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雨の日に、akimさんと『Shake It Off』する。。

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akimさんと、3時間コースのカラオケルームで、、、


実はこの間さぁ、、とか、あのときはね、、とか、この時期はすっごく孤独だった、、とか、


そういえば、先週アップした「神秘性を操るということ」の中のあの話は、ここで紹介した本にあった、アレだよね。とか、、2時間ぐらい色々しゃべり倒して、

♪I'm just gonna shake, shake, shake, … I shake it off, I shake it off…


ようやく、本日の1曲目『Shake It Off』



今回は、テーラー・スイフトがテーマだったんだけど、練習をサボりまくって聞いてる一方の私と違って、akimさんは台詞のとこまでバッチリなのだ。


Hey, hey, hey, just think while you've been getting down and out about the liars and dirty, dirty cheats in the world you could have been getting down to this sick beat....








その後、『We Are Never Ever Getting Back Together』『Blank Space』と、テーラー・スイフトを完全攻略したakimさんは、



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今度はこんな曲で泣かせようとして。。(もう、バカバカ。。)






でもって、全然練習してきてないもん!とぐずる私に 、


じゃ『Hold My Hand』ね。どっちが、Akon?







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と、とにかく容赦ないakimさんが選んだ曲は、行ってきたばかりのラスベガスの映像が満載で、ますます歌うどころではない私。。





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帰り際、次回はダイアナ・ロスを攻略してくるように!


という宿題を渡され、ダーリンが出張中の自宅にひとり戻ると、すぐにダイアナの曲を探しまくり、さっそく練習開始!



そんなわけで、


次回は、マジ熱唱するから、覚悟しておいてw








それと、、


この曲デュエットするから、akimさんライオネルで練習しといてw


隊長が思春期に見て「俺の嫁妄想」に耽ったに違いない映画の主題曲なんで。。










夜露死苦っ!!!www





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by yomodalite | 2015-04-11 21:00 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(2)

『MJ Tapes』の翻訳について[4]序章を終えて

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☆『MJ Tapes』の翻訳について[3]の続き

yomodaliteと、childspirits先生とのおしゃべりの続きです。



C:「すんなり納得できるパターン」っていうのは、MJの事に限らず、私たちが日々インプットしたりアウトプットしたりする言葉が陥りやすい罠だね。そういう意味で、『MJTapes』も他のMJ本とは一線を画していて、同時に、一線を画した批判のされ方もしたんだね。そのこともMJに出会ってすごく考えさせられた。


彼の事があるまでは、誰かの熱烈なファンになったことはなくて、「ファンの愛」というものを遠巻きに見ていたけど、MJの死後に「彼は誰かに殺された」という疑惑がいろんなパターンで出てきたとき、そちらに引っ張られたこともあったのね。急激に彼を好きになった分、彼の死を理不尽な悲劇とのみ捉え、彼をかわいそうな被害者と考え、「死に追いやった悪者」を突き止めて、「懲らしめねば」、みたいな気持ちにね。そんなことは自分にできることではないし、できたとしても、死後のMJにどんないいことがあるのかわからなかったけど。たぶん、悲劇の人というイメージにあうプロットを探して、大好きなMJのために何かをしている自分を感じたかったのかなぁ。だから、「すんなり納得できるパターン」と「プロット」の話は、人ごとではないかな。



Y:推理小説って、まさにプロットでできてるストーリーだからね。別に殺さなくてもいいようなことでも、殺す。ストーリーのためにw。MJのようなメガスターが「殺されるかもしれない」という想像は、生前から人々の中にあって、実際に「殺されたのかもしれない」という疑惑は、真剣に検証されなくてはならないし、その可能性を全否定するつもりはないんだけど、ただ、その論者のひとたちは、私が見た限り、全員その動機を「お金」に絞ってるよね。


それなのに、「お金のために殺された」と主張してるサイトは、どこも、お金のことがわかってるとは思えないんだよね、残念なことに。彼らが「確信」しているのは、世の中は強欲な人でがあふれていて、そういった人々が共謀している「不公平な社会」だということだと思うのね。そこは私も共感しなくはないけど、「強欲」から「殺人」へのプロットが弱くて、MJのお金の流れについて、比較的細かく説明してくれているところの情報を読んでいると、MJが亡くなった場合と、生きていた場合と比較して、確実に前者の方が儲かる立場を確保するのは、かなり難しいと思ったのね。利益を得るためには、まず借金の返済をしなきゃいけないわけだけど、この収支をプラスにもっていけるかどうかは、MJブランドが回復した現在から考えても不確定でリスクが大きすぎると思う。



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チャンドラーやアルビーゾがやったことを思い出すと、MJがリスクが大きくても「お金のため」という考えの犠牲になったことは間違いないんだけど、殺人に関しては、疑惑は理解できるけど、具体的に納得できるプロットには出会わなかったし、私にも出来ない。


だって、実際に調査したわけでもないのに、想像だけで人を判断するなんて、まさにMJがされたことと同じじゃない?


チャンドラーや、アルビーゾはお金のためだけかもしれないけど、メディアが、MJを利用できたのは、そこに様々な人の「正義感」や「ジャッジ」があったからでしょう?


でも、私たちには、殺人疑惑に決着をつけることはできないけど、MJが旅立つ前の美しい姿は、この眼ではっきり見たじゃない。それが、仮にものすごくいい状態を繋ぎ合わせたものだったとしても、あれだけたくさんの奇跡のような瞬間があるってことは、それまでの生活の賜物で、「1クールのレギュラーより、1回の伝説」(by 江頭 2:50)に重きをおいていたってことでしょ(笑)。



C:さすがエガちゃん、いつでも捨て身の芸人(笑)、いいこと言うわ。「すんなり納得できるパターン」についてしつこく言うようだけどね、自分という人間をみれば、そこには正と邪、強と弱、清と濁、いろいろな要素が渦巻いていて、本当にやっかいだと思わされる。それなのに、いやそれだからか、他人には、特にアイコンと呼ばれるような人に対しては、片方を拾って、もう片方を忘れてしまうことを極端にやっちゃいがちだよね。「やっかいさ」から逃げ出して、自分なりにスキッとするストーリーを、相手に見出すっていうね。幼い頃からスポットライトの下に生きたMJは、世の人のそういう欲求を十分わかってて、それを受け入れていた気がするな。


“I just can't stop loving you” の語りで’people don’t understand me(みんな僕のことをわかってない)’とささやきながら、“Give into Me” では’don’t try to understand me(僕のことをわかろうとするな)’と歌い、“Is It Scary?” で’I’m gonna be exactly what you wanna see(僕はあなたたちが見たいと思うものになってみせる)’と言ってるでしょ。2000年の時点で既にメディアや世間からひどい目に遭っているわけで、『MJTapes』の中には、MJの悲痛な叫びも多いんだけど、一方で彼は、神や世間に対して「怒っていない」とも言うんだよね。



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Y:実際に怒ってたこともあったけど… (いわゆるソニーウォーズはこの会話の直後ぐらい。その話はまた後で)MJの捨て身の覚悟が「社会的正義」じゃないことは確かだよね。彼の作品は大抵の場合、自分の気持ちを直接表現しているんじゃなくて、様々な人の視点が取り込まれているし、怒りすらも作品として昇華させた。人々が踊ったり、辛いことが忘れられたり、癒されたり、、そういうことがエンターテイメントの尊い仕事だと信じて。


シュムリーは「どうして、自分だったのだろう」なんて、何度も考えてるけど、MJは、ラビであるシュムリーにも、政治的な正しさより、人の心を癒すことが大事なんじゃないかって言いたかったんじゃない? それなのに、このヒゲメンはw、自分のことをMJのカウンセラーだったと勘違いしてるわ、「オックスフォード・スピーチ」だって自分が原稿を書いたって言ってるけど、シュムリーが許さなくてはならないとわかってるのは、聖書に敬えって書いてある「自分の父親」のことだけなんだよね。だから、実際にMJの口を通したものとはちがう。


MJは自身の怒りを告発してもいい立場だったにも関わらず、「許さなくては」とスピーチしたんだから。エリ・ヴィーゼルや、シモン・ペレスもいた“Heal the Kids”のボードメンバーたちの中で。


シュムリーが処方薬についてウルサくいったことは、MJのためを思って言っていたことだと思うけど、じゃあ、MJがシュムリーのためを思って言っていたことを、彼が真剣に聞いていたかといえば、この本でも明らかなように、そうじゃないじゃない。シュムリーは、MJがこどもたちを残して…ってことに怒りを感じてるみたいだけど、そんな彼に一番キツい反論をするとしたら、


あなたは、自分のこどもたちの世代には、自分と同じような差別にあって欲しくない。そんな思いから、貧しいひとを助け、自分が同胞だと信じるユダヤの仲間が被った境遇に寄り添い、「世界に類のない唯一無二の民族的虐殺」であるとアナウンスする役目も積極的に行なった。


でも、あなたが「ホロコースト」を唯一無二だと信じ、イスラエルの暴走を許したせいで、罪のないこどもたちも大勢犠牲になった。ユダヤへの恨みは、キリスト教社会から、現代のイスラム社会へと拡大し、今、あなたの子どもや、これから生まれるユダヤ人の子どもたちは、あなたが受けた差別よりももっと強い恨みを受けつつある。あなたが、不当な差別を受けた人々ができる唯一の方法は「彼らをこの世界から追い出すことだけだ」と信じたばかりに。


マイケルの子どもたちは、父親の死によって、大変な苦痛を経験した後も、口さがない人々のせいで、今も辛い目にあることもしばしばだと思う。でも、あなたの子供より不幸せかどうかは誰にもわからない。ってことじゃないかな。



