マイケルと神について「他のインタビューから」

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☆「ディーパック・チョプラ Part 3」の続き

チョプラの「量子」に、ヘトヘトになりつつも『Bad 25』からパワーを受ける毎日。

ボックスセットか、CDとDVDをそれぞれ単体か、もしくは音源のみ「配信」にして、DVD単体を購入するか、という悩みは迷った末に、ライブCDが欲しいという理由でボックスセット(輸入版)に決定。実際の商品にはいくつか不満はあるものの、今更ながらMJの素晴らしさに感動しまくりで、これほど「幸福感」を感じられる商品が、他にあるとは思えない … って感じです。

とはいえ、今後も「Bad期」が全盛期という意見には抵抗していくつもりですしw、そんなことも含めて、チョプラにもしつこく絡んでいたり、彼のことを、カルマのことだけで終わらせてしまうのはもったいないという気持ちもあって、右往左往しているのですが、まだまだ、まとめることが難しいので、

シュムリー以外のインタヴューで、MJが神について語っている部分について、ちょっぴり書いておきます。


☆2001年「30周年記念コンサート」の2ヶ月後インタヴューから
◎TV GUIDE Interview November, 2001

TVG : How did you avoid self-destruction?
あなたはどうやってそのような状況を乗り越えたのですか?

MJ : I think religion entered in
信仰心があるからだよ

TVG : Are you still a Jehovah's Witness?
あなたは、今でも「エホバの証人」の信者なんですか?

MJ : Yeah. I've done, you know, we call it pioneering. We do 90 hours a month. I don't do as much now because I'm busy. You go door to door. I wear a fat suit, pop-bottle glasses, mustache, buck teeth, and, like, an Afro wig. And I knock on the door and say we're Jehovah's Witnesses.

そうだよ。僕は、僕たちが「パイオニアリング」(布教活動)と呼ぶ布教活動をしてきた。僕たちはひと月に90時間、それをやるんだよ。今は忙しくなってしまったから、やらないけど。太って見えるスーツとか、分厚いメガネ、付けヒゲ、出っ歯の入れ歯とか、アフロヘアのかつらをかぶって、1軒1軒「わたしたちは、エホバの証人です」と言って訪問するんだ。

◎TV GUIDE Interview 全体の和訳はこちら

(引用終了)

MJが「エホバの証人」を脱会したのは、1987年4月で『BAD』発売の数ヶ月前。2001年のインタヴューでも、彼が「エホバの証人」だと言っているのは不思議なんですが、、

欧米で神を信じるとは、イコール、どの宗教を信じているか?ということなので、

どういった信条で生きているか?とか、どういった習慣を持っているか?というような、その人の生活スタイルに関わる質問だったりします。

日本人の場合、特にどの宗教を信じるというわけではないけど、なんとなく「神」という存在を信じているという人は多いと思いますが、

その神はどういう存在なのか?ということを、人に説明しろと言われたら、困るひとがほとんどだと思います。それでは「信じる」という意味にならないのが、世界の基準です。

それで、新渡戸稲造が、苦心して日本人の宗教観を、なんとか欧米人になんとかわかるように書いたのが『武士道』なんですが、、新渡戸は、これがすでに当時(1900年!)の日本人にも失われていることもわかっていて、今後、日本人はキリスト教などの世界宗教を学ばなければ、世界が理解できなくなるという危惧も表明しています。

◎[Amazon]現代語訳 武士道 (ちくま新書)

MJの場合「エホバの証人」を脱会後、他の宗教に改宗したという話を聞かないので、インタヴュアーは「信仰心がある」というMJの答えを聞いて「まだ、エホバの証人の信者なのか?」と質問し、MJも、脱会後かなり後になるまで、誕生日を祝わなかったとか「エホバの証人」の習慣を生活信条にしている部分があり、「TVガイド」の読者と、インタヴュアーには、この答えが一番相応しいと判断したのではないでしょうか。

また、さらに重要な点として、

MJは「エホバの証人」を1宗教団体の名称として捉えているだけでなく、実際に「エホバ(YHWH)」(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教に共通する唯一神)が存在するということを証明する人間として、自分を位置づけているんだと思います。

シュムリーとの会話と合わせて判断すれば、教会の教えの中には疑問も多いけれど、彼にとって、その頃の布教経験はとても重要なことで、その行動への後悔はまったくしていないし、神を信じる気持ちも変わらず、それを1人でも多くの人にも伝えたいという気持ちも変わっていない。ということでしょうか。

☆2005年の裁判のときの、ジェシー・ジャクソンによるインタヴューから
◎[音声]Michael Jackson Interview with Jesse Jackson Part 3
◎[スクリプト]ALL MICHAEL JACKSON. com から(時間表記は上の動画)

Jesse : And so, you-you-you-you had these hits, ahem, and people that you have embraced are now facing you in court on a daily basis. How does your spirit handle that?

ジェシー:そして、そう、君、君、君、君はいくつものヒットアルバムを持っていて、、そして、君の周囲にいた人々と、今は、日々法廷で対面している。君の精神は、これにどうやって対応しているの?

(6:04~)この音声の最後から、Part 4へ。
◎[音声]Michael Jackson Interview with Jesse Jackson Part 4

Michael : Ah, I gained strength from God. I believe in Jehovah God very much and ah, and I gain strength from the fact that I know I’m innocent ~~ none of these stories are true ~~ they are totally fabricated, and it’s very sad, it’s very, very painful. And I pray a lot and er, that’s how I deal with it and I’m a strong person, I’m a warrior. And I know what’s inside of me. I’m a fighter. But it’s very painful. At the end of the day, I’m human, you know, I’m still a human being. So it does hurt very, very, very much.

僕は、神から力を得ている。僕は神(Jehovah God)をすごく信じていて、自分が無実だと知っている ー それらに真実はひとつもなく ー 完全に捏造だからね、本当に哀しくなるし、すごく胸が痛むよ。でも、僕は多くの祈りを通じて、強い人間でいられる。僕は戦士で、僕は自分の中に闘士がいることを知っている。でも、とても傷つくんだ。1日の終わりに、自分もひとりの人間なんだって、わかるだろう。僕だって、ただの人間なんだ。だから、傷つくことは、すごく多いよ。

(引用終了)

米国では確かに、Jehovah(エホバ) と言えば「エホバの証人」の宗教もしくは信者をさすことも多いのですが、Jehovahは「エホバの証人」に固有の神ではなく、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教に共通の「God」の名前である、YHWH(ヤハウェ)の英語読みで、同一の意味です。

MJのように、何々教ではなく、神を信仰しているというのは、米国では非常にめずらしく、それは「無神論者」と捉えられても不思議ではないのですが、

MJには、通常の宗教を持っている人々よりも、自分は「もっと神を信じている」という意識があり、また、カルマと正義[1]の最後で言っているように、世界の創造主としての神を信じているから、何々教と言うのではなく「Jehovah God」と言っているのであって、

それは、「神は世界にひとりで、わたしたちは全員、神のこども」だということを信じているという意味だと思います。

◎[音楽]All In Your Name[Official Music Video]

この曲が発表されたのは、2011年ですが、レコーディングは2002年で、
たぶん、創作時は、シュムリーとの会話の時期から少し後か、ほぼ同じ頃だと思います。
このVDでのMJのファッションは、2001年のKIIS-FMコンサート出演時の
ブルゾンと同じですね。

☆ ☆ ☆

教会の反知性主義に対して、多くの科学者や、哲学者、芸術家たちが、人間の理性の解放を求めてきました。歴史の大きな流れは「神は死んだ」という方向に進んできたと思います。ですから、多くのスピリチュアル系で、「物質文明の否定」がなされ、わたしたちはそこに共感を覚えることが多いでしょう。

しかし、MJは、科学の進歩に興味が旺盛で、常に最新の技術を自分が取り入れるということにも熱心でしたし、チョプラの「カルマ」を否定していても、『QUANTUM leap』という詩も書いていますし、量子論を否定しているわけではありません。

でも、「ビッグバン」は否定している。。

というのは、どういうことか?について、まだ自分でもよくわかっていないのですが、、

☆「藤永先生のメールから」に続く


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by yomodalite | 2012-09-23 14:40 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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