グザヴィエ・ドランの『たかが世界の終わり』

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人気作家のルイは、「もうすぐ死ぬ」ことを家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する。社交的な母、幼い頃に別れて、兄を覚えていない妹、弟が帰ってきたことが気に入らない兄とその妻。母が創る色とりどりの料理が並べられた食卓を囲んでも、家族の会話は噛み合うことなく・・・

ドラン作品はこれで4作目、今後は少しづつ商業的な方向に行くのかなぁと思っていたのだけど、これまでの作品の中で、一番反ハリウッド的というか、本当に会話だけ、家族ひとりひとりの微妙な表情だけで創られている。

特別なことはなにも起こらないけど、映画が終わりそうになると、それまでの息苦しいような緊張感が続く空間から解放されたくなくて、なぜかもう一度観たくなった。

いつも楽しみな音楽は、オープニングがCamilleで、エンディングがMoby。両方とも歌詞の意味から選んだみたい。







家族という言葉に暖かさを感じる人には、不向きな映画かもしれないけれど。

◎[宮台真司]究極の名作、グザヴィエ・ドラン『たかが世界の終わり』について


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by yomodalite | 2017-02-16 07:00 | 映画・マンガ・TV | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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