ウィキリークス以後の日本ー自由報道協会(仮)とメディア革命(光文社新書)/上杉隆

ウィキリークス以後の日本~自由報道協会(仮)とメディア革命~ (光文社新書)

上杉 隆/光文社




さて、本でも読みますか。。。

昨今の情報過多の毎日で、今さら「ウィキリークス」って気分じゃないし、なんか遅くね?って気も....

確かに、あっと言う間にウィキリークス本も一杯出版されちゃうし、わたしも、もういいかって気分だったり、ウィキリークスに関する本より、ウィキリークスが何を伝えているかの方が興味あるし....って思ってたんですね。

で、結局、ウィキリークスに関しては、本書と『ウィキリークス アサンジの戦争』の2冊しか読んでいませんが(『ウィキリークス アサンジの戦争』は後日)、

本書の著者である、上杉隆氏に関しては、ラジオ、ネット等などでの活躍はよく存じていましたけど、著作を読むのは初めてです。ですから、上杉氏の著作をすでに何冊かお読みになっている方とは、意見が異なるのかもしれませんが、そうでない方には、

「黒い池上彰」(わたしは池上氏の番組は見てないんですけど....)として、これまで何度も声を大にして訴えられてきた「記者クラブ問題」と「ウィキリークス」の両方を、わかりやすくポイントを絞って書かれていて、お得な1冊かもしれません。

本書に対して、ウィキリークスのことより、結局、記者クラブ問題ばかりが書かれているという感想は、的外れとは思いませんが、でも、ウィキリークスに日本の暴露情報を期待したって難しいでしょう?(ていうか、どこまで外圧頼み?)

だって日本人は英語が不得意な人がほとんどな上に、多少英語ができる人は日本のことをあまりわかってないか、米メディアに洗脳されてる人がほとんどですし、、

膨大な情報から、日本にとって重要な情報を取捨選択し、すばやく、日本語で伝えられるという状態が、ウィキリークスのスタッフにある確率もすごく低いと思うんです。

残念ながら、日本は「ウィキリークス」以後どころか、大手メディアの信じられないほどの「劣化」や「腐敗」から始めるしかなく、むしろ、日本の問題を棚上げせずに、真摯に受けとめつつ、活動されているのは、極わずかな人しかいないという「事実」も、震災後の今なら、より多くの人が理解できるのでは?

ガーディアン誌など、同じ英語圏の一流メディアのスタッフでさえ、ウィキリークスの膨大な情報から、重要な情報を見つけるのに相当手間取っています。それなのに、日本では、普通に公開されるべき情報ですら「記者クラブ」という濾過装置を通してからでないと得ることができない。

そんな異常事態を何年も見過ごしたうえでの「東電原発事故」だったってことを、わたしたちは、「今そこにある危機」として、あらためて、よく知る必要があると思います。

◎ウィキリークス以後の日本ー自由報道協会(仮)とメディア革命(アマゾン)

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[BOOKデータベース]日本のマスメディアが「暴露サイト」と報じるウィキリークスの本質とは何か?同様に、犯罪者扱いされている創設者のジュリアン・アサーンジとは何者か?なぜウィキリークスの出現は(日本以外の)世界中で「情報の9・11」と言われるのか?記者クラブが情報統制を行い、真のジャーナリズムが存在しない日本では報じられない“事実”を解説。また、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアが大きな役割を果たしたとされるチュニジアのジャスミン革命やエジプト革命にも言及。ウィキリークス以後の世界で何が起ころうとしているのか、著者が暫定代表を務める「自由報道協会(仮)」の活動も含めて解説する。光文社 (2011/3/17)

[出版社からのコメント]新聞・テレビが報じない"不都合な真実"とは?いま世界で、日本で何が起き、何が変わろうとしているのか?"日本のアサーンジ"の異名を持つ著者が解説。日本のマスメディアが「暴露サイト」と報じるウィキリークスの本質とは何か? 同様に、犯罪者扱いされている創設者のジュリアン・アサーンジとは何者か? なぜウィキリークスの出現は(日本以外の)世界中で「情報の9・11」と言われるのか? 記者クラブが情報統制を行い、真のジャーナリズムが存在しない日本では報じられない"事実"を解説。
また、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアが大きな役割を果たしたとされるチュニジアのジャスミン革命やエジプト革命にも言及。ウィキリークス以後の世界で何が起ころうとしているのか、著者が暫定代表を務める「自由報道協会」(仮)の活動も含めて解説する。





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by yomodalite | 2011-03-30 16:24 | 報道・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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