今頃?って言われそうですが、「You Rock My World」の和訳です。


主語や代名詞がわかりにくいことが多いマイケルの詩の中では、すごくわかりやすい詞で、歌詞を読んでいると、すごく甘いラブソングのように感じるのですが、曲を聴いていると、完璧な愛を見つけたとか、最愛の女性が見つかった、という感じはあまりしないのではないでしょうか。


歌の前のセリフ部分のコメディタッチも、曲の印象とミスマッチな印象で、ふたりの会話はショートフィルムと同様、仲の良いおとこ同士が街でみかけた女性をナンパしようとする内容ですが、マイケルは照れているというか、イマイチその役に入り込めていないという感じでしゃべっていますよね。このシャイな感じにはグッとくるんですが、


「偉大な俳優と言われた人たちの誰よりもさらに上を行く」(→21歳のマニフェスト)


というほど厳しい研鑽を積んだ結果がこれ?と疑問を抱いた人も少なくないはず(笑)


イマイチなのは、台詞回しだけでなく、ショートフィルムの演技もオカシイですよね? あれは、どう考えてもナンパしに行こうという「顔」じゃないし(笑)。この当時の体調の悪さ、SONYとの対立、カシオ本の記述など・・・あらゆる原因についてずいぶんと長く考えたつもりですが、これまで、語られた物語の中に私が納得できるものはありませんでした。


なぜなら、マイケルがあらゆる意味で万全だったとしても、「ナンパ」や、クリスのコメディタッチも、「完璧な愛を見つけた」という内容も、この曲の雰囲気と合っているとは思えませんし、ショートフィルムだけならいざ知らず、アルバムに納めるときでさえ、曲の前に「ナンパ」というシチュエーションが必要な理由がわかりません。(この「ナンパ」は、フレッド・アステアの有名な「ガールハント・バレエ」に関連しているのかも・・)


初めに、男たちの会話があって、素敵なガールをナンパするというのは、『The Way You Make Me Feel』のヴィデオと似ていて、このときも、マイケルはダンスによって彼女の心をゲットするのですが、マイケルが『Invincible』で到達していた世界は、素敵な女の子をゲットするのとは別の世界で・・・このときのマイケルのチグハグさは、彼が演技が下手とか、キャラ設定が間違ってるというのではなく・・・


演じられるようなモデルが存在しないような「人間」を表現しようとしているからだと思います。


つまり、それは彼が、「マイケル・ジャクソン」の完成形として創造している人物のことなのですが、マイケルが「偉大な俳優と言われた人たちの誰よりもさらに上を行く」ほど演技を学ぼうとした理由は、優れた俳優になりたいと思う人々とは、かなり違ったものでした。

僕は演技を、演じなければならないものだとは思わない。演技というものが、演じているということなら、リアリズムを模倣していることだけど、リアリズムの方を創造すべきなんだよ。それは、演じるではなくて(acting)信じる(believing)と呼ばれるべきなんだ。あのね、僕は演技について考えているとき、いつもそれに反対だった。僕は演じている人(actor)なんか見たくない。僕は信じる人(believer)が見たいんだ。あたりまえのこと(truth)を模倣するような人なんか見たくない。それは、その時点で本当のこと(real)じゃない。1984年「EBONY」インタビュー)

"You Rock My World”のショートフィルムを見た当時、多勢の人が「人間離れした」と感じたのは、彼が自分の演技を「リアリズムの模倣」ではないことを突き詰めたから・・・


なぜなら、完璧な愛が見つかることは、現実に生きる人間には起こりえない。

そして、この曲が、クリスとのコメディタッチの会話から始まるのは、

僕を変えてしまった君(You rocked my world)や、完璧な愛や、稀少な愛(perfect love、rarest love)と歌われている「愛」や「君」が、最愛の女性のことではなく、


ショートフィルムで表現されているように、バディもの、ボーイ・ミーツ・ガール、波止場、ギャング、戦う男・・・といった映画によくある舞台設定、そして最も大きな影響をうけたスターであるフレッド・アステアが引用され、マーロン・ブランドが実際に登場し、物語は「Happy End」を迎えても、エンターテイナーとしての日々や、ショーは常に「To be continued」であるという、


マイケルが人生を捧げた「エンターテイメントの世界」を指しているからでしょう。


甘い言葉が並べられていても、この曲に通底しているリズムが切ないのは、そこまでの彼のストイックな歩みが、そう感じさせるからだと思います。


和訳の前にずいぶんと長く書いていますが、


時間がかかったのは、和訳ではなくて、この「まえがき」の方でw、


これをどんな風に書こうか、とか、いつ書くべきかとか、どんな感じにして、どの程度の長さにしようか、・・とか、そんなことがいつまで経ってもよくわからなかったうえに、


会話の最後とDarkchild… I like that までをどうするかも、なかなか決心がつかなかったんですよね(まだ悩んでますけどw)。


それでは長くなったので、和訳は次回。


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by yomodalite | 2016-07-01 11:30 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(6)

和訳 PRINCE “The Ladder”

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「一線を越えろ 一線を越えろ 神が守ってくれる・・・


みんな、心を守れ この先は長い。ありがとう、愛してる!」


昨晩のNHK洋楽倶楽部「プリンスLovesexy Live 1988」は、めちゃくちゃキュートで最高にグレイトでした!


「神」ではなく、「宗教(イデオロギーとかその他諸々含めて)」しかわからない人々が、報道を左右していて、上品とか、下品とか、正や、悪に対して、杓子行儀な判断しかできなくて、「愛」も「芸術」も「ユーモア」もわからなくなって、みんなの心は分断するばかり・・・


そんな厳しい世の中で「心を守る」ために、プリンスの渋い曲を訳してみようシリーズ


今回は、前アルバム『Purple Rain』の大ヒットで増やしたファンを一挙に減らした(?)と言われるほど、変化の大きかった『Around The World In A Day』(1985)から、自伝的映画『Purple Rain』でも重要な存在であり、息子に「プリンス」と名付けたミュージシャンの父親、John Nelsonとの共作、「The Ladder」!




(リハ版の音源ですが・・)


The Ladder


Once upon a time in the land of sinaplenty

There lived a king who didn't deserve to be

He knew not where he came from

Nor where he was going

He never once said thank you, never please


昔々、シナプレンティの国には

その地位に値しない王様がいた

自分がどこから来て

何を目指せばいいのかもわからず

一度も感謝を口にすることなく、

人にお願いすることさえ知らなかった


Now this king he had a subject named electra

Who loved him with a passion, uncontested

for Him each day she had a smile

But it didn't matter

The king was looking for the ladder


王様には、エレクトラという名前の召使いがいて

彼女は、誰よりも熱心に王に尽くし

王のためにいつも微笑みを絶やさなかったが

そんなことはどうでもよかった

王様は天国に行ける梯子を探していたのだ


Everybody's looking for the ladder

Everybody wants salvation of the soul

The steps you take are no easy road

But the reward is great

For Those who want to go


誰もがその梯子を追い求め

誰もが魂の救済を望んでいる

その階段を登るのはたやすいことではないけど

行きたい人にとって

受け取るものは大きい


A feeling of self-worth (everybody's looking)

Will caress you (for the answers)

The size of the whole wide world will decrease (how the story started)

(And how it will end)

The love of god's creation will undress you

And time spent alone my friend, will cease


自分を信頼できたら

(誰もがそれを探してる)

君は癒されるだろう

(答えが得られたら)

世界は小さくなる

(物語がどう始まって、どう終わるのかがわかれば)

神の愛は君の心の鎧を脱がせ

孤独を友としていた時間は

終わりを迎える


Everybody's looking for the answers

How the story started and how it will end

What's the use in half a story, half a dream

You have to climb all of the steps in between (yeah, we ride)


誰もが答えを探している

物語はどんな風に始まって、どう終わるのか

物語も、夢もまだ途中

上につながる梯子を全部上りきらなきゃ

(そう、上り続けなきゃ)


Everybody's looking for the ladder

Everybody wants salvation of the soul

The steps you take are no easy road (the steps you take are no easy road)

(It's not that easy)

But the reward is great

for Those who want to go (I do)


誰もが上に行くための梯子を探し

誰もが魂の救済を求めている

上へと登り続けるのはたやすいことじゃない

(それは簡単じゃない)

それでも行きたい人にとって

受け取るものは大きい

(僕はそうするよ)


Everybody everybody's looking (everybody's looking for the answers)

For the answers

Everybody wants to know how the story (how the story started)

Started and how it will end (started and how it will end)

What's the use in half a story, (what's the use in half a story)

Half a dream (half of a dream)

You, you gotta climb, you gotta climb (you have to climb all)

All of the steps in between (the steps in between)


誰もがみんな答えを探している

誰もがどんな物語で、どんな風に始まったのか

どう始まって、どう終わるのか

物語も夢もまだ途中(まだ途中なんだよ)

君は登るんだよ、最後まで(最後まですべて登りきらないと)

一段一段すべて(最後の段までね)


Everybody

Everybody's looking for that ladder (everybody's looking for the ladder)

Everybody wants salvation of the soul (everybody wants salvation of the soul)

(Salvation)

The steps you take are no easy road (the steps you take are no easy road)

(That's for sure)

But the reward is great (the reward is great)

For Those who want to go, (for those who want to go)

Those who want to go


誰もが上に行くための梯子を探し

誰もが魂の救済を求めている(救済を)

上へと登り続けるのはたやすいことではない

(それは確かだ)

それでも行きたい人にとって

受け取るものは大きいんだ


Everybody everybody wants (everybody's looking for the answers)

An answer

Anyone who know how the story (how the story started)

Started, how it will end (started and how it will end)

Will it be lonely in the world (what's the use in half a story)

What's the use? (half of a dream)

(Have to climb all)

(The steps in between)


誰もがみんな答えを探している

誰もがどんな物語で、どんな風に始まったのかを知りたい

始まってから、それがどう終わるのか

この世は孤独なものなのか(まだ途中までしかわからない)

それが何の役に立つのか?(まだ夢の途中なのさ)

すべてを登ってみなくちゃ(一段一段最後までね)


(訳:yomodalite)


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(LPジャケットでは中央に梯子が描かれていた)


少し前に、プリンスファンの方からのコメントで、国内版の訳詞が素晴らしいということを初めて知り(汗)、これから、CD訳を大いに参考にしようと思っているのですが、このアルバムの訳詞は、なんとあの中川五郎氏!


私訳は、氏が意訳された部分を、もう一度自分なりに何度も考えてみた・・・という結果なんですが、それでも結論を出しにくい箇所はいっぱいあったので、そのあたりをメモしておくと、


1行目の「sinaplenty」中川氏の注釈では、


これは、おそらくプリンスの造語で、Sin - a - plenty、plenty of Sin 罪悪に満ちた国というような意味ではないか。とあります。私もこれに同意します。


2つ目のパラグラフの、


But it didn't matter

The king was looking for the ladder


ここは、中川訳では「王様はどうすれば名を挙げられるかということしか考えていなかったのです」


「ladder」は、旧約聖書のJacob's Ladder(ヤコブの梯子)の話が有名で、出世の階段とか、地位や身分っていう意味と、天国への道、神の元へと至る梯子という意味があって、中川訳では、全体を通して上手く訳し分けておられると思います。


私は最初、召使のエレクトラの愛情に対して「But it didn't matter」なら、彼女の身分や地位しか見ていなかった。という意味かと思ったんですが、look at じゃなくてlook for だし・・・でも、中川訳の現世的に上に登るという意味も「王」という立場を考えると・・と悩み、このあとのパラグラフに出世の手段や魂の救済が登場することもあって、ここは、「天国に行ける梯子」にしました。


なんの徳もなく、王という現世の階段を上りきった人が、「愛」や「魂の救済」とは別に、最後は、天国に行きたいと思っている、というか。


また、ここで登場する召使が、神話に登場する王女として有名なエレクトラという名前だという意味は、プリンスによる神話の書き換え。という以外には思いつきませんでした。


その他、あちこち悩んでいるので、気になる点は遠慮なく、ご意見くださいませ。


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by yomodalite | 2016-06-27 14:48 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(0)

和訳 PRINCE “WAY BACK HOME”

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エロい歌詞が多いプリンスですが、聖と俗を行き来する生き方にこそ、天国への道は開かれている・・てなことが、よくわかる歌詞を訳してみようというシリーズ!


今回は「WAY BACK HOME」です。


前回の “BREAKDOWN” と同じく2014年の『Art Official Age』に収録された曲で、彼がまさに「天に帰っていった」ことがよくわかる曲ではないでしょうか。







WAY BACK HOME


Any person or object whatsoever

That requires your attention

Is something that has veered from its path

And preordained destiny of total enlightenment


(ナレーション)

人の関心をひこうとする人々もどんな話題も

完全な悟りへと繋がる道から外れたものです


I never wanted a typical life

Scripted role, huh a trophy wife

All I ever wanted, to be left alone

See my bed's made up at night

'Cause in my dreams I roam

Just trying to find, trying to find

My way back, back home


誰もが望むような人生なんて欲しくなかった

筋書きのある人生も、見せびらかすための妻も

僕はずっとひとりでいたかった

そう、きちんとしたベッドで

僕が夢の中をひとり彷徨うのは

ただ懸命に探し求めてるからなんだ

僕が帰る道、帰るべき場所を


So many reasons why

There's so many reasons why

I don't belong here

But now that I am I

Without fear I am

Gonna conquer with no fear

Until I find my way back home

Until I find my way back home

(Find my way back home)


ここが僕がいるべき場所じゃない

そんな理由なんかいくらでもあるよ

それでも今、僕が僕である間

ここにいることを恐れてはいない

恐れることなく進んでいくさ

帰る道を、帰るべき場所を見つけるまでね・・・

(帰るべき場所を見つけるんだ)


Most people in this world (Most people in this world)are born dead

But I was born alive

(I was born with this dream)

With a dream outside my head (outside my head)

That I could find my way back home

My, my, way way back home


この世界に生きる多くの人々は、死んだように生まれてくる

でも、僕は生きるために生まれてきた

(この夢とともに生きるためにね)

その夢は僕の頭の外にあったけど

それは、帰るべき場所への道を見つけることだったんだ

僕が帰る道、帰るべき場所


Is this the way? (Is this the way?)


これがその道だろう


(Power to the ones)

Power to the ones who could raise a child like me

The path was set

But if you look the truth will set us free

I've heard about those happy endings

But it's still a mystery

Lemme tell you about me

I'm happiest when I can see

My way back home

Can you see

My way back, my way back home


(人々に力を)

子供のような僕を育てることができた人たちに力を

道は定められているんだ

君だって、真実を見ようとすれば自由になることができる

僕は、幸せな結末について聞かされたよ

まだ謎はあるけど

それでも君に言いたいんだ

僕の最高の幸せは

帰るべき場所を知ること

その道を見つけること

わかるよね

僕の帰る道、帰るべき場所のこと


訳:yomodalite)


◎iTunes「ART OFFICIAL CAGE」


和訳の気になる点は

いつでも遠慮なくお知らせくださいね。




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by yomodalite | 2016-06-16 13:58 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(2)

和訳 PRINCE “BREAKDOWN”

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エロい歌詞が多いプリンスの名曲の中から、そうでないものをより分けて訳してみようというシリーズ!


今回は「BREAKDOWN」です。


2014年、プリンスは何年も関係が悪化していた古巣のワーナーから、久しぶりにスタジオアルバムをリリースしました。そのアルバム『Art Official Age』からの先行シングルが、「BREAKDOWN」でした。


毎回そうだとも言えますが、この和訳はかなり四苦八苦していて、まず、上記の経緯や、この曲の雰囲気から、Break down は「破壊」という意味ではなく、肯定的な意味だという前提で読んでいかないと、まるで違う訳になってしまいますし、逆に言うと、その前提が間違っているとすれば、すべて間違っていることになってしまいます。


Breakdownという名のダンスもあったりしますが、私は、ふたりの間の「壁」が壊れた。というような意味だと解釈して、考えてみました。

そんなわけなので、

いろいろと気になる点はどんなことでも遠慮なくお知らせくださいね。



下記の詞は、曲を聴いてから読んでください。

今回は、お誕生日記念の特別許可ですからね・・

http://ja.musicplayon.com/play?v=240939



“BREAKDOWN”


Listen to me closely as the story unfolds

This could be the saddest story even been told

I used to want the house with the biggest pool

I've been missing out I just feel like a fool


これから話をするからよく聞いて欲しい

すごく哀しい話になってしまうかもしれない

大きなプール付きの家を手に入れたいと思っていたのに

叶えられなくて、自分の愚かさを感じているみたいな


Keep breaking me down, down, down

Keep breaking me down, down, down

Keep breaking me down, down, down

Keep breaking me down, down, down


君はずっと僕を壊し続けてきて

僕は自分を壊し続けてきたんだ、ずっと


I used to throw the party at the New Year's Eve

First one intoxicated, last one to leave

Waking up in places that you would never believe

Give me back the time, you can keep the memories


大晦日にやったパーティーで

僕は一番早く酔っ払って、最後までそこに残ってて

信じられないような場所で目覚めたよ

時間が戻せたら、いい思い出のままでいられたのに


Keep breaking me down, down, down

Keep breaking me down, down, down

Keep breaking me down, down, down

Keep breaking me down, down, down


君はずっと僕を壊し続けてきて

僕は自分を壊し続けてきたんだ、ずっーとね


Every book I've read said that I would meet somebody like you

Whenever I was sorry, so sorry for the things I used to do

A journal full of numbers that I used to go through

(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7) all behind me now, all because of you


僕が読んだあらゆる本に、君のような人に会うだろうって書いたあった

自分がしたことにうんざりしたり、嫌になって

数字ばかりの日々を過ごしてきたけど

それもすべて過去のこと、全部君のおかげだ


Keep breaking me down, down, down

Keep breaking me down, down, down

Keep breaking me down, down, down

Keep breaking me down, down, down


君はずっと僕を壊し続けてきて

僕は自分を壊し続けてきたんだ、ずっーと


You keep breaking me, you keep breaking me down

I don't wanna walk out

Don't wanna go down, down, down


君は、僕をずっと壊し続けるけど

僕は、出て行きたいとは思ってない

ずっと昔に戻るなんてしたくないんだ


See there's a door that you can walk through

Where there used to be a wall

I don't care, it's cool as long as you catch me baby

(Catch me when I fall) If there's ever a fall

Closer to the breakdown, the closer we get・・・

Closer to the breakdown


そこにあるドアは今は外に通じているけど

かつては壁だったよね

君が僕をつかまえていてくれるなら、僕はなんでもかまわない

僕が倒れそうなときは受け止めて、倒れることがあったらね

変化のときが近づいてきた

僕らはそれを受け入れる・・・

変化がやってきたんだ


(訳:yomodalite)


◎iTunes「ART OFFICIAL CAGE」





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by yomodalite | 2016-06-09 09:32 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(0)

和訳 PRINCE “GOLD”

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1995年のアルバム「Gold Experience」の最終曲 。

何度か紹介したことがある、大好きな曲なんですけど、

いざ、訳詞を考えてみると結構悩みました。

気になる点は、遠慮なくお知らせくださいませ。






"GOLD"


There's a mountain and it's mighty high

You cannot see the top unless you fly

And there's a molehill of proven ground

There ain't nowhere to go if you hang around


そこにある山が、とてつもなく高ければ

飛ばない限り頂上は見えないし

開拓され尽くした土地にはモグラ塚がぽつんとあるだけ

同じ場所を彷徨っていたって先は見えない


Everybody wants to sell what's already been sold

Everybody wants to tell what's already been told

What's the use of money if you ain't gonna break the mold?

Even at the center of fire there is cold

All that glitters ain't gold

All that glitters ain't gold, mm


誰もが売りさばかれたものを売りたがり

誰もが語られたことを語りたがる

型を打ち破るつもりがないなら

お金にどんな意味がある?

炎の中心でさえ、冷めた部分がある

輝いているものすべてが黄金ではないんだ


There's an ocean of despair, there are people livin' there

They're unhappy and each and every day

But hell is not fashion, so what you tryin' to say?


絶望に沈んだ海があり

そこで暮らす人々がいる

彼らは毎日が不幸で

その地獄も一時的なものじゃないなら

君はなんて声をかけるんだろう?


Everybody wants to sell what's already been sold

Everybody wants to tell what's already been told

What's the use of money if you ain't gonna break the mold?

Even at the center of fire there is cold

All that glitters ain't gold, no, no

All that glitters ain't gold, no, no


誰もが売りさばかれたものを売りたがり

誰もが語られたことを語りたがる

型を打ち破るつもりがないなら

お金にどんな意味がある?

炎の中心でさえ、冷めた部分がある

キラキラしているものがみんな黄金ってわけじゃない

輝いているものすべてが黄金ってわけじゃないんだ


There's a lady, 99 years old

If she led a good life, heaven takes her soul

Now, that's a theory and if you don't wanna know

Step aside and make a way for those who want to go


99歳の女性がいる

彼女が良き人生を送ったなら

天国は彼女の魂を引き受ける

今、そんなセオリーを知りたくないというのなら

先を行きたい人のために、道を譲ってくれないか


Everybody wants to sell what's already been sold

Everybody wants to tell what's already been told

What's the use of bein' young if you ain't gonna get old?

Even at the center of fire there is cold


誰もが売りさばかれたものを売りたがり

誰もが語られたことを語りたがる

人が年をとらないとしたら

若さになんの意味がある?

炎の中心にも、冷めた部分はあるのさ


All that glitters ain't gold, no, no, no, no, no

All that glitters ain't gold, alright, all that glitters

All that glitters, all that glitters ain't gold


輝いているものすべてが黄金ってわけじゃない


Na na na, na na, na, na na, na na

(Gold, gold, gold, gold)

Na na na, na na, na, na na, na na

(Gold, gold, gold, gold)

Gold, gold, gold


All that glitters ain't gold, gold, gold

All that glitters ain't gold, gold, gold

(Na na na, na na, na, na na, na na)


キラキラしているものがみんな黄金ってわけじゃない


All that glitters ain't gold, gold, gold

(Na na na, na na, na, na na, na na)

All that glitters ain't gold, oh, oh yeah


輝いているものすべてが黄金じゃない


One, two, one, two, three, let's go


Na na na, na na, na, na na, na na

Na na na, na na, na, na na, na na

Na na na, na na, na, na na, na na


(Na na na, na na, na, na na, na na)

You are now an official member

Of the New Power Generation

Welcome to The Dawn


(ナレーション)君は新時代を生きる一員

ようこそ、この「夜明けに」


(訳:yomodalite)


コメント欄に、この和訳に至った経緯があります。


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by yomodalite | 2016-05-18 07:00 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(8)

和訳 PRINCE “Resolution”

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今、バックヤードで、マイケルの言葉の発掘についても懸命にやってるところなんですけど、プリンスの言葉の紹介も、微力ながら、チビチビやって行きたいなぁと。


「プリンス名言Prince's Words」で、プリンスの素敵な言葉がたくさん紹介されているのですが(マイケルへの言葉も超素敵なのがいくつかあり!)、


今日は、そこでも取り上げられていたResolution」(『Planet Earth』収録)を訳してみようと思います。



Resolution

決意



Come with it

さあ、準備だよ


The main problem with war

Is that nobody ever wins

The next generation grows up

And learns how 2 do it all over again.


戦争に関して一番の問題は、勝者が誰もいないこと

そして、次の世代が成長すると、すべてが二の舞になる


No matter who started the argument

Just matters how each one ends

How many people really want resolution?


誰が議論を始めたって、その結論は同じさ

どれだけの人が本当に決意するかってことだろう?


The main problem with people

Is they never do what they say (They say)

1 minute they want peace (Want peace)

Then do everything 2 make it go away


人々にとって一番の問題は

言ってることをやろうとしないことなんだよ(みんな言うよね)

1分間、みんなで平和を望んで(平和が欲しいって)

そのあと、すべてを忘れ去ってしまう


Dropping bombs on each other

In the act of saving face

Tell me now people how is that resolution?


爆弾を落としあったくせに

面目だけの演技で

どんな決意を人々に話そうって言うんだよ?


[Chorus:]

Either U do or U don't

Either U will or U won't

Making amends (Make amends)

Is a difficult pill 2 swallow


するのか、しないのか

したいのか、したくないのか

償いをするっていうのは

飲み込みにくい錠剤みたいなものさ


What can we lose if we try?

With no water, a flower dies

With love in the lead, resolution will follow

(Ohh, Yes it will)

Resolution


やってみて失うものなんてある?

水がなかったら、花は枯れる

愛を先頭にすれば、決意はあとからついてくる

(そうさ、やってみること)

決心することなんだよ


Love is like a circle

No beginning and no end

A broken heart will mend

If U love it like Ur best friend


愛は円のように

始めも終わりもない

傷ついた心は治すことができる

君が愛を親友にするなら


Handle Ur heart with care

It's as delicate as a wing(*

When the storms come again

Pray for resolution


自分の気持ちに注意して

それは、翼のように繊細だから(*

嵐に見舞われたときは

決意を胸に祈るんだ


Either U will or U won't (Either U will or U won't)

Either U do or U don't

Will U want resolution ? (Either U do or U don't)


したいのか、したくないのか(したいのか、したくないのか)

するのか、しないのか

自分で決めたくないのか?(するのか、しないのか)


Come On everybody

All over the world (La,la,la,la,la)

All over the world (Do, do, do, do, do)

Tell me

How many people really want resolution?


世界中のみんな

教えてくれ

どれだけの人が、本当に決心してる?


(訳:yomodalite)


気になる点はいつでも遠慮なくお知らせください。






(*whim と書かれているものもあり。その場合は・・


It's as delicate as a whim

それは、気まぐれと言っていいほど繊細だから


その他、U=you, Ur=your, 2=to で訳してあります。



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by yomodalite | 2016-05-13 06:00 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(3)

和訳 “Threatened”

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さて、、「Threatened」の和訳です。


Threatened は、MJの最後のオリジナルアルバムとなった『インヴィンシブル』の最終曲で、Thriller、Gohsts、Is It Scaryなどと同じく、ホラーをテーマにした作品。


Thriller の『THIS IS IT』のヴァージョンでは、Threatenedとのミックスがなされ、ゾンビたちが十字架となり、空から天使のように降りてくる映像は『TII』の中でも突出して美しいイメージとなっていました。



Thriller ”This is it version”

(ゾンビ降誕シーンは4:20~)





MJは当時のインタヴューで、


'Invincible' is just as good or better than 'Thriller', in my true, humble opinion. It has more to offer. Music is what lives and lasts. 'Invincible' has been a great success. When The Nutcracker Suite was first introduced to the world, it totally bombed. What's important is how the story ends.


『インヴィンシブル』は『スリラー』と同じか、それ以上にいいアルバムだよ。控えめに言っても、それが僕の正直な意見だよ。この先もより多くのものが得られるだろう。音楽は生き続けるからね。『インヴィンシブル』は大成功だ。チャイコフスキーの『くるみ割り人形』が最初に世に出たときだって、評判は散々だった。重要なのは、物語がどう終わるかってことなんだ。(2001年「USAToday」)


と、エンディングの重要性についても語っていましたが、『ヒストリー』の最終曲に「スマイル」を選んだMJは、最後のアルバムと考えていた『インヴィンシブル』のエンディングに「スレテンド」を選んだ。。







"Threatened"

written by Michael Jackson, Rodney Jerkins…


[ROD SERLING INTRO]


Tonight’s story is somewhat unique and calls for a different kind of introduction

A monster had arrived in the village

The major ingredient of any recipe for fear is the unknown

And this person or thing is soon to be met

He knows every thought, he can feel every emotion

Oh yes, I did forget something didn’t I? I forgot to introduce you to the monster.


《ロッド・サーリングのナレーション》(*)


「今夜の話は、いささか風変わりなので、いつもとは違う感じで始めましょう。

怪物が村にやってきました。その恐怖は未知数ですが、その人物はまもなくやってきます。彼はあらゆる考えを理解し、どんな感情をも感じとることができるのです。


ああ、大事なことを忘れていましたね。みなさんに怪物を紹介しなくては」


You’re fearing me, ‘cause you know I’m a beast

Watching you when you sleep, when you’re in bed

I’m underneath

You’re trapped in halls, and my face is the walls

I’m the floor when you fall, and when you scream it’s ‘cause of me

I’m the living dead, the dark thoughts in your head

I heard just what you said

That’s why you’ve got to be threatened by me


僕が獣だと知って、君は僕を恐れている

君が寝ているとき、僕は君を見ていて

君がベッドに入るとき、僕はその真下にいる

君が廊下で行き止まれば、その壁には僕の顔が浮かび

君が倒れれば、床には僕がいて、君は僕をみて叫び声をあげる

僕は生きる屍であり、君の頭の中の闇

君が僕に脅えるのは、

僕が君が言ったことをちゃんと聞いていたからさ


[CHORUS]

You should be watching me, you should feel threatened

Why you sleep, why you creep, you should be threatened

Every time your lady speaks she speaks of me, threatened

Half of me you’ll never be, so you should feel threatened by me


[CHORUS]

君は僕に気をつけた方がいい

君は脅えるべきなんだ

どうして寝ていられる? 

コソコソして何になる?

君は恐れるべきだよ

君の女が話しているのはいつも僕のことなんだよ、恐ろしいよね

君は僕の半分にだってなれはしない

だから、君は僕に畏れを感じるべきなんだ


You think you’re by yourself, but it’s my touch you felt

I’m not a ghost from Hell, but I’ve got a spell on you

Your worst nightmare, it's me, I'm everywhere

In one blink I’ll disappear, and then I’ll come back to haunt you

I’m telling you, when you lie under a tomb

I’m the one watching you

That’s why you got to be threatened by me


君はひとりでいると思っていて、僕に触れていることをわかっていない

僕は地獄から来た幽霊じゃないけど、君に呪文をかけたんだ

君の悪夢は、この僕さ 僕はどこにでも現れる

瞬きひとつで姿を消し、また現れては君を悩ませるだろう

君に言っておくけど、君が墓の下に眠るとき

僕はそれを上から見下ろすだろう

だから、君は僕に脅えなければならないのさ


[CHORUS]


[ROD SERLING VERSE]

The unknown monster is about to embark

From a far corner, out of the dark

A nightmare, that’s the case

Never Neverland, that’s the place

This particular monster can read minds

Be in two places at the same time

This is judgement night, execution, slaughter

The devil, ghosts, this monster is torture

You can be sure of one thing, that’s fate

A human presence that you feel is strange

A monster that you can see disappear

A monster, the worst thing to fear.


[ナレーション]

未知なる怪物が暗い物陰から抜け出ようとしています

これはまさしく悪夢です

ネバー、ネバーランドという

永遠に子供の国から来たその怪物は、人の心を読み

ふたつの場所に同時に姿を現すこともできる

処刑か、虐殺か、今夜、審判が行われる

悪魔? 亡霊? この怪物はあなたの心を縛っているもの

ひとつ確実に言えるのは、それも運命であり

人が奇妙だと感じるとき

この怪物は現れ、また消えていく

この怪物こそがもっとも恐ろしいのです


[CHORUS×3]


[ROD SERLING OUTRO]

What you have just witnessed could be the end of a particularly terrifying nightmare.

It isn’t. It’s the beginning.


[ナレーション]

あなたが今目撃したものは、恐ろしい悪夢の終わりだったのでしょうか。

いいえ、それは始まりに過ぎないのです。


(訳:yomodalite)

______________________


(*)ロッド・サーリングのナレーション/アメリカで放映されたSFテレビドラマシリーズ『トライライト・ゾーン』の脚本家。番組の進行役もつとめ、劇中劇の出演者でもあった。



こちらは『トワイライト・ゾーン』の映像を使用した

ちょっぴり興味深い動画

Michael Jackson-Story behind THREATENED






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by yomodalite | 2015-09-01 21:00 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

解説 All In Your Name

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「和訳:All In Your Name」を先にお読みくださいませ。
こちらは、私訳の解説です。

All In Your Name

このタイトルは、聖書で、神の御名、神の名においてという場合の「Your Name」を想像させますが、「In Your Name」と言うことで、文字通り「あなたの名前」という意味をもちます。「神の名において」と「あなたの名において」という、この2つの意味が、この曲のテーマであり、それは、それぞれの人の「内なる神」でもある。

内なる神は、人を善に導きもすれば、神の名を語って、人がしてはならない「神の領域」のこともしてしまう。

この優しく、愛に満ちた歌には、「神の名において」判断された正義や、なされた多くの残虐な行為は、実は「あなたの名において」したことであるという、マイケルの怒りと哀しみも込められているのだと思います。

The Story

神から使命を受けた者が人々に語るというのは、一見、一神教の「預言者」のスタイルのようですが、ここで語られるのは、聖書で語られてきた長い歴史ではなく、科学者、哲学者も含めたあらゆる賢人も否定できない物語、一人の女と一人の男によって人類は生まれるというシステムと、そのシステムによって生まれた人類はそれぞれ自分の力で飛び立っていけるのだということ。man and woman でなく、woman and a man となっているのは、アダムとイブの「創世記」とは異なっていることを示しただけでなく、人は母から生まれる、ということも重要視している。

There's just one religion

ひとつの宗教というのは、一神教(アブラハムの宗教)の考え方のようですが、この世界をひとりの神が創ったなら、世界はすべてひとつの家族であり、それはすべて神の愛によって結ばれているという意味ではないでしょうか。

the gates of paradise

キリスト教の天国の門や、神の審判を連想させますが、gates が複数形であることからも、あらゆる宗教・スピリチュアル・政治思想にみられる、死後の楽園や、理想社会への入り口(条件)などを指している。

They're the same

天国と地獄の設定や、宗教上の様々なジャッジメントは「教義を創る」うえで欠かせないものですし、さまざまな人が思い描く理想社会の違いによって、多くの宗派や、政治思想や、人種、性別、性的嗜好、、など様々に分かれ、争っていますが、それは、あなたの人生の中(all in the game)でのことであり、あらゆる人が死後に安らかなのは、すべて同じだということ。

Only God knows

あなたが(神の名を語って)したこと。あなたが(神の名を借りて)人生で選んだこと、あなたが(神の権利を利用して)誰かを裁いたこと。それらを「神」だけは知っている。なぜなら、それは、神にしかできないことで、人間にはできないことだから。

◎この歌詞に通底する宗教観・思想について

この歌詞の原案はマイケルにあり、また、バリーはインタヴューで、僕たちは宗教観が似ていたと語っていました。私がここまで調べた限りでは、MJの宗教観にもっとも近い宗派は「ユニテリアン」だと思います。「もうたくさん!We've had enough(5)」の中で、エレノアが「マイケルが直面した深刻なジレンマを完璧に表現している、とあなたたちが議論したのをよく覚えてるわ」と言っている記事(→「What is My Life if I Don’t Believe?」)の中でも、それは言及されていて、

MJが足繁く通っていた地元の書店員は「彼はエマソンがお気に入りだった」と証言していますが(→地元書店員の話)、マイケルが全集を所有していたラルフ・ウォルドー・エマソンは、ユニテリアンの代表的人物としてよく知られています。

ユニテリアンは、神を唯一の存在とし、三位一体を否定し(これは青年期のMJの宗教であるエホバの証人にも共通)、イエスを道徳的に優れた人物として扱い、神格化せず、知性を重視し、聖書の記述や教義に縛られず、キリスト教以外の様々な思想を学ぶことにも熱心で、自由を重んじるため、信者には知的レベルの高い人が多く、欧米の学問を熱心に学んでいた福沢諭吉や新渡戸稲造など近代日本の知識人も、そこから多くの影響を受けています。

MJがユニテリアンだとすれば、=フリーメーソンなの?と心配になられる方も多いと思いますし、フリーメイソン=ユニテリアンか?という点も疑問かとは思いますが・・・理神論がわかってないと、本当の陰謀はわかんないっていう内容かどうかは各自確認w

様々な宗教やスピリチュアルを信じている人々が、自分の信仰に合わせて、MJについてファンタジックに語っていますが、自分が信じていることに、MJの考えを合わせるのではなく、これまでの歴史を勉強し、その良い点や、問題点を考えたり、、、していければいいんですけどね。

ただし、ユニテリアンは宗教集団としての力は弱く、MJも、元の宗教の教義への不満から、独自に探求を重ね、その宗派に近い思想を身につけたということで、彼がユニテリアン教会に通っていた事実はありません。おそらくマイケルの意識としては、幼少期からずっと、自分が唯一の神であるエホバの存在を証明する人間だということに変わりはなく、それが、2001年や、2005年の発言になっているのだと思います。

Q : Are you still a Jehova’s Witness?
あなたは今でも「エホバの証人」ですか?」

MJ : Yeah, I’ve done what we call pioneering. We do 90 hours a month, I don’t do as much now because I’m busy. You go door to door. I wear a fat suit, pop-bottle glasses, mustache, buck teeth, and like an afro wig.

MJ:ああ、僕はパイオニアリングと呼ばれている行為をしてきたんだ。月に90時間もね。今は忙しいからそんなにやってないけど、ドアからドアへ訪問していくんだ。太ってみえるスーツを着たり、分厚いレンズのメガネをかけたり、つけヒゲとか、出っ歯とか、アフロのカツラをつけてね。(2001年「TV GUIDE」インタヴュー)

Jesse: And so, you-you-you-you had these hits, ahem, and people that you have embraced are now facing you in court on a daily basis. How does your spirit handle that?

ジェシー:君はいくつものヒット曲を持っているよね。そして、現在、君が大事にしてきた人たちが、裁判では反対の側に立っている。君の精神はどうやってそれに対応しているの?

Michael: Ah, I gained strength from God. I believe in Jehovah God very much and ah, and I gain strength from the fact that I know I’m innocent…

MJ : うん、、僕は神から強さを得たんだ。僕はエホバ(=ヤハウェ)という神をとても信じているし、僕は自分の無実が事実だと知っているから、強いんだ。(2005年、ジェシー・ジャクソンによるインタヴュー)

神がひとりであるという多くの教えの中でも、ユダヤ教では神の名を唱えることを禁じていて、Godという言葉でさえ、G-dとぼかして表記しますし、キリスト教でも、神を名で呼ぶよりも「主」と呼ぶのが一般的ですが、MJの信仰にとっては、その神を「Jehova」という名前(Name)で呼ぶことがとても重要なことだったようです。

MJの答え方は、自分の生き方とは合わなくなり、教義に疑問を感じ、教団側からも批判されて離れたにも関わらず、かつての仲間を気遣い、そこで過ごしたときへの感謝も感じられるだけでなく、「神がひとり」だという点においても矛盾を感じさせないものです。

私たちは人との《差》を重要視し、現代社会はあらゆることで人々を《分類》しようとしていますが、この歌は、彼自身の信仰だけでなく、人々の間にある差ではなく、あらゆる人々に共通する点を思い出させ、争いが絶えず、今また激化していく世界中の人々へのメッセージとして考え抜かれたものだと思います。



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by yomodalite | 2015-04-01 06:04 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)
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ピンク・フロイドが20年ぶりにリリースしたアルバム『The Endless River』の中から、ビデオが制作された “Louder than Words” を見て、大体こんな感じではないかと訳してみました。


◎ピンク・フロイドの新アルバム『The Endless River』


上記に「ポリー・サムソンが新しい歌詞をつけている」と書かれていたので、リリックサイトを見ながら、ビデオを見てみると、新しい歌詞はないのですが、これまでのものより省略されているようです。(下記の訳で「グレーの部分」が、今回のビデオにない部分)


気になる点や間違いは、いつでも遠慮なくお知らせくださいませ。






"Louder than Words"


We bitch and we fight

diss each other on sight

but this thing we do...


私たちは、お互いの世界観の中で、けなし合い、戦っているけど、

それが、私たちのすることなのか。。。


These times together

rain or shine or stormy weather

this thing we do...


雨の日や、晴れの日や、嵐のときも、

私たちは、この時代を共にしていくはずでは。。。


With world-weary grace

we've taken our places

we could curse it or nurse it and give it a name.


私たちは、自分たちが選んだ居場所の、うんざりする世界を祝福し

それを貶しめたり、治そうとしたり、名前を与えることはできた。


Or stay home by the fire

felled by desire, stoking the flame.

But we're here for the ride.


家に火を灯し、欲望を感じて、その炎をかきたてたけど

私たちは、そこに(互いの体に)乗るだけだった


It's louder than words

this thing that we do

louder than words

it way it unfurls.


私たちがすることは

それを表す言葉よりも多く

言葉以上のスゴいものを

広げていくこと


It's louder than words

the sum of our parts

the beat of our hearts

is louder than words.

Louder than words.


私たちが生まれもっているものは

その言葉よりもずっと多く

私たちの心臓の鼓動は

言葉よりも大きくて

言葉以上のもの


The strings bend and slide

as the hours glide by

an old pair of shoes, your favorite blues

gonna tap out the rhythm.


弓をしならせて引くように

時は過ぎていき

古い靴と、お気に入りのブルースは

あなたを足にリズムをとらせる


Let's go with the flow

wherever it goes.

We're more than alive.


どこに行こうとも、流れに身をまかせよう

私たちは、もう十分に生きてきた


It's louder than words

this thing that we do

louder than words

the way it unfurls.


私たちがすることは

それを表す言葉よりも多く

言葉以上のスゴいものを

広げていくこと


It's louder than words

the sum of our parts

the beat of our hearts

is louder than words.

Louder than words.


私たちが生まれながらにもっているものは

それを表す言葉よりも多く

私たちの心臓の鼓動は

その言葉よりも大きく

言葉以上のもの


[Guitar solo]


Louder than words

this thing they call soul

it's there with a pulse

louder than words.

Louder than words.


魂と呼ばれるものは

その言葉よりも大きな存在で

ここにある波動は

その言葉よりも大きく

言葉以上のもの


(訳:yomodalite) 



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by yomodalite | 2014-12-18 00:00 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(2)

和訳 “Shout”

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kumaさんから “Shout”のカッコいい和訳をいただきました!

ご存知のように、この曲は『インヴィンシブル』に収録予定でしたが、リリース直前に『You Are My Life』に差替えになり、シングル『Cly』のカップリングとして発表された曲なんですけど、今、聴いても新鮮で、とても13年も前の曲だなんて思えないどころか、

メッセージとしては、まさに「今」かも。。





“Shout”
Written : Michael Jackson / Teddy Riley / C. Forbes / R. Hamilton / S. Hoskins / Carmen Lampson


This is not your ordinary record.
Record. R-r-record. Hit it! Wow, wow!

(DJの声)君が今までやったことなかったやつ
やってみようぜ、ワォーー!

Ignorance of people purchasing diamonds and necklaces
And barely able to keep the payments upon their lessons
And enrolled in a class and don't know who the professor is
How low people go for the dough and make a mess of this

ダイアモンドやネックレスを買いながら
学ぶことには金を出せない人々の無知
自分がとっている授業の教授が誰だか知りもしない
どれだけ金を追い求め、堕落すれば気が済むんだ

Kids are murdering kids for the fun of it
Instead of using their mind or their fist they put a gun in it
Wanna be part of a clique don't know who's running it
Tragedy on top of tragedy you know it's killing me

子供が子供を面白半分に殺す
心も拳も使わず、銃でケンカにカタをつける
誰が仕切っているのかもわからないグループに入りたがり
悲劇の上にまた悲劇、もう耐えられないんだ、わかるだろう

So many people in agony this shouldn't have to be
Too busy focusing on ourselves and not His Majesty
There has to be some type of change for this day and age
We gotta rearrange and flip the page

数え切れない人々が、理由なく苦しめられている
みんな自分のことで手一杯で、崇高なことなど考えない
この時代、この時こそ、何かを変えなきゃいけない
やり直すんだ、新しいページをめくるんだ

Living encased like animals and cannibals
Eating each other alive just to survive the nine to five
Every single day is trouble while we struggle and strive
Peace of mind is so hard to find

檻に入れられ、共食いする獣のように
9時から5時まで、ただ生き延びるため互いに食い合う
どんなに必死にもがいても、日々問題は増すばかり
心の平安なんて夢のまた夢

I wanna shout
Throw my hands up and shout
What's this madness all about
All this makes me wanna shout
Ya know it makes me wanna shout
C'mon now

叫びたい
両手を挙げて叫びたくなるんだ
こんなの正気の沙汰じゃない
すべてに叫びたくなる
叫びたくなるんだ
もういいかげんにしろって

Problems, complications, and accusations
Dividing the nations and races of empty faces
A war is taking place
No substitution for restitution
The only solution for peace is increasing the height of your spirituality

問題がおこり、混乱し、そして他人を非難する
国が人種が分断されても、みんな知らん顔
他に手立てが無いかのように、戦争が起きる
平和のための唯一の解決策は、自分の精神を高めることだけだ

Masses of minds are shrouded, clouded visions
Deceptions and indecision no faith or religion
How we're living
The clock is ticking, the end is coming, they'll be no warning
But will we live to see the dawn

人々の心は先の見えない不安に包まれている
欺瞞と優柔不断、信念も信仰も無い
そんな中で僕らは生きている
時計の針は刻々と進み、終わりは近づく、警告もなく
それでも僕らは生きて、夜明けを見なきゃいけない

How can we preach when all we make this world to be
Is a living hell torturing our minds
We all must unite to turn darkness to light
And the love in our hearts will shine

どうやって伝えればいい
自ら創り出した生き地獄で、みんな心を切り刻まれている時に
ひとつになって暗闇を光に変えるのだ、と
そして内なる愛の気持ちを輝かせるのだ、と

We're disconnected from love we're disrespecting each other
Whatever happened to protecting each other
Poisoned your body and your soul for a minute of pleasure
But the damage that you've done is gonna last forever

僕らは愛から切り離され、互いをけなし合っている
何が起ころうと、互いを守り合うべきなのに
一瞬の快楽のために、体にも心にも毒を入れるけど
犯したことの災いは、永遠に消えない

Babies being born in the world already drug addicted and afflicted
Family values are contradicted
Ashes to ashes and dust to dust(*)
Pressure is building and I've had enough

クスリ漬けになった世の中に、赤ん坊が生まれてきても
家族の価値は否定されてる
灰は灰に、塵は塵に(*)
やらされることばかりが増えるのは、もうたくさんだ

I wanna shout
Throw my hands up and shout
What's this madness all about
All this makes me wanna shout
Ya know it makes me wanna shout
C'mon now

叫びたい
両手を挙げて叫びたくなるんだ
こんなの正気の沙汰じゃない
すべてに叫びたくなる
叫びたくなるんだ
もういいかげんにしろって

(訳:kuma)


(*)埋葬の際に神父(または牧師)が唱える決まり文句。

土は土に、灰は灰に、塵は塵に(earth to earth; ashes to ashes, dust to dust)。
原典は、旧約聖書「創世記」3章19節「お前は顔に汗を流してパンを得る/土に返るときまで。お前がそこから取られた土に。塵にすぎないお前は塵に返る」。アダムとイブが楽園から追放されるとき、神がアダムに対して語りかける言葉。アダムは元々神が土から作ったため、アダムが死ねば土に還るという背景が暗示されている。


☆元になったと言われている
アイズレーブラザースの「Shout」




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by yomodalite | 2014-12-10 00:00 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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