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聞き出す力/吉田豪

聞き出す力

吉田 豪/日本文芸社

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本書は、『週刊漫画ゴラク』という、私たちのような女子(愛と平和と正義と謙虚な姿勢が大好きで、地球にも優しい… と自分では思っている)がまず手に取ることのない、というか、売り場の近くに行くことすら躊躇うほど、これでもかと巨乳を強調した女が表紙に描かれていそうな(知らないけどきっとそうに違いないw)「下品な雑誌(いい意味でww)」の連載をまとめて、2014年の暮れに出版されたもの。

吉田氏は「あとがき」で、書き下ろしの単行本企画をすべて断っていて、大ベストセラーの『聞く力』(阿川佐和子著)の便乗本を出して欲しいというオファーが殺到したときも、全部スルーしたのに、ブームに一足も二足も遅れて、ここまで全力で便乗した本を出すことになったのは、『漫画ゴラク』イズムに他ならないと、述べられ、

そして、「どうせ便乗するなら表紙のデザインには「ミナミの帝王」や「白竜」的な黒社会テイストを微妙に混ぜて、これは黒い連中が便乗したんだったらしょうがないと思わせる手口です!」と、その手の内を明かしただけでなく、「読んだ人が『人の話を聞くための実用書じゃなくて、インタビューの面白エピソード集じゃん!』という意見も、黒社会テイストで潰していきます!嘘です!」と素人レヴュワーが言いそうなことへのフォローも欠かさない。

いまどきの新書って、実際の内容よりも、目次づくりに叡智が詰まっているものが多いんですが、本書の「騙しのテクニックww」にあふれた「目次」もとても素晴らしいもので、


第一章 「聞き出す力」の基本テクニック
相手を乗せるための技術

其の1  いい答えが返ってきたら、いいリアクションで返すこと
其の2  普通なら聞きにくい話にどれだけ踏み込むか
其の3  空気が悪くなるとしても、引かないところは絶対引くな
其の4  NGネタを相手のほうから話させる聞き出し方
其の5  心を開かれすぎず適度に突き放す、この距離感が大切
其の6  打ち合わせなしのガチンコインタビューの「つかみ」術
其の7  全く知らないエピソードを引き出すための「受け身」術
其の8  相手と意気投合するための「焦点」を見極めよ
其の9  タブーを恐れず取材相手の人間性に斬り込め
其の10 取材相手が話す内容に関してのジャッジは読者に委ねる気持ちで
其の11 答えを事前に予想しても意味なし。想定外の答えこそ
其の12 あえてリアクションしないことで、面白い話を引き出すこと
其の13 興味を持てない相手には愚痴から入れ! 重くても受け止める度量が必要 
其の14 あなたにとって○○とは……なんて質問は、上級者にのみ許される!!

第2章 「聞き出す力」の心構え
インタビューに臨むときのスタンスを固めよ

其の15 自分語りは話を引き出すための道具、記事では裏方に徹すべし
其の16 子供を取材するときは、こちらが怯えるくらいがちょうどいい
其の17 相手を好きにならなければ、インタビューはできないものである!!
其の18 些細なつながりを大事にすることでインタビューのチャンスが訪れる
其の19 直接会って話すまで、その人の本当の姿はわからない
其の20 八ッキリと現実を語ってもらい、それを受け止めること!!
其の21 直接話を聞けない相手の心境に想いを馳せることも時には大事
其の22 多感な中高生アイドルの取材には細心の注意を払うべし!?
其の23 インタビュー前の下調べはプロとして最低限の礼儀なのだ!!
其の24 下謀へをキッチリしてこそ「予定外の展開」が生み出される
其の25 ネットは使利たが過信は禁物。自分の足で探した情報を信用すへし!!
其の26 インタビューにはテクニック以前に一般常識が非常に大事
其の27 遠足同様、家に帰るまでが取材。取材以外の場所で相手との距離を詰めろ
其の28 インサイダー情報は、どう記事にするかではなく、どう便うかが重要
其の29 近いうちにインタビューする相手の悪口はなるべく言わないこと
其の30 インタビューで取材対象の人生が変わることも!だからといって萎縮は厳禁    

第3章 危機を回避する「聞き出す力」
不利な状況から面白い話を引き出すには

其の31 人と接する上でハードルは限界まで下げておけ
其の32 インタビューは取材後が勝負。無難にさせないための戦いに勝利すべし
其の33 どんなトラブルにも悠然と流れに身を任せる度胸を持つべし
其の34 知識が皆無な取材時には、話を上手く合わせて聞き出す余裕を持て
其の35 対面せずに取材するときにこそ常識や礼儀が大事
其の36 相手から怒られるくらいのことを聞く覚悟が必要
其の37 インタビューで重要な「話しやすい流れ」を作って本音を聞け
其の38 いついかなるときも、どんな場所でもインタビュアーは沈着冷静であれ        
其の39 最初は要注意人物と思われていても気にしなくて良い?

