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天皇の金塊とヒロシマ原爆

高橋 五郎/学習研究社



こちらは、昨年一部で評判になった『天皇の金塊』から5ヶ月後に出版されたものですが、内容は、06年に出版された『スパイ“ベラスコ”が見た広島原爆の正体』を改題したもの。迷った末に、順番どおりに、こちらを先に読みました。

天皇に関する著作の中でも“天皇の金塊”を扱った本には、未だに“玉”に当たったことがないので、多少の期待はしていたものの、やはり読了後の感想は、芳しくありませんでした。

著者の主張にというよりは、手法と言うか、手触りと言うか。。。こういう証拠が出し難い“論説”には、説得力を感じさせる“筆力”や“知力”が必要だと思うのですが、『天皇のロザリオ』の鬼塚英昭氏や、『神々の軍隊』の濱田政彦氏、『裏切られた三人の天皇』の鹿島昇氏、『米内光政と山本五十六は愚将だった』の三村文男氏など、これまでの定説を覆すような力のある著者には、及ばないような。。。

NHK特集「私は日本のスパイだった──秘密諜報員ベラスコ」(「NHK特集名作100選」の一つに選ばれ、1982年度芸術祭でテレビ・ドキュメンタリー部門大賞受賞)も見ていませんし、ベラスコに関してほとんど知識がなく、読み始めたせいもあるとは思うのですけど。。。

大雑把に内容をまとめれば、3/2が日本に落とされた原爆がなぜ「ナチス製」だったのか。で、3/1が、天皇の金塊に関してなんですが、“天皇の金塊”に興味がある向きには、この部分はかなり物足りないかも。

高橋氏の“判定”のために、『天皇の金塊』も、いずれ読んでみます。

☆参考サイト→「ベラスコの告白」
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【BOOKデータベース】第2次世界大戦末期、なぜ日本にだけ、原爆が投下されたのか?しかも、なぜそれが「ナチス製」だったのか?じつは、そうでなければならない「理由」があったという。わが国に今も秘匿されている「金の百合」と称する“巨大資金”。大日本帝国が、“天皇の名”のもとにアジア各地から強奪した戦利品の集大成だ。この「金の百合」を軸に見えてくる、日本敗戦を演出した“ペテン師”たちの暗躍。これまで決して語られることのなかった、彼らの正体と戦前のタブー、そして現代に続く欺瞞を白日のもとにさらす。学習研究社 (2008/10)



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by yomodalite | 2009-11-03 22:58 | 天皇・皇室 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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