東京アンダーナイト―“夜の昭和史”ニューラテンクォーター・ストーリー

山本 信太郎/廣済堂出版

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ロバート・ホワイティング著「東京アンダーワールド」に似てますが、あちらは六本木ニコラスで、こちらは、赤坂ニューラテンクォーター。

お店の格として、断然ニューラテンクォーターの方が上ですけど、アンダー具合はどうなんでしょう?

力道山、児玉誉志夫、キャノン機関、ナット・キング・コール、トム・ジョーンズ、石原裕次郎、勝新太郎、美空ひばり、高松宮殿下、東久邇盛厚、島津久永、貴子夫妻、「天皇の料理番」四条隆貞、店の用心棒だった「プライドの怪人」百瀬博教。。。。などなどお客も、出演者にも有名人に事欠かず、華々しい歴史が語られます。

ニューラテンクォーターには、ヤ○ザ屋さんも大勢いらっしゃるのですが、著者の描き方のせいか皆さん上品に登場します。ただし、ニューラテンクォーターに最初の危機を招いた横井英樹に対しては、流石に厳しい口調で語られています。

水商売を通してみる昭和の芸能史。裏面史を期待すると少しものたらないかも。

【目 次】
第一章/証言・力道山事件 −「刺した男」と「目撃した男」の再会
第二章/.国策クラブ、ラテンクォーター −闇を牛耳るGHQと児玉機関
第三章/アメリカの夜を赤坂に −ニューラテンクォーター誕生秘話
第四章/もっとアメリカ! −来日したミュージシャンたちの舞台裏
第五章/夜の紳士録 −皇族から大スター、やくざまで
第六章/燃える赤坂 −ニュージャパン横井との闘いと売却の真相
終 章/兄弟 勝信太郎に捧ぐ
__________

【BOOK」データベース】児玉機関、GHQ、豪華ショー、芸能人、ヤクザ…“東洋一”と謳われたナイトクラブで何が起こったのか? オーナー自らが衝撃の証言で綴るノンフィクション。廣済堂出版 (2007/02)


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by yomodalite | 2008-12-18 22:48 | 報道・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

昭和天皇 (岩波新書)

原 武史/岩波書店

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『滝山コミューン1974』の原武史氏に、昭和天皇についての著書があることに気づいて読んでみました。

本著の前の『大正天皇』 (朝日選書) という著作も評判になっていたようですが、天皇に関して2冊も上梓されていたんですね。しかもそのままズバリのタイトル・・・

序章は「1986年の新嘗祭」。昭和天皇が出席した主な宮中祭祀が挙げられていて、現在でも一年に30回前後の宮中祭祀に天皇は出席されているが、著者は昭和天皇が最晩年まで新嘗祭にこだわり続けたところに、昭和天皇という人物を読み解くひとつの重要な鍵があると著わしている。

著者は、皇太子時代は熱心でなかった祭祀を優先するようになったのは、貞明皇后の影響と、若い頃からの生物学研究が祭祀に対する考え方を改めさせ、戦争によりその傾向を強め、戦況が悪化した45年になっても祭祀を続けたが、天皇が固執したのは「三種の神器」を死守することであって、国民の命を救うことは二の次であった。としている。

若い頃から熱心であった生物学研究を軍部から批判されていたことや、貞明皇后に関しては『英国機密ファイルの昭和天皇』より仔細な記述があり興味深かいものの、全体的に、新書のボリュームで昭和天皇を描くには無理があるのと、

天皇の熱心な祈りに対して、国民の命を救うのは二の次というような批判が幾度かされているが、「1人の命は、地球より重い」といった総理に近いというか、私には天皇の言葉である「そういう文学的な言葉のアヤについては云々」の方により誠実さを感じました。

三島由紀夫の宮中三殿見学や、いろいろ盛りだくさんな内容なんですが、ときどきとってつけたような批判が小柄で(この著者に言っても無理だけどw)、大上段に構えたタイトルにはふさわしくない。

