Michael's Horror Story

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2002年の「Gold」誌インタヴューでも語っていたように、これから製作しようとしていた映画でも、MJは「ホラー」を考えていましたが、そんなMJの「ホラー好き」に関して、興味深い記事をメモしておきたいと思います。

下記は、2006年ごろにMJが書いた「ホラーストーリーのメモ」らしく、見つかっているのは一部分のようですが、不完全でありながらも興味深い点が多々合って、

これは、プリンスとパリスを主人公にした「お話」(子供たちに語るためか、または、演じさせるため?)なのですが、MJは、彼らもすごく怖がらせようとしていたり、また、彼らに語られるための「お話」にしては、とても視覚的で、ストーリーを書いていると言うよりは、想像した影像をメモしているように、私は感じました。

内容が飛んでいるせいもあって(言い訳?)、この「彼」が、どの「彼」なのかよくわからないというレベルで、あやうい箇所がいっぱいあり(汗)、

いつも以上にヤバい訳になっていると思いますので、色々とご指摘いただけると、すごく嬉しいです!

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私が一応訳してみたのは、下記の英文サイトのテキストから。両方とも同文だと思いますが、手書きメモと同じ(?)というよりは、内容をまとめた文章なんでしょうか?(credits : michaelious and mjjphotos この件に関してもご指摘をお待ちしています)

◎MJ'S HANDWRITTEN HORROR
◎A Horror Story Written By Michael

☆また、こちらのとてもとても素敵なブログでは、手書きのメモの方から、一部を訳してくださっているようで、大変参考になります!!!

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(引用開始)

Michael Jackson wrote this story titled "Kids on Swings". It was penned by Michael Jackson when he visited the UK in 2006.

「キッズ・オン・スウィング」というタイトルの物語は、マイケル・ジャクソンが、2006年に英国を訪れた時、書かれました。

It was written in black and blue pens on the back of letters and pictures of an Irish Georgian Castle...

それは、アイルランドのジョージ王朝時代の城が描かれた便箋の裏に、黒色と青色のペンで書かれました。

Written as play, it tells how Paris and Prince are playing on swings until the boy becomes disinterested and runs off.

それは、プリンスとパリスへのお話の脚本として、少年が元気に遊べるようになるまでを無関心ではいられないように書かれています。

(MJのメモはここから)

"A pack of wild dogs then chase the two as Paris screams for her Dad."

「野犬のパックが2人を追い、パリスは、パパを求めて叫びを挙げる」

The two kids spot a man working in a field with a sling blade."We see him working but we can't see his face."

2人の子供(プリンスとパリス?)は、そこで男が「スリング・ブレイド」(註1) を使うのを目撃します。「私たちは彼がナイフを使うのを見たわ。でも彼の顔を見ることは出来なかったの」

The character of Prince tells his sister "He murdered his wife and no one ever sees his kids cause he keeps them tied to the bed like his wife, before he murdered her. He starves them first then he murdered them, Paris."

プリンスの役は、妹のパリスに「彼は妻を殺した。それから誰も彼の子どもを見ていない、妻は殺される前にベッドに結び付けられていた。彼は、妻やこどもを、まず飢えさせてから殺したんだ」と伝えます。

His terrified sister admits to being scared before asking how he killed them. "He did it with a sling blade Paris."

パリスは、彼がどのように妻や子どもたちを殺したかを尋ねる前に脅えていました。「彼は、あの持っていたスリング・ブレイドでやったんだ。パリス」

In the next scene Prince and Paris are in bed - too frightened to sleep. A twisted passage then describes how the monster got a facial scar.

次のシーンでは、プリンスもパリスも、ベッドで眠ることができませんでした。紆余曲折をえて、その怪物(スリング・ブレイドで妻を殺害したと思われている男?)がどのように顔に傷を負ったのかが語られる。

"He starved a man for 2 weeks," it reads. "Just before killing him they had a fight. The guy he was trying to kill grabbed the knife to attack him. And he cut him over the eyes.

