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和訳 “Heartbreaker”

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マイケル訳はすでにたくさんの人がされているのですが、


emoticon-0101-sadsmile.gif スムーズな日本語にするために意訳の範囲を超えている。


emoticon-0101-sadsmile.gif 誤訳を恐れて、変な日本語を繰り出すものの、結局誤訳になっている上にw、それを土台に激しく自論を展開する。


emoticon-0101-sadsmile.gif 注釈だけは一見真面に見えるけど、妙な訳し方なうえに、珍妙な解釈までついてる。


emoticon-0101-sadsmile.gif 上記のどれにも当てはまらないけど、なにも伝わってこない。など、


ホント、和訳ってむずかしいですよね!


私訳も、過去最高を目指すという高い志で取り組んではいるものの、結局、上記をバランス良く取り入れた仕上がりなのかもw


そんな反省もあって、


今回はジョセフ・ボーゲル氏の本から引用します。


歌詞には、マイケルがこれまで何度も用いてきた比喩的な技法が用いられている。「Heart Breaker」は、誘惑と、はねつけられた愛情についての歌だ。「彼女の言葉は僕の心を操る」とマイケルは歌う。これは、「Heart Break Hotel」で始まり、「Billie Jean」、「Dirty Diana」、「Dangerous」へと繋がる、マイケルにとってはこだわりのあるテーマだ。彼はある種の女性「もしくは、そういった女性の象徴するもの」に対して、不信、恐怖さえをも感じていた ―― そして、もちろん、強い魅力も。(『マイケル・ジャクソン・コンプリート・ワークス』より)


また、『マイケル・ジャクソンの思想』の安富歩氏は、


魂を食らう恐るべきハラスメントの歌であり・・ハートブレイカーは、モラルハラスメントの概念と一致している・・・タガメ女とカエル男との死の舞踏がテーマで、その過程における被害者の正確な表現によって構成されている・・・『インヴィンシブル』というアルバムは、ハートブレイカーを巡って構成されている。(『マイケル・ジャクソンの思想』より)


と言われていますが、「ハラッサー」の悪魔化は、正義やポリコレ棒を振りかざす入り口にもなりかねないので、そういった注意も必要かと。


また、私訳では、安富氏ほか多くの人が採用した英詞とは異なるものを使用しましたので(特にラップ部分)、ヒアリングに自信のある方は、そちらのチェックもよろしくお願いします。


前書きが長くなりましたが、


結局、魅惑的な音とリズムにあふれたこの曲は聴けば聴くほどハマってしまって、どんな「ハートブレイカー」だろうと、マイケルにはかなわないということを証明しているのだと思いますw






“Heartbreaker”


1st VERSE

Deceitful eyes, she’s got those come get me thighs

She only knows how low that she can go

She speaks the lines that can control my mind

Wherever she goes I know my eyes follow

She blew a kiss, I swear that it was meant

Only for me, then spoke with her body

Her only goal is just to take control

I can’t believe that I can´t tell her no


偽りの眼、彼女は太腿をあらわにして僕を釣ろうとしている(*1)

彼女ができることと言えば、そんな下劣なことだけ

僕の心を操るために言葉を並べて

僕も、彼女の姿を追ってしまう

彼女が投げキッスをすれば、僕だけのものだと思い込み

それから、彼女はカラダにものを言わせる

彼女の目的はただ僕を支配したいだけなのに

イヤだと言えない自分が信じられないよ


CHORUS

That girl I can’t take her

Should have known she was a heartbreaker

That girl I can’t take her

Should have seen right through her, she’s a heartbreaker

That girl I can’t take her

Should have seen it coming, heartbreaker

That girl I can’t take her

Should have seen right through her

She’s a heartbreaker


あの娘は僕の手に負えない

ひとの心を破壊する女だってことに気づくべきだった

あの娘は僕の手に負えない

ひとの心を破壊する女だと見抜くべきだった

あの娘は僕の手に負えない

彼女が近づいてきたときに気づくべきだった

あの娘は僕の手に負えない

彼女のことをきちんと見ていれば、

ひとの心を破壊する女だとわかったはずなのに


2nd VERSE

She plays the game with such an innocent face

That I didn’t know heartbreaking was her case

Her actions confess and put me through the test

I was surprised that I was caught inside

Now she’s thinking that I will never know

She’ll keep playing until I let her go

But I hope in time that she will finally realize

I’m onto her game and she’ll get played the same


まるで罪のない顔をして、彼女はゲームを楽しんでる

彼女の目的が、ひとを傷つけることだとは思わなかったよ

彼女は色々と仕掛けてきて、僕は試されていった

彼女の策に嵌められるなんて思いもしなかった

今でも彼女は、僕が気づいたことを知らないだろう

彼女は、僕が別れを切り出すまでこのゲームを楽しむつもり

でも、最後には彼女が気づくことを祈るよ

僕も、彼女と同じゲームをしていたんだってね


CHORUS

That girl I can’t take her

Should have known she was a heartbreaker

(stepped over the line, baby)