帯コピーにある「お壕の内側」へ、著者らしい“オタク的感性”で迫ってくれた方が
書籍として価値があったと思う。
__________

【BOOKデータベース】 新嘗祭、神武天皇祭など頻繁に行われる宮中祭祀に熱心に出席「神」への祈りを重ねた昭和天皇。従来ほとんど直視されなかった聖域での儀礼とその意味に、各種史料によって光を当て、皇族間の確執をも視野に入れつつ、その生涯を描き直す。激動の戦前・戦中から戦後の最晩年まで、天皇は一体なぜ、また何を拝み続けたのか—。 岩波書店 (2008/01)

【著者略歴「BOOK著者紹介情報】
原 武史/1962年、東京に生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業後、日本経済新聞社に入社、東京社会部記者として昭和天皇の最晩年を取材。東京大学大学院博士課程中退。東京大学社会科学研究所助手、山梨学院大学助教授を経て、明治学院大学教授。専攻は日本政治思想史。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』(講談社選書メチエ、サントリー学芸賞受賞)、『大正天皇』(朝日選書、毎日出版文化賞受賞)などがある


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by yomodalite | 2008-12-13 23:30 | 天皇・皇室 | Trackback | Comments(0)

K-20 怪人二十面相・伝 通常版 [DVD]

金城 武,松 たか子,仲村トオル,國村隼,高島礼子/VAP,INC(VAP)(D)

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新宿厚生年金会館での試写会。第二次大戦がなかった昭和前期のもうひとつの日本の風景や、ニコラ・テスラ、江戸川乱歩の世界を『ALWYS三丁目の夕日』のスタッフが制作する絵作りが興味があって観に行きました。なるべく映画は事前に情報をチェックしない主義なので、仲村トオルが明智小五郎とわかったときはがっかり。。

明智小五郎にはもっと陰影のある二枚目でないと、、、仲村トオルでは単純過ぎるというか。。。毎回同じ演技で、下手なまんまで定着している印象。しかし、がっかり気分は、サーカスの花形を演じる金城武が登場すると一変。この人は逆の意味で変わらなさが凄い。デヴュー当時の人のイイ笑顔はそのまま、画面を華やかにするオーラは益々輝きを増していて驚く。

20面相のコスチュームなど、前半は『Vフォー・ヴェンデッタ』を思い出し、中盤から『バットマン』の最初から『ダークナイト』まで振り返りながら観ていた。アメリカヒーロー映画の最終版『ダークナイト』の後では、いつもの日本のアニメ風ストーリーが更にお子ちゃまっぽく見えるのだけど、あまりにも多くの命が軽く扱われているにも関わらず、ジョーカーという最大の敵の命を直接奪うことだけは躊躇するバットマンのような「病」が全く感じられない金城武に魅了された。

こういう能天気を信じさせてこそ「スター」。演技など学ばなくて「スター」という人を抜擢しなければ「ヒーロー」は描けないということもあるかもね。みなさんも、金城武に癒されてください。

★★★☆(作品としての評価はむずかしい。。。)
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【監督・脚本】 
佐藤嗣麻子

【概 要】
江戸川乱歩の小説の登場人物・怪人二十面相の真相に迫った北村想の小説の実写化作品。VFXプロダクションには白組が参加し、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のスタッフが主に制作に携わる。

【キャスト】
遠藤平吉:金城武
羽柴葉子:松たか子
明智小五郎:仲村トオル
国村隼
高島礼子
鹿賀丈史
要潤


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by yomodalite | 2008-12-12 22:43 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

風天 渥美清のうた (文春文庫)

森 英介/文藝春秋




寅さんシリーズの映画は一本も観た事がないのだけど、渥美清という人にはなんとなく興味がありました。

お遍路が一列に行く虹の中

風天俳句の中でもっとも有名なこの句は、雑誌「アエラ」の句会で詠まれたもの。

他にも様々な句会で詠まれた俳句218句が集録されていて、渥美清ゆかりの人へのインタビューなど、人間「渥美清」に迫った本になっているはずなのですが、

インタビューした各人全てに感想つきでベスト俳句を選出させたことにより、何度も同じ句が並び、最終章で更に風天俳句の全作品を解説つきで紹介するという構成は、著者の人のふんどしでしか勝負したことのない新聞記者魂が炸裂していて、単行本の構成としては、ページ稼ぎと怠慢としか感じられず、本当にしつこいとしか言いようがありません。