第4章「聞き出す力」応用自在
さまざまなケースに学ぶインタビュー術

其の40 無邪気さは、時には大いなる武器となる
其の41 話が合っても盛り上がるのは程々に。相手に信用されないほうが良し?
其の42 他のインタビュアーと同じ条件の中で違いを出すのが腕の見せ所
其の43 手強い相手に対する最終手段、それは気弱で素人なインタビュアー
其の44 インタビュアーもゴーストライターも「引き出す力」が重要なのは一緒
其の45 聞いてはいけない深い部分を引き出すのは諸刃の剣でもあることを心得よ
其の46 プロインタビュアーと名乗る以上、自分のスタイルは守り抜く
其の47 取材対象と会って終わりではなく始まりに過ぎないと心得るべし
其の48 インタビューにビビりは禁物。どんなに恐ろしい相手にも果敢に切り込め!!
其の49 相思相愛のインタビュー相手に出会ったときこそ油断は禁物!!
其の50 不自然なインタビュー記事はクレジットをチェックし、色々想像するべし

[特別付録]人間関係がうまくゆく魔法の潤滑剤「間く力」をいまこそ養おう
吉田豪 × 阿川佐和子 互いの聞くカに迫るI

[あとがき]

で、、こんな素敵な見出しに釣られて、内容を読んでみると、確かに本書は「人の話を聞くための実用書」ではないと言うことがわかります(笑)。でも、それが逆に、現在の「マニュアル本」や「自己啓発本」が、本当に実用的なのか?という疑問さえも呼び覚ますというか、

本当に役立つことって何なの?とさえ思えてくるんですね。

経済的になにが有利とか、健康には何がいいとか、美しくあるためにとか、幸せの基準とか、その他色々な信条や、宗教、イデオロギーや、政策とか、そういった自分が信じていることを基盤にして、物や、人を判断すると、優劣とか、善悪とか、敵と味方とか、好き嫌い、、が簡単に生まれてしまうわけですが、

本書は、「人から話を聞き出す」こと以上に、「直接会って話すまで、その人の本当の姿はわからない」とか、「興味をもてない相手に興味をもつ方法」といった、吉田氏の「The Art Of Loving」といった内容で、

一番重要なマニュアルは「幸せになれるか?」だとすれば、
素晴らしい実用書だといえると思いました。

当然のことですが、なべおさみ氏が長年ガマンしたことや、長渕剛のやり口(笑)とか、インタビューの面白エピソード集としても素敵な本で、私が一番好きなエピを一個だけ選ぶとすれば、2013年に最も衝撃を受けたのが「ユリイカ」で森川すいめいという精神科医が鬼束ちひろにしたインタヴューで、編集サイドは、精神面がヤバそうな鬼束をカウンセリング的に掘り下げようと考えたものの、真逆な展開に。。という「其の43」の記事かなぁ。。



それと、、あらためて、『漫画ゴラク』ってどんな雑誌なの?と検索してみたら、なんとあの『ミナミの帝王』を連載している雑誌だったことが判明。やっぱ、マイケルに絡んでた!(どこがだよw)




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by yomodalite | 2015-10-08 13:07 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

吉田豪の喋る!!道場破り プロレスラーガチンコインタビュー集

吉田 豪/白夜書房

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わたしは、橋本真也と小川直也の対戦に胸が熱くなったり、K1やプライドのような格闘技イベントは好んで見ていましたが、

プロレスはほとんど見たことがなく、本書で何度も登場する、新日とか、全日とか、Uインターとか、それぞれの大イベントや、有名試合についてもまったく知らず、

登場するプロレスラーの方で、顔とお名前がわかった方は全体の半分以下で、多くの団体が旗揚げしたり、また、そこから独立したり、引抜かれたり、経営に失敗したり、、といった変遷もさっぱりわからないのですが、

でも、なぜかプロレスラーの話を聞くのは大好きなんです!

知っていても、知らなくても、吉田豪氏による、各人への話の振り方、掘り下げ方が素晴らしく、どの方々も全員が個性的すぎるほど濃い方々ばかりなので、読了後は、読み終わってしまったことが寂しくなってしまいました。

わたしは、プロレス界において、悪役(ヒール)の方がいいひと。と言う評価は「本当」ではない。と思います。

ヒール役とは「ヒーロー」を目指さない人々で、自分と他人の実利を重んじ、そこには争いも和合も含まれる。

対して、ヒーロー役の人は、何にせよ、とにかく本気で「ヒーロー」を目指している人ばかりで、彼らは「正義」に関してもすごくこだわっている。ただ、正義とはなにかとか、なにが正義なのかということは、むずかしい問題で、自分の正義については、誰もが信じやすく、それが実利と反している方が輝く場合も多い。

ヒーローに比べると、悪役の個性の方が様々、、とも言えなくて、プロレスラーは、正義も悪も本当に十人十色で、登場するプロレスラーすべてが濃厚なのに15人も続くので、元がとれるどころか、永遠につづく「食べ放題」のようなんですが、それが地獄ではなく、やっぱり「天国」のようで...

