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カテゴリ:☆マイケルの言葉( 82 )

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「Scream」は、これまでになくマイケルの怒りが感じられる曲でした。

当時の彼が感じていたストレスは、想像を絶するものだったと思いますが、彼はそれらすべてを音楽で表現し、ビジュアルアーティストとしてもより一層進化した傑作を生み出しました。

実際、この歌詞の内容が切実に感じられる人は、今の時代の方が多いのではないでしょうか。

また、この曲のショートフィルムは、史上最高額の予算で作られたことでも有名ですよね。今回は和訳の前に、そこに登場したアートにも注目して聞いてみてください。






オープニングの文字と、壁のモニターに映し出されるグラフィックと、そこから変化して現れる、“gravity(重力)” “habitation(住居)” “gallery(ギャラリー)” “media(メディア)” “meditation(瞑想)” “observation(観察)” “recreation(レクレーション)” という文字。“gravity”という文字が映し出されると、無重力状態のマイケルが現れるなど、ここで描かれている映像の見出しのような役目になっていて、デザインしたのは、ソニーやナイキのCMや、映画『ファイトクラブ』のオープニングシーンなど、マルチメディアデザイナーとして有名だったP. Scott Makela。



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マイケルとジャネットは、世間とは隔絶した宇宙船の中にいながら、ヘッドフォンから聞こえるノイズに苦痛を感じて叫ぶ。宇宙船の中の一番大きなスクリーンでは、アニメ(『バビル2世(1992年版OVA)』、『赤い光弾ジリオン』、『AKIRA』)、ニュース番組や、ふたりの映像が映しだされる。また何本もコレクションされているギターは、フライングVギブソンと呼ばれるもの(マイケルはそれを破壊する)


“habitation(住居)”


ふたりが暮らしている無重力の住まいのインテリア、壁にかかったスーツ・・


“gallery(ギャラリー)”


マイケルとジャネットはそれぞれ壁を隔てたラウンジにいる。



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ロン・アラッドがデザインした “Big Easy Chair”と呼ばれるイスに座ったマイケルがリモコンを操作するとモニターには、アンディ・ウォーホルの顔が映り(後述)、


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次にジャクソン・ポロックの絵(後述)。


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(ここで一旦ジャネットの方へ移る)




同じイスに座ったジャネットが操作するリモコンは、二次元画像ではなく、彼女の意思から具現化したホログラムのようで、



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これは、キクラデス文明時代の女性像の頭部

https://www.louvre.fr/



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そのあと釈迦像になって(ジャネット笑顔になる)、


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(この腕や手の形は、川崎大師の金の仏像を始め、タイでも多く見られ、写真左側はブータンの「Buddha Dordenm」。右側の木製の商品画像は衣装が最も近かったものの、残念ながら元モデルは不明)


その次は、ギリシャ時代の女神像。

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元になっているのはヴァチカン美術館にある「ジュスティニアーニのアテナ」のようですが、



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ここで、槍や足元の蛇が消去されているのは、その時代に合わせた物語を剥ぎ取りたかったからかな。釈迦像以外は、すべて「女性像」を見ていたジャネットは、戦いの女神とされるアテナ像の後、厳しい怒りの表情に。

そのあと、またマイケルに戻って、ジャクソン・ポロックの次は、ルネ・マグリットの絵(後述)



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“media(メディア)”


たくさんの座席の前方で、ビデオゲームをするふたりは、メディアとの対決を表現しているよう。


“meditation(瞑想)”


ストレスを解消しようとしてか、マイケルは円形の石庭の中心に造られた小さな茶の湯の座敷で座禅を組んでいる。


“observation(監視・観察結果・意見)”


「プレッシャーをかけるな」という声が響く。ジャネットはトイレの中まで覗かれ、その耐えがたい状況に中指を立て、最大限の怒りの表情。大スクリーンにニュース映像が映し出されると、ジャネットの声で「信じられない・・」そして、瞑想中のマイケルも我慢ができなくなり叫びだすと、天井のガラスが割れ、その破片が座禅中に彼に降りかかる。怒りのマイケルが大スクリーンに映ると、その前ではジャネットが踊っていて、ジャネットがスクリーンに映し出されたときは、マイケルが踊っている。宇宙船の中の重力はコントロール不能に陥り、ギターや家具の一部が空中を飛んでいる。


“recreation(レクレーション)”


観客席の前のスカッシュルームのような部屋では、お気に入りの7番がついたスポーツウエアに着替えたマイケルが美術品のように陳列されている黒い壺をめがけてラケットを振り、壺は次々に割れていくが、怒りが収まらず、何度も叫び声をあげるふたり(スクリーンのアニメも常に叫んでいる)。オープニングと同じ「Scream」の文字が現れ、それが破裂すると、ヘッドフォンからのノイズの苦痛に激しく首を振るジャネット、ジャネットの肩を優しく抱き支え合うふたり、しかし、同じヘッドフォンをつけたマイケルは、ジャネットよりもさらに激しく首を振り、もはや分裂する寸前・・。


マイケルが、アンディ・ウォーホル、ジャクソン・ポロック、ルネ・マグリットといったアーティストから、表現したかったものについては、また次回ということで、

下記は、どんなストレスもカッコイイ曲にしてしまうことがよくわかる「Scream」の和訳です。


Scream

by James Harris III, Terry Lewis, Michael and Janet Jackson


[Michael]

Tired of injustice

(I'm) Tired of the schemes

The lies are disgusting

So what does it mean? damn it

Kicking me down

I got to get up

As jacked as it sounds

The whole system sucks damn it


不公平なことはもうたくさん

策略にもうんざり

嘘にはむかつくし

いったいどんな意味があるわけ?(くだらない)

(君は)僕を蹴落とそうとしているけど

僕はジャッキで持ち上げるように

立ち上がるよ

すべての仕組みが腐っていてもね(くそっ!)


[Janet]

Peek in the shadow

Come into the light

You tell me I’m wrong

Then you better prove you’re right

You’re selling out souls but

I care about mine

I’ve got to get stronger

And I won’t give up the fight


影からコソコソ覗いてないで

明るいところに出なさいよ

私が間違っているというなら

自分が正しいことを証明しなさいよ

あなたは魂を売っても平気だけど

私は自分の魂を大事にするから

私は強くなる

そしてこの戦いをあきらめない


[Michael]

With such confusions don’t it make you wanna scream?

Your bash, abuse, and victimize within the scheme


こんな混乱した世の中で、みんな叫びたくならないか?

攻撃し、不当に扱い、枠組みに沿って犠牲者を作り出す


[Janet]

You try to cope with every lie they scrutinize


あなたは、彼らが詮索するあらゆる嘘にいちいち対応しなくちゃならない


[Michael & Janet]

Somebody please have mercy

‘Cause I just can’t take it

Stop pressuring me, just stop pressuring me

Stop pressuring me, make me want to scream!

Stop pressuring me,

just stop pressuring me

Stop pressuring me, make you just want to scream!


誰かひとりでも優しい心をもってくれないか

もう我慢できないんだ

プレッシャーをかけるな、押しつぶそうとするな

圧力をかけるのは止めろ、もう叫ばずにはいられない

プレッシャーをかけるのを止めろ

押しつぶさないでくれ

圧力をかけるな、もう叫ぶ寸前なんだ


[Chorus: Michael & Janet]

Stop pressuring me, just stop pressuring me

Stop pressuring me, make me want to scream!

Stop pressuring me, just stop pressuring me

Stop pressuring me, make you just want to scream!


プレッシャーをかけるな、押しつぶすのを止めろ

圧力をかけるのは止めろ、もう叫ばずにはいられない

プレッシャーをかけるのを止めろ、押しつぶそうとするな

圧力をかけるな、もう叫ぶ寸前なんだ


[Michael]

Tired of you tellin’ the story your way

It’s causin’ confusion

You think it’s okay, damn it!


おまえたちの作り話にはうんざりだよ

混乱を招いているだけじゃないか

君はそれでいいんだろうけど、そんなのクソだよ


[Janet]

Keep changing the rules

While you’re playing the game(もしくは、you keep playing)

I can’t take it much longer

I think I might go insane


ゲームのルールを

あんたたちはいつだって変えていく

そんなのもう耐えられない

頭が変になりそう


[Michael]

With such confusion don’t it make you wanna scream?

(Make you want to scream?)

Your bash, abuse, and victimize within the scheme


こんな混乱した世の中で、みんな叫びたくならないか?

(なるわよね?)

攻撃し、不当に扱い、枠組みに沿って犠牲者を作り出す


[Janet]

You find your pleasure scandalizing every lie


どんな嘘にも食いついていくことに楽しみを見出してるんでしょ


[Chorus: Michael & Janet]

Oh father, please have mercy

’Cause I just can’t take it

Stop pressurin’ me

Just stop pressuring me

Stop pressuring me

Make me wanna scream

Stop pressuring me

Just stop pressuring me

Stop fuckin’ with me

Make me wanna scream


父なる神よ、どうか憐れみを

もう我慢の限界です

プレッシャーをかけないで

本当に止めてくれ

プレッシャーをかけるな

叫ばずにはいられない

圧力をかけるな

マジで止めろ

叫ばずにはいられない状態の

俺をなめんなよ


[news man]

“A man has been brutally beaten to death by

Police after being wrongly identified as a

robbery suspect. The man was

an 18 year old black male … ”


ニュース映像「不当な容疑をかけられて強盗犯にされた男が、警察官の暴行によって死亡しました。彼は、18歳の黒人男性で・・・」


[Janet]

Oh my God, can’t believe what I saw as I turned on the TV

This evening,

I was disgusted by all the injustice


ああ、なんてこと!

今晩、テレビに映し出されたものを信じるなんて絶対に無理

何もかも不公平で吐き気がする


[Michael & Janet]

All the injustice


すべてが正義とかけ離れている


[Michael]

With such delusions don’t it make you wanna scream

(Make you want to scream?)

Your bash, abuse(abusing), and victimize within the scheme


こんな嘘情報ばかりで叫びたくならないか?

(なるよね?)

計画的に、攻撃されたり、虐待や不当に苦しめられる犠牲者が作られている。


[Janet]

You try to cope with every lie they scrutinize


あなたは、彼らが詮索するあらゆる嘘に、いちいち対応しなくちゃならない


[Outro: Michael & Janet]

Oh brother please have mercy, cause I just can't take it!

Stop pressuring me,

just stop pressuring me

Stop pressuring me,

make me want to scream!

Stop pressuring me,

just stop pressuring me

Stop pressuring me,

make me want to scream!

Stop pressuring me,

just stop pressuring me

Stop pressuring me,

make me want to scream!

Stop pressuring me,

just stop pressuring me

Stop pressuring me, make me want to scream!