イラストレーター和田誠へのインタビューで「この企画はよけいな記述や解説を加えず、風天の句集として出すべきだ」と言う真摯な助言を完全に無視し、風天俳句に一々何人もの感想をベタベタと貼付けた著者には怒りを覚え、取材対象者と読者への傲慢さも強く感じました。

渥美清という天才とその俳句が、まったく詩心を理解しないバカな著者に傷つけられていて、本としての評価はむずかしい。和田誠氏が言ったような俳句のみの句集を創るべきでした。

☆判定不能(著者への評価は星ひとつ。風天俳句は高く評価されるべき)

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【内容説明】全くといっていいほど私生活をあかさず、ミステリアスな部分が多かった喜劇役者・渥美清。彼の「知られざる俳句人生」を、元新聞記者の渾身ルポと発掘218句全解説で初公開する。大空出版 (2008/06)

【目 次】
第1章  埋蔵されていた風天俳句
第2章  「話の特集句会」と「アエラ句会」
第3章  隠者と日暮れの寅さん
第4章  あっ、あのときの情景だ!
第5章  寅のアリア
第6章  お遍路が一列に行く虹の中
エピローグ 風天俳句全解説



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by yomodalite | 2008-11-17 11:46 | 文学 | Trackback | Comments(0)

陸軍中野学校 雲一号指令 [DVD]

市川雷蔵,村松英子,加東大介,佐藤慶,仲村隆/角川書店

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陸軍中野学校 雲一号指令 [DVD]

市川雷蔵.村松英子.佐藤慶.仲村隆/角川エンタテインメント

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『陸軍中野学校』シリーズは、モノクロ画像がリアルであるとともに、今観てもシャープな映像美に溢れていて、オススメモノクロ映画なんですが、気になるのは、スパイ役の美女たち。


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安田道代(大楠道代)、野際陽子、小山明子と知的で、大人っぽいクールビューティーを集めたという感じなのですが、


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野際陽子さんも大楠道代さんも、まだブレイク前という感じなんですが、村松英子さんは美しさにおいては、この作品がベストでは?と思わせるぐらいハマってます。


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子供のころに見た村松英子さんは、なぜかいつも「お歯黒」をしているような(歯が黒いなんてことはもちろんないのですが、能面のような不思議な魅力というか)江戸時代の年増女というような雰囲気が記憶に残っているのでが、


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この頃は、フランス人形のような顔立ちに芸者姿というミスマッチや、この黒い着物姿もモノクロ画面に映えてシリーズ屈指のミステリアスさ!


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【GAGAデータベース】市川雷蔵が知性派スパイをクールに演じた「陸軍中野学校」シリーズの既発BOXの単品化第2弾。陸軍中野学校1期生の椎名次郎は、軍の命令により神戸で起きた大型軍用船爆破事件の真相を捜査する中で、日本に潜入した中国スパイ機関に行き当たる。

『陸軍中野学校』 監督:増村保造(1966年)/小川真由美
『陸軍中野学校 雲一号指令』 監督:森一生(1966年)/村松英子
『陸軍中野学校 竜三号指令』 監督:田中徳三(1967年)/安田道代(大楠道代)
『陸軍中野学校 密命』 監督:井上昭(1967年)/野際陽子
『陸軍中野学校 開戦前夜』 監督:井上昭(1968年)/小山明子

陸軍中野学校シリーズ
http://www.raizofan.net/link16/link8/

wing socks
http://museiti.exblog.jp/7776792/


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by yomodalite | 2008-11-14 14:40 | 美男・美女 | Trackback | Comments(0)

