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四つ話のクローバー、なぜ女と経営者は...、名妓の資格、砦なき者

四つ話のクローバー

水野敬也



「深沢会長の秘密」

(なんて運が無い人生なんだろう……)
そう思い続けてきた昨日までの自分が、まるでウソのようだ。いや、もしかしたらこれまでの人生は、今日という日のための「運の貯金」だったのかもしれない。(中略)

インターネットの掲示板で見つけた「深沢響に会う方法」。そこに書かれていたのは「こんな話誰が信じるんだ」というほどのバカげた内容だった。深沢会長のメールアドレスは.....

「ハッピーコロシアム」

12月31日、大みそか。
この日の夜はテレビで『紅白歌合戦』や『格闘技』を見るのが恒例となっていました。しかし、数年前、ある番組の登場によって大みそかのテレビ事情は一変してしまいました。(中略)その番組の名はーーーJHC。(中略)

「さあ、それではここで改めてご説明しましょう。JHCーージャパン・ハッピー・クラシックとは、今まで深い議論が交わされてこなかった『日本人はどう生きたら幸せになるのか?』という問題に関して、様々な分野の猛者たちが熱いバトルを繰り広げる大会です。バトルの勝敗は、日本の科学者たちが総力を結集して開発した『脳内神経伝達物質計測装置』によって計測される『幸せ指数』で決定されます。木村さん、この装置がJHCを特徴づける大きな役割を果たしていますよね」.....


「見えない学校」

一瞬、体がふわっと浮いたかと思うと、僕は駅のホームに1人で立っていた。
(あれ、何してたんだっけ?)
何とも言えない違和感を覚えたが、僕の目に映っていたのは、会社帰りに見るいつもの駅の風景だった。ちょうど電車のドアが閉まろうとしている。(中略)

駆け出そうとして体を前に出したとき、僕は驚きのあまり「ええっ?!」と叫んで立ち止まってしまった。

ーー手が透けている。......


「氷の親子」

ここは、営業時間の終わった夜の遊園地です。
静まり返ったジェットコースター乗り場で、コンコン、とジェットコースターの機体を叩く音が響きました。
「誰だ?こんな時間に」
ジェットコースターが眠そうな目を開いて見ると、そこに立っていたのは熊でした。しかし、ただの熊ではありません。氷でできた熊だったのです。
氷の熊は言いました。

「夜分遅くに大変申し訳ありません。わたくし熊五郎と申します」....


大好きな水野敬也氏の2年ぶりの新刊。佐々木一澄さんの挿絵も効いていて素敵な本です。

[内容紹介]170万部の大ベストセラー「夢をかなえるゾウ」著者による幸せになるための4つの物語。四つ葉のクローバーを見つけた人には幸運が訪れるという伝説があり、四つの葉にはそれぞれ 「faith(誠実」」「happiness(幸福)」「heart(愛情)」「hope(希望)」の意味があると言われています。そして、本書「四つ話のクローバー」に登場する4つの物語にも「笑い」や「感動」だけではなく「幸運」を呼び込むための具体的なヒントがつまっています。
文響社 (2011/4/22)


カキフライが無いなら来なかった

せきしろ、又吉 直樹/幻冬舎



才能溢れる、おふたりによる自由律俳句集。目をつぶって、偶然開いたページから、おふたりの句を。

せきしろ(p232)

待ち続ける錆びた遊具

意識してスズメを見る

三人前くらいの大皿で来るとは

友人が旅立つ時間寝ていた


又吉直樹(p234)

地下に潜り過ぎ

それを言うなら梅雨前線だろう

今でも入道雲なら乗れるような気がする

前から知っていたという自慢


おふたりの自由律俳句を読んでいたら、穂村弘氏と、枡野浩一氏の本がものすごく読みたくなってきた。センスの良い方々だけに、期待が大き過ぎるのかな。。

[内容紹介]妄想文学の鬼才と、お笑いコンビ「ピース」の奇才が詠。センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句四百六十九句。散文二十七篇と著者二人の撮影による写真付き。文学すぎる戯れ言か、お題のない大喜利か。幻冬舎 (2009/6/25)

