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四つ話のクローバー

水野敬也



「深沢会長の秘密」

(なんて運が無い人生なんだろう……)
そう思い続けてきた昨日までの自分が、まるでウソのようだ。いや、もしかしたらこれまでの人生は、今日という日のための「運の貯金」だったのかもしれない。(中略)

インターネットの掲示板で見つけた「深沢響に会う方法」。そこに書かれていたのは「こんな話誰が信じるんだ」というほどのバカげた内容だった。深沢会長のメールアドレスは.....

「ハッピーコロシアム」

12月31日、大みそか。
この日の夜はテレビで『紅白歌合戦』や『格闘技』を見るのが恒例となっていました。しかし、数年前、ある番組の登場によって大みそかのテレビ事情は一変してしまいました。(中略)その番組の名はーーーJHC。(中略)

「さあ、それではここで改めてご説明しましょう。JHCーージャパン・ハッピー・クラシックとは、今まで深い議論が交わされてこなかった『日本人はどう生きたら幸せになるのか?』という問題に関して、様々な分野の猛者たちが熱いバトルを繰り広げる大会です。バトルの勝敗は、日本の科学者たちが総力を結集して開発した『脳内神経伝達物質計測装置』によって計測される『幸せ指数』で決定されます。木村さん、この装置がJHCを特徴づける大きな役割を果たしていますよね」.....


「見えない学校」

一瞬、体がふわっと浮いたかと思うと、僕は駅のホームに1人で立っていた。
(あれ、何してたんだっけ?)
何とも言えない違和感を覚えたが、僕の目に映っていたのは、会社帰りに見るいつもの駅の風景だった。ちょうど電車のドアが閉まろうとしている。(中略)

駆け出そうとして体を前に出したとき、僕は驚きのあまり「ええっ?!」と叫んで立ち止まってしまった。

ーー手が透けている。......


「氷の親子」

ここは、営業時間の終わった夜の遊園地です。
静まり返ったジェットコースター乗り場で、コンコン、とジェットコースターの機体を叩く音が響きました。
「誰だ?こんな時間に」
ジェットコースターが眠そうな目を開いて見ると、そこに立っていたのは熊でした。しかし、ただの熊ではありません。氷でできた熊だったのです。
氷の熊は言いました。

「夜分遅くに大変申し訳ありません。わたくし熊五郎と申します」....


大好きな水野敬也氏の2年ぶりの新刊。佐々木一澄さんの挿絵も効いていて素敵な本です。

[内容紹介]170万部の大ベストセラー「夢をかなえるゾウ」著者による幸せになるための4つの物語。四つ葉のクローバーを見つけた人には幸運が訪れるという伝説があり、四つの葉にはそれぞれ 「faith(誠実」」「happiness(幸福)」「heart(愛情)」「hope(希望)」の意味があると言われています。そして、本書「四つ話のクローバー」に登場する4つの物語にも「笑い」や「感動」だけではなく「幸運」を呼び込むための具体的なヒントがつまっています。
文響社 (2011/4/22)


カキフライが無いなら来なかった

せきしろ、又吉 直樹/幻冬舎



才能溢れる、おふたりによる自由律俳句集。目をつぶって、偶然開いたページから、おふたりの句を。

せきしろ(p232)

待ち続ける錆びた遊具

意識してスズメを見る

三人前くらいの大皿で来るとは

友人が旅立つ時間寝ていた


又吉直樹(p234)

地下に潜り過ぎ

それを言うなら梅雨前線だろう

今でも入道雲なら乗れるような気がする

前から知っていたという自慢


おふたりの自由律俳句を読んでいたら、穂村弘氏と、枡野浩一氏の本がものすごく読みたくなってきた。センスの良い方々だけに、期待が大き過ぎるのかな。。

[内容紹介]妄想文学の鬼才と、お笑いコンビ「ピース」の奇才が詠。センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句四百六十九句。散文二十七篇と著者二人の撮影による写真付き。文学すぎる戯れ言か、お題のない大喜利か。幻冬舎 (2009/6/25)

国家予言者宣言も頼もしい、副島氏による、幻冬舎新書テイストの本。占いにあまり興味がないひと向け「四柱推命」「九星術」の基本ガイド。

わたしは、未来のことを占う占術には、ほとんど興味がなく、特に東洋の占術の知識はまるでないのだけど、西洋占星術の「星座」には、すごく興味があって、自分に関わる人の星座がわかると、なんか安心できるというか、少しはマシな対応ができるような気がするんですよね。(コメントくれる人も星座申告してくれないかなぁ・・)

それにしても、今まで「乙女座」対応していた、1958年8月29日生まれの男性が、昭和33年生まれで、戌年、六白金星というのは、意識してなかった・・ソエジとダーリンは、同じ「牡牛座」だって知ってたけど「二黒土星」も一緒で、今年は「大殺界」。それなのに、やっぱり「六白金星」が気になってしまう今日このごろ。。(真剣にマズい....と思う)

[BOOKデータベース]「非科学的だ、インチキだ」とバカにし騒ぐ人間が白眼視されるほど、いまや世界中のVIP、政界・財界人が占い・呪い、スピリチュアルを信じ、それに基づいて行動している。これは事実である。では、この紀元前からの知恵の体系(占星術、易学)に皆が惹かれるのはなぜか?近年、金融・経済の近未来予測を次々当てた著者が、占術の世界へ飛び込んだ。「四柱推命」「九星術」を研究し、呪い(厄除け)につながる山伏修行を実体験。未来を見通す力の重要性を体当たりで説く革新的な書。幻冬舎 (2011/04)


名妓の資格―細書・新柳夜咄 (芸者論)

岩下 尚史/雄山閣



しばらく前から、このブログのキーワード検索で、驚くほど急上昇した岩下尚史さん。わたしは見ていないのですが「タモリ倶楽部」に出演されたときの「ご本人」が相当魅力的だったみたいです。

岩下氏の『芸者論』は、この数年の読書の中でも、すごく印象強い本だったし、最近2008年の浮世絵についても、コメント頂いたりして「芸者」に関しての積み残しが、すごく気になってきてます。『名妓の資格』も、もうずっと前に購入してるのに、何年も「積ん読エリア」に放置してました(ものスゴい良本なのに!)岩下氏のスゴいところは、現在の芸者関連の関係者でありながら、それらへのスタンスの取り方も、知識も膨大なのに、それだけではない歴史への直感力というか、センスの良さが只ならないんですよね

筋金入りの「不細工好き」のはずなのに、いったいどうして、MJとかマーロン・ブランドのようなイケメン好きになっちゃってるのか。。とにかく、、マズい....と思う。読書と着物をあれこれしないで、アメリカ人のことばっかり考えているなんて、、

でも『サヨナラ』という映画を、うっかり発見してしまって、舞台も日本だったりして、ますます、ブランドに夢中になっているのだ。

あの日「タモリ倶楽部」を見逃したのが敗因なんでしょうか。運命って、何に左右されるか、わからないなぁ。でも、岩下さんきっかけで、翌週の「傑作MJ空耳」を見れたのはよかった♡


砦なき者 (講談社文庫)

野沢 尚



昨日、チャンネルNeco放送で録画してあった『砦なき者』をようやく観る。

野沢尚氏が自殺された日は、日本のテレビが(そのずっと前からそうだったけど、)終わった日(ドラマ界は完璧なまでに)として、わたしは記憶しています。あれから、もう何年も経っている。ということが、多過ぎるなぁ。(ドラマと、こちらの小説の印象は異なります)

◎野沢尚(ウィキペディア)

[BOOKデータベース]報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が全裸で首を吊った。恋人を番組に殺されたと訴える青年八尋樹一郎の姿は、ライバル局の視聴率を跳ね上げた。メディアが生んだ一人のカリスマ。その邪悪な正体に気づいたのは、砦を追われたテレビマン達だった。『破線のマリス』を超える衝撃。講談社 (2004/2/13)


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by yomodalite | 2011-06-27 06:50 | 読書メモ | Trackback | Comments(0)
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本日の名言。

TomoMachi 町山智浩
おとなげ? そんなものは童貞と一緒に捨てて来た

か、カッコいいーーー!!!
わたしも、こんなこと、言いたいっ


TomoMachi 町山智浩
女子はいいの。「〇〇君、やめなさいよー」が仕事だから。 RT @chat_le_fou: @TomoMachi たしなめ野郎で何が悪い・・・!