仕組まれた昭和史―日中・太平洋戦争の真実 思想劇画

副島 隆彦,青木 ヨシヒト,ロシナンテプロ/日本文芸社




思想劇画としては、「属国日本史 幕末編」に続いて2冊目。前作より劇画色が強くなったことが、良いような気が少しするかも。副島氏原作によるマンガではなく、副島文体にマンガを挟んで編集したという造りは、けっして「本」としては完成度が高くないので、マンガにしたことによって主張がわかりやすくなったとはいえない点も多いれません。

とはいえ「キャシャーンがやらねば誰がやる」的男気に小難は目をつぶりましょう。

この本で描かれているように、卑怯なだまし討ちとあれほど避難した真珠湾攻撃なのに、誰ひとりとして海軍から絞首刑者がでなかった不思議と、その海軍を戦後もち上げた人々。。。海軍善玉論者には今後も要注意だと思います。

米内光政への疑惑をもっと詳しく知りたい人は
『米内光政と山本五十六は愚将だった』/三村文男 をお薦めします。

また、副島氏の主張が中国よりだなどと勘違いしている人は、副島氏による翻訳本ですが下記の2冊をお読みくださいませ。

◎『共産中国はアメリカがつくった』
◎『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』

中国を極端に毛嫌いすることよりも、大国だった中国がなぜあれほど没落し、今また復活しようとしているかを考えることの方が日本のためになるはず。

☆参考サイト→心に残るスピーチ
_______________

【詳細】山東出兵、金解禁、満州事変、日中戦争、そして無謀な太平洋戦争へ—。
激動の昭和史の背景には、20世紀すべてを通して没落していったイギリス帝国(ロスチャイルド財閥)と、それを駆逐し瓦解させ、隆盛していったアメリカ帝国(ロックフェラー新興石油財閥)の大きな世界覇権(world hegemony)の移行、交替の事実があった。
日本は絶対に世界の一部なのだ。だから日本史は必ず世界史の一部である。
外側からの大きな力に必ず動かされ操られないわけにはいかないのである。
本書は、この歴史事実を、従来の理解とは違う別のもっと大きな視点から、「真実の暴きの言論」の力で、大胆に叙述する。日本文芸社 (2008/07)

【目 次】
第1章 近代日本はロスチャイルド家が育てた
第2章 田中義一が導いた戦争への道
第3章 金解禁を仕掛けたウォール街
第4章 満州国建国の真相と隠された謀略
第5章 日中戦争を泥沼化させた帝国海軍
第6章 ロックフェラー家に操られた米内光政
第7章 真珠湾攻撃の真実
エピローグ 米内を斬れ!



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by yomodalite | 2008-11-01 16:52 | 戦争・軍隊 | Trackback | Comments(0)
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「美男・美女」カテゴリの「美男」の第一弾。とにかく来年、軽井沢へ避暑に行くなら、是非このCDを持って行かれることをお奨めします。私はipodに入れて、寝椅子でのんびり聴く予定。

串田孫一(1915年11月12日 - 2005年7月8日。日本の詩人、哲学者、随筆家。東京生まれで、暁星中学校から東京帝国大学哲学科卒。長男は俳優・演出家の串田和美、次男はグラフィックデザイナーの串田光弘。)氏の随筆を朗読されているのは、このところ、きものへの興味で「時代劇チャンネル」を見るようになり、

そこで、発見した極上の「美男」の方で、今までお名前がわからなかったのですが、1936年1月20日生まれ御年72歳の名俳優、西沢利明さんです。


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私と同じように名前を聞いてわからない人でも、数々の人気ドラマや、時代劇での知的な悪役、上品な紳士役で、記憶に遺っている方も多いのではないでしょうか。


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私は未見ですが『サイコ』で有名なアンソニー・パーキンスのTV放映時の声優や『アルジャーノンに花束を』の舞台ではストラウス博士なども演じておられるようです。


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写真は「あばれ八州御用旅」(多分)が90年、「必殺仕事人 激突!」は92年なので、西沢さんが54〜56歳時の作品で、モニターからビデオを一時停止して撮影したものなんですが、このやり方を、最近の美男美女タレントにすると、不用意な瞬きなどで、白目顔が映ってしまったり、演技に迷いがあるためか、スロー画面にすると必ずブサイク顔を何コマか発見してしまうのですけど、西沢利明さんはどの瞬間も完璧。



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どんな二枚目も年齢とともに顔がむくみ、淀みが浮き上がってくるものですし、特に悪役をよくやっていると、その演技から悪人皺が定着してしまうことが多いのですけど、西沢利明さんは「善」のときは上品で穏やか、悪では怜悧で非情でありながら、とにかくどちらも美しいという稀有な俳優さんだと思います。



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映画『太陽』の米内役時の白い軍服姿も必見!ですし、もっと若い頃や、洋装の写真(特に『非情のライセンス』出演時)も掲載したいのですが、なかなか資料が見つけられません。見つけ次第追加でアップしていきます。



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時代劇は、80年代ぐらいから徐々に美しい照明や洒落た衣装が失われていったようです。時代劇は顔のアップが多いのに、誰とは言いませんが、主演の二枚目が舞台か!というような厚い白塗りをして、大衆演劇チックな衣装を着るようになると、主演映画があるような女優ですら、酷いセンスの衣装を着させられて色気のない着付けに。。。

そんな中、西沢利明さんだけはいつも変わらず「絶品」であるのを幸いと思う反面、実にもったいないなぁと思います。西沢さんがイギリス人だったら「サー」の称号が与えられただろうし、ハリウッドならアカデミー助演男優賞をもらえたかもしれないのに。



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ところで、、西沢さんのことをあれこれ検索していたら、ナント西沢さんご自身のブログを発見!!!

◎「西沢利明の俳優ノート」

過去ログを読んでいたら、私もギリシャ神話や、ゲーテももっと読み直そうと思ったり、太宰治役!は素晴らしく適任で是非観てみたいと思ったり、

2008年の6月30日の日記「少しわかった。」では爆泣してしまいました。。

やっぱり人柄は「顔に出る」のは、真実のようです。。。

◎「西沢利明を語ろう」←2ちゃんねるのレス記録

【追加画像】
銭形平次(大川橋蔵)第782話「三匹の蟻」で、踊りの師匠を演じる西沢さん。気が弱い善人でありながら娘の仇を討とうとするものの性格が優し過ぎて...という役。1981〜82年頃で、西沢さんは45、6歳。上記作品より10歳ほど若いときの作品と思われます。



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最初、西沢さんを見たときは、知的でクールな印象から日本のパトリック・マクグーハン!と思っていましたが、マクグーハンはこんな善人役はできないし、悪役のときとは声の雰囲気もぜんぜん違っていてあらためて感心致しました。



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☆これから見たい西沢利明さん出演番組

◎映画:太陽(白い軍服米内光政役)、桜の森の満開の下、放浪記

◎TVドラマ

・ザ・ガードマン
・キィハンター
・竜馬が行く
・怪奇大作戦

・必殺仕掛人・第6話「消す顔消される顔」 音次郎
・必殺仕置人・第21話「生木をさかれ生地獄」 平田石見守
・必殺仕事人・第79話「隠し技潜入喉輪攻め」(1980年) 安部弥十郎

・太陽にほえろ!
第66話「生き返った白骨美人」(1973年) - 寺岡
第280話「狼」(1977年) - 殺し屋組織の男
第449話「ドック刑事、雪山に舞う」・
第450話「ドック刑事、雪山に戦う」(1981年)
第661話「マミーが怒った」(1985年)

・非情のライセンス
第1シリーズ 第10話「兇悪の骨」(1973年)
第2シリーズ 第40話「兇悪の棺桶」(1975年) - 平手英次
第2シリーズ 第65話「兇悪のざんげ」(1976年) - 峰岸正之
第2シリーズ 第96話「兇悪のカムバック」(1976年) - 狭間次郎
第2シリーズ 第124話「兇悪の終焉」(1977年) - 北見