国家予言者宣言も頼もしい、副島氏による、幻冬舎新書テイストの本。占いにあまり興味がないひと向け「四柱推命」「九星術」の基本ガイド。

わたしは、未来のことを占う占術には、ほとんど興味がなく、特に東洋の占術の知識はまるでないのだけど、西洋占星術の「星座」には、すごく興味があって、自分に関わる人の星座がわかると、なんか安心できるというか、少しはマシな対応ができるような気がするんですよね。(コメントくれる人も星座申告してくれないかなぁ・・)

それにしても、今まで「乙女座」対応していた、1958年8月29日生まれの男性が、昭和33年生まれで、戌年、六白金星というのは、意識してなかった・・ソエジとダーリンは、同じ「牡牛座」だって知ってたけど「二黒土星」も一緒で、今年は「大殺界」。それなのに、やっぱり「六白金星」が気になってしまう今日このごろ。。(真剣にマズい....と思う)

[BOOKデータベース]「非科学的だ、インチキだ」とバカにし騒ぐ人間が白眼視されるほど、いまや世界中のVIP、政界・財界人が占い・呪い、スピリチュアルを信じ、それに基づいて行動している。これは事実である。では、この紀元前からの知恵の体系(占星術、易学)に皆が惹かれるのはなぜか?近年、金融・経済の近未来予測を次々当てた著者が、占術の世界へ飛び込んだ。「四柱推命」「九星術」を研究し、呪い(厄除け)につながる山伏修行を実体験。未来を見通す力の重要性を体当たりで説く革新的な書。幻冬舎 (2011/04)


名妓の資格―細書・新柳夜咄 (芸者論)

岩下 尚史/雄山閣



しばらく前から、このブログのキーワード検索で、驚くほど急上昇した岩下尚史さん。わたしは見ていないのですが「タモリ倶楽部」に出演されたときの「ご本人」が相当魅力的だったみたいです。

岩下氏の『芸者論』は、この数年の読書の中でも、すごく印象強い本だったし、最近2008年の浮世絵についても、コメント頂いたりして「芸者」に関しての積み残しが、すごく気になってきてます。『名妓の資格』も、もうずっと前に購入してるのに、何年も「積ん読エリア」に放置してました(ものスゴい良本なのに!)岩下氏のスゴいところは、現在の芸者関連の関係者でありながら、それらへのスタンスの取り方も、知識も膨大なのに、それだけではない歴史への直感力というか、センスの良さが只ならないんですよね

筋金入りの「不細工好き」のはずなのに、いったいどうして、MJとかマーロン・ブランドのようなイケメン好きになっちゃってるのか。。とにかく、、マズい....と思う。読書と着物をあれこれしないで、アメリカ人のことばっかり考えているなんて、、

でも『サヨナラ』という映画を、うっかり発見してしまって、舞台も日本だったりして、ますます、ブランドに夢中になっているのだ。

あの日「タモリ倶楽部」を見逃したのが敗因なんでしょうか。運命って、何に左右されるか、わからないなぁ。でも、岩下さんきっかけで、翌週の「傑作MJ空耳」を見れたのはよかった♡


砦なき者 (講談社文庫)

野沢 尚



昨日、チャンネルNeco放送で録画してあった『砦なき者』をようやく観る。

野沢尚氏が自殺された日は、日本のテレビが(そのずっと前からそうだったけど、)終わった日(ドラマ界は完璧なまでに)として、わたしは記憶しています。あれから、もう何年も経っている。ということが、多過ぎるなぁ。(ドラマと、こちらの小説の印象は異なります)

◎野沢尚(ウィキペディア)

[BOOKデータベース]報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が全裸で首を吊った。恋人を番組に殺されたと訴える青年八尋樹一郎の姿は、ライバル局の視聴率を跳ね上げた。メディアが生んだ一人のカリスマ。その邪悪な正体に気づいたのは、砦を追われたテレビマン達だった。『破線のマリス』を超える衝撃。講談社 (2004/2/13)


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by yomodalite | 2011-06-27 06:50 | 読書メモ | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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