和訳 QUANTUM leap『Dancing the Dream』[5]

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『Dancing the Dream』は、カテゴリ化しました。
これまで、MJの詩の和訳には、躊躇するところがあったのですけど、
いくつかの詩について、自分自身がもっと理解したいので、、、

今後も、日本語部分には、充分ご注意のうえ、
気になる点や間違いは、遠慮なくご指摘くださいませ。


QUANTUM leap
Written By Michael Jackson


I looked for you in hill and dale
I sought for you beyond the pale
I searched for you in every nook and cranny
My probing was at times uncanny
But everywhere I looked I found
I was just going round and round
In every storm, in every gale
I could hear your silent tale

丘や谷も超えて、ずっと遠くの方まであなたを探し求めた
ときには、自分でも気味が悪いほど、あらゆる場所を必死になって
でも、どこを見ても、どこを探しても、
同じ場所をぐるぐると回っているようで
嵐の中、吹き荒れる風の中にも
僕にはあなたの沈黙の物語が聞こえてきた


You appeared wherever I went
In every taste, in every scent
I thought I was in a trance
In every quiver I felt your dance
In every sight I saw your glance
You were there, as if by chance

あなたはどこにでも姿を表し、
僕はあらゆる揺れにあなたのダンスを感じ
どんな光景の中にも、あなたの眼差しを感じ
さまざまな味覚やあらゆる匂いにも、あなたを感じて陶酔した
それが偶然であっても、確かにあなたはそこにいた


Even so, I have faltered
Despite the fact, my life has altered
All my doubts were struggles in vain
Of judgments made in memories of pain
Only now, by letting go
I can bask in your glow
No matter where I stray or flow
I see the splendor of your show
In every drama I am the actor
In every experience the timeless factor

そんな事実にも関わらず、僕は疑ったり揺れ動いたり
あらゆる疑問を苦しかった記憶から判断しようとして
人生を愚かなものに変えてしまった
今、僕はそれらを解放することで、あなたの光に包まれるようになり
どこに漂おうとも、あなたの輝かしい光が見える
さまざまな経験の中から、見出した永遠を
あらゆるドラマで、僕は演じるのだ

In every dealing, every deed
You are there, as the seed
I know now, for I have seen
What could have happened could have been
There is no need to try so hard
For in your sleeve you hold the card
For every fortune, every fame
The Kingdom’s here for us to claim
In every fire, every hearth
There’s a spark gives new birth

あらゆる行動や、行為にも、あなたはその種として存在している
今なら僕にも何もかもが起こるべくして
起こったということがわかるんだ
そんなにむきにならなくてもいい
あなたの袖の中には、すでに運命のカードがあるのだから
僕たちが望む王国はここなんだ
家族の団欒に火を灯し、火花は新しい命を誕生させる


To all those songs never sung
All those longings in hearts still young
Beyond all hearing, beyond all seeing
In the core of your Being
Is a field that spans infinity
Unbounded pure is the embryo of divinity
If we could for one moment BE
In an instant we would see
A world where no one has suffered or toiled
Of pristine beauty never soiled
Of sparkling waters, singing skies
Of hills and valleys where no one dies

歌われたことのないすべての歌に、若き心の永遠の憧れに
見たことも、聞いたことも、すべて乗り越えて
あなたの存在の核の中には、果てしなく広い場所がある
何ものにも縛られない、純粋な神の胎児のごとく
ほんの一瞬でも生きることができるなら
悩みも辛い労働もない世界を、一瞬にして見るだろう
汚れのない自然の美しさ
水は弾け、空は歌う、誰も死ぬことがない丘や谷


That enchanted garden, that wondrous place
Where we once frolicked in times of grace
In ourselves a little deep
In that junkyard in that heap
Beneath that mound of guilt and sorrow
Is the splendor of another tomorrow
If you still have promises to keep
Just take that plunge, take that leap.

その場所は、驚くような、魅惑的な庭
僕たちがかつて、神の恩恵を受けていた頃に遊んでいた
ガラクタを山積みにしたゴミ捨て場
その山のふもとには
僕たちの心の奥底にある罪と悲しみがあり
これまでとは違う、新しく輝くような明日もある
もし君がまだ約束を覚えているなら
思い切って、飛び込んでみてごらん


(訳:yomodalite)

◎[Amazon]『Dancing the Dream』Michael Jackson


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私は見ていないのですが、日本でも(1989~1993)放映されていた人気海外ドラマ『タイムマシーンにお願い』の原題も『Quantum Leap』。この詩は、MJのあらゆるところに神を発見してしまう精神と、タイムマシーンのような感覚が合体しているような。。

タイトルは、以前出版されていた翻訳本では「量子飛躍」だったようです。でも、量子的というのが私にはよくわからないし、また「Quantum Leap」には、「大躍進」という訳語もあるのですが、なんだか納得がいかなくて、『タイムマシーンでひとっ飛び」とか『時をかけるジャンプ』とか『超飛躍』とか、