C:そこは大きく肯きたい。ただ、yomodaliteさんが、キツい反論しちゃったから、なんだかシュムリーのこと庇いたくなってきちゃったんだけどw、私がもしシュムリーの奥さんだったら、彼が「やっぱり間違ってた。MJの言う通りだ」って言って家に帰ってきたら、受け入れられてたかなぁとも思うよね。おそらくそんなことをしたら、もう大学にも戻ることも出来ないし、身に覚えのないことで逮捕されるとか酷い仕打ちにあるかもしれないし、9人の子どもを抱えて、これからどうやって生活するつもり?って言っちゃうかもね。



Y:だよね。シュムリーへの批判を考えてると、速攻ブーメランなんだよね。



C:私たちは、MJのことが好きだから、彼の側に立って考えてるつもりだけど、ここでの会話をよく聴いてみると、自分の中にも「シュムリー」がいるんじゃないかと思うよね。



Y:私たちがいる世界では、愛はすぐ憎しみに変わるし、正義はいつも暴走する。だから、MJは「僕は憎しみは絶対に教えない」と言い、「僕は正義は信じていない」と言ったんだよね。



C:世界で一番有名なポップスターとして、彼は「実像」を理解してもらうことよりも、皆の「虚像」であることを引き受けようとしたようにみえる。その覚悟はすごくて、そのことこそがMJの比類のなさだという気もするんだけど。ただ、世間は、そして私たちは、MJのその覚悟の大きさに甘えて、いろんなプロットが暴走した感があるよね。



Y:MJに関して、さまざまな噂が暴走した原因については、今は、メディアの罪についてばかり語られるんだけど、当時のMJの変化について、理解できていたなんていう人は、本当に少なかったと思う。


それでね、マイケル自身が「MJストーリー」のプロットをどう考えていたかってことなんだけど、、


☆この続きは、いつかまた。。


今、ふと思ったんだけど、、

MJがヒゲメンだったときは、シュムリーとの蜜月期だったんだなぁ。。





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by yomodalite | 2014-11-29 01:03 | MJ考察系 | Trackback | Comments(0)

『MJ Tapes』の翻訳について[3]序章を終えて

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Photo : Angel Ball 2000


いつになったら終わるの!と、みなさんをイライラさせていた、シュムリーの1人しゃべりもようやく終わり、ついにMJとの会話が始まったわけですが、ここまでのストレスとか、今後のことも踏まえて、またまた、childspirits先生とおしゃべりしてみました。


《前回のおしゃべり》

最初、childspirits先生も、シュムリーへの不満を爆発させまくってやると勢いこんでいたんですけど、なんだかんだ、yomodaliteがいっぱいしゃべってます(てへへ)

☆ ☆ ☆


yomodalite(以下Y):序章、長かったよねーーー(しみじみ。。)あのヒゲメンwのしゃべりが長過ぎるせいで、「公開のお知らせ」から「まえがき」、前回の「おしゃべり」や、注釈と、言いわけするのに必死になって、しわは増え、老眼が進み、肌荒れ、腰痛、体重増加に、各種更年期障害の悪化と、自分たちで始めたこととはいえ、お互い散々な目にあってるわけだけど、なんかいいことってあった?(笑)ホント覚悟を決めていたつもりだったのに、モヤモヤしたり、読んでくれている人の笑顔が想像できなくて、胃が痛くなったりしたよね(泣)。


でも、何度でもはっきり言っておきたいんだけど、私たちは、シュムリーの見解に共感して、これを公表しているのではなく、とにかく全部読まずに批判したり、考察の材料とするなんてこともしたくないので、「全訳」にこだわったんだよね。


それと、これは、私たちではなくて、「私個人」の理由なんだけど、以前、「マイケルと神について」を書きはじめたとき、私は、様々なひとが、自分の信じていることや主張に都合のいい部分だけをとりあげて「マイケルの思想」だとか、マイケルの神はナントカと似ているとか言っていることが不満だったのね。だって、似ていると感じる点から、MJを考えていても、今、自分が信じていることを(無意識に)補強するだけでしょう? 私には、Godはひとりで、それは「Jehova」だと、2005年の時点で、MJが言ってたことをわかっている人はいないように見えたし、私にもわからなかった。


でも、彼が否定していたり、ここについては留保しているとか、そういうことだったら、少しはまとめられるんじゃないかと思って、無謀にも書きはじめたんだけど、当初の予定では「Imagine」と「All In your Name」を比較して、その違いについて書いたら、一応「第一部」終了というか、少しはスッキリすると思ってたんだけど、「All In Your Name」の訳詞が自分で納得できるまで完成できなかったのと(その後に和訳しました→)、それ以外にも、資料不足を感じることが多くて、それで、これに関しては、もっと徹底的に「遠回り」しようと思ったのね。で、その遠回りの第一歩が『MJTapes』の全訳だったんだよね。


childspirits(以下C):「MJについて語られた言葉より、MJが語った言葉」を知ってもらおう、という本来の目的にたどり着く前に、息絶えてしまうのではないかと思ったよね。そんなにしてまでどうして訳す?喜んで読む人ばかりではないのに。と自問したこともあるんだけど、シュムリーなしにはここに収められたMJの言葉は日の目を見なかったことを思うと、彼の解説を自分の意にそぐわないからといって「なかったこと」にするのは有用ではないし、今の時点で、自分たちなりに、シュムリーに対して反論すべきは反論し、共感すべきは共感したほうが、この対談がMJ研究の資料として生きたものになるんじゃないかな。というか、生きたものにしたい。とはいえ、まず反論すべきは反論したいんだけど(笑)、


この前、yomodaliteさんと話し合ったときは、シュムリーの語りの部分だけでなく、『MJTapes』全般を視野に入れていた気もするし、MJから学びたいのなら、最初から批判的になったり、感情的になっちゃいけないとかなり自制していたところがあるんだけど、シュムリーのまえがきは、その長さもしんどかったけど、全体を通して、後出しジャンケンみたいなものじゃないか、という思いはあったよね。MJとやった対談という「作品」に対して、「実はこうだった、ああだった」と、共同制作者が反論できないところで書くというのは、フェアではない気がしたよね。


Y:確かにね。でもさ、その批判はもっともではあるけど、反論できないところで、、っていうのは、シュムリーに限らず、ファンも含めてすべてに言えることだよね。MJは自ら語ることをずっと抑えていたしね。MJについての証言には様々なものがあって、彼について、なにが本当なのか?と思い始めると、じゃあ、誰が嘘をついているのか?と考える人もいる。でも、私自身はね、それは、誰かが嘘をついているわけではなくて、「MJストーリー」に対して、それぞれの人が感じた「プロット」の違いだと思うのね。


ストーリーは「物語」、プロットは「筋」というか、物語に因果関係を加えて解釈したものだ。と考えてもらえばいいと思うんだけど、もう少し説明すると、


彼が旅立つ前の一般的な “MJストーリー” というのは、「ジャクソン5で、一世を風靡した少年が、青年になり、類いまれなるダンスや、整形によって顔を変えたことで、史上空前の成功を手にしたものの、整形の繰り返しや、浪費癖、少年との不適切な交際によって、その栄光を台無しにした」というものだったよね。


これは、莫大な成功のあとには、転落がつきものという庶民感覚に則っていて、その要因を「整形」とか「浪費癖」とか「異常な性的嗜好」に結びつけて、さらにその原因は「幼児期のトラウマ」だとかっていう、児童への性的虐待をのぞけば、こういったストーリーは、大抵の芸能人にも当てはめることが出来るし、それは、誰もが想像できるストーリーだったよね。

でも、実際に、彼が亡くなってみると、そんな誰もが疑っていなかったストーリーに混乱が起きた。それが『THIS IS IT』で、「転落したスター」としてエンディングを向かえるはずだった物語に「復活」というありえない展開が起こった。


私たちはふたりとも『THIS IS IT』での復活からMJを考えてるよね。なぜ、彼は復活できたんだろう?って。私たちは、彼の最後を輝かしい結末だと感じて、彼の人生は不幸なこともあったけど、見事な人生だったんじゃないかという思いから、今までの “MJストーリー” を見直して、これまで想像していなかった事実をいっぱい発見した。


でも、『MJTapes』のシュムリーは、彼が亡くなった直後、彼が薬物の中毒で亡くなったという情報と、これまで流布された、性的疑惑を払拭したいという気持ち、加えて、彼との友情が壊れた原因から考えている。だから、素晴らしい人間性をもっていたMJが、性的児童虐待という疑惑に苦しみ、処方薬の乱用のせいで、徐々に気力をなくし、悲劇的な最後をむかえてしまったというのが、シュムリーが思う “MJストーリー” だよね。


「マイケルの死」には、そのあたりがよく表れていると思うんだけど、シュムリーには、親密だった思い出と、別れの思い出があって、親密だった思い出の中には、MJの優しさや、自分の子供たちへの態度から、児童への性的疑惑については、なんとしてでも誤解を解きたいという思いがある一方で、別れの思い出を辿っていると、自分から離れて、彼が思う「堕落した社会」であるエンターテイメントの世界に戻ろうとするMJに、生活態度を含めて批判的で、彼とのプロジェクトが上手くいかなかった一番の原因も、処方薬の使用について、自分がウルサく言うようになったことを、MJが疎ましく思うようになったからだと考えている。


そして、それがついに、彼の命をも奪ってしまったと思うと、父親としての責任を果たさずに、幼いこどもたちを親のない子にしてしまったという怒りも重なって、MJを強く非難している部分も目立つ。


C:シュムリーの感情がずいぶんダイレクトに表現されてる部分だよね。私ね、彼のしゃべりがあまりに長いから、訳しながら、「この本はシュムリーテープスかっ」って毒づいたときもあったけど、ある意味「シュムリーテープス」で間違いないと思う。彼という人間が、よく表れているもの。