そーゆーの、仕事辞めたときに止めたって思ってたけど、
よく考えたら、ダーリンに毎日やってた。。Umm...


下記は、最近読んだけど、MJに夢中で、ブログに書けなかった本のメモ。

☆続きを読む!!!
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by yomodalite | 2011-06-07 17:00 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(0)

天皇財閥 皇室による経済支配の構造

吉田祐二/学研プラス



天皇に関する本は「天皇責任」問題に顕著ですが、各国の王と比較することも、世界の真実に目を向けることもなく、幼児的心性ばかりで、天皇へ恨みつらみを訴えるものか、もしくは、無条件に皇室崇拝しているような両極端が多く、

特に「天皇の財産」に関しては、宝探し物語のようだったり、よくある陰謀論の類が目立つ印象がありますが、本書は、それらとは一線を画す良書。

著者は、副島隆彦氏のSNSIの研究員の方で、目次を見れば、内容の確かさが一目瞭然な体裁は、副島本と同様ですが、師である副島氏と違って「暴き系」の趣きではなく、一般的な日本人が、天皇・皇室に抱いているような好感と同様の、穏やかな天皇観の持主。

前書『日銀―円の王権』で、日本銀行の「金融権力」を論じた著者らしく、日本銀行の大株主が天皇家だったとする、正統な「経済」を通してみる「天皇家」という視点が新鮮です。

本書で、著者が展開するのは、美濃部達吉氏による「天皇機関説」に習い、天皇は財閥本社である宮内省を支配する財閥家族、皇族の家長であり、会社法人であるという「天皇法人説」。

その内容が一目で魅力的とわかる詳細な目次は、下記に書き出してみました。

また、まったく期待していなかったことですが、アマゾンから届いた本書を見て、通常のこの手の本には見られない美しい装幀にも驚きました。扇情的でなく、力強く、格調高い知的なデザインは、写真より数段素敵で、教養高い本書に相応しく、こちらも、大満足でした。

☆著者の関連本
◎日本のタブー 悪魔の用語辞典《2》(「リベラル」の項)
◎悪魔の用語辞典(「正しい/間違い」「良いこと/悪いこと」)
◎最高支配層だけが知っている日本の真実(「日本銀行はロスチャイルドがつくった」)
◎エコロジーという洗脳(「環境問題と経済思想ー排出権取引の矛盾」)

[目 次]

はじめに

第一章「財閥の総師としての天皇」
・日本の命運をも左右した超巨大財閥が存在していた
・「財閥」を定義する3つの条件
・天皇は会社法人である
・「主権者」とはいかなるものか?
・イギリスの君主の在り方
・天皇という存在が帯びる二重性
・一般の財閥と類似する天皇財閥の構造
・天皇財閥の持株会社「宮内省」
・GNPの五分の一を占めた天皇家の資産
・明治に始まった天皇家の資産
・明治に始まった天皇家の財産蓄積
・「皇室財産」の形成と元老たちの思惑
・膨張し続ける皇室財産
・謎につつまれた皇室財産の全貌
・天皇は日本一の大地主にして金融王
・天皇を“傀儡”とみなしていた元老たち
・天皇の権力の強さと民の力
・大正で大きく変わった日本の権力構造
・ひと言で内閣を崩壊させた昭和天皇の権威
・権力のバランスを変えた二つの事件
・政治権力に転化した天皇家の財産

第二章「天皇財閥の経営戦略」
・天皇が大株主「日本郵船」の誕生
・海外航路を切り開いた日本郵船
・“世界の日本郵船”へ
・あいついで設立された「私鉄会社」
・植民地経営の会社「南満州鉄道株式会社」
・後藤新平の満鉄による「国づくり」
・満鉄の驚くべき多角経営
・国家企業のモデル「東インド会社」
・新興国アメリカを「覇権国家」にした鉄道ネットワーク
・天皇財閥の植民地経営 ー 朝鮮の場合
・天皇財閥の植民地経営 ー 台湾の場合
・産業国家を機能させる「銀行ー企業」のセット
・金融的な支配を目指した「横浜正金銀行」
・「日本興業銀行」の設立と空前の経営膨張
・激変に見舞われた日本経済
・「日本型」の植民地経営

第三章「天皇財閥の経営拡大」
・恐るべき「国家総動員法」の成立
・「軍財抱き合い」だった戦時の日本
・池田成彬の入閣を機に戦時体制へ
・戦時下における天皇財閥の方針
・天皇財閥の傘下に連なった諸財閥
・国家総動員体制が財閥へもたらした利益
・「国策企業」誕生のパターン
・企業に対する銀行の優位性
・日本が目論んだ中国の金融支配
・太平洋戦争はアメリカの「計画」だった
・戦後の高度成長を可能にした「総動員体制」
・シュンペーターの資本主義発展論
・天皇による帝国経営の完成

第四章「天皇財閥の経営破綻」
・天皇財閥の「経営判断ミス」
・日本との戦争を望んだルーズベルト
・昭和天皇はどんなタイプの「トップ」か?
・古典的にして近代的な君主
・戦前の日本を動かしていた宮中の「秘密政治」
・天皇財閥の四大取締役
・英米の反発で問われた牧野の「経営責任」
・刷新した天皇財閥の経営陣
・終戦までの日本を動かした「西園寺チルドレン」
・木戸幸一のコーポレート・ガバナンス
・東条英機を総理に指名した木戸の真意
・天皇の「戦争責任」をめぐる議論
・グランド・デザインを描いた「世界経営者」たち
・戦責を「負わない」天皇財閥の経営者・天皇
・政治的な力を発揮した「象徴天皇」
・敗戦国日本に対するアメリカの選択

第五章「現代も生き続ける天皇財閥」
・オーナーがいなくなった戦後の日本企業
・日本の企業には「代表者」がいない
・実体のない「法人」が支配するビジネスの世界
・天皇財閥の構造的な変化
・望まれた「天皇グループ」による経済発展
・日銀とその「支店」の戦後
・普通銀行となった三行の特殊銀行
・戦後の植民地経営会社の変遷
・天皇財閥系企業の人的資産の行き方
・もうひとつの天皇財閥系企業
・天皇グループ最大の企業「日赤」
・現代日本の支配階級
・エリート官僚が政治権力者に
・顔のない不気味な企業体「日本株式会社」
・アメリカに仕える天皇グループの経営者たち
・属国・日本の指導者を管理する要員
・天皇財閥最後の総師、昭和天皇

おわりに
_____________

「BOOKデータベース]
明治維新以降、天皇家は三井や三菱をはるかにしのぐ大財閥として、日本経済を“支配”してきた。しかも、戦後、すべての財閥が解体されるなか、天皇家だけは財閥解体されず、形を変えて、今も日本経済を支配しているという。日銀の大株主・皇室による経済支配の痕を綿密に追い、現代日本の経済構造の真相に迫る。学研パブリッシング (2011/02)

[著者略歴 「BOOK著者紹介情報」より]
吉田 祐二/1974年生まれ。千葉大学大学院修士課程中退。出版社勤務などを経て2001年から4年間ヨーロッパ(オランダ)に企業駐在員として赴任。現在も輸出機器メーカーに勤務しながら、政治・経済に関する研究、論文の執筆を行っている。貨幣経済理論および政治思想、近代企業経営史などを研究のテーマとする。SNSI(副島国家戦略研究所)研究員


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by yomodalite | 2011-03-09 09:21 | 天皇・皇室 | Trackback | Comments(0)

悪魔の用語辞典 これだけ知ればあなたも知識人

副島 隆彦,SNSI副島国家戦略研究所/KKベストセラーズ




多くの方が『日本のタブー』というタイトルから、想像する内容とは、すこし異なっていて、

本書は、昨年末に出版された 『悪魔の用語辞典』の第二弾で、巻頭に副島氏の「ヒューマニティーズ(人文)、そしてルネサンス(人間復興)とは何か」という文が、60ページほどあり、その後、副島氏の弟子にあたる方々が、それぞれ、下記のテーマを、通常の辞書ではわからない部分に踏み込んで、解説されているという構成になっています。


【優生思想】eugenics ― 人口削減思想の生みの親(崎谷博征)
【安楽死】euthanasia ― 安楽死は功利主義から生まれた(石井利明)
【薬】drug/medicine ― クスリの大部分は疚しさで出来ている(六城雅敦)
【不老不死】immortal ― 魂だけが不死である(足助友子)
【金融工学】financial engineering ― 市場価格を操作する八百長理論(根尾知史)
【ポジティブ】positiv ― ポジティブ思考を解剖する(中田安彦)
【論理的思考】logical thinking ― 論理(logic)とは“連想”である(下條竜夫)
【教育】education ― 教育とは洗脳である(藤森かよこ)
【リベラル】liberal ― リベラルとは友愛である(吉田祐二)
【説明責任】accountability ― 誰もこの言葉の真の意味を知らない(廣瀬哲雄)
【税金】tax ― 税金は悪であり、廃止されるべきである(佐藤研一朗)
【法の支配】rule of law ― 支配階級の冷徹な意思(中谷央介)
【ロビー活動】lobby ― 薄汚いものだがデモクラシーには必要なもの(古村治彦)
【正規分布】normal distribution ― 平均値という幻想(原岡弘行)
【人口】population ― 本当は恐ろしい「持続可能な社会」(高野淳)
【石油】petroleum / hydrocarbon ― 石油は生物(化石)起源ではない(桑原義明)



「愛」や「正義」といった内容や「悪魔の用語辞典」というわりには、極一部、多少青臭かったり、若さが感じられた、第1弾より、現代的な言葉が並んでいるせいもあり、より洗練された「辞典」になっているように感じました。

本家アンブローズ・ビアスの「悪魔の辞典」のような、風刺精神とか、アイロニカルな雰囲気ではありませんが「オックスフォード英語辞典」を、日本人が理解するための最良ガイドになっていると思います。

帯で見えにくくなっていますが、カバー画は、ロダンの「悪魔の手」が使われています。

また、帯に書いてある、

ランボーの「酩酊船」とは精神病者用の病院船だ

川端康成の『伊豆の踊り子』は少女売春の話だ

ミケランジェロは共和政のために命懸けで戦うフィレンツェ防衛隊長だった。
しかし、自分だけヴェネチアに逃げた思想転向者である。そして偉大な芸術家になった。


という内容は、巻頭の、副島氏による「ヒューマニティーズ(人文)、そしてルネサンス(人間復興)とは何か」という文章にあるのですが、

これは、日本の文学部では教えない、世界文学の真実から始まり、神秘主義とは何か、宗教から、発生した権利、自由思想とは何かを、日本の文学や歴史をも含めて語られていたり、マックス・ウエーバーによる、プロテスタンティズムが、近代資本主義をつくったという「嘘」から、「メディチ家とは何か」、ダンテの「神曲」、ルネサンスとは何かという話題につづきます。

メディチ家の話は、塩野七生さんの多くの本や、マンガの題材としても、また、ダヴィンチを筆頭に、ルネサンス芸術も、日本で人気があるはずなんですが、ミケランジェロについての良書には、これまで出会ったことがなく、この中で挙げられていた、羽仁五郎氏の『ミケルアンヂェロ』と『都市の論理』は読んでみなきゃと思いました。

「ルネサンス」という言葉の意味についての解説があり、ミケランジェロとマキャベリ、コジモ・メディチ、ロレンツォ・メディチ、プラトン・アカデミーから、カバラ、グノーシス派。。。芸術家として、最後にボッティチェルリが登場する、これらの流れが60ページほどで語られています。

この巻頭文は、本当に凝縮した内容で、神と人間という考え方に慣れていない日本人には「ヒューマニティーズ」を、こういった流れで解説された経験がない人が、ほとんどではないかと思いますが、もし、これを読んで、それぐらいのことは知ってたなどと思った人は、鮮やかな解説を読むと、すぐに納得して、共感してしまう、おっちょこちょいな方ではないでしょうか(笑)。

わたしは、副島氏の本を読んでいたおかげで、マイケル・ジャクソンが、めったにいないレベルの相当な読書家だったことに、気づくことが出来、彼がミケランジェロをどう理解していたかが、多少でも想像できるようになったので、彼の絶望の深さも、芸術家として見据えていた山の高さも、少しは把握できたように思います。

一年前の『悪魔の用語辞典』のときと、同じことを、もう一度言います。

My Brother & Sister!2011年は、この本から始めましょう!!!

_________

[出版社による紹介]本当のことこそ、語られない。巧妙に隠される。なぜなら、本当の真実は、たいていの場合、目をそむけたくなるような、恐ろしいことだからだ。

本書のタブーの題材は日本に限定されない。世界、とくに欧米において「常識」であることで、日本人には知らされていないことをたくさん「日本のタブー」として取り上げてある。

それらの真実を知ることは、日本人が生き延びるために必要なことだからだ。

アホな文学好きたちは真実を知らない。世の中は差別と排除とカネの論理で動くのだ。
それなのに、その真実を見ようとしないで、キレイごとだけですませてしまおうとするのは、つまり善人とはただのアホの別名だからだ。

禁忌を破れ! 目を見開いて、この真実を見よ!
この世は本当に、穢〔きたな〕らしいのだ!

[巻頭文の内容]
ヒューマニティーズ(人文)、そしてルネッサンス(人間復興)とは何か ー 副島隆彦
  
・この世で隠されている本当のこと
・言葉を隠して真実を隠そうとする
・文学の世界に隠された差別
・ランボー「酔いどれ船」に隠された真実
・人類の歴史は病原菌との闘いだった
・温泉宿の真実が伝わらない
・ルターが始めた、真実を隠そうとするローマ教会への抵抗
・自由には「貧乏人たち用の自由」と「金持ちたち用の自由」がある
・私、副島隆彦が資本主義の精神のユダヤ先祖返りを解明した
・なぜ日本人はヨーロッパが分からないのか――それはメディチ家を理解しないからだ
・フィレンツェを理解しないとヨーロッパが分からない

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by yomodalite | 2010-12-23 00:13 | 宗教・哲学・思想 | Trackback | Comments(0)

ヨーロッパ超富豪 権力者図鑑

中田 安彦/日本文芸社



本書は、今年3月に出版された『世界権力者人物図鑑』の続編とも言える、ヨーロッパ版!著者は、副島氏の一番弟子で、名著『ジャパン・ハンドラーズ』の中田安彦氏(副島氏は責任編集)

出版されたばかりで、読了後3日経ってませんが、今回は、急いで紹介しちゃいます。

というのも、前書は、全国民必読の書でしたけど今回は、特に女子にお薦め!!!

帯には「国際ニュース」の裏が読めるってありますけど、これを読めば、ファッション紙の情報が、いろいろと詳しくわかります!

第一章 欧州とファッション
第二章 欧州の心臓を握る覇者
第三章 欧州のメディアとIT
第四章 これから伸びる欧州企業と財界人
第五章 欧州の2つの辺境大国

この第一章で取りあげられている、富豪は、まず

あの、LVMHグループのベルナール・アルノー!!!
最近は買収が一旦落ち着いたようですけど、何年か前まで「LVMH」に入ると、急に、ファッション紙の広告が増えたり、イメージが良くなったり、、なんてことが良くありましたよね。

ルイ・ヴィトン、ロエベ、セリーヌ、ケンゾー、エミリオ・プッチ、ベルルッティ、クリスチャン・ディオール、ジバンシー、フェンディ、ダナ・キャラン、マーク・ジェイコブス、タグ・ホイヤー、ゼニス、、、お酒関係では、ヘネシー、ドン・ペリニヨン、ブーブ・クリコ。。。これらは、すべて、「LVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)」で、数年前に、渋谷のマークシティにオープンして、今は撤退してしまった、化粧品小売の「セフォラ」や、同じく撤退したスーパー「カルフール」も傘下に収めてます。

で、次は、そのライヴァルである「PPR」のフランソワ・ピノー。
こちらは、グッチ、イブ・サン・ローラン、ボッテガ・ヴェネタ、ステラ・マッカートニー、バレンシアガ、アレクサンダー・マックイーン、セルジオ・ロッシ、ベダ&カンパニー、プーマ、ブシュロン、、、

その他、シャネルの三代目オーナー兄弟とか、ジョルジオ・アルマーニとか、ベネトン、ZARA、H&Mのオーナーはもちろん、イギリスのユニクロ「TOP SHOP」とか、、、

あと、化粧品の最大手「ロレアル」も、「ロレアル・パリ」ブランドだけでなく、ランコム、ヘレナ・ルビンシュタイン、シュウ・ウエムラ、ビオテルム、メイベリン、ボディショップは、すべて「ロレアル」グループって、知ってました?奥さん!!

