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反省させると犯罪者になります (新潮新書)

岡本 茂樹/新潮社

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今年出版された新書でもっとも重要な本に選びたくなる一冊。

人目を惹く意外なタイトルで釣ろうとする新書は多いですが、本書は、冒頭から「反省させると犯罪者になる」ということを、自分が犯罪者になることなど1ミリも考えたことなく、犯罪者の気持ちを想像したことなどないという人に、丁寧に説明されている本。

凶悪犯罪は年々減っているにも関わらず、現代ほど、犯罪者に厳罰を与えよ。という声が高まった時代はないと思う。

無宗教と言われる日本人の多くに支持されている「人に迷惑をかけない生き方」を、自分に強いてきた人が、迷惑の最たる「犯罪」に対して厳しい態度なのは当然のことで、それは昔から変わらない。

ただ、かつての「プロの物書き」は、独自取材によって、新たな視点を投入し、集約されそうになる意見に、一石を投じることを使命としている人も多かったけど、今はそんな記事は必要とはされていないし、筆名を持ち、記事を有料で書いている人もいなくなった。ネットは無料だし、新聞社の収入は広告であって記事ではない。

あらゆる記事は無料になって、オピニオンリーダーと言える人はひとりもいなくなり、専門知識も、経験もいらず、調べることもしない記事は、ただ対立を煽り、共感者を囲い込み、考える材料ではなく、炎上の燃料ばかりを投入して、加害者への悪感情を爆発させることが、被害者に寄り添うことであり、それが「正義」だと信じさせる。

多くの人が共感し、参加できる「場」を提供さえすれば「広告」を出す場所としては十分だからだ。

本書は、厳罰化に進もうとする現代に警鐘をならし、
犯罪者への対応だけでなく、教育とは何かをも問う良書だと思う。


☆Kindle版もあります!
◎[Amazon]反省させると犯罪者になります (新潮新書)





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by yomodalite | 2013-12-27 21:29 | 裁判・法律・犯罪 | Trackback | Comments(0)

泣き虫 (幻冬舎文庫)

金子 達仁/幻冬舎

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またもや「今頃?」と言われそうな本ですが、

幻冬舎の本は、しばらく寝かせておくと、旨みが増すという仮説を検証するために読んでみたのだ。というのは、もちろん嘘で、『吉田豪の喋る!! 道場破り』読了後、気になった方々の中でも、高田氏の本は特に期待して読み始めました。

今から10年前、本書の初版が出版された2003年は、1997年『断層』(加筆修正後『28年目のハーフタイム』として出版)、1999年『秋天の陽炎』により、金子氏は、評価を高め、多忙を極めていたはず。そのタイミングで執筆依頼できたのも、高田延彦という男の魅力であり、

それは、誰が一番強いのか?という格闘技界の永遠のテーマにとっても、もっとも重要なポイントなんだということを、本書はよく伝えてくれていて、

私は数年前から、金子氏の主戦場と思われるサッカー記事で、氏のことが「大キライ」になっていたのですが、本書はそんなことを忘れてしまうぐらいの傑作でした。

金子氏は、自分があまり知らない格闘技の世界について語る目の前の男のことを、冷静に判断しようとしたと思う。また、同じスポーツライターの中にいる、自分よりも格闘技に詳しいライヴァルの眼も気にしつつ、客観的に描こうとしたはず。。

それなのに、自分でも思いがけないほど、
高田という男に惚れてしまったのだ。と思う。

下記は「あとがき」より(省略して引用)

打ち合わせが絡わったとき、わたしは高田さんについての単行本を書き下ろすことになっていた。これまで、わたしの名前で刊行された単行本は数あれど、完全な書き下ろしによるものは一冊たりともない。原稿用紙十枚、二十枚というスケールを仕事場としている人間にとって、最低でも三百枚、四百枚は書かなければならない書き下ろしは、想像のはるか彼方に存在する世界だった。
 
ただ、「なんで携帯の電源を入れちゃったんだろう」とか「どうして無理です、やれませんって言えなかったんだろう」といった後悔の念に混じって、ほんの少し、ドキドキするような興奮がひそんでいたのも事実だった。
 
「ナンバーとかスポニチとか、読ませてもらいました。大したことのない人生ですけど、カネコさんにどう書いてもらえるか、お任せしてみたいんです」
 
本当に書き下ろしなんかできるんだろうか、という不安が消えたわけではない。それでも、こちらの目の奥を見据えるような眼差しで高田さんが口にした言葉による衝撃は、打ち合わせのあと、赤坂のパチンコ屋さんで3時間ほどを過ごしても消えなかった。俺の人生をお前に書いてもらいたい。そう言われて狂喜しないライターなどいるはずがないではないか。
 
高田さんの日記によれば、あれは2002年10月2日の出来事だった。あの日、わたしが受けた衝撃、喜びは、結局、最後まで消えることがなかった。曲がりなりにも書き下ろしを完成させることができたのは、それゆえである。

一通りの取材を終え、原稿を書くようになってから、わたしの脳裏にこびりついて離れなかったふたつの「なぜ」がある。
 
ひとつは、「なぜ高田さんはここまでの話をしたのか」ということだった。すでに読了された方ならばご存じの通り、本書にはプロレス界、格闘技界についてのタブーにまで踏み込んだ部分がある。熱狂的なプロレス・ファンの中から、書いた人間、書かれた人間に対する怒りの声があがってくるであろうことは、十分に予想できる。いまも格闘技の世界に身を置く高田さんである。この本を出版することによって生じるメリットとデメリットを比較すれば、後者の方がはるかに大きいことになってしまうかもしれない。
 
では、なぜ?
 
インタビュアーに力があり、本音の部分を引き出すことに成功したから、ではない。プロレスとはそういうものだと知っていたから、でもない。なぜ、高田さんがここまでの話をしたのか。わたしには、いまだにその答えがわからずにいる。
 
ただ、あくまでも推測ではあるものの、もしかすると桜庭和志という男の存在が関係しているのかな、という気はしている。話をうかがっているうち、高田さんにとって桜庭和志がたとえようもないぐらい大切な存在であることはわかった。彼は、いまもPRIDEの世界で生きている。そして、高田さんが道を切り闘いたことによって、総合格闘技の世界にプロレスラーが参加することは少しも珍しいことではなくなった。
 
しかし、自らプロレスラーを名乗る桜庭は、実は、PRIDEのリングだけを主戦場とし、PRIDEのリングの上のみで生きている。時にプロレスをし、時にPRIDEを戦うという選手とは、そこが決定的に違う。桜庭のやっていることがどれほど凄くて、怖くて、危険なことなのか。格闘技のファンにそのことを伝えるためには、高田さんはプロレスとPRIDEの違いにまで踏み込まなければならなかった。踏み込まなければ、桜庭たちのやっていることが見過ごされてしまう懸念があった。踏み込むことによって、自分に膨大な火の粉が降りかかってくるのは間違いない。それでも、自らが被る痛みを代償として、桜庭の功績を訴えることはできる。だからなのか、とは思う。もっとも、高田さんにこちらの推測をぶつければ「俺はそんなにかっこいい男じゃないよ」と笑って受け流されるのが関の山だろうが…… 。
 
