マイケルと70年代(70's Hit Tune 1977 - 1979) [3]

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☆Bee Gees。毛量に著しい差がある右(ロビン)と左(モーリス)は双子で、中央が長男バリー・ギブ)


マイケルと70年代(70's Hit Tune 1974 - 1976) のつづき


ヒゲは少なくなってきたもの....ここまでイケメンが少な過ぎない?って思ったのはわたしだけでしょうか?
 
そのせいなのか、1975年のデヴィッド・ボウイの美男ぶりは際立って異質に見えました。わたしが、歴史として知っている70年代は「プログレ」だけでなく「グラム・ロック」の時代なんですが、

◎グラムロック(ウィキペディア)

60年代のヒッピー文化や自然回帰運動の反動で、人工的で都会的な「グラムロック」が生まれ、ボウイと同じくグラムロックのスター、T-REXの最大のヒット曲“Get it on”は1971年で、アメリカでは10位が最高位(年間でなく)でしたが、

デヴュー当時から、両性具有的で、宇宙人キャラを演じてきたボウイは1975年のアルバム『Young Americans』で、これまでのグラム・ロック的な音楽やファッションから脱皮することで、米国での一般的人気を得たようです。

また、70〜73年に「ファンク」「インディアン」「アボリジニ」などのキーワードがあちこちに見られるのは、“60年代末からのスライ&ザ・ファミリー・ストーンらの影響や、自然回帰やヒッピー文化が大衆化されたからで、

ジョン・デンバーは、60年代フォークのカントリー化、エルトン・ジョンは、60年代ポップアート文化の大衆化と言えるかもしれません。レディ・ガガからは、いつも80年代を濃厚に感じるのですが、この頃のエルトンもすごく頑張ってましたね。

シングルチャートに注目してみたのは、若者だけでなく、広大なアメリカ全土で、頻繁にラジオオンエアされていたような曲の動向が、よりわかると思ったからなんですが、70年代も後半になると「ビジュアルの時代」が到来し、ディスコミュージックが凄まじい勢いで席巻し、79年はトップ10のうち、1位の"My Sharona" 以外はすべて「ディスコ」。

"My Sharona"は『スリラー』制作時に、クインシーが作品に力強さを与えるために「ブラック・マイシャローナ」を望んだと言われている曲で、ダンスもビートも、まさにMJの到来を感じさせるところまで「時代が来た」という感じも。。

わたしは、マイケルが葬り去ったものを意識して、70年代を振り返ってみようと思い、彼の「戦略」「豪腕」「数の論理」といった政治力にも注目していたのですが、70年代は、MJにとって12歳から21歳。

彼の多才さと、見せる顔の多さは、今は充分過ぎるほど知っていますし、受け手にとっては、あまりにも多過ぎて、意識できない部分もまだまだ一杯あると思いますが、70年代に成功したアーティストを見ていた同時期のMJからは、それらを貪欲に吸収しようとしている意志の強さや「やれることはすべてとことんまでやる」だけでなく、そこから、どこまでも際限なく努力していった姿の方が、やっぱり強く感じられて、

さて、どーしよーかなーと、またもや、困惑してますww。

でも、意識していなかった点で、少しわかりかけて来たこともありました。わたしは、アメリカ人が、MJを語るときに、よくエルヴィスを引き合いに出すことがすごく不思議だったんですね。だって彼は50年代の人ですし、、

作詞・作曲をこなし、ダンサー、シンガー、エンターティナーのMJと、どんなに魅力的であれ、シンガーで俳優のエルヴィスとでは、全然比較にならないんじゃないかと思っていたんですが、、、

「あ、そういうことか」と、自分では少し納得してしまう点も気づいたので、そんなことも、いずれまた。。

ジャクソンズの「Blame It on the Boogie」は1978年「Shake Your Body」は1979年「Can You Feel It」が1981年ですが、年間ではトップテン外。MJの最初のメガヒットアルバム「Off The Wall」は1979年発売で、“Don't Stop 'Til You Get Enough”は年間36位“Rock With You”は、1980年の4位にランクインしています。

下記は、1977年から1979年の年間シングルベストテンです。


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Bee Geesの弟、アンディ・ギブ!



