2013年 03月 02日
解剖学者がみたミケランジェロ/篠原治道 |
by yomodalite
| 2013-03-02 09:00
| 現代文化・音楽・訳詞
|
Comments(2)
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by
kuma
at 2013-03-05 13:00
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引用部分を拝読するだけで、ウルっとくるような本ですね。
というか、yomodaliteさんの引用のしかたにウルっときているのかもしれない。実際読むと、理科系は赤点すれすれだった人間には苦しいかも。ただ、「自分が今ミケランジェロを語ることの意味」をきちんととらえて、創作者や作品への敬意や真摯な姿勢を忘れない書き手が素敵だなぁと思いました。
>何冊本を書いたところで、ミケランジェロには一向に近づけないような有象無象・・・
のコメントには、辛辣だなぁと思いつつすごく同意。ミケランジェロ関連に限らずそういうことってよくありますよね。
というか、yomodaliteさんの引用のしかたにウルっときているのかもしれない。実際読むと、理科系は赤点すれすれだった人間には苦しいかも。ただ、「自分が今ミケランジェロを語ることの意味」をきちんととらえて、創作者や作品への敬意や真摯な姿勢を忘れない書き手が素敵だなぁと思いました。
>何冊本を書いたところで、ミケランジェロには一向に近づけないような有象無象・・・
のコメントには、辛辣だなぁと思いつつすごく同意。ミケランジェロ関連に限らずそういうことってよくありますよね。
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yomodalite at 2013-03-05 14:30
>理科系は赤点すれすれだった人間には苦しいかも。
最初の方は、聞いたこともないような「筋肉」の名前とか、その漢字をいくら見つめていても、さっぱり意味がわからない「器官」がどうだらこうだらっていう文章に、ホントめげそうだったんだけど、
ところどころで、著者の科学者らしい謙虚さと、対象への熱さが感じられて、だんだん惹き込まれて読んでいたら、今までに読んだミケ本の中でも一番熱い本だったかも。
歴史に遺っているのは、その時代には理解されない異端のひとばかりなんだけど、それをふつうの人が自分に近づけて理解しようとするあまり、まったくどうでもいいことばっかり「歴史的事実」として、受け継がれていくことが多いなぁと、、最近ますます思う。
欧米文化のことで、せめてダンテぐらいはわからないものかとずっと思ってたんだけど、解剖はミケランジェロにとって、ダンテの地獄巡りだったんだなぁと、そこも、これまでの中では一番理解出来たかなぁ(そんなことは書かれてないけどね)。
最初の方は、聞いたこともないような「筋肉」の名前とか、その漢字をいくら見つめていても、さっぱり意味がわからない「器官」がどうだらこうだらっていう文章に、ホントめげそうだったんだけど、
ところどころで、著者の科学者らしい謙虚さと、対象への熱さが感じられて、だんだん惹き込まれて読んでいたら、今までに読んだミケ本の中でも一番熱い本だったかも。
歴史に遺っているのは、その時代には理解されない異端のひとばかりなんだけど、それをふつうの人が自分に近づけて理解しようとするあまり、まったくどうでもいいことばっかり「歴史的事実」として、受け継がれていくことが多いなぁと、、最近ますます思う。
欧米文化のことで、せめてダンテぐらいはわからないものかとずっと思ってたんだけど、解剖はミケランジェロにとって、ダンテの地獄巡りだったんだなぁと、そこも、これまでの中では一番理解出来たかなぁ(そんなことは書かれてないけどね)。