もうひとつの「なぜ」は、「なぜ高田さんはここまでの話をわたしにしたのか」ということだった。12月17日に始まったインタビューは、2週間から3週間に1回のペースで3月まで続いたが、インタビューが終わるたび、わたしと担当編集者は首を傾げ合った。

「どうしてここまでの話をしてくれるんでしょうねえ」
 
いまになって膨大なテープ起こしを読み返してみると、わたしはそこかしこで相当にとんちんかんな質問をしてしまっている。最初のころは特にひどい。プロレス、格闘技界についての無知丸出しの質問を平然としてぶつけ、高田さんが思わず言葉に詰まってしまっている場面がゴロゴロしている。いや、まったく、よくぞ高田さんが愛想をつかさなかったなというのが率直な感想である。本文の中にはUWF時代、ファンの無邪気な憧れが高田さんを大いに苦しめるというくだりがあるが、わたしの質問には、まさしくそうした類のものが多々あった。
 
だが、高田さんはなぜか愛想をつかさなかった。気心の知れたライター、作家の知り合いは山ほどいるはずなのに、なぜか、門外漢の人間と最後まで付き合ってくれた。
 
ひとつめの「なぜ」への答えが推測でしかないように、ふたつめの「なぜ」に対する答えも、所詮はわたしの思い込みである。とはいえ、ひとつめの「なぜ」に比べると幾分確信めいた思いがあるのも事実である。
 
高田さんは、巻き込みたくなかったのではないか。
 
これまでの人生を、高田さん自らが筆をとって明らかにしていくならばともかく、ライターなり作家なりが直接的な記述者となる以上、降りかかる火の粉は高田さんだけでなく書き手の方にも向けられることが考えられる。そうなった場合、これからも格闘技、プロレスの世界で生きていく書き手にとっては死活問題にもなりかねない。過去の雑誌や新聞に掲載されたインタビュー記事を読み返してみる限り、高田さんには間違いなく信頼し、心を許している書き手が何人かいる。それでも、そうした人たちから「どうして自分に話してくれなかったんだ」という反応が出てくるのを承知のうえで、まったくの門外漢に秘密を明かしたのはなぜか。それは、その門外漢が、格闘技の世界以外に仕事の基盤をもっていたからではないか、とわたしは思うのだ。もっとも、こちらの推測も、高田さんは「そんなことないよ」と笑って否定しそうだが……。
 
それにしても、不思議な一年だった。締め切りがギリギリまで近づかないと一文字たりとも書けない人開が、この本を書いているときだけはなぜかまだ外が明るいうちからパソコンに向かうことができた。「あなたって夏休みの宿題を最後までやらないタイプなんじゃなかったの?」と妻がびっくりするほどの変貌ぶりである。このあとがきだって、締め切りよりもはるか前の段階で書いてしまっているのだから、自分でも驚くしかない。
 
いいことばかりではなかった。普段、わたしは呑んでもあまり変わらないのが自慢だったのだが、この本を書いているときは、自分でも信じられないぐらい乱れてしまうことが多かった。焼酎をほんの4、5杯ほど呑んだだけで意識を失い、熊本の居酒屋で2時間近くもトイレにこもったことがあったかと思えば、担当編集者に絡み、泣き出し、挙げ句の果てには自宅の玄関で自分の靴に向かって放尿してしまったこともあった。ところが、脱稿した途端、いくら呑んでもケロッとしている状態が戻ってきたのだから、これはもう、知らず知らずのうちに相当なストレスがたまっていたということなのだろう。ちなみに、酒を谷んでの豹変ぶりが一番ひどかったのは、高田さんが「心が病んでいた」という時期のエピソードを書いているときだった。あのときは、間違いなくわたしの心も病んでしまっていた。そんな時期のわたしに関わってくれた、あるいは関わってしまったすべての人に、いまは心から感謝したい。

最後にタイトルについて。

「『泣き虫』はどうでしょう」ともちかけたとき、多分、高田さんは凍っていたと思う。笑ってはいた。いたのだけれど、いつもの笑いとは違う笑いだった。もしかすると、本が出たいまになっても、高田さんの中には、このタイトルに対するわだかまりが残っているかもしれない。
 
でも、わたしは思うのだ。
 
現在進行形で、コンプレックスにさいなまれている人間は、自分のコンプレックスを笑うことはできない。自分に自信のない者は、そんな自分を笑うことができない。
 
高田さんは泣いてきた。辛さに、痛みに、喜びに。そして、泣いてきた自分を「かっこわるいっすよね」と笑いとばしてみせた。
 
泣いていた過去がなければ、笑っているいまはなかった。ぼくはそう思うし、おそらくは高田さんもそう思っている。「泣き虫」という、いまの高田さんにはあまりにもふさわしくないタイトルをつけたのは、そんなわけである。

(引用終了)

ムカイへ。君に伝えることができて良かったーーー 髙田延彦
◎[Amazon]泣き虫(幻冬舎文庫)

◎参考書評「読書の塊」

[2012年10月]水道橋博士「長州力 × 髙田延彦 今こそプロレスのSOUL(魂)を…」


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by yomodalite | 2013-10-03 08:55 | 報道・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

おそめ―伝説の銀座マダム (新潮文庫)

石井 妙子/新潮社

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本書を読むことになったのは、こちらで紹介されていた楠木建氏の『戦略読書日記』にとりあげられている本の中で、この『おそめ』という書名だけが、なんの本なのか、まったく想像がつかなかったので、それで、どんな内容なのかも調べずに、図書館で予約してみたんです。

購入する場合は、色々調べ回ることが多いのですが、借りられる本に関しては、とにかく真っ白な状態で「読んでみる」方が、自分が選ばないような本と出会えて楽しいからなんですが、

図書館で受け取った本の表紙を見て、初めて銀座のマダムの話とわかり、まずは「よかった」と思いました。なぜなら、元芸妓で銀座マダムになった人の本だと知っていたら、今読もうとは思わなかった。と思うんです。

銀座のマダムにも、芸妓にも興味がないわけではありませんが、

愛される性質の美女が、個人の才覚で、時代の寵児となるほどの成功をおさめる。なんて、まずは「美女にならなくては何も始まらない」という、少女時代から自分を苦しめてきた “この世のルール” を何度見せつけられたからって、自分にはどうしようもない。と思うせいなのか、

以前読んだ『江戸っ子芸者一代記』が自分には期待はずれだったからか、

とにかく『おそめ』が「伝説の銀座マダム」だと知っていたら、「今」は読まなかった可能性が高かったのですが、知らずに手に取ったおかげで、素晴らしい読書ができました。

彼女の物語は、たしかに稀有な人生といえるものなのですが、女の物語としてはありふれていると、同じ性をもつ者なら思うのではないでしょうか。

読了後『おそめ』で検索してみたら、本書に書かれていた物語を、かなり詳細に紹介しているものも多く、松岡正剛氏のサイトの『おそめ』の項でも、これでは、中身を紹介しすぎでは?と思うほど詳しく書かれていたり、

また、おそめさんが、モデルになったと言われる『夜の蝶』も、小説では読んでいませんが、映画の方は、着物への興味から偶然見てはいたのですが、

本書は、それらの印象とはまったく異なっていて、この本の魅力は、伝説にもなった物語にあるのではなく、著者である石井氏の語り口にあると思いました。

吉春姐さんや、デヴィ夫人、銀座で成功した多くの女性のようには自らを語らなかった、おそめさんのことを、石井氏は、エピソードではなく、彼女の風情に相応しい文体で綴ってあって、それで、私は惹き込まれずにはいられなかったように思います。

本書の中には、おそめさんの美しさに対して、通りを歩くとすぐにひとだかりがして「日本一!」の声がかかったとか、あの白州次郎は「綾部の傑作」といい、白州正子は「平安絵巻から抜け出した白拍子かお巫女」と書き、銀座の後輩でもある山口洋子は「京人形というより、もの哀しげな博多人形」だと綴ったことを紹介しているのだけど、

著者は、後年のおそめに直接会ってから、残された写真を見て、彼女の美しさは、写真には写せないようなものではなかったかと書いています。

しかし、その写真に遺せないような美しさは、本書の文体にはよく映しとられ、人生の深さや、哀しさは、文庫の厚み以上に迫ってくる、渾身というに相応しい傑作!

終生、女たちから激しい嫉妬をうけてきた「おそめ」さんですが、彼女の物語に強く心打たれるのも、やはり女性の方が多いのかもしれません。


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by yomodalite | 2013-09-16 09:00 | 報道・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)
4月を振り返ってみたら、ブログに書いた本は『ニーナ・シモン自伝』だけで、しかも、本の内容についてはほとんど何も書いていませんでした。。あさってが「お引越し」で、まだまだ落ちついて読書ができる状態ではないのですが、、多

読習慣には日々のウォーミングアップも必要で、素早く読める本を、常に何冊か読み飛ばしておくことも重要なので、、

読飛ばした本の中から「すごく重要な本」の紹介リンクとか、

最近お気に入りの音楽などを。


まず、「すごく重要な本」は、

『原発洗脳ーアメリカに支配される日本の原子力』

原発に関する本は、このブログにはあまり書いてませんが、それなりに読んだ中ではこの本と、一見原発とは関係なさそうな『エリア51』と、『日本再占領』が、私にとってベスト本で、

苫米地氏の本は、頭のいい人が書いた読みやすい本で、内容は特濃。

下記は、紹介動画と書評のリンクです。


☆ブログ「ざまあみやがれい!」」の管理人、座間宮ガレイ氏による本書の紹介




☆『ジャパン・ハンドラーズ』『日本再占領』の中田安彦氏による書評
◎苫米地英人『原発洗脳』と有馬哲夫『原発と原爆』を書評する。


本書以外の4月は、

とても素敵な出版社「土曜社」で買った『日本脱出記』『大杉栄自叙伝』などから、大杉栄に浸かっていたけど、まだまだ浸かりたいので大阪に着いたら『獄中記』も買うと思うし、、河出書房『大杉栄・日本で最も自由だった男』で中森明夫氏の対談が面白かったので、以前途中でやめた『アナーキー・イン・ザ・JP』にも再チャレンジしようかと思ったり、、

もういいかなぁと思っていた天皇本ですが、

井沢元彦、島田裕巳の両氏による『天皇とは何か』は一応読んだ。

それと、、

MJのエホバ神への信仰を理解するために、不確定性原理とか、不完全性定理などで、本当に「神は死んだ」と言えるのか。という疑問から、あちこちとつまみ食い程度で、手を付けてみたんだけど、、とりあえず、MJもそーゆー疑問をかなり通過した上で、信じているんだなぁというところまではわかったかも。。

そんなわけで、、

意外と読書に時間使ってたからか、

あさって引越しなのに、まだ全然だったりして。。。(;_;)(-_-;)(=_=;)




今日の音楽!

EASY TIGER - Paint This Town (acoustic version)




EASY TIGERの曲は、

フジテレビの新番組「ASIAN VERSUS」で紹介されていたもの。
彼らと対戦した Jinsil もすごく素敵で、、

◎こちらの番組サイトに動画があります!




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by yomodalite | 2013-04-26 21:52 | 311関連 | Trackback | Comments(0)

戦後史の正体/孫崎享

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書)

孫崎 享/創元社



このところ、出版直後の本を読むことも、ブログに書くことも少なかったのですが、発売前から大評判の本書は、久しぶりに急いで読みました。

本書の「はじめに」には、

「孫崎 享です。たくさんの本の中から、この本を選んでもらってありがとうござます。いま、あなたが手にとってくださったこの本は、かなり変わった本かもしれません。というのは本書は、これまでほとんど語られることのなかった〈米国からの圧力〉を軸に、日本の戦後史を読み解いたものだからです。こういう視点から書かれた本は、いままでありませんでしたし、おそらくこれからもないでしょう。「米国の意向」について論じることは、日本の言論界ではタブーだからです」

とあります。確かにTVや新聞では「タブー」かもしれませんが、読書家にとってはそうではないはずです。日本の政治が、日本人ではなく、米国の意向で動くということは、副島隆彦氏を始め、すでに多くの著作があるでしょう。

でも、原発をきっかけに、より多くの人が政治に不信感をもつようになり、これまでの対米従属に大きな不満をもつことなく過ごしてきた人々にも、現在の野田首相の対米追随は異常なレベルだと感じる人が多いせいなのか、本書は現在Amazonベストセラーで6位(2012年7月27日)という、この手の本としては異例の売れ行きのようです。

著者が本書について語った動画は下記をご覧下さい。

◎[動画]著者が語る「戦後史の正体」について
◎[動画]著者が鳩山グループ勉強会で語る「戦後史の正体」
◎上記の動画「鳩山グループ勉強会」書き起こし

下記は「序章 なぜ “高校生でも読める” 戦後史の本を書くのか」から、
省略して引用します。


この本はもともと、出版社のかたから、「孫崎さん。日米関係を高校生でも読めるように書いてみませんか。とくに冷戦後の日米関係を書いてほしいのです」と相談されて、スタートしたものです。(中略)

私が日米関係を真剣に学ぶきっかけとなったのは、イラク戦争です。2003年3月20日、米軍はイラク攻撃を開始し、まもなくサダム・フセイン政権を崩壊させました。(中略)

私は15年ほど前の1986年から89年にかけて、イラン・イラク戦争の最中にイラクに勤務しています。ですからサダム・フセインについてはかなりの知識をもっていました。2003年の段階で、イラクが大量破壊兵器を大量にもっていることなどない。アルカイダとの協力関係もない。それはイラクについて研究していた人間にはすぐにわかることです。(中略)

私は外務省時代、国際情報局長でしたし、駐イラン大使も経験しています。官僚や経済界のなかにも多くの知り合いもいます。ですから、そうした人たちに対して何度も、

「米国のイラク攻撃の根拠は薄弱です。自衛隊のイラク派遣は絶対にやめたほうがいい」と進言しました。数ヶ月して、経済官庁出身の先輩から次のようにいわれました。「孫崎、君の言い分を経済界の人たちに話してみたよ。みな、よくわかってくれた。でも彼らは『事情はそうだろうけど、日米関係は重要だ。少々無理な話でも、協力するのが日本のためだ』という。まあ、そういうことだ。説得はあきらめたほうがいい」