◎The Top 10 Singles of 1977

☆正統派女性ボーカリストの人気はまだ健在!
1位:"You Light Up My Life" - Debby Boone

☆ビージーズの弟、アンディ・ギブ。爽やかすぎるーーー!!!
2位:"I Just Want To Be Your Everything" - Andy Gibb

☆バーバラも強い!74年に続いて2曲目!!
3位:"Evergreen" - Barbra Streisand

☆大人気TV番組「チャーリーズ・エンジェル」のテーマソングらしい。
世界中で人気だったファラ・フォーセット登場版と歌っている方のヴァージョンの2種類

4位:"Undercover Angel" - Alan O'Day(チャーリーズ・エンジェル)
4位:"Undercover Angel" - Alan O'Day

5位:"I Like Dreamin'" - Kenny Nolan

☆80年代前半までメガヒットを連発「ポップ・ミュージックの完成者」と言われるアバ!
6位:"Dancing Queen" - Abba

7位:"Torn Between Two Lovers" - Mary MacGregor

☆この人の声、めちゃめちゃ好きっ!
8位:"Higher And Higher" - Rita Coolidger

9位:"Best Of My Love" - The Emotions

10位:"Southern Nights" - Glen Campbell


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John Travolta & Olivia Newton-John。映画「グリース」



◎The Top 10 Singles of 1978

☆「サタデーナイトフィーバー」来たーーー!わたしはこの映画まだ観てません
1位:"Night Fever" - Bee Gees

☆アンディ・ギブ2曲目!!
2位:"Shadow Dancing" - Andy Gibb

☆70年代のビージーズは、この曲で3曲目(ギブ兄弟的には5曲目)
3位:"Stayin' Alive" - Bee Gees

4位:"Kiss You All Over" - Exile

☆コモドアーズとライオネル・リッチーは、音楽的にすごく白人ぽい気がする
5位:"Three Times A Lady" - Commodores

☆この曲のボーカルが、こんな日系?美人のような方とは知らなかった!
6位:"Boogie Oogie Oogie" - A Taste of Honey

7位:"Baby Come Back" - Player

8位:"Emotion" - Samantha Sang

☆映画「グリース」これも観てません
9位:"You're The One That I Want" - John Travolta & Olivia Newton-John

☆またまた登場、この曲で3曲目のフランク・ヴァリ。アル・パチーノ似のこの人のこと、
今まで全然知らなかったのですが、60年代もヒット曲がとても多くて驚きました!

10位:"Grease" - Frankie Valli


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◎The Top 10 Singles of 1979

☆偉大なる「一発屋」ナック!
1位:"My Sharona" - The Knack

☆メンバーのナイル・ロジャースは、80年代を席巻することになる名プロデューサー
2位:"Le Freak" - Chic

☆ロッド・スチュワートはこれで3曲目!!!
3位:"Do Ya Think I'm Sexy?" - Rod Stewart

☆ドナ・サマーも、ここからヒット連発。
4位:"Bad Girls" - Donna Summer

☆日本でもカヴァーヒットした「ヤングマン」
5位:"YMCA" - Village People

6位:"Reunited" - Peaches & Herb

7位:"Ring My Bell" - Anita Ward

8位:"I Will Survive" - Gloria Gaynor

☆またまたビージーズ。これで4曲目!!!!(ギブ兄弟的には6曲目)
9位:"Too Much Heaven" - Bee Gees

☆ドナ・サマーは79年だけで2曲ランクイン!!
10位:"Hot Stuff" - Donna Summer




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by yomodalite | 2011-11-11 09:38 | マイケルジャクソン資料 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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