なぁみんな、ひとかけらの優しさを持ってくれないか

もう我慢できないんだ

プレッシャーをかけるな、押しつぶすのを止めろ

圧力をかけるのは止めろ、もう叫ばずにはいられない

プレッシャーをかけるのを止めろ、押しつぶそうとするな

圧力をかけるな、もう叫ぶ寸前なんだ


(訳:yomodalite)





by yomodalite | 2019-08-19 00:00 | ☆マイケルの言葉 | Comments(2)
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今日はアンディ・ウォーホルによる、マイケルのインタビューを紹介します。これは『マイケル・ジャクソン全記録』にも記録がないものなので、初めて見るという人も多いかもしれません。


マイケルが、モータウンからCBS/エピックに移籍したのは1976年の3月。その年の10月に「Enjoy Yourself」がリリースされ、ポップチャートで最高6位を記録。移籍後初のアルバム『Jacksons』も同じ年にリリースされ、モータウン最後のアルバムより遥かにヒット。そして、翌年の1977年に「Show You the Way to Go」がイギリスで1位になり、初めての映画出演となる『The Wiz』のリハーサルのため、7月に姉のラトーヤとともにニューヨークに引越し、8月には、ラトーヤ、ジャネットと一緒に初めて「スタジオ54」に行き、10月には、そこで『ウィズ』のパーティーも行われたんですが、このインタヴューはそんな1977年の年頭1月に行われたもの。


マイケルとウォーホルが「Studio 54」にいる写真をご覧になった方は多いと思いますが(一番上の写真もStudio 54での写真)、このインタヴューは、世界一高価な通りとして知られるマンハッタン五番街で、セレブ御用達ディスコとして知られていた「REGINE」で録音されたもの。Studio 54のオープンは、1977年の後半なので、ふたりが初めて出会ったのは、このときだったのでしょう。


以前、ウォーホル主催の雑誌(「Interview」)で1988年に行われたインタヴューを紹介しましたが、

今回のものは、ウォーホルと、彼の取り巻きのキャサリン・ギネス(MJにあまり興味がない様子の彼女は、ギネスビールで有名な一族の出身で、20世紀前半のイギリス上流階級として有名なミットフォード姉妹の三女ダイアナ・ミットフォードの娘)によるもの。


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メイプルソープが1976年に撮影したキャサリン・ギネス

→ミットフォード姉妹(Wikipedia)

→ダイアナ・ミットフォード(Wikipedia)



「Interview」誌のアーカイブをすべて調べたわけではありませんが、この書き起こしは、音声テープからのもので、最終的に紙面にはなっておらず、存在するのは「音声テープ」のみなのかもしれません。ウォーホルは日常をよく録音していた人なんですよね。


これは、別の件で、ウォーホルとマイケルについて調べていたときに、偶然、下記のサイトで発見したんですが、ここ以外では見つからない?(音声テープから書き起こすということをするのは、英語圏のサイトではないからかもしれませんね)


http://www.mjtranslate.com/en/interviews/1647

https://www.mjhideout.com/forum/threads/andy-warhol-entrevista-a-mj-1977.127204/


1977年のインタヴューといえば、オーストラリアの番組で行われたものや、





スタジオ54のオーナーによるものが知られていますが、





このときのマイケルは、初めて会うウォーホルに「絵を描くのが好きなんですか?」とか、「アートはお好きですか?」とか、信じられないような、ボケをかましてますww


ただ、この「天然」ぶりは、ちょっぴり注意が必要です。


このときマイケルと同席したスーザン・ブロンドは、元々ウォーホルの雑誌「Interview」の広報で、そのあとエピックに移ったんですね。ですから、このインタビューはブロンドのツテによる可能性が高く、実際にウォーホルのことをよく知っている彼女は、事前に色々とマイケルに話したはずなんですよね(彼女は「スリラー」までMJの広報でした)



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1983年のMJとスーザン・ブロンド

→ ブロンドが語るマイケルとプリンスとウォーホル



相当のアート通だったマイケルもこのときはまだ、という可能性もなくはないですが、ウォーホルのエルヴィスの肖像画は1963年で、エリザベス・テイラーは1964年、マリリン・モンローの肖像画は1967年で、コカコーラやキャンベルスープはもっと前の1962年。この中で、マイケルが見たと言っているヒッチコックとの写真も1974年のものですから!


マイケルはモータウンを離れるときの話合いにも、ジョーとふたりで参加し、裏ではゴーディとやりあうなんてこともしていて、当時から有能なビジネスマンの顔ももっていました(ゴーディ談)自らのアイコン化を、懸命に考えていたマイケルが、1977年にウォーホルのことを、ここまで知らないなんて・・・やっぱ、ありえない!


と、私は思ったので、あちこち大笑いしてしまいました!

もう、マイケルってホント「人たらしの天才」なんだからぁ。


では、前置きが長くなりましたが、商業インタビューとは一味ちがう「生の会話」をお楽しみください。


☆ ☆ 


1977年1月31日月曜、ニューヨーク午後10時、アンディ・ウォーホルによるマイケルへのインタビューは、五番街にあるセレブ御用達の超高級ディスコ「REGINE」にて行われた。

ウォーホルとキャサリン・ギネス、マイケルと彼のレコードレーベルであるEPICの広報担当スーザン・ブロンドが同席し、インタビューの後半では、それまで彼らとは離れた場所にいた、ダンサーで『THE WIZ』のスター、ステファニー・ミルズも登場する。その他、MJの側近で個人的なマネージャー、ボディガードもいた。


(Tape #1, Side A introductions)


バックグラウンドでは、ディスコミュージックが絶え間なく流れている(スティービー・ワンダーの「ISN’T SHE LOVELY?」、Double Exposureの「MY LOVE IS FREE」、Thelma Houstonの「DON’T LEAVE ME THIS WAY」)など…


ウォーホル:ちょっとうるさくない?


スーザン・ブロンド:少し静かにする必要があると言ったので、彼らは、私たちをここに座らせたんですが、あなたが言うように、それでも、まだかなりうるさいですね。あなたがマイケルと話が出来ればいいんですけど。


キャサリン・ギネス:レコーディングをするためにニューヨークに来たの?


いえ、インタビューです。 あなたはどちらから?


ギネス:ロンドンよ。あなたは?


僕は、ゲイリー


ギネス:それって、どこ?


インディアナ州。


ギネス:というとどのへん?


中西部です。


ギネス:はいはい、いいところよね。


あなたは、絵を描くのが好きですか?


ウォーホル:僕が絵を描くのが好きか、だって?


アートはお好きなんですか?


ウォーホル:うーん・・本当に好きなのは映画作りなんだけど、難しいからね。


僕はずっとあなたが詩を書いていらっしゃる方だと思ってました。


ウォーホル:詩人?!詩人はたいてい素晴らしい音楽を作り出すものだが、私には歌うのは無理だね。


(料理を注文)


ウォーホル:ここのサラダは本当に美味しいんだ。 トリュフに、フォアグラ…


ギネス:あなたは歌って踊れるファミリーの中で一番年上なの?


僕はソロで歌ってます。


ギネス:あなたは兄弟で歌っているとばかり思っていたわ。


それもやってますけど


ギネス:あなたは最年長?最年少?、それとも真ん中ぐらい?


僕は2番目です。


ギネス:2番目っていうと?


下から2番目です。


ギネス:ふぅん。全員男の子なの?


僕らは9人兄弟で、女の子が3人、男の子が6人。


ブロンド:彼女たちも今、TVショーで活躍してるんですよ。


ギネス:ご両親はどうなの?彼らも歌ったり踊ったりできた?


ブロンド:父親がマネージャーなんです。


ギネス:それはいいわね。


ブロンド:それ、トリュフスープ?


トリュフって何?


僕は、肉とじゃがいもが好きです。


ギネス:練習は毎日するの?


ほぼ毎日ですね。


ギネス:あなたの姉妹は、まだ学校に通っているのよね?


ええ。彼女たちはテレビには出てるけど、僕らとツアーに出かけることはないので。


ギネス:なるほど。じゃあ、彼女たちはタップダンスなんかもできるの?


1人はできます。


ギネス:流石ね。私もそう出来たらいいのに。


ウォーホル:ニューヨークでは何をして過ごしてるの?


インタヴューですね。


ウォーホル:もうすぐ君はトイレに行かなきゃいけなくなるね。


そうですね。僕はたくさん水を飲むから。


ブロンド:マイケルたちは、今度、フレッド・アステアと一緒に番組をやろうと思っているんですが(1976年から始まったジャクソンズのバラエティ番組「The Jacksons」でのこと?)、今回のクールでは無理みたいで、次のクールになると思います。


ウォーホル:というと?


ブロンド:彼らはもっと若いひとにウケるような人を求めているんです。


そうすると、視聴率が取れるから。


ギネス:でも、午後の8時半からじゃ、若者向けとは言えなくない?


???(聞こえなかった?)


ギネス:夜の8時半だと、年寄りしか見ないんじゃない?って言ったの。


若者にも、老人にも見てほしいんです。若い子がメインにはしたいけど。今は若者がチャンネル権を持ってて、視聴率も持ってるから。


(テープチェンジ)


これについてもっと話したいんだけど・・


ウォーホル:OK。もっと話してくれ


ギネス:大体のことは話しちゃったんじゃない?


ウォーホル:大体のことって?


ギネス:お互いの秘密を打ち明けたし。


ウォーホル:何を言っているんだ、君は。どこに秘密があった?そんなことないだろ?もう少し話さなきゃ。そうだろう?


あなたといつも一緒にいるって僕が思ってた人がいるんですけど。なぜか、あなたの写真を見るたびに、あなたはヒッチコックと一緒にいて、僕は、兄弟なんじゃないかって思ってました。


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ヒッチコックとウォーホル(1974)


ブロンド:どの写真のこと?「ローリングストーン」誌か何か?


ウォーホル:いや、「ピープル」誌だろう。


ヒッチコックにもインタヴューしたんですか?彼は話し方が面白いですよね。


ギネス:彼はイギリス人だったわよね?


ウォーホル:彼は女性みたいな話し方で、面白いよね。


ギネス:私には訛りはないけど、あなたの発音には訛りがあるわよね


ウォーホル:スーザンの声はどう?彼女を君のテレビ番組に出演させられない?


いいですよ、彼女を出演させられますよ。彼女は演技できる?上手ですか?


ウォーホル:すごく上手だよ。そうだ、君たちのアニメ番組。いつも見ているよ。土曜の朝のお気に入りなんだけど(邦題「それゆけ!ジャクソン5」のこと)。まだやってたかな?


今、再放送してます。その番組は海外でも放送されてるんですよ。


ウォーホル:君はどれぐらい前から仕事しているの? 2歳ぐらいから?


4歳からです。


ウォーホル:そうすると、もう何年になる?


僕は今18歳です。


もう14年も働いているのか。それは長すぎるキャリアだね。


でも、それが楽しく感じられて、気に入ったなら、いいことだと思ってます。


ギネス:このトリュフとフォワグラ最高!


これは、キャビア?


ギネス:そうよ、一緒にスクランブルエッグもどう?


いえ、僕はそれほど好きじゃないので。


ウォーホル:どうして?君も食べてみたら?試してみなよ。


ほんの少しで大丈夫です。


ウォーホル:すごく美味しいよ。君も食べればいいのに。


ブロンド:そういうことが多いんですよ。彼は少しづつ食べるのが好きで。彼に一口食べさせてやってくださいよ。


(マイケル、キャビアを食べてみる)


あなたは本当にこれが好きなんですか?


ギネス:そうね。でも不思議なことにその理由はよくわからないのよね。たぶん食感かな。


わかんないな。どうしてこんなものが食べられるのか?


ウォーホル:君がガールフレンドを食事に連れ出し始めたら、きっとこういうものを食べることになるよ。


まさか!


ウォーホル:いや、そうなるって。


好きじゃないから、食べないですよ。


ウォーホル:すごくたくさんの人が気に入ってるんだから、絶対に美味しいって。


ギネス:でも、たくさんは食べられない。だからいいのかもね。


ウォーホル:いや、私がイランにいたときは、1日中これを食べてたよ。


あなたは、ディズニーランドに行ったことはありますか?そういう場所はお好きですか?


ウォーホル:あるよ。あそこは素晴らしいよ


あなたが着ているボウリングシャツ素敵ですね。それはどこでお買いになったものですか?


ギネス:ケンジントンマーケットよ。でもこれ、これアメリカ製なのよね。


ウォーホル:私は古い服は箱に入れて保管しておくんだけど、君は素晴らしい衣装を着ているよね。そういうのは使ったあと、どうしているの?


僕たちはそれを保管しています。衣装がいっぱいに詰まった部屋を3つもっています。


ギネス:いいわねぇ。あなたの衣装は誰がデザインしているの?ボブ・マッキーとか?


彼にもいくつか作ってもらいました。


ウォーホル:いいね。スパンコールが付いてるようなやつ?


いえ、シャツだけです。僕たちはすべての衣装を保管してます。エド・サリバンショーで着たものも。


ウォーホル:それは、君が最初に出演した番組?


うーーんと、今週の金曜日にやるディック・クラークの番組(「アメリカン・バンドスタンド」)の25周年記念でそのときの映像が映ると思います。


ブロンド:それと、グラミー賞の授賞式にも出るんじゃなかった?


うん。僕たちは「ENJOY YOURSELF」でゴールドレコードを受賞することになっています。


ウォーホル:え、なんて?


「エンジョイ・ユアセルフ」!