「少々無理な話でも。軍事面で協力するのが日本のためだ」

これは本当にそうなのだろうか。そうした疑問から、日米関係をしっかり勉強し直そうと決めたのです。勉強の成果は『日米同盟の正体』として形になりました。本書の編集者も、この本を読んで、同じ内容を「高校生でもわかるように、やさしくていねいに書けないか」と依頼されてきたのです。

(引用終了)

私は、高校生でもなく、『日米同盟の正体』も読んでいますが、それでも、本書には新鮮な印象を覚えました。それは、本書の内容が、

自主独立か、対米追随か、この2種類に完璧に分類して、戦後の歴史を読み直しているからだと思います。

戦後一貫して、対米追随派が主流だったものの、現在ほど、あらゆる判断から、それが感じられる時代もなかったように思います。「日本が属国である」ことを、十分わかっている人の間でも、そんなことですら拒否できないのか。。という気分が蔓延している中、

著者が「自主独立」を目指す立場で、終戦後から現在まで、現在の状況がいかにして起きたかを、わかりやすく解説した本書は、読むやすいうえに、読み応えがあり、日本人必読の書だと思いました。

しかしながら、政、官、業が、ここまで雪崩のように「対米追随」に傾いているのは、現在の世界不況から、日本が「戦争に巻き込まれていく」ことが不可避だと「歴史的に判断」しているからであって、、、という私個人の絶望感は、本書の力をもってしても、なかなか拭い去ることが出来ず、そうでない人が大勢いるといいなぁと願うばかりです。臆病者の私は、最近、不幸の中で、自分が冷静でいるためには。。とか、そんなことばかり考えているような気がします。

☆☆☆☆☆(満点。現代日本人の必読書!)

◎[中田安彦氏による論評]孫崎享『戦後史の正体』を読む

◎[Amazon]戦後史の正体

目次
はじめに
序章 なぜ「高校生でも読める」戦後史の本を書くのか
第一章 「終戦」から占領へ
第二章 冷戦の始まり
第三章 講和条約と日米安保条約
第四章 保守合同と安保改定
第五章 自民党と経済成長の時代
第六章 冷戦終結と米国の変容
第七章 9・11とイラク戦争後の世界
あとがき
______________

[内容紹介]日本の戦後史は、アメリカからの圧力を前提に考察しなければ、その本質が見えてこない。元外務省・国際情報局長という日本のインテリジェンス(諜報)部門のトップで、「日本の外務省が生んだ唯一の国家戦略家」と呼ばれる著者が、これまでのタブーを破り、日米関係と戦後70年の真実について語る。創元社 初版(2012/7/24)



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by yomodalite | 2012-07-27 14:06 | 政治・外交 | Trackback | Comments(2)

ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ: 原子力を受け入れた日本 (ちくまプリマー新書)

田口 ランディ/筑摩書房




本書は「最初に出会う新書」をコンセプトにした、ちくまプリマー文庫から、2011年9月10日に出版された本。

311以降、本当に多くの人が、原発について考えてきたと思います。でも、原発再稼働の停止を求めるデモが盛り上がりを見せる一方で、その数に酔った人たちは、運動への小さな疑問を呈しただけで「原発推進」のレッテル張りをするなど、議論の熟成からは遠くなっているような印象も…

田口ランディ氏が、これまで原子力について学ばれてきた歴史は、多くの国民が「ここから始めよう」と思えるような、バランスのとれたものだと感じました。

下記は「はじめにー私はなぜ原子のエネルギーに興味を持ったか?」から。
(中略と書いていない部分も大幅に省略して引用しています)


私は茨城で育ちましたから、茨城県にある東海村原子力発電所については小さい頃から聞き知っていました。関東圏の北にあってやや存在感の薄い茨城の「勲章」のような存在でした。そこは日本で最初に建設された原子力発電所だったからです。当時、原子力は最先端の科学、21世紀のエネルギーでした。(中略)

原子力が危険なのだ、ということを意識したのは、1986年のチェルノブイリ原発のときです。私は26歳になっていました。自分も地球のためになにか行動しなければという気持ちになりました。それで、反原発の集会や、原発の危険を訴える本など読みましたが、今から思えば、ただ流行に乗っただけの行動でした。

チェルノブイリ原発事故の話題はしばらくテレビや新聞で報道されていましたが、いつしか消えていきました。日本はその頃もさらに経済成長を遂げていて。時代はバブル期にさしかかっていました。原子力発電を止めて節電を、という世論はどうでもよくなり、好景気のなかで誰もが潤い、湯水のようにお金を使い、電気を使い、都市は不夜城のようになって、エネルギーの問題などどこかに吹き飛んでしまったのです。(中略)

私が原子力…ひいては核エネルギーというものと向き合うようになたきっかけは、14歳の私が「もう人生が終わっているだろう」と思っていた40歳のとき、1999年に起こった茨城県東海村の臨界事故がきっかけでした。(中略)

茨城県東海村で起こった臨界事故は、報道で知れば知るほど奇妙でした。事故を起こしたJCOという会社は原子力発電の燃料となる低濃縮ウランの製造過程で起こりました。事故後の捜査で、この会社の社員たちが正規の製造工程を勝手に簡易化した「裏マニュアル」に従って仕事をしていたことが判明しました。(中略)

マスコミはJCO のずさんな管理体制、社員のいいかげんな作業態度に対して一斉に批判を浴びせました。私もそういう報道を見て、まったくひどい、いくらなんでもよくそんな危険なことができたものだと思いました。

そして、当時、定期的に発行していたインターネットのメールマガジンを通じて、テレビ報道を聞きかじっただけの、熟慮もしていない幼稚な意見を発表したのです。すると、「私はJCOの元社員です」という男性から一通のメールが届きました。何度もメールのやりとりをしていくうちに、それまで知らなかった原子力業界の事情がわかってきました。

原子力の問題に関して発言するとかなり辛辣な批判を投げつけてくる方たちがいらっしゃいます。専門外の人間が、このような科学技術の分野に首を突っ込む必要があるのか?必要はありませんでした。専門家の方がたくさんいらっしゃいます。私は見知らぬ人から誹謗中傷されるのが、とても怖かったし、この問題にあまり関わりたくなかったので、原子力に関する発言を止めてしまいました。

2000年8月6日に、広島テレビのご依頼で広島にまいりました。4日間ほど滞在して原爆に関する取材をし、今度は「核兵器」と向き合うことになりました。ここにも「放射能物質」「被ばく」という問題がからんできます。最初のうちは、原子力の問題と、原爆の問題は、私のなかではとても遠い位置にありました。(中略)どんなに原爆を体験された方のお話を伺っても、どうしても現実感をもつことができません。そういうジレンマを小説に描いた作品が『被爆のマリア』でした。