That girl I can’t take her

Should have seen right through her, she’s a heartbreaker

(don’t you do it to me)

That girl I can’t take her

Should have seen it coming, heartbreaker

That girl, I can’t take her

Should have seen right through her

She’s a heartbreaker 


あの娘は僕の手に負えない

ひとの心を破壊する女だってことに気づくべきだった

(やり過ぎだよ、ベイビィ)

あの娘は僕の手に負えない

ひとの心を破壊する女だと見抜くべきだった

(もうやめてくれ)

あの娘は僕の手に負えない

彼女が近づいてきたときに気づくべきだった

あの娘は僕の手に負えない

彼女のことをきちんと見ていれば、

ひとの心を破壊する女だとわかったはずなのに


BRIDGE

I never thought that I’d stop dreaming about you

Stop being without you

But everyone told me so, to stop caring about you

And start being without you

But I’ll find a way to go and start doing without you

Stop talking about you

And what will she say?

They will say I was the man that got away(*2)


君のことを思い描かなくなり、

君がいなくてもよくなるなんて思ってもみなかった

みんなに君のことを想うのをやめろと言われたんだ

君との関係を絶つべきだと

僕はなんとか君なしでやっていく方法を

見つけるつもり

君について話すこともやめるよ

そしたら彼女はなんて言うかな?

みんなは、男の方が逃げ出したって言うだろうけどね


RAP(performed by Fat)(*3)

Can’t warn her, I thought it was love but it’s a game, huh?

When you’re dealing with emotions, it’s a pain, huh?

Take caution when you’re dealing with a stranger

I can’t change her

Now, your heart burning more places than you’ll see

It won’t heal from Pepcid AC

Go hard, player, she’s a star player

I don’ need this crap, huh?

I didn’t see the heartbreaker, so come on

(take it from me)


(Fat によるラップ)

彼女に忠告なんてできないけどね

俺が愛かと思ってたのは

ゲームだったんだな

気持ちをもてあそぶなんて、イタくない?

知らない相手とつきあうときは気をつけないとな

俺には彼女は変えられない

今、おまえの胸の中は

自分が思ってる以上に焼き尽くされて

胸焼けの薬じゃ治らない(*4)

必死にやるしかないけど

彼女はスタープレイヤーだからな

俺はこんなくだらないのはやだね(*5)

心を破壊する女なんか知るか、やめとけって

俺のいうことを信用しろ(ここだけMJ


CHORUS

That girl I can’t take her

Should have known she was a heartbreaker

That girl I can’t take her

Should have seen right through her, she’s a heartbreaker

That girl I can’t take her

Should have seen it coming, heartbreaker

That girl I can’t take her

Should have seen right through her

She’s a heartbreaker


あの娘は僕の手に負えない

ひとの心を破壊する女だってことに気づくべきだった

あの娘は僕の手に負えない

ひとの心を破壊する女だと見抜くべきだった

あの娘は僕の手に負えない

彼女が近づいてきたときに気づくべきだった

あの娘は僕の手に負えない

彼女のことをきちんと見ていれば、

ひとの心を破壊する女だとわかったはずなのに


(訳:yomodalite)

__________


(*1)thoseが、deceitful eyes なのか迷うところですが、come-get-me-thighs だと解釈しました。


(*2)They will say の箇所は、She will say になっている歌詞もあります。


(*3)歌詞はこのサイトのものを採用(ラップ部分が特に異なります)

(*4)Pepcid AC/胃潰瘍・十二指腸潰瘍といった消化性潰瘍の治療に用いられる薬の名前。


(*5)こちらの動画では、

https://www.youtube.com/watch?v=bSDjcF2VLc8


最後の2行が下記になっています。


Go hard, playa, she a star player

I need Ritz cracker, I ain’t seen a heartbreaker, come on

俺に必要なのは、リッツクラッカー

ハートブレイカーなんて知るか、いいかげんにしろよ


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by yomodalite | 2016-11-26 17:29 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

和訳 “Break Of Dawn”

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『Invincible』の和訳8曲目は、Break Of Dawn

