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十代のときに『エル・トポ』を見たときは、後々、ホドロフスキーのことがこんなに好きになるなんて思ってもみなかったのだけど、

全世界驚愕!ホドロフスキー88歳にして第2黄金期へ。ひょっとしたら50本ぐらい楽勝かも知れない自伝シリーズ第2作は「最も元気な前衛映画」! 

という、菊地成孔氏のコメントに完全に同意しますw

主要スタッフや、キャストを集め、絵コンテ迄制作されながら、制作が中止された映画『DUNE』の始まりから、後世の映画界への影響についての証言といった貴重なエピソードだけでなく、ホドロフスキーのしゃべりの上手さに引き込まれる傑作ドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』のあと、すっかりその魅力にまいってしまっていた私ですが、本作は、超絶面白い自伝をすばらしく映像化した『リアリティのダンス』の待ちに待った続編で、

前作で少年時代のホドロフスキーを演じた映画初出演の美少年は今回も登場し、父親と青年期以降のホドロフスキーをふたりの息子が演じ(ホドロフスキー役の息子が、父以外でもっとも影響を受けたのは「座頭市」と「子連れ狼」!)、そして、あのオペラが上手な母親は、今回、青年期のホドロフスキーの恋人の二役を演じ分け、制作費はクラウドファンディングで調達したという、低予算映画なのですが、

何百億円もかかっているハリウッド映画よりも、ずっと芳醇な世界に浸れました。

こちらは、劇場で買った「Present」という本。


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若者の力になり、誰かの役に立つように、とホドロフスキーがTwitterに投稿した、200の言葉がまとめられています。


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他にも、

うちの猫が枯葉を追いかけている。
私は自分にある思い込みを想う。
波はひとつとして繰り返されることがない。
私だけが私を繰り返している。

とか、

いつでも自分自身であるように、
たくさん変わりなさい。

とか、もうどのページを開いても珠玉の言葉ばかり!


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by yomodalite | 2017-12-07 15:06 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)
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今日こそは、読書日記を書こうと思ったのだけど、、
もはや、どうやって書いていいのかすら... w
とりあえず、ここ3ヶ月ぐらいの
歴史・政治・ノンフィクション本の読書の中から、
記憶しておきたい本をメモっておきます!


☆ ☆ ☆


『プロット・アゲンスト・アメリカ』フィリップ・ロス

こちらは、ノンフィクションではなく、歴史シュミレーション小説なんですが、ユダヤ人であるフィリップ・ロスが、自身の家族をモデルに、もしも第二次大戦時に、元飛行士で反ユダヤ主義者のリンドバーグが大統領になっていたら・・・。という内容。

7歳の少年の目線で差別にさらされる恐怖と家族・民族・国家を描き、ロス最高傑作との評され、「アメリカの若者を国益と関係ない戦争で無益に死なせることはない」という政治的スローガン「アイソレーショニズム」を推進してきた人々が、平和主義の美名の影で、ナチスの戦争犯罪にどう加担したかという実態が描かれています。

現代日本人にとっても人ごとではない内容、また、ユダヤ陰謀論の「陰謀」はどこから来たか? に興味がある人も是非! 




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リアリティのダンス/アレハンドロ・ホドロフスキー

『ホドロフスキーのDUNE』で、すっかりホドロフスキーにハマって、『リアリティのダンス』は公開まで待ちきれないぐらいだったのだけど、映画鑑賞後は、同名の本も読んでみた。分厚い本だけど、映画には入りきらなかった濃ゆーーーいエピソードが満載で、アート好きな人にとっては有名人も多数登場。彼の長い長い魂の旅を、チビチビと舐めるように読むのも楽しい傑作自伝。




物語 ユダヤ人の歴史

レイモンド・P. シェインドリン/中央公論新社



数千年に及ぶユダヤ人の歴史が簡潔にまとめられている教科書のような本。私が読んだのは単行本ですが、文庫や、Kindleでも買えます!