それからも、原爆の取材は続けてきましたが、だんだんと興味が「そもそも原爆とはなにか? 核とはなにか?」ということに移ってきました。人類最初の被爆国である日本人は、これほど核兵器で痛手を負っているにもかかわらず、なぜ、原子力という核エネルギーに対しては寛容なのだろうか。

北村正晴先生は、東海村の臨界事故をきっかけに独自の活動を開始されました。ですが、原発に関する反対派と推進派の間の亀裂はとても深く、しかも修復不可能なほどよじれてしまっていました。専門家は市民の理解力不足を嘆き、市民は専門家を御用学者となじる。そのような関係ではとても、対話は成立しません。

2010年10月、私と北村先生は明治大学をお借りして「ダイアローグ研究会」という自主ゼミのようなものを立ち上げます。第1回は「原子力の問題でなぜ対話が困難なのか?」というテーマで、2回、3回と継続的に「原子力と対話」の問題を取り上げて議論をすすめてきた矢先、2011年3月11日に福島第一原発の事故が起こったのでした。

福島の事故現場付近は放射能汚染の被害を受け、多くの方たちが、住み慣れた家を離れなければならない事態になりました。原発を止めるにしても、原発停止、解体、廃炉までには長い時間を要します。

私はこの機会に、自分が取材をしつつ12年間考えてきたことをまとめてみようと思いました。それは原子力は《核エネルギー》であるということ。そして、日本が核エネルギーを使用するようになたことは、ヒロシマ、ナガサキに原爆が投下されたことと無関係ではない。ヒロシマ、ナガサキ、フクシマは、分断された点としての出来事ではなく、ひと続きの人類史なのであることを、多くの方に知ってもらいたいと考えたのです。(引用終了)


また、田口氏は、偶然にも震災の5日前にツィッターを止めていたのですが、事故後それが正解だったと思ったそうです。発言はまずメーリングリストで発表し、信頼できる複数の人間に間違いを指摘してもらい、偏見や自分の身勝手な思いが全面に出ていないか意見を聞き、それからブログで公開するようにしました。個人の感情などつぶやいている場合ではないと思われたそうです。

2年間続けた twitter を、私はこの時、自分が情報を発信する道具として全く信頼していませんでした。かなり没頭してこのメディアを使い切った結果として私が行き着いた結論は、私にとって、このメディアは不要だ、ということでした。即効性はありますが、熟慮には向かなかったのです。(P135~136)


☆写真はクリックすると拡大します!

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◎[Amazon]ヒロシマ、ナガサキ、フクシマ : 原子力を受け入れた日本
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BOOKデータベース/世界で唯一、原爆を落とされた国が、なぜ原発大国になったのだろう?ヒロシマ・ナガサキとフクシマは、見えない糸でつながっている。そのつながりを、歴史を振り返り、圧倒的な想像力で描き出していく。これからの「核」の話をはじめるための、最初の一冊。 筑摩書房 (2011/9/5)



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by yomodalite | 2012-07-21 09:57 | 311関連 | Trackback | Comments(0)
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般若心経に関する本て、ものすごくたくさんありますよね。といっても、私はつい最近まで、ほとんど興味がなくて、、尊敬する小室直樹氏が、名著『日本人のための宗教原論』

(以下大幅に省略して引用)

そもそも、現代の日本に残っているのは、本来の意味での仏教とは言いがたい。いや、現代のみならず、日本に入ってきたときから本来の仏教とは変質していて、日本に広まるにつれ、さらに変質は拡大し、、(中略)

有名な「色即是空、空即是色」という文言にしても、一切のもの(色)は実在しない、それが「空」であるという理解をする人もいるけど、それは「唯物論」ではないか。一切のものを否定する仏教の本質とは「唯物論」に他ならない。。

この批判は、インドでは盛んになされた批判である。仏教を本当に理解するには、この「仏教は唯物論ではないか」という批判から入っていくのがよい。この批判に答えるために、インド仏教は苦心した。(中略)

仏教が、魂を否定するとは「魂」という実体が存在することを否定するという意味なのである。

日本人にとって、この難解無比な仏教哲学の最も手頃な解説書は?と問われれば、筆者は三島由紀夫の『豊穣の海』四部作を挙げる。

法相宗の徹底的解説、これが『豊穣の海』の大切な1つのテーゼなのだが、残念ながら、この点を学者も宗教者も文芸評論家も指摘していない。宗教を知らないからなのだ。これまでの大方の評論家や読者は『豊穣の海』を輪廻転生の物語と理解している。(中略)聡子の言葉を正当に解釈し、理解すれば、三島が言っていることが理解できる、つまり、人間の魂が輪廻することはない、ということである。

結論から言えば、魂の輪廻転生を否定した三島は、生まれ変わって復活するのは何かという宿題を読者に残した。(中略)

仏教は、元来、エリートのための宗教である。高度な哲学体系を持ち、厳しい修行を要求する。仏教は、体を痛めつけるような苦業こそ要求しないが、その修行の厳しさたるや、尋常一様なものではない。

(引用終了)


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と言っておられたので、私は、日本人が仏教をなんとなく理解できるかのように思っていることは、その神髄とも言われる「般若心経」を曲解することになりかねないので、生半可な解説書は絶対に避けようと思っていたんですね。

誰の本とはいいませんが、ほんのちょっぴり読んだだけで、それのどこが「空」なの? と言いたくなる本が多いと思うんです。

そんなわけで、「般若心経」を読むのは、もっと年をとってからでもいいかなぁとも思っていたんですが、三島由紀夫へのマイブームを発端に、仏教本も少し読みたくなってきて、、仏教は、近代科学の先駆けとも言われ、最新科学に至り、科学は仏教に追いついたとも言われています。それゆえ、科学者であり、こちらの本で感動した経験もある、柳澤氏の本には期待していたんですけど、期待以上だったというか、

ページを開いてすぐに「わぁ!」と声をあげてしまいました。

表紙から受ける印象よりも、中身の方がずっと素敵で、堀文子さんの絵も見開きで、何枚も使われています。薄い本ですが、自分にも知人へのプレゼントとしても素敵。



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下記は「あとがき」から。(省略して一部を引用しています)

「般若心経」について、どうしてこのような現代語訳が出てくるかといいますと、私は次のように考えました。これは私の解釈であって、絶対に正しいというものではありません。みなさんにはみなさんの解釈があるのだと思います。

私は釈迦という人は、ものすごく天才で、真理を見抜いたと思っています。ほかの宗教も同じですが、偉大な宗教というものは、ものを一元的に見るということを述べているのです。「般若心経」もおなじです。

私たちは生れ落ちるとすぐ、母親の乳首を探します。お母さんのお腹の上に乗せてやるとずれ上がってきて、ちゃんと乳首に到達します。また、生まれたときに最初に世話をしてくれた人になつきます。その人が見えなかったり、声が聞こえないと泣きわめきます。このように、生まれ落ちた時点ですでに、ものを自己と他者というふうに振る舞います。これは本能として脳の中に記憶されていることで、赤ちゃんが考えてやっていることではありません。

けれどもこの傾向はどんどん強くなり、私たちは、自己と他者、自分と他のものという二元的な考え方に深入りしていきます。元来、自分と対象物という見方をするところに執着が生まれ、欲の原因になります。

