターたちもよく訪れていた。

かのジェシー・ジャクソンは、C・L の葬儀の際、「彼はメッセージに優れた詩や驚愕の比喩を注ぎいれただけでなく、重要な社会的意味も告げた。神の子として、われわれは他のどの人間より上でも下でもない、平等に愛されているのだと。“声高に叫べ、われは黒いわれは誇り高い”のメッセージをジェイムズ・ブラウンの遥か前に説いた。キング牧師と共に、公民権運動のはるか先にいて、己を強く主張する知識人であり、40年代と50年代に南部を出て、北部の産業都市に仕事を求めた数百万もの移住者にとっての、力と希望の灯火だった」と。

アレサは幼少時から、父親の教会に集まる多くの天才シンガーたちの歌声を身近に聴き、また、人種差別が激しい時代にありながら、彼女の兄弟姉妹たちは、全員が大学進学をあたりまえと考えるほど、裕福で進歩的だっただけでなく、父親のカリスマに惹かれる信者からも特別な扱いを受け、音楽業界でソウルの女王として君臨する前から「お姫さま」だったこと、

歴史を作ったスターたちが、彼女にだけは叶わなかったというエピソードは数多く、サラ・ヴォーンや、オーティス・レディング、ナット・キング・コールといったレジェンド級のシンガーが、アレサがカバーしたことで、自身の代表曲とも言える曲を歌えなくなっていた(本書のタイトルにもなっている「リスペクト」も、元々はオーティスの代表曲)。

しかも、彼女はそれほど偉大なシンガーだっただけでなく、素晴らしい作曲家でもあった。


あの「Think(1968)」も彼女の作曲。





また、彼女はアルバム全体の音をリードするプロデューサーとしての能力にも長けていた。60年代はプロデューサーが牛耳っていて、アーティストは交換可能なパーツという時代。マーヴィン・ゲイがその体制に抗って「ホワッツ・ゴーイング・オン」を自らプロデュースした1971年よりも前に、クレジットには記載されなかったものの、アレサが自分のアルバムをプロデュースしていたことには、多くの証言があった。

アレサがどれほどの天才かという話は、彼女が生まれて間もなくの頃から、今に至るまで尽きることがなく、幼少時から注目を浴び、姉や妹もデヴューし、ファミリー全体が才能に恵まれていて・・という話に、ジャクソンファミリーとの類似を感じていると、こんな証言も・・・

アーマ(アレサの姉):「ある意味、私たちはジャクソンズと似ているかもしれません。ジャーメインも、ジャッキーも、マーロンも歌えた。兄弟みんなが莫大な才能の持ち主。でもそこに登場したのが、マイケル、一世代にひとりの逸材。彼はすべてを別次元に持っていった・・・天才の次元に。それが私たちのアレサへの見方。彼女の能力はこの世のものではありませんでした」


姉アーマのヒット曲で、
ジャニス・ジョプリンなどカバーも多い名曲
Piece Of My Heart





妹キャロリンはシンガーとしてだけでなく、
作曲家として、アレサに「Ain't No 」や、
『Angel」などのヒット曲をもたらした。






一見、あまり共通点を感じられないふたりの天才には、もうひとつ共通点があって、それは、メディアにねじ曲げられたことで、悪評も多かったマイケルよりも、多くの賞賛を浴びてきているように見える、アレサの異常とも言えるシャイネスぶり。メディアに対しては寡黙だったものの、親しい友人とはおしゃべりも好きだったように思えるマイケルですが、アレサは親しい人間であっても、本当に言葉少ない人らしく・・・

とにかく、本書を読むと、アレサがマイケルと比較されるぐらいの、まさに神から贈られたという意味での「天才」ということがよくわかり、アレサ・フランクリンという個人だけでなく、ゴスペルを軸に黒人音楽の歴史を辿る上でも傑作といえそうな良書なのですが、

私がもっとも感動したのは、マーヴィン・ゲイの言葉。

(アレサが「ホーリー・ホーリー」を録音したことを知って・・・)「愕然とした。自分が歌うに値するするものを僕が書いたとアレサが思ってくれた。それを知って愕然としただけじゃなく、彼女の解釈に愕然としたんだ。『ホワッツ・ゴーイング・オン』が出てから、まだそれほど経っていなかった。あれは激しい論争の末に出たものだったからね、これじゃあ商売にならないとモータウンが考えたために起きた例の諸々なんだけど・・僕はこれを出さないなら二度と録らないと。僕は戦いに勝ち、世間は僕の姿勢が正しかったことを立証してくれた。つまりレコードは売れていた。それでも僕はまだ不安の中にいた。あれがいいのはわかっていたんだ。でもアレサが “ホーリーホーリー” を歌ってくれたのを知って、それでようやく本当にいいものなんだと実感できたんだ。彼女と僕の音楽的背景は似ている。ふたりとも父親の説教や歌を見て育った、だからこの手の曲について、アレサの耳が肥えているのはよくわかっていた。僕にとって、ゴスペルは究極の真実であり、究極の試金石なんだ。・・・そう、神とのつながりがゴスペルを朽ちることのない清廉潔白なものにする。アレサは朽ちることがない。彼女の神聖な魂は朽ちることがない。あの曲を歌ったとき、僕は自分の声を重ねて、セルフハーモニーを作り上げた。自分で自分に影をつけ、弦と菅の音響効果もたっぷり加えた。でもアレサの場合は、自分の声とあの美しいフルボディの聖歌隊だけ。それであれを高く築きあげた。決して揺らぐことのない強固なものにした」

「真のソウル愛好家に僕の最高傑作はと尋ねれば、答えはたいてい『ホワッツ・ゴーイング・オン』だ。真のゴスペル愛好家に最高傑作は、と尋ねれば、答えは『至上の愛』だ。じゃあ、真のアレサファンに彼女の最高傑作を挙げてくれと言ったら、答えは同じ『至上の愛』さ。“リスペクト” や、“ナチュラル・ウーマン” 、“チェイン・オブ・フールズ” を僕ほど愛している人はいない、『スパークル』には嫉妬のあまり、顔が真っ青になったくらい。カーティス・メイフィールドがアレサのアルバムを丸一枚、書いて制作もして!ああそんな機会がもらえるなら、僕はもう死んでもいい。

神がかった創作で絶頂期だったマーヴィンに「彼女の作品のために死んでもいい」と、言わせるなんて!!