まだまだ、他にも「ダイアモンドは永遠の輝き」デビアスや、欧州権力者と言えば、忘れちゃいけないロス・チャイルド家のことも、もう、今更『赤い楯』とか読む必要ない感じで、どうして環境問題とか、エコロジーから、地球温暖化になって、結局、原子力発電所が増えて、水ビジネスと、製薬会社ばかりが肥え太っているのか。とか、ホント「イベント」には、注意しなくちゃね!ってことも良くわかります。

他にも、ベルギーのような小さい国が何故?とか、ビルダーバーグ会議と、ダヴォス会議ってどうちがうの?とか、なんで、日本ばっかり「タミフル」買わされたの?とか、結局アフリカ支援て、、、などなどのヒントも?

で、第3章は、それらの企業の宣伝役である、メディアを握る方々が登場しますけど、メディアを支配しているのは、ルパード・マードックだけじゃなくて、カナダ、ドイツ、オランダなど、日本にはほとんど情報が入ってこないけど、関係がないわけはない国のメディア王の方々がズラリ。

次の第4章の「これから伸びる欧州企業と財界人」に登場の方々も、すでに、日本企業のライヴァルというよりは、もう、とっくに頭3つ以上?、差をつけられた方々がほとんどで、MJファンや、ホリエモンでも、有名な、リチャード・ブランソンや、IKEAの創業者、また陰謀論でも、おなじみの「シオニスト」の一族や、「ハイネケン」や、あのパリス・ヒルトンと写真を撮られていた男とか、「レッドブル」とか、遺伝子組み換え食品って、もう、避けられないところまで来てるなぁとか、

とにかく、オールカラーで、写真いっぱい、親切でわかりやすい図解もあって、
たったの1500円(税抜き)で、もう、盛りだくさん過ぎる内容!

中田氏は、副島氏ほど「暴き系」ではないので、第1弾より、午後の紅茶の読み物としてもいいかも。

銀ブラのお供に、是非!!!

______________

[内容紹介]ベストセラーとなった副島(そえじま)隆彦の権力者図鑑シリーズ待望の第2弾!(第1弾 副島隆彦 著『世界権力者 人物図鑑』 日本文芸社 刊)

世界を動かす超財界人を知れば、国際ニュースの裏がわかる!
ヨーロッパの主要企業を握り、グローバルな経済・金融活動で世界を操る超富豪たち。ファッションから金融、メディア、ITまで、世界のビジネス界を動かすヨーロッパ超富豪66人の実像と最新動向を、豊富な写真とともに徹底解説!

新興大国の台頭、アメリカ帝国の世界覇権に対抗するヨーロッパ最重要財界人たちの戦略とは? 
世界経済とビジネス界の未来を読み解く──。
ヨーロッパ財界のキーパーソンと、彼らの成功の秘訣、力の源泉がわかる! 
日本文芸社 (2010/11/25)



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by yomodalite | 2010-11-29 11:36 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(2)

日本の秘密/副島隆彦

この本は、1999年に出版された本ですが、今年、復刊されました。タイトルは、なんとなく中丸薫ぽくて“闇の権力”(笑)みたいな感じですけど、全然、そういう本ではありません。

10年前に出版された政治関係の本が復刊されることは、かなりめずらしいことだと思いますが、久しぶりに読み返してみて、その理由がよくわかりました。新刊の方は手にしていませんが、ほとんど内容は変っていないようなので、旧版の方を参考に、記録しておきたいと思います。副島氏は、今、かなりのハイペースで新刊本を出されていますが、最近、氏の本を読まれた方の中にはそのあまりにも自信たっぷりな言い方とか、内容よりもその文体にアレルギー反応を感じている人もおられるのかもしれませんが、あれは、現在の日本の状況を鑑みてもっともわかりやすく、伝わりやすい方法を真摯に考えられた結果で、10年前の本書ではまだそういったスタイルではありませんでした。

本書の第一部、「戦後日本の秘密」では、戦後の日本を創ったマッカーサーに対して、吉田茂と鳩山一郎のどちらに正当性があったのか。を問う内容。

第二部の「アメリカ政治の秘密」では、米国政治の六大潮流が紹介されていて、共和党、民主党といった2大政党としての主張よりすこし詳しく米国政治がわかる内容。

その他、「自衛隊」、「法と福祉」、「私の思想遍歴」なども含めて、現在の副島氏の思想のベースと、なぜ、これほど小沢氏を応援しているかということが理解できる1冊だと思います。


で、ここからは、この10年前の本を久しぶりに読み返した、
私の個人的な思い出のような内容なんですが、


音楽好きなので、ノーナ・リーブスの西寺豪太氏が、マイケル・ジャクソン好きであることは、知っていたものの、「小沢一郎=マイケル・ジャクソン説」を聞いたときは、驚いたんですね。でも、それが田中角栄から、研究されたうえのものだということが、すぐにわかったのは、西寺説以前に、副島氏によって、「小沢一郎」を知っていたからで、また、副島氏の師匠である、小室直樹氏により、「田中角栄」を知っていたからです。

小沢一郎=マイケル・ジャクソンは、メディアによって、執拗な「ネガティブ・ターゲット」にされたという共通点が、すぐに思い浮かびますが、マイケルの称号である「KING OF POP」にも、隠された共通点があると思います。

副島氏によれば「ポピュリズム」という言葉は、日本では、大衆迎合主義で、人気取り政治など、批判的な意味でしか使われませんが、本当は「人民主義」で、権力者や財閥に対する根本的な不信感に基づく感情を代弁する思想運動であるそうです。。。

大勢の人々が「KING OF POP」と叫んでいるとき、それは、ポップミュージックの王様という意味だけではないように、「ポピュリスト」と言うのも、同様の感情を呼び起こす人のことであるようですが、既存の権力の枠組みへの挑戦に危機感を抱いた『読売新聞』のトップである渡邊恒雄氏の個人的感情から、誤用が続いているようです。

わたしは、政治を研究してきたわけではなく、読書をしてきただけなので、わたしの「小沢一郎」観は、副島氏によるものです。そのせいか、私の中では、副島隆彦=マイケル・ジャクソンという感覚がすごくあるんですよね。

副島氏は、経済本で、予想的中を連発し、政治評論家として、マスコミに重用されることなく、著作のみで、読者に絶大な信頼感をもたれていますけど、わたしは、この10年間余、政治、経済以外の分野の読書でも、すごく影響を受けました。

マイケルの音楽を聴いていると、彼の音楽だけでなく、他の音楽への「耳」が変ってくるという経験をされた方は多いと思うんです。どんどん、イイものだけが、選別されて、耳に入ってきたり、彼がイイと言っているもの、すべてに信頼がおけるという感じとか、、

副島氏の本も、わたしにとっては、そういう感じで、すごく色んな事柄を繋いでくれたという感じがしています。そういうことが起きるのは、やっぱり「本物」だからで「真実」には「真実」がついてくるからなんじゃないでしょうか。

マイケルは、ことあるごとに公言してきた、アステアや、JBだけでなく、その他にも、様々な分野の先人達を、すごく研究してきたアーティストですけど、そういった、彼の歴史感覚や、膨大な読書量が想像出来たのは、皮肉なことですが、彼が執拗なメディア攻撃に、決して負けなかったからですが、そういった、信念がどうしたら、維持出来るのか。ということを、わたしに、教えてくれたのも、副島氏のこれまでの執筆活動が大きかったように思います。