ただただ、この世界に溺れていたくなる、休日にぴったりの曲。






“Break Of Dawn”

Hold my hand, feel the touch of your body cling to mine

You and me, makin' love all the way through another night

I remember you and I walking though the park at night

Kiss and touch, nothing much, let it blow just touch and go


僕の手を握って、君と僕の体が重なっていることを感じて

君と僕、ふたりでまた一晩中、愛しあってしまったね

君と公園を歩いたあの夜のことを思い出すよ

キスして触れていくうちに、抑えきれなくなって・・


Love me more, never leave me alone by house of love

People talk, people say what we have is just a game

Oh, I'll never let you go, come here girl

Just got to make sweet love 'til the break of dawn


もっと愛してほしい、この愛の巣で、僕ひとり置き去りにしないで

人々は皆、僕たちの愛をただの遊びだと言うけど

僕は、絶対に君を離さない、さあ、ここにおいで

ふたりで愛しあおう、甘く優しく、夜が明けるまでずっと


[CHORUS]

I don't want the sun to shine I wanna make love

Just this magic in your eyes and in my heart

I don't know what I'm gonna do I can't stop lovin' you

I won't stop 'til break of dawn makin' love


陽が昇らなくたっていい、ずっと愛し合っていたいから

君の瞳と僕の心にかかった魔法を

どうしたらいいのかわからないけど

君を愛さずにはいられないんだ

夜が明けるまでずっと、愛しあっていたい

Hold my hand, feel the sweat, yes you've got me nervous yet

Let me groove, let me soothe, let me take you on a cruise

There's imagination I bet you've never been there before

Have you ever wanted to dream about those places you've never known


この手を握って、汗を感じて、ねえ、君がこんなに高ぶらせているんだよ

激しくしたり、鎮めたりして、君を別世界に連れて行くから

一度も想像したこともない世界へ

そんな未知の世界を夢見たことがあるだろう?


Break of dawn, there's no sun up in the sky

Break of dawn, I can see it in your eyes

Break of dawn, girl you got to understand

It's the way that I love you, let me show you I'm your man

Break of dawn


夜が明ける、ここでは陽が昇ることはない

夜が明ける、僕に見えるのは、君の瞳の中の太陽だけ

夜が明ける、君にもわかるよね

これが、僕の愛し方、僕が君の男だってことを

夜が明けるまで

[CHORUS x 2]

Let’s not wait, the sun is out, let's get up and let's get out

It's the day, a brand new day, let's both go outside and play

Let us walk down the park, makin' love ‘til it's dark

Let me move, let me soothe, 'til the break of dawn and you know it's true, oh


陽が昇ったら、待ってないで、起き上がって出かけよう

この新しい1日を、外でも楽しまなきゃ

僕たちは公園を歩き、暗くなるまで愛しあうんだ

僕について来て、君を鎮めてあげる、夜が明けるまでずっと

そうしたら、君にも真実がわかるよ、きっと


[CHORUS x 3]


(訳:yomodalite)


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by yomodalite | 2016-11-23 07:00 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

映画『この世界の片隅に』監督:片渕須直

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町山智浩氏が本年度の町山大賞に認定するなど、前評判は上々で、公開日も異例の超満員・・というニュースを聞いていたので、座席予約が可能な3日前にチケット予約して見に行きました。

少し早めに劇場に着いたので、本を読みながら待っていたのだけど、開場時間になってあらためて周りを見渡すと、アニメ映画なのにびっくりするほど高齢者の観客が多い。

例のごとく映画の内容をまったく知らなかった私は、『あまちゃん』ファン?(主役の声を演じているのは能年玲奈改め、のんさん)とか、呆けた理由しか思いつかなかったんだけど、

映画が始まると、最近のアニメ作品とはちがう『まんが日本むかし話』を思い出すようなのどかさで、主人公は、私が子供の頃の少女マンガよりももっと昔風の(あとで思い出したけど、チッチとサリーの「小さな恋のものがたり」!)、ちっちゃい眼をしたドジな女の子「すず」。

でも、のどかな・・と思えた物語が描こうとしているのは、昭和10年以降の広島の話で・・すずは、昭和19年(1944)に、広島市江波から、軍港のある呉に嫁いでいく。

戦火が徐々に激しくなっていく時代を、日々の暮らしを通して描いた女性目線の映画は目新しくはないのだけど、今とは違う結婚観や、幼なじみとの淡い恋心も・・これまで見た映画よりもずっと新鮮で、

何もかもがイマドキでない物語の主役を演じている能年玲奈は声優という枠をはるかに超えた存在感で(天才としか言いようがない)、実写映画のリアルさとはまた別の、絵でなければ描けないディティールで、世界の「片隅」が描かれていく。

使用された音楽はすべて「コトリンゴ」で、一番最初に流れるのがこの曲。





調べてみたら、片渕須直監督(大阪府枚方市)も、コトリンゴ(大阪生まれ)も、のんさん(兵庫県)も、全員関西出身で、そんなところも納得してしまう「中央」とはちがう感覚の映画でした。

『君の名は。』のとき、普段アニメ映画を見ない人にも!と思ったけど、
この映画は、一度もアニメ映画を観たことがない人にもオススメ!



