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カテゴリ:☆マイケルジャクソン書籍( 42 )

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これまでも直木賞作家を含む何人かの方々が、マイケルをテーマにした小説を書き、その度に驚いたり、なにか不思議な気持ちになったりしたけど、HOME MADE 家族のラッパーKUROこと、サミュエル・サトシ氏の自身初となる小説が、マイケルに関連していて、しかも死後9年も経ってから発表されるだなんて・・・

ネット公開されていたその小説の冒頭を少しだけ読んでみると、それは、マイケルのインパーソネーターをテーマにしていて・・それでまたもや驚き、そのテーマの選び方に納得するも、なんとなくすぐに読む気にはなれなかった。

モデルとなっているブルーツリー氏は、MJが絶賛し、永年のMJファンにも高い評価を得ている素晴らしいパフォーマーだとは知っていたものの、私はまだ見たことがなかったし、そもそも、私はマイケルのライブにも行ったことがないし、もし彼が今生き返ったとしても、やっぱり行かないかもしれない、と思ってしまうぐらいの私には、やっぱり早すぎるような気がしたから。

それに、高いレベルにあるインパーソネーターの方が日常をどう過ごされているかを想像することもしんどいし、それを、見たいとか、見たくないといったようなことを口にするのさえ躊躇ってしまう・・・

そんないくつかの複雑な想いが重なって、この小説をネット公開のリアルタイムでは読めなかったのだけど、今、母(という名の鬼 or ドタキャン女王w)が住んでいる、私にはあまり思い出のない場所に行くために早朝から3時間半ほど電車に揺られ、到着後、手術検査のために何時間も病院で待たされたりしている間、Kindleでこれを読めたのは、とても良いタイミングだった。

主人公のインパーソネーター、尾藤一斗の性格も人生は、私とはまったく違うし、マイケルと似ているとも思わなかったけど、彼の物語に没頭することができて、母や医者の言葉だけで頭がいっぱいにならずに済んだし、

マイケルで人生が変わったと思っているファンなら、彼に出会う前の自分が死んだときを覚えていると思うけど、それをもっとも過酷に、ずっーーと自分を殺し続けなければならなかった、一斗の人生に、マイケルとはまた別の強い思いを抱かずにはいられないと思う。

現在のところ、まだネット連載で全文読めるけど、ブルーツリー氏のパフォーマンスを見たことがない、そして今後も見れないと思っている人は、木戸銭代わりに買って読むといいんじゃないかな。


《ブルーツリー公式サイトでの紹介》


by yomodalite | 2019-05-24 15:30 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Comments(1)
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タワレコの先行販売で、2月2日発売の最新写真集を買ったので、約2年ぶりに「マイケルジャクソン書籍」を紹介します。

* * * 

私は出来るだけ身軽な生活を好む反コレクター気質で、写真もネットで見る方が好きですし、この本に自分が知らないことが書かれているようにも思えないし、これまで出版されたものに多少の味付けをして、いい写真を揃えれば、それだけで買ってくれるファンがいるだろう、という安易な商売への反発もあったんですが・・・

買ってしまいましたww

ファンにとっては、記述がポジティブかどうか、などが気になるところかもしれませんが・・・うーーん、まあまあかなぁ・・(どないやねんw)



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同じ著者による、2009年の『マイケル・ジャクソン―キング・オブ・ポップ1958‐2009』(未読)のカスタマーレヴューには「中立性が高い」という意見が多いのかな?
でも、マイケルに限らず、およそ「中立的な記述」なんていう言うのは、日々、記事を “創作” することで商売をしているメディアが互いに利用しあって拡散してきた膨大なつくりごとに対して、出処を確認する労を惜しみ、ただ両論を紹介しただけで責任を取らず、なんとなく正確性に配慮したかのように振る舞う “仕草” に過ぎないでしょう?



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ここでは、安易な中立的記述だけでなく、著者の見る目のなさが光ってますね。

毎度のように思うんですが、白人になりたかったから肌を白くしたかった。という人には、マイケルが白人より「白く」なった理由を説明できないし、また肌を漂白したかったのではなくて尋常性白斑という病気だった、という反論は、白斑症の発症は、美白化粧品の使用によるものが多い、という事実に応えられないんですよね。(日本での例 → )

でも、「まぶたが引き上げられ・・」って、鼻が細くなって、バッド期に顎を割ったのは事実だけど、眼は子供の頃からめちゃくちゃ大きいっては!(まぶたを引き上げたのは弟のランディじゃん)


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ただ、マイケルドキュメントに常套の「なぜ、あれほどの整形を繰り返したのか?」にネガティブな印象しか感じない方には、写真満載のこちらの『全軌跡』を見せて、

「時代時代で色々なマイケルがいて楽しませてくれて、結局どの時代も全部ステキーー」って言われたかったからじゃない?

と答えるときに使えるかも。

ちなみに、私が気に入っている点は、アナログレコードと同じ縦サイズで、厚さ24ミリほどのハードカバー。表紙も背も和文フォントが目立たないようにレイアウトされたスッキリしたデザインでお部屋に飾りやすいところです!

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by yomodalite | 2019-02-01 00:00 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Comments(4)

Happy 60th Birthday AKO!!!

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7月7日は、ここまで海外で出版されたマイケル本の翻訳を何冊も手がけてくれたchildspirtsさんの60th Birthdayを祝って、読者限定ブログの読者の方々とパーティーをしました。

読者限定ブログとは・・・

近畿地方は大雨被害のニュースで溢れかえっていましたが、私の住む地域では、予定していた深夜バスが運休になったぐらいで被害もなく、翌朝の新幹線でなんなく東京に到着。

ブログの読者として出会ってすぐにおともだちになった安國麻衣(moulin)さんや、今日の主役である、childspirits(亜子ちゃん)さん以外は、初対面の方ばかりで、ちょっぴり緊張しながら、ミニミニMJコーナーを作っていたら、


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(手前にあるのは織田真里さんの手作りMJクッキー!)


麻衣ちゃんに続いて、素敵な紗合わせのお着物をお召しになったやんちゃさんも到着して、お会い出来たことに感動していたら、受付に注文していたケーキが届いたというお知らせが。

見に行ってみると、ケーキだけでなくお花の注文までずうずうしくお願いしちゃってた、coさんが、このあと成田に直行という忙しいスケジュールの合間を縫って自らデリバリーしてくれて、またまた感激!

そのあと、THIS IS ITでMJが着ていたあの赤いシャツを見事に着こなした織田真里さんや、MJ好きというだけでなく観に行く映画の趣味も似ている?なんて思ってたmoroさんも到着して、感激MAX!

まずは、金箔入りのスパークリングワインで乾杯しました!


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(こちらは来られなかった方全員からのプレゼント!)



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主役の亜子先生は、ウケ狙いで普段は絶対に着ない赤いドレスにすべきか、など色々迷ったあげく、めったにない柄の素適な「小千谷」をセレクト。



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(お着物が上手く撮れなくて残念)



会場の渋谷グランドパセラ、人数に対してお部屋が狭い・・という不満はあったものの、お料理は予想以上に美味しくて、みんな初対面なのに途切れることなく会話も続いて、大阪の上映会スタッフのビキちゃんからお借りした、貴重なマイケル映像を見る時間もあまりなかったぐらい。

でも、マイケル映像って言葉にしようとしても、「足長ぁーー!」とか、「立っているだけで、すでにダンサー!」とか、もう毎回同じ感想しか浮かばないんだけど、何度見ても感動してしまうし、

「THIS IS IT」を何回見たか、というお決まりの話題も、回数だけでなく、それぞれの思いなんかも、みんな少しづつ違っているんだけど、そこから自分に起きた変化が尋常ではないことは、みんな共通していて、そんなこともやっぱり何度聞いてもすごく楽しくて、

13時からお食事開始だったのに、気が付いたら15時を過ぎていてあわててケーキを持ってきてもらう。


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(こちらも来られなかった方々全員からのプレゼント!)



マイケルにもお供えしたり、


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ケーキやマイケルと、みんな一緒に写真撮ったり・・。


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お味はチョコレートにナッツが効いてる感じなんだけど、お色は「True Black」で、みんなで「お歯黒」になりながらも、全部おいしくいただきましたぁーーー!

そして、こちらも来られなかった方全員からのプレゼントのお花!


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coさんのお力もあって絶対にお値段以上、テーブルの上に置けないぐらいゴージャスなお花を贈ることができました!


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たくさんのカンパをありがとうございました!
みなさんからのカードやメールやプレゼント
また、読者希望のときの自己紹介メールなども
亜子ちゃん先生にお渡ししました。


パーティーは4時間では足らなくなって30分延長し、みなさんからのメッセージを代表して、akimさんからのお手紙を最後に読ませていただきました。


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(呼びづらくて変なHNを使い続けてるんだけど、
直接会ってる人はみんな「由美ちゃん」)


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(お手紙は拡大可能です)



亜子ちゃん、マイケルと同じ年の60歳おめでとう!
あきむんの言うとおり、こんなことが出来るのは世界であなただけです!

もう何度お礼を言っても足りないけど、
ここまで本当に本当にありがとーーーーーー!!!

ボランティアの中でも、日々の糧を得ている本業に関することを提供するということは、一番尊いことであり、フリーランス生活が長かった私にとっては、絶対にやってはいけないことだという意識も強かったのに、亜子ちゃんの優しさについ甘えて、こんなにもたくさんの翻訳をお願いしてしまったことを、ただただ申し訳なく思っていたのだけど、

今回のパーティーを亜子ちゃんが喜んでくれたことで、少しだけ肩の荷が下りた気になっている、どうしようもなく甘えん坊のワタシを許して。

そして会場で約束した次の本のことも忘れないでねーーww


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by yomodalite | 2018-07-09 21:38 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Comments(21)
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前回、教科書のような本を紹介したので、今回は毛色の変わったものをw

マイケルの小説は、これまでも、直木賞作家の桜庭一樹氏や、小説家ならぬ大説家の清涼院流水氏のものがあって、

◎『傷跡』桜庭一樹 
◎『キング・イン・ザ・ミラー』清涼院流水

いずれも、マイケルに対しての愛が感じられるものでしたが、本書も同様で、タイトルで、モーツァルトとマイケルを「サムライ」としているのは、それが著者がもっとも尊敬しているものだからなんでしょう。

で、内容を少し紹介すると・・

(引用開始)

モーツァルトのオペラ「魔笛」の初版本の挿絵と、マイケル・ジャクソンのアルバム『デンジャラス』の表紙絵とを比べてみる。奇妙に似ていて、息をのむ
どこか怪しい神話のような世界、薄明かりの地下の洞窟
五芒星、アーチ、神殿の柱
ロココ、ドクロ、アランビック、精霊、牛、鋤、レンガ壁
そして、壁の中から密かにこちらをうかがうプロビデンスの目

「ぼくたちは、まだ、死にたくなかった」
そう悔やむモーツァルトとマイケルの声が聞こえる
あの礼拝堂のオルガンを鳴らすと、死者の声がする
まるで同じ運命をたどる仲間に、忠告するような哀しげな声

「ブラック・オア・ホワイト」の三度戸をたたく音
「ヒール・ザ・ワールド」の連続するスラー
「ジャム」の三連符
「ウィル・ユー・ビー・ゼア」のシラーのオード(*1)
アルバム『デンジャラス』の曲の中に出てくるシンボリズムは「魔笛」の曲の中にも数多く込められている・・・

(以上プロローグより)

この小説では、夢の中で行われる、マイケルとモーツァルトの会話に、実際のエピソードも挿入されているのですが、朝堂院氏とのエピソードがずいぶん詳細なことが疑問で、著者について検索したところ、彼女は、かつてジョーパパも出演したことがある朝堂院氏のインターネット番組の司会(*2)もされている方なんですね。流石サムライ好きw。

マイケルは今後、アメリカ帝国文明を代表するひとりとして、必ずや歴史に残る人なので、神聖ローマ帝国に華開いた古典派音楽を代表するモーツァルトと比較するのは、色々な面で興味深いのですが、ハイドンやベートーベンより、モーツァルトがより興味深いのは、他のふたりに比べて「謎」が多い点だと思います。

モーツァルトが7番目の子供で、幼少時からその天才を認められ、ゲーテなど多くの文化人に注目されて成長し、栄光を手にするも、若くして亡くなった(35歳)という点にも類似点が感じられますが、特に興味をかき立てられてきたのは、その死の謎。

マイケルの「スリラー」旋風がまだおさまっていない1984年に公開された映画『アマデウス』では、サリエリの嫉妬と苦悩がクロースアップされましたが、その映画でのモーツァルトの描かれ方は、老獪なサリエリと、天衣無縫で、純粋無垢な天才モーツァルトといった単純なもので、映画の公開当時、モーツァルトは音楽の天才であっても、世間知らずで、スカトロジーの趣味があるといったような話題も盛んで、そんなところも、マイケルの場合と似ているというか、ゴシップって、昔からほとんど変わらないものですね。でも、本書にはそういった話題は一切ありません。

第1章 夢の中のモーツァルトとの会話から)

マイケル「あなたは、もちろんご存知ですよね。ぼくがあなたの『ピアノ協奏曲第4番』の第一楽章の主題をモチーフにして、『バッド』のベースの冒頭の主題を作ったことを・・・あなたの『ドイツ語による小カンタータ(無限なる宇宙の創造者を畏敬する君よ)』の歌詞をもとにして、『ヒール・ザ・ワールド』を書いたことを・・・『スムース・クリミナル』は、現代版『ドン・ジョバンニ』ですし、『ヒストリー』は、あなたの人生を・・・

(引用終了)

などなど、著者は、マイケルファンに多いクラシック好きの方のようで、XJapanのYOSHIKIとのエピソードにも力が入っています。ただ、実際のエピソードと架空の物語を融合させる中には、若干強引な箇所もあって、

(第1章 夢の中のモーツァルトとの会話から)

マイケル「ぼくがフリーメーソンに入会した理由は、『入会の有無にかかわらず、真理の探究者はすべてメーソンだ」という言葉が気に入ったからです。・・・ぼくは弱い人間です。だから、フリーメーソンの教義に賛同したんです。この世で、心から、他者の幸福のために奉仕し、善行を積み重ね、どんな宗教でもいいから神を信じ、まじめにコツコツと仕事に励み、真理の探究をし続け、自分にしかできないなにかを成し遂げれば・・・自分の神殿を築き上げれば・・・神のような、永遠不滅の高貴な霊的存在になれるというフリーメーソンの教義に・・・」

(引用終了)

モーツァルトがフリーメーソンだったのは事実かもしれませんが、マイケルがメーソンリーだった事実はありません。また、キリスト教会が絶大な権力をもっていたモーツァルトの時代と違って、マイケルが生きた時代にメーソン的な考えを信じるのに、わざわざ秘密結社に入会する必要はありません。

世界の真実を語るために、フリーメーソンやイルミナティを利用する人は多く、プロヴィデンスの目のようなものを発見しては「悪の陰謀」ように語る方々も多いので、誤解がないように一応補足しますが、

そういった類の陰謀論は、フリーメーソンがグローバリズムの脅威と関連付けやすいからで、メーソンが秘密組織ではなくなり、実態が明らかになっていく中で、これまであまり知られていないことで使い勝手がよかった「イルミナティ」がより論者に好まれるようになったり・・。

あるとき「善」であった組織が「悪」に変わるのは、歴史上常に起こっていることで、それは、人がみな善と悪の両方をもっているからです。宗教であっても、無宗教であっても、資本主義や共産主義やグローバリスムも、教義は「善」から生まれていても、それを信じる人々の「強欲」や、「独善」が、自分よりも相手を疑い、敵を生み出し、敵対する勢力との争いの中で、より大きな「悪」へと変化してしまう。

教義の違いから敵対するような集団同志であっても、カトリックの聖人マザーテレサが行っていたことと、プロテスタントのマイケルがネバーランドで病気の子供にしていたことが似ているのは、強い意志をもった個人には、集団を維持するための原理から距離をおくことが出来るからでしょうか。

ただ、発足当初のフリーメーソンに集まった人々には、永年権力を握ってきたキリスト教の弊害を重く受け止め、自由な気風と、輝くような知性によって、建国時からアメリカの大きな力になったことは事実で、マイケルの考え方の基盤にも、そういった人々の影響が強く感じられることは、確かだと思います。

ローマ法皇という王様を頂点とするカトリックと違い、プロテスタントは数多くの小集団にわかれ、中でも、マイケルが実際に信者だったエホバの証人は、三位一体や、運命予定説を放棄した点で、フリーメーソンの教義に近いと言えなくもないですし、開祖がメーソンだったという可能性も高いと思います。

ですが、最初に言ったように、現代ではフリーメーソンのような考え方をするのに、秘密結社に入会する必要はなく、結社も教会も必要としないユニテリアンの方が、私はマイケルの考えに近いと思います。

◎[参考記事]解説 All In Your Name

どんな集団も移り変わっていくもので、もっとも基本的な教義であっても、集団を維持していくうちに、重要視するものも変わっていきますし、個人が信仰を深めていく中で、むしろ、教団に属することが邪魔になることもあるでしょう。マイケルが少年の頃に属していた教団を離れたのは、まさにそういった理由で、彼は豊富な読書や知識欲によって、教えられた信仰ではなく、自分で心の底から信じるものを探し続け、ひとりの人間としては稀なレベルにまで、信仰心を高めた。それは、周囲の評価から正しさを測っている現代のハリウッド・リベラルにはない「真実の光」をマイケルが放ち続ける理由でもあると思います。

成功と失脚の、天と地ほどの落差を耐え抜いたマイケルに、イエスの受難を感じる人は多いですが、その中の多くは、聖書に描かれていないイエスを理解せず、音楽やダンスの天才だったと思う人は、モーツァルトの知性に興味がない人が多い。

2016年に出版され、マイケルとビジネス契約を結んでいながら、MJエステートに排除された朝堂院氏との関係からか、本書ではエステートの罪への言及もあるのですが、そういった部分も、モーツァルトのパトロンだったスヴィーテン男爵と比較するなど、これまでの真実追求本にはない視点が興味深いと思います。

新たな視点で、マイケルを見たい人には面白く読める物語かもしれません。

(フリーメーソンのとこ、長々と書きすぎたかな… )

目次
第1章 日本が支えたマイケルと、モーツァルトの告白
第2章 愛国者マイケルと、スヴィーテン男爵の野望
第3章 マイケルの著作権と、モーツァルトの対決
第4章 マイケルのツインソウルと、モーツァルトの死因
第5章 復帰を目指すマイケルと、モーツアルトの憂い
第6章 「This is it」と、レクイエム

◎Amazon『小説サムライ ー モーツァルトとマイケル・ジャクソン』
_________

(*1)シラーのオード/ウィル・ユー・ビー・ゼアの冒頭で歌われる、ベートーヴェンの交響曲第9番第4楽章の「歓喜の歌」と言われる部分は、1785年にシラーが書いた「自由」(Freiheit )の詩が使われていて、これは、フリーメイソンの理念を詩にし、フリーメイソンの儀式のために書かれたと言われている。マイケルが使用しているのは、その最後の部分。

Ihr stürzt nieder, Millionen?
Ahnest du den Schöpfer, Welt?
Such' ihn über'm Sternenzelt!
Über Sternen muß er wohnen.

ひざまずくか、諸人よ?
創造主を感じるか、世界よ
星空の上に神を求めよ
星の彼方に必ず神は住みたもう

(*2)



動画は著者の水沢氏が司会をされていることから選んだものです。


by yomodalite | 2017-01-12 11:17 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Comments(2)
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今年初めての読書メモ。昨年は、読書本について、内容が良くてもそうでなくても書けないことが多くて・・。そんな積み残した分から、やっぱりマイケル関連書籍については何冊か記録しておこうと思います。

2015年に放送された『アナザーストーリーズ 運命の分岐点「マイケル・ジャクソン降臨」』をご覧になった方も多いと思いますが、本書はその書籍版。

インディアナ州ゲイリーで生まれ、ジャクソン5として、モータウンと契約するまでのPart 1。モータウンを離れ、ジャクソンズと改名、映画『ウィズ』に出演するなど、ソロアーティストとしての階段を上り始めるPart 2のあと、成功の分岐点となったムーンウォーク誕生の舞台裏に迫った番組内容を文章化したPart 3、そして、Part 4ではかつてないほどの栄光とスキャンダルに苦しめられ、THIS IS ITで復活を遂げるまでの軌跡が綴られているのですが、

様々な憶測が飛び交った死の原因、騒々しい報道が注目されただけの裁判も終わって落ち着いた頃(2016年9月発売)、厚み12ミリほどのコンパクトサイズにまとめられた物語は、歴史に刻まれたあの栄光の舞台裏(ステージでムーンウォークを披露するまでにかけた長い時間だけでなく、テレビ放送時は自ら編集に立ち会い、カメラワークまで指示した・・)が鮮やかに描写されているせいか、ビギナーファンはもちろん、マイケルに詳しいファンにとっても読み応えがあると思いました。

番組には納められなかったPart 4では、性的虐待疑惑のあと、オックスフォードスピーチが紹介されているのですが、「寝る前に子供に本を読み聞かせることの重要性」や、「自分が愛されていなくても親を許すように、呼びかけたこと」など、

本が読める人が少なく戦うことが推奨され、許すことを重要視しない文化の問題点を、子供と親の両方の立場から訴えた部分がピックアップされ、音楽活動を休止していた時期のことも陰謀のせいにするのではなく、子育てを重要視していたことも示唆し、生前のマイケルが贈ったという「クイーン・オブ・マイ・マート」の文字を娘のパリスがタトゥーにしたことなども記されています。

テレビ番組のナレーションのようにスムーズな読み物でありながら、マイケル自身が、「マイケル・ジャクソン」を創り出したという凄みを、これまで以上に表現されているように感じられ、2017年の時点では、もっとも「教科書」に相応しいマイケル本かもしれません。

下記は「はじめに」から省略して引用
成功者には、実は多くの共通項がある。一番目の条件は言わずと知れた「才能」である。しかし才能があってもそれだけで人は花開くとは限らない。その才能は発見されなければならない。それが2番目の条件、場所だ。多くの芸術家を生んだパリのカフェ、手塚治虫を始め錚々たる漫画家たちが住んだトキワ荘、ジョブズやゲイツがしのぎを削ったシリコンバレーなど、その時代を切り開く “才能” が集まる場所があり、そこから時代を揺るがすジャイアントが生まれる。
その意味において、ジャクソン5として幼い頃からモータウンの空気を浴びたマイケルは、まさに “正しい場所” を見つけたといえる。しかし、人が何かを極めるには、もうひとつ不可欠な条件がある。それは “野心” だ。
番組では、あの2秒間にこそマイケル誕生の秘密があると看破、その豪腕で企画として成立させた。見えてきたのは、マイケルの創作の隅々にまで発揮されたすさまじいまでのこだわり、そして天才ゆえの孤独だった。
謎のベールに包まれたキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンその偉大な足跡を知ることで、彼の “野心” に触れて欲しい。きっとその想いの深さこそが、彼を世界の頂点に押し上げたのだから。

by yomodalite | 2017-01-05 19:30 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Comments(0)
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お待たせしていた招待メールですが、明日(25日)に、メール送信します。

yomodaliteから、「・・・・の閲覧者に招待されました」というメールが届きますので、開封して、「招待に応じる」をクリックして、次の画面の「紹介メールを承認」をクリックすると、次ページに限定ブログのURLがありますので、ブックマークしてください。

このページが表示されるのは「一回きり」なので、ご注意くださいね。



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招待メールが届かない方で、コメントをくださったことがある、作業のお手伝いをしてくださる、どちらかの条件をクリアしている方は、承認基準が高かったんだ、などとは決して思わず、受信設定や、迷惑メールなどもチェックしてみてください。

また、招待した方が、承認したかどうかはこちらにもわかるので、一週間以上経っても「承認」されていない方には、再度ご連絡するようにします。



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PCページの右欄には、「このブログの読み方」があるので、そちらをご覧いただきたいのですが、モバイルでご覧になる方のために、少し説明させていただくと、新ブログのトップページは、4冊の本の目次ページで固定になっています(モバイルでは4冊+ごあいさつ)。通常のブログでは、更新された記事がトップになりますが、このブログでは、本のように上から順に読めるようにアップしていきますので、新しい記事は、目次ページのリンクから続きをお読みくださいませ。

25日にアップされているのは、「ごあいさつ」と『Private〜』の「はじめに」です。この本が終了してから、現在、何人かの方にお手伝いしていただいている次の本をアップします。






ちなみに、、、

この2冊を紹介しようと思ったのは、これが特別素晴らしい内容だから、とか、ここに書かれていることが真実だと思っているわけではなく、時折、マイケルの声が聞こえるような気がした。というだけで、ほのぼのするようなところもあれば、胸が締め付けられることもあると思いますが、私は、マルティネリのアップルジュースが再び来てるところですw



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みんなも半分ぐらい飲んだところで、炭酸で薄めるよね?  




by yomodalite | 2016-06-24 07:00 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Comments(0)
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閲覧希望のメールをくださった方、個別に返信できないうえに、招待メールもお待たせしちゃっていてスミマセン(汗

お手伝いを申し出てくださった方への返信で手一杯で、「お知らせ」を書いたときは、メールを頂いた方から順に「招待メール」をお出ししようと思っていたのですが、色々と考えた結果、新しい本のイントロ部分をアップしてから、一斉にメールしたいと思います。

期日はまだ決めていないのですが、今月中には・・と考えています。

6月の雨の煩わしさが、中居君の歌によって、美しい「Memory」へと変わったという人も多いと思いますが、限定ブログは、特に「追悼」を考えてのことではなく、たまたま、そういう時期になってしまっただけなんですが、、

この季節に、新たな人との出会いがあったことはマイケルに感謝したいと思っています。






by yomodalite | 2016-06-01 06:00 | ☆マイケルジャクソン書籍
[2016.10.15 追記:限定ブログの閲覧希望は締め切らせていただきました]

「マイケル・ジャクソン対話集」は、

・Honoring the Child Spirit

・The Michael Jackson Tapes

の2冊に、

・Private Conversations in Neverland with MJ

・Remember the Time:Protecting MJ in His Final Days


さらに上記2冊の本加えてリニューアルします。

◎読みたいという方へ

これまでに、このブログや、「マイケル・ジャクソン対話集」のスタッフブログなどにコメントをしたことがあるという方のみの「限定公開」とさせていただきます。

ハンドルネーム(コメントのときに使用したニックネーム)とブログへの感想など、簡単なメッセージを添えて、yomodalite☆excite.co.jp (☆ → @)まで、メルアドをお知らせください。yomodalite から「閲覧者に招待されました」というメールが届きます。

閲覧には、Google アカウントが必要ですが、お知らせいただくメルアドは、gmailアドレスでなくてもかまいません。また、読者は、他の読者の情報はわかりません。読者のメルアドはブログの管理人(1名)が管理しています。メルアドを流用することは絶対にありませんが、スタッフがお知らせしたいことがある場合は、メールをお送りするようなこともあるかもしれないということをご了承ください。

◎はじめまして。という方の場合(2016.5.23以降のコメントはこちらになります)

メールで、簡単ではない自己紹介(ブログや使用しているSNSがあれば、そちらも)と、このブログへの感想をお書きいただいた上で、下記の作業のお手伝いをしてくださるという方に限らさせていただきます。

スタッフ間では、本からスキャンしたテキストを使用しています。ただ、スキャン精度が低いせいで、文字化けの頻度が高く、オリジナルの原稿に修正するのに大変手間ががかかっています。この作業を分担してください。

・英語力はまったく必要ありません。
・お送りするテキストファイルを原文と照らし合わせテキストを修正してください。
・ご応募いただいた方には、試しに文字化け原稿を数ページ分お送りしますので、携帯以外のメルアドをお知らせください。
・本はご自身でご購入ください
(本の購入はお申し出のあと、こちらからの返信後にお願いします)

☆9.26追記:募集は終了しました。

◎関連記事


by yomodalite | 2016-05-23 07:00 | ☆マイケルジャクソン書籍
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『The Michael Jackson Tapes』は、明日で翻訳完了。

マイケルの会話がなくなった時点で、終了してた。と思う人がほとんどだとは思いますが、シュムリーの「謝辞」と、翻訳監修者childspirits先生の「あとがき」で、本当に終了です。

シュムリーのあとがきまでガマンして読んでくださった方も、彼のあまりのしつこさに「いいかげんにしろ!」と思われた方も多かったでしょう。

マイケルが旅立ってから、彼を救いたいと思っていた大勢の人は、誰もが彼を救うことができなかったと言い、誰もがそれを、自分とは別の取り巻きのせいにしました。

でも、マイケルを救うってどういうことなんでしょう?

彼は、イエスが言ったように

「自分の目の中の〈丸太〉に気がつかないのに、なぜ、人の目についた〈おが屑〉が気になるのか。自分の目の中の丸太で物が見えなくなっているのに、どうして、人に「あなたの目から〈塵〉を取り除く手助けをしよう」などと言えるのか。(→ 山上の説教)

と思っていたのではないでしょうか。

シュムリーは、取り巻きだけではなくマイケル自身に責任があり、とりわけ、幼い子供を残して去ったことを厳しく責め、自分の子供だけでなく、世界中の子供を救いたいという彼の夢をメシア・コンプレックスだと非難しました。

でも、マイケルについて書かれた数多くの本の中で、著者の内面や脳が割れるような体験とともに書かれた本は、シュムリーのこの本だけではなかったか。と、私は思います。私の方がもっともっと悲しんだ、と思う人は大勢いると思いますし、私自身、流した涙の量では余裕で勝っている気もしますが・・・それでも、人生をかけた仕事や、9人の子供をもつ父親としても、そのアイデンティティのすべてにおいて、本当に心を揺さぶられ、激しい葛藤の中で書かれた本は、この本以外にはないように思います。

人を導くラビとして、ようやく成功の果実を手にいれられそうになっていたとき、突如現れたピーターパンとの出会いと別れ・・・

そんな風に感じるのは、私だけかもしれませんが・・・シュムリーは「謝辞」でも、マイケルにありがとう。と言っていて、私はその言葉だけは100%信じています。



by yomodalite | 2016-03-25 10:03 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Comments(0)

マイケル・ジャクソンに捧ぐ テレサ・イン・ネバーランド

テレサ・J・ゴンサルベス/三才ブックス




日本では2010年に出版された本ですが、ようやく読了(原著は2009年に出版された『Remember Times』)。

著者は12歳からマイケルのファンで、16歳で彼に会い、ゴシップ雑誌ではビリージーンのモデルとして報道された人物。

私は「マイケル・ジャクソン書籍」に関しては、選り好みせず、すべて読みたい方で、それでつまらないと思ったこともないのですが、この本は想像していた以上に楽しめました(私にとっては、光も闇も、彼にまつわる何もかもがキラキラしているように見えるからでしょうかw)。

調査方法や資料の読み解きなど、著者の「真実の扱い方」についても、普段はかなり気にする方ですが、「恋愛」についてなら、そういったことはどうでもいいです。だって、もし、私の元彼が、私について語ったとしたら、私が思ってもみなかったようなことを言うだろうし、私も同じだと思うから。

マイケルに恋し、彼と同じ時を過ごした女性は数えきれないほど大勢いても、それを「恋愛物語」として出版できるほど文才に恵まれ、作家性があったひとは希少でしょう。

おそらく、彼女は12歳でマイケルに手紙を書きはじめたときから「作家」で、それは、マイケルが少年時から「パフォーマー」だったことに少し似ていると思う。彼が初恋の相手がテイタム・オニールで、ブルック・シールズとは真剣な恋愛だったと自伝に記し、数々のラブソングに虚実を織り交ぜたように。

(引用開始)

私がこの本を書こうと決めたのは、マイケル・ジャクソンと私の交際を知って欲しいと思ったからです。1000万人の読者をもつ米国のセレブ誌『スター・マガジン』、ランディ・タラボレッリ著の『ザ・マジック・アンド・ザ・マッドネス』などが、私たちの付き合いを記事にし、米国のケーブルテレビ・チャンネルVH1は、私たちの交際を放送しました。しかし、内容は、公表されてもかまわないと私たちが判断したことに限られていました。しかも、報道機関一流の語り口のお話でした。いま、私は、自分の流儀で、自ら真実を語りたいと思います。

(引用終了)

タラボレッリ本は、以前、日本で出版された古い版のものを持っていて、彼女についてのエピソードは旧版にも書かれていたことだとは思うんだけど、どういう記述だったかについては、確認する気にならない(どーでもいいからw)。同様に、スターマガジンの記事について調べるのも面倒くさいw。(本書の記述では、スターマガジンの見出しは、「マイケル・ジャクソンの人生のほんもののビリー・ジーンと彼女の赤ちゃん」。彼女はMJと付き合いがない時代に生まれた次男に、スペルは違うものの“マイケル”と名づけている。)

著者のサイトのバイオグラフィーによれば、


本書は、彼女が書いたMJ本の2冊目で、最初に書かれた本が、『OBSESSIONS – the shocking true story of the Real Billie Jean in Michael Jackson’s life』。だから、彼女の語る「真実のビリージーン物語」は、前書の方が詳しく書かれているのかもしれません。

最後に、本書の中で、私が印象に残った箇所を少しだけ紹介しようと思って書きはじめたのですが、やっぱり止めておきます。厚み1センチの薄い本ですしね。

私は図書館本で読んだのですが、読了後、買ってもいいかなと思いました。

なぜだか自分でもわかりませんが…w


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著者(たかの友梨似w)



Michael Jackson's Dangerous (33 1/3)

とか、

Otherness and Power : Michael Jackson and His Media Critics

とか、、翻訳本出ればいいのになぁ。。


by yomodalite | 2015-01-06 17:53 | ☆マイケルジャクソン書籍 | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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