2012年 11月 19日
John Lennon “Watching The Wheels”(訳詞) |
by yomodalite
| 2012-11-19 09:00
| 現代文化・音楽・訳詞
|
Comments(14)
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ostia
at 2013-07-01 23:11
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ジョンの曲は素晴らしい、最高!
>それに、現実って言葉をよく考えてみると、
>ある意味で、現実のものなんてひとつもないんだ。
これって、凡庸なヒンドゥ思想に過ぎない。
ある年を過ぎると、凡人は、世界の自分に取り巻く環境を、否が応でも、肯定して生きなくてはならない訳だからね。
インドは、数多く行ったが、このジョンの発言は、ステレオタイプ、言わば若気の至りで、全く納得できない。
天才というものは、己の人生を全て肯定、訴えかけるから詩にもなるのであろう。
寂しいが、天才ジョンは心なかばで亡くなってしまったのが、なによりも悔やまれる。
>それに、現実って言葉をよく考えてみると、
>ある意味で、現実のものなんてひとつもないんだ。
これって、凡庸なヒンドゥ思想に過ぎない。
ある年を過ぎると、凡人は、世界の自分に取り巻く環境を、否が応でも、肯定して生きなくてはならない訳だからね。
インドは、数多く行ったが、このジョンの発言は、ステレオタイプ、言わば若気の至りで、全く納得できない。
天才というものは、己の人生を全て肯定、訴えかけるから詩にもなるのであろう。
寂しいが、天才ジョンは心なかばで亡くなってしまったのが、なによりも悔やまれる。
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yomodalite at 2013-07-02 15:40
ostiaさん、コメントありがとうございます!
>天才というものは、己の人生を全て肯定、訴えかけるから詩にもなるのであろう。
自分の人生すべてをかけて…という意味なら、本当にそうだなぁと思います。
>これって、凡庸なヒンドゥ思想に過ぎない。
ヒンドゥーに限らず、ジョンは様々なところに救いを求めていると同時に、悩める人々にも、いいものを発見したと思うと教えずにはいられなかったり、インタヴュアーへのサービス精神も旺盛で、尚かつ、常にメッセージを求められていているので、、今から振り返ると「若気の至り」と感じる部分もなくはないのですが、
それでも、凡庸なヒンドゥ思想(だけでなく)に絡めとられずに、考えつくした痕は、彼の様々な作品から感じられますし、だから、最後に「Starting Over」だと言いたかったのだと思います。私は「心なかば」というよりは、最後までよく生きたと感じて、彼のことが大好きです。
>天才というものは、己の人生を全て肯定、訴えかけるから詩にもなるのであろう。
自分の人生すべてをかけて…という意味なら、本当にそうだなぁと思います。
>これって、凡庸なヒンドゥ思想に過ぎない。
ヒンドゥーに限らず、ジョンは様々なところに救いを求めていると同時に、悩める人々にも、いいものを発見したと思うと教えずにはいられなかったり、インタヴュアーへのサービス精神も旺盛で、尚かつ、常にメッセージを求められていているので、、今から振り返ると「若気の至り」と感じる部分もなくはないのですが、
それでも、凡庸なヒンドゥ思想(だけでなく)に絡めとられずに、考えつくした痕は、彼の様々な作品から感じられますし、だから、最後に「Starting Over」だと言いたかったのだと思います。私は「心なかば」というよりは、最後までよく生きたと感じて、彼のことが大好きです。
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Beat.takac
at 2015-07-15 22:45
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Watching The Wheelsがとても気に入ったので、和訳をしてくれているページが無いか検索してコチラにお邪魔させていただきました。
I just had to let it goを『ようやく吹っ切れたんだ』と訳すと裏をかえせば『メリーゴーランドに乗っていたいという気持ちがあったけど』と言えるので、ちょっとニュアンスに違和感を感じました。
ジョンレノンの気持ちは判りませんが、イマジン(曲ではなくドキュメンタリー映画)の中のこの曲のエピソードを参考にすると、メリーゴーランドに乗っているより、自分にとって大切な事が他にあるから『俺はメリーゴーランドには乗らないんだ。』というシンプルな和訳がしっくりくるなと思っています。
I just had to let it goを『ようやく吹っ切れたんだ』と訳すと裏をかえせば『メリーゴーランドに乗っていたいという気持ちがあったけど』と言えるので、ちょっとニュアンスに違和感を感じました。
ジョンレノンの気持ちは判りませんが、イマジン(曲ではなくドキュメンタリー映画)の中のこの曲のエピソードを参考にすると、メリーゴーランドに乗っているより、自分にとって大切な事が他にあるから『俺はメリーゴーランドには乗らないんだ。』というシンプルな和訳がしっくりくるなと思っています。
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yomodalite at 2015-07-16 12:13
Beat.takacさん、コメントありがとうございます!