次々と、ダサいタイトルを思い浮かべてw、意外とその方がMJぽい?と一瞬思ったものの、やっぱり違うと思い直し、とりあえずタイトルはそのままにしておきました。


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Commented by kuma at 2012-07-16 11:19 x
韻を踏んでいて、音読すると気持ちよさそうな詩ですが、訳すのは難しそうですね。
気になってらっしゃるという最後の部分なんですが、
In ourselves から another tomorrow でひとつのまとまりと考えました。で、直訳的に考えると、こんな感じが頭に浮かびました。
「僕らの心の奥にある、ガラクタ置き場のその中に、山と積まれた罪と悲しみのその下に、光り輝く明日が隠れているんだ」
で、そのあとに、
「もしまだやるべきことがあると思っているなら、それに向かって飛び込んでみるんだ。それに向かって飛び上がってみるんだ」
詩の訳としては、野暮ったいなぁと思うのですが、なにかの参考になるでしょうか・・・。
Commented by yomodalite at 2012-07-16 15:15
>なにかの参考になるでしょうか・・・。

いつも、優しく助言を与えてくださることを、、すごく幸せに感じています。

>韻を踏んでいて、音読すると気持ちよさそう

日本語で韻を踏むところまでは、もう絶対ムリなので、せめて、詩の場合、サクッとリズム感よく読める文章にできないものかと、いつも、そこばかり考えているような気がします。

気になっているといった最後の部分は、この詩を「ちょっと変えてみたい」と思った一番のポイントで、

>「もしまだやるべきことがあると思っているなら、それに向かって飛び込んでみるんだ。それに向かって飛び上がってみるんだ」

翻訳本の方でも「飛び込んでみる」となっているのですが、kumaさんが言われるように、飛び込んで、飛び上がるとは「そこから何かをつかんでくる」ことだと、私は思うんですね。

ガラクタの山には、かつての宝物が、未来の約束とともに埋まっている。その場所に時を超えて戻り、過去ではなく、明日のために(埋めたものを)取ってこい

というか、とにかく「取りにいく」という意味が、感じられた方がいいんじゃないかと思うんですが、、必要ない?
Commented by kuma at 2012-07-17 00:31 x
私も自信ないんですけど、その感じは「それに向かって」で出るんじゃないかなぁ、という気もします。

それにしても、タイトル、難しいですねぇ…。
Commented by yomodalite at 2012-07-17 09:47
>その感じは「それに向かって」で出るんじゃないかなぁ、という気もします。

kumaさん、私も何度も読み直して、Just take that plunge, take that leap. に「つかむ」というニュアンスは必要ないという意見に、大体納得しました。ありがとうございます!

そこは魔法の庭 不思議の世界
ぼくたちがかつて神の恵みを受けていたころに遊び戯れた場所
ぼくたちの心の奥深く
がらくたが山積みになっている ゴミ捨て場
罪と悲しみの山のふもとに
新しく まばゆい明日がある
もしきみがまだ 約束を忘れていないなら
思いきって、飛びこんでみるがいい(以上、翻訳本の訳)(続く)
Commented by yomodalite at 2012-07-17 09:47
私は飛び込む場所が「時を超えた場所」で、そこに行くのが「明日のため」なら、そこから戻ってくることを前提にしていると思ったんです。それで「飛び込め」で終わってしまうことに違和感があったんです。

また「約束」とは? ガラクタの山に飛び込むとは? その理由も「何かをつかむ」(発見)ことだと思って、、それで、思い切って飛び込む(そこに行く)理由が、翻訳本では少し希薄な気がしたんです。また「つかむ」(発見)ということだけじゃなく、これを「約束」に繋げるには、自分たちが「埋めた」ということや、この山が(ガラクタ=宝物)自分たちの山であるという意味が必要なんじゃないかと思ったんですね。

この詩は、最初からずっと「探している」詩で、存在することは間違いないと確信しているのに、それでも、どこに存在するのかがわからなくて迷っている。でも、途中、MJ自身はそれを「発見」していて、みんなも、それを「(発見しろ)明日のために」だと思ったんだけど、、、まずは、

「こっちに来い。明日のために」ということかな… MJは「ネヴァーランド」の住人だもんね。
Commented by yomodalite at 2012-07-17 16:58
>私も自信ないんですけど、

自信がないなんて、私が言うべきセリフなんですけど、それでも、ほとんどの英語の翻訳詩に、日本人がなかなか感動することができないということとか、多くの訳書がある、ジブランの『預言者』も、なかなかストンと来なかったけど、柳澤氏の、原文とは少し異なる確信的な訳でストンと来たこととか、

それと何と言っても、ステラの言葉「わかりやすく自分なりに言い換えてきてください。自分の言葉を使って書き直してみましょう」に、最大の影響を受けていて、、、

でも、自分なりに言い換える際には、意味の取り違えや、今自分がわからないことを無視してしまう。という欠点もあるので、公表して、他人の意見を聞くことで「自分なり」という理解を深めることも出来たら、最高にしあわせだなぁと思うんですね。

そんなわけで、頑固な上に、直感力重視のわたしの訳に、コメントをくださった方には、本当に感謝のきもちで一杯です。とりあえず、ここまでの部分を、もう一度考え直して少し修正してみました。(続く)
Commented by yomodalite at 2012-07-17 16:58
>それにしても、タイトル、難しいですねぇ…。

ですよね。。量子的とはどーゆー意味かということを、物理学用語を一切使わず、文系に説明した文章って、読んだことないし、、飛躍的進歩も、めざましい進歩も、なんだか、しっくりこない。これに関しても、いつでも、思いつかれたときに、是非教えてくださいませ。
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by yomodalite | 2012-07-10 10:20 | ☆Dancing the Dream | Trackback | Comments(7)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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