インタヴューは2011~2013年に行なわれたものなので、全盛期のプロレスを知るレスラーにとっても、ファンにとっても、現在の衰退したプロレス人気からは、寂しくなりそうな予感もあったのですが、自分の選択した行動に、大きな後悔を感じているというレスラーであっても、とにかく自分を信じて戦ってきたからなんでしょうか。どこか清々しい魅力に溢れていて、引退した方々も含め、ほぼ全員がプロレスがやりたい。と思っておられるようです。

この素敵な面々が顔を揃えた表紙をここに貼付けておけることに、大きな幸せを感じてしまったので、本書でインタヴューはされていないけど、名前だけはいっぱい登場した、前田日明氏や、高田延彦氏の本も読まなきゃ。と思いました。

今頃 … なのかもしれませんが、

わたしにとってはちょうどいい感じで「寝かせた」気がします。。

天龍源一郎「俺みたいな生き方、するモンじゃないよ」
武藤敬司「いま、あえて言うプロレスLOVE」
蝶野正洋「レスラーはリング上の職人です」
藤波辰爾「どんなに怒っても、お腹はすくんだよね」
ドン荒川「冗談で試合はできない。いつも真剣勝負(笑)」
藤原喜明「ナメられたら終わり。ジャンケンでも負けるな」
山崎一夫「常識人? う~ん、どうなんですかねぇ」
船木誠勝「一回壊さないと新しいものは作れない」
鈴木みのる「ガキが簡単に『ガチで』って言うとイラつくんです」
宮戸優光「プロレスというものは強さが一番ですから」
鈴木健「他団体とはガチンコでやるのが絶対正しい」
菊田早苗 「プロレス界のスターになりたかった」
大仁田厚「引退試合は電流爆破って決めてんだ」
ミスター・ポーゴ「怖いものはお化け。好きな映画は『ゴースト』」
マサ斎藤「いつだってGo for broke」

◎[Amazon]吉田豪の喋る!! 道場破りプロレスラーガチンコインタビュー集

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by yomodalite | 2013-09-20 09:59 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(2)

新・人間コク宝/吉田豪

吉田豪氏の「人間コク宝」シリーズは、これまでに4冊出版されていて、こちらは、2010年に出版されたシリーズ第3弾!

梅宮辰夫/木村一八/K DUB SHINE/月亭可朝/ジェリー藤尾/蛭子能収/長門裕之/ミッキー安川/生島ヒロシ/三遊亭楽太郎/赤井英和/吉川銀二/新沼謙治/大和武士/ビートきよし/金山一彦

2012年に読むのに、この人選ってどうなの?と思われた方、、私もそう思います。

☆続きを読む!!!
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by yomodalite | 2012-11-08 08:31 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

サブカル・スーパースター鬱伝 (徳間文庫カレッジ)

吉田 豪/徳間書店



みうらじゅん、リリー・フランキー、松尾スズキ、川勝正幸、大槻ケンヂ … サブカル界のスターたちの「鬱」に、プロ・インタヴュアーの吉田豪が挑む!

インタヴュー当時、40歳を目前にしていた吉田氏は、師弟関係ともいえるような接し方をしてきたリリー・フランキーが、売れると同時に、メンタルな状況が悪化するという経験を目の当たりにし、「サブカル文系男子は40歳くらいになると鬱になる」ということに気づかれたようです。

私も、その説は「真実」だと思います。

サブカルには、なんの関係のないという方でも、30~40代では、ガンになるより、鬱をこじらせる確率の方が遥かに高いと思われますので、まだ経験していないという方は、男女を問わず、本書を読んでおかれるといいのではないでしょうか。

リリー・フランキー氏は「鬱は大人のたしなみ」と言い、大槻ケンヂ 氏は「体でものごとを覚えてこなかったからじゃないか」と言い(しかしレスラーには鬱が多いとも言う)、川勝正幸氏は、藤原ヒロシ鬱にかかり、そういえば『丘の上のパンク』を読まないとと思ったり、吉田豪氏による追悼文にも泣かされたり、

杉作J太郎氏は『ガンダムSEED』のモノマネをしてたら元気になって、菊地成孔氏は『珈琲貴族』での全裸エピソードを語り、みうらじゅん氏は「弱みをみせるな」と説き、ECD氏は車谷長吉の「人生相談」(朝日新聞)を紹介し、松尾スズキ氏は「普通じゃない人は、この世界には入ってくんな」とアドヴァイスし、

枡野浩一氏は「町山さん、厳しすぎる」という意見があると思っていて、唐沢俊一氏は、母親との半同居により「常識的社会人に戻る時間がマズかった」と分析し、女優Oとの関係も、、

最後に登場する、唯一の女性執筆者、香山リカ氏は、自分の鬱を語っているのではなく、書籍化にあたって、これまでの連載分への感想などを書いていて、

「率直にいって、こういう感性のありかたがすごく懐かしい感じがしましたね、これが本来のミュージシャン、あるいはアーティストといわれている人たちの心のありかただよねっていう感じです」