ウォーホル:ああ、はいはい。


ブロンド:彼はきっとそれがどんな曲か知らないわよ。ねぇ、ちょっとハミングしてみてよ・・


じゃあ、「エンジョイ・ユアセルフ」をハミングします。


(マイケル「ENJOY YOURSELF」をハミングする)


ブロンド:ねえ、こういったお金持ち連中が踊っているの、面白くない?


いえ、アンディは踊らないんですか?


ギネス:彼は一度も踊ったことはないわ。私はすごく酔っぱらってるときだけ。


それでは踊れないよ


ウォーホル:ハリウッドでデートしたことはある?


いいえ。


ウォーホル:なんで、君すごくかわいいのに。


番組以外では1度もしたことがないです。それは仕事としてですから


ウォーホル:へぇそうなの。


こういった場所はお好きですか?


ウォーホル:「Regine」のこと?気に入ってるよ。


いえ、僕が言っているのは・・


(テープチェンジ)


ラスベガスとか・・(華やかな都会という意味?)


ブロンド:数週間前までレコードのプロモーションでサンフランシスコにいたんですが、そこで大変な騒動が起きて。


店の窓の外にファンがいてね。


ブロンド:大勢がもみくちゃになったせいで、窓が割れて倒れたんです。そのときのことなら、マイケルは何時間でも話すことができますよ。


ああ、本当に最悪だった。女の子が喉を切っちゃって、そこらじゅう血だらけになっちゃって。窓の向こうに何千人も若い子が押し寄せたんだ。


ウォーホル:それは恐ろしい。


あなたは『ウィズ』を観たことがありますか?


ウォーホル:ああ。オープニングの夜に観たよ。とても素晴らしかったけど、中でもステファニーは本当に素晴らしかった。今では毎晩のように、テレビCMで彼女を見るけど、ホントにマジで素晴らしいね。君が彼女と初デートするときも、こんな風に付添人を連れてするの?


ブロンド:付添人なしなんてありえないですよ?彼はいつも6人は連れてますよ!


舞台の初日ですか?それとも僕の初デートのこと?(うるさくて聞き取れなかった?)


ウォーホル:いや、私が言ったのは、スターと一緒のデートは初めてかってこと?


いえ、僕はステファニーのショーに行きましたし、そのあと、彼女は大きなパーティーも開きました。モータウンのスター全員が来るような、本当に盛大なパーティーで、すごく素晴らしかった。彼女はそこで3回もスタンディングオベーションを受けたんだ。ダイアナ・ロスや、スティービー・ワンダーとか、みんながいるような場所で。


ウォーホル:素晴らしいね。


あなたに子供はいますか?


ウォーホル:私に?私は結婚は信じてないな。


そうなんですか?どうして?


ウォーホル:愛が信じられないんだ。


本当?どうして?デートはするのに?


ウォーホル:うん、デートするのは好きだよ。


1人暮らしなんですか?


ウォーホル:犬と一緒にね。君は家族と住んでるの?9人の兄妹全員で?


兄妹のうち5人は家を出ました。


ウォーホル:彼らはもう結婚しているの?


4人は結婚してます。


ウォーホル:みんな、子沢山になるんじゃない?


そうかもしれません。あなたは子供が好きですか?


ウォーホル:うーーん、自分の子供でなければね。


ブロンド:いつか、アンディの初期の映画を見るべきよ。彼は4時間もある映画だけでなく、8時間のもの、24時間もある映画も作ったんだから(『エンパイア』のこと。8時間5分の間スローモーション、定点長回しでエンパイアステートビルを撮し続けた作品)。


それは、どんなストーリーですか?


ウォーホル:観客は眠らなかった人たちだけ。君は夜は8時間寝る?


そうしようとは思っているんですが、あなたは?


ウォーホル:私には無理だね。夜に寝るのは1時間ぐらい。今はね。


ブロンド:今いくつかの脚本をかかえているんですか?それとも、だいぶ先の話で?


いつも考えてるんだけど、僕が自分自身のためにやりたいアイデアがひとつあるんです。それはタップダンサーになりたがっている少年についてで、ショービジネスの世界で、彼が戦っていく話です。


ブロンド:あなたは何百万というレコードを売ってきたのよね?8千万枚ぐらい?


6千万枚ですね。


ブロンド:私たちがエピックで、ジャクソンズとして契約したとき、マイケルのソロアルバムを出すこともその契約の中に盛り込んだんです。


ウォーホル:素晴らしい。ところで君は犬を飼っているの?


3匹飼っています。ドーベルマン1匹とジャーマン・シェパード2匹。


ウォーホル:3匹とも怖そうな犬だね。なぜ君は3匹も怖い犬を飼っているの?


ぼくらの家を守るためです。


ブロンド:マイケル、あなたのオウムについて、彼に話してあげて。


ウォーホル:そのオウムしゃべるの? どんなこと言う?


彼はクレージーなんです。笑うし、泣くし、ハローもグッバイも言いますし、オペラも歌う・・


ウォーホル:ホント?オペラまで?


クレージーなんですよ。バリー・ホワイトがクリスマスに僕にプレゼントしてくれたんです。


ブロンド:今日、このインタヴューの前、マイケルはこのあたりの動物園にも出かけたんですよ。


僕は以前、たくさんの鳥を飼っていたんだけど、それらを手放さないといけなくなったんだ。孔雀やダチョウも飼っていたんだけど。


ブロンド:あなたの家・・


うん、昔ね、でも、僕らは引っ越すことになったんだ、家が近すぎたので。家の中にスタジオを建てたんだ、16トラックとか、そういうので、リハーサルをすると、近所の人たちから苦情が来るんだ、それで引っ越した。


ウォーホル:どこの映画スターが文句を言ってきたの? 全員?


文句を言われたのは1人だけだよ。フランク・シナトラが僕たちの家の上の方に住んでたんだ。


ウォーホル:彼が文句を言ってきたんだ?


ううん、彼は言ってないけど、彼のバルコニーは、僕たちの家のすぐ上だったから。


ウォーホル:そうだったの?彼には会ったことあるの?


うん、彼には何度も会ったことがあるよ。


ウォーホル:それなのに、バルコニーで文句を言われたの?


バルコニーではないです。


ウォーホル:ふうん。


あなたが写っている写真があったら送っていただけないですか?


ウォーホル:私が送ったら、君も君が写っている写真を送ってくれる?


ブロンド:もう、かわいいんだから


スティービー・ワンダーのことは知ってますか?


ウォーホル:彼がマジソンスクエアガーデンで演奏したときに1度会ったことがある。彼は本当に素晴らしいよね。私は彼にカメラをプレゼントしたんだ。彼が写真を撮っていたからね。実際に彼が撮れるのかどうかはわからないけど。


(ここで、ステファニー・ミルズが合流)


ステファニー・ミルズ:カモーーン!マイケル踊りましょうよ


僕は見てるよ。


ミルズ:えーーー、マイケル、踊りましょうよ、お願い。


僕は見ている方がいいから。


ミルズ:えっーーマイケル、お願い、お願いだから・・・


僕、ダンスするのに慣れてないから・・・


ブロンド:マイケル、ダンスフロアのお金払ってないかも。


ミルズ:マイケル!マイケル!


僕は見てるってば。そういう場所に置かれるのは好きじゃないんだ。


ギネス:若い女性にダンスを頼まれて断るなんてダメよ。


ミルズ:マイケル、お願い!マイケル、マイケル、マイケルぅーー


(マイケルは、立ち上がって踊ることにした)


インタビュー終了!


ウォーホルのマイケルの肖像画は、このインタビューから7年後。「スリラー」でグラミー賞8部門を受賞した1984年に描かれています。


by yomodalite | 2019-07-27 01:00 | ☆マイケルの言葉 | Comments(2)

和訳 Ghosts

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マイケルの曲は、ショートフィルムの映像と同時に記憶されるものが多いですが、中でも「Ghosts」は映像抜きでは考えられない作品ですよね。


この映像は、1993年の『アダムス・ファミリー2』のプロモーション用に創られたものが元になっていて、それがキャンセルになった後、どんどんアイデアが盛り込まれていったようです。(ゾンビが壁を歩くシーンは、アステアの映画からの引用だったと思うんだけど・・・←コメントで判明!後半に追記)



現在Youtube で公式に公開されている「Ghosts」の映像は、『ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア・ヒストリー・イン・ザ・ミックス』のCDとセットで発売されたSFを編集したもので、スティーブン・キングとの共同脚本による38分の物語の中では、「2 BAD」「Is It Scary」 「Ghosts」 の3曲が使用され、マイケルが中心になって踊る群舞のメインパートは「2 BAD」で、Ghosts」 は、マイケルの魂が体内に入り込んだ町長のダンスシーンで使用されています。


松明を持ち、町はずれの屋敷に住む芸術家を追い出そうとする人々の先頭に立つ町長は、マイケルが性的児童虐待の嫌疑をかけられたとき、捜査を率い、その後の裁判でも主任検事を務めたトム・スネドンを表していると言われていますが、そのマイケルとは真逆とも思えるキャラを演じているのもマイケル自身なんですよね。


リアルタイムで「Ghosts」のSFを見たときは、B級ホラー映画風味のスリラーより、最先端のCGによるゴシックテイストが魅力的で、その美しさには惚れ惚れしたものの、最後のオチのつけ方がイマイチ、という印象が拭えなかったのですが、今見ると、この親子の一見類型的でチープな演技が、マイケルにとっていかにリアルだったか、それが、20年以上経ってようやく実感できたというか、


スリラー以上の “ドンデン返し” がある、Ghosts(映像)のエンディングですが、『Leaving Neverland』後の2019年に見ると、もしかしたら、今までとは少し違って見えるかもしれませんよ。私はますますマイケルの予見性に圧倒されました。


マイケルが自分で書いた歌詞は、主語が変化していくことが多いのですが、「Ghosts(曲)」は、長編の一部で、3曲を使用した映像の中で何役も演じていることもあってか、めずらしく主語が一貫してますね。





Ghosts

Michael Jackson


[Verse 1]

There's a ghost down in the hall

There's a ghoul upon the bed

There's something in the walls

There's blood up on the stairs

And it's floating through the room

And there's nothing I can see

I know This place is doomed

Because now it's haunting me


階下には幽霊がいて

ベッドの上には餓鬼

壁の中にも何かが潜んでいる

階段の上を血が流れ

それが部屋にまで流れ込んでくる

僕には何も見えないけど

わかってるんだ

この場所が致命的だってこと

だって、それは僕に取り憑いて離れないから


[Bridge]

I don't understand it

Hey

I don't understand it!

Aaow


わからないよ

理解できないね、僕には


[Verse 2]

There's a tapping in the floor

There's a creak behind the door

There's a rocking in the chair

But nobody sitting there

There's a ghostly smell around

But nobody to be found

And a coffin in lay open

Where a restless soul is spoiling


床ををコツコツ歩く音

ドアの向こうで軋む音

椅子が揺れているけど

誰も座ってないし

怪しい臭いがするその場所には

誰もいないのに

棺の蓋が開いていて

安らかに眠ることができない魂が飛び回ってる


[Bridge]

Don't understand it

(Got a ghost, got a break in the walls)

Hey!

(Got a ghoul, got a break in the halls)

Don't understand it

(Got a ghost, got a break in the walls)

Hey!

(Got a ghoul, got a break in the halls)


理解できない

(壁の中から、幽霊が現れる)

ねえ!

(廊下の奥から、餓鬼がやってくる)

わからない

(壁の中から、幽霊が現れる)

ほら!

(廊下の奥から、餓鬼がやってくる)


[Chorus 1]

And who gave you the right to scare my family?

And who gave you the right to shame my baby, she needs me

And who gave you the right to shake my family tree?

You put a knife in my back, shot an arrow in me!

Tell me, are you the ghost of jealousy?

The ghost of jealousy


誰が僕の家族を脅えさせる権利を与えた?

何の権利があって僕の子供を侮辱する?

彼女には僕が必要なのに

何の権利があって僕の一族を動揺させる?

お前は僕の背後からナイフを突き立て、僕の体に矢を射った

嫉妬の化物ってお前みたいなやつのことか?

嫉妬という化物


[Verse 3]

There's a tapping in the floor

There's a creak behind the door

There's a rocking in the chair

But nobody sitting there

There's a ghostly smell around

But nobody to be found

And a coffin in-lay open

Where a restless soul is spoiling


床はガタガタ音がして

ドアの向こうでは軋む音

椅子が揺れているけど

誰も座ってないし

怪しい臭いがするその場所には

誰もいないのに

棺の蓋が開いていて

安らかに眠ることができない魂が飛び回ってる


[Bridge]

Don't understand it!

(Gotta ghost gotta break in the walls)

Yeah Yeah!

(Got a ghoul, got a break in the halls)

Don't understand it!

(Got a ghost, got a break in the walls)

You’re just a dog gone!

(Got a ghoul, got a break in the halls)

Aaow!


理解できない

(壁の中から、幽霊が現れる)

やあ、やあ!

(階下から、餓鬼がやってくる)

わけがわからない

(壁の中から、幽霊が現れる)

まさに忌まわしい奴ら!

(階下から、餓鬼がやってくる)


[Chorus 2]

And who gave you the right to scare my family?

And who gave you the right to scare my baby

She needs me

And who gave you the right to shake my family tree?

And who gave you the right to take intrusion

To see me?


誰が僕の家族を脅えさせる権利を与えた?

何の権利があって僕の子供を侮辱する?

彼女には僕が必要なのに

何の権利があって僕の一族を動揺させ

誰が僕に会うために勝手に入り込んでいいって言った?


[Chorus 1]

And who gave you the right to shake my family?

And who gave you the right to hurt my baby

She needs me

And who gave you the right to shake my family tree?

You put a knife in my back, shot an arrow in me!

Tell me, are you the ghost of jealousy?

A suckin' ghost of jealousy

Aaow!


誰が僕の家族を脅えさせる権利を与えた?

何の権利があって僕の子供を傷つける?

彼女は僕が必要なのに

何の権利があって僕の一族を動揺させる?

お前は僕の背後からナイフを突き立て、僕の体に矢を射った

お前が嫉妬の化物ってやつか?

嫉妬という化物


[Chorus 2]

And who gave you the right to shake my family?

And who gave you the right to shake my baby

She needs me

And who gave you the right to shake my family tree?

And who gave you the right to take intrusion

To see me?

And who gave you the right to hurt my family?

And who gave you the right hurt my baby, she needs me

And who gave you the right to scare my family tree?

You put a knife in my back, shot an arrow in me!

Tell me, are you the ghost of jealousy?

The ghost of jealousy

Aaow!


誰が僕の家族を脅えさせる権利を与えた?

何の権利があって僕の子供を傷つける?

彼女は僕が必要なのに

何の権利があって僕の一族を動揺させる?

誰が僕に会うために勝手に入り込んでいいって言った?

誰が僕の家族を脅えさせる権利を与えた?

何の権利があって僕の子供を傷つける?

彼女は僕が必要なのに

何の権利があって僕の一族を動揺させる?

お前は僕の背後からナイフを突き立て、僕の体に矢を射った

お前が嫉妬の化物ってやつか?

嫉妬という化物

ああー!


[Outro]

Doggone

But there's no doubt about it, piece of mind

Tell me, are you the ghost of jealousy?


忌々しい!

でも、もはや疑いの余地はない

おまえは嫉妬の化物なんだろう?


(訳:yomodalite)


アステアが壁を歩くシーンは

1951年の『Royal Wedding』

childspiritsさんありがとーー!!!!





上記のアステアだけでなく

マイケルが影響を受けた映画について

ここでもまとめてたんだった(汗)




by yomodalite | 2019-07-10 19:03 | ☆マイケルの言葉 | Comments(2)

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これは1993年、ツアーでモスクワに滞在していたときに書かれた曲ですが、この年にあったことについて知らないファンはいないでしょう。没後十年という節目を狙ったかのように、それはまたもや繰り返され(On and on and on it came)・・・


でも、この曲で描かれたのは、マイケル自身の哀しみだけでなく、多くの「見捨てられた人」たちのこと。


そして、それを思ったとき、彼自身の心の中の止まない雨は、これほど美しい曲へと形を変え、怒りを洗い流すものになったのではないでしょうか。


この曲の和訳で、一番長く時間をかけたのは、アウトロの “Lord・・・”(*)


・Lord have mercy

 主よ、我をあわれみたまえ

・Lord, I'm the same(Oh, not the same)

 主よ、私は(今も)同じです

・Lord, I must say

 主よ、私は言わなければなりません。


マイケルの発音はネイティブでもわからないことが多く、ネット上でも上記のような異なる歌詞があります。私が調べた印象では、英語圏では上記の2つが多く、日本では、Lord, I must say が支持されている?


そこで、マイケルと同年代で、永年のファンというだけでなく、彼の作品についての本の著者で、学術的なサイト「Dancing with the elephant」のオーナーである、ウィラにも聞いてみたところ、今ひどい罪によって疑われているけど、自分は何も変わっていない、という意味で、 “Lord, I'm the same” だと思って聴いていた。でも、質問をきっかけに再度聴いてみたら、最後に "m"の音がないので、Lord, I must say が正しいと思う、と。


想像ですが、これは日本のファンの方が歌詞をよく読むからなのかもしれませんね。曲の最後のロシア語まで、訳して読んでいるのは海外ファンの方が多く、英米のファンは当時の激しい疑惑報道により晒されていた・・。


何度も主語が移り変わり、第3バースで、これまでとは違ったことを言い出す・・というのは、マイケルの歌詞ではよくあることなので、この “Lord, I must say” のことも大分考えたんですが、


ここは、マイケルの個人体験に合わせた深読みよりは、最後のロシア語の尋問に対して、そして、日本の隠れキリシタンの「踏み絵」にも似た・・ひとりの人間と、国、そして神(信仰)の間にある普遍的な悩み、にとどめようかと。


色々と想像させながら、最後まで謎を解かない、というのは、この不世出の天才の特徴で、それは地上から居なくなって何年経っても、彼が圧倒的に存在し続けている理由のひとつだと思います。


そして、マイケルに降り注いだ雨は、私たちの心の雨となり、決して降り止むことなく強い哀しみをもたらすけれど、その美しさが永遠であることも・・。






Stranger in Moscow

by Michael Jackson


[Verse 1]

I was wandering in the rain

Mask of life, feeling insane

Swift and sudden fall from grace

Sunny days seem far away

Kremlin’s shadow belittling me

Stalin’s tomb won’t let me be

On and on and on it came

Wish the rain would just let me be


仮面の人生に、狂気を感じながら

僕は雨の中を彷徨っていた

神の恵みから一転、奈落の底に突き落とされ

輝かしい日々は遠く彼方へ

クレムリンの影は僕を蔑み

スターリンの墓は僕を縛る

延々と降りそそぐ雨が

僕を自由にしてくれたら・・


[Chorus]

How does it feel

(How does it feel)

How does it feel

How does it feel

When you’re alone

And you’re cold inside


どんな

どんな気持ちになる?

どんなふうに

どんなふうに感じるかな

君がもしひとりぼっちで

身も心も冷え切ってしまったら


[Verse 2]

Here abandoned in my fame

Armageddon of the brain

KGB was dogging me

Take my name and just let me be

Then a begger boy called my name

Happy days will drown the pain

On and on and on it came

And again, and again, and again

Take my name and just let me be


僕の名声はここでは打ち捨てられた

頭の中ではハルマゲドンが始まり

KGBにも付きまとわれてる

名前なんかいらないから、僕を放っておいて

それでも、物乞いの少年が僕の名を呼ぶ

幸せな日々が続くなら、痛みも和らぐのに

雨はいつまでも止むことなく

何度も何度も降りかかる

名前なんかいらないから、僕を放っておいて


[Chorus]

How does it feel

(How does it feel)

How does it feel

How does it feel

How does it feel

How does it feel

(How does it feel now)

How does it feel

How does it feel

When you’re alone

And you’re cold inside

How does it feel

(How does it feel)

How does it feel

How does it feel

How does it feel

How does it feel

(How does it feel now)

How does it feel

How does it feel

When you’re alone

And you’re cold inside


どんな

どんな気持ちになる?

どんなふうに

どんなふうに感じるかな

君がもしひとりぼっちで

身も心も冷え切ってしまったら


[Outro]


Like a stranger in Moscow

Lord, I must say(*)

Like a stranger in Moscow

Lord, I must say

We’re talking danger

We’re talking danger, baby

Like a stranger in Moscow

We’re talking danger

We’re talking danger, baby

Like a stranger in Moscow

I’m living lonely

I’m living lonely, baby

A stranger in Moscow


まるで、モスクワにいる異邦人のように

(主よ、私は言わなくてはならない)

まるで、モスクワにいる異邦人だね

(主よ、言わなかったら私は・・)

ぼくらは危ないことを話している

危険なことを話してるんだ、ベイビー

まるで、モスクワにいる異邦人みたい

まるで、モスクワにいる異邦人みたい

ぼくらは危ないことを話している

危険なことを話してるんだ、ベイビー

僕は孤独に生きている

孤独なんだよ、ベイビー

まるで、モスクワにいる異邦人のように


[spoken outro in Russian]

KGB Interrigator - Russian to English Translation :

"Why have you come from the West? Confess! To steal the great achievments of the people the accomplishments of the workers....


(KGBの尋問:ロシア語からの英語翻訳)

「なぜ西側からやってきたんだ?

正直に言え!

人民の偉大な業績と

労働者の成果を盗みに来たんだろう?」


(訳:yomodalite)


by yomodalite | 2019-06-25 14:50 | ☆マイケルの言葉 | Comments(0)

和訳 Blood on the Dance Floor

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初めて Blood on the Dance Floor のショートフィルムを見たときの恐怖は今でも忘れられません。当時マイケルより、デヴィッド・リンチの大ファンだった私は、デイル・クーパーの中に邪悪な存在が宿った瞬間を、ドラマではなく、実際にこの眼で見たような戦慄を覚えました。


一定の限度を超えたスターは、誰もがその成功の代償を支払うかのように、破滅へと向かってしまう。でもマイケルを襲った成功の反動は、それらとは比べものにならないほど激しく、その無垢な心が壊れてしまうことを心配しながらも、彼が正気で居続けるなんて誰も信じられなかった時代、


ある意味、彼は、期待を裏切らなかったわけです。


このときのマイケルの怖さは、THIS IS IT後のファンにはなかなかわからないと思うけど、別に生前ファンの優位を語りたいわけじゃなく、


多くのファンは、性的虐待疑惑への無罪を信じるあまり、マイケルが一般的な39歳よりも遥かに成熟したエンターテイメント界の熟達であることを忘れ、彼の被害者像しか見えなくなっていたし、


日頃からマイケルに辛口になることが多い評論家は、数々のスキャンダルに見舞われながら、それを全てバネにしたかのような楽曲を、いつものしたり顏でむしろこれまで以上に高く評価してみたり、


とにかく、誰もが、マイケル自身のことば「But they say the sky’s the limit and to me that’s really true and my friends you have seen nothin’ Just wait ’til I get through」( →和訳Bad )を信じず、ただ、自分勝手に彼を必要としていて、私もそのひとりだったんですね。


さて、曲の内容ですが、この曲には、ビリージーンや、ダーティ・ダイアナ、デンジャラス・・これまでもマイケルの多くの曲にみられる「怖い女」が登場して、マイケルは、いっけんこの女に破滅させられようとしているエリート男性を演じているように見えて、すこし違います。


マイケルは、歌詞の中の“語り手”で、「僕」と「彼女」の両方に、自身の別の意味を重ね合わせながら、男と女のダンスを両方の側から見ることができる存在。


SFの冒頭、イバラが巻きついた心臓は、カトリック系の教会に飾られることが多い受難を示すもので、このハートに、SUSIE + ME とあるように、最初の受難は、スージー(と、マイケル)の方。



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(ここにナイフが刺さって曲が始まる)


つまり、この曲の「彼女は・・」という部分は、すべて先に男がしたことで、「僕」が最初に彼女の電話番号をゲットし、彼女を押し倒して7インチのモノを突き刺した。それで、彼女はおなかにベイビーを授かった。(だから、彼女がゲットしたのは番号ではなく、get someone's number 本心を知る、正体を見抜く等の方だと思います

「僕」の破滅の要因が、彼女のおなかの中の子供だという、何万年も続いてきた愛と欲望のすれ違い・・そこにはシンプルな原理があるだけなのに、キリスト教社会は愛と性を分離し、神の愛を禁欲の熱狂へと導き、「聖女」という存在を生み出してしまう。


ダンスフロアは熱く燃えるように赤く、「僕」はそこに自分のパワー(Blood on my side)を感じたけれど、マイケルは、そこが冷たく滴るような紅で濡れていることも知っている。


そして「怖い女」とは、男の無知と自分勝手が作り出した存在だということも。


そんなわけで、


さまざまなメタファーが散りばめられ、言葉と音がバシバシとキマリまくり、時代を超えた魔力に満ち溢れ、私が最もマイケルらしい、と感じてならない究極のダンスナンバーの和訳です!






Blood on the Dance Floor

Michael Jackson


[Verse 1]

She got your number, ah

She know your game, ah

She put you under, ah

It's so insane, ah

Since you seduced her, ah(*1)

How does it feel? Ah

To know that woman, ah

Is out to kill


彼女は君の正体をつかんだよ

君のやり口をわかっていて

君を支配してるのさ

まじヤバイよね

ねぇ口説いた女に

破滅させられることがわかるって

どんな気分?


[Refrain]

Every night stance is like taking a chance

It's not about love and romance

And now you're going to get it

Ah, every hot man is out taking a chance

It's not about love and romance

And now you do regret it


愛や恋とは関係なく

毎晩チャンスをねらうのが君のスタイル

で、今もそれを欲しがってる

愛や恋とは関係なく

デキる男はみんな試したがる

で、今になって後悔してるってわけ


[Pre-Chorus]

To escape the world, I've got to enjoy that simple dance

And it seemed that everything was on my side

(Blood on my side)

She seemed sincere like it was love and true romance

And now she's out to get me

But I just can't take it (*2)

Just can't break it


この現実から逃れようと

僕はただあの例のダンスを楽しむしかなかった

そうすれば、世界が僕のものだと信じられたんだ

(熱い血潮が僕の中に)

彼女は心の底から僕を愛してると思ってたのに

今、彼女は僕の息の根を止めようとしている

そんなことはさせない

でも、どうすることもできない


[Chorus]

Susie got your number and Susie ain’t your friend

Look who took you under with seven inches in

Blood is on the dance floor, blood is on the knife

Susie's got your number and Susie says it's right


スージーは君の本心を見抜いているし

友達なんかじゃない

君を押し倒して7インチも刺したやつだぜ

熱い血がたぎるダンスフロアに

紅い血に染まったナイフ

スージーは君の運命を手に入れた

スージーに言わせれば当然の権利ってわけ


[Verse 2]

She got your number, ah

How does it feel? Ah

To know this stranger, ah

Is about to kill, ah

She got yo' baby, ah

It happened fast, ah

If you could only, ah

Erase the past (Ah)


彼女は君の運命を手にしたよ

ねぇどんな気分?

たいして知りもしないやつに

息の根を止められるのは

彼女は君の子供も身ごもった

あっという間の出来事さ

君はただ過去を消せたらいいのにって

思うだけ


[Refrain]

Every night stance is like taking a chances (Ah)

It's not about love and romance

And now you're going to get it

Ah, every hot man is out taking a chance

It's not about love and romance

And now you do regret it


愛や恋とは関係なく

毎晩チャンスをねらうのが君のスタイル

で、今もそれを欲しがってる

愛や恋とは関係なく

デキる男はみんな試したがる

で、今になって後悔してるってわけ


[Pre-Chorus]

To escape the world, I got to enjoy this simple dance

And it seemed that everything was on my side

(Blood on my side)

It seemed to me like it was love

And true romance

And now she's out to get me

And I just can't take it


この現実から逃れようと

僕はただあの例のダンスを楽しむしかなかった

そうすれば、世界が僕のものだと信じられたんだ

(熱い血潮が僕の中に)

それは愛とか恋のようにも見えたけど

今、彼女は僕の息の根を止めようとしていて

どうすることもできない


[Chorus]

Susie got your number and Susie ain’t your friend

Look who took you under with seven inches in

Blood is on the dance floor, blood is on the knife

Susie got your number, you know Susie says it's right (Hoo-hoo)


スージーは君の本心を見抜いているし

友達なんかじゃない

君を押し倒して7インチも刺したやつだぜ

熱い血がたぎるダンスフロアに

红い血に染まったナイフ

スージーは君の運命を手に入れた

スージーに言わせれば当然の権利ってわけ


[Chorus]

Susie's got your number

Susie ain’t your friend (Ah, it's goin' down, baby)

Look who took you under, she put seven inches in

Blood is on the dance floor, blood is on the knife (It's goin' down, baby)

Susie's got your number (Ah)

Susie says it's right


スージーは君の本心を見抜いているし

友達なんかじゃない

君を押し倒して7インチも刺したやつだぜ

熱い血がたぎるダンスフロアに

紅い血に染まったナイフ

スージーは君の運命を手に入れた

スージーに言わせれば当然の権利ってわけ


[Outro]

It was blood on the dance floor

(Blood on the dance floor)

It was blood on the dance floor

(Blood on the dance floor)

It was blood on the dance floor

(Blood on the dance floor)

It was blood on the dance floor

(Blood on the dance floor)

And I just can't take it

The girl won't break it

Hoo!


ダンスフロアは血気盛んな

血みどろの世界

僕にはもう耐えられないけど

女もそれを抑えることはできない

ああ・・・


(訳:yomodalite)


(*1)CD歌詞では、Since she 

(*2)CD歌詞では、And I just can't take it


by yomodalite | 2019-05-27 00:00 | ☆マイケルの言葉 | Comments(2)

和訳 Bad

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どういうわけか最近、「Who's Bad!」と叫びたくなることが多いような・・

そんなわけで、今日の和訳は「Bad」!


実はこの曲がリリースされたとき、まだファンでなかった私は、ロックアーティストをアイドル風に表現したようなファッションや、当時のすさまじい人気にも反発して、マイケルに対して偽物のロックスターという印象が拭えなかったんですが、その印象を最初に変えてくれたのが「Bad」のロングヴァージョンのショートフィルムでした。






これは、奨学金を受けて都会の進学高に通う黒人青年が地元に帰ったとき、友人たちの誘いを断れずに強盗に加担することになり、それが原因で殺されてしまったという実話を元に、結末を変えた作品なんですが、名匠スコセッシによる名作映画のような質感や、最後のアカペラのコール&レスピンスなど、ショートVerでは感じなかった、マイケルの強い思いが伝わってきて、彼が仲間に「Who's Bad」と迫るシーンは、それまでの印象を大きく変えるものでした。


そして次に、印象が変わったのが、2012年に発売になった「Live At Wembley」。


ここでの “Bad” は、日本公演などツアー前半のものとは違っていて、暗転したステージに「Who's BAD」という文字が何度も現れ、頭を下に向け、ひたいに指を添えて考えるポーズをとり、軽やかにステップをするマイケルは、仲間に自分の本当の強さを表現しようとした、あのショートフィルムで演じた男ではなく、その後も自詩に数多くの普遍的なテーマを織り込んでいく、思索者としてのマイケルでした。( → 参考記事)




(Badが始まるのは、1:38:00~)



バッドツアーは日本から始まったこともあって、日本でのマイケル人気はBAD期が最盛期なんですが、この曲も『BAD』というアルバムも当時のアメリカでは高い評価を得られませんでした。


「黒人初」というのは、彼を賞賛する文章の多くにみられますが、Bad期はそこに暗雲が立ち込めた時期で、それは映像をみれば明らかなように、マイケルが黒人ではなくなったからです。(ソングライティング能力も、ボーカル力も最盛期といっていいこの時期、ローリングストーン誌がマイケルをワーストボーカリストや、バッドをワーストアルバムに選んだのは、いわゆる人種差別ではなく、マイケルが黒人らしくなくなったからです!!)


マイケルをアーティストというよりは “黒人” として賞賛していた人たちが、当時のマイケルを見てがっかりしたり、モヤモヤする気持ちは、例えば、私たちが、大坂なおみを「日本人」として誇らしく思ったり、彼女が今後、別の国籍を選択したときに多くの人の心に湧き上がる感情を想像してみると、少しは理解できると思うのですが、彼は黒人という枠から大きく逸脱した存在となったことで、変人として認知されることが多くなっていました。


マイケルは、世界中でカッコイイと賞賛されながら、大きな非難や嘲笑を受ける存在でもあり、まさに色んな意味で「Bad」だった。そして重要なのは、おそらくマイケル自身が、そういった人々の感情を予知した上で、この曲を作っていたということ。


そんなわけで今回の訳詞は、Bad(ワル)のカッコイイという意味から、「本当のBad(悪)とは何か?」という哲学的なテーマまで、悪の道に入りそうになる仲間だけでなく、マイケルが世界中に言いたかったメッセージについて意識してやってみました。


Bad

by Michael Jackson


Your butt is mine

‘Gonna tell you right

Just show your face

In broad daylight

I’m telling you

On how I feel

Gonna hurt your mind

Don’t shoot to kill

Come on


おまえの正体はつかんだから

正しいことを教えてやるよ

堂々と明るいところで

ケリをつけてやる

俺のやり方は

おまえを傷つけるかもしれないが

殺すわけじゃない

さあ


Come on

Lay it on me

All right …


さあ

かかって来いよ

上等だね・・


I’m giving you

On count of three

To show your stuff

Or let it be …

I’m telling you

Just watch your mouth

I know your game

What you’re about


3つ数える間

おまえにチャンスをやる

おまえの力を見せてみろよ

それともなすがままに・・か

言っておくけど

言葉には気をつけな

おまえの手口はわかってる

おまえがどんな奴かもね


Well they say the sky’s the limit

And to me that’s really true

But my friend you have seen nothin’

Just wait ’til I get through …


よく可能性は無限だって言うだろう

俺にとってはそのとおり

でもおまえらそんなの見たことないだろ

俺がこれからやってやるから見てな・・


Because I’m bad, I’m bad Come on

(Bad bad – really, really bad)

You know I’m bad, I’m bad –

You know it

(Bad bad – really, really bad)

You know I’m bad, I’m bad –


俺はイケてる、超ヤバイやつだからね

(激ヤバ、超マジで)

俺はワル、俺はワルなんだよ

わかってるだろ

(めちゃくちゃ – 最高に超ヤバイやつ)

俺がイケてる、超ヤバイやつだって


Come on, you know.