「彼は2週間人を飢えさせた」「殺す前に、彼らは殴り会った。彼(the monster?)を殺そうとしていた男は、彼を攻撃するためにナイフをつかみ、彼の目の上を切りつけた。

"He then got scared and ran into what they call the endless BLACK FOREST...he was never found again. Because they say there is no way out of the endless Black Forest."

「その後、彼(the monster?)は脅えながらも、人々が果てしない「黒い森」(註2)と呼ぶものに逃げ込み、2度と発見されることはなかった。果てのない「黒い森」には、出口がないと人は言う。

The two youngsters venture into the 'Black Forest' to visit the 'crazy man.'

2人(プリンスとパリス)は、その「狂気の男」(the monster?)を訪ねるために「黒い森」に乗り出します。

Shaking with fear, the children peer through the window of his cottage before a spine-tingling scene in which he creeps up behind them.

コテージの窓には、恐れ震えている子供たちの背後に、男が後ろから忍び込もうとするぞっとするような場面

He stabs them as they try to escape his clutches and Prince has an asthma attack and stops breathing.

彼は、彼の子供たちが逃げられないように強くつかんで、突き刺しました。ブリンスは(それを見て)喘息の発作を起こし、呼吸が出来なくなります。

The monster then hunts them down in the forest before Prince apparently dies with his sister's head on his 'lifeless chest.'

怪物は、森の中でプリンスとパリスを追いつめ、プリンスは死んだように見え、彼の「生命が途絶えた胸」の上には、パリスの頭があった。

In the final twist, the man carries Prince back to the cottage and holds hands with Paris. She is described as feeling 'safe and loved by him.'

最終場面、男は、パリスの手を握り、プリンスを抱えてコテージに運びます。パリスは、彼は安全で、大切にしてくれたと評する。

The man carries Prince to his bed and puts the cover over the sick boy before sitting in a chair and watching him.

男は、プリンスを彼のベッドに運び、具合の悪い少年に布団をかけ、椅子に座り見守る。

When her brother finally awakes from his coma, Paris calms the traumatized boy as she tells him the man "won't hurt you".

彼女の兄が昏睡から目覚めた時、衝撃を受けたプリンスに、パリスは「あの男はあなたを傷つけることはないわ」と鎮めます。

Closing lines read : "He pulls the Toys from his jacket. What was broken is now mended, Fixed Paris.

再終行、「彼は、上着からおもちゃを取出した。壊れていたものは今は修理されている。パリスが直した(パリスによる締めの言葉という意味?)。

He didn't steal our toys Prince he fixed them. KIDS are happy to see their fixed toys again.

彼は、僕たちのおもちゃを盗まないで、それらを直してくれたとプリンスは言う。子供たちは、元に戻ったおもちゃを見て幸せそうです。

"Man gets up, walks to the door right before he exits Prince says thank you they exchange smiles and we see him."

男がドアの方に歩いて出て行く前に、プリンスは彼と微笑みを交換し、彼に会えたことを感謝しますと言いました。
___________

註1「sling blade」は、カイザーナイフとも言われるナイフのことだと思われますが、このストーリーの全体を通して、MJの好きな映画『スリング・ブレイド』の影響が感じられる。

註2「BLACK FOREST」は、ヘルマン・ヘッセの生地として知られる、ドイツ語で「黒い森」を意味するシュヴァルツヴァルト(Schwarzwald)を指しているか、イメージしていると思う。

◎ヘルマン・ヘッセ格言集
___________

わたしは、

最初に見たスリングブレイドの男と、プリンスが妻を殺したと思った男、顔に傷がある“the monster”と、パリスが"won't hurt you"と言った男は同一人物で、上記の男を殺しに来た「男」(the monsterに顔に傷を負わせた)は別にいて、最初に殺人を冒したと思った「男」は、“the monster”ではなかった。

という構成になっているのかなぁと思ったのですが....みなさんは、どう思われましたか?


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Commented by yomodalite at 2011-12-14 01:08
http://nikkidoku.exblog.jp/16885459/ のコメントの続きを、こちらに移動しました!