また、おふたりに共通する点で、もっとも、尊敬できることだと思うのは、不遇な時代にも「人を育てた」ことだと思います。

マイケルが、クインシーと離れて、アルバム作りをするようになって、最初に選んだプロデューサーである、テディ・ライリーは『デンジャラス』に参加する前の段階で、当時のトップ・プロデューサーでしたが、マイケルとの仕事から学んだことと、感謝を、何度も語っていますし、『インヴィンシブル』では、デスティニー・チャイルドのプロデュースで、一躍脚光を浴びた、当時24歳のロドニー・ジャーキンスを抜擢、マイケルと仕事をするのが夢と、周囲に言いまくって、その仕事を手に入れた、ロドニーも同様、その他、様々なアーティストとの共演にも、マイケルには、自分が学んできたことを、伝えなくてはという思いが強く感じられます。

『THIS IS IT』でも、そうですね。3人の子供に見せたいというだけでなく、マイケルには、たくさんの「子供」がいて、リハーサル風景で、感動したのは、彼自身のたゆまぬ精進だけでなく、人に教える姿勢だったと思います。

副島氏も、雑誌、テレビから、遠ざけられている間に、渾身の著作で、読者をつかみ、そこに引き寄せられた若者を育てるということを、ずっとやって来ています。

姜尚中氏は、うっとりするような素敵なお声が、大好きなんですが、東大の政治学の教授として、姜尚中氏が選ばれ、マスコミに重用されたのは、彼が在日韓国人だったことが大きいでしょう。でも在日特権というものがあるように見えるのは、世界覇権国アメリカの周辺国管理によるものです。中国、韓国、ロシアといった、隣国と仲良くされては、日米安保の価値がなくなりますから。小室直樹氏のような天才が、東大で冷遇され、ボランティアのような形で、ゼミを続けられたりなど、政治・経済の分野は、日本の一流大学では相当管理されているようですね。

小沢氏も、新人議員をたくさん、育てていますよね。長きに渡って、ネガティブキャンペーンにあい、野党でありながら、それが出来たこと、少し前の党首選挙で、さまざまな妨害にあっても、ついてくるほどの人を育てることが出来たのは、なぜなんでしょう。

小沢氏のことを、西郷南洲として、語られている文章なども、ネットで散見できますが、幕末の英雄として、坂本龍馬ばかりが取りあげられているのも、不自然ですね。

◎南洲残影 (文春文庫)/江藤淳

☆本書で取りあげられている「本」

『日本永久占領』/片岡徹哉
『軍隊なき占領』/ジョン・G. ロバーツ、グレン デイビス
『田中清玄自伝』/田中清玄

☆弟子の中田安彦氏による、紹介文
◎復刊された『日本の秘密』と最新刊の『新たなる金融危機に向かう世界』をあわせて読んで考えたこと

☆2010年5月2日、フリージャーナリスト岩上安身による副島隆彦への単独インタビュー。
01〜17まであります。
◎100502副島隆彦01.flv

☆立川流家元と、副島氏の師匠の対談(談春、志らく師匠の若い頃の姿も!)
◎立川談志 vs. 小室直樹 (1)

☆小室ゼミで学んだ橋爪大三郎が小室直樹に聞く(2005年)
02-05,03-05,04-05,-05-05まであります。
◎小室直樹 宗教話 -01-05

☆同じく、小室ゼミで学んだ宮台真司のラジオトーク
◎【宮台真司】弟子が語る、故小室直樹の本当の功績 平成22年10月1日

________________

[BOOKデータベース]「世界覇権国(ヘジェモニック・ステイト)・アメリカvs属国(トリビュータリー・ステイト)・日本」という大柄な構図を、日本で初めて独力で築き上げた、独立・不覊の思想家が、日本政治の深部と暗部に斬り込む。






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by yomodalite | 2010-10-17 01:57 | 政治・外交 | Trackback | Comments(2)

小沢革命政権で日本を救え

副島 隆彦,佐藤 優/日本文芸社



現代日本の最高峰の知の巨人、お2人による対談は、2008年の年末に出版された『暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠』以来。

『暴走する〜』では、世界経済だけでなく、日本では、めずらしい本格的なクリスチャンで、外交官でもあった佐藤氏と、日本最高の国際政治学者である、副島氏による、秘密結社と宗教の話が、深く語られていて、その部分だけでも、他の本10冊分以上を軽くショートカットできるほど、レベルが高く集約された内容でしたが、

本書は、2009年12月〜2010年3月17日まで、4回にわたって行われた対論を主体にしながらも、2010年6月2日に起きた鳩山辞任の真相をもっとも早く、また的確に予想し、また、今後の日本の将来について、真摯な提言がなされている、重要な本。(本書の原稿が、著者の手を離れたのは、菅直人新政権が発足する直前の6月6日。10日足らずで書店に並んでいます。)

☆amazon.co.jp(批判コメントは低レベルな感情論ばかり)

キンドルや、iPadなど、巷では、電子書籍の話題で賑わっていますが、書籍でありながらこれほど「緊急出版」という名にふさわしい内容は稀ですので、読書ブロガーとしても、できるだけ緊急にメモを取りたいと思いましたが、わたしのつまらない感想よりも、内容が瞬時にわかる「目次」を、第一章から、すべて書き出すことにしました。

下記は、佐藤氏がライブドアニュース「BLOGOS」に2010年5月31日に書いた記事の省略引用になります。本書の序章と同じタイトルですが、内容は異なります。

「BLOGOS」小沢一郎が『平成の悪党』になる日
http://news.livedoor.com/article/detail/4799091/


(引用開始)近日中に民主党の小沢一郎幹事長が「平成の悪党」になるような予感がする。ここで筆者が言う「悪党」とは、犯罪者という意味でない。南北朝時代の南朝の忠臣・楠木正成が「悪党」と呼ばれたことを念頭に置いている。(中略)「悪党」とは、既成権力に対抗する強い武士の集団のことだ。(中略)

5月28日、鳩山由紀夫総理は、沖縄の米普天間飛行場の移設先を名護市・辺野古周辺とすることを明記した閣議了解を行った。(中略)鳩山総理は、移設先について「最低でも(沖縄)県外」としていた約束を反故にした。(中略)

筆者は、社民党が沖縄のためだけに行動したとは思っていない。もし、社民党が沖縄の負担軽減を真剣に考えているならば、福島氏や辻元清美国土交通副大臣(衆議院議員)らの社民党議員が、普天間の移設先を探すために、死ぬ気で努力したはずだからだ。その形跡は認められない。(中略)社民党は、沖縄のためでなく、自分のために目的合理的に行動しているだけのことだ。(中略)

本5月31日から政局が流動化する。この原因を社民党の連立離脱に求めては、事態の本質を見失う。今回、なぜこのようなことになってしまったのか? 筆者の見立てでは、起きている国家権力内部の権力闘争で、鳩山総理が官僚に譲歩しすぎたからだ。(中略)

官僚は、国民を無知蒙昧な有象無象と考えている。有象無象によって選ばれた国会議員は無知蒙昧のエキスのようなものと官僚は見下している。(中略)官僚は、現在、2つの戦線を開いている。第1戦線は、検察庁による小沢一郎潰しだ。第2戦線は外務官僚と防衛官僚による普天間問題の強行着陸だ。(中略)

鳩山総理は、現状の力のバランスでは、官僚勢力に譲歩するしかないと判断し、辺野古案に回帰した。(中略)しかし、この状況を官僚は「国家の主導権を官僚に取り戻した象徴的事案」と受けとめている。(中略)しかし、この象徴的事案は、官僚勢力に対する敗北になり、民主党連立政権が政治生命を喪失する地獄への道を整える危険をはらんでいる。筆者は、小沢幹事長がそのような認識をもっているのではないかと推定している。

小沢幹事長が「鳩山総理が平成の新田義貞になった」という認識をもつならば、自らが悪党になり、政局をつくりだそうとする。小沢氏が直接政権を握ろうとするか、自らの影響下にある政治家を総理に据えようとするかは本質的問題ではない。小沢一郎氏が「平成の悪党」になるという決意を固めることが重要だ。小沢氏が「平成の悪党」になる決意を固めれば、官僚に対する決戦が始まる。参議院選挙はその露払いに過ぎない。今後、天下が大いに乱れる。(2010年5月31日脱稿)(引用終了)


本書の同タイトルの序章は、上記「BLOGOS」の内容より、官僚の問題点を中心に「霞ヶ関」が勝利した場合に訪れる「ファシズム国家」への危機から、小沢一郎に対し、まずは悪党を組織化することの重要性と、今ここで戦うことは、現代の北朝=霞ヶ関官僚の術策にはまるだけであることを主張している。

はじめにー小沢一郎が「平成の悪党」になる日/佐藤優

第1章◎国家の主人は誰かー日本の国体と官僚支配の真相
小沢一郎を抹殺したがる勢力=検察と国家官僚の反撃

「小沢革命」を妨げる検察官僚と大メディア
・国民の真の敵は、官僚トップと法務省の官僚とマスコミの支配者たち
・民主党政権が官僚たちと「誰が国家の主人か」の闘いをしている
・「国家の主人」は、選挙によって選ばれた政治家であるべき
「国家の主人は誰か」という闘争が始まった
・検察は小沢一郎を叩き潰すことを国益と信じている
・難しい国家試験を合格したエリートを「国家の主人」と思い込む官僚
「小沢一郎」対「検察」の権力闘争の真相
・「政治資金規正法違反疑惑」による小沢不起訴は検察に対する国民の勝利
・地方のお年寄りパワーに支えられた小沢一郎
小沢一郎不起訴の陰で働いた見えざる勢力
・石川知裕議員本人から聞いた拘留中の真相
・三権分立の原則を越えた検察の取り調べ「小沢一郎不起訴」に働いた郵貯資金取引の謎
日本の官僚制の原点としての「律令制」とデモクラシー
・日本は王国でありながら、デモクラシーがある国家
・日本は律令制になって、社しょく(祭政)でなく、初めて国家になった
国会の議院制度の見直しが始まった
・小沢一郎の「内閣法制局長官の国会での答弁禁止」の真意
・日本国家が生き残るためには、政党を強化することが肝要

第2章◎アメリカと対峙する民主党政権の読み方
民主党政権は、なぜ日米関係を見直そうとしたのか

普天間基地移設、事業仕分けで見えた民主党内閣の力
・典型的な官僚タイプの岡田克也では普天間基地移設問題は解決できない
・小沢一郎のシナリオに逆らった議員は困難なポストに置かれる
最終的にどうなる?「普天間基地移設」の決着
・小沢一郎が「辺野古沖移設」に反対する本当の理由
・沖縄県宮古島の下地島への移設は可能か
日本の安全保障政策を操るアメリカの政府高官
・普天間基地移設を妨害するアメリカの2人の政府高官
・前原誠司や長島昭久はマイケル・グリーンの忠実な子分
国益を無視する外務省の密約隠○問題
・核の「密約文書」破棄で浮かび上がる元外務事務次官の責任
・外務省の最大派閥は、斎藤邦彦元外務事務次官の人脈の流れ
日米核密約を陰○する外務省の犯罪体質を弾劾せよ
・「日米核密約問題」を「神学論争」にしようとしている外務省
・外務省の「外交文書破棄」は国民と歴史に対する犯罪行為
官僚と闘う3人ー法務省の元検事、厚生労働省の局長と技官の勇気
・今、官僚トップが畏怖している局長と技官たち
・豚インフルエンザ騒動は「官製パニック」だった
・外務省の雑誌『外交フォーラム』の外務省買い上げが残した波紋
メディアと官僚の馴れ合いが日本を潰す
・政権党である民主党に襲いかかるメディアの劣化
「小沢潰しの突撃隊、決死隊」となった「産經新聞」

第3章◎民主党政権は何を起こしたのか
マスコミが明かさない小沢一郎、鳩山由紀夫、亀井静香の実力

宇宙人・鳩山由紀夫の頭脳と「友愛思想」
・鳩山由紀夫の「友愛思想」は、クーデンホーフ・カレルギー伯爵の思想に由来する
・マッカーサーは、もっとも下層の「軍人、軍隊用のフリーメーソン・ロッジ」に入会した
・石工の団体といわれるフリーメーソンは為替制度をつくった
「不均等な変化」を解く鳩山由紀夫の偏微分的発想
・鳩山由紀夫は、学生時代は「決断」の専門家だった
・マルコフ理論の影響を強く受けた鳩山由紀夫の政治哲学
オペレーションズ・リサーチの発想が日本を救う
・鳩山由紀夫の政治を解くカギは「多変数解析」にある
・16種類に分けられる「多変数解析」
・「多変数解析」の世界が理解できない日本のメディア
小沢一郎は、なぜ「日本の国王」なのか
・イエズス会の背後にある「日本占領計画」を見破った織田信長
・日本国の国体の要点をわかっていた織田信長と小沢一郎
・『日本改造計画』の原著者は誰か
日本の国王代理である亀井静香の実力
・1年だけ、日本の国王代理、実質的な最高指導者になった亀井静香
・1800億円の献金能力がある土建屋団体を掌握した政治家が国王に君臨する
・日本財務省には75兆円の埋蔵金が今でも眠っている
日本郵政会社社長に元次官を抜擢した恐るべき真相
・斎藤次郎・元事務次官の抜擢は最高の人事ドラマ
・金属疲労した霞ヶ関を解体する「二段階革命」
・斎藤次郎と気脈を通じている小沢一郎
・日本を大掃除する事務次官制の廃止

第4章◎民主党政権は日本を救えるか
民主党政権のマニュアルに潜む盲点を検証する

習近平(シー・チンピン)国家副主席訪日と天皇会見問題の真相
・羽毛田信吾宮内庁長官の発言のほうが天皇の政治利用
・羽毛田発言は意図的な「共謀理論」に近い
どこまで進む?「天皇の官吏」化
・今の宮内庁の官僚は「天皇機関説」論考に匹敵する
・今、正しい人間と間違っている人間の逆転現象が起こっている
・官僚が暴走して実質的に権力を握ることが、官僚制の最大の弊害
永住外国人の地方参政権付与の可否について
・永住外国人の地方参政権もワールド・ヴァリューズで考えるべきー副島
・帰化要件を緩和することで問題を解決すべきー佐藤
・中途半端な形で権利を認めると、在日韓国人・朝鮮人の中で不満も強まる
「高校の無償化」で朝鮮学校を除外する政策は間違っている
・日本は寛容の精神に立ち、朝鮮高校の「高校無償化」を行うべき
・多元性のある社会を強化するためにも少数派を弾圧するな
天皇の「男系による皇位継承」と女性天皇の可能性
・男性天皇の皇位継承の根拠ー「XY染色体」論議は根拠が薄い
・皇室の世界内部で解決させる「宮家の復活」が最良の策
民主党政権で靖国神社合祀問題はどうなる
・靖国参拝問題は「千鳥が淵戦没者墓苑」拡充案が望ましいー副島
・信教の自由を認め、靖国神社の合祀には賛成ー佐藤
トヨタの「大規模リコール問題」はなぜ起こったのか
・アメリカの「集合的無意識」が噴き出した「トヨタのリコール問題」
・トヨタの「大規模リコール」を仕組んだのはエクソン・モービルか
世界は「植民地なき帝国主義」の時代に移行する
・日本は「代替エネルギー」の開発と「化石燃料」を確保せよ
・イデオロギーの時代が終焉し、王様の取り合いになる

第5章◎迫り来るアメリカ経済の崩壊とオバマ政権の命運
「海の時代」が終わり、「ユーロ・アジアの時代」に転換する

アメリカはもはや内需の高揚で生き残るしかない
・新たなアメリカの金融・財政政策の規模は80兆円
・アメリカは創造的な製造業に携わるしか道はない
・アメリカは日本の新幹線技術をほしがっている
ドルの崩壊を待望するECとBRICs
・仮面が剥がれつつある地球の変動と環境問題
「東アジア共同体構想」が抱える今後の課題
・鳩山由紀夫の「東アジア共同体構想」は偏微分的な発想
・APECとASEANの関係が綱引き状態になってくる
日本のアフガン問題をこのように解決せよ
・日本はアフガン貢献問題にはタジク系の勢力の教育化がポイント
・日本はアフガニスタンに大量の食料製造工場を造れ
竹島と北方四島ー巧みに領土の返還交渉を行なう方
・領土問題というのは、最終的には「神話」の解決に似ている
・北方領土の解決には、島々に、まず人を送ることが先決
・前ブッシュ政権高官の発言ばかりを過剰に報道するマスコミ

第6章◎これから民主党政権はどうあるべきか
民主党政権がネオ・コーポラティズム(統制経済体制)に陥らない最後の方法

民主党連立政権は「共同戦線党」に脱皮せよ
・反国家主義を掲げる公明党と民主党の連立には意義がある
・今後の民主党政権に「共同戦線党」の生き方を期待する
・鳩山由紀夫を守ることは民主主義を守ることーゴルバチョフ元大統領の忠告
民主党政権で「アメリカからの部分的な独立」は可能か
・小沢一郎が敗れれば国民の大半が這い上がれなくなる
・日本の政府がアメリカの要請に従わなかったのは史上初めての試み
これから民主党はどうなるか
・既得権益を握りしめた官僚組織が今後も「反政権運動」を行う
・民主党政権の前途に立ち塞がる「ヒラリー政権」の誕生

おわりに◎国民民主革命を妨げる官僚とアメリカに抗して/副島隆彦

佐藤氏が書くごとく、2010年6月2日に起きた鳩山辞任は、まさしく「霞ヶ関(中央官庁)官僚による“静かなるクーデター”が行われたことが問題の本質」である(中略)
菅直人新首相は「G20会議」出席のとき、アメリカに寝返った。。


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by yomodalite | 2010-07-02 20:08 | 政治・外交 | Trackback | Comments(12)

世界権力者 人物図鑑 世界と日本を動かす本当の支配者たち

副島 隆彦/日本文芸社



金融本以外の、副島本を読んでいる人には、文章部分は特に目新しい点はないのだけど、日頃、愚民化政策として、テレビ、雑誌などのメディアを指示している方々を、逆に、週刊誌的切り口で取り上げた、画期的なオールカラー人物図鑑。世界の権力者が53人掲載されています。

主要人物は、見開き2ページで紹介。

世間が誰もオバマを知らなかった頃から、次期大統領予想をピタリと当てた、副島氏は、現在はオバマの失脚時期と、次にヒラリーが出てくることも予言されていますが、そのヒラリーに関しては、こんな感じ↓


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これも↓(旦那より遥かにブサイクな愛人の写真も)
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あと、小沢一郎逮捕を画策したのは、この人で
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愛国者の中川昭一を、失脚させ、死に追いやったのは、この人。
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田中眞紀子が外相時代、会わないといったのは、“麻薬王”のこの人で、
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子分の売国奴の日本人も実名で掲載されてます。

ちょっぴり懐かしいライス↓
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黒人のライスが、ブッシュの愛人というのは、意外に思う日本人は多いと思うけど、お金持ちの家の子供の保育は、ナニーと呼ばれる乳母(黒人女性が多い)に任せられていることから、金持ち家庭のボンボンには、よくありがちの性癖らしい。。(とまでは、本書には書かれてないけど)

ニュースを読むのにたいへん役に立つので、一家に一冊は必要。
副島氏は出版にあたり、何が起こってもいいという覚悟をされているようですので、ご購入はお早めに。


2010年3月5日(金)TBSラジオ「ペラ☆ペラ」の、水道橋博士の紹介が面白いので、ポッドキャストが聞ける方は、そちらもご参考に♡

☆シリーズ第2弾!『ヨーロッパ超富豪権力者図鑑』
___________

[内容紹介] 副島隆彦 アメリカ研究30年の成果を凝縮! 世界帝国アメリカの没落、新興国の台頭、そして日本の民主党政権転覆の謀略――。激しく変化する世界の裏側で、いったい誰が暗躍しているのか?
ベストセラー連発、オバマ大統領の誕生、リーマン・ショックなど、数々の予言を的中させてきた副島隆彦が、世界の政治・経済・金融を支配する最重要人物76人をカラーの顔写真とともに解説。
世界覇権をめぐるロックフェラー家とロスチャイルド家の歴史、次の超大国を中国動かす人々、ドル崩壊に直面する米金融・財界人たち、迫り来るオバマ大統領の辞任と次の大統領ヒラリー、激しく対立するアメリカのグローバリストとポピュリスト、アメリカ処分案を検討する新興大国BRICsと欧州の指導者たち、属国・日本に総攻撃を仕掛ける日本操り班(ジャパン・ハンドラーズ)の正体――。権力者たちの動きがわかれば、世界が見える!
政治・経済ニュースの裏側がわかる!

「この本で、今のアメリカ政財界(最高支配者たち)と世界の動きが大きくわかる。そうすれば私たちの日本国の運命もわかる。(中略)私のアメリカ研究30年の成果をあえてこの一冊の写真集(グラビア)に表した」――副島隆彦(はじめにより) 日本文芸社 (2010/2/25)

[収録人物] バラク・オバマ、ヒラリー・クリントン、デイヴィッド・ロックフェラー、ジェイ・ロックフェラー、ズビクニュー・ブレジンスキー、ビル・クリントン、ミシェル・オバマ、コンドリーザ・ライス、ジョージ・W・ブッシュ、ティモシー・ガイトナー、ポール・ボルカー、ラーム・エマニュエル、ベンジャミン・バーナンキ、アラン・グリーンスパン、ロバート・ルービン、ラリー・サマーズ、ポール・クルーグマン、ジョゼフ・E・スティグリッツ、ウォーレン・バフェット、ビル・ゲイツ、レオ・メラメッド、ミルトン・フリードマン、ジョージ・ソロス、サンフォード・ワイル、ジェイコブ・ロスチャイルド、ナット・ロスチャイルド、イブリン・ロスチャイルド、ダヴィド・ロスチャイルド、アル・ゴア、ヘンリー・ポールソン、ルパート・マードック、胡錦濤、温家宝、江沢民、曽慶紅、習近平、李克強、ウラジミール・プーチン、ドミトリー・メドヴェージェフ、マンモハン・シン、ルーラ・ダ・シルバ、ニコラ・サルコジ、ゴードン・ブラウン、ロン・ポール、ディック・チェイニー、ドナルド・ラムズフェルド、ジョゼフ・ナイ、リチャード・アーミテージ、マイケル・グリーン ほか 計76人



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by yomodalite | 2010-03-15 18:16 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)
本日から2010年のブログ始め。

昨年のブログ始めは、林真理子氏の『文学少女』だったのですが、私の中では、2008年は、副島隆彦氏の『中国 赤い資本主義は平和な大国を目指す』に始まり、2009年は、08年の年末に出版された、副島隆彦、佐藤優両氏の『暴走する国家 恐慌化する世界』で始まったと記憶しています。

2009年は、6月25日にマイケル・ジャクソンが亡くなるという衝撃を受け止めるのに本当に永い時間を必要とした1年でしたが、彼が亡くなるまで抱いていた疑問を解くうえでも、また作品や人柄への正統な評価も、副島氏の本を永年読んできたことが非常に役に立ったと思ってます。

それで、昨年末に出版された本書の紹介を、西寺郷太氏の“小沢一郎・マイケル・ジャクソン同一人物説”を見習って、副島隆彦・マイケル・ジャクソン同一人物説として展開したかったのですけど・・・(ちなみに、副島氏は小沢一郎の最大にして最良の擁護者でもあり、この説はまったく突拍子もない説ではなく、むしろ、小沢一郎より「作品」がある分、似ている部分が多いのですが、時間がかかるので今回は省略)

とにかく、タイトルや、ジャケットからは想像しにくいとは思いますが、

「Thriller」というタイトルのアルバム収録曲が、Baby be Mineや、The Girl is Mineとか、The Lady in Lifeだったり、「Dangerous」に、Heal The Worldが収録されていることを知っているMJファンにはお分かりとは思いますが、

また、小沢一郎、MJ、副島隆彦という3人が、自分が学んできたこと全てを惜しみなく与え、弟子を教育してきたことや、

マスコミにおいて、常に激しい攻撃されてきたことなどの(副島氏の場合は無視されてきた)共通点を考えれば、ダンスと音楽の天才で愛と平和の人であるMJが、非常に知的で、ビジネスマンとしても超優秀だったことと同じく、

ベストセラーの経済本の著者であり、政治学者の副島氏が、実は「愛の人」であることも、もう隠しようがないように思います。

では、ここから内容です!

巻頭から、ビアスの『悪魔の辞典』の紹介と、それにインスパイアされた本書を出版する理由に関して、60ページほどの文章が続き、悪魔とは何か、神秘とは何か、愛の思想とは何か、、、たった60ページほどの文章ですが、日本人がそれらを理解するための一番の近道が示唆されています。

副島氏の示唆を受けずに、グノーシスや、カバラーについて、何冊読んでも、魔術を興味をもって、ヘブライ語を勉強したところで、私たち凡人には真実に辿り着くことなど出来ないでしょう。人生は短く老いは早いですから。

本文の用語辞典には、下記の21項目があり、最初の「正義」を副島氏が執筆し、後はお弟子の方が担当されています。

・正義 ー 副島隆彦
・官僚組織 ー 廣瀬哲雄
・税金 ー 廣瀬哲雄
・陰謀 ー 中田安彦
・エリート ー 中田安彦
・社会工学 ー 古村治彦
・正しい/間違い ー 吉田佑二
・良いこと/悪いこと ー 吉田佑二
・自然 ー 下條竜夫
・自然法 ー 中谷央介
・啓蒙 ー 下條竜夫
・政治 ー 佐々木貴浩
・資本主義 ー 石井利明
・価格 ー 根尾知史
・スピリチュアリズム ー 原岡弘行
・マインド ー 崎谷博征
・愛 ー 足助友子
・ポリティカル・コレクトネス ー 石井利明
・フェミニズム ー 藤森かよこ
・分析 ー 高野淳
・預言者 ー 高野淳

続編、続々編と続いていけば、益々有意義な大辞典になりそうな内容。
2010年は、この本から始めましょう!!!

★★★★★(最高にDangerousで、Invincibleな副島氏に今年も目が離せません)

[出版社/著者からの内容紹介]騙されるな! すべてを疑え! そして暴け!
アンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』の精神にならい、体制側が押し付けてくるあらゆる知識を疑い、その裏に隠されている真実を暴く。騙されない日本人になるための本。
本編に入る前に、副島隆彦による「悪魔主義・神秘主義」の歴史を俯瞰し、その正体を解き明かす圧巻の巻頭文を掲載。「強欲・拝金」の思想がいかにして誕生したか、そして、「悪魔」と悪罵を投げつけられる側にこそ、真実の生き方が隠されていたことが示される。
稀代の予言者にして百学の思索家、副島隆彦と高弟が暴く「誰も語らないこの世の真実」!
【収録見出し語】正義、官僚組織、税金、陰謀、エリート、社会工学、正しい/間違い、良いこと/悪いこと、自然、自然法、啓蒙、政治、資本主義、価格、スピリチュアリズム、マインド、愛、ポリティカル・コレクトネス、フェミニズム、分析、預言者

[BOOKデータベース]“悪魔”こそが正しい。―たとえ、洗脳された社会に「悪魔」と罵られようと、この潔癖で毅然とした真実の生き方を捨て去ってはいけない。我ら、日本の真の読書人階級が選び取るべき生き方がここにある。稀代の予言者にして百学の思索家、副島隆彦と高弟が暴く「誰も語らないこの世の真実」!アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』の現代的復活。KKベストセラーズ (2009/12/16)

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by yomodalite | 2010-01-04 19:17 | 宗教・哲学・思想 | Trackback | Comments(0)

売国者たちの末路

副島 隆彦,植草 一秀/祥伝社



ここ数年、流行語大賞も、今年を表す漢字も「売国」でいいんじゃないかと思うほど大流行なんですが、

中でも、「キング・オブ・売国」竹中平蔵氏と、小泉純一郎氏が行なった数々の売国行為と、売国者によって、犯罪者に貶められた優秀な経済学者で愛国者の植草一秀氏の真実が一冊によくまとめられています。

副島氏の弟子で、『ジャパンハンドラーズ』の著者でもある中田安彦氏は本の内容は大きく3つに分かれ、

現在アメリカを襲い世界に波及している、アメリカ初の世界金融恐慌についての分析と、

有力エコノミストである植草一秀氏に痴漢の罪をでっち上げて、「破廉恥(はれんち)罪」というレッテルを貼り、拘置所に閉じこめ、社会的に抹殺しようとした、「国家権力の手先」との熾烈な戦いの記録。

そして、エコノミスト植草一秀の目から見た、「流行の経済思想の流通業者・竹中平蔵」の分析、解説であり、この3番目の部分こそが一番の読みどころと評しておられます。

植草氏は、かつて大蔵省での同僚でもあり、若い頃の竹中氏の姿を間近に目撃していて、竹中氏の経済学者としての変節も、大臣として登りつめていった過程も、よく知っている。また、「かんぽの宿」のオリックス(宮内義彦会長)への安値払い下げ問題にも深く触れられているので、全国納税者の必読の書と言っていいでしょう。

アマゾンレヴューでも発売後一週間未満で20件以上のレヴュー、ランキングでも政治経済部門で1位、一般書部門でもベストテン入りとよく売れているようなので、未読の方は選挙までにお買い求めになられますように。

売国者も、末路と聞けば、哀れにも思え、溺れる者に石をぶつけるのもどうかと思えてしまいますが、被害者の植草氏は、6月27日に、最高裁は上告を棄却を決定し、近く収監が決まってしまいました。

今度の総選挙では、この決定をだした最高裁判所判事の近藤崇晴(こんどうたかはる)に、国民審査で×をつけるのもお忘れなく。

★追加更新
那須弘平(なすこうへい)←この名前も憶えておこう!


「佐藤優元分析官の有罪確定へ=猶予付き懲役2年6月−外務省背任事件・最高裁 」
2009年7月1日 17時9分  時事通信


国際会議への派遣費用を外務省の関連機関に不正支出させたなどとして、背任と偽計業務妨害の罪に問われた同省元主任分析官佐藤優被告(49)=休職中=について、最高裁第3小法廷(那須弘平、なすこうへい 裁判長)は6月30日付で、被告側上告を棄却する決定をした。懲役2年6月、執行猶予4年とした一、二審判決が確定する。

植草一秀の知られざる真実
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/

日本電子新聞社「『売国者たちの末路』を読んで、選挙に備えるべし」
http://www.qualitysaitama.com/?p=2640

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【内容紹介】リーマン・ショックを的中させた副島隆彦氏と植草一秀氏の対面が実現。国民を不幸にする国家権力に対して「共闘宣言」を叩きつける。
植草氏は1990年代、日本を代表するエコノミストとして華々しく活躍していた。しかし2001年4月の小泉純一郎政権誕生後、その経済政策(すなわち竹中平蔵氏主導の『構造改革』路線)に異を唱えつづけたところ2度にわたって「痴漢事件」の犯人となり、公的な職を失った。2004年の事件は罰金刑が確定したが、2006年の事件は最高裁で係争中である。現在はブログで政治・経済分析を中心とする言論を発信している。
副島氏は早くから「植草氏は冤罪。売国者・小泉=竹中政治の謀略に嵌められた」と指摘。同時に植草氏の言論活動を高く評価してきた。
両氏が相見える本書では、小泉=竹中政策の糾弾はもとより、民主党・小沢一郎代表への国策捜査、「かんぽの宿」問題に象徴される郵政民営化の闇、世界金融危機の行方まで、新聞やテレビでは触れることのできない「真実の言論」を展開する。
祥伝社 (2009/6/23)



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by yomodalite | 2009-06-28 23:51 | 政治・外交 | Trackback | Comments(4)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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