この本が出版されたときのテレビ番組を動画で見たんだけど、そこでは本の内容を断片的に流したり、番組のキャスターが、”Some people say…”みたいな言い方で、シュムリーに話をふったりして、ある結論に誘導するために、他人の言葉を引用したり、状況の一部を切り取ったりするでしょう。純粋に「客観的」というよりは、建前としての「客観的」で、「他の人もこう言ってます」とか、「みんなそう言ってますよ」みたいな楯の陰で、自分だけは安全なところから、ものを言ったり、他人に石を投げたりする。


シュムリーが、そういった材料をメディアに与えたこと自体に、腹立たしい思いを抱く人もいるかもしれないけど、MJの「子供っぽい」と批判されたキャラクターの裏側には、知的で、複雑な内面があったという、その両面を見せてくれていることで、彼のこどもへの愛が本物だったことや、本当に優しくて、エンターティナーとしてだけでなく、人間として素晴らしかったことを提示してくれたことも確か。


『THIS IS IT』で、そのことを大勢の人が目の当たりにする前、無罪判決でさえ、まったく信じようとせず、異常な性格というイメージを流布しようとするメディアに向けて、自分が知っているMJを根拠に、彼の本当の人間性を提示したという姿勢には、卑怯なところがなくて、敬意を払いたいし、訳してても面白かったんだよね。


Y:そうそう、本の中では、MJの子どもの接し方に文句を言ってるように感じる部分もあるけど、メディアに登場してるときは、毅然として疑惑を否定してくれている感じがするよね。彼はもともとMJに対してメディアで言われてた印象しかなくて、直接交流して、その人間性に惚れ込んで、疑惑について否定すべき点は否定しなきゃって思ってるわけだから、メディアの主張とある程度バランスをとってしまうのは仕方ないしね。


それで、「プロット」の違いについての話をもう少し続けたいんだけど、私がフォローしてる海外ブログでみた画像なんだけど、


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The loneliest people are the kindest

最も孤独な人は、最も思いやりのある人である


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The saddest people the smile the brightest

最も哀しい人は、最も朗らかに笑う人である


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The most damaged people are the wisest

最も被害を受けた人は、最も賢明な人である



こうやって、なじみのある彼のショットに、逆の意味の言葉が添えられていると、共感する人が多いんじゃないかと思うんだけど、私たちは、MJから様々な面を感じている。でも、解釈つきの文章というものは、往々にして、どちらか一方を無視して納得させようとするものが多いんだよね。


例えば、この文章をシャッフルして、


・最も孤独な人は、最も朗らかに笑う。とか、

・最も被害を受けた人は、最も思いやりがある。


とすると、個々の要素はMJにあるものなのに「しっくりこない」。

つまり「ストーリー」として認識しにくいんだよね。


でも、それぞれの頭の部分で繋げて、


・最も孤独な人は、最も哀しく、最も被害を受けた人である。


とか、後半部分をつなげて、


・最も思いやりのある人は、最も朗らかで、最も賢明な人である。


だと「すんなり」するでしょう。


つまり、これが「筋の通ったストーリー」なんだよね。


3段目の写真はあんまり対照的なセレクトではないけど、1枚目と2枚目の彼のキュートな笑顔にメロメロにならない女子は少ないよね。この笑顔をみると、こっちまで幸せになっちゃうもんね。でも、彼がメディアに嫌がらせをされていたり、MJ自身が少年時に辛かったなんて、話を聞くと、彼のことを「かわいそう」だと感じて、彼の寂しげな表情もたまんなくて、そこも「キュン」ときちゃうでしょ。つまりさ、自分を幸せにしてくれた相手を、同時にかわいそうだと思って、私が応援してあげなくちゃ。と思う気持ち、「ファンの愛」って、大体そういうものだよね。


だから、このすんなり納得できるパターンは、正義を求めて、誰かを銃弾するようなブログの主張や、フェイスブックで、速攻「イイネ」がもらえるタイプの記事にも多い。


どういうことなんだろう?という疑問を解くために、人はそれぞれ自分が納得できるプロット(筋)を求める。「それじゃ、筋が通らない」なんてことをよく耳にするでしょう。ひとを納得させるためには、「筋が通っている」ことが重要なんだよね。でもね、上記の写真の例のように、筋を通すためには、筋が通るような部分を繋げるものでさ、だから、「真実」としてすっきり納得できるようなストーリーは、決して「リアル」ではないことが多い。


『MJTapes』は、全体にプロットが求められる通常の本と比べれば、ある章で感じるようなMJとはまた別の面が、次の章では展開されていたり、リアルなMJが垣間みれるという点は貴重なんだけど、シュムリーがひとりでしゃべっている部分は、自分との別れと、死因として取り上げられた薬物を直結させた「プロット」になっているから、そこは注意が必要だよね。


彼は、MJが鎮痛剤を必要としていることを、精神的な苦痛からの逃避としか捉えてないし、クリエイターの生活がわかってないから、これまでに見たスターが薬物で亡くなったというニュースに、MJを重ね合わせて考えているんだけど、当時、MJがヒストリーツアーと『インヴィンシブル』の製作でどれほど疲労していたかという想像はまったく出来ていない。


それから何年も経ってから、一緒に仕事をしたウィル・アイアムやエイコンといったクリエイター達が、少年のころに憧れだったMJに会ったとき、彼が薬物でダメになりかけていたとしたら、すごくがっかりしたはずなんだけど、彼らは自分がスターになった後でさえ、MJへの尊敬を失わなかったし、むしろ、直接その人間性に触れたことで、もっと尊敬するようになってる。


書き手というのは、どんな人でも、自分が主張したいことを書いてしまうものだし、主張に見合った証拠ばかり目に入りがちで、よく見つけてしまう。自分もそうなってしまうとよく反省するんだけど、


文章は、結論に向かって一直線に書いた方が説得力がある。


さまざまな事実を照らし合わせて、結論を出すのは至難の業だけど、最初から結論を決めて、エビデンスを揃えるのはすごく簡単なんだよね。特にネット社会では!


もっとも、ネットでMJについて書かれた文章の場合、それをエビデンスだと思うのも、あなただけだっていう文章がほとんどだけどさ(笑)


☆『MJ Tapes』の翻訳について[4]に続く





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by yomodalite | 2014-11-25 01:19 | MJ考察系 | Trackback | Comments(0)

akimさんとカラオケで密談するw

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連休中のこと。
「これは、、マイケル親分にはナイショじゃけーの」と、akim兄に言われて(嘘)、周囲に話が漏れないカラオケに行く。。

マイケル親分が主夢裡を許しても、akim兄ぃが許さなかったらどげんことになるか、身震いを覚えつつカラオケルームに入り、一時間以上に渡って、あの腐れ外道(これは架神先生から教えてもらった言葉だからね!)をどうシメるか、色々と話し合った結果、

「今回は泳がしちゃる」というakim兄ぃは、

ブラックオーキッドの薫りを漂わせ、

ドスをマイクに持ち替えると、

いつものakimさんに戻って、『Let It Go』を熱唱!


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akimさんが、♪The cold never bothered me anyway(少しも寒くないわ)って言うから、

私は、♪I'm so cold, let me in-a-your window(すごく寒いわ。お願い、中に入れてよ)っていう。




akimさんはその後もこんなのとか、

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冒頭の写真の曲や、こんな曲とか、


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こんな曲まで!


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ソウルフルな熱唱に次ぐ熱唱に、タンバリンを叩きまくる私。

そして、新曲を制覇して、ちょっぴり落ち着いたマイケル(akimさん)に、好物のダイアナを与えるのだった。。







元気になったマイケル(akimさん)は、
仲良しだったホイットニーの歌も歌ってくれて、







ダイアナおかわりされた私は、、







そして、ダイアナと過ごした日々を思い出したマイケルは(akimさん)は、







ふたりで歌った、、






そして、、クライマックスは、akimさんの十八番。。。


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たっぷり3時間コースのカラオケでわかったのは、

主夢裡のような「上から目線」の大人は普通にいっぱいいるけど、実際に上から見て、みんなの気持ちになって、言葉を選んでいたのは、マイケルだけ。。

そんなことをしみじみと感じつつ、

ふたりの主婦は、阪急のデパ地下に総菜を買いに行ったのだった。。




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by yomodalite | 2014-09-23 20:49 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(6)

黄金律に従おう『The Michael Jackson Tapes』

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☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』と、
☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義(註釈)の続き

Happy Birthday!!! のページをたくさん見てくださってありがとうございます! 

引きつづき『The Michael Jackson Tapes』の和訳ですが、「Jehovh's Witnesses years and Religion」は、今回の章で終了です。

Following the Golden Rule ー With All People
黄金律に従おう


P.128~

SB:Let's get back to Jusitice. When you see so many injustices with no recourse to justice, when people are killed and their murderer is never found, when garbage is written about you continue to believe in justice?

MJ:I don't believe in justice. I believe in it but I don't believe that…

英文表記はここまでで省略。本をお持ちの方は、和訳の内容をご確認のうえ、気になる点や間違いは、遠慮なくご指摘くださいませ。途中ポイントになるような箇所のみ、英文も併記しました。


SB:正義の話に戻ろう。君は、多くの不正が放置されていたり、人が殺されても、殺害者が見つからなかったり、また、君についてのゴミのような記事が書かれていても、正義を信じ続けることが出来ると思う?

MJ:僕は正義は信じてない。正義は信じているんだけど、司法の「正義判断」は信じていないんだ…

SB:君は、正しいことをした人には報酬が与えられ、犯罪者は罰せられるべきだと思わないの?善良な人は繁栄し、悪人は失脚し落ちぶれるべきだとは思わないということ?(☆註1)

All these are man - made things. I think evil is in people's hearts. This is where you and I might disagree. I don't think there is some devil out there manipulating our thoughts. That is what I was taught.