◎[Amazon]ユダヤ人の歴史(河出文庫・Kindle)

ここまでがおすすめ「ユダヤ本」w

それ以外で面白かったのは、、


リスクにあなたは騙される (数理を愉しむ)

ダン・ガードナー/早川書房

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◎参考書評「恐れのみを恐れよ」
◎参考書評「あぶすとらくつ」



クレイジー・ライク・アメリカ: 心の病はいかに輸出されたか

イーサン ウォッターズ/紀伊國屋書店



日本でうつ病が「心の風邪」だと言われるようになったのは、製薬会社のキャンペーンだった!

フリーランスから、会社員の嫁になってびっくりしたんですが、今の企業って社員のメンタルヘルスまで充実していて、病気になったら終わりのフリー生活から考えると、最初は夢のように思えたんですが、大量のワクチンやカウンセリングまで、会社が…ていうのは、どうなんでしょうねぇ。私のうつ病経験から言うと、薬が毒だとは言えませんが、、早期の精神科・神経科診療が必ずしもいいようには思えず、向精神薬を風邪薬のように服用することで、症状が悪化することもあるように思えたり。。

製薬会社のキャンペーンは、うつ病にかぎらず、情報番組、ニュース、ボランティア、NGOビジネスとか、なんとかリボンとか、とにかく花盛り。科学を装い、恐怖を操り、、、

◎参考書評[精神医療の真実 聞かせてください、あなたの体験]



日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか

矢部 宏治/集英社インターナショナル



で、こちらは孫崎享氏の『戦後史の正体』の仕掛人でもある著者がわかりやすく解説し、出版前から話題になった本。こちらで「立ち読み」出来ます!

http://www.shueisha-int.co.jp/pdfdata/0236/nihonhanaze.pdf

◎参考書評「すべての日本人が政治的な立ち位置の違いを問わず、知っておくべき内容」



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by yomodalite | 2014-12-03 20:00 | 報道・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)
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あの未完の大作が数十年の時を経て、ついに完成した! 

というわけではなく、監督するはずだったホドロフスキーと、彼が集めたスタッフが、
幻に終わった映画について語るドキュメンタリー。

デヴィッド・リンチの『DUNE』は、リンチの映画の中で、唯一1回しか観ていない苦手な映画でしたが、ホドロフスキーの名前はそのときに知って、カルト映画として名高い『エル・トポ』を観て、リンチ以上のシュルレアリスム直系を感じるものの、数えきれないほど観た『イレイザーヘッド』と違って、それも2回観ただけ。


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そんなわけで、『エル・トポ』しか知らないホドロフスキーなんですが、なんだか興奮して、2回観ることも考えて午前中に映画館に行きました。

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この映画に関わった人々の話も興味深いのですが、彼の元に優秀なクリエーターが集まった最大の理由は、ホドロフスキーの話の上手さにあったのかと思うぐらい、彼の話す内容が面白く、


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ホドロフスキーは、自分の映画に必要な人材を戦士と呼び、世界を変える映画だと力説しながら、次々に「戦士」をスカウトしていくのですが、中でも、『エイリアン』の脚本家として知られるダン・オバノンや、画家のダリに参加を決めさせたときのことや、心血を注いできた『DUNE』を、結局リンチが監督することになり、完成した映画を観に言ったときの話は、思わず声を出して笑ってしまいました。

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観終わってから、これは7月公開の『リアリティのダンス』のための長編広告じゃん!

と思ったものの、手並みの優れた詐欺にあったような清々しさというか、85歳とは思えないホドロフスキーの元気をお裾分けしてもらったようでもあり、『リアリティのダンス』が同時上映されていたら、そちらも続けて観ていただろうなぁと思うぐらい、ホドロフスキー・ワールドに惹き込まれましたが、

映画としては、お好きな方だけどうぞ。という感じです。
◎『ホドロフスキーのDUNE』公式サイト





☆映画の内容は、こちらで岡田氏が語っているとおり。
ドキュメンタリーなので、もうホントこのまんまです!





こちらは、買わずにはいられなかったホドロフスキー原作のメビウス本!

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by yomodalite | 2014-06-19 08:45 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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