2017年 08月 01日
カラマーゾフの「妹」と、ゆりあん |
ようやく『カラマーゾフの妹』を読了。
これは、高野史緒氏が、ドストエフスキーの急逝によって実現しなかった続編に挑戦されたものなんですが、想像以上に「ドストエフスキー感」があって、すごく楽しめました。
亀山郁夫氏の『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』という本に刺激をうけて書かれた本作は、あとがきで、亀山氏が「全部をもっていかれるような恐怖を味わった」と言わしめるほどの見事な出来栄えで、
本編が未読の人にも楽しめるような工夫も多く、またネタバレしたところで、面白さが半減する作品でもないので、こちらを先に読む方が、あの超長編に対してのハードルが低くなったり、
またもう一度読んでみようという人には、まるでドストエフスキーが読みやすく、面白くなったような気がするかも。
スメルジャコフも、ミーチャも、イワンも、登場人物のキャラはより内面が深く表現されているように感じましたが、あの「天使的」なアリョーシャが、最終的にどうなるのか、高野氏が出した答えは、実際にドストエフスキーが、続編として描きたかった方向に近いように、私には思えました。
でもって、こちらは、なんだかハイジにも似た「ゆりあん」が、一周回ってちょうどイイ感じのケルTを着てたので、テレビ画面をパシャッと。
by yomodalite
| 2017-08-01 00:00
| 読書メモ
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Comments(1)
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