MJ:そういったことは、すべて人が創ったことだよ。僕は悪(evil)は人々の心の中にあると思う。この件に関して、君と僕とでは意見が違うだろうけど。僕は悪魔(devil)が外側から、僕たちの心を操っているとは考えない。これは僕が教えられたことだけどね。

SB:ユダヤ教では、悪魔(devil)という存在は信じられていない。したがって、私たちは君の考えにそれほど反対はしない。ただ、私たちと異なるのは、非常に有害なことをする人々は、その悪事を自分の内側に取り入れて自分のものとしていく。だから最初は邪悪な行為をしただけかもしれないが、そのうち、その人自身が邪悪(evil)な存在になってしまう。有名なユダヤ人の哲学者マイモニデス(☆註2)は言った。「習慣は第二の天性なり」(☆註3)

人は行なったことと同じものになるから、彼らは邪悪であり、ヒトラーのような人間には何も希望もない。そして、誰もが、君でさえも、その法則からは逃れられない。彼らのような人間は、骨の髄まで邪悪なのだ。

MJ:僕も悪魔は非常に邪悪だと思う。悪魔はこの部屋や世界中の裏側に潜んでいて、彼らは本当に忙しい。みんなゲイになってしまうし、同じようなことをしている女性もいる。だから、僕は悪魔は人の心の中にいると思うんだ。(☆註4)

(SB註:マイケルのゲイへのコメントについて。私が思うに、マイケルは自分が見た世界を表現したのではなく、すべてを悪魔の責任にしようとする人々が言うことを、言い換えて表現したのだと思う。マイケルが同性愛嫌悪の意見を言うことを、私は一度も聞いたことがないし、彼はそのような性格ではまったくない。彼はときどき、出会った男性が同性愛者かどうかを当てるゲームをしていたが、それは、悪魔的かどうかというような判断ではなく、彼らが自分に対して慕ってくるかどうかに基づいていた)(☆註5)

SB:こんな残酷な世界で、私たちが正義を信じ続けるためにはどうすればいいと思う?

Follow the Golden Rule. Be kind to your neighbors, love them as much as you would love yourself, do unto others...

MJ:黄金律(☆)に従うこと。隣人に親切に。自分を愛するのと同じように彼らを愛し、他の人にも同じように行なうこと...

☆黄金律(Wikipedia)

SB:君は罪を罰せられることなくうまく逃れようとする人々を見てどう感じるのだろう?怒りを感じない?公平でない卑劣な人々がいるとは思わないの?

MJ:腹が立つよ。だけど、僕は世界にはそういうことがあると知っている。僕のワールドツアーのテーマはこうなんだ。人に親切に、世界を癒そう、ここから違う自分になろう、人を愛そう。それは教会に行くことに似ているけど、僕は説教はしない。僕は音楽とダンスを通してそれを伝えるんだ。

マリリン・マンソンはステージで「神を殺せ!聖書を引き裂け…」と言っているけど、メディアは彼を攻撃しない。彼がまるで女性のような胸をしていてもね…(☆註6)

SB:君は、そういった卑劣な手段で成功したような人々を見て、いつも神に「僕には理解出来ない」と言っているのかな?

No, because I know how feel.

MJ:そうだね。僕にはその気持ちはわからない。

SB:じゃあ、君はそんなときどうするの?

MJ:僕は、世界には善良な人々がいることを信じている。そして、この世界に神が存在していることも信じているけど、神が「審判」を行なうとは思わない。神が降りて来て「あなたは申し分ない。しかし、あなたは引き抜くつもりだ」なんていうことは、僕はしないと思う。

SB:この世界に地獄がないということは、ユダヤ教でも同じだ。罪を洗い清めるための罰はあるけど、永遠に処罰されるような罰はない。

Really? I think that is all beautiful because we were all taught to believe in the devil and Lucifer and the burial ground, where you never get resurrection and judgment.

MJ:本当?それは素晴らしいね。なぜなら、僕たちは(クリスチャン全般を指していると思う)は、悪魔や堕天使(ルシファー)や死後の世界のこと、君は信じないだろうけど、キリストの復活や、審判の日を信じるように教えられてきたからね。

There is a decision being made right now as we talk. Jesus is putting certain people on the right, and when the end of the would comes all those people on the left will be swallowed up and they will be dead forever.

僕たちはいろいろ話して来たけれど、はっきりさせておきたいことがある。イエスは、ある人々を右におき、また、ある人々を左において「終末の日」に、左側の人々が地獄に飲み込まれて永遠に罰を与えられる。(☆註7)

That's not fair is it? There are a lot of beautiful, good people in the world no matter what religion, no matter what race. If there was really such a thing as real true heavenly justice, I don't think Hitler would have got away with what he did as long as he did.

そんなのはフェアじゃないだろう? この世界には善良な人々がたくさんいて、どんな宗教でも、どんな人種でも何の問題もない。もし、この世界に、真実、本物の天国と言えるような「審判」があったとしたら、ヒトラーがしたようなことを、彼が長い間、罰せられることなく出来たはずがない。

Then you get those people who say, " It happened for a reason, to teach the would never to let it happen again. "

それから、こんなことを言う人もいる。「もう二度と、こんなことが起こらないように、人々に教えるために、ホロコーストのような行為が行なわれた」

My foot ! You don't need a million of those little kids to die to teach the would. I am not going for it. They let him get away with it.

そんなばかな!世界に何かの教訓を与えるために、百万もの幼い命が必要だなんてことはない。僕は絶対にそうは思わない。ヒトラーは単にああいうことを、報いを受けることなくやれてしまったっていうことなんだ。

One day when this is over we will get Elie Wiesel to take you to Auschwitz, where so many of those children died. That would be poignant. You have to read his book, Night. His books is one of the most influential books of the twentieth century. He was sixteen years old when he was at Auschwits. He is the most famous Holocaust survivor in the would.

SB : 私たちはエリ・ヴィーゼルと共に、大勢の子供たちが亡くなったアウシュヴィッツに行く日が来るだろう。それは心に強い印象を残す。彼の『夜』という本を読むべきだ。彼の本は20世紀で最も影響力のある1冊だ。アウシュビッツにいた頃、彼は16歳だった。ウイーゼルは、世界一有名なホロコーストからの生還者だ。(☆註8)

(Professor Elie Wiesel is a prince of the Jewish people and one of my greatest heroes. As I mentioned earlier, I introduced Michael to Professor Wiesel, the Nobel Peace Laureate, and they had several meetings.

(SB註:エリ・ヴィーゼル教授は、ユダヤ民族の王子であり、私の最も偉大なヒーローの1人です。前にも言いましたが、私はマイケルをヴィーゼル教授[ノーベル平和賞受賞者]に紹介し、彼らは何度かミーティングを行なった。

Wiesel was my guest over two visits while I was rabbi at Oxford, and we have become close friends. It was my fervent hope that Professor Wiesel would take Michael under his wing, and it was Michael's great honor to have one of the world's foremost humanitarians believe in him for a few months.

ヴィーゼル教授は、私がオックスフォード大学のラビであった期間に、私の元に2度訪れ、私たちは親しい友人になった。ウィーゼル教授の下に、マイケルを連れて行くのは、私の強い希望でもあり、そして、世界一の人道主義者のひとりに、2、3ヵ月の間信頼されたことは、マイケルにとっても大きな名誉でした。

Later, when MIchael got arrested on charges of molestation, I called Professor Wiesel and apologized for vouching for Michael and what I thought to be his sincere intentions to help children. Professor Wiesel once told me that he saw compassion in has always been a wise counselor in my life and I continue to be blessed with his inspiration and guidance.)

その後、マイケルが猥褻行為の罪で逮捕されたとき、私はヴィーゼル教授に電話をして、マイケルと私が子供たちを助けるという考えは、誠実な意図によるものだと説明し、彼の保証人になったことを謝罪しました。ヴィーゼル教授は、かつて、私にとって同情は、常に人生の賢いカウンセラーであり、そのインスピレーションに今でも恵まれ続けていると語りました)


He is not bitter. He is like Mandela in that way.

MJ:ヴィーゼル教授は、冷酷で厳しいというような人ではなく、マンデラのようなタイプだね。

So you don't believe in justice ? You have seen it subverted too many times to believe in it ?

SB:君は正義を信じるには、あまりにも多くの人が罪から逃れるのを見て来たから、それを信じないの?


I believe there should be justice but I don't believe in the justice system. That's what I should say. You have seen the things that go on in the world and how people get away with them.

MJ:僕は正義はなくてはならないと思っている。でも、司法制度は信じてない。それが僕の言いたかったことだよ。世界で進んでいる物事や、それに関わる人々が、そこからどう逃れるか見てきたからね。

The majority of the good people that you have met, have they prospered ?

SB:君が出会ってきた善良な人々の大部分が、それで上手くいくと思う?


Absolutely

MJ:絶対大丈夫!

☆黄金律に従おう(註釈1)に続く



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by yomodalite | 2012-09-01 09:14 | マイケルと神について | Trackback | Comments(22)

人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2] 『The Michael Jackson Tapes』

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☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1]『The Michael Jackson Tapes』の続き

P.123~(中段より下)

SB:君は、大人たちがそうだったとしても、若い世代は、優しい心を持っていると信じ続けているの?

MJ:そうだよ。僕は今日までそれを見つけ出そうとしている。僕はユダヤ人の問題もずっと気にかけて来て、すごく大きな問題だと思ってる。

SB:ユダヤ人問題って?

