女装と日本人/三橋順子

女装と日本人 (講談社現代新書)

三橋 順子/講談社

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著者は自らも女装の実践者で国際日本文化研究センター共同研究員の三橋順子氏。

著者は大学在学中に自分の中にある「女性」を意識し始め、30歳のとき、婚約した女性のために「普通の男になろう」と決心するものの、心の中の女性人格を一度も世に出すことなく殺してしまうのは忍びないとの思いから、女装セット一式を通信販売で購入し一度だけの「女装」を試み、数日後その全てを廃棄する。しかしその後、数ヶ月に一度のペースで女装行為を繰り返すことになり、次第に女装世界へと本格的にのめり込んでいくことになる。

著者は序章で、自らを「性同一性障害」ではなく「性別越境者」(トランスジェンダー)と規定しています。キリスト教社会である西欧とは違い日本は性の入れ替わりを含む神話世界であったことなど、古代から現代まで、神話から歌舞伎町、歴史文献から現在のマニアックな雑誌、秘密クラブまで、日本の女装全史を振り返ることによって見えてくる日本文化史。これは面白い!

☆参考サイト→松岡正剛の千夜千冊
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【内容紹介】ヤマトタケルの神話、中世の女装稚児、歌舞伎の女形、江戸の陰間、現代のニューハーフ……。 なぜ私たちは性別を越えたものに心ときめくのか? “女装”を軸に日本文化史を読み直す。講談社 (2008/9/19)


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by yomodalite | 2008-12-24 18:45 | 歴史・文化:美術 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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