<   2012年 10月 ( 15 )   > この月の画像一覧

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これまで、なんとなくって感じで、ジョンのこと好きだったんですけど、MJのことを考えながら、ジョンのことを考えているうちに、すっかりジョンにハマってます!

ビートルズは1963年のデヴューアルバム『Please Please Me』から、1970年のラストアルバム『Let It Be』までの7年間に、オリジナルアルバムだけで、13枚もリリースしていて、ソロとしても、ジョンは、1968年から1980年に亡くなるまでの12年間に、11枚ものアルバムをリリース!

そんなことに驚いてしまうのも、MJが本格的ソロデヴューの後、1979年の『Off The Wall』から、2001年『Invincible』までの22年間で、たったの7枚しかオリジナルアルバムをリリースしていないという「めずらしい例」に慣れているからで、同じ時期のスティービー・ワンダーと比較してみても、当時のトップアーティストとしては、ジョンの方が普通なんですよね。

ジョンも、ポールも、ソロアルバムの方がよく聴いているので、そう思うのかもしれませんが、ビートルズ脱退後のジョンのアルバムの方が「天才」の凄みを感じるというか、MJの完成度に異常にこだわったアルバムに慣れているせいか、最初はジョンの剥き出しで荒々しいようなところに、ちょっぴり抵抗感があったんですけど、少し慣れてくると、むしろその繊細さに、心が震えずにはいられなくなってしまって、、

ジョンの曲から「インスタント・カーマ」以外も、何曲か訳してみたくなりました。

まずは、1973年のアルバム「Mind Games」から。タイトルの「Mind Games」は、何種類かのことばを当てはめましたが、「mind guerrilla」を、意識革命にしたのは、この歌が生まれた時代、多くの若者が政治革命に夢を感じていて、キューバ革命の戦士、チェ・ゲバラが亡くなったのは1967年ですが、彼は死後も、英雄的ゲリラとして、カリスマになるものの、一方で、革命にともなう「暴力」は、非難の原因にもなり、それは革命的精神をも破壊してしまう。。

私は、ジョンも世界を変えるんじゃなくて、自分を変えるんだ、と言っていると思いました。

ジョンは、Part4のインタヴューで「次の目標はカルマだ」と言っていましたが、この曲にも「karmic wheel」という表現がありますし、「mind」の訳語や、その他、色々悩んでいる箇所が多いので、今後もあちこち修正していきたいと思います。お気づきの点など遠慮なくご指摘くださいませ。





Mind Games
Written By John Lennon


We're playing those mind games together
Pushing the barriers planting seeds
Playing the mind guerrilla
Chanting the Mantra peace on earth

僕たちはみんな精神の試行錯誤を繰り返している
固い壁を突破したり、そこに新たな種を植えたりしながら
意識革命をしているんだよ。
地球に平和を!というマントラを唱えながら

We all been playing those mind games forever
Some kinda druid dudes lifting the veil(☆1)
Doing the mind guerrilla
Some call it magic the search for the grail

僕たちは、これからも思考実験をくり返すだろう、みんな永遠にね
ドルイド教の司祭のような男もベールを剥げば、
自分の精神と格闘している
魔術とか、聖杯探しなんて意味がないとか言われながら

Love is the answer and you know that for sure
Love is a flower you got to let it,
you got to let it grow

愛こそが「答え」だって、君にはよくわかってる
愛は、君が育てて、君が咲かせる「花」なんだって

So keep on playing those mind games together
Faith in the future, out of the now
You just can't beat on those mind guerrillas
Absolute elsewhere in the stones of your mind

だから、一緒に思考することを続けていこう
これから生み出される未来を信じて
自分自身の精神を革命しようとする人々を、攻撃するなんてできないよ
意志の力は、何よりも強いんだから

Yeah we're playing those mind games forever
Projecting our images in space and in time

そうさ、僕たちは思考実験を永遠にくり返して
僕たちが思い描いたことを、今、この場所に映し出していこう

Yes is the answer and you know that for sure
Yes is surrender, you got to let it,
you got to let it go

答えは「Yes」だって、君にはわかっている
まずは肯定することから、それは始まるんだ

So keep on playing those mind games together
Doing the ritual dance in the sun
Millions of mind guerrillas
Putting their soul power to the karmic wheel(☆2)

さあ、一緒に思考することを続けていこう
太陽の下で、神に捧げるダンスを踊ったりしながら
何万人もの意識の革命者たちの魂の力で
この世界の運命の車輪を廻していく

Keep on playing those mind games forever
Raising the spirit of peace and love

ずっと思考することを続けていこう、永遠に
愛と平和の精神を掲げてね

Love...
(I want you to make love, not war
I know you've heard it before)

愛だよ…
(愛を育てて行くんだ。戦うんじゃなくてさ。
君も聞いたことがあるだろう)

訳:yomodalite


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☆1「druid」ケルトの古代信仰 
◎[Wikipedia]ドルイド

☆2「karmic wheel」
これは、日本のスピリチュアル用語では「カルマの輪」と訳されていると思います。曼荼羅も、生命の樹も、太極図も「karmic wheel」の一種ですが、思想によって、その解釈はそれぞれ少しづつ違っていて、ジョンも「カルマ」のことは色々と悩んでいますし、ここでは「運命の車輪」としておきます。


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by yomodalite | 2012-10-31 09:56 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(2)
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IMAGINE PEACE TOWER Dec 31, 2008



☆2012年10月15日~10月29日ぐらいのTwiitterなどから。


モーリー・ロバートソン ‏@gjmorley
ジョン・レノン「イマジン」が葬式で使用禁止に「天国は存在しない」という歌詞を問題視(シネマトゥデイ) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121017-00000012-flix-movi 現在では葬儀の際に賛美歌ではなくポップミュージックを流すケースが全体の3分の2を占める。

☆レディー・ガガ、ジョン・レノンのピアノで演奏してファンから怒り殺到!
ショーン・レノンのツイッターから画像削除
http://www.cinematoday.jp/page/N0025602

ジョンやMJなど、FBIから監視されていたアーティストには
「ファンを装った行動」が多いのかも。。


イケダハヤト ‏@IHayato
こういう批判的な眼は養っておきたい。印象操作記事の読み方 - 誰かの妄想・はてな版 :
http://d.hatena.ne.jp/scopedog/20121015/1350314399

ちきりん ‏@InsideCHIKIRIN
「森口氏が東大付属病院で雇われ、やっていた仕事には、手続き上も実質的にもなんら問題がない」のだとしたら、今回みたいな大言壮語をした背景に、とても興味がもてるよね。なにを動機として、そういうウソをつく必要があるかしら?

森口氏よりも「東大の闇」の方が気になるわ。。


和田 唱(トライセラトップス) ‏@sho_wada
結局「マイケル・ジャクソン展」に行ってしまった!(笑)マイケル・ジャクソン「衣装展」だねあれは。確かに本物のあの衣装やあんな衣装があるんだけど、下に書いてある説明記述がちょこちょこ間違ってんだな。特にBADツアー関連のものが。俺に言ってくれれば無償でチェックするのになぁ!!

② BADツアーが行われた「'87年〜'89年」っていう表記には注意が必要だ。なぜなら一口にBADツアーって言っても'87年と'88年では、選曲的にもほぼ別ツアーであって、衣装だって似てるけど違う。個人的に思い入れが強い時期な分、つい重箱の隅を突ついてしまう

③ 例えば展示されてた"BADツアーで着たスリラージャケット"も説明書きは「'87〜'89年に着用」となってるが、バカヤロー!これは'87年だけだよ!ってワケだ。俺なんか筋金入りだから一目瞭然だ。ダンスの時にピカピカ光るプレートが'88年からは違うタイプのものになるんだ。

④ シルバーのいわゆるBADツアー・コスチュームだって、展示されてる"前ジッパー&腕ベルトタイプ"は'88年からのものだ。けど表記は「'87〜'89年に着用」。違うっつうの!マジでこういうのやる時の日本の担当者は俺に確認に来た方がいい。タダでやる!(笑)こっちは筋金入りだよ!


西寺郷太 ‏@Gota_NonaReeves
今回は実際に衣装を作りツアーに帯同したM・ブッシュの説明がそのまま採用。間違ってるとしても本人やねん。 RT @sho_wada 例えば展示されてた"BADツアーで着たスリラージャケット"も説明書きは「'87〜'89年に着用」となってるが、バカヤロー!これは'87年だけ

特にBADツアー関連は、特にそうだね。ブッシュに教えてあげて(^^;;。 RT @sho_wada シルバーのいわゆるBADツアー・コスチュームだって、展示されてる"前ジッパー&腕ベルトタイプ"は'88年からのものだ。けど表記は「'87〜'89年に着用」。違うっつうの!

これまで、和田氏のBAD研究に学んでいたので、私まで表示が雑かなぁなんて思ってしまった。でも今回の衣装展で特に強く記憶に残ったのは、やっぱりMJの「細さ」だなぁ。。いつも気になってしかたがないんだけど、、高画質でyoutubeにアップされている動画の「画面比率」の多くが間違ってるよね。ファンや、業者がアップしていて、それを推薦してるものすごく熱心なファンも、みんなが、つい間違えちゃうぐらい、MJはめちゃめちゃ「細い」んだよね。



久保田泰平 ‏@peacekubota
戸田恵子さんが出てるラジオ聴いてるんですが、どうやら郷太くんが書いたマイケル本読んだらしい。


西寺郷太 ‏@Gota_NonaReeves
ミヤコ蝶々さん役を一人芝居で演じられてた時、子役出身・芸能一筋の人生に彼女自身とマイケルも重なり。 RT @peacekubota 昨夜は「You Are Not Alone」かけてたよ。

パルコ劇場に「なにわバタフライ N.V」をイノッチと観に行った時、楽屋でご本人にお渡ししたんです。戸田さんが大のマイケル・ファンだと聞いていたので。

今日、ブログで知り合った人からもらったメールで気がついた。『THIS IS IT』を観た日(10月28日初日)から、昨日でちょうど3年経ったって。。

今思い返しても、これまでの人生であの日以上に「衝撃的」だった日なんてないと思う。絶対にもっともっと大変な日があったはずなのに、なぜなんだろう。。本当に、今でも不思議でしょうがないの。。



そう言えば、、「Heal The World」は、1度も「生」で歌ったことないよね?(バハマの「聞いてないよぉ」のとき以外)


孫崎 享 ‏@magosaki_ukeru
石原:止めてくれ。尖閣に火をつけ、日中に混乱を招き、それを飛び石に国政だって。個人の利益の為に国を危うくする。何と言う政治家。25日読売「石原都知事が辞任表明…新党結成、衆院選出馬へ。95年に衆院議員を辞職」尖閣問題なければ消えゆく政治家。こんな人物に操られるの、もうヤメ!