・江戸の牙(天知茂主演)第17話
・大江戸捜査網 第190話「傷だらけの十手」(1975年)
・俺たちは天使だ! 第18話「運が良ければ次期社長」(1979年)
・Gメン'75

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by yomodalite | 2008-10-17 22:25 | 美男・美女 | Trackback | Comments(4)

グロテスクな教養 (ちくま新書(539))

高田 里惠子/筑摩書房




この本を読もうと思った動機が思い出せないのだけど、冒頭の「はじめに」を読んですぐ後悔しそうになった。タイトルの意味は「グロテスク」な分野の教養ではなく、「教養」がもつグロテスクな側面を言い表しています。

著者が1958年生まれの女性で東大博士課程出身となると、教養主義をめぐる一連の論争の流れは、より一層生臭い香りを放つ。一番下に引用した【内容紹介】の“さわやかな教養論”って、皮肉にもほどがあるのでは?? 

今の若い女子には分からないかもしれませんが、私は著者より一世代下の60年代生まれだけど、その頃の女子の旧制高校に由来する「教養」への屈折した感情はなんとなくわかる。

当時の高学歴(指向も含めて)女子は、思春期は少年に、学生時代は青年になりたいと願いつつも、「女」としては、女子専門教育を経た女学生に恋愛対象としての地位は奪われ、卒業後は進路の受難も。その後、同窓の高学歴青年の社会的、恋愛的地位が徐々に下がり、女子が強くなったと言われても、彼女たちはそれを享受する前に苦難の道を歩んだ世代なのだ。

「教養」は高学歴女子の「いかに生くべきか」には答えを持たなかった。常に「片思い」であり続けた時代に生きた著者の「教養」への思いは、今のオタク少年のアイドルへの思いと少し似ているのかも。

怨念の波間をこえて、さらりと読めば近代日本の教養の歴史としてまとまっていて、なんとなく「カノッサの屈辱」(TV番組)を思い出すような部分も。。。

「Passion For The Future」
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/003896.html

「放蕩娘の縞々ストッキング β」
http://houtoumusu.exblog.jp/d2005-09-19

「タカマサのきまぐれ時評」
http://tactac.blog.drecom.jp/archive/226

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【内容説明】「教養」は、誰の、どんな欲望によって求められて(非難されて)きたのか? 知的マゾヒズムを刺激しつつ、一風変わった教養主義の復権を目指す、ちょっと意地悪で少しさわやかな教養論論!

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by yomodalite | 2008-10-17 16:58 | 文学 | Trackback | Comments(0)

原爆の秘密 (国内編)昭和天皇は知っていた

鬼塚 英昭/成甲書房



自分のブログのアクセス解析が出来るようになって、もっとも意外だったのは検索キーワードの1位が「鬼塚英昭」だったこと。鬼塚氏の著作は『天皇のロザリオ』と、『日本のいちばん醜い日』の2冊をこれまでに読んでいるだけなのだけど、タブーに挑んだというか、衝撃的ともいえる内容なので、検索する人が多いのかもしれない。

本著は、国外編と国内編の2冊分冊で、どちらから読むべきか迷ったのだけど、読了後は、国外編を先に読めば良かったと思った。未だに国外編を読んでいないので全体として評価出来ないのだけど、この国内編だけの感想は、正直あまり芳しいものではない。

鬼塚氏の著作を読んだことがある人なら想像がつくことだけど、あまりにも天皇への呪詛に満ち満ちていて資料への解釈に疑問を感じることが多い。
鬼塚氏の著作の魅力は、凡百な陰謀論本とは違い、内外の膨大な資料を駆使し、巻末にも、きちんと資料が明記されている点なのだけど、本著では、原爆被害者の声が著者に書くことの原動力を与えたという「造り」が、冷静さを欠く原因になっている。