(Bad bad – really, really bad)

And the whole world has to

Answer right now

Just to tell you once again,

Who’s bad …


さあ、君も知ってるよね

(激ヤバ、超マジで)

今、世界中でそうなんだから

でも、おまえのためにもう一度教えてやる

誰が本物なのか・・


The word is out

You’re doin’ wrong

Gonna lock you up

Before too long,

Your lyin’ eyes

Gonna tell you right

So listen up

Don’t make a fight,

Your talk is cheap

You’re not a man

You’re throwin’ stones

To hide your hands


噂を聞いたよ

おまえが悪いことしてるって

そのうち捕まるだろう

おまえの偽りに満ちた目は

おまえの正体を語ってる

よく聞けよ

抵抗したって無駄だよ

おまえの言ってることなんか安っぽいし

男らしくもない

おまえは石を投げていながら

自分の仕業じゃないふりをしてる


But they say the sky’s the limit

And to me that’s really true

And my friends you have seen nothin’

Just wait ’til I get through


可能性は無限だって言うけど

俺にとってはそのとおり

でもおまえらそんなの見たことないだろ

俺がこれからやってやるから見てな・・


Because I’m bad, I’m bad

Come on

(Bad bad – really, really bad)

You know I’m bad, I’m bad

You know it

(Bad bad – really, really bad)

You know I’m bad, I’m bad

You know it, you know

(Bad bad – really, really bad)

And the whole world has to

answer right now

Just to tell you once again,


なぜなら、俺はワルで、超ヤバイやつだから

かかって来いよ

(超・超マジで、激ヤバだぜ)

俺はワル、俺はワルなんだよ

そんなのわかってるだろ

(めちゃくちゃ – 最高に超ヤバイやつ)

今、世界中でそうなんだから

でも、おまえのためにもう一度教えてやる


We can change the world tomorrow

This could be a better place

If you don’t like what I’m sayin’

Then won’t slap my face


俺たちは世界を変えられる

もっといい場所にできるんだ

俺の言うことが気に入らないなら

俺の顔をひっぱたけばいいさ


Because I’m bad, I’m bad

Come on

(Bad bad – really, really bad)

You know I’m bad, I’m bad

You know it

(Bad bad – really, really bad)

You know I’m bad, I’m bad

You know it, you know

(Bad bad – really, really bad)

And the whole world has to

answer right now

Just to tell you once again


俺はイケてる、超ヤバイやつだからね

かかって来いよ

(激ヤバ、超・超マジで)

俺はワル、俺はワルなんだよ

わかってるよな

(めちゃくちゃ – 最高に超ヤバイやつ)

今、世界中がそう答えるけど)

おまえのためにもう一度言うよ


You know I’m smooth

I’m bad – you know it

(Bad bad – really, really bad)

You know I’m bad – I’m bad, baby

(Bad bad – really, really bad)

You know, you know, you know it

come on

(Bad bad – really, really bad)

And the whole world has to

answer right now

(And the whole world has to

answer right now)

(Just to tell you once again)


俺は人当たりが良くて頭もいい

ワルだからさ、わかるだろ

(激ヤバ、超・超マジで)

そして今、全世界でもそうなんだ

(今、世界中がそう答える)

でも、おまえのためにもう一度教えてやる


You know I’m bad, I’m bad

You know it

(Bad bad – really, really bad)

You know I’m bad – you know

(Bad bad – really, really bad)

You know I’m bad – I’m bad

you know it, you know

(Bad bad – really, really bad)

And the whole world has to

answer right now

(And the whole world has to

answer right now)

Just to tell you once again

(Just to tell you once again)

Who’s bad?


君も知ってるように、俺は悪、悪なのさ

知ってるだろ

(悪、悪、超・超マジで悪)

そして今、全世界でそうなってる

(全世界で今それが答えなんだよね)

でも、おまえのためにもう一回だけ言うよ

(もう一回だけだよ)

本当の“悪”は誰?


(訳:yomodalite)


by yomodalite | 2019-05-12 23:13 | ☆マイケルの言葉 | Comments(2)

和訳 Beat It

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さて、今夜は『Beat It』ですw
マイケルの曲の中でも、多くの訳詞が見つかる曲だと思いますが、

例のドキュメンタリーに関してのアレコレで、ザワついたり、ムカついたりしている内に結局「和訳しなきゃ」って気分になってきて・・・で、なんとなくというか、いや、今夜こそ「Beat It」でしょ!と思ったのは、

It doesn’t matter who’s wrong or right
誰が正しくて、誰が間違ってる、なんてどうでもいい

なんてところを思い出しからなのかも・・

Beat It は発売当初 「殴れ」と訳されていましたが、その後、地面を叩く、蹴るなどの意味から、今は「逃げろ」が正しいとされているようですね。

でも、Beat には色んな意味がありますし、英語圏でも「殴れ」とか「やっちまえ」的な意味がまちがっているわけではなく、マイケルにとって、リズムと同様に重要なそれは、まさに「ビート」としか言いようのない感覚でもあったり・・

また、ミュージカル映画の傑作『ウエスト・サイド物語』がショートフィルムのモチーフになっていることもよく言及されていますが、そこでは、「Beat It!(逃げろ!)」というセリフが多く使われているんですね。でも、結局逃げることができなかった主人公は悲劇を迎えてしまう。

『ウエスト・サイド物語』の元になっているのは『ロミオとジュリエット』で、ともに若者による悲劇的な物語ですが、マイケルの『Beat It』は、消極的な意味合いで「逃げろ」と言っているのではなく、もっと強い意志や未来を感じさせてくれるでしょう。

前進しているようなフォームで後退するムーンウォークのように、マイケルの歌詞は「Love trumps hate(愛は憎しみに打ち勝つ)」などのように、どちらが正義でどちらが悪というような単純思考ではなく、

正しいものと不正直なもの、
善人と悪人をはっきりと区別することはできない。
あなた方の誰かが正義の名のもとに罰をあたえ、
邪悪な木に斧をふるうなら、その根を見せるがよい。
(→マイケルの愛読書より)

Beat It という言葉の意味は、曲の進行に少しづつ変化していて、「逃げ出せ」でもあり、「打ち勝つ」でもあり、終盤になるほど強調され、繰り返される「Beat It」は、マイケルにとって「ビート」とし言いようのないパワーワードになっているのだと思います。







Beat It

written by Michael Jackson


1st Verse

They told him don’t you ever come around here

Don’t wanna see your face, you better disappear

The fire’s in their eyes and their words are really clear

So beat it, just beat it


彼らは言った「二度とここに来るな」って

おまえの顔なんか見たくない、消えた方がいいって

燃え盛るような目で、はっきりとね

そう(ここから)立ち去るんだ、逃げればいい


2nd Verse

You better run, you better do what you can

Don’t wanna see no blood, don’t be a macho man

You wanna be tough, better do what you can

So beat it, but you wanna be bad


急いだ方がいい、君は自分が出来ることをやるべきなんだ

血なんか見たくないし、

マッチョな男になりたいわけじゃないだろう

タフに生きたいなら、もっと自分が出来ることをすべきなんだ

ワルを気取りたいのはワカルけど、さっさと抜け出せ


Chorus

Just beat it, beat it, beat it, beat it

No one wants to be defeated

Showin’ how funky and strong is your fight

It doesn’t matter who’s wrong or right

Just beat it, beat it

Just beat it, beat it

Just beat it, beat it

Just beat it, beat it


そう、やるんだ、やるしかない

敗北なんて誰も望まない

君の戦いがどんなに強烈で凄いものか、見せるんだよ

誰が正しくて、誰が間違ってる、なんてどうでもいい

(自分のことを)ただやるんだ、やれよ、やるしかないんだ


3rd Verse

They’re out to get you, better leave while you can

Don’t wanna be a boy, you wanna be a man

You wanna stay alive, better do what you can

So beat it, just beat it


彼らはおまえを捕まえようとしているから、

今のうちに離れた方がいい

子供のままじゃなく、大人の男として生きたいなら

自分が出来ることを、もっとやるべきなんだ

だから、逃げろ(こんなところから)さっさと抜け出せ


4th Verse

You have to show them that you’re really not scared

You’re playin’ with your life, this ain’t no truth or dare(※)

They’ll kick you, then they beat you,

Then they’ll tell you it’s fair

So beat it, but you wanna be bad


怖気付いたんじゃないってことを見せるんだ

君は人生をもて遊んでるけど、これは“ゲーム”なんかじゃない(※)

彼らは君を蹴ったり殴ったりしたあと

当然のことをしたまでだ、って言うだろう

だから、ワルを気取りたいのはワカルけど、そこから抜け出んだ


Chorus

Just beat it, beat it, beat it, beat it

No one wants to be defeated

Showin’ how funky and strong is your fight

It doesn’t matter who’s wrong or right


そう、やるんだ、やるしかないんだ

誰も敗北なんてしたくない

君の戦いがどんなに強烈で凄いものか、見せるんだ

誰が正しくて、誰が間違ってる、なんてどうでもいい


Chorus

Just beat it, beat it, beat it, beat it

No one wants to be defeated

Showin’ how funky and strong is your fight

It doesn’t matter who’s wrong or right


そこから逃げろ、今こそ抜け出すんだ

誰にも負けたくないなら

君の戦いがどんなに強烈で凄いものか、見せるんだよ

誰が正しくて、誰が間違ってる、なんてどうでもいい


Chorus

Just beat it, beat it, beat it, beat it

No one wants to be defeated

Showin’ how funky and strong is your fight

It doesn’t matter who’s wrong or right

Just beat it, beat it

Beat it, beat it, beat it


そう、やるんだ、やるしかないんだ

誰も敗北なんてしたくない

君の戦いがどんなに強烈で凄いものか、見せるんだよ

誰が正しくて、誰が間違ってる、なんてどうでもいい

強いビートで(彼らに)打ち勝つんだ

(自分に)打ち勝つんだ、打ち勝つんだ・・


Chorus (×2)

Beat it, beat it, beat it, beat it

No one wants to be defeated

Showin’ how funky and strong is your fight

It doesn’t matter who’s wrong or who’s right


やるんだ、やるんだ、やるしかないんだよ

誰にも負けたくないなら

君の戦いがどんなにスゴくてとんでもないものなのか、見せるんだ

誰が正しくて、誰が間違ってる、なんてどうでもいい


Chorus

Just beat it, beat it, beat it, beat it

No one wants to be defeated

Showin’ how funky and strong is your fight

It doesn’t matter who’s wrong or who’s right

Just beat it, beat it, beat it, beat it

No one wants to be defeated

Just beat it, beat it

Beat it, beat it, beat it


そこから逃げろ、今こそ抜け出すんだ

誰にも負けたくないなら

君の戦いがどんなにスゴくてとんでもないものか、見せるんだ

誰が正しくて、誰が間違ってる、なんてどうでもいい

ただ(自分に)打ち勝て、打ち勝つんだ

誰にも負けたくないなら

ただやればいい、やるしかない

やる、やる、やるしかないんだ


(訳詞:yomodalite)
_________

(※)truth or dare は、有名なパーティーゲームで「Truth(真実)」か、「Dare(挑戦)」を選択し、「Truth」を選べば、どんな質問にも正直に答え、「Dare」 を選べば、相手から指示された内容を実行するというもの。だから、直訳すれば「嘘でも挑戦でもない」なんだけど、「ゲームじゃないんだ」の方が、ain’t no の感じが出てると思うので。

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by yomodalite | 2019-02-05 21:00 | ☆マイケルの言葉 | Comments(7)

和訳 Heal The World

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前回の “Will You Be There” と同じくマイケルが作詞作曲した曲。

2曲とも1992年に出版された詩集『Dancing the Dream』に収録されているので、そちらでも訳しているのですが、詩集とは少し違う点も踏まえて、再度和訳したいと思います。


* * *


マイケルのよく知られたメッセージソングの中で、We Are The Worldは、ライオネル・リッチーとの共作、そして、Man In The Mirrorは、サイーダ・ギャレットとグレン・バラードによるものですが(Keep The Faithも同じコンビ)、「Heal The World」は、マイケルがひとりで創った曲。


この穏やかな曲が、アルバム『デンジャラス』の中でもっとも “危険” な曲だったということは、前にも書きましたが(→)、発売当時のアメリカでは低評価だったこの曲は、現代のラップにありがちな、メディアが描きたがる現代や、彼らが好む社会性とは違って、いつの時代にも通じる普遍的な内容を、誰もが口ずさめる歌にしたものです。


冒頭の子供の声は、決められたセリフを読み上げたのではなく、100人以上の子供たちへのインタヴューから選ばれたもので、ミキシングを担当したマット・フォージャーが友人の娘にした、地球についての質問の返答が、そのまま使用されています。


フォージャーが、子供が口ごもったような箇所を編集しようとすると、マイケルは「だめだめ、そのまま残しておいて」と。


歌になった「Heal The World」は、「地球を良くしたい」という少女の思いに、マイケルが出した答えになっているようです。


広大な地球を良い場所にするには、自分の心の中の小さな場所を良くすること。

みんなにとって良い世界とは、愛に満ちた世界であり、正しい世界のために、命をかけて戦うのではなく、愛とはただ与えるものだという「勇気」を知れば、不安も恐怖もない、至福の世界に生きられるということ。








Heal The World


(a child's voice) 

"Think about amm.. the generations and a... 

say you wanna make it a better place 

for the children and children's children.

So that they...they, they know What's a better world for them,

and think they can make it a better place."