MJ:ホロコーストで孤独に亡くなった子供たちの数を知ったとき…[泣き崩れる]人は何故そんなことができるんだろう? 僕には理解できない。人種が何であるかが、どうして、そんなに重要なんだ? 何であろうが… そんなことは、全く理解できない。人種にどんな条件があるって言うんだ …

僕には、人種差別なんて理解できないし、誰かが、それらを嫌うように、君の心が憎しみでいっぱいになるように、命令するんだろうか? 申し訳ないけど、彼らには、僕の心をそんなふうに変える事はできないよ。君には悪いけど、彼らは君の心は変えられたの?

SB:私たちが影響を受けやすい自分をつくり、正しいことを要求する神との関係を断っていたとしたら、彼らは、私たちの心を変えることが出来ただろうね。


MJ:ヒトラーは天才的な演説家だった。彼は多くの人々の心を憎しみに変えた。彼はショーマンに違いない。彼は演説の前に、少し間を挟んで、少量の水を飲み、のどをすっきりさせ、周囲を見回す。それは、エンターティナーが観客を惹き付けるためにやることと同じなんだ。彼は、演説の最初の言葉から激高していて、その強い口調で叩き付けるように話す。

でも、彼はどこでそんなことを学んだのだろう?彼は学校を退学しているし、彼はそこでは建築家になろうとしていた。彼は多くの失敗を経験している。僕はそういったことは、すべて刑務所で起こったんだと思う。『我が闘争』(☆)にあるようにね。僕は本当にそう信じているんだ。

☆『我が闘争』(Wikipedia)

(SB註:マイケルは、ヒトラーはショーマンとしては素晴らしいものがあると分析していた。私は後になって、ヒトラーの演説を何本も見たがマイケルの分析は間違いなく正しかった。ヒトラーは演説を始めるとき、少し間を取り、そして観衆の期待が高まった後で、ゆっくりと話し始めるのだ。)

SB:彼がその本を書き始めた場所で、彼の計画は練り上げられたと?


MJ:ああ、そうだね。彼は強い怒りを込めてその計画を練り上げた。ネルソン・マンデラとは真逆だね。彼は刑務所で子羊になり、恨みを持たなかった。彼は青春期が過ぎ去ってしまった80才の今日まで、長い間刑務所で過ごした後悔を口にしない。

SB:彼の青春時代が過ぎ去ってしまっていても?

MJ:そう、彼はかわいいんだよね。すごく子供っぽくて

SB:彼もくすくすと笑うの?(☆註2)

MJ:彼は子供たちが大好きで、僕が彼に会いにいったとき、何人かの子供たちと一緒にいたんだけど、「子供たちはここにいてください。マイケル・ジャクソンさんだけこちらにどうぞ」と言われて、僕は「マンデラ氏は子供たちに会うのを嫌がったりしないよ。子供たちが一緒に行けないのなら、僕も行かない」と行ったんだ。マンデラ氏の代理の人が、険しい表情で、僕の顔を見てきたことを憶えているよ。

そのあと代理の人が戻って来て、「みなさん、お入りください」と言った。マンデラ氏は、初めに子供たちのところにかけよってハグをしたんだ。僕はね、マンデラ氏がそんな優しい人だと知っていたし、彼も子供たちが大好きだった。彼は子供たちに話しかけた後に、僕と握手したんだ。それが正しい順序というものだよ。(☆註3)

SB:君はヒトラーとは真逆なんだろうか? 神は驚異的なカリスマ性を君に与えた。ヒトラーが、人間の獣性を表わすなら、君は人間の純真さや神性を引き出したいと考えている。最強の暗黒の力が、ヒトラーの指示によりドイツから放たれることになり、神は今、君に驚異的なカリスマを与えた。君はそのカリスマ性を、人の心にある純真さや神性を引き出すために使っているの?

MJ:僕はそう信じている。僕のショーに来れば、君も変わることが出来るよ。僕のショーは宗教体験のようなものだから。そこに来る前は君はただの1人の男だけど、そこから出て行く頃には、違う人間になっている。実際そうなるんだから。

SB:君は、ショーの目的のひとつとして、人々からそれらを引出すようにしているということ? ただ、観客を楽しませるだけではなく?

MJ:もちろん。観客も僕もそうなんだ。僕たちがコンサートでやっていることを、君にも見せてあげられたらいいのに。ステージに巨大な戦車が登場して、戦車と兵士が、観客に狙いを定め、それから、彼は僕に対して、銃口を向けると、観客全体からブーイングが起こる。どんな国でもそうなんだ… そして僕が銃を取って、それを下に向けると、兵士たちは嘆き始める。そこに、小さな女の子が登場して ーーいつも貧しい農家の少女なんだけどーー 花をひとつ持っていて、兵士の顔を見て渡す。兵士の膝が折れて泣き崩れると、観衆はいつも熱狂するんだ。

それから、僕のスピーチが始まって、別の少年がやってきて手話をする。君がそこにいたら、観客がみんな泣いているのが見るだろう。それは、どこの国でも起こることで、『Earth Song』という曲でのことなんだ。

僕は親善大使のように、世界中でそういったメッセージを広めて来たんだ。その後『Heal the world』では、全世界の子供たちが巨大な地球を取り巻いて、後ろにある大きなスクリーンには、世界中のリーダーたちが映し出されて、それは驚くよ。

一方、他のシンガーたちは、セックスについてとか「ベイビィ、バスタブの中で、君の体のすべてに触りたい」とか歌っていて、僕だけが、どこかのマスコミに変な奴だと叩かれてる。君はその感覚をどう思う?

SB:それは、もちろん正しくないね。

MJ:おかしいと思うだろう?

SB:君が見たものとは、変わっているね。

(SB註:その頃、マイケルはオックスフォードのような場所でスピーチをしたことによって、彼の周囲には信頼のおける尊敬すべき政治家や、育児の専門家が集まり、彼は良い評価を得るようになり、失われていた尊敬を回復しつつあった)

SB:彼らはなぜ理解できなかったんだろう?なぜ、彼らはナチスのような、邪悪(evil)な人たちになったのだろう。


MJ:僕には、彼らの心に近づく方法がないとは思えない。

SB:それは、君がヒトラーと直接向かい合って話すことができたら、ということ…

MJ:そうだよ。まさにそのとおり!彼の周囲には、彼を恐れていた人々ばかりが大勢いたんだ。

SB:もし君がヒトラーと1時間会うことが出来たら、君は何らかの方法で、彼の心に触れることが出来ると信じているということ?

MJ:僕は、絶対に出来ると確信してる。

SB:ヒトラーだよ。マイケル!君は誰であろうと、心の底から邪悪(evil)な人はいないと思っていて、それで、彼の心にも触れられると信じているんだね。だから、君は不正を罰すること良しとしない…

MJ:僕は彼らのような人たちは救って、セラピーを受けさせなければならないと思う。君は、彼らに教えてあげなくちゃ。人生のどこで、何を間違ったのか、彼らは自分が何をしているかわからなくて、それがどれだけ間違っているかもよくわかっていないんだ。

SB:しかし、マイケル、ヒトラーのように、明確に矯正不可能な人々もいる。彼は悪(evil)そのものだ。君が同席するような人間性の欠片もない人間で、見たことがないような深海や暗闇に話しかけるようなものだ。いったいどれだけ大勢の人を殺したと思っている?彼らに与えるセラピーなんてないだろう?彼らは殺人者なんだから、厳しい罰を与えるべきだよ。

MJ:それは、恐ろしいことだと僕は思う。彼らの心に届くような人がいることを僕は望むね。

SB:彼らがすでに罪を犯していて、彼らが殺した犠牲者がいるのに? 

MJ:彼らがすでに罪を犯してしまっていたとしたら、それは間違っているけどね。

(SB註:これは、馬鹿げた話だ。ヒトラーを1時間で変えられると信じている人がいるとは。ヒトラーは、かつて、この世に存在した中で、最も邪悪(evil)な人間だ。その男は、600万人のユダヤ人の殺害はもちろん、100万人の子供たちも同じように計画的にガス室で殺害した。マイケルは純真だから許すことができるのだろう。

しかし、暗闇を光に、悪(evil)を善(goodness)に変えることができると信じている人間には、通常の善悪のルールは通用しない。マイケルは自分には、子供たちを癒す特別なヒーリングパワーがあると信じていて、その能力は、他の人々には間違って見えたとしても、彼には心地よいものだった。

実際のところ、私は、マイケルのヒトラーへのコメントについて、彼をもっと説得すべきだった。私は、彼に、「マイケル!君は救世主(Messiah)じゃないんだ」と言うべきだった。君は、第二次世界大戦を止められなかったじゃないか。私はそうしなかった自分の臆病を後悔している。しかし、私は重大な判断をせまる問題に対しては、柔軟な姿勢でアプローチすることにした)

SB:ここまでの話をまとめてみると、君が、世界を子供の目を通して見ようという意見は面白い。了解だ。だが一方で、子供にとって、本当に邪悪(truly evil)な人間を見分けることは難しい。それは、子供が人を信じやすいという問題でもあり、同時に、君が抱えている問題でもある。(☆註4)

たとえ、どんなに有害な悪人であっても、君は良いところがあると言いたい。それなら、人を裁くシステムについては誰かに依頼したらどうだろう。それは君が世界に貢献するようなことではなく、率直に言って、その件に関して君は良くない仕事をしてしまう恐れがある。(☆註5)

残酷な行為による「大人の世界」の罪を知れば、君も刑罰が必要だと思うようになる。しかし、子供の世界ではそれらは存在しないので、君は処罰を必要としないなどと言うんだろう。しかし、マイケル、君はヒトラーの心に触れることが出来るなんて、本当に考えているの?


MJ:間違いなくそう思ってるよ。

SB:何らかの方法で、ヒトラーの良いところを見つけることが出来ると?

MJ:うん。僕はできると思っているし、実際に出来るよ。誰も彼と本当に話をしたことがないんだよ。僕が思うに、彼は、こんな言い方は嫌いなんだけど、ご機嫌取りのような連中に囲まれていたと思う。事実、彼らはそんな感じで、それは、ヒトラーが求めたことでもあり、彼の周囲もそうしていた。

SB:ヒトラーには、挑む人間が誰もいなかったということ?

MJ:ドイツには、ヒトラーに反対する人間もいた。彼らはヒトラーを殺すことだって挑戦したよ。憶えてるだろう?

SB:ああ、クラウス・フォン・シュタウフェンベルク(☆)だね。しかし、彼と彼の賛同者は、1千万人の人口のうち、多くても数百人だった。このような話の場合、私と君の意見にはかなりの距離がある。ヒトラーは本質的に邪悪だ(intrinsically evil)。君には彼の心に触れることは出来ない。この問題で人々ができる唯一の方法は、彼らをこの世界から追い出すことだけだ。(☆註6)

☆クラウス・フォン・シュタウフェンベルク(Wikipedia)

◎ヒトラー暗殺計画(Wikipedia)

SB:君は酷い報道をして来た人々や、子供を傷つける人々を除いて、君の心の中のすべての人々を許して来たのかい?

MJ:そうだよ。(☆註7)

☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義(註釈)に続く



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by yomodalite | 2012-08-21 12:17 | マイケルと神について | Trackback | Comments(5)

人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1]『The Michael Jackson Tapes』

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☆カルマと正義[2]『The Michael Jackson Tapes』と、
☆カルマと正義[2](註釈)の続き

ラビ・シュムリーの著書『The Michael Jackson Tapes』から、Part 2「Jehovh's Witnesses years and Religion」(エホバの証人時代と宗教)にある「Racim, Religion, and Anti - Semitism」の和訳です。

Racim, Religion, and Anti - Semitism
人種差別、宗教、反ユダヤ主義


P.120~

SB:マイケルは彼の曲「They Don't Care About Us」で、ユダヤ人を侮辱する言葉である「Kike」を使用したことによって、激しい非難を浴びた。私とマイケルが友人であることを知っている多くのユダヤ人たちが、私にマイケルは反ユダヤ主義だと言って来た。しかし、マイケルの人生で非難されたことの中で、反ユダヤ主義だと言われることなど、それらのうちのひとつに過ぎない。

私は、むしろ、マイケルがユダヤ人に直感的に親近感を抱いていたと思う。(☆註1)マイケルは、私がラビであるということに非常に敬意を払い、私が持っていたユダヤ学の知恵から、多くを学んでいた。私はマイケルがユダヤ人を誹謗するような2006年頃のボイスメッセージについても、よく知っている。

◎[ボイスメッセージ]Michael Jacksons opinion about jews

そういった不快な行動を援護するつもりはないが、私が彼を守ることが出来なかった期間、マイケルは処方箋薬の問題を抱えていて、彼は薬物の影響下にあった。そして、誰がそれらをマイケルに与えていたかについては、誰にもわからないが、マイケルは常に私の前では、ユダヤ人と、ユダヤ教に対して、最上級の尊敬を表していた(☆)


☆[関連記事]Michael Jackson and The Jews:Rabbi Shmuley Boteach

(会話はここから)

SB:君は、社会から取り残された多くの人々の声になろうとしてきた。「They Don't Care About Us」もそうだね。この曲の重要なメッセージである、誰からも見捨てられているのは誰だろう? 貧しい人々? それとも第三世界?

MJ:僕が言いたかったのは、誰からも見捨てられていて、不当な扱いを受けている人々、結婚していない両親から生まれたり、「ニガー」(黒人への差別用語)なんて言われたり、これは、僕が言ったことで、誤解を受けた言葉だけど「カイク」(ユダヤ人への差別用語)もね。

少年の頃、ユダヤ人の弁護士と、ユダヤ人の会計士が、僕が寝ているベッドの隣で、お互いに “カイク” と呼び合ってた。僕が「そうはどういう意味?」と聞くと、彼らは「ユダヤ人に対する悪い意味の言葉だよ。黒人に対して “ニガー” というのと同じさ」って、僕は「ああ、そうなんだ」と答えた。

だから、 “ニガー” も “カイク” も、人々が不当に扱われるときの言葉だって知っていて、そう言ったんだ。大勢の人に誤解されたけど、僕は決して… わかるだろう?

SB:君は声なき人たちのために、立ち上がろうとしたんだね?

Yeah, who don't have a voice. I would never teach hatred, ever. That's not what I'm about.

MJ:そう。声なき人のためにね。僕は憎むことは決して教えない。それは僕が言いたいことじゃない。

SB:君にはアメリカ人としての誇りがある? 外国でコンサートを行うとき、いろんな意味でアメリカの代表だと感じることは?

MJ:これから言うことを、誤解して欲しくないんだけど、僕は自分を世界の一員だと感じている。だから、どちらか一方につくのはいやだ。アメリカ人として、この国に生まれ、アメリカについて誇りに思うことがたくさんあっても、そうは思えないことも… 偏見と言うか… ノーマン・ロックウェルが描いた、学校で学ぼうとする少女に物を投げている絵とかね…


(SB註:ロックウェルは、南部の人種差別が撤廃されたばかりの学校に、白人の攻撃から彼女を守る連邦保安官に警護されて、通学する黒人の少女の絵を描いた。マイケルと私は、ノーマン・ロックウェル美術館にその絵を見に行ったことがあった)


MJ:僕には人種差別が理解できない。僕の母親、彼女は天使とか聖人のような人なんだけど、エンシノの家から1ブロック先にあるマーケットに、ベンツで買い物に行った日、母はみんなを愛しているのに、車に乗った白人の男性に「アフリカに帰れ!ニガー!」と怒鳴られた。母がそんな目に会うなんて、今から5年ほど前のことだけど、僕はすごく傷ついた。その白人男性は妬んでいたんだと思うよ。

僕が知っている話としては、僕の兄弟が乗っていたロールスロイスに鍵をかけて出かけて戻って来たら、誰かが自分の鍵で、その車に傷をつけていた。黒人がロールスロイスを運転していたからだよ。そういうことにはうんざりするね。皮膚の色と、その人の人間性とは何の関係もないじゃないか。

僕は、ユダヤ人の子供も、ドイツ人の子供も、アジアや、ロシアの子供もみんな愛している。僕たちは、みんな同じで、僕はそれを完璧に証明できるよ。

僕はあらゆる国で、コンサートをして来たけど、彼らは、みんな同じ場面で泣いて、同じ場面で笑って、同じ場面で興奮する。気絶して倒れるところまで同じなんだから、それは完全な証明だと言えるよね。僕たちには、みんな同じ共通性があるんだ。

ロシア人は抜け目がなく、ドイツ人は感性や感情がないなんて聞いたことがあるけど、僕のコンサートでは、ドイツ人は僕たちと同じか、それ以上に感情的だった。ドイツにもロシアにも、僕を大好きなファンがいて、彼らは、寒い日でも、暑い日でも、僕を一目見ようとずっと外で立っている。

彼らは「世界を癒したい!」「私たちはあなたを愛してる!」って叫ぶ。そういうのは若い人々で、戦争や他のくだらない状況とは何の関係もない。彼らはこれまでとは違う、新しい種類の人たちだ。とても素晴らしいし、僕も世界のひとりになったように感じる。だから、僕には、どちらの側にもつくことは出来ないよ。「僕はアメリカ人です」と言うのが嫌いなのは、そういう理由なんだ。

SB:実際のところ、君は信じられないほど成功した初めての黒人有名男性として、そのキャリアがどんな影響を及ぼしたと思う? 例えば、誰かから不公平な行為をされたとか、君の母親が経験したような人種差別とかはあった?

MJ:そうだね。僕の前には、ハリー・ベラフォンテや、サミー・ディヴィス・ジュニア、ナット・キング・コールがいた。 彼らはエンターティナーとして、人々は彼らの音楽が大好きだったけど、でも、彼らは、ちやほやされたり、キャーキャー言われたり「愛してるわ!結婚して!」なんて、言われたことはなかった。

彼らは観客に服を破かれることもなかったし、ヒステリックに叫ばれたり、スタジアムで演奏することもなかった。僕は、最初にそういったスタイルを破って、白人の女の子、スコットランドや、アイルランドの女の子たちにも「愛してるわ!あなたが欲しいの!…」とか叫ばれたんだ。

多くの白人の記者たちは、それが気に入らなかった。僕がパイオニアだったから、彼らは僕に冷たかったんだ。 それが作り話の始まりだった。「彼は奇妙だ」「彼はゲイだ」「彼は高圧酸素室で寝ている」「エレファントマンの骨を買いたがっている」 … 人々が僕に背を向けるようなことを、彼らは本当に酷いことをやってきた。僕じゃなくて、他の誰かがそんな目にあったら、今ごろ麻薬中毒で死んでいるだろう。

SB:君がそんなことに耐える力はどこから与えられたの?