映画の内容や見どころなどを
きちんとチェックしてから見たい人へ




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by yomodalite | 2016-11-17 07:00 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(2)

紅葉を見に行った帰りに、書店に駆け込んで本を買う

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日曜のこと。天気も良くてあたたかくて、紅葉を見にドライブするのがぴったりな気がして、外でも使えるカセットコンロと、ちっちゃなプライパンと、バドミントンセットだけ車に詰め込んで出発した。

ダーリンが「紅葉見にいこーーうよ」って、ソコだけ何度も歌うので、一旦マイケルストップして、youtubeで全曲リプレイ。私も負けじと大声で「土日は千円高速走らせて、いこーーよ」って歌う(バカ夫婦)。





久しぶりに車の屋根を開けて、気持ち良い風に吹かれながら、市内から1時間以内で行ける川遊びや、バーベキューが楽しめる場所に到着。来る途中のコンビニで買ったウィンナーとか、卵とか、ししゃもとか、全然BBQとは言えないようなショボさなんだけど、それでもすごく美味しくて、

赤や黄色に美しく色づいた山を眺めて、川で遊ぶ子供の歓声を聞きながら、超絶ヘタなバドミントンでちょっぴり汗を流したりして、精一杯カラフルコミュニケーション(50TA)して、すごくリフレッシュできた・・・

はずなんだけど、なぜかそうはならなかった。

3時を過ぎて、空が少し暗くなると、気持ちも暗くなってきて・・・朝からずっとゾワゾワとした不安が、こんな清々しい場所でのんびり過ごしても改善されなかった焦りも加わって、もうこのままの気分で家に戻れない・・・それで、私だけ駅前で車を降り、急いで書店に向かった。

とにかく、日本の小説が読みたい。

今の自分の不安とは全然ちがう世界に浸っていたい。少し息苦しいような気持ちでメモしてあった本を片っぱしから探して、手に取っては棚に返すことを繰り返した。

一番最初に探したのは、『こちらあみ子』を読んでから、次作が待ち遠しくて仕方なかった今村夏子氏の『あひる』。


単行本化まで待つつもりだったんだけど、どうしても今日読みたくなって、検索機で掲載されている文学誌(「たべるのがおそい vol.1」)の在庫を調べたら・・ない。

大げさじゃなく、本当に崩れおちそうな気分だったのだけど、なんとか気持ちを鎮めようと、先日の「アメトーク」の読書芸人に初めて登場したカズレーザーおすすめの本を何冊か立ち読みして回っているうちに、この書店にもその番組の特設コーナーがあることに気づいた。


人気作家ばかりだし、元々読もうとおもっていた作品も多いのだけど、いい感じとは逆に胸がドキドキする状態だったせいか、どれも最後まで読めそうになくて、もう立っているのも限界になってきたところで、コーナーの隅っこに「たべるのがおそい」が1冊だけ置いてあることを発見し、あわててその一冊を掴み、西加奈子氏の『まく子』と2冊を抱えて、座って読める場所へ移動して、ドキドキしながら、『あひる』のページを開いた。

『あひる』は、ほんの数十ページの短編。普段なら聞き入ってしまうこともある、書店内で流れている著者による本の宣伝放送も、この日はじゃまにしか感じられず、冒頭の数行で、もうこの場所では読みたくないという気持ちになってしまった。

それで、「たべるのがおそい」に関しては、『あひる』以外のページを長く見ていた。今村氏以外にも、穂村弘氏が冒頭のあいさつ、円城塔氏の短編があり、投稿作品もレベルが高そうで、ちょっと素敵な現代短歌も多く納められていて、編集者によるおすすめ本のコラムも面白そう。