尖閣問題。鳩山:、読売新聞はこういう報道の仕方をして、人々の信用失墜を図っている。28日読売「鳩山元首相、また問題発言?”尖閣は領土問題”」「鳩山元首相は”領土問題ではないといくら言っても、世界に向けて日本は不利な立場に立たされている。領土問題は領土問題として議論を大いにし、

尖閣問題。鳩山2:日本の主権を主張していくべき”と述べた。領土問題は存在しないとする政府見解と食い違う発言だ」。尖閣諸島については”領土問題”が存在していることは、明々白々。日本の同盟国である米国ですら「領有権問題については日本側の立場にも、中国側の立場にもつかない」という立場

尖閣問題。鳩山3:ポツダム宣言を見てみよう。、「カイロ」宣言ノ条項ハ履行セラルヘク又日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ」。文句なく日本領は本州、北海道、九州及四国。他は「吾等ノ決定スル諸小島」。更にカイロ宣言を履行する。

尖閣問題。鳩山4:こうした国際約束に目をつぶり、「領土問題がある」との指摘すら問題があるとする報道の仕方をすることは由々しきこと。1979年の読売の社説は日中双方が主権を主張している状態を当然踏まえ論を展開。日本の急激な右傾化、他の論を廃する考え、怖い流れだ。

自衛隊:悲しいことに、進む自衛隊の米軍傭兵化(しかも自分のお金を出して、バカみたい)、海兵隊なんて日本の防衛に関係ない。海外展開軍。二七日「陸自、進む”海兵隊化構想” 装備に課題、省内に疑問も」


自衛隊は日本の軍隊じゃなくなるって、、三島由紀夫は42年も前に「警告」してたのに。


Koji ‏@kwave526
大竹まこと「国民の生活が第一について、マスコミが一切報じない。公明党よりも(人数)多いんだよ?!何も触れない、ってことは無いだろう??おかしくないか?」


廣瀬哲雄 ‏@hirosetetsuo
石原尖閣募金は、石原新党資金に変わるだろうという妄想しているみなさん。私もそのように妄想しました。


BB-45 ‏@BB45_Colorado
@hirosetetsuo そのままつかうことは出来なくても、見せ金にはなりますしね。


アルルの男・ヒロシ@I Told You ‏@bilderberg54
石原新党と維新の会が組めば、かならず中国と戦争に誘導される。絶対にこの2つは提携を阻止し、叩き潰しておく必要が有る。石原が橋下の悪い面をブーストする可能性もあるからだ。

仮説:石原新党結党資金は政府を経由して官房機密費でロンダリングか。石原は政府に寄付金を渡すと声明している。自民党支持層を食う石原新党。維新との潰し合いで民主党政府に漁夫の利。#尖閣寄付金 # 石原新党


fkosun ‏@fkosun
辞任はいいが、尖閣寄付金だけは明朗会計にさせとけよ。新党にもってかすなよ。(しかねないと思っている)


半夏生 ‏@Mr_clematis
寄付金って、新党の創設資金だったのか?


☆尖閣寄付金だけじゃなく、、

東京都「五輪文書を発見」情報公開請求時は「紛失」(2012年10月22日(月)朝日新聞デジタル)
2016年五輪招致で東京都が支出した費用の経理書類をめぐり、保存期間内の8事業約18億円分について都が朝日新聞の情報公開請求に紛失したと説明していた問題で、都は21日、記者会見を開き、「文書が見つかった」と発表した。


TAI:二重生活中の福島市民 ‏@taisei36
石原慎太郎が「津波は天罰」と言った時。チビの親である兄はまだ海を彷徨い、義姉の葬儀も出来ていなかった。生き残ったチビを日々抱き続けた。「馬鹿にするな」と、避難所で大勢が口にしたのを覚えている。言葉は人間性が形となったものだ。心卑しき男が新党を喚き、一人悦に入る様は醜悪だ。 #福島


アッポちゃん ‏@67daikanyama
石原や橋下の支持理由に「何かやってくれそう」と答える人がいるが、私には「何をしでかすかわからない」としか思えない。


◎石原慎太郎の失言・問題発言集【東京都知事】

◎日高義樹氏(ハドソン研究所主席研究員)を、東京都参与に選任!
http://twitter.com/bilderberg54/status/258008628689244160/photo/1


紀瀬美香(きのせみか) ‏@mika_kinose
盟友亀井静香が石原氏に激怒「アンタが今やろうとしていることは、国民のためじゃない。それこそ我欲じゃないか。政治家というのは、国民のために己を殺すものだ。アンタは間違っている。オレは合流しないぞ。」
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-7263.html …


古村治彦 ‏@HarryFurumura
アーミテージが来ているこの時期に、石原都知事国政復帰。橋下氏率いる維新と連携。中国との軍事衝突をどうしてもやらせたいのか。維新が受け入れにくい国会議員や国会議員経験者、首長経験者がこぞって入党、出馬か。第三極どころか第四極、自民タカ派の別動隊の統一戦線づくりなんだな。


「維新の議員に無断で写真を使われた」ことに怒った夜回り先生(水谷修氏)に対する橋下徹大阪市長のツイート
http://togetter.com/li/393641


津田大介 ‏@tsuda
ワロタ。凄いな読売。RT @shbttsy74: 「消費税率引き上げでは、新聞に対する税率を低く抑える軽減税率を導入すべきである」ぼくは、ここまで恥知らずな文章をかつて見たことがありません(10月18日付・読売社説) http://bit.ly/TfsTHw


Masashi Okuyama ‏@masatheman
ネットワークセキュリティの専門家にすごい話を聞いた。人民解放軍は相当すごいことをやっているらしい。銀行のシステムや病院のカルテなど、パソコン上にあがっているものははほぼすべてが筒抜け状態だと考えてもいい、と。日本人の情報意識の甘さが半端ないと嘆いていた。

いま中国はアメリカのポルノサイトをガンガン買収しているらしい。そこにアクセスした人間のパソコンから侵入、と。一番の脅威は金融機関の停止だとも。一番情報が抜き取られやすいのはカフェテリアなどの公共のWi-Fi。ノマド万事休す。

超限戦ですな "@osada_tatsuji: 中国と北朝鮮はサイバー攻撃を軍事戦略に組み込んでいます。核兵器開発には膨大な金が要るけどウイルス開発は桁違いに安い。サイバー対策ほぼゼロの日本のセキュリティで最大の問題は国内に"

その通りかと "@titan__777: 日本は歴史的に海が敵国からの攻撃を防いでいたけど、サイバー戦争ではむしろ地理的優位性が危機意識の欠如を招いてる気がRTパソコン上にあがっているものははほぼすべてが(人民解放軍に)筒抜け状態だと考えてもいい"

ちなみに日本側も中韓などにたいして「地味に」攻撃を行っているらしい。しかし圧倒的に向こうからの数がすごいわけですが。2chは世界最先端だとの指摘もあり。

日本でサイバーセキュリティに従事している政府関係者は500人、人民解放軍のハッカー部隊の数は精鋭の若者を中心に5万人。日本政府のセキュリティーなど「赤子の手をひねるようなもの」だと昨日の論者。


アルルの男・ヒロシ@I Told You ‏@bilderberg54
まあ、情報抜き取りとかは当然中国だけではなく、米国も当たり前のようにグーグルとかがやっているんだろうけど、米中双方がサイバー戦をやっていることは確かだろうな。そこで頼りにされるのがロシアのカスペルスキーという漫画のような話。


福岡国際問題研究所 ‏@fifa5963
友達の友達のCIA要員?から聞いたけど、日本の原発ゼロ政策に誰も反対していないんだって。反対しているのは利権関係者のみらしい。これって普天間問題と同じじゃん?


アルルの男・ヒロシ@I Told You ‏@bilderberg54
CSISとアーミテージの悪口はやめてください(笑)!RT @fifa5963 友達の友達のCIA要員?から聞いたけど、日本の原発ゼロ政策に誰も反対していないんだって。反対しているのは利権関係者のみらしい。これって普天間問題と同じじゃん?
のみらしい。これって普天間問題と同じじゃん?


tamayan ‏@tama0905
ひど過ぎる!@wyidaki 【米兵による性犯罪発生数はイギリスの21倍】 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=269781 … …1位が日本216件、2位スペイン24件、3位イタリア16件、4位アイスランド12件、5位イギリス10件。どれだけ日本が米国に隷属し、アメリカに蔑視されているのか


古村治彦 ‏@HarryFurumura
山本七平botと山本夏彦botはフォローしておいて、ときどき読み返すとなるほどなぁと考えさせられることや気づかされることが多い。

いろいろと考えたいときに故山本夏彦翁の箴言を読み返すことがある。「汚職は国を滅ぼさがないが、正義は国を滅ぼす」「嫉妬は常に正義に変装してあらわれるから、正義と聞いたら用心したほうがいい」「ロバは旅に出て馬になって帰ってくるわけではない」などなかなか味わい深い。

私もーーーーー!!!

山本夏彦bot ‏@QTbotNATSUHIKO/
https://twitter.com/QTbotNATSUHIKO

山本七平bot ‏@yamamoto7hei
https://twitter.com/yamamoto7hei

山本七平botまとめ/『なぜ禍いの源とされるのか』~日本とユダヤの共通点とは~
http://togetter.com/li/265723

☆藤永茂「私の闇の奥」(チョムスキーは、フィンケルスタインの師匠にあたる人)

◎ノーム・チョムスキーが泣くのを私は見た(1)
◎ノーム・チョムスキーが泣くのを私は見た(2)
◎ノーム・チョムスキーが泣くのを私は見た(3)
◎ノーム・チョムスキーが泣くのを私は見た(4)
◎ノーム・チョムスキーが泣くのを私は見た(5)
◎ノーム・チョムスキーが泣くのを私は見た(最終回)



アルルの男・ヒロシ@I Told You ‏@bilderberg54
B層の研究ということで立ち読みしたが、ひでえ本だ。ニーチェ研究の適菜収。この本の内容に疑問を抱かないやつらこそB層。本来のB層とは全くかけ離れた意味でこの言葉が使われている。pic.twitter.com/taBYMSIt

適菜収の使っているB層と、例の郵政民営化問題の時に話題になった企画書のB層の定義は全く違っているというか、適菜自身が勝手にすり替えている。本来の意味は「マスコミ報道に流されやすい比較的IQが低い人」のことだが適菜はこの定義を無視して、自分が馬鹿だと思う勢力を批判するために使う。

この程度の男が哲学者とか知識人を名乗っているのだから日本は到底ルネサンス時代に登場した綺羅星のような知性には近づけないし、日本の過去の思想家などにも遠く及ばないのも無理は無い。この適菜や池田信夫を無批判に受け入れる層のことをB層というのである

プロパガンダとB層のことを書いているのに、三橋貴明氏ですら参考文献に入れていたバーネーズの『プロパガンダ教本』が適菜の本の参考文献には入っていなかったことは確認済み。リップマンだけは読んでいるようだが。どうもこの男はニーチェの理解も怪しいと思えてきた。

◎[関連記事]適菜収

アルルの男・ヒロシ@I Told You ‏@bilderberg54
ニーチェを理解したかったら適菜なんか読むよりもアイン・ランドの一連の小説を読んだほうが早い。

◎[Amazon]アイン・ランド

「米国の読者が選んだ20世紀小説ベスト100」で第一位(『肩をすくめるアトラス』)と第二位(『水源』)を独占し、1991年のアメリカ議会図書館の調査で「20世紀アメリカで聖書の次に影響力」と紹介されていたが、リーマンショック以降も、あらためて評価されている。アメリカ経済の象徴でもあったグリーンスパンは、ランドを師と仰いでいる。