MJ:こどもたちを信じること。若者を信じること。こどもたちを守るために、神が僕にこういった試練を与えたんだと信じることだよ。

☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2] 『The Michael Jackson Tapes』に続く



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by yomodalite | 2012-08-20 17:31 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)

カルマと正義[2]『The Michael Jackson Tapes』

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夏休みに、東京から車で2時間ぐらいの場所でキャンプをしてきました。美しい虹は見ませんでしたが、ずっと気持ちがいい青空で、草原を跳びまわる鹿にも会えませんでしたが、見たこともないような巨大な虫をしばらく眺めたりして、夜はテントから星空を眺めながら、ちょっぴり神に感謝してみました。

下記は、

☆カルマと正義[1]『The Michael Jackson Tapes』と、
☆カルマと正義[1](註釈)の続きです。

P.118~(中段より下)

MJ:僕がドアからドアへ訪問して布教活動をしていたとき[エホバの証人のパイオニアリング]、人は「私たちは無神論者だから」なんて言うんだ。どうして?なぜ彼らは神を信じないんだろう?… 僕はそれを何度も聞いたし、僕の兄弟もしばらくの間、無神論者で、ティトは母の宗教の信者として厳しく育てられたけど、その後は無神論者だったんだ。今は違うみたいだけど。僕が知っている有名な映画監督では、『雨に歌えば』でアカデミー賞を取ったスタンリー・ドーネン(☆註1)も… 。

SB:君は訪問先の人々から「私たちは無神論者だから」と言われたとき、彼らとどういった議論をしたの?

MJ:僕は生命の奇跡によって、それを試みようとした。子供たちの目や、体が、いかにすべてが正しく動いているか。それらのすべてが、自ら偶然現れるなんて方法はない。

それから、僕たちがなぜここに存在し、なぜ、互いに破壊し合うことが許されているのか? 僕たち人類だけが、この惑星の中でお互いを破壊しようとする、唯一の種属なんだ。僕には、様々な不公平がどうしておこるのかわからない。なぜ、天国は、ホロコーストや世界中で起っている大量虐殺や、リンチや奴隷制度、スターリンとか、、そういったすべての重要な問題を止めることができないのか。

こんなことは言いたくないけど、僕はナポレオンも嫌いなんだ。彼が起こした大量虐殺は賞賛されている。[SB : マイケルはナポレオンが行なったすべての戦争のことを言っているのだと思う]それに対して、ヒトラーは悪魔(Devil)と呼ばれている。でも、彼らは同じことを、同じようにやっている。ナポレオンのことは国のためにやったことだと言う人がいるけど、それはヒトラーも同じだよ!ナポレオンと共に大勢の人が亡くなっているのに、ナポレオン像まである。

SB:いいかい、ヒトラー以上に邪悪(evil)な人物なんていない。それから、ナポレオン。彼は多くの戦争を始めたが、未だに、慈悲深い独裁者だと言われている、この人物は、ヒトラーと比較されることは決してない。現代でも、彼の時代においても、英国やヨーロッパの国々からは「獣(the beast)」と呼ばれ、アンチキリスト(☆註2)だと言われているんだ。

MJ:でも、彼はたった1人で、島で亡くなった孤独な男だろう。

SB:君は歴史書を読むのが好きなの?

MJ:僕は、歴史についての本を良く読むよ。でも、何を信じていいかわからないね。だって僕は、自分に関しての記事が、どれだけ捻じ曲げられて書かれたか知っているからね。歴史も、僕と同じように捻じ曲げられていると思う。この国(米国)は、インディアンから、そしてオーストラリアは黒人から。そしてアパルトヘイトも。彼らがどれほど多くの黒人を殺したか。

You know that most of the death of the indigenous peoples here in the Americas, as well as most of the slaves who were brought from Africa, was through disease and germs. Almost ninety percent of Native Americans died because of European diseases. You see the Europeans had so much disease in their bllod they developed immunity to it. But the Native Americans had no such immunity and European germs killed off about eighty seven percent of indigenous peoples in the Americas, and something like ninety five percent of the Aborigines died of disease. They lived in more wholesome environments without all the European illness.

SB:君も知っているだろうが、アメリカにいた原住民や、アフリカから奴隷として買われて来た者たちも、主な死因は病気と病原菌だ。90%のネイティブ・アメリカンは、ヨーロッパ人の病原菌で亡くなった。ヨーロッパ人は、彼らの血の中に病原菌をもっていたけど、彼らにはその免疫があった。でも、ネイティブ・アメリカンには、そのような免疫はなく、87%のアメリカ原住民が亡くなった。また、95%のアボリジニも病気で亡くなった。アボリジニは、ヨーロッパ人がかかるような病気がない、健全な環境に住んでいたんだ。


MJ:嫌な話だね。申し訳ないけど、そういう話は本当に嫌いなんだ。

SB:最近、オーストラリアに行ったんだけど、そこでは、オーストラリア政府は、アポリジニの人々に謝罪すべきかどうかという議論があったよ。

MJ:それについてはよく知ってる。フランクにも(カシオのこと)それについて話したよね。憶えてない?[SB註:フランク・カシオはこの会話の間、私たちと同じ部屋にいた]

they say that if they apologize then they have to pay them the way they are paying the Jews for the Holocaust. And they don't want to pay them so they can it say they are sorry. They made a mistake because they are worried that they will stick their hand out and ask for money.

MJ:ドイツ人が、ホロコーストに対する謝罪をユダヤ人にしているのと同じように、アボリジニの人々にも、賠償金を支払わなければならないと言う人もいれば、また、オーストラリア政府は、謝罪も、賠償金を支払うこともしたくないという人もいる。アボリジニの人々が、金銭を要求することばかりを心配しているなんて、オーストラリア政府は間違ってるよ。

SB:君は、彼らは謝罪すべきだと思う?

Absolutely, and I give the Jews credit for standing up for the past. Yes. The Germans paid the Jews $47 billion a year in taxes because of the Holocaust.

MJ:もちろんそうだよ。僕はユダヤ人が過去に対して抗議するのは当然だと思うし、ドイツ人はユダヤ人にホロコーストの賠償金として、年間470億ドルもの税金を支払った。

It's actually nowhere near that much, But the Jews were never paid for their slave labor and certainly never accepted blood money for the six million killed.

SB:それは、実際に近い話とは言えない。ユダヤ人には強制労働の賃金は支払われなかったし、亡くなった600万人の犠牲者に対する謝罪金は受け取っていない。

Rather, they were compensated for the tens of billions of dollars in confiscated property that was stolen and destroyed by the Nazis and their collaborators, and even then only got a fraction of what they lost.

もっと正確に言えば、それらは、ナチスとその協力者によって強奪された財産のうち、数百億ドルは償われたが、それらは失ったものの一部に過ぎない。


But I hate when people to this day think that all Germans are bad, because they are not.

MJ:でも僕は、今日まで、すべてのドイツ人が悪いだなんて言われるのは嫌なんだ。だって、彼らが悪い訳じゃないだろう。

In the Bible there is horizontal, rather than vertical accountability. So if I saw you beating up Frank and I didn't stop you, I am also responsible because I was here witnessing it but chose to do so without stopping you. But Prince wouldn't be responsible just because he is your son.

SB:聖書には、縦の関係より、横の関係に責任があると書かれている。例えば、もし君がフランクを殴りつけるのを見て、私が君を止めなかったとしたら、それは私にも同様の責任がある。なぜなら、私はそれを目撃していたのに、君を止めなかったのだから。しかし、プリンス(MJの息子)には、責任はない。プリンスは君の息子だというだけだ。

We do not visit the sins of the fathers upon the children. So, horizontal accountability, but not vertical. He can't be accountable for what his father does. So we of course don't hold this generation of Germans responsible for what their parents did. But we do hold the generation who perpetrated it, and those who watched in silence, we hold them accountable.

SB:私たち(ユダヤ人)は、父親の罪を、こどもに押し付けようとはしない。責任は縦の関係ではなく、横の関係にある。息子には、彼の父親が行なったことについて責任はない。私たちは、もちろん、今の世代のドイツ人に、親が行なったことの責任を負わせることはしない。しかし、私たちは、それを行ない、黙って見過ごしていた親の世代の責任を忘れることはない。
(☆註3)

☆カルマと正義[2](註釈)に続く



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by yomodalite | 2012-08-18 14:01 | マイケルと神について | Trackback | Comments(7)

カルマと正義[1]『The Michael Jackson Tapes』

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☆マイケルと宗教との関係(註釈2)続き

ラビ・シュムリーの著書『The Michael Jackson Tapes』から、Part 2「Jehovh's Witnesses years and Religion」(エホバの証人時代と宗教)にある「Karma and Justice」の和訳です。


Karma and Justice
カルマと正義


p116より(以下、SB = ラビ・シュムリー、MJ = マイケル)

SB:I really like the fact that at Neverlamd the Security are called Safety… it's on their Badges, uniforms, and hats.

MJ:I don't know.

英文表記はここまでで省略。本をお持ちの方は、和訳の内容をご確認のうえ、気になる点や間違いは、遠慮なくご指摘くださいませ。途中ポイントになるような箇所のみ、英文も併記しました。

SB:ネヴァーランドのセキュリティ(警備)を、セイフティ(安全)と呼んでいるのは実にいいね。彼らのバッジ、制服、帽子にも...

MJ:どういう意味?

SB:「セキュリティ(警備)」じゃなくて、「セイフティ(安全)」と書いてあるだろう。それは、「私たちは、ここから閉め出すためではなく、ただ、ここを訪れる皆さんの安全のためにいるのです」ということだね。 威圧的ではなく、人間的だ。子供たちは正義に対しての感覚が、本当に鋭いからね。私の子供たちもよく、「それはフェアじゃない」って言うんだ。君もパフォーマンスに対してフェアじゃないことをして、平気な顔をしている人たちがいると言っていたよね。フェアじゃないことに対して敏感な感覚を持っている子供もいれば、一方で、卑怯なことをしてもとがめられない人々もいて、誰も彼らを止めない。

MJ:そういうことは、常に起っているね。多くの不正が世界中でまかり通っているから、公平であることは重要だと思う。「不正にはうんざりだ」この前のアルバム(この時点では『HISTory』のこと)の1曲目の「Scream」という曲で、僕は最初にそう言う。それから、ジャネットが「ああ、神さま、今夜TVで信じられないようなものを目にしました。何もかもが不正に溢れていて、もううんざり」と言う。

because I wanted people to know about that and people get away with it and I don't believe in karma. I think that is a bunch of crap. because so many mean - spirited, evil people are on top of the would and doing well and people love them, no matter how evil they are.