それでも、単行本まであと数日待つかどうか決められない(出版元は同じく書肆侃侃房)。


だんだん悩んでいることに苦しくなって、今度は『まく子』を開いてみる。

まくことが好きなのは、男だけだと思っていた。
1位になったF1レーサー、優勝した野球チーム、土俵入りするお相撲さん、いつだって何かをまいているのは、男だ。例えば節分の日、神社の刑ないで豆をまく人たちだって、女より男の方がはしゃいでいるし、ぼくのクラスメイトでも、水をぶうっと吹いて遊ぶのや、砂場の砂を投げつけてくるのは、いつだって男子だ。

11歳の男の子がそう語っていて、今日読むのは、これしかないと思った。


書店から家までの20分ほどの間、早く家に帰って、ベッドに潜り込んで、この本を読み耽っていたいという一心で、早歩きしていたんだけど、家が近づいてくると、帰ってすぐやらなくてはならないのは、夕食作りだと気付いた。

そういえば、結婚してた。みたいな感じで、少し愕然としたんだけど(今さら?)明るく「ただいまーーー!」っていうところまでは回復できた。

アメリカにも韓国にも、西加奈子がいればいいのに。。


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by yomodalite | 2016-11-15 13:55 | 文学 | Trackback | Comments(0)

和訳 Lorde “Team”

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[和訳を修正しました]

Lorde が作詞する歌に共感するひとびとが以前から先進国中に広がっていて、そんなひとびとが彼女を世界のトップ・アーティストに押し上げました。今回、ドナルド・トランプに投票したのは、まさにそんな人たち。

と、どなたかが言っているのを小耳に挟み、どんな内容かなと思って和訳してみました。

たしかに大勢の観客に、hands up in the air をさせるのが好きなアーティストたちにトランプ嫌いが多いということは言えそうですね。

その他、和訳の気になる点など、いつでも遠慮なくご指摘ください。





Team

Wait 'til you're announced
We've not yet lost all our graces
The hounds will stay in chains
Look upon your greatness and she'll send the call out
Send the call out

呼ばれるまで待っていればいいのよ
私たち品格だって失っちゃいない
猟犬も繋いでおくしね
自分の素晴らしさを大切にしていれば
いつかお呼びがかかる・・・

Call all the ladies out, they're in their finery
A hundred jewels on throats
A hundred jewels between teeth
Now bring my boys in, their skin in craters like the moon
The moon we love like a brother, while he glows through the room
Dancin' around the lies we tell
Dancin' around big eyes as well
Even the comatose, they don't dance and tell

首にいっぱいジュエリーをつけて
歯に歯列矯正器を光らせた
着飾ってるレディーたちを呼び出して
私の仲間の顔面がニキビでクレーターみたいになってる
男たちを連れてくから
その月面みたいな顔したやつのことがみんな好きで
彼もここでは輝いてるの
私たちはウソを言い合っては踊ってる
大きな眼をした人たちの周りで踊らされてる彼らは
フラフラになってるときでさえ、
踊れないし、しゃべることもできない(*)

We live in cities you'll never see onscreen
Not very pretty, but we sure know how to run things
Livin' in ruins of a palace within my dreams
And you know we're on each other's team

私たちの住んでるのは、映画の舞台になることなんて絶対にない街

ちっともキレイじゃないけど、私たちは上手くやってる

私の中では、宮殿の廃墟に住んでるって感じ

私たちはお互い仲間だしね


I'm kind of over gettin' told to throw my hands up in the air
So there

両手を上にあげて、楽しもうぜー!みたいなのは
もういいかな

So all the cups got broke
Shards beneath our feet
But it wasn't my fault
And everyone's competing for a love they won't receive
Cause what this palace wants is release

カップとかみんな壊れちゃって
割れた欠片が足元に散らばってるけど
私のせいじゃないし
誰もが愛を手に入れようと競争してるけど
この宮殿ではそういうものから解放される

We live in cities you'll never see onscreen
Not very pretty, but we sure know how to run things
Livin' in ruins of a palace within my dreams
And you know we're on each other's team

私たちの住んでるのは、映画の舞台になることなんて絶対にない街

ちっともキレイじゃないけど、私たちは上手くやってる

私の中では、宮殿の廃墟に住んでるって感じ

私たちはお互い仲間だしね


I'm kind of over gettin' told to throw my hands up in the air
So there
I'm kind of older than I was when I reveled without a care
So there

手を上にあげて、盛り上がろうぜー!みたいなのは
もういいかな
大人になったっていうか、あの頃は私もそうやって
楽しんでいたんだけどね

We live in cities you'll never see onscreen
Not very pretty, but we sure know how to run things
Livin' in ruins of a palace within my dreams
And you know we're on each other's team

私たちの住んでるのは、映画の舞台になることなんて絶対にない街

ちっともキレイじゃないけど、私たちは上手くやってる

私の中では、宮殿の廃墟に住んでるって感じ

私たちはお互い仲間だしね


We're on each other's team
And you know we're on each other's team
We're on each other's team
And you know and you know and you know

私たちはお互い仲間だし
みんなも仲間だってわかってる
私たちが “チーム” だなんてことは
わかりきってることでしょ

(訳:yomodalite)

(*)このパラグラフ全体で迷った箇所が多いのですが、big eyes は、hands up in the air をさせたがる側で、私たちではなく、「彼ら」の方だと思いました。

(追記)自分でも訳してみようという方には、きっと参考になるコメントを頂いています。私訳とは異なる訳もご紹介いただきましたので、コメント欄もぜひご覧くださいませ。


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by yomodalite | 2016-11-14 06:00 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(7)

トランプの勝利宣言を聞いてから、『淵に立つ』を観に行った。

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昨日は朝からCNNに釘付けの1日だった。できるだけ日本のニュースを避けている私も、このところCSで海外ニュースだけは結構見ていたんだけど、CNNをこんなに長い時間見たのは久しぶり。

そこでは毎日、トランプだけでなく、その支持者に対しても、本当に耳を塞ぎたくなるぐらい酷い差別的な会話がなされていて、そんな人々が、トランプ氏を超差別主義者だと言っていることに、ショックを通り越して怖くなり、CNNほどヒステリックでないBBCを見るようにして、トランプ支持者の情報はSNSで探すようにしていた。

でも、その日、事前予想とまったく異なる結果が次々に開票されていくCNNを見ているのは面白かった。きっと最終的にトランプに投票した人も、彼を支持しているというよりは、同じような気分の人が多かったと思う。トランプを嘘つきだという彼らの言葉にも嘘が多すぎたから。

情勢が判明する昼頃までって思ってたけど、トランプ当確が決まったら、今度は勝利宣言までどうしても見たくなって、午後の予定をキャンセルしてまでテレビを見ていた。

次期副大統領のペンス氏の奥さんの顔とか、午前3時頃に必死に眠気を抑えている、孫にしか見えないトランプ氏の息子の姿とか、全部ダーリンにも見せたかったので同時録画しながら、夜に観に行きたい映画があったので、早めに夕食の準備をした。

大阪の映画館では週末前に終わってしまうこの映画を、慌てて見に行ったのは、信頼するヴィヴィアン佐藤氏が絶賛している映画評を見たから。


最近の日本映画のような華やかな映像は全然なくて、平凡な家庭と、どこにでもあるような風景しか映らなくて、妻と子供がクリスチャンだということだけが少し違う・・

そんな風に思って地味な映像を見ていると、まったく予想の出来ない展開がエンディングまでずっと続く。でも、そのすべてが映画のストーリーのためではない、そんな映画。

今、もっとも見なければならないとは思わなかったし、見てよかったとも言えないけど、本当にオススメしたくない映画だとは思った。

こんな映画は今のアメリカにはないなぁとも思った。アメリカ映画で、田舎で暮らす普通の労働者を人間ドラマとして描かなくなったのはいつ頃からだろう。

トランプ勝利によって、反対派のデモが全国で拡大しているというニュースが大々的に報道されるのは、それが都会で行われているから。ここまでトランプの集会に大勢集まっていた人を無視していたのに、都会で行われていることはすぐに「全米」になる。

マイケルが子供に、誰も信じるな。良い考えだと思っても、自分で良く調べろ。というのを、私も一生懸命守ろうとしているんだけど、真実も、事実も、調べるのは本当に大変だと思う毎日・・・

アーティストが、自分と同じ言葉を政治家に求めることの愚かさよりは、相手によって言うことを変えられる人の方が、政治家として、大勢の人のためになるというか、公平感があるかもね。



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by yomodalite | 2016-11-10 14:45 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(4)

身も心も寒い・・・

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ちっとも秋晴れしなかったくせに、

もう冬だなんて・・

なんだか納得できない毎日なんですけど

みなさまお元気でしょうか。

私は、気力も、記憶力も、貯金も

もうなにもかも増えそうにない中、

食欲と体重だけがしぶとくふんばってる感じです。


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大阪・福島の「そば切りからに」
しょうが天



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子持ちこんにゃく



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おろし蕎麦(粗挽き)大盛り
細引きはもっと細くて白くてそっちも美味。




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大阪生活も3年目に突入し、
もはや確信を持って言うけど、
お蕎麦も大阪の方が美味しい店が多い。



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でもって、値段も安いし、お店も素敵。

ああーーーーー、
大阪にはTPP来なければいいのに。





色々と寒いことが多いと、
ちょっぴりMJから離れることもあるんだけど
この「Butterflies」は今の気分かも・・


ガガのことは好きだったけど
大統領選の応援で
MJの衣装を着るのは
止めてほしかった。
ヒラリーを応援するのが
子どものためだなんてMJは言わない。
(もちろんその逆も)



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by yomodalite | 2016-11-09 07:00 | 日常と写真 | Trackback | Comments(2)

和訳 “The Lost Children”

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ここ数ヶ月アメリカ大統領選のことが気になって、あちこちネットを徘徊する日々だったのですが、ずっと政治運動をしてきた人々はしかたないとしても、ファンに投票を促したり、候補者を指示するだけでなく、対立候補やその支持者を愚か者とまで蔑むようなアーティストが多くて失望してしまいました。

2007年のインタビューで、ヒラリーとオバマのどちらを支持するか?と聞かれたマイケルは、

それについてはフォローしてない。僕らは人間が世界の問題が解決するということを当てにしないように育てられたんだ。人々にはそれが出来ないというのが、僕の見方でもある。

と答えました。黒人初の大統領が誕生するというときも冷静だったKINGの姿勢に、今は以前よりもずっと尊敬の念を抱きますし、彼が子供のことばかり話していたことも昔とは違った感覚でわかるようになってきた気がします。

子どものときは、誰もが、黒人や白人や日本人だなんていう区別もなく、個性のために違いを演出したり、こうでなければならないという宗教的規範や、政治的信条もなく人を見ている。でも、大人が判断していることは、それぞれ世の中が良くなるように考え出されたものであっても、それが人々を分断し、新たな争いの種になっていても、誰も自分の間違いに気づかない。

紛争地帯に住む子どもたちは、戦争によって、開発途上と言われる国で暮らす子どもたちは、貧困によって、そして、先進諸国で暮らす子どもたちは、大人たちが決めた社会のルールや規範のために、世界中の誰もが子供時代に「こども」として過ごすことが出来ず、未来を自由に描くことができなくなっている。

『Invincible』の和訳7曲目は、The Lost Children。

2001年のインタヴューで、『インヴィンシブル』の中でもっとも気に入っている曲として、「Unbreakable」「Speechless」と共に選んでいた曲です。

私たちはみんな「Lost Children」なのだと、マイケルは言っているのではないでしょうか。





The Lost Children

We pray for our fathers, pray for our mothers
Wishing our families well
We sing songs for the wishing, of those who are kissing
But not for the missing

僕たちは、父のために祈り
母のために祈り
家族が健やかであることを願う
僕らはそれを歌にし、
キスをしている人々のために捧げる
でも、見失ったもののことは・・・

So this one's for all the lost children
This one's for all the lost children
This one's for all the lost children, wishing them well
And wishing them home

だから、この歌はすべての迷い子のために
これは、すべての迷い子のための歌
この歌を、すべての失われた子供たちへ
みんなが良くなるように
そして、帰るべき場所に戻れますように

When you sit there addressing, counting your blessings
Biding your time
When you lay me down sleeping and my heart is weeping
Because I'm keeping a place

自分が恵まれていることを言い聞かせながら
いいときを待つんだ
君が僕を眠りにつかせようとしてくれるとき
僕の心は涙に濡れるよ
僕には帰る場所があるんだってね

For all the lost children
This is for all the lost children
This one's for all the lost children, wishing them well
And wishing them home

この歌を、すべての迷い子たちへ
これは、すべての迷い子のための歌
この歌を、すべての失われた子供たちへ
みんなが健やかでありますように
そして、帰るべき場所に戻れますように

Home with their fathers,
Snug close and warm, loving their mothers
I see the door simply wide open
But no one can find thee

家には父さんたちと
心地よく包みこんでくれる、愛しい母さんたち
僕にはドアが大きく開け放たれていることがわかるけど
誰もあなたを見つけられない

So pray for all the lost children
Let's pray for all the lost children
Just think of all the lost children, wishing them well
This is for all the lost children
This one's for all the lost children
Just think of all the lost children
Wishing them well, and wishing them home

だから祈るんだ、すべての迷い子のために
すべての迷い子のために祈ろう
すべての失われた子供たちのことを思って
みんなが健やかでありますように
これは、すべての迷い子のための歌
この歌を、すべての失われた子供たちへ
すべての失われた子供たちのことを思って
みんなが健やかで
そして帰るべき場所に戻れますように

