和訳 A child IS A SONG『Dancing the Dream』[22]

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マイケル・ジャクソンが1992年に出版した『Dancing the Dream』に

収められた「A child IS A SONG」の和訳です。

気になる点や間違いは遠慮なくご指摘くださいませ。



A child IS A SONG

ひとりのこどもに、ひとつの詩がある


When children listen to music, they don’t just listen. They melt into the melody and flow with the rhythm. Something inside starts to unfold its wings – soon the child and the music are one. I feel that way, too, in the presence of music, and my best moments of creativity have often been spent with children. When I am around them, music comes to me as easily as breathing.


こどもが音楽を聴くとき、彼らはただ聴いているだけではない

メロディに溶け込み、リズムと一緒に飛び上がり

彼らの内から翼が広がっていって、こどもは音楽とひとつになる

僕の音楽のあり方もそれと同じで、

創作の最高の瞬間は、こどもたちと過ごしているときが多い

こどもたちと一緒にいると、

音楽はまるで、呼吸するのと同じぐらい自然に僕のもとにやってくる


Each song is a child I nourish and give my love to. But even if you have never written a song, your life is a song. How can it not be? In wave after wave, Nature caresses you – the rhythm of each dawn and each sunset is part of you, the falling rain touches your soul, and you see yourself in the clouds that are playing tag with the sun. To live is to be musical, starting with the blood dancing in your veins. Everything living has a rhythm. To feel each one, softly and attentively, brings out its music. Do you feel your music?


僕の歌は、どれも可愛がって育てたこどものようなもの

でも、もし君が作曲をしたことがなかったとしても、人生は詩なんだ

そうではない道理がある? 

寄せては返す波のように、人は自然に愛撫されている

日は昇り、日は落ちるというリズムは、君の一部

降る雨は魂に触れ、太陽と追いかけっこをする雲に包まれる

君の中に流れる血が踊りだして始まる、人生はミュージカルなんだ

生きているものはすべてリズムを持っている

それをひとつひとつ、注意深く感じて、音楽として引き出す

君は自分の音楽を感じない?


Children do, but once we grow up, life becomes a burden and a chore, and the music grows fainter. Sometimes the heart is so heavy that we turn away from it and forget that its throbbing is the wisest message of life, a wordless message that says, “Live, be, move, rejoice – you are alive!” Without the heart’s wise rhythm, we could not exist.


こどもたちは感じている

でも、僕たちは成長するうちに、人生が重荷となり

雑事は増え、その音楽はかすかなものになっていく

心が重たくなると、

そのビートが人生にとって一番賢いメッセージだということを忘れ

目を背けてしまいがちだけど、

その無言のメッセージが伝えているのは

「命の意味、なぜここに生まれ、どこに行き、何に恵まれて... 君が生きている!」

ということ

心に賢いリズムを携えていなくては、

僕たちは生きていけないんだ。


When I begin to feel a little tired or burdened, children revive me. I turn to them for new life, for new music. Two brown eyes look at me so deeply, so innocently, and inside I murmur, “This child is a song.” It is so true and direct an experience that instantly I realize again, “I am a song also.” I am back to myself once more.


僕が少し疲れたり、重荷を感じはじめると

こどもたちが元気にしてくれる

彼らによって、僕は新しい人生や、音楽に向き合う

ふたつの茶色い無垢な眼に深く見つめられると

僕は心の中でつぶやく

「この子は詩だ」と

それは僕の心にじかに訴えてくるまぎれもない真実で

そしてまた気づいたのは

「僕も詩なんだ」ということ

僕は再び自分に戻っていくんだ


(訳:yomodalite)


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by yomodalite | 2014-11-15 09:10 | ☆Dancing the Dream | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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