僕は、不正なことをしてもとがめられない人々がいることを知って欲しかった。僕はカルマなんて信じない。そんなのはゴミだよ。なぜって、世界のトップに君臨する多くの邪悪な精神を持つ悪人たちは上手くやっているし、人々も彼らを好んでる。彼らはどんなに邪悪であっても、おとがめなしさ。(☆註1)

SB:君がそんな風に強く主張するのは、いいことだね。

Well, I'm sorry, it's crap. Karma is a theory like any other theory that some human made up.

MJ:うん、残念だけどゴミだね。カルマなんていうセオリーは誰かがでっち上げたものだよ。

SB:そうだね。「自分がしたことの結果は、自分にはね返ってくる」というのはいい。それは、偉大な真実だ。だけど、カルマは、障害をもった子供たちに「それはなにか前世で悪い行いをした報いだ」というように、実際に害を及ぼす。

MJ:それは微妙だね。こんなことはあんまり言いたくないんだけど、でも、僕は誰かがそういったことを言うのは本当に嫌なんだ。障害がある子供たちは、前世で悪いことをしたから、神がその子供に障害をあたえる?(☆註2)

以前ある国から飛行機でアメリカに養子に迎えられる孤児たちがいた。その飛行機は墜落し、乗っていた子供たちはひとり残らず亡くなった。なぜだろう? もし誰かが天国にいて、子供たちを守れるならこう言ってるはずだ。「この飛行機は落ちない。他の飛行機は落ちることがあってもこれは落ちない」僕ならそうするね。

SB:東洋のスピリチュアルな導師たちから、「マイケル、子供たちがトラックにはねられたりするのは、彼らが前世で姦通罪を犯したからだ」などと言われたことがあるの?(☆註3)

MJ:ないよ。もしそんなことを言う導師がいたら怒り狂って、カルマがゴミだっていう理由について全て彼らに教えてあげるよ。そんなのウンコだって(doo doo)。そんなのは宇宙について誰かが作ったセオリーなんだよ。(☆註4)

ある人はビックバンを信じている。僕にはわからないけどね。また、ある人は聖書の天地創造や、アダムとイブの話を信じ、宇宙が出来たのは偶然ではないと言う。

宇宙が、ビッグバンや偶然によって出来たって言うのは、「車のエンジンを例にとれば、バラバラにしたエンジンの部品を、それぞれみんなでバスタブの中に入れて、それからバスタブを揺さぶって・・」みたいなことだよ。100年間バスタブを揺らしたってエンジンは完成しないのに、部品を集めさえすれば、エンジンが出来ることになってる。

ビッグバン説というのは、大きな爆発(ビッグバン)によって、すべてのピースが合わさって、子供がうまれ、木や、植物や、空気や酸素ができたと言っているようなものだよ。この世界は、誰かが設計して創ったに違いない。僕たちの睫毛とか唇から消化器系までね。君はそう思わないの?(☆註5)

SB:神が、生命の起源だというのは、どの宗教の信条の中でも最も重要なことだね。

☆カルマと正義[1](註釈)に続く

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by yomodalite | 2012-08-14 13:58 | マイケルと神について | Trackback | Comments(2)

マイケルと宗教との関係『The Michael Jackson Tapes』

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「マイケルと神について」というシリーズ記事は、マイケルが信じていた「神」とはどういったものだったのか、について、少しまとめられたらという趣旨で始めました。

まずは、ラビ・シュムリーの著書『The Michael Jackson Tapes』の、Part 2「Jehovh's Witnesses years and Religion」(エホバの証人時代と宗教)にある「Michael's Relationship with Religion」の和訳から。

この本は、一般的にはあまり評判のいい本ではないようですが、私は苦手な英語力を駆使しても読みたいと思うほど面白いと思いました。

今までに読んだインタヴューとは、質問内容がまったく異なっていて類書がなく、これまで、自分のファン層を出来るかぎり限定したくないことや、日常的に本を読まない人(米国は日本よりもずっと多い)や、知的に障害があったり、子供のファンにまで気を遣ってきたMJですが、本書では、彼が普段は絶対に言わないことも話しているという点が魅力的です。

MJが旅立った後に、勝手に公開したという点が、低評価の主な理由だと思われますが、MJが親しい関係にあった宗教指導者とした会話は、私には、これまでの未発表曲がすべて愛おしいのと同様に魅力的で・・・

☆ ☆ ☆

本書の、p.111より(会話の冒頭部分を少し省略しています)

Michael's Relationship with Religion
マイケルと宗教との関係

以下、SB = ラビ・シュムリー、MJ = マイケル


SB:君は、自分がイエスと繋がっていると思う?

MJ:もちろん。だけど、そういう君はイエスを信じていないだろう?

SB:彼が救世主とか、神であったということは信じていない。

MJ:イエスの存在については?

SB:それは、私たちだって彼が存在したことは信じている。イエスが素晴らしい人物で、信心深いユダヤ人で、偉大な徳を持った教師であったことも信じている。ただ、神の子であるとか、救世主だったとは信じていない。私は最近、ラリー・キング・ショー(TV番組)に、ビリー・グラハム(有名なキリスト教伝道師)の娘と出演して、その話をしたよ。

君は、イエスの人格に親近感を感じるんだね。イエスは「Kidult」(大人になっても子供の心をもち続けている人)だと思っている。イエスは、道徳的にすばらしいメッセージを伝える人で、見た目も上品で穏やかに描かれているよね。君はイエスは、子供のような内面をもった人の典型だと思っているのかな?

MJ:そう、そのとおり。

SB:それゆえ彼は、子供に囲まれているのが好きだったと?

MJ:僕が思うに、イエスと同じ部屋にいるとしたら、彼について回って、常に彼の存在を感じていたいと思う。まるでこどもみたいに、ガンジーのようなね。

SB:ガンジーが笑うところを見たことがあるの?

MJ:あるよ。ガンジーは子供みたいにくすくす笑って、、、すごく可愛いんだ。この人は、名もない場所から現れて、国全体を導いた。政治的な地位もなく、政府の要職にも就いてなかったのに。僕は、それが本当の力だと思う。驚くべきことだね。あの『ガンジー』という映画は凄かったよね。驚異的な映画だよ。君は観た?(私は「観た」と答えた)

SB:君が聖書の中で、印象に残る話は?

MJ:僕は「Sermon on the Mount」(マタイ伝、ルカ伝にある「山上の説教」)が大好きなんだ。(☆註1)それから、この話も好きなんだけど、弟子たちの中で、誰が一番偉いのかを議論していると、イエスがこう言った。「あなたたちは、この小さな子供のように謙虚に…子供のようにならなくては」(☆註2)完璧な答えだね。人は無垢な状態に戻らないと。

SB:君がここ(ネバーランド)を創ったのは、大人の狂った世界からの避難地として、君が考える完璧な楽園、つまりエデンの園を創りたかったからではないか、と言った人はいる?

MJ:君が初めてだよ。

SB:アダムとイブの話は、君にとって特別な意味がある?

MJ:もちろんだよ。

SB:君は、直感的に、アダムとイブもこどものような性質だったと思った?

MJ:そうだね。それを実際に見ることができたらいいのにね。それは、何かを象徴しているのかな?それとも現実?本当にあったことなのかな? 僕はよく悩むんだよね。そこには、なにか抜け落ちているところがあるから。僕は、「エホバの証人」の長老でも時々答えに詰まってしまうような質問をしたよ。

SB:君は聖書について、彼らにたくさん質問をしたの?

MJ:そう。僕は、マイクをつかんで、彼らに「では、これはどういうことですか?それでは、あれについてはどうなんですか?」って聞くようなタイプだったんだ。でも、長老たちは「ブラザー・ジャクソン、その話はあとにしよう」とか言って、変な答えとか、要点をずらした答えしかくれなかった。

SB:アダムとイブはふたりでいることで完全に満ち足りていて、彼らはこどものようだった。神は、ふたりを成人として創造したけど、彼らは生まれたばかりで、子供でもあった。創造されたばかりだったからね。だから、彼らは大人であると同時に子供で、だからこそ完璧だった。彼らは両方の美点を融合をしている。この話の重要な点は、我々が、外見は大人として発達しながら、内側に子供のような資質を持ちつづけて、いかに成長していくか、ということにあると思う。そういう意味で、この話は君にとっていつも意味のあるものだったんじゃないかな?

MJ:ただ、神が、禁断の果実で彼らを試したっていうのがね。神なら、結果はわかるだろうし、神なら、過ちを犯すことのない完璧な人間を創造したはずで、わざわざ試したりすると思う?他にも、過ちを犯したといって、アダムとイブを怒ったり、蛇に誘惑させたりして、彼らを追い出すとか、そんなことを神がするだろうか? 僕が自分の子供たちに、そんなことをするかどうか考えてみても、いや、そんなことはしないね。

僕は、神を責めたり、非難したいわけではなくて、それは、なにか、僕たちに教訓を与えるためのものじゃないかな。僕にはそれが本当に起ったことなのかはわからない。僕なら、正しいことをするか、間違ったことをするか見るためだけに、何かをさせるということはしないよ。それから2人の子供[カインとアベル]… 彼らは近親相姦なの? 彼らは2人とも少年なのに、どうして子供ができたの? 他にも色々質問したけど、長老たちは僕に答えてくれなかった。

SB:君は、長老たちにそんな質問をしてたのかい? (☆註3)

MJ:うん。

☆マイケルと宗教との関係(註釈)に続く



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by yomodalite | 2012-08-11 09:39 | マイケルと神について | Trackback | Comments(2)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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