(子供の声)

考えてみたんだけど、あのね…世代は引き継がれていくでしょ、で、みんな「この世界をもっと良い場所にしたい」って言うでしょう。「子供たちと、またその次の子供たちのために」って。だからみんな… みんなが、みんな自分たちにとって、何がもっと良い世界なのかがわかれば、みんなの力で世界をもっと良い場所にすることが考えられるんじゃない。


There’s a place

In your heart

And I know that it is love

And this place

Could be much brighter than tomorrow

And if you

Really try

You’ll find there’s no need to cry

In this place

You’ll feel there’s no hurt or sorrow


君の心がある場所に

愛があることはわかってる

そして、未来はもっと輝くようになることも

君がその気になれば

泣くことなんが何もないんだって気づくよ

ここには、痛みも悲しみもないんだって


There are ways to get there

If you care enough for the living

Make a little space

Make a better place


もし、君が生きることについてよく考えたら

そこにたどりつくことができるよ

ほんの小さな場所でいいから

今より良い場所を作るんだ


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

この世界では、人は常に死んでいく

でも、君が生きることについてよく考えたら

もっと良い場所にできる

君にとっても、僕にとっても


If you want

To know why

There’s a love that cannot lie

Love is strong

It only cares of joyful giving

If we try

We shall see

In this bliss we cannot feel fear or dread

We stop existing and start living


どうしてか知りたいよね?

ここには、嘘のない愛があるからだよ

愛はすごく強いんだ

そして、それはただ与える喜びなんだよ

やってみれば

みんなわかるはず

この至上の喜びには、不安も恐怖もないってことが

僕らはただ生きているだけじゃなく、

ちゃんと生き始めるんだ


Then it feels that always

Love’s enough for us growing

So make a better world

Make a better world


そしたら、いつだって感じられるようになるよ

僕たちが成長するために十分な愛があるってことが

だから、もっと良い世界にしようよ

もっと良い世界に


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

もし、君が生きることを深く考えたなら

人は死んでいくものだとわかるよね

もっと良い場所にしよう

それは、君のためでも、僕のためでもあるんだから


And the dream we were conceived in

Will reveal a joyful face

And the world we once believed in

Will shine again in grace

Then why do we keep strangling life

Wound this earth

Crucify its soul?

Though it’s plain to see

This world is heavenly

Be God’s glow


そして僕らが抱いてきた夢が

喜びにあふれた形で現れるだろう

僕たちが信じてきた世界が

大いなる恵みの中でまた輝き出すだろう

それなのに、なぜ僕たちは息苦しい生活をして

この地球を傷つけ

その魂を責めるようなことをする?

この世界をみれば

天国のように素晴らしいことは明らかで

神のおかげで輝いているのに


We could fly

So high

Let our spirits never die

In my heart

I feel you are all my brothers

Create a world

With no fear

Together we’ll cry happy tears

See the nations

Turn their swords into plowshares


僕らはもっと高く

飛べるし

僕らの魂が死ぬことはなく

僕の心の中では

みんな僕の兄弟なんだ

恐れのない世界を創っていこう

僕らはともに喜びの涙を流し

国々が剣を鍬に持ち換えるのを見るんだ


We could really get there

If you cared enough for the living

Make a little space

To make a better place


僕たちは絶対にそこにたどりつける

君が生きることについてよく考えればね

小さくても

今より良い場所をつくるんだ


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

この世界では、人は常に死んでいく

でも、君が生きることについてよく考えれば

もっと良い場所になる

君にとっても、僕にとっても


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

この世界では、人は常に死んでいく

でも、君が生きることについてよく考えれば

もっと良い場所になる

君にとっても、僕にとっても


Heal the world

Make it a better place

For you and for me

And the entire human race

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


世界を癒そう

今より良い場所にしよう

君と僕と

すべての人々のために

この世界では、人は常に死んでいく

でも、君が生きることについてよく考えれば

もっと良い場所になる

君にとっても、僕にとっても


There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


ここでは、人は皆死んでいく

でも、君がよく考えて生きていけば

今よりもっと良い場所にすることができる

君と僕のために


There are people dying

If you care enough for the living

Make a better place

For you and for me


人は皆死んでいく

でも、君がよく考えて生きていけば

もっと良い場所が創れる

君にとっても僕にとっても


You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me

You and for me


君と僕のために・・・


(訳:yomodalite)


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アルバム『デンジャラス』のマイケル作詞はこの曲で終了。

『インヴィンシブル』『デンジャラス』を終えて、次回からは、『スリラー』『バッド』『ヒストリー』の中から順不同ではありますが、マイケル作詞の曲の訳詞は、最後まで必ずやる予定!



by yomodalite | 2018-11-01 11:41 | ☆マイケルの言葉 | Comments(9)

和訳 Will You Be There

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“Will You Be There”は、作詞作曲ともにマイケルによるもの。

誰も自分を傷つけることはできない、僕は自分の中に平和を見つけたから、という「Jam」で始まるアルバム『デンジャラス』は、マイケルの信仰が突き詰められて出来上がった作品ですが、そこから、ずいぶんと遅い順番ではあるものの、マイケルにとって重要な数字である7番目にシングルカットされた「Will You Be There」は、同じく7番目にリリースされた「スリラー」もそうであったように特別な曲だと思います。

和訳の前に、冒頭でベートーヴェンの第九からコーラスが使われている(アルバムVer)意味と、また、マイケルが作ったゴスペルと言われることもあるこの曲が、黒人霊歌とは異なる点について、ちょっと長めに語っちゃいます。

では・・

アメリカのプロテスタントが無数の宗派を生み出したのは、移民国家の中で、出自や、肌の色、階層の違いによってできたグループの集会所として、教会が機能したからで、宗派の性質は、教義ありきというよりは、その教会に通える住民と、そこで選ばれた牧師の資質から様々な宗派が生まれて行ったという事情があります。

人種差別が激しかった時代、奴隷として連れてこられた黒人と、自由と理想を求めて新天地にやって来た白人とでは、神に望むものも違っていて、黒人が多く通う教会では、歌や音楽がより重要視され、ソウルやR&Bシンガーの多くが、教会の聖歌隊から生まれました。

ゴスペルシンガーとして名高いマヘリア・ジャクソンや、クイーン・オブ・ソウルと言われ、父親がカリスマ説教師でもあったアレサ・フランクリンは、キング牧師と同じパブテスト教会出身。同じく説教師を父に持つマーヴィン・ゲイや、黒人音楽から多くの影響を受けたエルヴィス・プレスリーは、有名なゴスペルを多く生み出したペンテコスタ派の教会に通っていました。

ただ、歌や音楽が好きだっただけでなく、読書家でもあったマイケルの母キャサリンは、パブテスト教会の信仰に疑問を抱いて、エホバの証人の信者となり、BAD期までのマイケルもその教会の信者だったのですが、そこでは、ゴスペルが重要視されることはなく、歌われていた曲も他の教会とは異なるものでした。

多くの黒人アーティストと違って、マイケルはゴスペル育ちではないんですね。

また、Will You Be There の冒頭には、ベートーベンの第九のコーラスが使われているのですが、日本で「歓喜の歌」として知られる曲は、英語圏の教会では、ヘンリー・ヴァン・ダイクが1907年に歌詞を書いた「Joyful, Joyful, We Adore Thee」として、黒人白人を問わず、よく歌われています。


こちらに、動画と歌詞(英語+日本語)があります。

ゴスペル風のアレンジ
「歓喜の歌」の日本語歌詞は何種類もありますが、概ねこれらと似た内容を歌っているようですが、元々の歌詞は、ベートーヴェンが、フリードリヒ・フォン・シラーの詩『歓喜に寄す』から抜粋して歌詞にしたもの。そして「歓喜の歌」の前後にも歌詞があり、

前半は、

O Freunde, nicht diese Töne!
Sondern laßt uns angenehmere
anstimmen und freudenvollere.

おお友よ、このような旋律ではない!
もっと心地よいものを歌おうではないか
もっと喜びに満ち溢れるものを

後半は

Ihr stürzt nieder, Millionen?
Ahnest du den Schöpfer, Welt?
Such' ihn über'm Sternenzelt!
Über Sternen muß er wohnen.

大勢の人々がひざまづいたのは
この世界の創造主を感じたからか?
煌めく天空の向こうにいる彼を求めるのだ
その人は星々の上に必ず居るのだから
(訳:yomodalite)

前半の歌詞は、ベートーベンが独自に書いたもので、彼がシラーの詩より “もっと良い歌” を目指していたことがわかりますね。マイケルもその精神を受け継ごうとしているのだと思いますが、「Will You Be There 」の冒頭には、この後半のコーラスが使われています。

元になったシラーの詩はフリーメーソンの理念を詩にしていると言われていますが、元々フリーメーソンは、異端を摘発し、処罰する権力をもっていた当時のカトリックに対抗してできたものでした。

しかし、それがフランス革命を起こし、アメリカ建国の中枢を担い、力をもつようになると、自由はお金を友とし、貧しさは怠惰で無能の印となって、大勢の巨大資本家を生み出し、政治もメディアも支配するようになると、彼らもまた「異端」を処罰することに邁進するようになっていく。

カトリックの異端審問権も、「ポリティカル・コレクトネス」が抱える問題も、理念が何であれ、愛や正義を教義化して人を縛ることから抜け出せない人間の限界なんでしょうか。

でも、「神」がカビの生えた教義でしかないときは、無神論が進化であり、未来にもなりますが、マイケルの「神」への思いは、その限界を見据えたうえで生まれたもので、それは、シラーや、ベートーヴェンや、モーツァルトが、フリーメーソンに同調した思いとも重なるのだと思います。

彼らも、マイケルも、危険な領域に身を置きながらそれを信じた。

それは、今、マイノリティの権利や差別について語ろうとする芸能人とは異なるものです。

マイケルは晩年まで、エホバ(Jehova)を信じていると言っていますが、それは「エホバの証人」の教義を信じているという意味ではなく、全世界の創造主(Jehova)の存在を信じているという意味で、それは、イスラム教、ユダヤ教、キリスト教にみられる「唯一神」のことです。

ただ、そういった宗教の中では、その名を呼べないほどに畏れを抱いたり、彼と呼んだりしますが、マイケルは名前や「You(あなた)」と呼び、常に身近に感じているようです。

教義は異なってしまったけれど、人々が感じた「彼」への思いは同じではなかったか、冒頭のコーラスには、そんな思いが感じられ、この曲がMTVで披露されたとき、ステージには多様な民族を象徴するような衣装を着た人々が立ち、デンジャラスツアーでは、ダンサーたちが中東やインドで用いられるようなターバンを頭に巻いていました。

下記では、CDやリリックサイトには掲載されていない、コーラス内のMJパートも聴き取れる範囲で訳しています。





Will You Be There

[Choir Intro] Symphony No,9 In D minor, Opus 125: Presto
ベートーヴェン交響曲第9番第4楽章の第1主題から

(コーラス・ドイツ語歌詞)
Ihr stürzt nieder, Millionen?
Ahnest du den Schöpfer, Welt?
Such' ihn über'm Sternenzelt!
Über Sternen muß er wohnen.

(英訳)Do you bow down, millions?
Do you sense the Creator, world?
Seek Him beyond the starry canopy!
Beyond the stars must He dwell.

大勢の人々がひざまづいたのは
この世界の創造主を感じたからか?
煌めく天空の向こうにいる彼を求めるのだ
その人は星々の上に必ず居るのだから

Hold me
Like the River Jordan
And I will say to thee
You are my friend

ヨルダン川のように
僕を抱きしめてくれたら
僕はあなたを友と呼ぶでしょう

Carry me
Like you are my brother
Love me like a mother
Will you be there?

僕を兄弟として
連れて行ってくれて
母のように愛して
側にいてくれますか?

When weary
Tell me will you hold me?
When wrong will you scold me?
When lost will you find me?

疲れたときは
僕を抱きしめてくれますか?
間違っているときは叱ってくれて
迷子になったときは探し出してくれますか?

