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ひとりごと(2011.11.18)『熱砂の舞』

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ラミーの季節! でも、森永のことを忘れてたことに気づいちゃって。。。

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by yomodalite | 2011-11-18 13:13 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(3)

マイケル・ジャクソンの顔について(37)Rudolph Valentino

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ルドルフ・ヴァレンティノ(Rudolph Valentino)



☆(36)のつづき

「スペードのKING」の行方の前に、そう言えば、最近「顔について」なのに、全然「顔」について語ってないような気がするので、これまでに挙げた人物以外に、もうひとり、この方を追加しておきたいと思います。



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MJの顔への違和感が大きくなっていったのは、彼の不自然な「白塗りメイク」が大きいと思うのですが、よく考えてみると、彼は肌の病気によって、白人よりも、もっと白い肌になっているので、むしろ「ナチュラルに見える」ときの方が、肌色ファンデで「顔色をカモフラージュ」しているはずなんですよね。

MJのメイクが、レディーガガのように「アート」には見えなかったのは、ガガが「顔」を自由なキャンバスとして捉え直しているのとは異なり、

この頃、MJは「不自然な白い肌色」を少し工夫して、そのまま見せる方が「アート」だと思ったからだと思うんです。



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彼が、白班症について積極的に語らなかったのは、病気として「ネガティブ」に捉えるのではなく、すべて「創造」の源泉になりうるという信念からと、

また、その病気が特に女性に多く、遺伝に関わっているということも関係があるかもしれません。ジャネットは、家族にはもうひとりその病気で悩んでいる人がいると発言していますが、公表されていませんし、

彼のような有名人がもっと積極的に公表すれば、同じ病気のひとに勇気を与えたのではと思うひとも多いと思いますが、女性に多いことと、遺伝が関係していることを考えると、そのメリットは「微妙」で、

特に、黒人が「白班症」になるのは、黄色人種や白人が白班症になるよりもずっと人種的なアイデンティティの崩壊にも繋がる大問題なので「肌の色なんか関係ない」というメッセージの方が、より大事だと考えたんじゃないでしょうか。



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HIStory期以降のメイク顔は、彼の好きなピエロや仮面の影響もあったとは思いますが、不自然な「白い肌」をそのまま活かそうとする発想も根底にあったんじゃないかと思うんです。

(15)で紹介した写真を見ても、MJが伝説的美男と言われた、ルドルフ・ヴァレンティノをかなり研究していたことは間違いないと思いますが、『You Rock My Would』では、冒頭の中華屋のシーンを除くと、MJがやっていたのは「美男の演技」だと思うんです。

ヴァレンティノは、サイレント映画時代のスターで、淀川長治氏の『活動大写真』でも、

このヴァレンティノのラブシーンが物すごい。彼は激情に達するや、相手の女をぐいと抱きしめ、サッと彼女から身を離し、ついで再びグイと引きよせ、力いっぱい抱きしめる。それで女はガバと彼の腕によりそうことになる。すると彼は女の肩を両手でワシづかみにする。やがて片手で女の肩から腕へとその手をなでおろし、その腕の肉をくいこむがごとく握りしめる。と、もう一方の手は、女の首にまわる。そして女の背中を二回なでまわしてから、熱き接吻をするのであった。(引用終了)



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と表現されていて、やっぱり、多くの女性が虜になったのは「顔」だけではなくて、その「表現」だったと思うんです。

MJが初めて「赤い口紅」を見せた『Blood On The Floor』では、彼はめずらしく女性と絡んで踊っていますが、ヴァレンティノは元々タンゴダンサーで、彼の代表作には『血と砂 Blood and Sand』(マタドール役)という作品も・・・

☆『THE FOUR HORSEMEN OF THE APOCALYPSE』 (1921) という映画の有名なタンゴダンスシーン
◎Rudolph Valentino - TANGO DANCING

☆この動画で見る、撮影外のヴァレンティノは、素敵なんだけど
◎Rudolph Valentino - Caught On Film

☆代表作とも言われている『血と砂』は、スペイン人を演じるのに
眉毛を繋げたせいなのか(笑)、今見るとそんなに魅力的に見えない?(3:29)

◎Rodolfo Valentino - movie "Blood and Sand" (1922)

MJは、これまで学んできた「サイレントムービー」のスターたちのドーラン白塗り+口紅といった顔(ここで選んでいるヴァレンティノの写真はナチュラルなものが多いですが)が、自分の「白い肌」に意外と合うかも...と考えて、

SF『Blood on the Dance Floor』に取入れているのかもしれませんね。



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◎Blood on the Dance Floor

☆こちらは、わたしの大好きなリミックスVer!!!
◎Blood on the Dance Floor (alt version and remix)

ホントMJは、驚異的に負けず嫌いで、そーゆー勝負はハッキリと片をつけたがる男ですからね....