私訳は、個人的な解釈ではありますが、色々とご意見をいただけるのは大歓迎です。
そのとき長い時間迷って判断したことでも、あとになって、修正したくなることもいっぱいあって、コメントが、そのきっかけを作ってくれることも有難いと思いますし、英語の間違いだけでなく、日本語に対しての感じ方の違いについて、教えられることもすごく多くて、言葉の勉強になるという感じなんですよね。
また、他の人の訳に違和感を感じるということにも、とても共感します。私がこれを訳してみようと思ったきっかけもWikipediaの「メリーゴーランドからはもう降りた。後は勝手に回ってくれとあきれる」という解釈への違和感からでした。それで、当時のジョンのきもちを調べたりしたわけです。
歌詞はメロディに乗せることが重要なので、言葉足らずになりがちで、英語訳として間違っていなくても、意味が通じなかったら「無意味」だと思っていて、それで、私は英語詞を理解する場合は、意味がわかるよう言葉を補って、散文的な日本語で訳すようにしているのですが、ご指摘のように、
No longer riding on the merry-go-round は、
もうメリーゴーランドには乗らない。でいいと思うので、これは訂正します。
ただ、I really love to watch them roll (ぼくは本当にそれを見ているのが好き)なわけですから、『メリーゴーランドに乗っていたいという気持ちがあったけど』というニュアンスがあってもいいと思います。
I just had to let it go は、もう乗らないという決心のあと書かれたわけで、「ようやく」という日本語は訳としてはなくてもいい。でも、そこまでには色々あって、この歌の完成には「ようやく創ることができた」ということもあって、それで、ジョンの歌を聴くとき、私の耳にはそう聴こえるんですね。なので、ここは今のところ、このままにしておこうと思います。
私訳は、個人的な解釈ではありますが、色々とご意見をいただけるのは大歓迎です。
そのとき長い時間迷って判断したことでも、あとになって、修正したくなることもいっぱいあって、コメントが、そのきっかけを作ってくれることも有難いと思いますし、英語の間違いだけでなく、日本語に対しての感じ方の違いについて、教えられることもすごく多くて、言葉の勉強になるという感じなんですよね。
また、他の人の訳に違和感を感じるということにも、とても共感します。私がこれを訳してみようと思ったきっかけもWikipediaの「メリーゴーランドからはもう降りた。後は勝手に回ってくれとあきれる」という解釈への違和感からでした。それで、当時のジョンのきもちを調べたりしたわけです。
歌詞はメロディに乗せることが重要なので、言葉足らずになりがちで、英語訳として間違っていなくても、意味が通じなかったら「無意味」だと思っていて、それで、私は英語詞を理解する場合は、意味がわかるよう言葉を補って、散文的な日本語で訳すようにしているのですが、ご指摘のように、
No longer riding on the merry-go-round は、
もうメリーゴーランドには乗らない。でいいと思うので、これは訂正します。
ただ、I really love to watch them roll (ぼくは本当にそれを見ているのが好き)なわけですから、『メリーゴーランドに乗っていたいという気持ちがあったけど』というニュアンスがあってもいいと思います。
I just had to let it go は、もう乗らないという決心のあと書かれたわけで、「ようやく」という日本語は訳としてはなくてもいい。でも、そこまでには色々あって、この歌の完成には「ようやく創ることができた」ということもあって、それで、ジョンの歌を聴くとき、私の耳にはそう聴こえるんですね。なので、ここは今のところ、このままにしておこうと思います。
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yomodalite at 2015-07-16 12:14
(続き)>イマジン(曲ではなくドキュメンタリー映画)の中のこの曲のエピソード…
この映画は見てないかも。。Beat.takacさんがご覧になったのは、http://www.amazon.co.jp/イマジン-ジョン・レノン-特別版-DVD/dp/B000BIX83C ですか?
イマジンという名のフィルムは一杯ありそうで、、私が知っているのは、Imagine (1971 film)と、上記と同じアンドリュー・ソルト監督の「Gimme Some Truth. The Making of John Lennon's "Imagine" 」で、その映画でジョンがしゃべっている部分は、「Gimme Some Truth」とほぼ同じ内容かなぁと思っていたんですが、これまでの全インタヴューから抜粋した部分があるんですね。
映画に収録されたインタヴューは、本では読んでいると思うのですが、映像を見ながら読むと、ニュアンスが違うということはよくあるので、いずれ確認したいと思います。ただ、映画の日本語字幕には色々と問題が多いので、、、
ちなみに、Beat.takacさんがご覧になったものには「英語字幕」がありました?