アレサは、結婚前の10代で、すでに2人の子供を産んでいて、牧師の父も10代の少女を身ごもらせていたことから、アレサの子は父との間に出来た子供ではないか、といった噂も絶えなかったようですが、

白人の教会道徳とは異なる黒人社会も、そしてソウルを神の魂を受け継ぐ音楽と感じる人々にとって、彼女の聖性はずっと揺らぐことなく・・・

実はこの本、まだ読了してなくて、半分を過ぎたあたりなんですが、アレサの女王ぶりは、ページをめくるたびに尽きなくて、まさに「リスペクト」としか言いようのない内容ばかりです。
2015年、
アレサ73歳のときの “ナチュラル・ウーマン”





どの曲も同じ歌い方はしないというアレサが、
ホイットニー・ヒューストンのトリビュートで歌ったあの曲


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by yomodalite | 2018-01-15 02:06 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(0)
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年明けから10日も経ってしまいましたが、私の備忘録の為に・・・

東京に「帰る」のは今年で5回目。
元旦は、今年も例年と同じホテルに泊まり、ダーリンの実家で義理母と義妹の手の込んだ料理を頂いて、2日の夜に大阪に戻ってきました。

たった2日間の東京ですが、2ヶ月前にスリラー3D上映会で行ったときは、池袋、新宿、銀座、六本木といった場所が、5年前とほとんど変わりばえしてないというよりは古びた印象で、大阪と比較すると、駅や周辺ビルの天井が驚くほど低く、自動改札機も老朽化し、銀座に新しく出来たショッピングビルには何の新鮮味もなく・・

とにかく、東京が色褪せて見えることが多すぎて心配になるぐらいだったのだけど、丸の内駅前広場がオープンして、ますますキレイになった東京駅から、久しぶりに丸の内線や副都心線に乗ったら、構内全体がリニューアルされていて、電車も普段のように混んでいないせいか、大阪並みにキレイになっていて一安心。

初詣を花園神社で済ませたあとは「東新宿」や「大久保」を散策しました。

東新宿の駅から目立って見えた建物は、スクウェア・エニックスや東急ハンズの本社が入っている新宿イーストサイドスクエアというオフィスビル。


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ビルだけでなく、サンクンガーデンにもたくさんの店舗があり、周辺地域とのランドスケープも形成されていて、



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床の彫刻は文様だけでなく、


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この地域の古地図なんかもデザインされていて、目を奪われた。


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こちらは、「大久保」へ向かう道の途中にある、通称「軍艦ビル」のエントランス。


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大久保は、韓流アイドルや、コリアングルメに行列する若い世代の客ですごく賑わっていて、私たちもそんなに並んでなかったお店で遅めのランチ。(やっぱ、チーズタッカルビは外せない)


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東京駅に戻ってきて、



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まだ入ったことがなかった「KITTE」をのぞいたり、


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懐かしい「Brick Square」やステーションホテルの様子をうかがって、新幹線へ。


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あーー来年こそは、別のホテルに泊まりたいっ!ていうか、いつ東京の家に帰れるんだろう?

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by yomodalite | 2018-01-10 06:00 | 日常と写真 | Trackback | Comments(0)
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hitomiosanai.deviantart.com


2007年にブログを書き始めたとき、こんなに長く続けたり、これほど毎日マイケルのことを思ったりすることも想定外だったのですが、10年以上もなんだかんだ書き残してしまうことになって、とうとう2018年!

ちなみに私の今年の初夢は・・・

家の近所を歩いていたら、パパラッチに見つからないように変装したマイケルに遭遇して、「読書が好き!音楽が好き!ダンスも好き!だから、マイケル・ジャクソンが大好き!」なんて感じの、自己紹介を済ますと、急いで彼を自分の家に匿うことに。

マイケルにこのブログを見せて、本当にファンだということを証明したり、あれこれ迷うことの多かった考察について、本人に直接聞いてみたり・・いつまでも会話が途切れることがない、夢のような数日が過ぎたある日、

マイケル「そろそろ家に帰らなきゃ。でもその前に、君の親切にお礼がしたいんだけど… 」

ワタシ「嬉しいっ!でも私もあなたにお礼がしたいから、一緒に本屋にいって、お互いに本を贈ることにしない?それでね、私にプレゼントしてくれる本に、あなたのサインを入れて欲しい。

毎日その本を抱いて寝たり、一番お気に入りの本をしまっておく本棚に飾っても置きたい・・・あ、そうだ!その本をしまっておく、この本棚の扉の裏にも、今日の日付を入れたサインして!

と、ちゃっかり2個のスペシャルなサインをお願いした後、ふたりで青山のABCへ・・・

という感じのを見る予定だったんだけど、、なんか全然ちがってました(ガックシ…

ま、なにかにつけてそんな感じではありますが、、
今年もよろしくお願いします!

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by yomodalite | 2018-01-03 00:00 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(4)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite