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全部摘出「ゼンテキ」―私は貝になりたい〈VOL.2〉

高須 基仁/展望社

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例のごとく、ダーリンが隣でこの本を読んでいて、しきりに、「へぇーーそうだったんだぁ」とかね、言ってくるわけですよ。たしかに下品そうに見えても、高須氏の本が面白いのは、『悪名正機』で、経験してますけど、今、それどころじゃないんだってば。。って何度も言ってたら、

「高須って、おもちゃ会社のトミーから外資系おもちゃ会社にヘッドハンティングされて、そこで作った “マイケル・ジャクソン人形” を三浦和義の “フルハムロード” に。。。

って、瞬殺の「キラーワード」をぶっ込まれて、、(泣)

表紙には『私は貝になりたい』のVo.2と、ありますが、高須氏の出版社である「モッツ出版」の書籍情報にはなく、なぜか別の出版社から発売されていて、


内容は月刊『サイゾー』に連載中の《高須基仁の「全摘」―お騒がせ男の"最初で最後の懺悔録"》の


2007年から、2014年の7年間がまとめられています。

7年も前の芸能・スポーツ記事ですし、冒頭には「熟女フーミン」とか「愛染恭子」とか、マジでどーでもいい名前が飛び込んできたものの、うっかり、細川ふみえの意外な姿を知ってしまったり、小池百合子の褒め方を学び、加護ちゃんではなく、加護ちゃんの母をどう脱がすかとか、華原朋美とか、小向美奈子とか、石原真理子とか、LiLiCoとか、相撲界のタブーとか、清原や、ジョニー大倉を応援することとか、ホントにどーでもいいことが盛りだくさんで(笑)、

鳥越俊太郎に怒り、橋本大阪市長とタイタンの関係や、2011年は国家によるいじめの年だったと総括し、三浦和義の自殺の本当の理由に触れ、領土問題や、原発問題を語りながら、同業者や関係者やその他諸々を名指しで批判しまくり、

柳美里や、ホリエモンや、大物右翼との対談などなど、

興味がないだけでなく、褒められている人の中には、キライな人がいて、批判されている人の中には、好きな人もいるのだけど、

高須氏が面白いから、結局ぜんぶ面白くて、

とても充実した「暇つぶし」ができました!


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by yomodalite | 2015-02-12 06:00 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

プロ無職入門 高木壮太の活ける言葉 (P-Vine Books)

高木壮太/スペースシャワーネットワーク

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本書は著者が2005年春から2011年暮れにかけてインターネット上に投稿した、愛、呪詛、自己顕示、知識偏重、哀れみ、おかしみ、そしてなによりもナンセンスについての文章を拾い集め再構築したものです。(出版社の紹介)

去年、出版されたときから、まるで自分のために書かれたのではないかと思うぐらい、読みたかった本ですが、あまりにも一途に仕事をしてきた男のことばかり考え過ぎていたせいで、なかなか読むことができず、出版から1年以上経って、ようやく手に取ることが出来ました。

読みはじめてみると、高木氏のツイッターをフォローしていたにも関わらず、想像以上の面白さで、著者の守備範囲の広さにあらためて驚き、これほどレベルが高くないと「無職」にはなれないのか。とがっくり肩を落としそうになったものの、そういえば、すでに無職だったと気づきw、あり余るほどの暇な時間を使って、貪るように読みました。

ああ、無職ってなんてすばらしいんでしょう!

この本のタイトルを見るまで、無職に「プロ」があるなんて考えてもみなかったんですが、ちょっぴり目指してみたくなりました。

といっても、本書には、プロ無職になるためのノウハウが書かれているわけではなく、どうすればいいのかは、さっぱりわからないので、目をつぶって適当にめくって出てきた言葉の中から、少しだけメモしておくことにします。

(引用開始)

◎「いろいろ考えさせられます」を翻訳すると「思考停止しました! さて飯にするか!」になります

◎上下の区別のない無重力空間にも「上から目線」は存在する

◎「庭園を音楽に例えると」修学院離宮=デューク・エリントン、桂離宮=ドナルド・フェイゲン、浜離宮=フレイミン・グルーヴィーズ、偕楽園、後楽園、兼六園=ボン・ジョビ

◎「俺バカだから〜」という奴はたいてい本当にバカ。論理的な話をシャットアウトしている失礼を恥じる事もなく、知性によって自分を制することもなく放棄している。この言葉を「イノセントさの表明」と勘違いしている事と、戦争における「正義」には密接な関係がある事を俺はすでに見抜いている

◎「孤独感」とは「孤独=不快」で思考停止している馬鹿に与えられるペナルティである

◎あなたの真の理解者が近くにいるとは限りません。真の誤解者なら近くにうじゃうじゃいる事はご存知の通りです。

◎江戸時代、大商人は大坂の米相場を数時間以内に江戸で知るため、東海道沿いに何十箇所もの手旗信号基地を設けたそうだ。幕府はこれを禁止したので、次にのろしを使用した。しかしそれも禁止になったので、伝書鳩を使ったら、幕府は伝書鳩を襲うハヤブサを放ったという。誰かこの話を映画化してくれ

◎映画製作とは札束と人間関係を燃やす炎の祭りである

◎アイヌは誰か死んだら、そのひとの名前や思い出を語る事はタブーで、死者と同じ名前や似た名前の人は縁起が悪いのですぐ改名します。墓参りなどしません。日本民族も元は墓を作ったり先祖供養はしませんでした。立派な墓や先祖崇拝は「財産の相続」と関係が深いエグ〜〜い習慣なのです。

◎ロス疑惑の三浦和義は15歳のときにジ・アニマルズ来日公演を観に行くため鑑別所を脱走した。銃撃された一美さんとはダイアナ・ロスのコンサート会場で知り合った。失踪した白石千鶴子さんの義兄は、フランク・ザッパ、サン・ラなどを手がけた米人レコーディング・エンジニア

◎「あんな奴と喧嘩するのは自分もあんな奴と同じレベルだと認めることだぞ」。常識的で温厚な人がよく使うセリフだ。常識的で温厚な人は、おこがましくも他人を「レベル別」に分類してピラミッド型のヒエラルキーに基づく独善的な対人関係を構築しているということが、これでよくわかるね。


◎『今のほうがいいのに』
「最近はいじめとか子供の自殺が多いねえ」という意見をよく見開きする。冗談ではない。子供の自殺は昭和30年がピークで、現在はピーク時の6分の1ぐらいに減少している。
 
機会があって、終戦後から30年分くらいの新聞を読んだ事かあるのだが、昔は納屋で首を吊っただの、用水路に入水しただの、子供の自殺の記事か非常に多い。家で子供が首を吊っても、家族は十中八九外部に隠すから実数はわからない。たぶん発表されている数より何倍も多いだろうという事はわかる。
 
今は昔に比べて子供が自殺しなくなったのである。子供の自殺は珍しい事例だから、みんなショックを受けるのである。また、それを問題にするのは、それがスキャンダルだからだ。「子供の自殺は年々減少の一途をたどっていますと報道しても誰も喜ばない。「また死にました、今度は焼身自殺です」というニュースをみんな心待ちしているのだ。さらに親が幼い子供を殺す事件。これなど昔に比ぺれぱほとんど一掃されたと言ってもよいくらい減った。太古より親は子供を殺すものだった。あまりにも多いのでニュースにもならなかった。それが今では極少数になってきて、これまたスキャンダルになったから報道するのである。
 
みんな親の子殺しのニュースに触れたときにこう思う。『ああ、わが家では絶対にこんな事は起こらないな」。そういう安堵感は何よりも快楽をもたらすから、TVや新聞はぽんぽん報道する。『親の子殺しは今や絶滅寸前です」という記事を載せたとしても、誰もそんな新聞や雑誌は買わない。
 
ニュースというのは一日中、他人の不幸ばかり報道して、「宝くじに連続当選した人」や「ぶらぶらしているのに美女と大金が転がり込んだ人」なんてのはあんまり報道しない。誰もそんな事は知りたくないからである。
 
昔に比べて改善されてよくなっている事も正しく報道しないくらいだから、悪くなっているところについては、どのくらい歪曲・隠蔽しているのか、見当もつかないではないか。


◎『東京とニューギニア』
ニューギニアのある部族では男の子が生まれると、その父親は誰でもいいからそのへんの男を殺す。そしてその男の頭蓋骨を叩き割り、脳みそを取り出して、サゴヤシのでんぷんといっしょに炊いて喰う。満腹になったら子供に名前を付ける。殺した男の名前を貰うのである。そしてその男の頭蓋骨は、子供が死ぬまで大切に祀る。
 
なんでそのような事をするのかは、おれには到底理解不能だし、彼らも説明不能だろう。「ニューギニア警察は何をしているのか?」「残された家族の気持ちがわからないのか?」「反省の気持ちが少しも見られない」「事件の全容を解明するべきだ」「犯人の心の闇にせまる」などとニューギニア高地人に言ってみても無意味である。ヒップホップか好きな人に「なんでバスケットボールの選手の格好をしているのか?」と尋ねるくらい無意味だ。
 
ただはっきり言えるのその人と我々は、基本的には同じルーツを持つ、まったく同じスベック、まったく同じシステムでドライブされている同一種の生き物で、この程度の行動の違いはごく些細な表層的ものにすぎない。という事だ。

音楽のジャンルの違いみたいなもので、部外者は包括的に見るから、差異そのものは、あまり意味をなさない。つまるところ、ヒトは共食いをしたり、ターンテーブルをこすったりする哺乳類なのだ。
 
我々文明人も度し難いほどに殺人や猟奇的な事件が好きである。TVなど一日中そういうものを映し出しているではないか。先天的にそういうものに関心が向くように精神はデザインされているのだろう。
 
現代文明は殺人を禁止している。そこには論理的な意味はなく、法律やらモラルやらで押さえ込んでいるのは呪術的な意味合いのほうが大きい。法律は暴力のもっとも洗練された形である。代償行為ということで十分説明がつくと思う。

こういう事を書くと、「くれぐれも人殺しをしないでください!」だの「そーちゃんならやりそう」とかいう感想をもつ人がいると思うのだが、そういう人は、ニューギニアで頭蓋骨を割られて脳みそをえぐり出されながら、「たくさん食べてくださいね!お子様のご成長を見守ってまーす (⌒o⌒) と思うような人なのに違いない。

(引用終了)

この本は、どの「カテゴリ」に分類するか迷いました。

でも、現代の「金言」や、笑いの要素もたっぷりあって、10ミリ程度の厚みに、これほどぎっしりと「活ける言葉」が詰っている本が、他にもあるとは思えなかったので(ご存知の方は、それも読みたいので、ぜひ教えてくださいませ!)、これはレベルの高い「自己啓発本」だと思いました。


下記は、最近のツイッター(高木壮太 ‏@TakagiSota) から。

(9月28日)
いまの30~40代は「音楽やファッションに流行があった時代」の貴重な最後の世代なのだから、下の世代にはわれわれを保護する義務がある。

(9月28日)
twitterをみるとよくわかりますが、有名人は有名人としか交流しません。無名なひとと絡むと運気が落ちるからです。そして無名人の悪い運気バイブレーションは他の有名人にも波及するので、有名人は有名人同士で結界を張らざるを得ないのです。どうか彼等の苦労を理解してあげて下さい。

(9月28日)
若い頃は怖いもの知らずで、どんな依頼も二つ返事で引き受け、断るということを知らなかった。果たして此の世には自分に向いているものはなにも無いと知ったのである。だから若いひとにはこう言いたい「他人の依頼や期待はすべて拒絶して自分のしたいことだけをやって野たれ死にしなさい」と。

(9月29日)
古代ローマの奴隷は非常に高価なものだった。子供と奴隷が病気になったら奴隷を優先して看病した。子供は死んでもまた作れるが、生産手段である奴隷を失うと、家族全員が奴隷身分に落ちる恐れがあるのだ。

(9月30日)
人生の残り時間から目を背けていると、どうでもよいことを恐れるようになる。


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by yomodalite | 2013-10-21 09:56 | 精神・教育・自己啓発 | Trackback | Comments(0)

人間コク宝/吉田豪

人間コク宝

吉田 豪/コアマガジン

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吉田豪(乙女座)氏の本は、ずっと読みたいと思っていたのですが、わたしが難しめの本を、眉間にしわ寄せて読んでいる間に、ダーリンが図書館から借りてきて、先に爆笑していました。

本書は、日本で、一番上手いインタビュアーと言われる、著者によるインタビュー本第2弾。(ちなみに第1弾は『男気万字固め』)

2004年に出版されたものですが、インタヴューされているのは、以下の人たち。


・坂上忍(『地球に落ちてしまった忍』 双子座)
・岸辺四郎(双子座)

・チャック・ウィルソン(蠍座)

・安部譲二(『日本怪死人列伝』 おうし座)

・カルーセル麻紀(『私を脱がせて』 射手座)
・三浦和義(『民事訴訟入門』『ドラキュラの花嫁』三浦良枝著 獅子座)
・田代まさし(乙女座)

・真木蔵人(天秤座)

・ジョニー大倉(『暴力青春』 乙女座)
・高嶋政宏(『高嶋兄』 蠍座)
・稲川淳二(獅子座)

・ジョー山中(『証』 乙女座)
・山本晋也(『ポルノ監督奮戦記』『真面目な社会学』『わたしは痴監』双子座)
・梨本勝(『突撃エロチカ』 射手座)
・ROLLY(『不思議の国のローリー』 乙女座)
・桑名正博(『赤き獅子の伝説』 獅子座)
・中山一也(『刺されたいのか、主役はこの俺だ!』 不明)
・内田裕也(『俺はロッキンローラー』『レディス・アンド・ジェントルメン』蠍座)

☆( )内はインタヴューの資料となっている本人が出版した書名と、なぜか誕生星座w

“コク”宝というだけあって、確かに、濃い面々のような気はすると思いますし、、、それゆえの拒否反応や、暑苦しい感じ、男臭さにむせ返りそうになる女子も多いと思われますが、でも、そんな人にこそ、激しくお奨めしたくなるほど、本書は、意外性に満ちていてびっくりするほど、面白い本です!!!



まさか、坂上忍が、そこまでパンクな奴だったとは...チャック・ウィルソンの仲間は何人も...最近、ウチのブログによく登場するロス事件の三浦氏、本書出版後、再逮捕された、田代まさし、意外性の高さでは最高度だった、山本晋也、その怪談話よりも遥かに壮絶な稲川淳二の私生活、ROLLYの複雑さ、中山一也、あなたは誰?(笑) 

そして、締めは、Babyへの想いがまったく感じられない「シェケナベイビー」や、都知事選の政見放送時「ゴミ収集者の待遇を改善する」という政策を、ローマ字で書くなど(「GOMISHUSHUSHA NO TAIGUU O KAIZEN SURU」)、まったく理解できないロッキンロール魂をもつ、謎の人、内田裕也は、ファミリーと目される、ジョー山中、桑名正博、ジョニー大倉などのインタヴュー後、満を持して登場する。

いわゆるファミリー以外でも、内田氏は、本書の面々と不思議に繋がっていて、また、同じような“縁”を感じさせる「真樹道場」(梶原一騎の弟、真樹日佐夫の主催する空手道場)や、内田やジョニー大倉の矢沢永吉への想いも興味深いのだけれど、最近は、ヘアスタイルから、康 芳夫(こう よしお)のB級という印象だった、内田裕也が、もしかしたら、Rockを理解していて(笑)、実は英語が堪能で、尚かつ、知性があるのかも(笑)とまで印象を覆されたことは、私にとって新鮮な驚きでもあり、やはり、何でも疑ってみなくては、、との思いをより一層強く感じました。
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[出版社 / 著者からの内容紹介]芸能本史上最強のインタビュアーによる濃厚インタビュー集。怒濤のインタビュー18連発
コアマガジン (2004/12/3)

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by yomodalite | 2010-08-15 14:06 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)
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本書は、2年前に出版されているんですが、全く注目していませんでしたし、当時、書店で見かけたとしても、絶対手に取ってないと思います。だって、三浦氏の顔のアップとか、あえて、ひらがなの“ぶんか社”とか、もう、何もかも恥ずかしくて、手に取ることも、ましてや、レジに持ってくなんて、絶対無理ですよね?(笑)

☆続きを読む!!
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by yomodalite | 2010-06-07 09:35 | 裁判・法律・犯罪 | Trackback | Comments(4)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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