2009年 05月 17日
仏教・神道・儒教集中講座(徳間文庫)/井沢元彦 |
江戸の長屋では、トイレや井戸など共同施設が多いのですが、それでも4畳半一間のような狭い部屋でも神棚は必ずあったようで、台所と居間にそれぞれ神棚がまつってあるのが通常。一体これほどまでに信仰されていた「神道」とはいかなるものかと思い、最初に読んでみたのは、鎌田東二氏の『神道とは何か』だったのですが、鎌田氏はその中で、神道とは宗教としてはよくわからないということを、親切に潔く説明してくれ、神と仏の違いに関しては、下記のような記述がありました。
1. 神は在るもの、仏は成るもの。
2. 神は来るもの、仏は往くもの。
3. 神は立つもの、仏は座るもの。
その後、仏教に関して納得のいく解答を与えてくれた本は、小室直樹氏の『日本人のための宗教原論』 でした。(仏教だけではなく、キリスト教、イスラム教、日本人がいかに宗教音痴であることなど、一冊で日本人の「宗教」への興味や疑問に答えてくれるとてつもない名著)また昨年は副島隆彦氏の『時代を見通す力』に、仏教と神道の関係、神道の原型は中国伝来の道教であるなど、目からウロコの内容に感動しました。
でも「神道」に関して、最初に驚くような回答に出会ったのは、本書の著者による『逆説の日本史』でした。
仏教と神道と儒教が厚さ1センチほどの厚みの文庫本1冊にまとめられていて、めちゃめちゃお買徳じゃん!と思われた方もそうでない方にも。同著者による『ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座』 もぜひ読んでみたい。
____________
[出版社/著者からの内容紹介]世界の宗教では、神に帰依するのが当たり前にもかかわらず、日本は日本人に都合が良いように神を作り変えてきた。宗教比較により、そんな日本人の特殊性の原因、日本が中国・韓国に嫌われる理由を明らかにする、大人気宗教講座の第二弾! 徳間書店 (2007/03 単行本2005/6/30)
1. 神は在るもの、仏は成るもの。
2. 神は来るもの、仏は往くもの。
3. 神は立つもの、仏は座るもの。
その後、仏教に関して納得のいく解答を与えてくれた本は、小室直樹氏の『日本人のための宗教原論』 でした。(仏教だけではなく、キリスト教、イスラム教、日本人がいかに宗教音痴であることなど、一冊で日本人の「宗教」への興味や疑問に答えてくれるとてつもない名著)また昨年は副島隆彦氏の『時代を見通す力』に、仏教と神道の関係、神道の原型は中国伝来の道教であるなど、目からウロコの内容に感動しました。
でも「神道」に関して、最初に驚くような回答に出会ったのは、本書の著者による『逆説の日本史』でした。
仏教と神道と儒教が厚さ1センチほどの厚みの文庫本1冊にまとめられていて、めちゃめちゃお買徳じゃん!と思われた方もそうでない方にも。同著者による『ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座』 もぜひ読んでみたい。
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[出版社/著者からの内容紹介]世界の宗教では、神に帰依するのが当たり前にもかかわらず、日本は日本人に都合が良いように神を作り変えてきた。宗教比較により、そんな日本人の特殊性の原因、日本が中国・韓国に嫌われる理由を明らかにする、大人気宗教講座の第二弾! 徳間書店 (2007/03 単行本2005/6/30)
by yomodalite
| 2009-05-17 22:30
| 宗教・哲学・思想
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