(訳:yomodalite)

かなり迷った箇所があります。あとから変更することもあると思いますが、いつもどおり気になる点は遠慮なくご指摘くださいませ。


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by yomodalite | 2016-11-07 06:00 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

和訳 “You Are My Life”

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『Invincible』の和訳、6曲目は “You Are My Life”。


マイケルは、911テロのあとに行われた2001年のOnline Audio Chatインタヴューで、今後の人生で1曲しかパフォーマンス出来ないとしたらどの曲にしますか?という質問に、


1曲には絞れないけど、Heal The World、Speechless、それからかなり迷った末に、You Are My Life を選び、


その理由として、


うん、すごくメロディックという点が大事なんだ。こういった曲から重要なメッセージを受け取るとしたら、それは、時や場所を超えて、永遠だってことでしょう。

この曲をライブで聴くことが出来なかったのは本当に残念ですが、続けてインタビュアーが、


もうひとつ質問、実はぜひ聞いてみたかったんですが、あなたも知っているように、ニューヨークや、ワシントンDCで恐ろしいテロ攻撃があって、こんなときに自分の役割をどう感じていますか?あなたはワシントンでチャリティコンサートを行いましたが、そういった場所で、音楽を通して、アーティストとして、この難しい状況の中で人々に何をするのがいいと思いますか?


と尋ねると、


自分自身ができること、自分が持っている才能や技術・・天から授かったものを与えればいいんだ。そういったときにみんなが必要としている現実逃避の感覚をもたらすために、僕たちはここにいるんだから。


君が画家なら絵を描き、彫刻家なら彫刻を作り、作家なら書くべきで、作曲家なら曲を作り、ダンサーなら踊りを捧げ、いくらかの愛と喜びとひとときの夢を与えて、あなたが心から気にかけていること、彼らのためにそこにいることを示すこと。


遠くからじゃなくて、実際に長い時間をかけてそばまで行ってそうする。僕がやってきたのはそういうことで、他の大勢の人もそんな風に気にかけて助けてきたんだ。そういうことが重要なんだよね。


と答えていました。


マイケルの愛は、欲しがるものでなく、ギブアンドテイクでもなく、ただ与えるもの。自分のことをわかってくれる特別な「君」が、いつかは現れるのではなく、与えられるものがあると気づいて、自分が愛することをしていたら、自分も愛されていたと気づくようなもの。ではないでしょうか。


アルバムでは、前回紹介した “Privacy” はこの曲のあと。こういった穏やかさと、怒りが交互に織り込まれているのも、マイケルのアルバムの特徴ですね。







“You Are My Life”


Once all alone

I was lost in a world of strangers

No one to trust

On my own, I was lonely

You suddenly appeared

It was cloudy before but now it's clear

You took away the fear

And you brought me back to the light


僕は昔ひとりぼっちだった

見知らぬ人々の世界で、自分を見失い

信じられる人など誰もいなかった

そこでは自分しかなくて、孤独だったんだ

そんな僕の前に君が突然現れて

曇っていた心が今は晴れ渡っている

君は僕の恐れを取り払って

光のもとへ連れ戻してくれたんだ


[Chorus:]

You are the sun

You make me shine

Or more like the stars

That twinkle at night

You are the moon

That glows in my heart

You're my daytime my nighttime

My world

You're my life


君は僕の太陽

君の光で僕は輝いてる

君は星のように

夜空に輝いていて

君は月のように

僕の心を照らしてくれる

君は昼も夜も

僕のすべて

君こそが僕の人生なんだ


Now I wake up everyday

With this smile upon my face

No more tears, no more pain

'cause you love me

You help me understand

That love is the answer to all that I am

And I'm a better man

Since you taught me by sharing your life


今の僕は毎朝

微笑みとともに目覚める

泣くこともなく、痛みもない

君が僕を愛してくれるから

君が気づかせてくれたんだ

愛こそが僕が求めていたすべてだってことを

僕は前よりずっと良くなれたよ

君が僕と人生を分かち合ってくれたから


[Chorus]


You gave me strength

When I wasn't strong

You gave me hope when all hope is lost

You opened my eyes when I couldn't see

Love was always here waiting for me


僕がくじけそうなとき

君は勇気を与えてくれた

僕が絶望しているときも

君は希望の光を与えてくれた

僕が光を見失っているとき

君は僕の目を見開いて教えてくれたんだ

愛が僕のそばにずっとあったことを


(訳:yomodalite )





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by yomodalite | 2016-11-02 06:00 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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