ブラック・ダリアの真実(上・下)/スティーブ・ホデル

ブラック・ダリアの真実〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

スティーヴ ホデル/早川書房



ブラック・ダリアの真実〈下〉 (ハヤカワ文庫NF)

スティーヴ ホデル/早川書房

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ブラックダリア事件にも、猟奇殺人にも、あまり興味はないのですが、マン・レイが事件に関わっている?というのを小耳にはさみ、慌てて読んでみました。

著者の主張は、著者の父とその友人が犯人であり、ブラック・ダリアは、単独事件ではなく、連続殺人事件であるということ。

有名事件には、自分が犯人であると主張する自白マニアが多くいるというのも、この本で初めて知りましたが、元LAPDの優秀な刑事である著者の主張には、疑わしいところは、あまり感じられない。

また、ピアノの天才にして、IQ186、15歳で、カリフォルニア工科大学進学、16歳で中退後は事件記者、コピーライター、ラジオのアナウンサー、文学雑誌の編集者、タクシー運転手などを経験後、30歳前にして医師の資格を得、外科、精神科の医者になった、ハンサムで、フランク・ロイド・ライト設計の家に住む、超人的な「父」のエピソードが非常に興味深い。

ブラック・ダリアの遺体が、マン・レイの影響による「ポーズ」をとらされていたことなど、文庫にしては、写真掲載が多く、読みごたえがあります。

『下山事件』と同様、家族の物語としても、相当な厚みがありました。

【上巻目次】
ビルトモア・ホテル
身元不明女性第一号(ジェーン・ドウ・ナンバーワン)
家族の死
墓場からの声
ドクター・ジョージ・ヒル・ホデル・ジュニア(1907〜1999年)
ジョージとドレーロ
ハリウッド・スキャンダル
流浪の民(ジプシー)
スービック・ベイ
キヨ
ダリアを知る人びと
LAPDと報道機関 共同捜査の行方
LAPDとマスコミ アヴェンジャーからの手紙
“レッド・リップスティック”殺人事件
タマール、ジョー・バレット、そしてダンカン・ホデル
フレッド・セクストン“第二の容疑者”
LAPDの秘密とマルキ・ド・サド
エリザベス・ショート“失踪の一週間”
決定的な関連性 マン・レイの思紋
再訪「フランクリン・ハウス」
腕時計、校正用紙、FBIファイル、声
筆跡分析
 
【下巻目次】
1940年代にLAで起きたその他の女性殺害事件
ブームハウワーとスパングラー誘拐殺人事件
ストーカー部長刑事、LAPD組織犯罪課、闇の堕胎組織
ジョージ・ホデル 暗黒街とのつながり—“ヒンキー”
ダリアゲート 二重の隠蔽工作
大陪審
ダリア神話
ダリア調査、2001〜2002年
忘れられた被害者たち、1940年代推論(プロバブル)
忘れられた被害者たち、1950年代推論(プロバブル)
ジョージ・ホデル・エリザベス・ショート 復元された時系列
地方検事事務所へ私の事件を提訴

http://www5b.biglobe.ne.jp/~madison/murder/text/blackdahlia.html
http://yuki19762.seesaa.net/article/25855197.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%AA%E3%82%A2%E4%BA%8B%E4%BB%B6
____________

【上巻内容】1947年1月15日午前10時半、ロスアンジェルスの空き地で一体の他殺死体が発見された。 駆けつけた警官や新聞記者は異様な光景に眼を疑う。 「何てこった、この女は真っ二つに切断されているぞ!」大規模な捜査にもかかわらず、ついに真相は明らかにされないまま迷宮入り。 そして事件は伝説となった。 被害者エリザベス・ショートの愛称「ブラック・ダリア」とともに—それから半世紀、事件の真相がここに明らかにされる。

【下巻内容】父が遺した写真をきっかけに、元LAPDの敏腕刑事である著者は事件の真相に迫る。時の流れとともに忘れられた事実、知られざる証言が次々と発掘された。 それらが導く結論—ブラック・ダリア殺害事件は、実は1940年代から50年代にかけてロスアンジェルス地域で発生した連続殺人のひとつだった。 しかも真相が闇に消えたのには恐るべき秘密があった…伝説の迷宮入り事件を追及し、ベストセラーとなった犯罪実話の白眉。  早川書房 (2006/09)

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by yomodalite | 2007-08-08 10:51 | 報道・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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