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昨晩は、MBSソングタウンという関西の番組でも、マイケル特集をやっていた。

出演していたのは、このブログでも何回か紹介したテンダラー浜本と、デンジャラスツアーのステージでマイケルに会っている関根麻里の夫でもあるシンガーのKと、ジャクソンズと共演もしている福原美穂。

おなじみスムクリのゼログラビティで登場したテンダラー浜本は、この格好でロケにも行っていたという赤のスリラージャケットがすごく似合っていて、相変わらずビートイットのギャングがちょけているシーンについて流暢に語り、Kはキーボードを傍において、この曲のメロディはこうなんだけど、マイケルが歌うとこうなる・・・ヒューマン・ネイチャーは息継ぎでさえ、リズムになっている、なんてことを優しく解説し、福原美穂はマライヤの「アイル・ビー・ゼア」からジャクソン5が好きになって・・・などなど、三者三様のマイケルが熱く語られ、福原とKによるブラホアもすごく素敵だった。

先日、少年隊ヒガシが出演した番組でも流された、あの二分間のことや、ムーンウォークのバリエーションについての話もあったのだけど、本当に何度聞いたかわからない話を、日をおかずにまたもや聞くことになったのに全然飽きてないし、こんなふうに大勢の人が何度も繰り返したくなるというのは、何度言葉を尽くしても、きっと説明しきれないと感じるからかな、と思う。会いたいって思う気持ちや、美しいって思う感情を説明することって出来ないから。

それと、地上波でこんなにも長くマイケルが語られるのは、TVで活躍する芸人や芸能人という人々に特別な刺さり方をしている人が多いからだと思う。マイケルはマスメディアの最大の被害者であることも確かだけど、マイケルほど、マスメディアを研究し尽くしたアーティストもめずらしく、彼らには、マイケルがマスメディアにしか出来ないと思っていたことが伝わっていて、7年経ってもまだ・・というよりは、7年経ってようやく気持ちの整理がついて、余計に語りたいということもあるのだと思う。最近ファンになった人にはわからないと思うけど、「インヴィンシブル」から「THIS IS IT」まで、本当に長い長い8年があった。


1998年の宇多田ヒカル (新潮新書)

宇野維正/新潮社



「ロッキング・オン・ジャパン」「CUT」等の編集部を経て、現在は「リアルサウンド映画部」で主筆を務める著者が、今年(2016年)1月に出版した本をようやく読み終えた。

著者は、「はじめに」で、この本を書きたいと思った理由を3つ挙げている。

1998年という年が、この先、未来永劫に塗り替えられることがない日本の音楽業界史上最高のCD売り上げを記録した年だということ。

2000年、2005年、2010年も、そして現在においても、グループ、バンド、ソロを問わず、性別を問わず、日本の音楽シーンにおけるトップ3の才能だと自分が考えている音楽家、宇多田ヒカル、椎名林檎、aikoという3人がすべて1998年にデビューしている。

この3人について、自分はそれを書くのにもっとも相応しい場所にいた、という自負がある。

そして、「日本でもっとも多くのCDが売れた年」と「日本で最も多くのアルバムを売った音楽家」をタイトルに並列させた本書は、結果的に長いようで短かった「CDの時代」へのレクイエムのような本になった、と。

そんなわけで、タイトルとは異なり、第1章は、家庭用CDプレイヤーが発売された1982年のことから始まり、第2章では、小室ブームや渋谷系やSMAPについても触れられ、第3章で、ようやく宇多田ヒカルらがデビューした1998年のことが語られる。

この間のことは私にとってすべてリアルタイムで、深夜に宇多田ヒカルのPVを初めてみたときのことも、すごく覚えている。

でも、、

1998年は、まだ『インヴィンシブル』が発売になっていなくて、それが「オートマティック」よりも後だったということが、自分の記憶の中でなんだか一致しない。

好きな音楽が好きなだけ聴けるということだけが「自由」だった職場では、誰もが自分のお気に入りのCDを持ってきていて、みんなプリンスが大好きだった。私も好きだったけど、インクロのリミックス版3枚を私が1日中かけ続けた日をきっかけに、マイケルも解禁になって、、私は「XTC」をかける係でもあったのだけど、みんな職場の近所にいっぱいあった流行りのクラブより、ここの方が熱気があると感じていた。