>どうしてこんな怖い話を作ったの?と思ったけど.....

そうなんだよねぇ。しかも、2006年って、あの裁判からまだ1年後でしょ? 確かに、怖い話なんだけど「顔に傷があって怖そうに見えた男は、本当は優しい男だった」って話(で、合ってる?)だとすると、MJは、やっぱり裁判後も全然変わってないよね。

>「You Rock My World」→「マーロンブランド」→「地獄の黙示録」→「闇の奥」→「闇の奥の奥」→「MJのホラーストーリーの黒い森」.....

裁判は、相当、疲れる体験だったことは間違いないと思うけど、それでも、帰って来れたから、自分の子供たちにも「黒い森」から帰って来られる話が出来るし、したいんだと思うのね。もし、MJに、あの弁護士が言ったように、無邪気で騙されているような面がほんの少しでもあったら、こんなことはありえないと思うんだよね。

MJの神の話になると、遠藤周作氏のことを思い出す人が多いみたいで、わたしはよくは知らないんだけど、、でも、遠藤氏は、信仰に関してもっと悩んでいるし「神様どうして!」的なところがあるよね?(つづく)
Commented by yomodalite at 2011-12-14 01:15
MJは子供の頃から神への信仰が厚いという印象があるけど、その後の苦難に、一度も「神様どうして!」的な発言がないのは、彼が「信者」ではなくて、読書も単なる本好きというレベル以上の、徹底して思考を磨いていくようなものだったからとしか思えないのね。

わたしは「バシール」と、その後の「60ミニッツ」の変な男キャラは、MJが仕掛けたと確信していて、それで「顔について」を書きはじめて、そのことを説明して終わる予定だったんだけど、うっかり、自分がよくわかんなかった「You Rock〜」に途中旋回しちゃったせいで、収拾はつかなくはなっているんだけど、おかげで、その結論はますます強化されちゃったなぁ(考えてる人が同じだからかもしれないけど)

>本書いて!
わたしは、MJ図書館の本を少しづつ読んでるだけだもん!MJは1冊の本どころか、人間図書館のようで、今までに読んだことない本もいっぱいあるし、、「GOLD」インタビューきっかけで「くるみ割り人形」を読んでみたら「おとぎ話」ってこーゆーことだったんだって、今びっくりしてる最中で、それで、このMJホラーも思い出したんだよね。

>MJトリビュート行く? てか、行った?
そこは、ナイショ!
Commented by Jean moulin at 2011-12-14 01:41 x
そか、ナイショか...
Commented by yomodalite at 2011-12-14 14:27
てか、moulinさん行ったの?

私ジャクソンズ大好きだし、AIも大好きだし、西寺さんのことは、彼がプロデュースした曲だってほとんどチェックしてるくらい好きだし、、それに、そもそも読書より、音楽聴く方が300倍ぐらい好きなんだけど、大会場のライブってちょっと苦手なのね(体ヨワいし...)でも、でも、こちらのとてもとても素敵なブログ(http://rooney12.blog.so-net.ne.jp/2011-12-11)で「セットリスト」を凝視したりしてたら.....(やっぱナイショ♡)

>アメリカ社会の「闇の奥」....
は「アメリカン・ドリーム」の裏返しでもあるということを意識しつつ、英国出身のビージーズの70年代を探るべく、1st ('67)、Idea('68)、Horizontal('68)、Odessa('69)Cucumber Castle('70)Trafalgar('71)を入手しようと思ったんだけど、肝心の「How Can You〜」が収録されてる「Trafalgar」と前年の「Cucumber Castle」が高値で入手出来なくて、イライラ中。でも、私のバリー・ギブは「大草原の小さな家」みたいなイメージだったんだけど、こうやってタイトル並べてると、なんだか全然異なる歴史の重みを感じちゃわない?(私だけかな?)(つづく)
Commented by yomodalite at 2011-12-14 14:44
MJは自分のリズムという財産は黒人の血を意識しているけど、チャップリン、エリザベス、ウォホールや2人のバーンスタインも含めてハリウッドやNYが吸引した人脈に気脈が通じるところがあって、その惑星の住民だったから、あんなに映画にこだわってたんじゃないかなぁ。。

で、そう考えてたら「ギャング映画」と「おとぎ話」の関係もちょっぴりスッキリしてきたような気がしてきて。。

ビージーズで、なんとなくディケンズを思い出したので、クリスマスだし「オリバー・ツイスト」とか「クリスマス・キャロル」も読もうかなって思ってるとこだったり、ますますワケがわからないことを書きそうになってたり「おっちょこちょい」だったりしてるけど、、今後とも生暖かく見守ってね。

ちなみに、年末はカラオケで、♪I'm crazy for you, crazy for youーー♫(マドンナ)を歌うべく特訓中!http://www.youtube.com/watch?v=A2pYLcdrcQs
Commented by Jean moulin at 2011-12-14 18:48 x
>てか、moulinさん行ったの?
私、地方在住者だし、平日だし、中国行ったし、団体行動苦手だし、今回諦めざるを得なかったの。
でも、ジャクソン兄たちの姿をテレビで見たり、セットリスト見たりしたら、いてもたってもいられなくて・・。筑波山眺めて泣いてる・・。
吉岡さんや西寺さんのtwitterとかも、見ないようにしてるのよ(泣)。
Yomodaliteさん、絶対行ってると思う。

>MJは自分のリズムという財産は黒人の血を意識している….
アメリカエンターテイメント界で生きるとなるとねえ・・。
かの惑星とMJはどう関わってたのかよく考えるんだけど、やっぱり計り知れないところがあって、結局、本人の表現したものを感じていれば良いか、というところに収まる。
MJの知力で、結構な構想があったような気もする。
「アメリカン・ドリームという悪夢」も、確認したいとこだよね。(もうした?)

「crazy for you」出来上がったら動画アップよろしく!

なんだか、人気ブログにお邪魔して、気が引けてる生暖かいjean moulinでした・・。
Commented by yomodalite at 2011-12-16 11:54
>筑波山眺めて泣いてる・・。
詩人やなぁ。。

>中国行ったし.....
それって、moulinさんのライブでしょう!中国公演なんてスゴいよね。
観客としての興奮とは、別のスゴいイベントやったばっかりなんだから....今回はパスで正解だよぉ。今回大成功だったから、きっと来年も来てくれるよ。しかも次回はランディとジャーメインも来ちゃうし、、

と言うか、色々、わたしに付き合ってくれて本当にありがとーーー。動画なんて、、そんな、、確実に自主規制させていただきますが、とにかく、“クレイジィー”の部分に思いっきし、気持ち込めて吐き出しまくる予定!(毎日やってても尽きないんだけどね... )

もう少し、イイ感じで「ババア」になって、アデルの「Crazy for you」
http://www.youtube.com/watch?v=fjQJz_8rQkY を、三味線の弾き語りで歌えるようになったら、大々的に動画アップするわ!
Commented by Jean moulin at 2011-12-16 18:30 x
>きっと来年も来てくれるよ。しかも次回はランディとジャーメインも来ちゃうし、、
ほんとぉ!? ほんとぉ!?
詩的表現ぢゃないよねえ?
ランディ、痩せないと・・。

>アデルの「Crazy for you」を、三味線の弾き語りで歌えるようになったら、・・。
なんか合いそう・・。
長生きして待ってるね。


Commented by yomodalite at 2011-12-16 21:24
>ほんとぉ!?

毎年クリスマスが近づいて来ると、ジャクソンズ来日恒例になったりして...

>詩的表現ぢゃないよねえ?

いや、あのぉ、、「あなたがひとりで見る夢は夢にすぎませんが、みんなで一緒に見る夢は現実です」ってヨーコが言ってたし、、みんなで祈るのだっ!
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by yomodalite | 2011-12-17 23:24 | マイケルジャクソン資料 | Trackback | Comments(9)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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