ところが一元的に見たらどうでしょう。二元的なものの見方になれてしまった人には、一元的にものを見ることはたいへんむずかしいのです。でも、私たちは、科学の進歩のおかげで、物事の本質をお釈迦さまより、少しはよく教え込まれています。

私たちは原子からできています。原子は動き回っているために、この物質の世界が成り立っているのです。この宇宙を原子のレベルで見てみましょう。(中略)

あなたもありません。私もありません。けれどもそれはそこに存在するのです。物も原子の濃淡でしかありませんから、それにとらわれることもありません。一元的な世界こそが真理で、私たちは錯覚を起こしているのです。(後文省略・引用終了)


本書は、こんな感じで、上に、柳澤氏の現代語訳。下欄に、原文があります。



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また、リービ秀雄氏の英訳は、原文と、その意味、英訳、という3つが比較できるページにあります。こちらは柳澤氏の文章の英訳ではなく、原文から訳されたもののようです。(その部分はまだよく読んでいませんが、、)「般若心経」の英語本は多く出版されていて、ネット上で読めるものをいくつか見たのですが、リービ秀雄氏の訳は、それとはまた違う印象でした。


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さらに、般若心経の原文全文と、その読み方が書かれたページもあって、もう至れり尽くせり。

で、肝心の柳澤氏が読み解いた、日本語訳なんですが、、、

言おうか言うまいか迷ったのですが、私は11ページまで読んで「ARE YOU Listening?」を読み直しました!

大いに自覚はあるのですが、やはり重病なのかもしれませんw。そんなところも含めて、是非ご確認を!

☆☆☆☆☆(満点)

◎[朝日新聞]本当に苦しむ死に直面 生命科学者・柳澤桂子さん

◎[Amazon]生きて死ぬ智慧

______________

[出版社・著者からの内容紹介]/生命科学者による現代詩訳・般若心経絵本。当代きっての生命科学者・柳澤桂子と生命曼荼羅を描き続ける人気日本画家・堀文子が合体! いままでで、最も明晰な日本語と最も美しい映像で般若心経に込められた「いのちの意味」が感得できる。リービ英雄の英訳付。小学館 (2004/9/18)



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by yomodalite | 2012-07-14 11:59 | 宗教・哲学・思想 | Trackback | Comments(0)

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)

坂口 恭平/河出書房新社



話題の新政府内閣総理大臣、坂口恭平氏の本を、まとめ読みした中から、
こちらは、2008年に出版されたもの。

隅田川沿いに建つ、いわゆる「ホームレス」の方の家と、そこに住む、個性的な “賢者たち” から、著者が学んだ数々の知恵から、建築家として、これからの家のことを深く考えた、とてもとても興味深い本。

いわゆるホームレスの人が、あまり近所におられないという方も多いと思うんですが、私は、10年以上都心に住んでいるので、彼らのことをすごく身近に感じているうえに、本書は特に、現在わたしが住んでいる「隅田川沿い」をフューチャーされているので、いつ、ご近所の方が登場するかとワクワクしながら読み始めました。

残念ながら、この本に登場する「家」は知らなかったのですが、でも、こちらに引っ越した当初、確かに、ご近所のホームレスの方々には、すごく興味を惹かれたんです。というのも、新宿、渋谷周辺の方々とは、何かが違っていて、、

まず、なんといっても、川の側に住むというのは、人としての本能に基づいたところがあるせいなのか、常に風通しがいいうえに、洗濯も出来そうな感じとか(実際は近くの公園でされていると思いますが)また、川の側に洗濯物が干してあるという光景も、なんだか清潔な印象で、

釣りをしている人も大勢いたり、ここは海に近い下流なので、貝を取っておられる方もいたりして(!)、しかも、コンビニが何件もあるどころか、銀座の素晴らしいお店の数々を考えると、これまでとはまったく違った印象で、とても幸せそうに見えたんです。

中でも、家から一番ご近所の方の「お宅」は、それはそれは立派で、どうして写真を撮っておかなかったのか、今になって残念でしかたないのですけど、本書に掲載されている家よりも、遥かに良さげだったというか、普通の1人住まいの家にある家電は、すべてあるような趣で、発電機から繋がっている電気製品も、ただ拾ってきたというだけではなく、確かな修理技術もあって… ということが、一目で理解できる感じだったんですよね。

そんなわけで、私は今は撤去されてしまった、あの「お宅」の住人の方が、本書の主人公の方なのでは?という期待や、あのとき、私も、あの人と会話しておけば良かったなぁという後悔を感じつつ、今まで、彼らに対して感じていた様々な疑問を、坂口氏が、私に代わってインタヴューしてくれているような気分で読みました。

海外旅行に行くと、お金を恵んで欲しいと、積極的に近づいて来られる方々の多さに驚きますが、日本では見たことがありませんし、お金が投げ入れられることを、じっと座って待っている方も、子供のときは見たことがあるような気もするのですが、もう何年も、そういった姿を拝見することはなく、

いったい、彼らは、どうやって生計をたてているんだろうという疑問は大きかったのですが、本書には、彼らの「お仕事」のこと、家を建て、また、それをすばやく撤収する方法、行政の彼らへの関わり方など、彼らについての様々なことがわかるだけでなく、

彼らから教えられる智慧には、本当に驚きました。

私たちの住まいに関しての提言や、日本の建築への疑問点、「不動産」の価値とは、
などなど、考えさせられることが盛りだくさん!

☆☆☆☆☆(満点)

目次
はじめに
第1章 総工費0円の家
第2章 0円生活の方法
第3章 ブルーの民家
第4章 建築しない建築
第5章 路上の家の調査
第6章 理想の家の探求

☆参考サイト
◎『TOKYO 0円ハウス 0円生活』に感動(幻想第一)
◎「ほぼ日」担当編集者は知っている。
◎堤幸彦監督が建築家・坂口恭平の『0円ハウス』をモノクロ映画化、主人公は路上生活者

☆単行本(レヴュー数の多いので)
◎[Amazon]TOKYO 0円ハウス0円生活

☆文庫
◎[Amazon]TOKYO 0円ハウス0円生活(河出文庫)

☆坂口恭平氏のサイト
◎「0円ハウス」
____________

内容紹介/世界の中で徹底的に生きのびるための技術を説いた著者渾身のデビュー作!
坂口恭平の思想の根幹は全てここにあるーー堤幸彦監督の映画『MY LIFE』原作。

「東京では1円もかけずに暮らすことができる」ーー
住まいは23区内、総工費0円、生活費0円。釘も電気も全てタダ!? 隅田川のブルーシートハウスに住む"都市の達人"鈴木さんに学ぶ、理想の家と生活とは?人間のサイズに心地良い未来の暮らしを提案する、新しいサバイバルの知恵がここに。



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by yomodalite | 2012-07-12 10:17 | 住宅・建築・インテリア | Trackback | Comments(0)

エリア51 世界でもっとも有名な秘密基地の真実 (ヒストリカル・スタディーズ)

アニー・ジェイコブセン/太田出版



本書はノンフィクションである。ここに書かれているのはすべて実話であり、本書に登場するのもすべて実在の人物だ。本書を書くにあたってインタヴューした74人はいずれもエリア51に関する稀少な情報、すべて自らの体験に基づいた情報、を持っており、そのうち32人は実際にこの秘密基地内に住み、そこで働いた経験を持つ人々である」(p.7 プロローグ 秘密都市より)


エリア51と聞いて、まず連想するのは「UFO」、そして、そのあとに連想されるのは「ロズウェル事件」ではないでしょうか。なんとなく、最近はUFOの話題が下火になっているような気がするので、あぁ、そんな「謎」に夢中になったことがあったなぁと思われる方も多いと思いますが、

でも、本書がインタビューや機密解除された公文書から明らかにした新事実の大半は、UFOではなくて「原子力委員会」と「CIA」に関係すること(原書は2011年出版)。

311以降、原発について考えるようになって、ようやく気づかされたことですが、宇宙開発も、原子力も、すべて、米ソの冷戦時代の産物。米国は第二次大戦後も、キューバ、ベトナム、朝鮮戦争と、絶え間なく戦争状態にあり、地球規模の核戦争の回避を大義名分に、CIAと原子力開発は超法規的な権力を手にしていった。

エリア51の周辺では、頻繁に核実験を行っていて、本書には、水爆の父、エドワード・テラーの名前が多く登場します。

核実験に関してこれだけの極秘情報がすでに公開されている、米国の情報機関にとって、現在の福島の被爆など取るに足らない、シュミレーション通り、利用できる「ショックドクトリン」の到来なんだろうと感じました。

1961年に、アイゼンハワー大統領が、退任演説で、軍産複合体の存在を指摘し、大統領が、米国の真のリーダーではないことが明らかになり、それでは、原子爆弾の開発を推進したり、大統領の直属と言われるCIAに、命令を下しているのは、いったい誰なんだろうと、以前はよく思いました。

軍産複合体、国際金融資本、イルミナティ、ロスチャイルド、ロックフェラー… といった黒幕の存在は誰もが知っています。でも、冷戦の狂気から守られてきたはずの、今日の日本の検察や官僚の暴走を見ていると、もう、そんな黒幕など必要ないのかもしれません。

本書は、公開された極秘文書を、緻密に解いていくという構成で、著者の推測による語りはほとんどないので、月面着陸捏造説に関しては、サラリと触れる程度なんですが、今でも、アポロが月に行ったと思っている人は読まない方がいいかもしれません。また、UFOや、宇宙にまだ夢がある人や、単純な陰謀論的「真相本」に慣れている人も、読了するのは難しいかもしれません。

でも、終盤まで、UFOもロズウェル事件のことも忘れて読み進んできた読者にとっては、最後に、突然『X - FILE』のテーマソングが流れてきそうな箇所があります。

下記の参考サイトで、著者の「新仮説」が論争を呼んだと記しているところで、大勢のレヴュアーも、真偽を疑っている箇所なので、安心して、あえて言っておきますがw、私は多くの日本人が食料に飢えるほど、貧しい戦争の間に「731部隊」がやっていた実験を考えれば、月面着陸を創造した米国には、これを実行する理由が充分あると思いました。

少なくとも、原発すら安全に稼働できない科学力で、月に行って帰ってくることの「荒唐無稽」とは異なり、現在の科学力で実行可能ですからね。

◎[参考サイト]HONZ『エリア51』アメリカで賛否両論の話題作

[目次]
秘密都市
エリア51の謎
架空の宇宙戦争
陰謀の種
情報適格性
原子力事故
ゴーストタウンからブームタウンへ
転落するネコとネズミ
基地の再構築
科学、テクノロジー、仲介の達人たち
どんな飛行機?
さらなる隠蔽
汚くて退屈で危険な任務は無人偵察機に
砂漠のドラマ
究極の男社会
ブラックシールド作戦と、プエブロ号事件の知られざる歴史
エリア51のミグ
メルトダウン
月面着陸捏造説と、エリア51にまつわるその他の伝説
空軍の支配ーカメラ室から爆弾倉までー
驚くべき真実

◎[Amazon]エリア51 ー 世界でもっとも有名な秘密基地の真実
________________

[内容紹介]「NYタイムズ・ベストセラー・リスト」に11週連続でランクインした全米ベストセラーが日本上陸! エリア51の知られざる数々の事実、核や人体実験などアメリカ軍事史の闇に迫る渾身のノンフィクション! ◆「エリア51」はUFO墜落・宇宙人の遺体回収で知られる「ロズウェル事件」の舞台として世界的に有名だが、実際はネヴァダ州の砂漠地帯にある米最高機密の軍事施設である。衛星写真でも隠せないほど広大な基地にもかかわらず、いまも当局は存在を伏せている。 ◆ジャーナリストの著者は、ふとしたきっかけからエリア51で働いていたという人物と知りあい、取材を開始。以後、基地に勤務していた20人近い関係者、プロジェクトに関わった50人以上の科学者、基地近郊の30人を越える居住者などからの証言を得て全容解明に挑戦。その結果、冷戦下の軍事秘史が明らかになった。 ◆貴重なモノクロ写真を約60点収録。太田出版 (2012/4/5)



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by yomodalite | 2012-07-04 08:31 | 報道・ノンフィクション | Trackback | Comments(0)

新・医療ビジネスの闇: “病気産生”による日本崩壊の実態

崎谷 博征/学研パブリッシング




最近、次々と効果的だとされるワクチンが登場し、そのこどもへの接種の多さに驚いたり、遺伝子治療に興味をそそられるニュースも増える一方で、実際の医療に従事している方による、がん治療の不毛について書かれた本も多く出版されるようになったり、

原発事故以降の、放射能の人体への影響についても、とにかく「健康」について、さまざまな情報が溢れていて、何を信用していいのか、わからないことが多くて困ります。

本書は、実際の医師による、とてもとても興味深い本で、

内容について、一応、ポイントかなぁと思うサブタイトルを勝手に付けてみたのですが、あまりに興味深い話題が「てんこもり」なので、


目次ページ写真の方をご覧くださいませ。(クリックすると拡大します)


◎第1章 病気ビジネス
現在の格差社会が、医療の現場にもたらした惨状から、製薬会社が徹底した「安定ビジネス」である理由


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◎第2章 健康の産業化
ロックフェラーなどの国債金融資本が、いかに「近代医療」を乗っ取り、メディアだけでなく「国境なき医師団」や「市民ネットワーク」を使って、ワクチンビジネスを世界に提供しているか


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◎第3章 洗脳される医師たち
医学論文の段階から、製薬会社に「教育」され、反対意見を述べたものは「暗殺リスト」に載るという実体



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◎第4章 惨事を利用する医療
「サーズ」「鳥インフルエンザ」感染の真実。パンデミックウィルスが人工的に創られていることや、遺伝子研究=優性思想について



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◎第5章 食糧支配と人体汚染
GM種子による「食料支配」と、「人体汚染」の危険性がある様々な化学物質



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◎第6章 産業がガンをつくる
現代人にガンが急増する本当の理由 ー 抗ガン剤という巨大な市場、アメリカ がん協会は「ガン産業」協会…



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また、本書のAmazonレヴューの中の

「放射能の問題もすでに100uSv以下でも健康障害が出ていたのですね」について。

これは、337ページ「第6章 産業がガンをつくる」の中の「それでは、低線量放射線でも実際に健康被害が出るのでしょうか?」から続く記述によるものなのですが、下記に省略して引用します。

IARC所属のカーディス氏らが中心になってまとめた15カ国の原子力施設労働者の調査が、「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」誌に掲載されました。5カ国の59万8068人の原子力施設労働者のうち、1年以上原子力施設で働き、外部被爆線量記録がはっきりしている40万7391人を対象に、追跡調査を含めて、約520万人分 年分の調査がおこなわれました。

これまでの原子力施設労働者の調査では最大規模です。原子力施設労働者は普段より線量計をつけていますので、外部被爆蓄積線量が正確に分かります。したがって、この調査で、ある程度、外部被爆量と疾病の関係が明らかになるはずです。

被爆線量は、対象となった集団の90%は50ミリシーベルト以下、500ミリシーベルト以上被爆した人は0.1%以下で、個人の被爆累積線量の平均は19.4ミリシーベルトでした。ほとんどの人が低線量被爆だったのです。

調査期間中の全死亡数は2万4158人、白血病を除く全ガン死は6519人、慢性リンパ性白血病を除く白血病による死は196人で、1シーベルト被爆すると、被爆していない人の約2倍になるという結果が得られました。

平均は19.4ミリシーベルトの低線量被爆調査集団で、すべてのガン死を調べると、約1~2%は放射線被爆が原因と考えられました。また、広島・長崎の原爆被爆調査では、すでに100ミリシーベルト以下の低線量領域でも、ガン発症率と線量との間に直線比例関係が認められています。以上より、100ミリシーベルト以下の低線量放射線外部被爆でも、ガン増加作用があることを示しています。

このように最近の調査では、原発産業従事、あるいは原発事故による低線量被爆によって、ガン発生のリスクが高くなるという事実が次々と発表されるようになりました。(引用終了)


というもの。ただし、本書で本当に重要なのは、「100ミリシーベルト以下の低線量放射線被爆でも、ガン増加作用がある」から、原発は危険だと言うことではなく、

原子力発電や原爆の低線量被爆によるガンの発症率は、CT検査などの医療被爆による発ガン率と同程度(p338)

と言うことで、

イギリスのオックスフォード大学のガン研究調査で、診断用のX線写真で、どの程度ガンを発生させているかを、日本を含めた14カ国にわたって調べたところ、イギリスでは75歳になるまでに、ガンの0.6%は医療の診断用X線写真が原因であると推測されるのに対し、

日本では75歳になるまでに、ガンの3%は診断用X線写真が原因で、日本以外の13か国の平均が0.6~1.8%に比べて、日本がいかに医療被爆国で(p332~333を要約して引用)


ガンの治療だけでなく、現在の医療がどれほど「健康」を損なっているか。ということを、豊富なデータを駆使して論じているところだと思います。

ちなみに、著者は、病院の副院長も務められている、現役の医師ですが、副島隆彦国家戦略研究所研究員の方でもあり、副島氏は、当然これらのデータをよくご存知の上で、今まで暮らしていた場所をどうしても離れられなかったり、一時的には避難したとしても、現実的な判断として、被災地での生活を選ばれた方、また、自分の不安から、被災者を差別してしまう人たちに向けて、

「子供も皆、家に帰って来て、元気に暮らしましょう」

と安全宣言をされたのであって、科学的データを軽視したのではなく、徹底的にデータを検証されたうえで、今後の福島の復興と、現在もそこに住む住民の方や、不安からパニックになってしまう大勢の人の「本当の健康」を考えて、

2~10マイクロ(μ)シーベルト毎時 ぐらいの放射能は、幼児や少女であっても、普通に背負って、健康に生きて行ける数値で、私たち、日本人は、今後は、居直って生きて行く国民になるべきだ。

と判断し、

「住民をいじめるな」

というメッセージを、第一に発せられたのだと思います。

そういったところが、子供の痛みや、地球の痛みを切実に感じて、巨額な寄付を行ったり、歌を作ったりしても、決して、金融資本家が支配する「ボランティア団体」や「NPO」の広告塔になることなく、支援するということを「慎重」に考え続けたマイケル・ジャクソンと似ているなぁと、つい、思ってしまうところで、

多くの「反原発」の方が、広告代理店や商社のビジネスモデルである「ロハス」をコンセプトに、原発マネーで創られた『ソトコト』に疑問を感じることなく、原発事故による各地の「放射能」や「セシウム」などの危険物質のガン発生率ばかりに気をとらわれ、がん検査や、レントゲンの放射能値と比較もせず、なぜか、原発事故原因や、その責任追求にはまったく興味がなく、ひたすら原発の「放射能被害」にばかり集中し、

結局、外国から輸入したGM種子に汚染された「オーガニック食品」や、天からの恵みであるはずの「水」を企業が独占することで商品化されている「ボトルウォーター」が、安全だと信じ込み、製薬会社や水会社といった「企業」を儲けさせるための「ボランティア団体」に小銭を寄付しただけで、日本や、世界だけでなく、地球にすら「上から目線」で発想してしまいがちな、よく見かける方々とは違って、

頭の良さも、愛の深さも…「桁外れ」だなぁと尊敬してしまうところなんですよね。。


陰謀論でなく、本当の国債金融資本の闇を教えてくれる「啓蒙書」
本当の健康を考えるうえで、何を「選択」すべきかというのは、ますます「複合的」な問題に。。。


☆☆☆☆★


______________

[内容説明]医学の進歩にもかかわらず、世界から病気が一掃されないのはなぜか。その裏には国際資本家たちのある“意図”が隠されていた。現場の事態から見えてきた、知られざる「医療による経済支配」の構造を、現役の医師が自らの経験を通して明らかにする衝撃の一冊。

[著者紹介]崎谷博征(サキタニ ヒロユキ)/1968年、奈良県生まれ。脳神経外科専門医、医学博士。国立病院をはじめ、いくつかの病院勤務を経て、現在は熊本市内の私立病院で副医院長を務める。主な著書に『患者見殺し 医療改革のペテン』などがある。

2006年に「崎谷研究所」を設立。2011年にアメリカ医師国家試験(USMLE)STEP1、2に合格。2012年「みどりの杜あんしんクリニック」開設。中国海陽市に崎谷研究所分院、健診・予防医学センター開設中である。アセアン諸国でも医療施設の開設に従事。アメリカの最先端医学である「精神神経免疫学」を研究し、難病治療に専念しながら、生活習慣改善による自然治療と土壌からの健康改善活動に従事している。

アジア、南米でも土壌改良に従事。また、多くの経済誌、健康誌などに論文を寄稿し、セミナーや講演など幅広い活動を展開。宅地建物取引主任者。副島隆彦国家戦略研究所研究員





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by yomodalite | 2012-05-11 08:43 | 健康・医療 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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