そうして、みんなが競って残業していた時代、深夜遅くに帰宅してテレビをつけると、宇多田ヒカルの「オートマティック」のPVが流れていたような気がする。深夜なのにどうしても彼に電話したくなってしまう曲だったけど、彼女の音楽をCDで聴いたのはそれからずっと後になってからだった。

私にとって、彼女の音楽は、いつもFMとかテレビから聴こえてくる音で、だから時代の記憶とマッチしているように感じるのかな・・。

『インヴィンシブル』はなかなか発売されなくて、待っている間に、私は独立し、離婚し、発売後に、再婚して、それから、MJが歌わなくて踊らなかった長い長い間に、私も引退して、そうして2009年がやって来て・・・。

それからまた何度も何度も繰り返して聴いているせいなのか、『インヴィンシブル』は「あの時代の音」とは言えなくて、全然古くもなっていない。でも、あまりにも何度も聴いているから、宇多田ヒカルのデビューよりも、ずっと前からあったようにも感じていた。

「オートマティック」を初めて聴いたときの自分に戻ることの方がずっとむずかしいのに。

「インヴィンシブル」から「THIS IS IT」までは本当に長くて、宇多田ヒカルが休業宣言したのは、私にとってはついこの間のように感じるけど、実際は2010年で、もう6年も経っていた。

そんなことを書いてアップするときに、このブログのアクセスレポートを見たら、気づかない間に、累計の訪問者数が100万を超えていた。訪問者数は、ひとりが1日に複数ページ見ても1カウントで、ここにはスマホのアクセスは含まれていないので、アクセスカウンターなら、200万以上にはなってると思う。ブログをやっていない人には結構多い数字に思われるかもしれないけど、気がついたら9年もブログを書いていたってことなんだよね。

時代が流れていくのと、自分の歩みとは、ますます乖離していくような・・・
_______

1998年の宇多田ヒカル[目次]

第1章 奇跡の1998年組
第2章 1998年に本当は何が起こっていたのか?
第3章 1998年の宇多田ヒカル
第4章 椎名林檎の逆襲
第5章 最も天才なのはaikoなのかもしれない
第6章 浜崎あゆみは負けない
第7章 2016年の宇多田ヒカル

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by yomodalite | 2016-09-09 23:04 | 日常と写真 | Trackback | Comments(0)
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『MJTapes』は、さっさとケリをつけたいと思う気持ちと、なんとなく6月に公開する内容じゃないかも。。というせめぎ合いに、ほんの僅かな差で後者が勝ってしまったので、今日と来週はお休みです。

このところ、MJ特集的なものが、ちょこちょことあって嬉しいのだけど、『NMBとまなぶくん』という関東ではやってなさそうな番組で、MJ大好きテンダラー浜本のマイケル話第二弾をやっていた。今回は、モータウン移籍から25周年パーティーを経て、フレディ・マーキュリーとの仲良し話など。。




第一弾の放送はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=lLCTFKwsHDs



ジャーメインのふわっと具合を、ダイアン津田のギャグと比較したときは、うっかり流しちゃったけど、ジャクソンズの1st と2stが「ヘッドライト」ぐらいってところは、「アホか、1st アルバムはR&Bチャートで6位だし、シングルは総合チャートで6位だっつーの。2stはもうちょい地味だったけど、、名曲 ”Man of War”も入ってるしぃ、ヘッドライトみたく誰も知らんやつと一緒にすなぁ」って、大声でツっこんどいたから許してね。

ただ、今日一番伝えたかった「ラトーヤの激太り」っていつのことよ(笑

あの姉ちゃんが太ったところなんて見たことないんですけどぉ、、それって、人間としてありえないぐらいのウエストサイズが、普通にくびれてるぐらいになったってこと? そーゆーの激太りだなんて言うの、、、ま、面白かったからいいんだけどねw



どーゆーわけか、ジャネットよりラト姉の方がよく聴いてる。





弟(兄)がマイケルなのもスゴイけど
このレベルの美人姉妹を3人もってるMJも
同じぐらいの奇跡じゃないかな。


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意外にもラト姉も寄り目が得意
(しかもこの時期にやってたとは!)


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坂口恭平 ‏@zhtsss 6月17日
石牟礼道子さんのところへお見舞いに行ったら、道子さんは病院に行っていて、入り口のほうで一人の80歳代の男性が立ち往生していたので、声をかけると「郵便局に行きたい」というので、施設の社長の許可をもらい、人生初のリアル徘徊タクシーをした。40分ぐるぐる彼の言う通りに走った。幸福だった


「徘徊タクシー」っていうのは、坂口総理が初めて書いた小説で、徘徊という記憶による時空の旅をエスコートするタクシー)


◎実録「徘徊タクシー」第一回いくおさん 2015/06/17

(上記リンク先で、実際に「徘徊タクシー」をしている「音」を聞いてみて)


坂口恭平 ‏@zhtsss 6月17日
私はただ人々に優しく接したいと思っている。ただそれだけだ。それが私の仕事だとも思っている。私は人に優しくするために生まれてきた。接するために生まれてきた。声をかけるために。励ますように歌うために。私は人々の前で舞を踊り、弦を奏で、歌をうたう。それが私の仕事である。それだけが。私の


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梅田蔦屋書店4th floorから見た大阪駅




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by yomodalite | 2015-06-20 06:00 | 日常と写真 | Trackback | Comments(4)

蚊がいる/穂村弘

蚊がいる (ダ・ヴィンチブックス)

穂村弘/KADOKAWA/メディアファクトリー


恋愛と結婚はちがうだなんて、10代の頃は嫌だったけど、今は、彼女がゴキブリを殺すところを見て、結婚しようと思ったなんていうエピソードに一番共感してしまう。人生のパートナーを選ぶにあたって、虫の殺し方は重要だ。


ダーリンも、私も、ゴキブリを発見すると、スゴく恐怖を感じる方なんだけど、その場では何もしないで、明日「コンバット」を買いに行こうと思うタイプ。そのうちどこかで死んでくれることを願って、反射的に、スリッパとか、新聞紙を丸めてとか、そういった行動は出来ない。


ただ、ダーリンは夏になると、毎日、真剣な顔で「蚊がいる」と言っては、すぐに両手でパチンとやって殺そうとする。家の中に侵入した蚊が絶対に許せないらしい。蚊取り線香を炊くのも大好きで、お気に入りの「天然除虫菊・金鳥の渦巻」を、Amazonで買って、100%天然成分とか、無香料、無着色という字を見ては、満足そうに、にんまりしている。


それで、私は、少しぐらいの血はあげればいいじゃん。蚊に刺されたってムヒがあるし、小さい虫だって殺すことないのに。っていつも言う。だけど、ダーリンが、蚊を殺すような人で良かったとも思ってる。蚊ぐらい殺してくれないと、結婚する意味がないような気がするのだ。


で、、


本書は、そんなダーリンと同い年の穂村弘氏の2013年のエッセイ。


ホムホムが結婚したときは、作品がつまらなくなってしまうのではと心配だったのだけど、このエッセイ集には、なんどか「奥さん」が登場して、いい味を出している。ホムホムは、相変わらず「ベッドで菓子パン」エピソードとか、妙に押しているんだけど、「生まれて、すみません」という感じの「生き方上手」な人って双子座に多い。太宰治とか、、


巻末には、太宰ファンの又吉(ピース)との対談も収められていて、そういえば、又吉氏も双子座。。双子座って、自分と同じ双子座が好きだからなぁ(自分調べw)。又吉氏は、このタイトルを、尾崎放哉の《すばらしい乳房だ蚊がいる》からかと尋ね、穂村氏に否定されていた。《咳をしてもひとり》しか知らなかった尾崎放哉だけど、やっぱり双子座っぽいと思って、Wikipediaを見てみたら、水瓶座だった。惜しい(...くないかw)


そんなことを思いつつ、


ベッドに横になってだらだらと読んでいたら、蚊に刺された。

ダーリンが仕事中で、家にいなかったのだ。


ああ、ますの(枡野浩一)の新作も読みたい。。


◎[Amazon]蚊がいる



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by yomodalite | 2014-09-05 08:53 | 文学 | Trackback | Comments(6)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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