◎「六城ラヂウムBlog」朝日新聞、前代未聞の書評の一部訂正(2012年10月21日)

佐々木俊尚氏が『戦後史の正体』を陰謀論と批判したのには驚いた。「陰謀論」や「ポピュリズム」という言葉の使用に、安易であったり、抵抗感がないという人は、本人もその読者も「B層狙い」だと思っていたんだけどなぁ。。佐々木氏は、池田信夫氏のように確信犯には見えないところが、、余計に残念です。


孫崎 享 ‏@magosaki_ukeru
ドーア:ドーア氏(英国社会学者)自宅に来る。ドーア氏「貴方の『戦後史』の正体、陰謀論と批判する人多いですね。でも米国はCIA等が日本に一杯、陰謀・工作をかけているのに。」

◎『週刊朝日』はいったい何を謝罪したのか?(橘玲・公式サイト)


アルルの男・ヒロシ@I Told You ‏@bilderberg54
ニコ生:森ゆうこ「ドイツの脱原発政策はすべての政党が賛成している、これが大きい」

ニコ生:小沢一郎「ときどきライトの方から核武装をするべきだという議論が出る。しかし、そのような考えは国民の殆どが反対している。政府が核武装をしないと明確にすべきだ。曖昧にしてはいけない。日本でも既に相当程度、プルトニウムを抱え込んでいる」


御影暢雄 ‏@mikagenobuo
@bilderberg54 小沢氏は原発の二面性をよく理解している。発電所であり、同時に核兵器原料製造プラントだったということを。特に重大事故を起こした福島第一には軍事機密的使命があったことを知っているのかも。警察が業務上過失傷害で同原発を捜査しない理由も。


アルルの男・ヒロシ@I Told You ‏@bilderberg54
ドイツの脱原発はフランスの原子力発電で成り立っているというのは間違いです。
http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/674013/58639/74454433

反原連が怪しい所(1)再稼働反対だけを唱えて具体的に脱原発についてどうすればいいのか道筋を提示しない(2)消費税問題が喫緊の課題の時に「ワン・イシューデモ」で一般人も参加しやすい金曜日の夜に官邸を占拠して他の問題での抗議を他の曜日に追いやった、など。

反原連についても具体的に「こうしたらいいのではないか」という提言型の運動をすればいいのになあと私は思ってきた。私は私なりにパブコメなどで意見を表明してきた。この組織がどうなるかは、デモと提言とをうまく結び付けるということをやっていくかどうかにかかっていると思う。

映像で見た感じ、ドラムを叩いていた人が僕は一番反原連で問題というか、逆効果だったと思う。感情的なスローガンだけを並べてもトゥルー・ビリーヴァー以外は引いてしまう。これは他の政治運動でも言えること。「自明の理」ということなのだろうが、なぜ再稼働反対なのかをもっと説明するべきで。

私が脱原発の最終的な実現のために必要だと思うこと(1)核燃料サイクルの中止(2)2018年の日米原子力協定の延長の見直し(3)LNGの安定供給先の確保(カナダ・ロシア・豪州)(4)固定価格買取制度での電気代負担増加を抑える(5)自然エネ普及はむしろ税控除で導入コストを下げる。

(6)活断層を含めて原子炉の設置基準を再評価し、立法措置により規制を厳しくする(7)暫定的に原発を残さざるを得ないにしても最後の手段として補助的電源として位置づけ、各サイトには炉の個数制限を行い、事故時にも複合事故を未然に防ぐしくみをつくる。など。

庶民っていうのはゲンキンなもので、金銭的負担が許容範囲であれば、あっけなく脱原発を支持すると思う。いまは推進派が「ろうそく生活」とか「電気代が三倍になる」とか言っているので、尻込みもあるのだろうが。

結局、固定価格買取(FIT)で電気代がどの程度高くなるかなんだろうね。金持ちばかり儲かるという結果になれば問題。むしろ火力を徹底的に活用し、それでも無理なら原子力で、それでも既存のサイトで各一機のみとか、更に福井などは距離規制で事故が起きても複合的な事故にならない対策を取るとか。

例えばだから、福井県の敦賀とか大飯、柏崎とか、活断層の問題を考慮したうえで、もっとも大丈夫な場所にある原発の号機だけを一機だけ残して他は全て廃止する。これだと事故が起きても複合的なものになる可能性は減る。ゼロにはならないが。

まあもちろん、シミュレーション次第だけど、FITはドイツでもあまりうまく行ってない(富裕層優遇と電気代滞納家庭の増加)があるようだし、プランB,Cは用意した方がいい。とりあえず京都議定書は脱退した方がいい。

「原発ゼロ」にブレーキがかかったのは8月下旬、電気事業連合会が原発推進議員らに配った「ペーパー」が引き金だった。


◎イマジン・ピース・タワー(Wikipedia)
◎[live feed]IMAGINE PEACE TOWER




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by yomodalite | 2012-10-29 17:57 | 日常と写真 | Trackback | Comments(7)
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☆「ジョン・レノン Part 3」の続き

Part 2、Part 3では『ジョンの魂』の発売後に行なわれたインタヴューを紹介しましたが、今回は、1996年に出版された『ロスト・レノン・インタヴュー』から、

『ジョンの魂』発売直前の、1969年から1970年のまでのインタヴューを紹介します。

『ロスト・レノン・インタヴュー』は『ロスト・ビートルズ・インタビュー』の著書もある、ジェフリー・ジュリアーノが編集し、監修者のあとがきによれば、原書は1冊ですが日本版は2巻で出版され、第1集はジョン自身の発言とビートルズのメンバーの発言で構成され、特にこれまでほとんど知られていなかった1969年の「ラブ・アンド・ピース活動」の記者会見での発言も収録されている本で、原書は、MJの蔵書としても確認されている『The Lost Lennon Interviews, by Giuliano』。

日本版では、テーマ別時代順に並べ替え、ジョン自身の発言で綴る生涯と作品論はどんな著名人が書いた本よりも読み応えがあるとも言われていて、私もこの本でジョンのこともヨーコのことも、ますます夢中になりました。

ここで紹介する発言の多くは、大勢の取材陣が集まっている「記者会見」のもので、ジョンとヨーコは様々なインタヴュアーに答えています。これらがきちんと伝わらなかったのは、取材者が自社の都合に合わせ、それぞれ細切れで、料理し、会見も恣意的に放送されたからでしょうか。

下記は、ジョンの平和活動や神と宗教について語っている部分を中心に省略して抜粋しています(註記はすべて私による)


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◎1969年アムステルダム「ベッドイン」PRESS CONFERENCE

Q:仕事から帰って、テレビを観て、また翌日も厳しい社会で生きている人たちに対して特になにかメッセージはありますか?

どんなワーキングクラスの人だって、僕らのやってること(「ベッドイン」のこと)はできるだろう。

ヨーコ:現代のワーキングクラスの人なら、少なくとも二週間は休暇がとれるでしょう。OLでもね。街でデモをやってる学生も、ベッドに入っていることはできます。どんな形にせよ暴力に頼れば、さらに暴力をよぶことになるんですから。これは単なる事実です。

行動を起こせば、その反動が来る。そういうことをすれば、返ってくるのも暴力だわ。私たちは革命がいいとは思いません。人は進化すると信じていますいつか変わるときがくるはずです。でも若い人の多くは我慢できずにいるの。「進化なんて待っていられない。革命を起こさなくては」とね。とても焦っているんです。現代の10年は19世紀の百年にも匹敵します…。時間の流れがとても早いんです。


あらゆる年代の人から電報が来るんだ。神父とかホテルの支配人とか、ありとあらゆる種類の人からね。自分たちで行動を起こさないにしても、僕らがうまくいくように祈ってくれてる。精神的な面で僕らを守ってくれている人たちが、ある程度はいると思うんだよ。

僕はそういった波動の効果も信じてる。あちこちの国の大勢の人が「そうなんだ、僕もそう思うんだ」って言ってくれる。彼らが「うん、信じるよ」というだけでも、効果があるんだよ。

ヨーコがこの間言ったとおり「咳をすればこの部屋に影響し、世界に影響する」。なにかしゃべれば、その言葉はそこで終わりにはならない。科学者なら証明出来ると思うな、波動は拡がって行くものだって。だからあらゆる行為は無限に拡がっていって、効果をおよぼしていくんだよ。自分がどんな効果を生み出して行くか、慎重に考えて計画すれば、僕ら全員にチャンスがめぐってくる。

自分の行動すべてを考えるのは大変だ。でも自分の人生に対する姿勢が他のみんなにも影響を与えるんだよ。それによって世界にも影響するんだ。

ヨーコ:これまでにも多くの平和主義者がいました。ガンジーとか、山奥で瞑想するグルたちとか、彼らが発する波動にも大きな意味があると思います。マーティン・ルーサー・キングは説教をして、ジョン・ケネディは政治を動かしました。彼らの波動にもとても意味があります。でもそういう人たちと私たちとの違いは、私たちにはユーモアがあるということです。

私たちは岩の上で瞑想するのではなく、ベッドの中にいます。これはものすごく人間的なことでしょう。私たちは概念としてのセックスを波動として世界に送っているんです!だから、山の中で水と空気だけで過ごしながら瞑想するのとは違います。大きな違いがあるんです。私たちのやっていることはとても人間的で、とても現代的です。

若者が世界を変える方法は、説教や政治ではない、グルになることでもありません。誰もがグルなのです。ベッドの中でも瞑想はできます。私たちの宗教の根本は、キリスト教、ヒンズー教主義、仏教主義、共産主義、これまでに生み出されてきたあらゆる「主義(イズム)」の基本原理なのです。そういうものはほとんど、善良な意図を持った人によって作られています。

私たちが反対しているのは事実の歪曲です。私たちはキリスト教徒であり、仏教徒であり、共産党員でもあるのです。メッセージは世界中どこでも同じだと信じています。

Q:そういう考え方をする以前は、カトリック信者だったのでしょう?

僕はイギリス国教会(☆)の教徒として育った。つまりイギリスに住んで、地元の教会に通っていたんだ。

(☆)現在、イギリス国教会という訳語は不正確?(Wikipedia)

ヨーコ:私は色々な段階を経てきました。ジョンもそうだと思いますけれど。これは、この時代の特徴だと思います。誰もが資本主義やら仏教の禅やらを経験しているでしょう。現在は、誰もがあらゆる知恵に実際にふれることができる時代なんです。

Q:「宗教」という言葉は使わないのですか?

僕らはあるひとつの袋、ひとつの「主義(イズム)」に入りたくない。すべての「主義(イズム)」を、その基本理念において僕らは受け入れる。全部同じなんだ、どれも同じことを言ってるんだよ。

ヨーコ:言葉を変えれば、共存ということです。なにか意見を言えば、そのとたんに危険になるのですから、主張とは危険なものです。それが即座にほかの意見を殺してしまうのだから。ジョンのキリスト発言のようにね。キリストを妄信すれば、仏教でも何でも殺してしまうことになります。

なぜすべての「主義(イズム)」を共存させて、そこから未来を築こうとしないのでしょう。私たちは「私たちはあなたの味方です」って言ってるだけ。それを『ベッド主義』とか『ヘア主義』とか呼んでもかまいません、あるいは『現代主義』とか。もしみなさんがレッテルを欲しがるのであれば。

Q:東洋での体験からなにを学びましたか?

ヒンズー教や、禅のことをちょっと。マハリシにいろいろ聞いたよ。彼はいい先生で、哲学に詳しかった。僕はそういうことをまるで知らなかったんだ。で、「主義(イズム)」についていろいろ学んだわけだ。そのうち、僕がなじんできたキリスト教と、本でよく読んでいた共産主義とか、いろいろなものの間に共通点があるって気がついた。だから、あそこではずいぶん教わったよ。瞑想も習った、実際にはそれがそもそもの目的だったんだけどね。

Q:ではなぜやめたんですか?

あの「主義(イズム)」をやめたんだ。瞑想は今でもやってるよ。マハリシ主義の原理は今でも信じているけど、あのグループには属したくないんだ。



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◎1969年3月31日

Q:今、マハリシのことをどう思っていますか?

彼は僕に瞑想を教えてくれた。僕は今でも瞑想をやってるよ。それにもうひとつ彼が教えてくれたこ … 遠回しにだけど… それは、僕らはみんな自分自身のグルだということだ。

Q:彼を悪者だという人たちについてはどう思いますか?

僕個人としては、彼を悪者だとは思わない。彼がほんとに金目当ての詐欺師だとしたら、マスコミは、どこで彼が金を手に入れたか見つけ出せるはずだ。彼がほんとに悪人だったら、君らでつかまえればいいだろう。

Q:カトリック教会をどう思いますか?

確立した宗教はみんな同じで、真理からかけ離れていると思う。キリスト教も仏教もヒンズー教も、それに共産主義も、基本的な真理はすごく似てる。でもそのメッセージは失われてしまった。

◎1969年ロンドン PRESS CONFERENCE

Q:「アイ・アム・ザ・ウォルラス」はヒンズー教のマントラと言われてきました。

音楽はすべてマントラだよ。曲を作るのと同じで、マントラも反復も音波みたいなものだ。ポップミュージックはみんなのマントラのようなものさ。

◎[Wikipedia]「アイ・アム・ザ・ウォルラス」
◎[動画]The Beatles - I Am The Walrus
◎[訳詞]「I Am The Walrus」(やさしいThe Beatles入門)

Q:「僕は彼、彼は君 … 」というのはどういう意味ですか?

あれは、単に「僕らはみんなひとつ」ということを言ってるだけ。



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◎1969年モントリオール「ベッドイン」PRESS CONFERENCE

Q:ノーザンソングスは、現在ATVが権利を持っているわけですが、この会社とビートルズとの関係は、これからどうなるのでしょうか。

僕らはこれまでも権利を持っていなかった。ほかの誰かに支配されないようにしてきただけだ。僕らはノーザンソングスを管理できるだけの株をもってなかったんだ、ずっとね。だれか新しい人間が入ってくると、僕らは彼らに完全な支配権を握られないようにした。で、実際そうならないようにしたんだ。ATVの持ち分は4分の3しかないからね。

Q:レノンさん、1941年にヒトラーが権力を握っていたころ、アメリカがイギリスの援護にやってきました。もしそのころ生きていたら、あなたは自分の哲学をアメリカ人に話したでしょうか。

ヒトラーに話しただろうね。

ヨーコ:もし私がヒトラーの恋人だったら、状況はずいぶん変わっていたでしょう。戦争や独裁制あ存在するのは、みんなが十分に対話しないから、みんなが十分愛を与えないからです。だれもがヒトラーを愛していたら …

「愛」というのはほんとうの意味で対話することですけれど、それにいって彼の心を開かせ、彼に違う刺激を与えていたら、彼はあんなところまで行かなかったでしょう。彼があんな風になったのは、独裁者になる典型的な状況に置かれたからよ。つまり孤独です。それはみんなの責任だわ。

Q:ヒトラーは子供が好きだったそうですよ。甥や姪をとてもかわいがっていたということです。

彼にもキリストの部分が残っていたんだろう。

Q:「ビートルズってものを通り抜けて」というと、もう過去のことなんですか?

そうさ。ビートルズは言っていれば成長するための「まゆ」だったんだ。今の僕は僕自身でいられる。次の目標はカルマだ、僕はそれを、さいころを降るようなものだと考えているんだよ。

Q:リーダーになりたいと思いますか?

いや。「僕は彼、君は彼、君は僕、僕らみんないっしょなのさ」ってね。僕らはみんなひとつなんだよ。それを一曲ごとに言い続けるわけにはいかないけど。

Q:みんなひそかに言ってますよ。あなたが「日1日とキリストに似てくる」って。

それはジョークだろ。キリストに似てるやつならたくさんいるよ。たしかにキリストは最高にいかしてると思うけどね。でも、新しいキリストが出てくるべきでしょう?しかも現代においてはメディアから出てくるべきです。期待できる場所はそこしかありません。

キリストは「自分がなになにである」とは一度も言ってないよ。神の子とか人の子としか言ってない。それって僕らみんなと同じじゃないか。だからさ、キリストにビートルズのイメージをかぶせたのは他のみんなだろう。

ヨーコ:私たちが出した結論は、実際に知る必要がないということです。私たちは私たち自身でいればいい。評価はあとで誰かが決めてくれるでしょう。あるいは永遠に定まらないままかもしれないですけど。

Q:ハンター・ディヴィス(1968年に出版された公認伝記『ザ・ビートルズ』の著者)が取材した頃、あなたはあまりエゴを出さずに他のメンバーに頼って、あまり幸せそうに思えませんでした。でも、今日のあなたを見ると、すっかり本来のあなたに戻っているようですね。変化の原因は何だったのでしょう。

ヨーコだよ。初めてドラッグとか、宗教とか知った頃は、僕らのエゴがビートルズとしての関係に悪影響を与えていた。(中略)エゴについてのティモシー・リアリーのパンフとかを読んで、僕らみんなエゴというのは悪いものだと思うようになったんだ。僕はものすごく強いエゴの持ち主だからこそ、あそこまで行けたわけなんだけど、2年間そのエゴを完全に殺そうとしていた。もとに戻るのにまた2年かかったよ。

Q:エゴがないと、どういう感じになるんですか?

恐ろしいもんだよ。僕はもともと神経質でパラノイアに陥りやすい人間だから、エゴを消してしまうと何の役にも立たない。ひたすらポールとか、他のメンバーに頼ってた。みんなは僕ほど自分を壊していなかったんでね。



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◎1969年ロンドン INTERVIEW

Q:「宗教」という言葉を聞いて、なにが頭に浮かびますか?

確立した財産と建物。その言葉がなにを意味するのか、どうしても思い出せないね。僕にとってはたいした意味のないものだ。

ヨーコ:規則を教えているかぎりは、宗教に問題はありません。みんなが求めているのは父親像なんです。ブッダや、キリストや、モハメッド、そういったものにあてはめて物事を考える。父親に頼りたいのです。非常に厳格な規則を学ぶだけでなく、崇拝している。ヒトラー崇拝と変わりありません。すごく危険なゲームです。

◎1969年12月トロント平和のための記者会見 PRESS CONFERENCE

Q:この前モントリオールに来たときには、どんぐり(☆)の話を…。

(☆)世界各国の元首に箱に入れた2つのどんぐりを送り、平和について考えを促そうというイベント

フセイン国王(☆)が植えてくれたよ、彼だけだよ!

(☆)ヨルダンのフセイン・イブン・タラール国王のこと)



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Q:あなたが平和を追求しても、その服装や髪型が人を遠ざけているかもしれませんよね。

要するに、それは政治家のやってることだろ。政治家の小綺麗な写真を見て騙される人が、今どのくらいいるっていうんだい。日曜日の教会をバックに、家族と犬と、ついでに娼婦も一緒に写っているようなやつをさ。若者はもうそんなことは信じないさ。

ぼくは「門を一カ所開けておく」ことが大切だって直感的にわかってるんだ。「城は内側から崩れる」っていう中国の古いことわざがあってね。

たとえばアメリカは、共産主義者に侵略されやしないさ。内側からダメになっていくんだ。常に扉は一カ所開けっ放しにしておくことだ。城の扉を全部閉めていたら、敵はあらゆる方向から攻めてくるだろう。それで負けるかもしれない。

でも扉を一カ所だけ開けておけば、敵はそこをめがけてくる。僕らの扉は長い髪であり、MBE返還の理由に『コールド・ターキー』(註1)を挙げることだ。

どうでもいいようなことで目をそらしておけば、僕ら自身が攻撃の的になることはない。だから、僕らは努めて自然なままでいようとしているんだよ。

ラビ・フェイバーグ(1969年の短期間、ジョンとヨーコと活動を共にしていたユダヤ教の宗教的指導者):ジョン、今のあなたが若者に与える影響力というのは、司教とラビと神父をすべて合わせたよりも大きいんだ。ほんとうだよ。自分の持つ力が恐ろしく思えるときはない?

抽象的な力だからね。その力をつぎ込む具体的な対象があったら … つまり平和ではなく、なにか形のある商品を売り込みたくて、知ってるマスコミの人間をつかまえて理科してもらおうとしても、たぶんうまくいかないだろう。だから、僕の持ってる力というのは、実際に使える力じゃないんだよ。

Q:体制側の人間に経済的な支援を頼もうと考えたことはありますか。たとえばヘンリー・フォード2世みたいな人に。

ああ、もうちょっと組織がしっかりしてきたらね。僕たちはリーダーになるのは嫌だったんだ。ウィルヘルム・ライヒ(フロイトから直接指導を受けた精神分析家。1960年代に再評価された)は「リーダーになるな」って言ったけど、それはほんとだと思うよ。僕は自分たちも仲間のひとりでいたいんだ。(中略)そういうのは、独裁政治なんだ。僕らはみんなに手伝ってほしい。

Q:神を信じますか?

うん。神というのは発電所みたいなものだと思う。電気の供給所みたいなものなんだ。神は最高の力を持ってるんだよ。でも、神は善でも悪でもない、右翼でも左翼でも、黒でも白でもない。神は神なんだ。僕らはその力の源を探って、そこからなにかを生み出す。電気と同じだよ。椅子をとおして人を殺すこともできるし、部屋を明るくすることもできる。神は存在すると思う。

Q:キリストの間違いは、ひとりの人間として全世界を救おうとしたことだと言われます。あなたもそう思いますか? そう思うからリーダーになろうとしないのですか?

それについてはわからない。ただ僕は、リーダーや父親像とかいうのは僕らの前の世代みんなの間違いだと思うよ。どうしてもニクソンとかキリストとかに頼りがちだけど、僕らはもう頼れないんだよ。他の誰かにやってもらおうと思うのは責任逃れだろ。「彼がきっと助けてくれる。助けてくれなかったら彼を殺してやろう、落選させてやろう」ってことじゃないか。それは間違いだと思うよ、父親像に頼るってことはね。僕らは活動を続けるかぎり、絶対にリーダーにならないよ。

ヨーコ:それにリーダーはあなたがたなんです。ここにいる誰もが、次の世界を率いて行かなくては

Q:この平和運動を始めるきっかけとなったのには、なにか特別なきっかけがあるんでしょうか。

何年もの間にだんだんとこういう方向に向いてきたんだけど、直接のきっかけと言うと、ピーター・ワトキンスという人から手紙をもらったことかな。『ザ・ウォー・ゲーム』(1965年)という映画を作った監督だよ。

◎[関連記事]孤高の「偽」ドキュメンタリー作家、ピーター・ワトキンス
◎[動画]"The War Game" - directed by Peter Watkins - Excerpt 1 of 2

すごく長い手紙で、今どういうことが起きているかが書かれていた。メディアがいかに統制を受けているか、どんな風に動かされているか、みんなに知らされる情報すべてが、いかに操作されているか。

彼はそれをはっきりと、何時間もかけて膨大な枚数に書いてきた。そして最後に「あなたならこういう状況をどうしますか」って。

彼が言うには「あなたのような立場、我々のような立場にいる人間には特に」、つまり彼が映画監督だからね…、「メディアを世界平和のために利用する責任があるはずだ」。

僕らはこの手紙を前にして3週間ずっと考えてた。そのあとで僕らは「ベッドイン」を思いついた。召集令状が来て、3週間どうしたらいいか考えて、ベッドインをやったんだ。



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◎1970年7月ロンドン PRESS CONFERENCE


Q:アンダーグラウンドは唯一の文化的革命でしたが、それでも世間に広まってみると、ウォール街の連中よりもさらにひどい人間たちの集まりでしたね。

フラワー・パワーとそっくりだよ。メッセージは正しかった。「戦争はやめて愛しあおう」…。でもそれがインチキに取り込まれてしまったんだ。でもメッセージは復活するんだよ。ある思想を広めた人間が、なにかまた新しいことを思いつくんだ。

半年のあいだ平和を流行させることができれば、継続していくだけのエネルギーが出てくるんだ。最初のフラワーパワー世代が今でも同じことを言ってるみたいにさ。。。問題は解決していないんだ。そういうメッセージを全部また呼び戻さなきゃいけない。なにひとつ、たいして変わっちゃいないんだ。

Q:ニュースの対象になることが、あなたが使える手段としてもっとも優れたものだと思いますか? つまり、アルバムを作ることや映画を作ることよりも。

僕らはその全部をやってるよ。ニュースになるような平和運動をやっていこうと思うし、それに曲や映画を作る元気がなくなってきたわけでもない。だから、すべてをやってるのさ。(中略)僕らのためにドアを開けてくれる人たちに会って、意見を交換して、何年もの経験や、味わったハイな状態を語り合い、エネルギーを高め合い、自分たちを見せあう。そして新しい知識を得て、さらに進んでいくんだ。

Q:そして、くぐり抜けたあとのドアを開けておくのも … 。

それが歴史の法則なんだろう。前に進むときには、必ずなにか後ろに残しておくこと。「人になにかを成せ」ってやつだ。なにかを見つけたら、それを次の子孫に渡して、自分は先に進まなきゃいけない。

(1969年から1970年までのインタヴュー終了)

(註1)

女王陛下殿、私は、英国のナイジェリア・ビアフラ問題への介入、ベトナムにおけるアメリカ支持、そして『コールド・ターキー』がチャートから滑り落ちたことに抗議し、MBE勲章を返還します。
愛を込めて、ジョン・レノン
1969年11月25日 

Your Majesty, I am returning my MBE in protest against Britain's involvement in the Nigeria-Biafra thing, against our support of America in Vietnam and against Cold Turkey slipping down in the charts.  
With love, John Lennon
November 25, 1969

◎大英帝国勲章(Wikipedia)

☆「ジョン・レノン Part 5」 に続く

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by yomodalite | 2012-10-25 09:41 | マイケルと神について | Trackback | Comments(8)

ズタボロ/ゲッツ板谷

ズタボロ (幻冬舎文庫)

ゲッツ 板谷/幻冬舎



『ワルボロ』『メタボロ』に続く、待望の板谷家サーガ第3弾『ズタボロ』

大切な人を守らなくてはならない!そう思えば思うほど、大切な人への思いに忠実すぎる少年は、そのデッカい愛に翻弄され、終わりのない暴力の世界に、どこまでもどこまでも進んでいく。。

(下記の「青字」はAmazonレヴューから)

発売後10日余にして、既に、Amazonレヴュー9件。私と同じく、続編を待っていた人が多かったのでしょう。暴力的なものは苦手で… という女子のレヴューだけでなく、ここまでのレヴューすべてに共感し、みんな「ゲッツ」のこと愛しているんだなぁと思って、その「愛」にも、もちろん共感してしまう。確かに『ズタボロ』は、

小説は読んだ事ないとか
しばらく活字から遠ざかっていた …


という人にも読めるし、楽しめるかもしれない。でも、

『ワルボロ』『メタボロ』を読んでいない方でもすぐに入っていけると思います。
「ズタボロ」からいきなり読んでも凄く楽しめる作品だと自分は思いました。


に関しては、これまで、そこそこ小説を読んできた人だったら、
絶対に最初から、この自伝的小説を読んで欲しい。

下記は本書の「プロローグ」から(大幅に省略して引用しています)

このシリーズの2冊目『メタボロ』を書いてる時にオレは突然、脳出血を患った。ある日の昼、原稿を書きはじめたら、ちょっと前まで7時間も眠っていたというのに、またメタメタ眠くなってきたのである。で、しょうがないので再びベッドで横になって目を覚ましたら、あろうことか、2ヶ月も経っていたのだ。

そう、その間にオレは脳の血管が切れ、意識を無くして病院にズッーーと入院していたのである。

人間は頭の血管の肝心なところが切れると、まず顔が曲がってしまう。そう、目や鼻や口が定位置にあるのは、実はいつもその位置を脳が管理しているからなのだ。が、その機能が壊れてしまったオレの脳は、その仕事を放棄してしまった。すると途端に口が右に曲がり、それにつられるようにして鼻やアゴまでも右に大きく曲がっていた。目も左右2つの高さが微妙に違い、しかも焦点が全く定まっていなかった。

ウチの家族は病院の先生に「コーイチさんは、文章を書く仕事に戻るのは難しいと思いますね」と言われていたらしい。

が、ある日、突然オレの意識と記憶が戻ったのである。オレの目、鼻、口の場所は元に戻し始め、日常会話も大分まともになってきたが、日本にある県を全部書けという問題には秋田、山形、熊本の3県しか書けなかった。

それでも2カ月後には、オレは短いエッセイを書き、週刊の連載を始め、途中だった『メタボロ』も書き始めた。オレは、自分が完全復活したと思った。これからまたゲラゲラ笑えて、時には少しシリアスな文章もガンガン書いていけるという自信も戻ってきた。

が、それは甘かった…。自分には高次脳機能障害という、その中でも主に記憶障害が残っていて、いくら文章を書いても次々と思い出せない人や物の名前が出てくるのである。途中で何度も(あれ… あの名前何だったっけ?)とつかえていると、早い話が全然話に乗っていけなくなるのである。

そう、オレは文章をリズムで書く方なので、ポンポンと色々なフレーズが飛び出してきて、それを文章に組み立てているうちにドンドン筆が止まらなくなり、また、自分でも笑ってしまうようなギャグが所々でボコン、ボコン!っと出てくる。が、こうも色々な名前が思い出せないと、そのターボが全然かからないのだ。

そう、オレの脳は85%ぐらいは回復しているのだが、文章を書く作業というのは、その残りの15%を主に使うのである。また、友だちと話していても前のようにギャグが出なくなり、だから電話で話す機会も随分減った。

そして、脳出血を患ってから4年が経った時、オレはネットで自分と同じく脳卒中系の病気で倒れたが、見事に復活している人を調べた。が、本格的に倒れた後、以前と変わらなく再び羽ばたけているのはミスチルの桜井くんぐらいで、自分と同じく脳の血管が切れ、しかも、丸2ヶ月も意識と記憶を失ったという物書きは、遂には見つからなかった。

が、オレは、このシリーズで “ある事” をアピールするために最後まで文章を書かなくてはいけない義務がある。

いや、もっとわかり易く言えば、これがプロとして文章を書く最後の仕事になっても構わないから、オレは “ある事” を一本背負いしなければならないのだ。


果たして、今のオレにソレができるのか…。

ま、本来なら4年前に、脳出血で1度終わった才能である。納得のいく内容が書けなくても、それは仕方のないことだ。

でも、オレは書く。とにかく、書いていくっ。だから、まず最初に叫ばせてくれ。

うををををををををををををを〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!

(引用終了)


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徐々に笑いよりも、涙、そして暴力をも加速してきた「ボロ」シリーズですが、本作は今までよりもさらに笑いが少なく、ゲッツ氏独特のリズム感もあまり感じられません。

でも、物語が終わりに近づくにつれて、やっぱりドンドンと惹き込まれていって、最後には泣かずにはいられなかったし、今、プロローグを書き写しているときも、何度も、涙が込み上げてきました。

そしてこの「ズタボロ」は恐怖のプロフェッショナルも現れて暴力描写もキツイのに作者のはにかみと品、周囲の人との愛の力で、いがらっぽい読後感を持つ事などまるで無い。若い人にも読んでもらいたい。「崖から転がり落ちそうになった子を捕まえるライ麦畑の捕まえ役」ホールデンと同じ慈しみのある人が記した青春の書だと思うから。

激しく同意。。まだ、コーちゃんに出逢っていないひとは、
今すぐ『ワルボロ』から是非!!


☆著者によせられた「コメント」も熱いっ!!!
◎[ゲッツ板谷の波風日記]新刊「ズタボロ」、文庫版「メタボロ」発売!!

◎関連記事『ワルボロ』
◎関連記事『メタボロ』

◎Amazon『ズタボロ』

☆真紫のスーツに10センチのシークレットブーツを履き、韓国のカジノで2億円負けた日の翌日、その2億円をやはりギャンブルで取り返すというドラマチックかつ超絶下品な「竹脇」が車の中でいつも聴いているオペラ『道化師』の “衣装をつけろ” のアリア。

Pagliacci - 道化師(Daisuke Takahashi)





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by yomodalite | 2012-10-24 12:31 | 文学 | Trackback | Comments(0)

ヴァンパイア/岩井俊二

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大好きな岩井俊二監督の最新作『ヴァンパイア』。公開後すぐに観に行こうと思ってたんだけど、なんとなく渋谷に行くのが億劫で、、(なんでかわかんないけど、、)それで、先に「小説」で読んでみよう思いました。

◎映画『ヴァンパイア』公式サイト

岩井氏の映画の魅力は「ネタバレ」に影響しないし、岩井氏の「小説」を体験したい気持ちもあって、なんと言っても、今回は「吸血鬼」がテーマですから、文学的興味があったんです。

☆ここから先もストーリーの結末にはふれていない「ひとりごと」のような内容です。

吸血鬼をテーマにした作品は、日本にも「名作」がありますが、最近、夥しい数の「吸血鬼」をテーマにした文学や、映画がある国々の、神や宗教のことを考えていて、つくづく、そういった「本場」では、水が豊かではなかったために、実際に血に飢えるという経験があるのだということを痛感したり、、

聖書での「血」に対する記述を読んでいると、日本はやっぱり「血と薔薇」の国ではないのだということを意識していたのですが、それゆえに、日本の「吸血鬼」は、文学として個性的で面白いのでは … という思いもあり、岩井氏の作品は、まさにそうなんじゃないかと、映画への期待とはまた別の興味もあって読みはじめました。

で、結論から言えば、これはまさにそういった「本場」にはないような物語で、

殺人者である主人公の描写など、これまでの映画からイメージする「岩井俊二の世界」とは、また別の味わいがあるのですが、吸血鬼物語として独自の魅力があり、やっぱり「岩井ワールド」を堪能できました。

読んだ後、やっぱりDVD化の前に、映画館に行こうかなぁと、今迷っているところです。

◎Amazon『ヴァンパイア』
________________________________

[内容紹介]惹かれあう孤独な魂たち。この世の果ての恋物語ーー。
鬼才・岩井俊二が脚本・監督・音楽・撮影・編集・プロデュースを務める映画の原作!

「死ぬなら君の血をくれないか」
「僕はヴァンパイアなんだよ」

学校では自殺を考える生徒を説得する誠実な教師を演じながら、プライベートでは自殺サイトに接触し、若い女性の自殺を幇助する代わりに、血を飲ませてもらっていたサイモン。自殺志願者の間では有名な存在で恐れられている。ある日、血を抜かれた若い女性の遺体が相次いで発見された。“ヴァンパイア"と呼ばれる連続殺人犯が世を賑わす中、サイモンは、新たな女性との出会いを求めようとする……。
孤高なる美意識と世界観で読者を魅了し救済する、岩井ワールド炸裂の恋物語! 幻冬舎 (2012/8/24)

[BOOKデータベース]血を抜かれた若い女性の遺体が相次いで発見され、“ヴァンパイア”と呼ばれる連続殺人犯が世間を騒がせる。犯人はアルツハイマーの母の面倒を見る善良な高校教師、サイモン・ウィリアムズ。被害者の女性は皆、自殺志願者であった。血に取り憑かれた男と犠牲者たちとの数奇な共犯関係の絆。彼らは人知れぬ場所で儚くも希有な愛を育んでゆく。孤高なる美意識と世界観で読者を魅了する岩井ワールド。エーテリアルな愛の物語。




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by yomodalite | 2012-10-23 11:40 | 文学 | Trackback | Comments(0)

アメリカが作り上げた“素晴らしき"今の世界

ロバート・ケーガン/ビジネス社



著者は、ネオコンと分類されるアメリカの政治・外交評論家で、ブルッキングス研究所の上級研究員にして「ワシントン・ポスト」のコラムニストとしても活躍している。2008年の共和党大統領候補マケイン上院議員の外交顧問を務め、現在は、2012年の共和党大統領候補として名前が挙がっているロムニーの外交顧問で、さらに重要なのは、

現在、ヒラリー・クリントン国務長官の外交政策委員会の委員であるということ。

ネオコンは、オバマ大統領の前、ブッシュ政権時に外交・安全保障政策で脚光をあびた政治思想ですが、オバマになっても、また次の選挙でオバマが敗れても、そのブレーンには何の変化もないのでしょうか?

本書で、ケーガンは「アメリカが衰退している」という主張に反論し、経済、軍事、ソフトパワーの面でも力を失っていないと主張、オバマ大統領もケーガンの「アメリアは衰退していないし、これからも世界に対して影響力を持ち続けるべきだ」という主張に賛同し、今年(2012年)の「一般教書演説」でも、彼の主張に言及し、メディアの注目を集めました。

☆下記は、監修者である副島隆彦氏による序文から

(大幅に省略して引用しています)

本書は、アメリカのネオコン派の論客ロバート・ケーガンの最新刊の翻訳書である。ネオコン派は、ユダヤ系の凶暴な政治知識人の集団である。彼らは若い学生の頃は「ソビエト打倒、世界同時革命」を唱えた過激な左翼活動家だった者たちだ。学歴としても超秀才の頭脳たちである。彼らが成長して、アメリカの対外政策、軍事路線を動かす政策集団になった。

ネオコン派は、ブッシュ政権の終焉と共に消え去った、はずだったのだ。ところが、そうではなかった。ネオコン派は、オバマ政権の中にも密かに潜り込み、他の政治集団の思想、行動にまで影響を与えていたのである。この本は、そのネオコン派の主要人物で代表格の1人であるケーガンによって書かれたものだ。

しかも、大統領選挙の年であるこの2012年に入って、決意も新たに、世に問うたものだ。

本書の原題は「The Would America Made」である。「現在の世界体制はアメリカが作り上げたものなのだから、これからもアメリカが支配する権利と義務を負っている」という考えを正直かつ露骨に表明している。だから本書は、アメリカの軍事・外交政策への包み隠しのない最新の野心的提言の書となっている。

ブッシュ政権はのっけから911事件(2001)を合図にして、アフガニスタンとイラクに侵攻した。「戦争で経済を刺激する」という、まさしく戦争経済 War Economy の戦略図のとおりである。ディック・チェイニーとポール・ウォルフォビッツを筆頭にして、これらの強烈な政策を実行した。ケーガンは、ブッシュ政権に閣僚として入らず、ネオコン派の論客として政権を外側から支えた。

ところが、彼らの計画は狂った。アメリカはアフガニスタン戦争(2001〜)と、イラク戦争(2003〜)という泥沼に足を取られることになった。ネオコン派に対する批判が国内で大きくなり、「バグダット(イラン)ーカブール(アフガニスタン)枢軸」でアラブ・イスラム世界に巨大な楔を打ち込んで、イスラム世界に歴史的な大打撃を与えようとした世界戦略は、ここで一敗地にまみれた。

現在でも、アメリカ国内におけるネオコンに対する警戒心は強い。共和党のロムニー候補の外交政策アドバイザーまで、ネオコンと関係が深い人物が多いので心配だという論調が見られる。軍事力で世界を管理しつくせる、などまさしく幻想だった。ネオコン思想は現実の前に敗北した。ところがそれでも「ネオコン」は生きている。

ケーガンが上級研究員であるブルッキングス研究所(純然たる民主党系のシンクタンク)の所長は、ストローブ・タルボット(Storobe Talbott 1946〜)。タルボットは、ビル・クリントン元大統領がローズ奨学生としてオックスフォード大学に留学したときのご学友で、クリントンの側近中の側近である。クリントン政権時代は、8年間にわたし国務副長官を務め、政権を支えた。

ビル・クリントンの側近と言えば、現在オバマ政権の国防長官をしているレオン・パネッタ(Leon Panetta 1938〜)も忘れてはならない。彼は今でもオバマ政権で国防予算の削減に血だらけの大ナタを振るっている。

オバマ政権のこの4年間の外交を見てみると、初期の現実主義的な姿勢(CFR=米外交問題評議会的リアリズム)から、ヒラリーを中心とする人道主義的強硬介入派に肩入れし、諸外国への介入の度合いを強め、

とりわけ「アラブの春」を画策している。

外国への介入主義という点で、ヒラリー派とかつてのネオコン派は同じことをやろうとしているのである。

『イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策1・2』の著者の1人、スティーブン・ウォルト(Stephan Walt)ハーバード大学教授は、オバマ政権のこの外交姿勢の変化を指摘して「オバマは、ジョージ・W・オバマになった」と評している。また、本書の訳者の最新作『アメリカ政治の秘密』でも、オバマ外交の変質が精密に取り合げられている。日本では最重要論文である。

現在のアメリカは、景気が後退し「中国に追い抜かれてしまうのではないか」という重苦しい雰囲気に包まれている。こうした中で、アメリカの衰亡を否定し「アメリカはこれからも強力であり、世界を支配し続ける」という宣言をケーガンは本書ではっきり行なっている。その主張をオバマ大統領が賞賛している。これが今のアメリカの「ぶれない決意」なのである。

共和党と民主党の双方を中間点で取り結んでいる(ネオコンのまま)というケーガンのこの特異な政策立案者としての顔が、今のアメリカ政治の生態を観察する上で、私たち日本人に重要な多くの示唆を与える。これからの数年のアメリカ外交がどのように行なわれるかをさぐり当てることができる。読者諸氏の慧眼とご高配を賜りたい。

2012年7月 副島隆彦拝

(引用終了)

国際社会の安定のために、常にアメリカはやってきたんだと、被害者意識にくわえ、孤独感をもにじませて語る著者には「いや、もう結構ですから」とか「よく言うよ」とか「まだ、やる気?」など、うんざり以外の感想を抱くことがむずかしく、

恩を忘れたのか?と言われても「返しましたけど、まだ何か?」と言いたくなり、アジアから出てってやる。には「どうぞ。どうぞ」としか思わないのですが、

ヒラリーが、活発に、海外に出かけるたびに、どうしてそんな仕事に、そこまで夢中になれるの?と不思議で仕方ない人にも、少しはその気持ちが理解できる部分も、、ないこともないので、、知りたい方はぜひ!


◎Amazon『アメリカが作り上げた素晴らしき今の世界』

_________

[内容]

副島隆彦による序文

はじめに

アメリカが世界を現在の形に作り上げた
世界秩序は永続しない

アメリカの衰退は世界に何をもたらすのか?

第1章 アメリカの存在しない世界はどうだったろうか

各時代の最強国が世界秩序を作り出してきた

戦争を正当な外交政策と考えるアメリカ人

アメリカ人は民主政治以外の体制が許せない 

アメリカは嫌々ながら他国に干渉している

アメリカの行動が世界に対する不安定要因となっているという矛盾

首尾一貫した外交ができない国が作った世界秩序

第2章 アメリカが作り上げた世界

ヨーロッパが嫌がるアメリカを引き込んだ

アジアから戦争をなくすことはできなかった
人間は脆弱な民主政治よりファシズムを求めた

第二次大戦は民主政治の勝利ではなかった 

20世紀末に突然、巻き起こった民主化の第三の波 

首尾一貫しなかったアメリカの方向転換 

カーター、レーガン、ブッシュ政権の積極的な関与 

ソ連の崩壊と東欧・中欧で起こった民主化の津波 

19世紀半ば、仏英は他国の自由主義者たちを見捨てた 

追い落とした独裁者たちの後に民主主義政権が成立するとは限らない 
覇権国が望まなければ国際秩序は強化されない 

19世紀、イギリスが作り上げた世界 

アメリカが覇権を握り、世界に史上最高の繁栄をもたらした 

自由市場経済は強国のためのシステム 

大国間の戦争は今後起こりうるか? 

国家指導者たちは野心と恐怖心から非合理的な行動をする 

アメリカが大国間の平和を維持してきた 

軍事力行使は世界秩序維持のための奉仕活動 

アメリカの軍事力行使を止められる国はない  

同盟国や国連の反対などアメリカは意に介さない 

世界各国がアメリカの軍事力を受け入れる理由 

アメリカによる中国包囲網 

紛争の火種は世界各地に存在している 

現在、戦争は現実的な選択肢ではない  

第3章 アメリカ中心の世界秩序の次には何が来るのか?

アメリカ衰退後、世界は多極化するのか?  

民主化の波を阻む大国、ロシアと中国 

新興大国は自由経済を守れるのか? 

次の超大国・中国の問題点 

中国は世界秩序の維持という重責を担うのか? 

多極化した世界が安定する保証はない 

中国とロシアは脅威となるのか? 

超大国へと急成長する国が戦争を引き起こす 

民主主義国家と独裁体制の大国の協調できるのか? 

結局、国際ルールで縛れるのは弱小国だけ 

覇権国の軍事力によって維持されてきたリベラルな秩序 

行の国際ルールは覇権国の衰退とともに崩壊する 

国連が直面する「ゆっくりと起こっている危機」 

第4章 結局のところ、アメリカは衰退に向かっているのか? 

大国の衰退はゆっくりと進行する 

経済力、軍事力ともにまだアメリカが優位を保っている 

友好的な新興国の急成長はアメリカに利する 

覇権国が常に世界をコントロースできたわけではない 

力を誇示するアメリカは憎悪の対象となった 

冷戦下の世界で反アメリカ主義が世界を席巻した 

アメリカは中東をコントロールできなかった 

70年代の失速と90年代の勝利 

二極化、多極化した世界こそ不自由な世界という皮肉 

中国が覇権国となるには、アメリカとの競争に勝たねばならない 

覇権国の地位を維持するコストと利益 

アメリカの最大の懸念は財政危機

それでも世界はアメリカのリーダシップと関与を必要としている 

第5章 素晴らしき哉、世界秩序!

衰退という選択と覇権の移譲に対する条件 

アメリカのハード・パワーとソフト・パワー  

アメリカ国民にとって現在の世界秩序は必要か? 



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by yomodalite | 2012-10-22 11:41 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)
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東京ソラマチで買ったお菓子
4個入り 1050円。


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昨日は、天気が良かったの。。東京は。

で、そういえばダーリン、夕食いらないって言ってたし、、平日だし、、

今から「マイケル・ジャクソン展」行くと、帰りはスカイツリーがライトアップされてて、、って思ったら『THIS IS IT』のときも、いつもママチャリで行ってて、帰り道の都会の夜景から、毎回「Human Nature」が聴こえてた記憶が甦ってきて、、、

前日まで、後半の「Bad & Dangerous STAGE」に行こうと思ってたので、場所も「ソラマチ」ということしか覚えてないし、スカイツリーには行ったことないから、道順も頭に入ってなかったんだけど、


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ここから見えてる「あそこ」に向かって行けばいいんだって思ったら、
もう、止まらなかったのだ。

でもね、今日初めて、スカイツリーに行ってみようとしてわかったんだけど、スカイツリーって、近づいて行けば行くほど、どんどん低く見えるの。不思議なことに。。

江東区を通過して、墨田区に行ったんだけど、あの世界1位とか、2位の高さを誇るはずのタワーが、10階建てのマンションに隠れちゃうとか信じられないんだけど、同じ墨田区内の「両国」あたりだと、まるで、お風呂屋さんの煙突ぐらいの存在感しかなくて、、

港区における、東京タワーの存在感を考えても、スカイツリーはその2倍ぐらいの高さがあるはずなのに「どうして?」という疑問でいっぱいになりながら、、角を曲がったら、

いきなりって感じで目標地点に到着しちゃいました。

でね、、到着してみたら、すぐに謎が解けたんだけど、、スカイツリーって、東京タワーに比べて、裾野の面積が狭いのね。それで、近くに行くと、確かに、高さは高いんだけど、東京タワーのように地表面積が大きくないから存在感に乏しいんだなぁ。。



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って、まぁ、そんな誰にも求められてない感想は、さておき、

最寄り駅の「押上」では、巨大マイケルがお出迎えという情報もあったので、スカイツリーにも、そんな看板らしきものがあると思ってたんだけど全然見当たらなくて、単に「ソラマチ」内ということしか知らなかった私は、しばらくウロウロしたあげくソラマチ・スタッフ・ブルゾンを着た、優しいおじさまに「5階」だと教えてもらって、ようやく入り口に!



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前半の目玉は「スリラー・ジャケット」

私は「スリラー期」には、あまり思い入れないんだけどって思ってたのに、会場入ってすぐ「デンジャラス・ツアー」のゴールドの衣装が目の前にあって、もう倒れそうになる。

近くに、湯川れい子氏による、衣装展への文章が飾ってあって、

遺品展なんて大嫌い。それがオークションで売られてしまうなんて、ますます許せない。でも、衣装展が出来るアーティストなんて、エルヴィスと、マイケルぐらいで、これは、とても希少なことで、私も「大嫌い」ではあるものの、やっぱり、エルヴィスの衣装展に行って、そこから離れられなかった、、

というような「素敵な文章」があって、本当にそのとおりだなぁと思いつつ、やっぱり私もしばらく、ここから離れたくないという体験をしました。



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衣装の展示は「The Official LIFETIME Collection」のときよりも、もっと近くで見られるというか、そんなことしちゃ絶対にダメなんだけど、衣装はすべて「触れる距離」なので、ものすごく、じっくり見られます。

今回の衣装は、どれも想像以上にサイズが小さくて、「こちら」にも書いてあるように、スクリームの衣装は、まるで「子供用」で、「キャプテンEO」のレインボーTシャツも、ホントちっちゃくて、MJファンなら見るだけでダイエットになりそう!

東京タワーのときは、普段着のシャツとか含めて、意外とサイズが大きくて、外国人は、日本人と違って体が薄くないから、、という印象だったのに、今回は、ボトムもトップスも、前から見ても、横から見ても、細くて、薄くて、驚愕してしまいました。



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ただ、「The Official LIFETIME Collection」と比較すると、会場も小さいし、衣装の入れ替えも一部分だけで、前半・後半に分けてあるのは「ちょっとネ!」という感じはしました。また、帰宅後、上記の記事を見て「あれ?」と思ったんですが、毛穴までリアルなマイケル人形って何?(私は見てません)

それと、秀島史香さんの「音声ガイド」は、私は借りていませんが、500円ぐらいだったかな。。

私は、衣装展では、ブッシュさんの本も、パンフも、グッズも
何ひとつ買わずに会場を出ました。



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綺麗なんだけど、スカイツリー周辺では「Human Nature」は聴こえてこなかった。。



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清洲橋から、スカイツリーを振り返る。



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それと、帰り道は、想像してたより暗くて、、



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こっち側に、今から帰ります。



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衣装展の会場を出て「ソラマチ」をぶらぶらして、2階の「ラ フェ ミュルミュール」で購入した「ファー・ブルトン・フロマージュクレーム」



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箱の中は、、



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リピート買いしてもいいかも。。



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さっき見た「スクリーム」の衣装を思い出さなかったら、4個いっぺんにイッてた。


それと、3階の「ブレンズ・アンダーズ」で、ダーリンに買った「おみやげ」。。



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ソラマチ限定パンツ「634」!

このパンツをはいているダーリンを見るたびに、
MJの衣装展のことを思い出すのだ。。

◎展示品写真
◎展示品写真
◎展示品写真




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by yomodalite | 2012-10-20 19:28 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(5)
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☆「ジョン・レノン Part 2」 の続き

私が実際に読んだのは「Part 2」で紹介した『レノン・リメンバーズ』ではなく、その前版の『回想するジョン・レノン』で、また、ここではテーマに沿った部分のみ大幅に省略して紹介していますが、すべてが貴重な内容で、翻訳者の文体には不満が大きいものの、ジョン・レノンを語るうえでは、欠かせない本だと思いました。

ジョンは相手を選び、そのときそのときの自分の気持ちを率直すぎるほど、率直に語ろうとしているようで、毎回判で押したようなMJインタヴューとは異なり、彼は、自分の気持ちに正直であるだけでなく、説明の仕方や、伝え方も色々と試しているせいか、インタヴューによって受ける印象が変わるような気がします。

私には、ジョンが語っている中には、MJは絶対に言わなかったけど、、という部分が多く感じられ、ジョンがビートルズを創ったと言われた男たちと決別しようとしたときの話では、MJがフランク・ディレオや、ジョン・ブランカを解雇した頃のことを思い出し、

ブライアン・エプスタインが亡くなった後、ジョンが「ビジネスマン」とそれほど変わらない才覚でビジネスをこなしていたことなども意外でしたが、

ジョンがそうであったなら、この経験を「学んでいた」MJは、もっと「したたか」であっただろうと思いました。

会社の乗っ取りや出版権の売買の話は、所々、少しづつ語っているという感じなので、当時の報道を知らない、後世代の私たちには全体像を理解しにくいのですが、

ATVとの出版権をめぐる攻防では、ジョンがスカウトしてきた、アレン・クラインと、ポールの妻の父親(弁護士)との対立があり、それは、ジョンもポールも、お互いに自身の家族の方を選んだというような決断につながり、また当時、ジョンもポールの妻も、ビートルズを解散させた要因と言われ、メディアやファンからも激しいバッシングに合いましたが、特に、ヨーコの嫌われ方は凄まじいものだったようです。

また、1960年から70年代、精神世界の話題は、今の時代からは想像できないぐらい「パワフル」だったようで、ジョンの会話には、イエスとブッダの名前が頻繁に登場するだけでなく、

彼の『God』という曲に登場する、名詞すべてが、時代の「救世主」であり、救世主があふれている時代の最大のアイコンが、ジョン・レノンだったように思えます。

このインタヴューの後に、また別のインタヴューを紹介する予定ですが、

下記は、1970年12月の「ローリングストーン」誌によるインタヴューの続きです。

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Q:自分がエルヴィス以上だと気づいたのは、いつでしたか?

わかりません。実際にエルヴィス以上になってみるのと、ただ考えているときとでは、ちがうのです。

Q:夢は終わったとあなたはおっしゃいますが、その夢の一部分はビートルズは神であったということで、ビートルズは神のメッセンジャーであり、ビートルズあるいは、あなた自身が神だったという…

ええ、つまり、神というものがあるならば、私たちみんなが神なのです。

Q:自分たちのレコードを聴いてくれる人たちからのリアクションを最初に感じ始めたのはいつですか? 精神的なリアクションみたいなものですが。

イギリスにウィリアム・マンという男がいて『ロンドン・タイムス』に書いているのですが、ビートルズにとって最初の知的な批評家でした。この男をきっかけに、人々は私たちのことを知的に語るようになったのです。

ええ。この男は、イオリアン・カデンスとか、そういった音楽の術語をたくさん使って、くだらないことを言う人なのですが、いわゆる知的な人々に対して私たちを信頼するに足る存在にしてくれたのです。ウィリアム・マンは、今でもくだらないことを書いていますが、私たちにとっては利点がたくさんありました。中産階級とかインテリの人たちが、ウィリアム・マンを通して、私たちに感心するようになりましたから。

Q:ジョン・レノンは神だ、ということが、あなたに対してはじめて提示されたのはいつでしたか?