で、見てのとおり、MJの方がダンス上手いですよね。

それと、全世界の女を失神させたっていう伝説も

とっくにクリアしちゃってますよね。



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白塗りメイクで、女とタンゴを踊って、ヴァレンティノ超えもはっきりさせちゃったし、もう後は、マーロン・ブランドよりスゴい役者としても認識されて、チャップリンのように面白くて、映画史上に遺る映画を創って、モハメッド・アリのように強い男としても、キング牧師や、ネルソン・マンデラのような不屈の男とも、勝負しなきゃならないので、

\(・_\)ちょっと「美男」は置いといて (/_・)/


しばらくの間「ガールは黙って見ていろ」もしくは、

But they say the sky's the limit
And to me that's really true
And my friends you have seen nothin'
Just wait 'til I get through...


人は可能性は無限大だと言う。
僕にとっては正にその通りさ。
でも、友よ、君にはそれが見えていない。
だから僕の言うことを理解するまで待つんだ。

という心境で『You Rock My Would』を創って、その後、本当にもうめちゃめちゃ待たされたけど、MJは、まさかと思うほど「ダンディな男」として、そして誰も想像もしていなかったほど「タフな男」として、帰って来たんじゃないかと・・・



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MJより23歳年上のアラン・ドロンは『ボルサリーノ』で、ヴァレンティノ風の美男ギャングを演じていて、ドロンは、この映画の後に、アメリカ進出をするのですが、彼自身は、古式然とした美男演技の人ではなかったものの、ニューシネマ時代に突入したハリウッドでは、ドロンの美貌も、ヨーロッパ臭さも、もうあまり必要とされませんでした。

ですから、MJと同時代の俳優は、エキゾチズムで人気を得たヴァレンティノに学ぶなんてことは、ほとんどなかったと思うんですが、MJだけは「美男の演技」を、役者以上に学んでいて、アラン・ドロンまで、わずかに残っていた、陰鬱な眼と、冷たい表情でありながら情熱的な態度という「美男」の伝統に、音楽やリズムも含めた「黒人センス」を加え、

また『You Rock My Would』では、MJはめずらしくスカーフで髪をまとめていますが、これは、ヴァレンティノ風と言われる、ポマードぺったりなヘアスタイルを、MJ風にアレンジして「サイレント時代の美男」を取入れているんじゃないでしょうか。



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陰鬱な眼と冷たい表情と情熱的な態度の美男を
アートとして再構成してみた顔w
一番上と比べて見てね。



彼はより良い表現のためには、ダンスや歌の練習だけでなく「演技」の勉強がすごく重要だと考え、美しく見せるために「美男」をすごく研究して身につけていたと思うのですが、それと同時に、彼のパフォーマンスではなく、カッコ良さばかりに惹き付けられてしまう大勢のガールや、

彼と同じ顔に整形したいという希望を反対されたことで自殺してしまったファンもいたことから「顔じゃない」というメッセージも重要だと考えていて、

その両方のせめぎ合いと、ミレニアムに向けた様々な「宣戦布告」が目一杯詰まって、あの顔になっているのではないでしょうか。



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映画『アラン・ドロンのゾロ』Alain Delon “Zorro”



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『マイケル・ジャクソンのゾロ』(笑)



◎ルドルフ・ヴァレンティノ(ウィキペディア)

☆ヴァレンティノの濃厚キスシーンがいっぱいの動画
◎Rudolph Valentino - Tango Kisses
◎Rudolph Valentino - Tango Kisses Ⅱ

☆淀川長治氏がヴァレンティノの声は「聴いた時ぞーっとする程下手で、声が悪かった」って言ってるのは、これかな?
◎Rudolph Valentino Sings Two Songs (1923)


☆(38)に続く


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by yomodalite | 2011-07-26 15:32 | マイケルの顔について | Trackback | Comments(1)

マイケル・ジャクソンの顔について(15)MJファッション

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☆(14)のつづき

MJの普段ファッションを、大雑把に年代順に区別してみました。

◎ビル・ブレイ期(注1)
◎ジェームス・ブラウン
期(注2)
◎アンドレ・キム期(注3)
◎プレタポルテ期(注4)


(注1)量販店で売っているようなシャツ+パンツといったスタイル。『マイケル・ジャクソンの思い出』 で、ロスのアパート時代は、ビル・ブレイが私服を買いに行っていたという事実から命名しましたが、あのセンスをすべてビルのせいにしてはいけないと思います(笑)。この時期は、JB期と重なっている部分もあり、期間としては曖昧ですが、04年の裁判前ぐらいからあまり見かけなくなりました。

(注2)制服や軍服のエッセンスが効いたジャケットスタイル。後年はオリジナリティ溢れるスタイルになりましたが、初期の頃のスタイルは、それまでの黒人アーティストにもよく見られたファッションなので、彼のアイドルにちなんでこう名付けました。また、たぶんMJもやっていたのでは?と思われる「ウィーブ」と呼ばれるストレートヘアのエクステの元祖もJBらしく、MJとも関係の深いアル・シャープトン師も、JBに奨められて始めたようです(人気コメディアン、クリス・ロックのドキュメント映画『GOOD HAIR』より)。

『GOOD HAIR』:クリス・ロックが、娘から「何で黒人の髪はチリチリなの?」という子どもならではの素朴な疑問をきっかけとして、アフロアメリカンのルーツを迫ったドキュメント映画(シャープトン師は1:30ぐらいに登場)






(注3)ユニフォーム好きは、終世変らないものの、それまで普段着によく見られた腕章シャツも、2000年前後の韓国のデザイナーアンドレ・キム氏の登場により登場回数が減少。キム氏のファッションは、映画『THIS IS IT』のリハーサル時も着ていますが、特に、そればかりが目立っていたのは、2001〜2003年頃でしょうか。このページの、2000年、2001年、2004年、2008年が、キム氏によるものですが、Exeter City Football Club でスピーチしたときや、オックスフォード・スピーチのときの服が印象的で、このブログでは、これらを「おばちゃんの一張羅」と言っていました(謝)


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Exeter City Football Club Speech



(注4)時期は曖昧ですが、1番早く見積もって2003年?目立ってきたのは、2007年頃からでしょうか。それまで、どこにでも売ってるようなシャツか、もしくは特注という、極端だったMJの普段着が急激にオシャレに。自らショップに行くなど、エド・ハーディ、ディオール・オム、バルマン、ジバンシーなどのデザイナーズが加わる。


MJの普段着やヘアスタイルに関しては、そんなところで....


アルバム「ヒストリー」は、Disk 1 “BEGINS”というベスト版と、Disk 2 “Continues”の新曲による、2枚組ですが、過去の作品を大事にしながらも、また新たなスタートといった、Disk 2 のリストから、MJのメイクは、どんどん濃くなっていくのですが、MJは、ここから更なるアーティストとしてパワーアップを目指していたと思います。

子供時代に世界的な大スターになって、そこから、さらに一段と輝きを増して時代を築いた、ほとんど唯一の存在であるMJには「変化」を恐れないだけでなく、変化は必然で、常に「進化」し続けるという意識があるんだと思うんです。

影響を受けたものを取入れて、時間をかけて自分のものにして行く...

下記は、彼がこれまでに受けてきた影響に関して、少しだけ写真でまとめてみました。


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右側の写真は、エドワード・スタイケンが撮影した、女優グロリア・スワンソン(GLORIA SWANSON)の写真。

左側は、元々の“BAD”のカバー写真の予定だったけど、レコード会社側の反対で却下されたもの。どうして、この写真にしたかったのかは、わかりませんが、MJ以前の黒人アーティストには、両性具有的なイメージや、ゲイカルチャーに影響を与えるような、アイコンはいなかったことから、かなりのチャレンジ精神を感じます。


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右側は、伝説の美男俳優ルドルフ・ヴァレンティノ。
Rudoph Valentino “A Sainted Devil” (1924)


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この右側の人も、ヴァレンティノ。
Rudoph Valentino“The Son of The Sheik” (1926)

MJはバッドツアーのリハーサル中。煙草を吸うマネはときどきしていましたが、煙草を吸わないMJが、煙草を手にしているのは「モノマネ」のためと思われます。


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これは、絶対ロミオとは言い切れないけど「リベリアン・ガール」には、ジュリエット(オリビア・ハッセー)が出ていましたね。


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これは、ナポレオンで、いいよね。


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「Smoose criminal」の衣装だけでなく、「Way You Make Me Feel」の青シャツ+ヒモベルトもフレッド・アステアのファッションから。



あと、意外と日本の映画にも影響を受けていますね。




例えば、、、




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大阪、ミナミ、宗右衛門町のクラブ「簾(すだれ)」で、豪遊するMJ。

「おなごを抱く時は、命懸けで抱かんかい、ボケがあッ! 」

きゃぃ〜〜ん♡♡


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「逃げたらえぇ。… ただワシは、 アンタがどこにおっても必ず追い詰めまっせ… 」

もう、地獄の果てまで、取り立てに来てっ!!!♡



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「法律ちゅうもんは、弱いもんの味方するんやのうて、知っとるもんだけに味方するもんや」

裁判は、絶対負けないぞーーーーー!!! 


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す、すいませんーーーーーー もう、このぐらいにしておきます!!!(謝)

嘘です。「KING OF MINAMI」は「KING OF POP」とは、なんの関係もありません!!!


軌道修正します!!!


(10)で、紹介したエイブラム裁判時の、このポーズ。


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もしかしたら、これに影響されたのかも。。。


世界的に有名な写真家、リチャード・アベドンの「チャップリン」の写真。



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MJは、チャップリンのモノマネは、何度もやっていますよね。
チャップリンに関しては、マイケル・ジャクソンの顔について(16)で。



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by yomodalite | 2010-09-10 00:00 | マイケルの顔について | Comments(58)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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