この映画は見てないかも。。Beat.takacさんがご覧になったのは、http://www.amazon.co.jp/イマジン-ジョン・レノン-特別版-DVD/dp/B000BIX83C ですか?
イマジンという名のフィルムは一杯ありそうで、、私が知っているのは、Imagine (1971 film)と、上記と同じアンドリュー・ソルト監督の「Gimme Some Truth. The Making of John Lennon's "Imagine" 」で、その映画でジョンがしゃべっている部分は、「Gimme Some Truth」とほぼ同じ内容かなぁと思っていたんですが、これまでの全インタヴューから抜粋した部分があるんですね。
映画に収録されたインタヴューは、本では読んでいると思うのですが、映像を見ながら読むと、ニュアンスが違うということはよくあるので、いずれ確認したいと思います。ただ、映画の日本語字幕には色々と問題が多いので、、、
ちなみに、Beat.takacさんがご覧になったものには「英語字幕」がありました?
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Beat.takac
at 2015-07-23 18:59
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yomodariteさんコメントバックありがとうございました!
遠慮なく指摘しても良いとのことでしたので、自分の感じ方と異なる部分を示させて頂きました。
訂正して欲しいとかそういうつもりはなかったのでyomodariteさんのご決断は素晴らしいと思います。自分が感じた事を大切にするのは重要だし、全ての人々がそうするのを願って創られた詩がイマジンだと勝手に解釈しています。
私が観たのはジョン・レノンの似顔絵っぽいのが表紙のDVDでしたが、英語字幕は無かったと思います。
遠慮なく指摘しても良いとのことでしたので、自分の感じ方と異なる部分を示させて頂きました。
訂正して欲しいとかそういうつもりはなかったのでyomodariteさんのご決断は素晴らしいと思います。自分が感じた事を大切にするのは重要だし、全ての人々がそうするのを願って創られた詩がイマジンだと勝手に解釈しています。
私が観たのはジョン・レノンの似顔絵っぽいのが表紙のDVDでしたが、英語字幕は無かったと思います。
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yomodalite at 2015-07-23 19:33
こんにちわ、自分でも訳したもので、お邪魔しました。
それで、「 the merry-go-round 」なのですけれど、
イギリス人のレノンが回転木馬の意味でこの語を使うだろうか、と疑問に思いました。
どうなのでしょう?
それで、「 the merry-go-round 」なのですけれど、
イギリス人のレノンが回転木馬の意味でこの語を使うだろうか、と疑問に思いました。
どうなのでしょう?
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yomodalite at 2018-01-20 18:19
こんにちわ。ノエルかえるさんの訳、拝見しました。訳す人の数だけ訳があって興味深いなぁと、いつも思います。
>イギリス人のレノンが回転木馬の意味で…
別語もありますが、イギリスでもアメリカでも、一般的だと思いますが・・。
>イギリス人のレノンが回転木馬の意味で…
別語もありますが、イギリスでもアメリカでも、一般的だと思いますが・・。
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ノエルかえる
at 2018-01-20 21:37
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早速ご回答をありがとうございます、
私に確信があるわけでは勿論無いのですが。
イギリスでは、日常では、回転木馬の意味では、roundabout の方が一般的だと思います。頻度がどうなのかは分からないですけど。
それに、歌に使う時には、また、別の問題もありますから。
それでも、私には、「メリーゴーランド」?と感じさせる何かがあるのです。
私に確信があるわけでは勿論無いのですが。
イギリスでは、日常では、回転木馬の意味では、roundabout の方が一般的だと思います。頻度がどうなのかは分からないですけど。
それに、歌に使う時には、また、別の問題もありますから。
それでも、私には、「メリーゴーランド」?と感じさせる何かがあるのです。
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yomodalite at 2018-01-21 21:52
>それでも、私には、「メリーゴーランド」?と感じさせる何かがあるのです。
今回の「メリーゴーランド」の件は、私には疑問に感じないのですが・・・
でも、人に理解されなくても、自分にはどうしても気になる疑問は、私にもよくあって、そこから新たな解釈が見えてきたり、歌詞の世界に深く入って、アーティストと対話できたりすることも多いので、すぐに他人の訳に納得せず、疑問を持ち続けることは良いことだと思います。
>イギリスで、回転木馬は、roundabout の方が一般的・・・
イギリスでどっちが一般的かというのは、私にはわかりませんが、この当時のジョンはすでに英国だけのアーティストではありませんし、アメリカの曲には「Carousel」がよく使われていますが、これは、英国で一般的ではないですよね?
merry‐go‐round には、回転木馬以外に、目まぐるしい動き、というような意味があり、roundabout には、回り道の、遠回し、間接的な、という意味もありますよね?そういう意味でも、私にはこの曲に「merry‐go‐round」がしっくり来ます。
roundabout は、環状交差路,ロータリーという意味でもよく使われていますよね?
ジョンと同じイギリスのバンドYesに「Roundabout」という曲があるのですが、
https://genius.com/Yes-roundabout-lyrics
この「Roundabout」は、回転木馬よりは、交差路の方だと思います。
今回の「メリーゴーランド」の件は、私には疑問に感じないのですが・・・
でも、人に理解されなくても、自分にはどうしても気になる疑問は、私にもよくあって、そこから新たな解釈が見えてきたり、歌詞の世界に深く入って、アーティストと対話できたりすることも多いので、すぐに他人の訳に納得せず、疑問を持ち続けることは良いことだと思います。
>イギリスで、回転木馬は、roundabout の方が一般的・・・
イギリスでどっちが一般的かというのは、私にはわかりませんが、この当時のジョンはすでに英国だけのアーティストではありませんし、アメリカの曲には「Carousel」がよく使われていますが、これは、英国で一般的ではないですよね?
merry‐go‐round には、回転木馬以外に、目まぐるしい動き、というような意味があり、roundabout には、回り道の、遠回し、間接的な、という意味もありますよね?そういう意味でも、私にはこの曲に「merry‐go‐round」がしっくり来ます。
roundabout は、環状交差路,ロータリーという意味でもよく使われていますよね?
ジョンと同じイギリスのバンドYesに「Roundabout」という曲があるのですが、
https://genius.com/Yes-roundabout-lyrics
この「Roundabout」は、回転木馬よりは、交差路の方だと思います。
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ノエルかえる
at 2018-01-23 22:36
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ありがとうございます。
それでも、メリーゴーランドでなければ、歌詞のイメージが成立しないと言う積極的な理由も私には見えないのですが。
それはもう置くとして、
主人公の、輪を見る/影を見る/メリーゴーランドには乗らない、と言う歌詞の流れは、辻褄が合わない様に思えます。レノンのインタビューに従えば、仏教的な観想と、真実を欠いている共同幻想と言うことなのでしょうけれど、それが当てはまらない様に思えます。( インタビューの言葉は後付けに過ぎないのかも知れませんが ) メリーゴーランドが共同幻想と言うのは分かり易い比喩ですけれど。輪が実相だとしても、影は迷妄だろうし。共同幻想から逃れているとしても、それは積極的に逃亡したり否定したりもしていないし。( 主人公と人々の関係も気にはなるのですが。 )
飛躍しますが、この歌の持つ不気味さ、終りの方でダルシマーの様な音が鳴ることの連想もあるのですが、私には、シューベルトの『冬の旅』の最終曲「辻音楽師」を思わせます。徹底的な絶望と言うか。
と書いて、何なのですが、発表当時LPで聴いて以来、実は全く聞いていません。つい先日、YouTubeで耳にして、メリーゴーランド? と思ったのです。
それでも、メリーゴーランドでなければ、歌詞のイメージが成立しないと言う積極的な理由も私には見えないのですが。
それはもう置くとして、
主人公の、輪を見る/影を見る/メリーゴーランドには乗らない、と言う歌詞の流れは、辻褄が合わない様に思えます。レノンのインタビューに従えば、仏教的な観想と、真実を欠いている共同幻想と言うことなのでしょうけれど、それが当てはまらない様に思えます。( インタビューの言葉は後付けに過ぎないのかも知れませんが ) メリーゴーランドが共同幻想と言うのは分かり易い比喩ですけれど。輪が実相だとしても、影は迷妄だろうし。共同幻想から逃れているとしても、それは積極的に逃亡したり否定したりもしていないし。( 主人公と人々の関係も気にはなるのですが。 )
飛躍しますが、この歌の持つ不気味さ、終りの方でダルシマーの様な音が鳴ることの連想もあるのですが、私には、シューベルトの『冬の旅』の最終曲「辻音楽師」を思わせます。徹底的な絶望と言うか。
と書いて、何なのですが、発表当時LPで聴いて以来、実は全く聞いていません。つい先日、YouTubeで耳にして、メリーゴーランド? と思ったのです。
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める
at 2018-04-07 10:51
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いくつかの和訳を見ましたが、貴方の訳詞が一番しっくりと感じました。
ただ訳しただけではなく、作者のインタビューなどさまざまな資料から得た考え方まで考慮されているのには感心いたしました。
休みの朝に気分が良くなりました、ありがとう。
ただ訳しただけではなく、作者のインタビューなどさまざまな資料から得た考え方まで考慮されているのには感心いたしました。
休みの朝に気分が良くなりました、ありがとう。
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yomodalite at 2018-04-08 10:53
めるさん、嬉しいコメントありがとうございます!
私も休日の朝を気分よく迎えられました。
私も休日の朝を気分よく迎えられました。