と語っておられるのですが、TACOに参加されていた頃を知っている私としては、現在の香山氏は、ご自身でも言っておられるように「見る人が見たら詐欺」のようで、「村上隆や茂木健一郎のような器用さが、逆に不思議なんですけど、、」などと、言われることの方が不思議でした。

お酒も飲まない私としては、「嗜んだ」と言えるのは、鬱と薬だけのような気もしますし、スターの方々の「たしなみ方」も、垣間みてみたいと思って、気軽に読みはじめたんですが、

「感想まとめリンク」にある、心構えが出来るとか、40歳になるのが怖いようで、楽しみ、、というような感想も理解できなくはないほど、スターの方々は病みっぷりも華麗で、個性的で、男気を感じたり、、

医者が出してくれる「お薬」や、色々と心配してくれそうな「お悩み相談」よりも、副作用がなくて、、、と言いたいところなんだけど、

具体的な症状とか書かれているのを見ると、苦しかったときのこととか、リアルに思い出してしまうし、、

「参考書評リンク」の最後にある吉田豪さんでさえ、収入が減っているとは … 出版不況は本当に深刻なんだなあ … には、出版業界じゃなくても「フリーランス」で、今も仕事をしているすべての友人を思い出してしまうし、、

本書の中で、大槻ケンヂ氏が

豪ちゃんは、鬱は大丈夫だと思うよ。なぜかと言うと、やっぱり偉人伝をたくさん読んでるから。

ーータレント本で人の人生を学んでますからね。

それが、リンカーンじゃなくて、山城新伍とかだっていうところが、また問題ではあると思うんだけど(笑)。笑っちゃうけど、鬱になったときって偉人のいい言葉みたいな感じの本を買うんだよ。で、ドストエフスキーの「絶望の中にも焼け付くような強烈な快感がある」って発言とか、そういうのを読むとガーン!となるんですよ。

だから、破天荒な人生を生きた人の言葉をたくさん知っている人は強いと思う。豪ちゃんは、そのオーソリティじゃないですか。大変なときも真木蔵人の言葉を思い出したりしてさ。

ーー「忍者スタイルで逃げろ」とか(笑)でも、そういう偉人の代表だった山城新伍さんがいま老人ホームにいるわけだから(雑誌掲載後、2009年8月12日死去)、そういうのを思うと…。

そこも勉強になるじゃない。たぶん豪ちゃんは、自分の作ってきた本に助けられると思うよ。その中の偉人の言葉に。それも、何かちょっと微妙な人の言葉に助けられたら面白いよね。ABブラザーズの人とかさ。(引用終了)


(大槻氏の「マイケルだよ、俺」には、、「全然ちがうわ」とツッコミましたが...)


と語られていて、確かにそうなんだけど、

人は、自分が作ってきたものに助けられるんだけど、
一方でものすごく苦しめられるでしょう?

でも、ジョンの本を読んでて思ってたんだけど、吉田豪と同じ乙女座で「自分が一歩を踏み出す前に、それまでの歴史を逐一知っておかなくては気が済まない」と言っていたあの人も、やっぱり、常に歴史上一番のパイオニアについて、よく読んでいたことが良かったんじゃないかとか、

そーゆー自分の想像が及ばないような天才のことを想像するというのも、あまりにも自分と次元が違っていてどーなの?と思うことも多いのだけど、自分ではたどり着けないような「地点」にまで、引き込める人が「偉大な先生」であって、そーゆー人を見つけられた方が、危険なんだけど、やっぱり運がいいんじゃないかなぁとか、

基本的に「読書」は、危険なもので、

「知る」とか「学ぶ」ということは、全部危険に満ち満ちていて、

そもそも、生きているというのは、常に死にそうになるぐらい、すごく「危険」で

だから、長生きするとか、役に立つとか、成功するとか、間違いないとか、、
もう全部「詐欺」だと、最近は結論しているので(笑)、

偉人伝でもあり、ときどき笑えるところもありつつ、
すごく危険で「死」に近いところもいっぱいある本書は、
やっぱりすごく素敵な本だと思いました。


☆上記に挙げた執筆者以外にも、糸井重里氏、いとうせいこう氏などのエピソードや、
あとがきには、町山智浩氏による意味深い発言も!


◎[Amazon]サブカル・スーパースター鬱伝
____________

[内容紹介]「サブカル男は40歳を超えると鬱になる、って本当!?」プロインタビュアー吉田豪が、そんなテーマに沿って、リリー・フランキーをはじめ、大槻ケンヂ、みうらじゅん、松尾スズキなどのメンバー(ほか、川勝正幸、杉作J太郎、菊地成孔、ECD、枡野浩一、唐沢俊一)に全力インタビュー! クイック・ジャパン誌上で『不惑のサブカルロード』 と題 して連載されたものに、精神科医にしてサブカル者である香山リカへの新規インタビューや、吉田豪自身の補稿もくわえての書籍化。イラストは、『プロレススーパースター列伝』『男の星座』の原田久仁信。

[BOOKデータベース]昭和平成世紀末、ゼロ年代にIT世代、戦後団塊高度成長、バブル崩壊経済低迷、日本中のあれこれが変革するなか、若者文化の一翼をになったサブカルチャー。しかしそんなサブカルものも不惑を境になぜか心の落とし穴にハマるという…はたしてそれは真実か、ならばその実体は?現在各方面で八面六臂の活躍を繰り広げる吉田豪が11人の当事者たちに迫る。 徳間書店 (2012/7/21)



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by yomodalite | 2012-10-16 09:20 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

時代を生きる力/高城剛

時代を生きる力

高城剛/マガジンハウス

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高城剛氏は、マスメディアでの評判の悪さとは逆に、読書界では評判の高い方。

本書は、昨年出版されたもので、大好評だった『私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明』と同じく、Q&Aになっていて、震災後の日本のエネルギー問題、マスメディア、政治....など、日本の現状と未来について、高城氏がガンガン答えて行くというもの。

現在の高城氏の考えがよくわかり、多くの人にとって学べる点や、ヒントに溢れている本で、コンパクトな体裁も2色使いの本文も、忙しい人でも読める親切設計になっています。


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☆写真は、体裁を説明するもので、内容の「ポイント」ではありません。想像よりずっと濃い内容なので、ぜひ本書で!



こういう人をツブそうとするのは、何故なんでしょうか?高城氏は、日本の有名人では、たぶん最も速い時期に『ショック・ドクトリン』を紹介されていた方のような気がするのですけど、そんなことなども「三宝会」に嫌われる要因だったのでしょうか?

◎「三宝会/小沢潰しを狙う組織」


以下は「まえがき」から(大幅に省略して引用しています)

本書は、どのように21世紀を生きたらいいのだろうか、について僕が考えた現状分析と今後の展望、そしていくつかの提言である。世界に目を向けると、とっくに冷戦が終わり、共産主義である隣国中国は経済大国になって、新興国は続々台頭し、インターネットが世界を網羅し、どこでも瞬時に情報をやり取りすることが可能になって、その風景は「フラット化された世界」と呼ばれることになる。

『第三の波』で有名なアルヴィン・トフラーは、国家や企業ではなく、個人の力が増大するのが21世紀の象徴的現象である、と言う。トフラーは発言力があり、行動力がある個人の力の増大を「インディビジュアル・エンパワーメント」と呼んでいる。マスという大きな集合体から、力を持った個々の集合体へ。実はこれが、大きなエネルギーを必要とした大量生産社会からの脱却を意味し、この動きが21世紀の力の鍵となると僕は思っている。

残念ながら、我が国では、まだまだ圧倒的にテレビの力が強く、結果、20年前までの日本式システムをいまだに強固にし「情報談合」が日々行われている。この日本の「情報の壁」を突破しない限り、日本が自ら大きく変わることはできないだろう。

少し先の未来は、どうなるだろう? 可能であればふたつのところに住んで行き来し、できればふたつの仕事をし、そのふたつを合わせると力が倍増するようなことが可能かどうか、徹底的に追求してみるのは、いまなのではないか。

成熟した国家は、個々があたらしい自己を追求することで強い個人が生まれ、その集合体でしか、次のヴィジョンはないのではないか、そのような個性的であり責任感がある政治家や官僚が増えなければ外交すらまともにできないのではないか.....世界的な俯瞰した目をもつあたらしい強い日本人が増えることになり、日本そのものがよりあたらしく強固になるのではないか、と思っている。

どちらにしろ、311以降は、あらゆる人たちがあらゆる関係を見直す時期に来ているのは間違いない。家族や友人、会社や国家に至るまで、その間の見えづらくなっていた関係が思わぬ浮上をしたため、多くの人々があたらしい現実に直面しているからである。

今年は、奇遇にも年初に自分の執筆年とした。数多くの提言を続けていきたいと思っている。いまこそ、21世紀の生き方を皆で考え追求すべき時だから。 高城剛


(引用終了)

今まで1冊も高城氏の本を読んだことのない人、もしくは、大分前には読んだことがあるけど....と言う方に最適。特に“ハイパーメディアクリエイター”に苦笑した経験がある方は必読!

☆☆☆☆☆(満点)

◎ポッドキャスト『私の名前は、高城剛。住所不定、職業不明』出版時のインタヴューについて、吉田豪氏が語っています!

◎時代を生きる力(アマゾン)
____________

[内容紹介]大好評を博した、高城剛さんの著作本第2弾。今回は、東日本大震災後の日本のエネルギー問題、マスメディア、政治、ライフスタイルに関しての特別寄稿。前回同様、Q&Aの形で高城さんが“日本の未来”をどう考え、何をすべきか考えているかが明らかに。 Q 東日本大震災や原発事故を通して、いかがお考えですか? Q 政府や東電が情報を隠していると言われていますが? Q 震災復興は、どのような手だてがいいでしょうか? Q エネルギー政策については、いかがですか? Q 具体的な代替エネルギーは、どのようなものがいいと考えますか? Qエネルギー産業は、今後どうなるのでしょう? ずばり、日本が良くなるには、どうしたらいいのでしょう? Q もし、具体的に発電をしているのなら、問題点も含め教えてください。Q 外交に関しては? マガジンハウス (2011/6/23)

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by yomodalite | 2012-02-08 12:39 | 311関連 | Trackback | Comments(1)

男気万字固め/吉田豪

本日、東京では、連日の猛暑が少し和らいでいますが、このまま、一挙に涼しくなることもなく、きっと、また厳しい暑さが戻る日もあるでしょう。そして、そんなときこそ本書を読むチャンス!!!

男気万字固め (幻冬舎文庫)

吉田 豪/幻冬舎

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エコだの、地球温暖化だの、ガン無視して、エアコンをガンガンに効かせた、冷え冷えのお部屋か、もしくは、首振りを止めた扇風機の風を、正面から受け止める位置に陣取って男汁が滴る本書と共に、高度成長魂を蘇らせてみる!のは、いかがでしょう。

真夏の吉田豪祭り!3冊目は、著者の長時間インタヴュー本、第1弾『男気万字固め』

インタヴューされているのは、見事なまでに、女子ファンの存在が感じられない、男臭全開の以下の方々

◎山城新伍(蠍座)
◎ガッツ石松(双子座)
◎張本勲(双子座)
◎小林亜星(獅子座)
◎さいとう・たかお(蠍座)

※西川のりお(おうし座)
※畑 正憲(牡羊座)
(※印は、本人の希望により、単行本収録できなかった方々)


1番バッターの山城新伍氏は、本人はもちろんですが、著者と同じく、プロレスとタレント本に詳しい水道橋博士の『本業』でも、絶賛の著書『おこりんぼ さびしんぼ』による、男気レジェンド、勝新、若富の紹介者としても、現在の「男気界」への影響度においても最重要人物。とにかく、しゃべりが上手い!!!

お次ぎは、ガッツ石松氏。本当に情けないんですけど、わたしは、亀田問題のとき、父親の亀田史郎氏を、説得するガッツ氏を見るまで、彼の天然が“演技”だったことに気づきませんでした。一生の不覚だったと、未だに反省してます。そんな見事な演技力と、サービス精神と、言葉のセンスが光ります!!! “OK農場!!”(←牧場だけじゃなかったの。。)

3番バッターと言えば、張本勲氏。野球界一の「闘魂」、男の中の超男!
わたくしなどが、言えることは、何もございません!!!(ハァハァ)

4番バッター、CM音楽界のホームラン王、小林亜星氏。一世を風靡した、寺内貫太郎のキャラとは、まったく別のキャラで、しゃべりまくります。本文内で、事務所の壁にシド・ビシャスや、BECKのポストカードが張ってあることを、吉田氏が質問するくだりがあるのですけど、インタヴュー後記の写真をよく見ると、レディオヘッドや、中央にはデンジャラスツアー時のMJの写真も!

そして、最後に登場するのは、抑えの切札か、代打の神様か、、ねらった獲物は逃さないゴルゴ13を陰で操る、さいとう・たかお氏。流石というか、当然なのか、漫画家デヴュー前に、祇園で芸者遊びデヴュー済み。

読了後は、今まで、月島の高層マンション群を見て、どんだけ建てれば気が済むのか。。とか、思っていたエコ主婦(笑)のわたしですら、まだまだ空いている!と目をギラギラさせ、超高層の上を飛ぶヘリコプターを見る目も変わるほどの影響力!

夏バテや、ニートなお子様へのプレゼントにもいいかも。

☆あまりの激白内容に、単行本収録にストップがかかった「ムツゴロウインタビュー」 こちらで、全文が読めます。マジで激し過ぎるw
http://homepage1.nifty.com/SiteK4/m1.htm

☆水道橋博士の『本と誠』(収録を断ったもうひとりの芸人は西川のりおだった)
http://www.asakusakid.com/column/nikkei-4.html

この下の[内容紹介]は、文庫版のときのもの。私が読了したのは2001年の単行本です(右写真)2007年の文庫版はアマゾンでは在庫切れですが、他のネットショップでは購入可。わたしは、表紙の好みで、単行本を入手したのですが、文庫版には、本宮ひろ志と、乙武君のインタビューが追加されている模様(シマッタ!!!)。

ただ、単行本には、本文下にコラム欄があって、各人の出版本の紹介がされている部分が素敵なのだけど、文庫版は、そこんとこどうなんでしょうね?


[内容紹介]山城新伍、ガッツ石松、張本勲、小林亜星、さいとう・たかをの5人の大物たちの尋常じゃないほどの男っぷりを一挙公開。『月刊TVチョップ』に連載されたインタビューに、書き下ろしを加え単行本化。エンターブレイン (2001/06) 文庫版/幻冬舎 (2007/02)

帯にある「これが男の生き様だ!思い知れ!」とあるとおり、そして文庫化記念特別収録本宮ひろ志!最高!男気特別対談には乙武君!いままでの乙武君のイメージが変わります!!

浅草キッド・水道橋博士(本書・帯より)
吉田豪は、相手の99の話を引き出し、100の力で書く。そして読者に200以上を夢想させる。だからこそ、芸能本史上、最強の聞き手として、300パーセント推薦するしだいである。



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by yomodalite | 2010-08-19 12:05 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(4)

hon-nin列伝 セキララなオンナたち (本人本)

吉田 豪/太田出版

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『人間コク宝』をきっかけに、吉田豪氏の著作を、まとめて読みたくなりました。

どうも最近、難しい本があまり読めないのは、W杯後遺症かなぁ〜と思っていたんですけど、よく考えてみたら、暑いからじゃん!!!

で、こんなに暑くても、読めるの、吉田豪ぐらいじゃん!!!って、ことで落ち着きました。(以下、暑さでいつもより“暴言”多めになってますけど、暑いから仕方ないよねっ!!!)

本書は、雑誌『本人 hon-nin』でのインタヴューを、2008年に単行本化したもの。インタヴューされているのは、以下の人たち。

・荻野目慶子(乙女座)
・中川翔子(おうし座)
・土屋アンナ(魚座)
・麻生久美子(双子座)
・広田レオナ(魚座)

わたしは、根っからの「男好き」なので、特にそう思うのかもしれませんが、『人間コク宝』と比較すると、どんなにインタヴュアーが素晴らしくても、「本人」がつまらなければ、やっぱり、面白くはならない。それで、改めて思ったんですけど、やっぱり「女」はつまらない。

(自分も「女」だし、コメントをくれる人も、女子が多いブログで、こんなことを言うのも何なんですが・・)

中でもつまらないのが荻野目慶子と、土屋アンナで、

荻野目慶子は、付き合っていた監督が、首を吊った姿を目撃してしまい、パニック障害に陥り、対人恐怖症になり、でも働かざるを得なくて仕事に復帰したこと。ニューヨークで占い師に騙されてしまったなどなど、、、、う〜〜ン、愛人だった監督の自殺は、1990年。インタヴュー当時2006年ですから、16年前ですよ。16年もあったら、あと2、3人、いや、4、5人は、イッておいてもらわないとって、何が(?)。。だって、女優なんだし。「正直か!」ってツッコミたくなるのは、わたしだけでしょうか。

「痛い目に遭ってるのに、結局また信じちゃうの(笑)

って、それは、信じてる方が心地良くて、本当に痛い目にあってないからじゃん!!

土屋アンナも、隠し事したくないとか、隠す意味もわからない。とか、「売れなくてもいい」とか、「女優キライ」とか、この世界で将来的にやりたいことなんか、ない!とか、もう言い放題で

吉田豪 「今日だけで、人となりが、だいぶわかりましたよ(笑)
土屋アンナ 「意味わかんないでしょ?」
吉田豪 「想像以上にシンプルでしたね」
土屋アンナ 「シンプルだね。好きか嫌いか、美味しいか美味しくないかだけ。」


とか・・・吉田豪も「男気」マニアの男だから、この程度のなんちゃって男気では、あまり引き出すものもないと悟り、アンナに合わせて、

吉田豪 「しかし、ホントに男ですね(笑)。」
土屋 「........男だよね(笑)。」


みたいな展開に。ホントに土屋アンナは全然男がわかっていないなぁ。ただのアル中とか、ホントにダメな男にはいるかもしれないけど、チャーミングな男にそんな甘えてるやつは1人もいないよ。

土屋 「1回飲みに行ったら、みんな酒くれるのよ。やったぁって思って、あとから聞いたらそれ合コンだったらしいんだけど、ガンガン飲んだの。そしたら、みんなつぶれちゃって。飲むだけ飲んで帰ったら、「もう二度と来るな!」って言われちゃって(笑)

この程度の内容は、女としてという括りじゃなかったら全然豪快じゃないじゃん。インタヴュー受ける前に、毎晩、誰よりも飲んで、金も使って、気も使う、そんな男たちばかりのインタヴューが詰まった、吉田豪氏の『男気万字固め』を読んでないなんて、本当に勉強不足でどうするの!。ガッツ石松が、どんだけ努力して、あの天然キャラを創っているか。。。

と、まあ、最初に不満を連ねてみましたけど、つまらないと言った2人のインタヴューでも、この程度で、全体を通して、やっぱり、本書は面白い本です。

特に面白いのが、アマゾンレヴューなどでも、評判の高い「麻生久美子」。彼女の薄幸系の美女顔で語る、超ビンボー話や、炸裂する、カン違いキャラは、男女問わず、ファンを増やしたはずだし、しょこたんのオタク話も、活字向き。

また、広田レオナは、キャラ設定に年期が入っているというか、同じエピソードでも、常に細かい点に、修正を加えてたり、練りに練った感じが「流石」ですね。いつ何時も、クリエイティブであることを止めないサービス精神には、なかなかの“男気”を感じました。
_______

[内容紹介]スーパー・インタビュアー吉田豪が聞き出す、トップ女性たちの赤裸々人生!!

「痛い目に遭っても、結局また信じちゃう(笑)」(荻野目慶子)
「ブログって日々の老いを刻んでることだったりも……」(中川翔子)
「シンプルだね。美味しいか美味しくないかだけ」(土屋アンナ)
「ザリガニは……美味しかったですよ!」(麻生久美子)
「私っていつも病気の最先端をいってるんですよね」(広田レオナ)

まえがき&あとがき代わりの「吉田豪“本人”インタビュー」
インタビュアー・松尾スズキ(射手座)も収録!! 太田出版 (2008/1/31)

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by yomodalite | 2010-08-18 13:18 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(2)

人間コク宝/吉田豪

人間コク宝

吉田 豪/コアマガジン

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吉田豪(乙女座)氏の本は、ずっと読みたいと思っていたのですが、わたしが難しめの本を、眉間にしわ寄せて読んでいる間に、ダーリンが図書館から借りてきて、先に爆笑していました。

本書は、日本で、一番上手いインタビュアーと言われる、著者によるインタビュー本第2弾。(ちなみに第1弾は『男気万字固め』)

2004年に出版されたものですが、インタヴューされているのは、以下の人たち。


・坂上忍(『地球に落ちてしまった忍』 双子座)
・岸辺四郎(双子座)

・チャック・ウィルソン(蠍座)

・安部譲二(『日本怪死人列伝』 おうし座)

・カルーセル麻紀(『私を脱がせて』 射手座)
・三浦和義(『民事訴訟入門』『ドラキュラの花嫁』三浦良枝著 獅子座)
・田代まさし(乙女座)

・真木蔵人(天秤座)

・ジョニー大倉(『暴力青春』 乙女座)
・高嶋政宏(『高嶋兄』 蠍座)
・稲川淳二(獅子座)

・ジョー山中(『証』 乙女座)
・山本晋也(『ポルノ監督奮戦記』『真面目な社会学』『わたしは痴監』双子座)
・梨本勝(『突撃エロチカ』 射手座)
・ROLLY(『不思議の国のローリー』 乙女座)
・桑名正博(『赤き獅子の伝説』 獅子座)
・中山一也(『刺されたいのか、主役はこの俺だ!』 不明)
・内田裕也(『俺はロッキンローラー』『レディス・アンド・ジェントルメン』蠍座)

☆( )内はインタヴューの資料となっている本人が出版した書名と、なぜか誕生星座w

“コク”宝というだけあって、確かに、濃い面々のような気はすると思いますし、、、それゆえの拒否反応や、暑苦しい感じ、男臭さにむせ返りそうになる女子も多いと思われますが、でも、そんな人にこそ、激しくお奨めしたくなるほど、本書は、意外性に満ちていてびっくりするほど、面白い本です!!!



まさか、坂上忍が、そこまでパンクな奴だったとは...チャック・ウィルソンの仲間は何人も...最近、ウチのブログによく登場するロス事件の三浦氏、本書出版後、再逮捕された、田代まさし、意外性の高さでは最高度だった、山本晋也、その怪談話よりも遥かに壮絶な稲川淳二の私生活、ROLLYの複雑さ、中山一也、あなたは誰?(笑) 

そして、締めは、Babyへの想いがまったく感じられない「シェケナベイビー」や、都知事選の政見放送時「ゴミ収集者の待遇を改善する」という政策を、ローマ字で書くなど(「GOMISHUSHUSHA NO TAIGUU O KAIZEN SURU」)、まったく理解できないロッキンロール魂をもつ、謎の人、内田裕也は、ファミリーと目される、ジョー山中、桑名正博、ジョニー大倉などのインタヴュー後、満を持して登場する。

いわゆるファミリー以外でも、内田氏は、本書の面々と不思議に繋がっていて、また、同じような“縁”を感じさせる「真樹道場」(梶原一騎の弟、真樹日佐夫の主催する空手道場)や、内田やジョニー大倉の矢沢永吉への想いも興味深いのだけれど、最近は、ヘアスタイルから、康 芳夫(こう よしお)のB級という印象だった、内田裕也が、もしかしたら、Rockを理解していて(笑)、実は英語が堪能で、尚かつ、知性があるのかも(笑)とまで印象を覆されたことは、私にとって新鮮な驚きでもあり、やはり、何でも疑ってみなくては、、との思いをより一層強く感じました。
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[出版社 / 著者からの内容紹介]芸能本史上最強のインタビュアーによる濃厚インタビュー集。怒濤のインタビュー18連発
コアマガジン (2004/12/3)

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by yomodalite | 2010-08-15 14:06 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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