被害者の痛みを通して「世界の真実」を直視することはできないし、被害者でなくても、どうして「国民」という総体が、国の「象徴」の責任を問うことができるのだろう。皇国日本の「玉」であった天皇なら、尚更ではないか。私は「玉」に責任を投げる「国民」に国際政治の過酷なゲームを勝ち残っていけるとは思わない。むしろ、そうしなかったからこそ、大戦後の高度成長も、バブル崩壊後も生き抜いてこれたのではないか。

旺盛な読書をこなし、資料の隙間には大胆な推理力をも駆使できる鬼塚氏のような著述家が、もう少し偏向を押さえて書いてくれればなぁといつも思ってしまう。真実を探求する姿勢に目を見張る点が多いだけに残念でならない。

核兵器カルテルが日本を核爆弾の見本市にしたのは間違いないと思うが、私には、鬼塚氏が世界帝国運営をわかっているにも関わらず、小国の国王の責任論で相変わらず終始している姿勢がわからない。そういった傾きは、当初からのものではあるけれど、平成の世に現れた鬼才である鬼塚氏が、「天皇責任論者」(天皇の真実探求者とは厳然と異なる)をこれからも続けて行くとしたら残念だなぁと思う。

しかし、延々と続くように思えた天皇への呪詛は、途中から「神々への疑問」へと向かい、最終章『天皇と神と原爆と』で、著者は“微笑み”を心の内に持ち得たと言い、「これ以上の幸せがあろうか」で物語を終わりとしている。これが鬼塚氏の神への問いの終わりなのかどうかは、次作を読んで判断するしかない。
★★★

「窓辺でお茶を」
http://plaza.rakuten.co.jp/sawakai/diary/200809160001/
「移ろうままに」
http://oshosina.blog.so-net.ne.jp/2008-09-15
___________

【内容紹介】日本人はまだ原爆の真実を知らない
原爆はどうして広島と長崎に落とされたのか?多くの本は、軍国主義国家たる日本を敗北させるために、また、ソヴィエトが日本進攻をする前に落とした、とか書いている。なかでも、アメリカ軍が日本本土に上陸して決戦となれば多数の死者を出すことが考えられるので、しかたなく原爆を投下した、という説が有力である。しかし私は広島と長崎に原爆が落とされた最大の原因は、核兵器カルテルが狂気ともいえる金儲けに走ったからであるとする説を推す。本書はこの私の推論が正しいことを立証するものである。ただ、その過程では、日本人として知るに堪えない数々の事実が浮上してくる。読者よ、どうか最後まで、この国の隠された歴史を暴く旅におつき合いいただきたい。それこそが、より確かな明日を築くための寄辺となるであろうから。 成甲書房(2008/7/19)

【目 次】
第1章 原爆投下計画と第二総軍の設立
第2章 「原爆殺し」の主犯を追跡する
第3章 長崎への原爆投下は真珠湾奇襲の復讐である
第4章 悲しき記録、広島・長崎の惨禍を見よ
第5章 見棄てられた被爆者たち
第6章 天皇と神と原爆と

【コメント】 
日本人は被爆モルモットなのか? ハナから決定していた標的は日本。原爆産業でボロ儲けの構図を明らかにする。アインシュタイン書簡の通説は嘘っぱち、ヒトラーのユダヤ人追放で原爆完成説など笑止、ポツダム宣言を遅らせてまで日本に降伏を躊躇させ、ウラン原爆・プルトニウム原爆両弾の実験場にした生き血で稼ぐ奴等の悪相を見よ!



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by yomodalite | 2008-10-14 11:44 | 天皇・皇室 | Trackback | Comments(0)
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今日からカテゴリに「美男・美女」を追加しました。

ここ数年、最新作の映画はほとんど観ないで「日本」と「きもの」への興味で昔の邦画や雑誌を見ていて、作品とか、演技も二の次、とにかく好きな「顔」をいっぱい集めたいという気持ちが強くなってきました。

☆続きを読む!!!
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by yomodalite | 2008-10-03 17:56 | 美男・美女 | Trackback | Comments(2)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite