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暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠

副島 隆彦,佐藤 優/日本文芸社



奥付では平成20年12月30日第1刷発行とあり、まさに年末スペシャル企画ともいえる夢の最強タッグによる対談本。このお二人による対談にワクワクされた方には期待を裏切らない内容です。

序章、第1章までは、副島氏の熱心な読者には重複内容が多いものの、第2章は、ユダヤ教の本質がラチオとリーズンであるという副島氏の主張に、豊富な宗教知識をもつ佐藤氏が広汎な宗教・哲学論議へと展開されていて、このあたりの論議は、今まで副島氏の水準に適う対談相手がいなかっただけに、これまでになく深い内容になっています。

第3章、第4章は、佐藤氏のロシアへの深いインテリジェンスが、副島氏によって、欧州、中国との関連を交えた世界情勢の話として理解できる内容に。

そして、最終章は、日本の外交の問題点について。

【目 次】
序章 アメリカ大統領選に隠された真実
●ユダヤ・ロビーを無視して国際情勢は認識出来ない
・奇跡を肯定するキリスト教西欧文明の虚偽
・ニューヨーク・金融財界人に操られるアメリカ大統領
・アメリカ政治の二大原理ーリバータリア二ズムとポピュリズム
・世界を動かすユダヤ・ロビーの実力

第1章 アメリカ・ドル覇権の崩壊で「恐慌化」する世界
●1929年の「世界大恐慌」を凌ぐアメリカ発の金融危機の正体
・世界中で今、アメリカ外しの動きが始まっている。
・今回の恐慌には従来の経済学理論は通用しない
・アメリカ政府はAIG保険会社をなぜ救出したか
・カジノ経済を操る金融万のインチキは崩壊した
・これから大打撃を受ける日本の金融機関
・世界銀行・IMF体制は一旦崩壊する

第2章 秘密結社の実像ー西欧を動かす民族思想と宗教
●キリスト教に反旗を翻した集団の思想的系譜
・陰謀の分析なしに国際情勢は読めない
・神学者アダム・ヴァイスハウプトの思想
・ロシアで今、影響を与えている2人の思想家
・キリスト教会(カトリック僧侶階級)に反抗する宗教思想
・ロシア人に嫌われるイエズス会の実像
・神との「契約」から「摂理」重視になった近代キリスト教
・神学(セオロジー)と神聖政治(テオクラシー)

第3章 ロシアの野望と裏で操る二大勢力
●実力者プーチンとユダヤ・ロビー、アルメニア・ロビーの暗躍
・ロシアは2020年までに帝国主義大国をめざす
・備蓄しているものをお互いに融通しあうロシア社会の伝統
・ロシアを動かす二つの目に見えない同盟
・ユダヤ人とは何者か?アシュケナージとスファラディー

第4章 グルジアで発火したロシアとアメリカの「熱き戦争」
●大三次世界大戦への発火点となるか?グルジア軍事衝突の実像
・グルジア戦争は大三次世界大戦の発火点になるか
・グルジア経由、カスピ海・黒海の原油をめぐる争奪戦
・やがて中国はロシアと組み、アメリカと衝突する
・ロシアとアメリカは「熱い戦争」を繰り広げる
・「熱い戦い」になると中東で核兵器が使われる

第5章 劣化し、暴走を始めた日本の行方
●アメリカと官僚に乗っ取られた日本国は「新統制経済国家」へと転落する
・属国・日本の外交にインテリジェンスはない
・日本の政治を堕落させた官僚制度の弊害
・日米同盟にロシアを加える「地政学主義」こそ正しい日本の選択
・このままでは、政権交代で日本は何も変わらない
・全世界の国家が今、暴走を始めている
_____________

【内容説明】アメリカ発の金融恐慌で国家は暴走し、世界は新統制経済体制に突入する! 世界帝国アメリカの凋落と勃興するロシア。ドル亡き後の世界で、国家、そして民族はどのように変貌するのか? 言論界の両雄が語りつくす衝撃の対論。日本文芸社 (2008/12)


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by yomodalite | 2008-12-25 22:36 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)

エコロジーという洗脳 地球温暖化サギ・エコ利権を暴く[12の真論]

副島 隆彦,SNSI副島国家戦略研究所/成甲書房




「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の武田邦彦氏や 「CO2温暖化説は間違っている」の槌田 敦氏の著書により、環境問題の欺瞞について知っている人も、化学的検証はどうも苦手という私のような人にも興味深い話題が満載。全日本人必読の書。

以下、各章の要点メモ

◎第1章/排出権(税)とは「空気税」であり、環境税は悪魔の新鋭である〜副島隆彦
排出権=空気税。難しいことを簡単でずばり真理をつく副島氏らしい明確さ。

◎第2章/環境伝道師アル・ゴアの「不都合な真実」〜中田安彦
アル・ゴア氏の果たした役割と、排出権人脈。

◎第3章/環境問題と経済思想―排出権取引の矛盾〜吉田佑二
環境問題と公害問題の違い。排出権取引とは二酸化炭素という商品先物市場の創設である

◎第4章/そもそも「環境問題」とは何だろうか?〜根尾知史
なぜ環境問題には、ウソがまかり通るのか?ー「誰も環境問題とは何かをわかっていないから」

◎第5章/「地球温暖化でサンゴ絶滅」は大ウソ!真実はこうして隠される〜廣瀬哲雄
公害問題の第一人者の宇井純氏によれば、公害に「第三者」は存在しない。存在するのは「加害者」と「被害者」のどちらかだけ。だが「地球環境問題」は、被害者も加害者も、どちらもいない。いるのは「第三者」だけ。そして「第三者」とは「中立」ではなく、現時点における「強者」の味方にさせられてしまうのだ。被害者も、加害者も、対立もないものは、もはや「問題」ではない。それは「解決」していたり、もとから存在していない問題を、ことさらに持ち上げるとき、そこには必ず「騙し」が存在する。〜養殖サンゴの無駄を暴く。

◎第6章/アメリカの「プリウス人気」の裏に何があるのか〜古村治彦
リベラル派の自己主張だったプリウスを、ネオコン派も奨励した。

◎第7章/洗脳の手段としての「環境映画」その正しい鑑賞法〜須藤義直
取り上げられている映画(悪い例のみ抜粋)
環境と福祉。捕鯨禁止は「軍事問題」だった。〜『暗殺の瞬間』
石油業界が仕掛けるプロパガンダ映画〜『チェーン・リアクション』
CIA=ロックフェラー。スペースシャトルは巨大な失敗作〜『グッド・シェパード』
『不都合な真実』
『チャイナ・シンドローム』
『皇帝ペンギン』
『デイ・アフター・トゥモロー』
『ディープ・ブルー』
『アース』
『キューティー・ブロンド2』

◎第8章/CO2は地球温暖化の真犯人か?〜下條竜夫
科学では地球の未来はさっぱりわからない

◎第9章/日本の切り札「原子力発電」を操るアメリカ〜相田英男
アメリカに牛耳られた日本の原子力産業

◎第10章/日本の「水」関連企業に注目せよ〜加治木雄治
淡水化技術で世界をリードする日本の水関連企業
ササクラ、月島機械、酉島製作所、栗田工業、日東電工、荏原製作所

◎第11章/環境騒動に乗じてエネルギー自立を目指せ〜六城雅敦
天然ガスで、エネルギー自立を目指せ

◎第12章/「宇宙船地球号」と人口・食糧・環境〜関根和啓
新自由主義「仕掛人」の正体。アフリカ農業政策は「遺伝子組み替え」と「緑の革命」の両建て戦略。

_________________

【書籍紹介】環境税は悪魔の新税、排出権取引はデリバティブ(金融派生商品)。エコの美名に騙されるな!日本にとって本当に大事な環境問題12の真論。成甲書房 2008年10月



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by yomodalite | 2008-11-19 13:56 | 科学・環境問題 | Trackback | Comments(0)

仕組まれた昭和史―日中・太平洋戦争の真実 思想劇画

副島 隆彦,青木 ヨシヒト,ロシナンテプロ/日本文芸社




思想劇画としては、「属国日本史 幕末編」に続いて2冊目。前作より劇画色が強くなったことが、良いような気が少しするかも。副島氏原作によるマンガではなく、副島文体にマンガを挟んで編集したという造りは、けっして「本」としては完成度が高くないので、マンガにしたことによって主張がわかりやすくなったとはいえない点も多いれません。

とはいえ「キャシャーンがやらねば誰がやる」的男気に小難は目をつぶりましょう。

この本で描かれているように、卑怯なだまし討ちとあれほど避難した真珠湾攻撃なのに、誰ひとりとして海軍から絞首刑者がでなかった不思議と、その海軍を戦後もち上げた人々。。。海軍善玉論者には今後も要注意だと思います。

米内光政への疑惑をもっと詳しく知りたい人は
『米内光政と山本五十六は愚将だった』/三村文男 をお薦めします。

また、副島氏の主張が中国よりだなどと勘違いしている人は、副島氏による翻訳本ですが下記の2冊をお読みくださいませ。

◎『共産中国はアメリカがつくった』
◎『次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた』

中国を極端に毛嫌いすることよりも、大国だった中国がなぜあれほど没落し、今また復活しようとしているかを考えることの方が日本のためになるはず。

☆参考サイト→心に残るスピーチ
_______________

【詳細】山東出兵、金解禁、満州事変、日中戦争、そして無謀な太平洋戦争へ—。
激動の昭和史の背景には、20世紀すべてを通して没落していったイギリス帝国(ロスチャイルド財閥)と、それを駆逐し瓦解させ、隆盛していったアメリカ帝国(ロックフェラー新興石油財閥)の大きな世界覇権(world hegemony)の移行、交替の事実があった。
日本は絶対に世界の一部なのだ。だから日本史は必ず世界史の一部である。
外側からの大きな力に必ず動かされ操られないわけにはいかないのである。
本書は、この歴史事実を、従来の理解とは違う別のもっと大きな視点から、「真実の暴きの言論」の力で、大胆に叙述する。日本文芸社 (2008/07)

【目 次】
第1章 近代日本はロスチャイルド家が育てた
第2章 田中義一が導いた戦争への道
第3章 金解禁を仕掛けたウォール街
第4章 満州国建国の真相と隠された謀略
第5章 日中戦争を泥沼化させた帝国海軍
第6章 ロックフェラー家に操られた米内光政
第7章 真珠湾攻撃の真実
エピローグ 米内を斬れ!



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by yomodalite | 2008-11-01 16:52 | 戦争・軍隊 | Trackback | Comments(0)

恐慌前夜/副島隆彦

恐慌前夜

副島 隆彦/祥伝社



副島氏の経済本最新刊。活きの良さが経済本には重要なので、1ヶ月遅れでの読書は遅いのですが、氏のサイトも見ているし、資産もなくて、、という私と同じような人にも通読の価値はあります。ただし、副島本をあまり読んでいないし、資金運用にも興味が無いという人には、1年前に出版された『ドル覇権の崩壊』の方がオススメ。

また、経済のことに興味のない人には、『時代を見通す力』で氏の歴史への深い造詣を知ると、歴史を人間ドラマだけで語ろうとすることの無謀さに気づかされます。
__________

【内容紹介】副島隆彦の金融・経済分析最新刊。アメリカの住宅市場危機(サブプライムショック)に発する金融不安は底なし沼の様相を呈している。7月13日、米政府系住宅公社2社の経営危機が表面化。NYダウは下落の一途をたどった。アメリカでは今年8月末時点で10の銀行が破綻、取りつけ騒ぎが起きている。現在のアメリカは、まるで「住専」処理に追われ血を流した10年前の日本のようだ。

しかし金融危機は米国内だけの問題にとどまらない。農林中金など日本の大手金融機関が、信用毀損した米住宅公社債を大量に買い込んでいたことまで判明したのである。

かねてから「アメリカ帝国の崩壊と没落」を政治・経済の両面から唱えつづけてきた著者は、本書でこう断言する。「やがて米国経済は恐慌状態に陥る。米ドルはさらに暴落してゆく」

それは1929年「暗黒の木曜日」の再来なのか。そのとき、日本はどうなるのか。
祥伝社 (2008/9/6)



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by yomodalite | 2008-10-02 11:53 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)

時代を見通す力

副島 隆彦/PHP研究所



久しぶりに歴史関係で興奮を覚える本。

神道などの日本精神を学ぼうとしてもわからなかった人、日本を愛するきもちから特定アジア諸国への反感に駆り立てられている人、その他さまざまな陰謀に利用されないためにも真実の歴史を見通す力は必要ですよね。

《第1章のポイント》
南宋の文官トップであった文天祥の「正気の歌」(1281年?)が、1660年代の日本の知識人層にものすごく大きな影響を与えた。そこから山崎闇斎(やまざきあんさい)の崎門学(きもんのがく)が生まれ、その後、浅見絅斎(あさみけいさい)の『靖献遺言(せいけんいげん)』の中で文天祥の「正気の歌」が激しく礼讃され、当時の優れた武士たちに強い影響を与え、栗山潜峰(くりやませんぽう)らとともに後の日本の右翼思想の源流ともいえる愛国主義、民族主義が生まれた。

この思想は幕末・明治維新の尊王攘夷の思想につながり、昭和の軍人たちにまでつながった。“昭和維新”の二・二六事件の青年将校たちも、全てこの「正気の歌(せいきのうた)」である。

更にこのあと大日本帝国の思想となって海外膨張主義即ちアジア侵略の思想、東アジア自己防衛戦争、大東亜共栄圏(八紘一宇)の戦略思想にまでなった。

幕末の日本で爆発的に読まれた、平田篤胤(ひらたあつたね)の『出定笑語(しゅつじょうしょうご)』、頼山陽(らいさんよう)の『日本外史』と会沢正志斎(あいざわせいしせい)の『時務策(じむさく)』。この三人の言論人の原型も、すべて文天祥。

日本人の思想の正統性の根拠が、中国の儒学者たちからもらってきた思想であるという複雑な心理と悲しみに、日本という国の知識階級のねじれというか、哀しみがずっと横たわっている。→「日本こそが世界の中心である」(山崎闇斎、山鹿素行、藤田東湖ら)日本中朝論。

《第2章のポイント》
足利・戦国時代から江戸初期まで、禅僧(仏教徒)たちが朱子学を学び講義もしていた。なぜ仏僧たちが、中国の儒教の書物を読み続けたのか?→禅僧たちは、中国との密貿易の文書作成係で、それが彼らの隠された最大の仕事(重要な国家的任務)だった。貿易だけが巨万の富をもたらす。幕末に薩長土肥の4藩が豊かな軍資金をもっていた背景と同様。

頼山陽と平田篤胤が熱狂的に武士階級の人たちから読まれたことが、幕末維新の思想的原動力となる。→儒学の正統である朱子学は当時非常に嫌われていた。昌平坂学問所の教授、古賀精里、尾藤二州、柴野栗山らは、朱子学を講義しながらも内心バカにし(中公文庫「日本の歴史」参考)、国学や、陽明学を学んでいた(→反徳川)。徳川家の一門の中でも、天皇を中心にした政治体制論に傾き始める。

幕末は、僧侶たちに対する激しい憎しみが国内に満ち溢れていた。(→戸籍にあたる宗旨人別帳と豪奢な寺の維持費の負担、墓参りの度に頭を下げなくてはならない「墓質」)

仏教は先祖崇拝とは何の関係もない。お釈迦様は「人間の死に関わるな。葬式に関わるな」とはっきり言っている。仏教と僧侶に対する憎悪が「お伊勢参り」の大流行につながった。「神社」が民衆の信仰を集めた。

神道の中身は何もなく、あるのは「日本民族の真心」だけである。

明治元年と2年の2年間に、全国に廃仏毀釈という運動が吹き荒れる。毀損されていない寺は陰陽寺に変化してしまっていている寺院が全国各地にあり、その典型は浅草寺、目黒不動尊、北野天満宮、四天王寺など。明治以降は、神道の時代になって、神官たちが威張り始めた(→『現人神の創作者たち』山本七平)

仏教界の激しいイデオロギー対立は大乱闘を繰り返し歴代天皇も苦慮した。知識人集団である僧侶たちの危険から、朝廷は侍という武装集団をガードマンとして雇うようになった。(→武士の興り)僧侶たちの集団乱闘の激しさは、学生運動を思い出せばわかる。

浄土宗の原型はキリスト教。特に聖母マリアへの信仰。マリア像が観世音菩薩に変じた。

富永仲基「誠の道」は、松下幸之助に受け継がれた優れた生き方である。
※論文『出場後語』(しゅつじょうこうご)、『翁の文』(おきなのふみ)『出場後語』が百年後に平田篤胤により改変されて『出場笑語』(しゅつじょうしょうご)となる。

尊王攘夷、勤王の思想は好ましいが、冷酷な政治理論としては、どうしても神懸かりであり、偏狭な日本主義を唱えているという世界からの攻撃を免れることはできない。神仏習合・神仏混淆を放置することも同様。

武士が能を好んだ理由....従軍して負傷者を看取り、戦没者を弔う陣僧としての役割を担い、軍旅を慰める興を催す活動から「阿弥衆」として芸能文化の想像に関わることに成った→その後、観阿弥・世阿弥が大成。狂言はそのお笑い版。

(第3章以降後日更新予定)


第1章 「義」の思想を日本が受容した
・文天祥「正気の歌」 
・思想の大義に従って生きること 
・「正気の歌」が中世・近世・近現代の日本史を動かした
・戦後世代の言論の弱点 
・中国人の根底にあるのは孔子ではなく関羽
・富永仲基が暴いたこと 
・平田篤胤の政治パンフレットが革命の発火点 
・裏のない横井小楠たち開明派 
・特攻隊へとつづく忠義の思想
・副島隆彦は現代の文天祥である 
・近代五百年の大きさを知れ 
・「志士」は「侍」ではない 
・戦後日本に蔓延したのは神でも仏でもなく「岩波共産主義」 
・「義」とは何か――政治の中心にある「巨大な悪」 

第2章 現在につながる仏教と神道の対立
・禅僧は密貿易の文書作成係だった 
・朱子学者(徳川体制)が国学(天皇中心)を学んでいた江戸後期 
・名簿を管理していた僧侶たちへの憎しみが明治維新の発火点 
・江戸時代にお伊勢参りが流行したわけ 
・寺の坊主が神社の神官よりも格上だった江戸時代 
・明治、大正、昭和の敗戦までは神官たちが威張っていた
・時代の空気を読んで神官に転向した興福寺の坊主たち
・仏教内部の六百年にわたるイデオロギー闘争
・浄土宗の原型はキリスト教 
・現代の大学教授は役に立たない坊主と同じ
・富永仲基「誠の道」――真面目に働く商人の思想 
・大塩平八郎の檄文も文天祥と同じ思想だ
・吉田松陰『講孟箚記』――日本の正統な支配者は天皇である
・本物の尊王攘夷――土佐「勤王同盟」 水戸「天狗党」
・一橋慶喜に見捨てられた天狗党
・裏切られた公武合体、暗殺された天皇と将軍
・尊王攘夷思想の正しさと偏狭さ 
・清河八郎「回天一番」 
・従軍坊主「戦陣僧」――武士が能を好んだ理由

第3章 江戸中期の思想家、富永仲基を評価する
・日本の神道は中国伝来の道教が原型 
・星占い=近未来予測は、中国の歴代皇帝の重要儀式 
・日本に本物の仏教はない 
・幕末に広く読まれた平田篤胤の『出定笑語』 
・トマス・ペインの『コモン・センス』がアメリカ独立革命の発火点
・富永仲基「加上」の原則――すべての仏典は・の積み重ねだ 
・お釈迦様が本当に説いたことと後世の仏教の違い
・内藤湖南が評価した富永仲基の意義 
・富永仲基の思想を裏切った平田篤胤
・大坂で生まれた町人、商人の思想
・中世の坊主は知識人階級
・天皇の原理とは何か
・神国イデオロギーの危うさ

第4章 黒船来航とロックフェラー石油財閥の始まり
・黒船来航と捕鯨
・石油が燃料になることの発見は世界史的大転換
・鯨油から石油へ、ロックフェラー財閥の勃興
・院政(=GOM)を敷くロックフェラー家 

第5章 明治維新はイギリスの世界戦略の中に組み込まれていた
・映画『カーツーム』でイスラム原理主義を解読する
・明治維新はイギリスの世界戦略の中に組み込まれていた 
・大英帝国内部の政治闘争が属国の運命を決める
・大英帝国内部の自由党VS保守党の政争
・帝国の戦略が、属国の政治を左右する
・覇権国の軍事戦略に世界規模の歴史が見える 
・アフガニスタンでも反乱に苦しんだ大英帝国 
・今も昔も占領地で泥沼に陥る世界覇権国

第6章 昭和史の背後に戦争を仕組んだものたちが潜む
・昭和戦前史から未来が見える 
・泥沼の日中戦争から突然の日米戦争へ 
・浜口・井上「金解禁」=小泉・竹中「郵政民営化」 
・金融恐慌の背後に世界覇権の移行が見える
・“アメリカ帝国”は一九一四年に世界覇権を握った
・民政党=米ロックフェラー=三菱VS政友会=欧ロスチャイルド=三井
・金解禁の背景に米ロックフェラーの世界戦略があった
・日米開戦を仕組んだのは米内光政と山本五十六長官である 
・南京大虐殺はあった 
・“アジア人同士戦わず”アメリカの戦略に騙されるな 
・リットン調査団の本音「満州までは日本にまかせる」 
・米内光政(よないみつまさ)はアメリカのスパイ
・石原莞爾の警告「間違ってもアメリカとは戦争をするな」
・アメリカの常套手段に陥った真珠湾攻撃
・二つの戦争(日中・日米)を同時に勝てるはずがない
・なぜか東京裁判で一人も刑死しなかった海軍軍人A級戦犯 
・「戦争は公共事業」というロックフェラー家の恐るべき思想 
___________

[出版社による紹介]最近は、金融に関する予測本での活躍が目立つ著者であるが、もともとは、日本とアメリカの政治思想を専門とする、右に出る者のない碩学である。著者は、常々「本当は、日本人はどのような思想のもとに生きてゆくべきなのか」を考えてきた。そのヒントは、これまで日本という国、日本人という人種が歩んできた「歴史」のなかにこそ存在する。そこで、著者の知力を総動員して描かれたのが、本書である。 
     
この本は、美しい人間絵巻である司馬遼太郎が描いたような歴史観には基づかない。過去の人々が、なるべく一般庶民のまえに出すまいとしてきたであろう事実を表に出し、本当に起きていたことは何なのかを抉り出すことに全力を注いでいる。読者は、戸惑いと驚きの中で、今まで誰も教えてくれなかった、真の歴史考察と直面するであろう。日本人必読の一冊である。


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by yomodalite | 2008-08-04 16:08 | 歴史・文化:美術 | Trackback | Comments(0)

中国 赤い資本主義は平和な帝国を目指す

副島 隆彦/ビジネス社



副島氏が名著「アメ政」の中国版と言い切った本だけに期待して読みましたが、「アメ政」とは印象が異なります。何と中国の最高指導者9人を善人悪人という切り口で紹介し(P164)、政界対立図(P184)でも鄧小平派を善人、上海閥を悪人として19人を紹介しています。

知識をこねくりまわしたり、インテリぶりたい人、歴史に大河ドラマ風「味付け」を期待してしまう人には面白くないでしょうが、それ以外の文学頭でない「頭のイイ人」なら目次を見ただけで読む必要もないというか、答えが書いてあるような本。

著者の切り口があまりにも鮮やか過ぎて、読者として楽しめないほどの「凄技」が炸裂するので、一緒に考えたふりをしたい読者には、読後感が寂しいかも。

【目次】
第1章 人民元(じんみんげん)の時代
まえがき…-2
人民元の買い方…-13
中国株の買い方…-16
天津の証券会社で見た現地の過熱ぶり…-22
中国はそう簡単には崩れない……26
エネルギー問題も日本の技術で解決する…-31
2008年から、いよいよアメリカの世界覇権が衰退を始める・…-40
領土問題は国家間の話し合いで解決すべき問題である…-44
アメリカ発の大暴落、その時中国は?…-50
アメリカや日本こそ統制経済を行っている…-53

第2章 中国「赤い資本主義」の深層
やはり中国は覇権を求めて進んでいく…59
中国が日本の「富国強兵」「近代化」に注目するわけ…-66
中国台頭の目的は13億人の生存のため…-74
中国は共産党と資本家たちが治める階級社会だ…-78
独裁者・毛沢東の暴走の歴史…-83
文化大革命を体験した中国人に恐いものなどない…-88
日本人は中国人と対等につき合えばいい…-92
争乱の時代なら、中国はためらわずに武力行使する…-94
他国の人工衛星を撃ち落とす権利がある!?…99
「義」の思想が分かれば、中国人が分かる…-100
民衆支配の思想「儒教」を中国人は憎んでいる…110
「無関心」という中国人の本質…-15

第3章 中国急成長の歴史と原動力
すべては郡小平(とうしょうへい)から始まった-…-125
中国は共産主義を捨て、個人が富を追求する国になった…128
いずれアメリカはアジアから去っていく…-131
今こそ日本の国家戦略を示すべきだ…-133
中国の現在…136
中国は2000年に大変貌を遂げた---137
中国が分裂、崩壊する可能性はない…-139
華僑の力…142
中国経済はバブルか?…-143
急激な成長は1990年から始まった……150
中国の発展に客家は不可欠だ…-153
世界中の華僑資本が中国に流れ込んだ…156
郡小平の南巡講話から始まる…-158
成功した深別モデルを全土に展開する…168
1997年から中国の東アジア経済属国化は始まった…170
中国の腐敗は不動産業の構造にある…174
不動産不正投資のカラクリ…-175
中国の大きな政界対立図…-184

第4章 暴落を乗り越え、着実に中国は昇っていく
中国が絶対に譲らない2つの政治問題……191
政治問題で日本が遠慮する必要はない…198
農民たちの暮らしは今も苛酷だ…200
きれいごとで事実を隠すな!…201
本当の中国の姿を私たちは知らない…206
「中国人は将来の心配などしない」…210
最も深刻な問題は水…212
1ドル=60円=2元時代がやってくる…213
不動産価格暴落の可能性…216
注目すべき主な中国株の銘柄、…220

第5章 世界覇権戦争が始まった
イスラエルVS中国世界覇権を巡る暗闘…231
イランに核技術を渡したのは中国か?…233
中国のエネルギー政策…235
ユダヤ人の反撃が始まる…-237
博打と金儲け好きの中国人が、なぜ共産主義に騙されたのか?…-238
あとがき…242

【内容紹介】この本は、副島氏が「自分の専門であるアメリカやヨーロッパの政治思想の研究ばかりしてても駄目だ。隣りの大国中国を勉強しなければ」と思い立ってから初めて記す、中国研究の書である。07年8月17日のアメリカのサブプライムローン危機から始まった世界的な金融危機、信用市場崩れの動きは、大きな世界史レベルの動きであるから少しぐらいの事では収まらない。当然中国も「ドル崩壊」で打撃を受け、人民元は下落する。しかし中国市場はすぐにでも回復するだろう。それは何故なのか。副島氏独自が調査した中国を描く。 ビジネス社 (2007/12/26)

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by yomodalite | 2008-01-02 10:31 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)
世界的話題書の第2弾。〈イスラエル・ロビー〉が、イスラエルの為になっていないことを、これでもかと列挙した第Ⅱ部。異論を挟む余地のない鮮やかな著作です。副島氏による本著刊行後の米国本国での反響に関する、簡潔にして的確な訳者あとがきも◎

【目 次】
第2部 ロビーの実態
第7章/イスラエル・ロビー”対パレスチナ人
第8章/イラクと中東 体制転換の夢
第9章/シリアに狙いを定める
第10章/照準の中のイラン
第11章/〈イスラエル・ロビー〉と第二次レバノン戦争
終章/何がなされるべきか

◎[Amazon]『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策2』

☆第1弾はこちら
◎『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策[1]』  
____________

泥沼のイラク戦争は、誰が始めたのか? イスラエル・パレスチナ紛争、イラク侵攻、シリアやイランとの今なお続く衝突など、米国の外交政策において重要な役割を果たしている「イスラエル・ロビー」の姿に迫る。 講談社 (2007/10/17)





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by yomodalite | 2007-11-20 22:53 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)
国際政治学の2トップによる、世界的な話題書。

反ユダヤではないことを、これでもかと強調し、イスラエル・ロビーの圧力の実例が示されている。ユダヤ陰謀本とは、まったく異なるアプローチ。第二部の刊行はまだですが、これから世界にどんな影響があるか興味深いところ。

下記、「JANJAN」より引用

露見したイスラエル・ロビー 2007/09/16
ワシントンIPS=コーディ・アハビ、9月6日

ハーバード大学のジョン・J・ミアシャイマーとシカゴ大学のステファン・ウォルトがロンドン・レビュー・オブ・ブックス2006年3月号に発表した論文「イスラエル・ロビー」は、学術書としては珍しい大反響を呼んだ。しかし、ネオコン、ユダヤ教徒、反対派学者、評論家、そしてアメリカ・イスラエル共同問題委員会(AIPAC)といったワシントンのロビイスト団体が、米国の中東政策を形作り、ワシントンにおける公開討議を妨げているとの主張が、厳しい批判/攻撃の的となった。

自らも同問題に関与しているコラムニストのクリストファー・ヒチェンズは、同論文の信憑性を批判。また、名誉棄損防止同盟は、ユダヤの力/支配というデマを取り上げ、反ユダヤ分析を行う古典的陰謀と批判。猛烈な反対キャンペーンが展開された。

ミアシャイマー/ウォルト両氏は、その後同論文を基に「イスラエルのロビー活動と米外交政策」と題された355ページの本を出版。米国のイスラエル支援には、外交的にも軍事的にも戦略的意味、モラル的理由も存在しないと主張している。

両氏はまた、イスラエル・ロビー団体の強い影響力により、米国の政治議論は、自国の長期的安全保障を損なわせる方向に向かっていると批判。更に、ロビー団体の活動は、時にイスラエル政府の政策/利益に反する自己本位なもので、イスラエルの右派リクード党に近い個人、組織で構成されていると主張している。

ロビー団体の境界線は曖昧で、両氏によれば、学者、シンクタンク、政治活動委員会、ネオコン、ユダヤキリスト教団体などもイデオロギー的にこれら団体を支えているという。

ロビー団体とその支援者は、イスラエル批判を抑えるため所謂「いじめ戦略」を取っており、2人の著者も、反ユダヤの汚名を着せられた。ロビー団体はまた、カーター大統領の「パレスチナ:アパルトヘイトではなく平和を」という著作に対しても反ユダヤのレッテルを貼り、同氏をナチ親派と糾弾している。(引用終了)

第1部 : アメリカ、イスラエル、そしてロビー

第一章/アメリカという大恩人
イスラエルへの経済援助/際立つ軍事支援/外交面からの擁護と戦時の支援/結論

第二章/イスラエルは戦略上の資産?か負債?か?
ソ連という熊を封じる手助けをする/冷戦から9・11へ/テロとの戦いのパートナー?という新しい論拠/ならず者国家?に立ち向かう/疑わしい同盟国/結論

第三章/道義的根拠も消えてゆく
弱きを助ける/民主国家の同朋を援助する/過去の犯罪に対する償い/善玉イスラエル?対悪玉アラブ?/キャンプ・デービッドの神話/イスラエル支援は神の御意志に適う/米国民は何を求めているか?/結論

第四章/〈イスラエル・ロビー〉とは何か?
〈イスラエル・ロビー〉を定義する/米国のユダヤ人社会の役割/多様な組織と異議へのきまりごと/右傾化する〈イスラエル・ロビー〉/ネオコン派の役割/キリスト教シオニスト/〈イスラエル・ロビー〉の力の源/大きくはない石油ロビーの影響力/二重の忠誠心?という問題/結論

第五章/政策形成を誘導する
アメリカ合衆国議会を牛耳る/親イスラエルの合衆国大統領を誕生させる/政権を〈イスラエル・ロビー〉側に引き止める/結論

第六章/社会的風潮を支配する
メディアは一つのメッセージしか発信しない/一方向からしか考えないシンクタンク/学界、教育界を見張る〈イスラエル・ロビー〉/不快な戦術/新しい反ユダヤ主義/大きな消音装置/結論


【目 次】 〈イスラエル・ロビー〉と米国の中東政策/〈イスラエル・ロビー〉の手口/なぜ〈イスラエル・ロビー〉を語ることがこれほど大変なのか/私たちはどのように主張を展開するか/この研究に使用した文献について/情報源について/結論

◎[Amazon]『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策1』

☆続編も出版されました!
◎『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策[2]』 
  
______________

【内容】『文明の衝突』のS・ハンチントンに並ぶ、世界最高の知性がタブーに挑む。ユダヤ陰謀説を超える議論の提起!!なぜアメリカはイラク戦争を始めたのか?、なぜ中東はいつまでも不安定なのか?、アメリカの外交政策を歪めてきたのは誰か?、タブーはどのようにしてつくられたのか?

【著者略歴】
ジョン・J.ミアシャイマー/1947年生まれ。シカゴ大学ウェンデル・ハリソン記念講座政治学教授(国際関係論)。米中衝突を予言し、「オフェンシヴ・リアリズム」理論を提唱。米国のイラク侵攻を非難して、ネオコン学者と対立する。

スティーヴン・M・ウォルト/1955年生まれ。ハーヴァード大学ジョン・F・ケネディ行政学大学院教授(国際関係論)。「脅威の均衡」理論を提唱。ミアシャイマーとともに、米国のイラク侵攻を非難して、ネオコン学者と対立する





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by yomodalite | 2007-09-17 14:17 | 政治・外交 | Trackback | Comments(1)
まえがきの予言者宣言をうさんくさく感じるか、頼もしく感じるかは、各読者の読書経験に依りますが、永く読んでいればいるほど、信頼されている経済本の読者がいる方は少ないと思います。

以下、主内容とメモφ( ̄— ̄ )

・「三角合併」は見せかけ
・中国は10年で500基ほどの原発をつくる(原発はエネルギーの鍵)
・円高ドル安への急転換
・資産防衛策として「金・ユーロ・人民元に資産を移せ」
・ロン・ポール米下院議員による演説論文『ドル覇権の終焉』の訳文掲載
・アメリカに強奪された郵貯350兆円の意外な行方
・日本は実は原油高に強い
・I-Sバランス(日本の個人貯蓄=米財政赤字)

【目 次】
第1章 2008年末からドルが大暴落しアメリカ帝国は衰退する
・2008年末にかけての為替、株の動向を予言する
・円キャリートレードは金融博打である
・いまのうちに黙って人民元を買え!
・ジェイ・ロックフェラーはアメリカのバブルを延命させて最後には奈落に突き落とす
・財政と金融の2つの政策をごっちゃにしてきた日本
・すでに金融統制経済は始まっている
・ドルは2008年末頃に暴落を始めやがて1ドル80円台の超円高が出現する
・ユーロの台頭でドル離れがますます進む
・アメリカの国力衰退に依って円安の日米秘密合意も壊れていく
・アメリカ住宅バブル崩壊が世界恐慌の引き金を引く
・バーナンキは米ドル紙幣を刷り散らして大不況突入を阻止する
・原油価格がさらに高騰すると米国内では非常に危険な状況に
・原油高騰は日本にとってはチャンスの到来
・これからのエネルギーの鍵を握るのは何と原子力発電
第2章 世界はこうしてドルに騙された
・ロン・ポール下院議員が予言する「ドル覇権の終演」
・「ドルによる世界支配」はやがて終焉する
・非兌換紙幣であるドルの刷り散らかしはアメリカのマネーの偽造
・“ドル外交”を“ドル覇権”へと変質させたアメリカ
・IMF体制は密かにロックフェラー石油通貨体制にすりかえられた
・金キャリー・トレードで痛めつけられたゴールド
・金取引に関するワシントン協定がゴールドにとどめを刺した
・あらゆる帝国は4代120年で衰退に向かう
第3章 かくてドル覇権は崩壊していく
・不換紙幣であるドルへの不満が世界に蔓延している
・36年続いた「修正IMF体制」はもうもたない
・ドルの没落を阻止するためならアメリカは何でもやる
・世界各地から湧き起こるドル信任を掘り崩す動き
・ネオコンによる「世界革命」は完全に失敗した
・国家通貨体制のいかさまをもう世界は我慢しない
・アメリカは強大な軍事力で脅してドルの価値を維持してきた
・アメリカはもうイスラエルを見放すつもり
・日本がアメリカに貢いだお金の半分はもう戻らない
第4章 日本はどこまでアメリカに毟られるのか
・アメリカの経済は日本から毎年30兆を徴収して維持されてきた
・日米間に金利をつけてアメリカに資金を還流させてきた
・日本の財政破綻で円安になるという大嘘
・ドルを支えてきたオイル・マネーとジャパンマネー
・日本の外貨建て資金への投資が今のドル高を支えるという矛盾
・日本の国債相場が急落すれば米国債相場は必然的に暴落する
・ダウは3年後に1万ドルを割り、その後8000ドル台にまで下がっていく
・ドルを売り払いたいアメリカ財界人たちの本音
第5章 アメリカが衰退し、中国が次の超大国になる
・アメリカは中国に北朝鮮問題を丸投げして、アジアから逃げ出した
・アメリカは東アジアへのへジェモニーを中国に引き渡す
・アメリカは次世代の中国指導者まで決めている
・人民元に投資せよ

【本の内容】
目先の円安と低金利に騙されるな。やがてドルは暴落し、円は1ドル=80円へ。そして、金融恐慌が世界を襲う。いまこそ資産を金・ユーロ・人民元に移せ。 徳間書店 (2007/8/3)



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by yomodalite | 2007-08-30 18:55 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)

最高支配層だけが知っている日本の真実

副島 隆彦,副島国家戦略研究所/成甲書房

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一冊に様々な情報が盛り込まれた学習本。

以下、内容メモ

1.安倍晋三の奇怪な変節と「ザ・カルト・オブ・ヤスクニ」/副島隆彦
安倍政権はアメリカの政治家たちから「靖国神社を狂信するカルト集団」と呼ばれている。日本の経済界は中国への謝罪外交と、ま外資による更なる買収から国内資本を守ろうとしている点で、安倍政権を支持している。

2.大衆世論を操縦せよ!—「郵政洗脳選挙」と「広告プロパガンダ代理店」/中田安彦
米広告代理店BBDOワールドドワイド社、アレン・ローゼンシャインは、郵政選挙前に小泉に会っていた。

※ローゼンシャイン:20世紀の広告界においてもっとも影響力のあった人物の1人。世界でWPPグループと影響力を二分するオムニコムグループを立ち上げた。世界のマスメディアの広告収入は、保険業界に大きく依存している。民主党の広告を担当したのは同じBBDOグループのフライシュマン・ヒラード社。

岡田代表が出演したCMは広告手法における禁じ手を多数使用している。ウォルター・リップマンの著書『世論』は、ヒトラーの『我が闘争』と同じぐらい恐ろしい本。

3.遅れて来た「拝金主義」—外国勢力に踊らされ続ける日本人/根尾知史
日本の高度成長は「奇跡」ではない。

4.日本銀行はロスチャイルドがつくった—明治日本のドンは、仏ロスチャイルド家の承認を受けて日銀を設立した松方正義である/吉田佑二
金融を支配する者が本当の支配者、それが欧や米の国際銀行家であり、そのカウンターパートこそが日本の最高実力者である。

5.世界の歴史をカネで動かす男たち—国際エスタブリッシュメントの金融支配/鴨川光
『世界の歴史をカネで動かす男たち』クレオン・スクーセン著紹介。同書は、ジョセフ・マッカーシーの『共産中国はアメリカが作った』をさらに掘り下げたもの。スクーセンは、FBI長官フーヴァーの秘書で、退官後『裸の共産主義者』がベストセラーになる。

同書は、キャロル・キグリーの『悲劇と希望』の全面的抜粋本。FRBとは、アメリカ銀行ではなく、ロックフェラーなどの私的銀行家の集団である。 キグリーによれば、彼らは国家全体に貸し付ける「高利貸し」プライヴェートバンカーズである。

彼らの興味の対象を5に要約すると
1)世界主義かつ国際主義をとる
2)政府と癒着し、政府の負債問題にきわめて関心が高い。
3)関心の的は債券であり、実際の商品には余り関心がない。
4)したがって彼らは熱烈なデフレ支持者である。
5)徹底的に秘密主義を貫き、政府の裏に財政的影響力をもつ。

キグリーによれば、国際金融による世界支配の思想は19世紀のジョン・ラスキンの思想の系統に属する。
学生左翼だった「全学連」には、右翼の田中清玄が活動資金を提供し、さらにその背後には米CIAやロックフェラーの資金提供があり、暴れる学生運動家が演出された。日本と中国との間の衝突コースの演出には気をつけなければならない。

6.秀吉の金、信長の金—イエズス会の黄金輸入利権と
「銀の島」日本から流出する銀/葭川邦弘

16世紀後半(戦国・安土桃山)石見銀山の圧倒的な産銀量によって「銀の島」になった日本。金と銀がこの時代だけ交易され、金は海外から輸入されていたー日本国内で金の流通が豊富になった。信長が天下統一に王手をかけられたのはイエズス会の貿易活動の斡旋によるもの。

1579年からイエズス会のトップだったヴァリニャーノの本国への報告書『日本巡察紀』(平凡社東洋文庫)に秀吉がイエズス会宣教師から黄金を輸入しようと交渉した事実が書かれている。

司馬遼太郎の『街道を行く11 肥前の諸街道』の「教会領長崎」〜ポルトガル人がやってきた頃、日本は銀に比べて金が安く、日本から金を持ち帰るだけで巨利になった。オランダ人が徳川政府の態度や、牢獄のような出島の暮らしに2世紀も耐えられたのも、この利があったため〜この文章には大きな「隠し事」が混じっている。司馬は「日本巡察紀」を参照していたのに、秀吉の黄金輸入交渉の事実に触れていない。日本人に知られてしまうと、自身の文章の構図が崩れてしまうからだ。司馬はよほど「巡察紀」に日本人をアクセスさせたくなかったのだろう。

イスラム商人によって、イスラム教は、中国の広東の港や、フィリピンのミンダナオ島あたりまで伝播していたがそれ以上北上しなかったのはめぼしい交易品がなかったから。しかし石見銀山の出現によって、イスラム商人に代わって東アジア貿易に進出したキリスト教徒であるポルトガル商人が、日本にキリスト教を伝来した。ポルトガル貿易は支那産の生糸を日本にもたらし、日本から支那に銀を搬出する仲介貿易をしていた。

7.女王陛下の明治維新/日野貴之

8.日本海海戦はイギリス海軍の観戦武官が指揮していた/須藤喜直
『海の政治学』『地政学入門』『ペリーはなぜ日本に来たか』〜曽村保信。日露戦争とは、全朝鮮と南満州の一部を勢力下に置きたい日本と全満州と北部朝鮮を欲するロシアとの利害の正面衝突であり、極東の一端で戦われた二国間きょくち局地戦争であったが、本質は列強諸国の利害が密接にからまっていた。

要するに日英同盟とは、イギリスがリングキーパーを務めることに明記した対露軍事同盟であった(〜『日露戦争を演出した男モリソン』下巻)

司馬遼太郎は、開高健と並び「サントリー文化人」と呼ばれた。サントリーはロックフェラー財団とも提携し、巧みな広告戦略をもった財団であったことを考え直すべき。

9.ロックフェラーが仕掛けたウォーターゲート事件/谷口誠
ロッキード事件と、ウォーターゲート事件はワンセット。

10.「ロッキード事件」におけるザワザワとひろがる真実/中田安彦
田中角栄は1974年外国人記者クラブで、「あれはロックフェラーのしわざなんだ!」と聞こえよがしに吐き捨てた! この後、現在アジア戦略にアメリカは勝利し、中国と連携して世界経済の統合を進めている。 小泉の靖国参拝ごっこすら、この戦略に沿ったものだったか。

11.「愛の思想」で新自由主義から身を守れ/関根和啓
「適者生存」バラの一種である「アメリカ美人」は周囲に生長している若芽を犠牲にして初めて見る者をうっとりさせる絢爛さと芳香をもった花に育てることができる〜ジョン・D・ロックフェラーの日曜学校の演説より
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【出版社/著者からの内容紹介】 「反骨の真実派言論人」副島隆彦、そして氏が率いる若手気鋭物書き集団「副島国家戦略研究所」が、属国日本のウソ・欺瞞・虚妄を暴きあげる、11本の熱血社会派読み物。

【本の内容】 信長・秀吉の「黄金支配」から司馬遼太郎の「背信歴史小説」、安倍晋三「靖国カルト政権」まで属国・日本の虚妄をメッタ斬り、真実言論の恐ろしいまでの精華。

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by yomodalite | 2007-04-25 20:20 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite