ケルビムの歌(Hymn of the Cherubim)

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年末になると、ベートーヴェンの第九「歓喜の歌」がよく歌われるようになったのは、いつぐらいからだったでしょうか。

◎歓喜の歌(歌詞)

わたしには、この歌詞の内容はなかなか理解できないのですが、特に、

口づけと葡萄酒と死の試練を受けた友を

創造主は我々に与えた

快楽は虫けらのような弱い人間にも与えられ

智天使ケルビムは神の御前に立つ


という部分がむつかしいんですよね。

そもそも、智天使(ケルビム)というのが、なんだかよくわからないですし・・でも、そう思うのは、わたしだけではないらしく、ケルビムの表現は、時代によって様々に解釈されていて、いわゆるエンジェル、キューピッド系から、乙女ぽいもの、モンスター系までいろいろな表現があって、

「眠れるキューピッド」は、若きミケランジェロの失われてしまった作品なのだけど、その後に創った像が「バッカス」と言われると、なんだか、この情景に関係があるのかなぁと思ってみたり(ただし「歓喜の歌」の詩をかいたシラーは、ミケランジェロより200年以上後の人)

天使の階級として、上位の天使には3つの種類があり、

・熾天使(セラフィム / 単数形はセラフ)
・智天使(ケルビム / 単数形はケルブ)
・座天使(スローンズ / 単数形はスローネ)

古い聖書の記述では、ケルビムにはそれぞれ四つの顔があり、第一の顔はケルビムの顔、第二の顔は人間の顔、第三の顔は獅子の顔、第四の顔は鷲の顔である。とも言われていますが、ルネサンス時代のケルビムは、赤子に羽根があるものが主流のようです。

そんな階級だとか、なにを勝手に決めてワケわかんないことを・・ということになったのでしょうw


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Michelangelo's Putto, Sixtinische Kapelle



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Raffaello’s Putto



◎ケルブあるいはケルビム
◎ベートーヴェン 交響曲第9番- ケルブ(智天使)とは

で、、そんなことをぼんやり考えていたときに聴いていたのは、ベートーベンではなくて、

チャイコフスキーの「ケルビムの歌」



*他のキリスト教教会や、一般的にはケルビム(智天使)ですが、チャイコフスキーの信教であるロシア正教では(二コライ堂など、日本のハリストス正教会)「ヘルヴィム」という。ルネサンス絵画では、翼を持つ赤子として描かれている「Putto」と同一。

◎ヘルヴィムの歌(Wikipedia)

☆ヘルヴィムの歌は「聖金口イオアン聖体礼儀」の一部
◎聖金口イオアン聖体礼儀 (チャイコフスキー)

チャイコフスキーの「ヘルヴィムの歌」を聴きながら、ミケランジェロの「バッカス像」(ディオニュソス)に思いを巡らせつつ、MJのことを考えているとw、

ウーロン茶でも「ビリビリ」と酔いが回ってきて… お正月は、たぶん、そんな感じで過ごしそう。。

今年も東京にいるせいか、普段と全然変わらないけど。。


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by yomodalite | 2012-12-28 08:40 | 歴史・文化:美術 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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