和訳 god『Dancing the Dream』[8]

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私は信じるものとしてではなく、読書を通じて「神」を考えてきました。西洋文化というのは神学が基本で、そこから、科学も、哲学も、芸術も、文学も生まれているでしょう?でも、日本の一般書籍では、宗教的なことを省略して翻訳することが多いですし、聖書や、仏教書などは、元の言葉よりも、さらに難しくわかりにくい言葉で書かれていることが多いので、なかなかわからなかったのですけど、、

MJがイエスをどう思っていたかということや、彼が神をどう表現しようと思っていたのかを考えているうちに、彼も、私と同じような疑問を抱えて、私よりも、もっと本を読んだのだ。ということだけは「わかった」気がします。

MJも、イエスも、人々に「守るべき教え」を説いたのではなく「神の愛」を感じさせたひとだった。

だから、イエスが自分で聖書を書かなかったように、MJも言葉に対して、慎重だったんだなぁということも。。。


god
Written By Michael Jackson

It's strange that God doesn't mind expressing Himself / Herself
in all the religions of the world,
while people still cling to the notion that their way is the only right way.

それは不思議なことなんだけど、どんな宗教の神も、
彼(彼女)自身は、その表現を気にしていない。それなのに、世界中のあらゆる宗教で、
人々は、自分たちの教えこそが正しいと、かたくなに信じている


Whatever you try to say about God, someone will take offense,
even if you say everyone's love of God is right for them.

神について、あなたが何か言えば、必ずそれに反論する人がいる
たとえ、あなたが人々の神への愛は、どんな宗教もすべて正しいと主張したとしても


For me the form God takes is not the most important thing.
What's most important is the essence.
My songs and dances are outlines for Him to come in and fill.
I hold out the form. She puts in the sweetness.

ぼくにとって、神がどんな姿なのかはどうでもいい。重要なのはその本質
ぼくの歌やダンスは、彼(神)を誘い、その愛で満たされるような器で
ぼくが器をつくると、彼女(神)は、その中に優しさを注ぎ込む


I've looked up at the night sky and beheld the stars so intimately close,
it was as if my grandmother had made them for me.

夜空を見上げたら、星たちがすごく近くまでやってきたように見えた
それはまるで、おばあちゃんが、ぼくのためにそうしてくれたような星空なんだ


"How rich, how sumptuous,"
I thought. In that moment I saw God in His creation.
I could as easily have seen Her in the beauty of a rainbow,
the grace of a deer bounding through a meadow, the truth of a father's kiss.
But for me the sweetest contact with God has no form.

「なんて豊かで贅沢なんだろう」そう思ったとき、
ぼくは、神を、彼が創造した世界に見る
美しい虹の中に、草原を跳びまわる優雅なシカの姿に、
父親のキスにこめられた真実の中にも、彼女(神)を、容易に発見できる
でも、そんな最も幸せな神との出会いの瞬間にもそこに神の姿はない



I close my eyes, look within, and enter a deep soft silence.
The infinity of God's creation embraces me. We are one.

目を閉じて、内面を見つめて、深く柔らかな静寂の世界にひたる
神が創造した無限の世界がぼくを包み込む。ぼくらはひとつなんだ


(訳:yomodalite)

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◎[Amazon]『Dancing the Dream』Michael Jackson


MJは「god」を、彼とも、彼女とも言っています。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の「God」は通常「男性名詞」なので、少しニュアンスが異なっているようです。

『Dancing the Dream』から、私が苦手な英語力を駆使しても、何とか訳しておきたいと思ったのは、とりあえず、、、以上です(追記:その後全訳しました)。

悟りを開いた聖人のような「老獪さ」と、少年のような「純粋さ」が同居している、マイケル・ジャクソンという人のことを理解するのも、ましてや、説明しようとするのは本当に難しいですね。

老獪という言葉も、聖人には相応しくないかもしれませんが、私は大学的教養の中でも、歴史の浅いものとか、太い幹ではなく、枝葉のような知識で解釈されていると、それが、ネガティブなものでなく、彼の知性や、才能を語ろうとしている内容であっても、やっぱり残念な気がします。

それは、永遠性のある学問なんて、ごく稀だということだけでなく、

「どうして、マイケルは救世主に見えるのか」を説明できないからだと思うんです。

彼が様々な宗教を学んで、何を取り入れ、何を違うと思ったのかなど、、、

☆マイケルと神について(1)に続きます。


☆以前出版されていた翻訳本の訳は、下記のサイトで読むことが可能です。

◎MJが教えてくれたこと
◎BLUEMOON


上の写真は「WHEN BABIES SMILE」の詩が書かれている、ネヴァーランドに置かれていた本の形の置物。この写真に見えている部分は、

Those are moments when fate is unsealed
Nothing is impossible and we are healed
We can soar, we can fly
Walk on fire, navigate the sky
In the light of a flickering star…


運命の封印がとかれる、その瞬間
傷は癒され、すべてが可能になる
私たちは、空高く、舞い上がり
炎の上を歩き、空を飛び回り
まばたくような星の光の中で…




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Commented by Tocca at 2012-08-08 19:26 x
こんばんは(^_^)
今回2度目のお邪魔になります。

マイケルと神…凄くいいテーマですね!
「MJ=純粋(愛、音楽、宗教、子供他)」と一括でまとめて捉える傾向が多い中、
神との関係性を深く掘り下げていただけるのは、とても興味深いです。
そこにMJの創造の原点が眠っている気がしますよね。

そしてMJを正当に嫌う人の意見も実は色々と聞いてみたいな…とも思うのです。
マスコミが書くような意味の無い悪口でなく(結局はヤッカミにしか見えない)…感情論ばかり先走るのは山の様にあるけれど、そういう面でもMJってキチンとした評価が無い様にも思うのです。
彼という素材に対して、噂ばかりで軸になる評価(ギネス記録とかではなく)が余りにも少ない気がします。
そして少しでも実物に近いマイケル像を自分の中で構築してみたいですね。

何かまとまりの無い文章で申し訳ありません??ブログ楽しみにしています!


Commented by yomodalite at 2012-08-08 21:50
Toccaさんも、MJに興味がある方だったんですね。面倒くさいうえに、私だけが必死になって「ポツン」状態でも仕方ないと思っていた話題なのに、丁寧なコメントを頂けて嬉しいです!

>「MJ=純粋(愛、音楽、宗教、子供他)」

これは、確かにそうなんですけど、彼の子供っぽさも、無邪気も、なぜ子供なのかとか、そこに、ものすごい「ポリシー」があるのも、やはり、彼の神の捉え方によるものだと思うんです。

>MJの創造の原点が眠っている

そうなんですよ。MJと神というと、MJが信じてもいない宗教と絡んでいるのばかりでw、変なところに向かっちゃってますけど、彼は直感的でありながら、筋道が通らないことを許さないようなところがあるので、後から考えてみると、相当深く考えて、結論を出しているようなことが多いと、私は感じてます。
Commented by yomodalite at 2012-08-08 21:50
ギネス記録とか、一番売れるとか、周囲だけでなく、彼自身もすごく拘ってましたけど、そういうところも、彼の宗教観から来ているとと言ってもいいようなところもあるんですよね。

>神との関係性を深く掘り下げて

私が書くことですから、深くとは言えませんが、少ない材料からでも、判断がつくことも、ある程度はあると思ったので、出来るかぎりまとめてみようと思っています。
Commented by Tocca at 2012-08-09 12:18 x
こんにちは、実は「マイケルジャクソン」検索でこちらに辿り着きました(^_^)

マイケルがこだわった「純粋」と「God」
これを解き明かさないと、彼は語れないかもしれませんね。

美しい言葉を並べれば、詩や歌詞が成り立つ訳でもないので、喜怒哀楽も含めた「神」という存在がMJの中でどう昇華されたのか、とても気になる処です。
Commented by yomodalite at 2012-08-09 16:53
>美しい言葉を並べれば、詩や歌詞が成り立つ訳でもないので、

ですよねーーー!

美しい心じゃなくても、美しいことは言えるし、わかってない人でも、わかった風なことは言えるけど、本当に感じている人の言葉じゃなかったら、こんなに伝わってこないよね!

>MJの中でどう昇華されたのか

私もそこを知りたかった、、でも書くのも難しいし注意しないといけないことも一杯あるし、、是非、今後とも、疑問とか、感想とか、コメントくださいね。
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by yomodalite | 2012-08-08 08:20 | ☆Dancing the Dream | Trackback | Comments(5)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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