But they told me
A man should be faithful
And walk when not able
And fight till the end
But I’m only human

でも、みんなは僕に言う
人は信念を貫くべきだと
動けないときこそ歩き
最後まで戦うのだと
僕はただの人間なのに

Everyone’s taking control of me
Seems that the world’s
Got a role for me
I’m so confused
Will you show to me
You’ll be there for me
And care enough to bear me

誰もが僕を支配しようとする
まるで世界が僕に与えた役割があるかのように
僕はすごく混乱してる
あなたがいつもそばにいて
愛情深く僕を支えてくれることを
示してほしい

(Hold me)
show me
(Lay you head lowly)
tow me
(Softly then boldly)
yeah
(Carry me there)
I’m only human

(抱きしめて)
姿を見せて
(身体をかがめ、頭を近づけて)
僕の手を引いて
(やさしく、そして果敢に)
そう
(私をそこに連れて行って)
僕はただの人間だから

(Lead Me)
Hold me
(Love me and feed me)
yeah
There I'll get(??)
(Kiss me and free me)
yeah
(I will feel blessed)
I’m only human

(導いて)
僕を抱きしめて
(私を愛し養って)
そう、そう
(キスして、解き放して)
ああ
(私は祝福されたと思うでしょう)
僕はただの人間だもの

(Carry)
Carry
(Carry me boldly)
Carry yeah
(Lift me up slowly)
yeah
(Carry me there)
I’m only human

(連れて行って)
連れて行って
(大胆に連れて行って)
連れて行って
(ゆっくりと抱き上げて)
そう
(そこへ連れて行って)
僕はただの人間なんだ

(Save me)
Need me
(Heal me and bathe me)
Lift me up, Lift me up
(Softly you say to me)
(I will be there)
I will feel blessed

(救って)
そばにおいて
(癒し清めて)
僕を抱き上げて・・・
(優しく言ってほしい)
(側にいてくれると)
僕は祝福されたと思うでしょう

(Lift me)
tow me yeah
(Lift me up slowly)
(Carry me boldly)
yeah
(Show me you care)
Show me you care

(抱き上げて)
僕の手を引いて
(優しく抱き上げて)
(やさしくそして大胆に)
(私をそこへ連れて行って)
そう
あなたの愛を見せて
僕のことを思っていると

(Hold Me)
Whooo
(Lay Your Head Lowly)
I get lonely some times
(Softly Then Boldly)
I get lonely yeah yeah
(Carry Me There)
Carry me there

(抱きしめて)
(身体をかがめ、頭を近づけて)
ときどき孤独になるんだ
(やさしく、そして大胆に)
孤独になるんだ
(私をそこへ連れて行って)
そう・・僕をそこへ連れて行って

(Need me)
(Love me and feed me)
Lift me up, hold me up
(Kiss me and free me)
Lift me up sometime, up sometime
(I will feel blessed)
There…

(私を必要として)
(愛し養って)
僕を抱き上げ、僕を引き上げて
(キスして、解き放して)
僕を引き上げて、天へと、いつか、いつの日か
(私は祝福されたと思うでしょう)

[spoken]
In our darkest hour
In my deepest despair
Will you still care?
Will you be there?

私たちが暗く
深い絶望の中にいるとき
あなたは気にかけてくれますか?
そばにいてくれますか?

In my trials
And my tribulations
Through all doubts
And frustrations

試練を受け
苦難に苛まれているときも
すべてが疑問で
不満なときも

In my violence
In my turbulence
Through my fear
And my confessions

自分の激しさに
心を乱され
恐れを感じて
告白するときも

In my anguish
And my pain
Through my joy
And my sorrow
In the promise of
Another tomorrow

苦悩と
痛みを感じたときも
喜びの時も
悲しみの時も
新しい明日への
希望を持つときも

I’ll never let you part
For you’re always
In my heart

僕はあなたから離れることはない
どんなときもあなたは心の中にいるのだから

(訳:yomodalite)


アルバムリリースから1年後に出版された詩集にも、同じタイトルの詩が・・



MTV 10th Special (1991)




Live Argentina 1993



by yomodalite | 2018-10-14 23:34 | ☆マイケルの言葉 | Comments(5)

和訳 Remember The Time

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カテゴリ「マイケルの言葉」では、インタヴューだけでなく、マイケルが作詞した曲のみ和訳を掲載しているのですが、今回は、アルバム『Dangerous』から「Remember The Time」を。

この曲は『Dangerous』からプロデューサーに抜擢された、テディ・ライリーが持ち込んだ曲で、歌詞に関しても、テディがほぼ完成させていたらしいのですが、最終的にリリースされた歌には、マイケルの他の歌詞にも通じる、彼特有の解釈や飛躍が感じられて・・・

やっぱり、すごく「マイケルらしい」と感じたので、和訳することにしました。

この歌詞の中で、よく突っ込まれるのは、

歌詞で「スペインで・・」って言ってるのに(この部分は、マイケルのアドリブなんじゃないかな)、どうしてショートフィルムの舞台は「エジプト」なの?もしくは、ショートフィルムで、イマンが演じている古代エジプトの女王に、どうして「スペインのことを思い出して」って言ってるの?というもの。

たしかに、単に恋愛の歌として聞くなら唐突なんですが、マイケルの “歴史好き” を思えば、彼が「Remember The Time」というタイトルから、どんな想像をして、あのショートフィルムのアイデアに繋がったのかは、容易にわかりそうな気が・・。

つまり、エジプトはアフリカ大陸にあるんだから、アフリカ文明であり、彼らは黒人でもある、というのがマイケルの解釈で、古代エジプトを文明の発祥地としてとらえながら、エジプトをアフリカとは認めようとはせず、貧困と飢餓にあえぐ未開の地という、欧米諸国によるイメージに異を唱えているようでもあり、

また、古代エジプト文明の黄昏は、地中海沿岸からのヨーロッパ興隆によるものですが、中でも、スペインは、イベリア国として旧石器時代にも文明をもちながら、その後ムスリム勢力に侵攻され、再びキリスト教国家に征服されるなど、アフリカとヨーロッパ、イスラム教とカトリックといった構図が繰り返されてきた場所。

しかし、最終的にカトリック勢力が勝利して生まれたスペイン国王の要請でコロンブスは「新大陸」を発見し、スペインは大航海時代、“太陽の沈まぬ国” と呼ばれるほど繁栄しました。

そして、コロンブスが発見した「新大陸」は、原住民のインディアンを滅ぼし、アフリカ系の民族を奴隷として開拓され、現在の「アメリカ」になっていくわけですが、そのアメリカの中で「ヒスパニック」は、最下層の白人として、黒人の次に差別されてきたという歴史があります。

アメリカ人は一般的に、ヨーロッパの歴史が嫌いですし、黒人の歴史もアメリカ史でしか語られませんが、当時のマイケルはこの曲と同時期(1992年)に出版した『Dancing the Dream』の詩にもみられるように、

時の流れのなかで、幾千もの時代が通りすぎ・・
僕は王子になり、悪党になり、あらゆることを行動・・

というような世界観をもち、このショートフィルムでも、砂の中から現れたり、消えたり、時空を越える存在ですよね。

そんなわけで、エジプトの女王に「スペインのことを思い出して」というのが不思議ではないだけでなく、現代のリスナーすべてに、マイケルが「覚えてる?」と問いかけていることにも、深い意味があることがわかっていただけたでしょうか。

蛇足ですが、「Remember The Time」のショートフィルムには、上記の世界観に加えて、ルドルフ・ヴァレンティノ主演のサイレント映画『シーク(The Sheik)』とその続編『熱砂の舞』(The Son of the Sheik)がモチーフになっているんですが、そのあらすじは、白人女性がアラブの首長(ヴァレンティノ)と出会い、実はふたりの出自が同じだったことに気づき、結ばれるというものでした。


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バッドツアーのリハ中に、
ヴァレンティノのモノマネをするマイケル



ああーー「Remember〜」について語ろうとすると、キリがなくなってしまう・・・




Remember The Time

[Verse 1]
Do you remember when we fell in love?
We were young and innocent then
Do you remember how it all began?
It just seemed like heaven, so why did it end?

覚えてる?
僕らが恋に落ちたときのこと
あの頃の僕たちは若くて純粋だったね
ねぇ覚えてる?
すべてが始まったとき、どんな風だったか
まるで天国みたいに幸せだったのに、
どうして終わってしまったんだろう?

[Pre-Chorus 1]
Do you remember, back in the fall?
We'd be together all day long
Do you remember us holding hands?
In each other's eyes, we'd stare
Tell me

覚えてる?あの秋の日のこと
僕たちは一日中ずっと一緒だった
ねぇ覚えてる?
僕たちはしっかりと手をつないで
お互いの目を見つめ合ってたよね

[Chorus]
Do you remember the time?
When we fell in love
Do you remember the time?
When we first met, girl
Do you remember the time?
(Oh, I)
When we fell in love
Do you remember the time?

あの頃のこと覚えてる?
僕たちが恋に落ちたときのこと
あの頃のこと覚えてる?
僕たちが初めて会ったときのことだよ、ガール
君はあの頃のことを覚えてる?
(ああ)
僕たちが恋に落ちた
あの時代のことを君は覚えているんだろうか?

[Verse 2]
Do you remember how we used to talk?
You know, we'd stay on the phone at night till dawn
Do you remember all the things we said?
Like, "I love you so, I'll never let you go"

どんな話をしたか、覚えてる?
夜が明けるまで、ずっと電話してたよね
僕たちが話したこと全部覚えてる?
すごく愛してる、君を絶対に話さない、みたいなこと

[Pre-Chorus 2]
Do you remember, back in the spring?
Every morning, birds would sing
Do you remember those special times?
They'll just go on and on
In the back of my mind

君は覚えてるかな?あの春の日のこと
小鳥が毎朝歌っていた
君はそんな素晴らしかった頃のことを、覚えてる?
僕の心の中では、ふたりはあの頃のままなんだ

[Chorus]
Do you remember the time?
When we fell in love
Do you remember the time?
When we first met, girl
Do you remember the time?
(Oh, I)
When we fell in love
Do you remember the time?

あの頃のことを覚えてる?
僕たちが恋に落ちた
あの頃のことを覚えてる?
僕たちが初めて会ったときのことだよ、ガール
君はあの時代を覚えている?
(ああ)
僕たちが恋に落ちた
あの時代のことを君は覚えているんだろうか?

[Bridge]
Those sweet memories
Will always be dear to me
And girl no matter what was said
I will never forget what we had
Now baby

そんな甘い思い出を
僕はこの先もずっと大切にするよ
何を話したかなんてことより
ふたりで過ごしたことを僕は忘れないよ
ねぇ、ベイビー

[Chorus]
Do you remember the time?
When we fell in love
Do you remember the time?
When we first met, girl
Do you remember the time?
(Oh, I)
When we fell in love
Do you remember the time?
(Remember, my baby)
Do you remember the time?
(Cause I remember)
When we fell in love
Do you remember the time?
(All in my mind, girl)
Do you remember the time?
(Oh, I)
When we fell in love
Do you remember the time?
(Remember, my baby)

あの頃のことを覚えてる?
僕たちが恋に落ちた
あの頃のことを覚えてる?
僕たちが初めて会ったときのことだよ、ガール
君はあの時代を覚えてる?
(ああ)
僕たちが恋に落ちた
あの時代のことを君は覚えているんだろうか?

[Breakdown]
(Remember the time)
Ooh!
(Remember the time)
Do you remember, girl?
(Remember the time)
On the phone, you and me
(Remember the time)
Till dawn, two or three
What about us, girl?
(Remember the time)

思い出して
ねぇ、思い出してよ、ベイビー
君と僕は電話で
2時や3時、時には明け方まで
ガール、僕たちはあれからどうなってしまったんだろう

Do you, do you, do you?
(Remember the time)
Do you, do you?
In the park, on the beach
(Remember the time)
You and me, in Spain
What about, what about
(Remember the time)
Grrrrrat, tat tat, tat
Grrrrrat, tat tat
(Remember the time)
Ooh! In the park
(Remember the time)
After dark, do you, do you, do you?
(Remember the time)
Do you, do you, do you, do you?
(Remember the time)
Yeah, yeah, woo!
(Remember the time, remember the time)

思い出して
ねぇ、覚えているよね?
思い出して
あの公園、あの浜辺
思い出して・・
君と僕はスペインにいて
あれから、どうなったんだろう・・・
思い出して、思い出して
そう、公園で・・
(思い出して・・)
陽が落ちて、あのとき、君は・・・
(思い出して・・)
あの頃、あの時代を思い出して

(訳:yomodalite)

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by yomodalite | 2018-09-28 11:52 | ☆マイケルの言葉 | Comments(3)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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