どうしていいのかわからなかったですね。「どうか、お告げをくださいませ」とでも言われているみたいで … 『ラバー・ソウル』のころでしょうか … 記憶にありません。つまり、私たちはメッセージを発しはじめたのです。メッセージを出し始めると、人々はそのメッセージはどういう意味なのですか、と聞きはじめるのです。

Q:いまは、どんなアーティストが優れていると思いますか?芸術のどんな分野でもいいのですが …

ヨーコは、私にとっては、ポールとディランをいっしょにしたほどに重要な存在です。彼女は死ぬまでは評価されないと思います。現在の痴呆的な世代に対して、彼女の作品がどのような意味を持つのかが少しでもわかっている人たちは、片手で数えられるほどでしょう。私としては ーー ヨーコのやっていることには敬服しています。

アートスクールで私が学んだことといえば、ヴァン・ゴッホについてだけであって、マルセル・デュシャンについても教えてくれず、彼について教えてくれなかったという点で、私は自分が通ったアートスクールを軽蔑しています。

Q:ヨーコを理解することに関して、一般的な妨げとなっているものはどういうことなのでしょうか?

ハワード・スミスが、FM局でヨーコの音楽をかけると予告したところ、馬鹿な人たちが電話をかけて「彼女の音楽をかけるなんて、とんでもない。かけるものならかけてみろ。ビートルズを解散させてしまった女じゃないか」と電話で言ってきたのです。彼女はビートルズの解散の原因ではありませんし、たとえそうだったとしても、FM局が彼女の音楽をかけることに、なんの関係があるのですか。

彼女は女性で日本人です。彼女に対しては人種的な偏見がありますし、女性だからという偏見もあるのです。彼女の作品は、ちょっと考えられないほどすばらしく『サージェントペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド』と同じほどに重要です。本当にヒップな人たちは、すでに気づいています。彼女はあまりにも優れていて、進みすぎていて、、彼女の苦痛はとてつもなく大きく、彼女が自分を表現するときに、その表現を受け止める方の人たちにまで、苦痛が伝わって行くのです。とても受け止めることはできません。ゴッホが自分の時代に受け入れられなかったのと、同じです。

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Q:ベッド・ピースは、どういうことだったのですか? あなたが再び一般に姿を見せ始めた最初でしたけれど。

私たち夫婦が、ベッドの中で平和について語ったことが世界の新聞の見出しになったということを考えれば、素晴らしいイベントだったと思います。

◎ベッド・イン(Bed In)Wikipedia
◎『PEACE BED アメリカVSジョン・レノン』(The U.S. vs. John Lennon)

Q:「愛」という言葉は使わずに「平和」にしたわけですね。意味は同じでしょうけど。「平和」という言葉のどこが好きなのですか。

愛とか平和に関して、私とヨーコとは共通していたのです。ヨーコは、平和のためでないことは、何もやりたくなかったのです。

Q:政治のリーダーたちからは、なにかリアクションがありましたか。

ベッド・インについてはなにも。どんぐりを送ったことに対しては反応がありました。いろんな国の元首たちが、実際にそのどんぐりを土に植えたのです。送ってもらったどんぐりに対する返事は、たくさん来ました。

Q:カナダのトルドー首相に会ったときはどうでしたか。あなたに対する反応はどうだったのですか?

私たちがなにか若者の層を代表しているのではないだろうかと考えていて、私たちに興味を示していました。彼は大変神経質になっていたと思います。時間は40分ほどで、いろんな国の元首たちに会う時間よりも5分長く、35分でもトルドーに会うこちが出来れば、当時は非常に光栄なことだとされていました。

◎ピエール・トルドー 1968〜1984年まで首相を務め、現在の多文化国家カナダの原型を作り、対米依存主義脱却を目指した。

Q:ハンラッティのために、あなたは袋の中に入ったりしましたよね

◎ハンラッティ事件(Wikipedia)

ええ。ハンラッティのために「バッグイベント」(☆)のようなことをやりましたけど、ヨーコと一緒に行なった「バッグ・イベント」で一番良かったのはウィーンで行なった記者会見でした。オーストリアのテレビで、ヨーコの映画『強姦』が訪英されたときです。その映画の製作を私たちが頼まれ、できあがったものを観にウィーンに行ったのです。

(☆)バギズムとも言われるジョンとヨーコによる平和運動のひとつ(Wikipedia)

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Q:「戦争は終わった」のポスターに対してはどのような反応がありましたか。

大きな反応がありました。そのイベントが、メッセージそのものから離れても立派なものだということを理解してくれて、世界中の若者から、ありがとうという感謝の言葉を受け取ったのです。私がいま、町を歩けば、人に話しかけられるときの話題は、平和のことだと思います。

Q:あなたに大変な人気があるのは、なにが理由になっていると思いますか?

私はやるべきことをやったからです。ビートルズをやめてしまったからです。芸術家として、たとえば、ディラン・トーマスみたいな人たちのことを聞いたことはありませんか。なにも書いたりせずに酒ばかり飲んでいて、、、みんな酒で死んでしまっています… なにかをやった人と言うのはたいていはこんな風なのです。

ビートルズの頃の私は、パーティーのまっただ中に身を置いているようなものでした。そのパーティーの中で私が皇帝になっていて、何百万という女性を従え、薬物も、酒も、権力もあり、あなたはなんて偉大でしょう、とみんなが私に言っていたのです。そのような状況から抜け出すことはできませんし、降りることもできず、ものを創り出すこともできなかったのです。少しは創りました。創ろうと思わなくても出てきてしまうものは、少しはあるのです。

Q:ボブ・ディランを偉大な存在だと考えますか?

いいえ、詩人のひとりとか、競争相手のひとりとして、考えています。ディランの歌を聴いたり、ディランの歌を読んだり、ディランでなくても誰でもいいのですが、そういうことをする以前に私が書いた本を読めば、わかります。誰を聞こうが聞くまいが、私は同じなのです。私は、エルヴィスやディランのあとに出てきたのではなく、それ以前からいたのです。

しかし、偉大なアーティストに接したり実際に会ったりすれば、私は、その相手が好きになります。短い間ですけど、相手に対して狂信的になり、そして冷めていくのです。

Q:あなたはこれからロンドンに帰るのですね。この先3ヶ月ぐらい、なにをやるのか、大体の見通しはどうなのですか?

ちょっと、ただ消えてみたいですね。ニューヨークには疲れさせられました。ニューヨークは好きですが、とんでもない怪物に惹かれていくみたいな感じです。映画をつくるのは、色んな人たちに会う手段としては、とても良かったと思います。私たちは、もう充分に発言し行動したので、これから数ヶ月は、なにもしなくていいと思います。特にこのインタヴューでは充分に発言しました。

Q:これから数年間についての、おおよその計画は、どうなのですか?

これから数年間のことなど、まったく思いもおよびません。あと何年あるかなどと考えると、底なしの感じがします。まだ、何百万年とあるのですから。私は、週単位でくらいでやっていきます。一週間より先のことは、あまり考えません。

Q:もう訊くことがなくなってしまいました。

それはまた、驚きですね。

Q:なにか付け加えたいことはありますか?

いいえ。『ローリングストーン』の読者をつかむような、肯定的で心あたたまるものは何もありません。

Q:「自分が64歳になったら」どうなっているか、想像できますか?

とてもできません。アイルランドの海の近くとか、そういったところに住んでいる、素敵な老人夫婦になっていたいと思うのですーー狂気のスクラップ・ブックを眺めて暮らすというような。

(インタヴュー終了)


「僕が64歳になっても」
ポール作曲『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』収録曲





1970年の暮れに行なわれたローリングストーン紙のインタヴューの紹介は以上です。

わたしは、自分自身が神のように扱われることの苦悩と、ヨーコへの凄まじい批判に対して「ジョン・レノン」という名声を捨てても…という心情を強く感じました。

Part 4で、このインタヴューとほぼ同時期の、また別のインタヴューを紹介します。

☆「ジョン・レノン Part 4」に続く


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by yomodalite | 2012-10-19 14:52 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)
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☆「ジョン・レノン Part 1」の続き

Part 1で紹介した「God」は、1970年に発売された『ジョンの魂』(原題:John Lennon / Plastic One Band)に収録された曲。

心理学者アーサー・ヤノフが書いた『Primal Scream』という本に影響を受けたジョンは、ヨーコとともに「プライマル・セラピー」と呼ばれる精神療法を体験。パラノイアックなまでに、自分の過去を否定したアルバムとも称された『ジョンの魂』は、その治療の影響を強く受けたものでした。

◎ジョンの魂(Wikipedia)
◎プライマル・セラピー(原初療法)

下記は『ジョンの魂』発売後、1970年12月に行なわれた「ローリングストーン」の編集長ヤーン・ウェナーによるインタヴューをまとめた『レノン・リメンバーズ』(『回想するジョン・レノン』『ビートルズ革命』改題)から、

ビートルズの音楽出版権売買へのジョンの関与や、ビートルズ解散問題に疲れ、それをヨーコの責任とするメディアやファンにも怒りを募らせている当時の心情を率直に吐露したインタヴュー部分を、省略・要約して抜粋しています。

◎[Amazon]『レノン・リメンバーズ』
☆尚、著作ではなく、雑誌掲載のインタヴュー原文はこちらで読めます。


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Q:これまでの自分をみんな取り消してしまいたいという気はありますか?

自分が漁夫かなにかになれるのであれば、取り消しますね。アーティストであることは、少しも楽しくないですからね。わかるでしょう、たとえば、ものを書くにしても、楽しいことではなくて、責め苦ですよ。

ほかの人たちが、私たちを死ぬまで吸い尽くしてしまうのです。私たちにできることといえば、せいぜいが、サーカスの動物みたいにやっていくことくらいのものなのです。わたしは自分がアーティストであることに憤慨していますし、そういう意味では、なにも知らない馬鹿な人たちのためにパフォームすることに憤りを覚えます。

Q:公演旅行に出るということは、どういうことなのですか?体の不自由な人たちがやってきて、というような話を読みましたけど。

たとえばイギリスでは、私たちがどこへ公演にいっても、体の不自由な人たちとか車椅子に乗っている人たちのために、どこでも、いつも席がいくつかあけてあるのです。私たちは、有名であるがために … そういう人たちに対して私たちはなんというか愛想よくしなければならないのだ、と思われていたのです。

ひとりでいたいですし、それに、何を喋っていいかわからないのです。そういう人は、たいていは「わたしはあなたのレコードをもっていますよ」と言ったことしか喋らないか、あるいは、なにも喋れなくて、ただ手を触れてみたいだけなのですね。

それに、いつも、その人たちのお母さんとか看護婦さんとかが、そういう人たちを私たちに押し付けてくるわけなのです。私たちがキリストかなにかのように。。私たちには、普通の人とはちがったなにか特別なものがあり、手で触れてくることによってその特別なものが自分にも乗り移るみたいな感じで... そうでなければならないと決めてかかっているみたいでしたね。そのようなことに対して、私たちは、なんと言えばいいのか、冷淡な態度でいたのです。

Q:あなたが、そのような人に対して持っていると考えられていた能力のことを自分で思ってみても、その時点では、あなたは仰天したりしなかったのですね?

私たちが、体の不自由な人たちを直す力を持っているというのが、仲間うちのジョークのようになっていました。私たちが言いそうな、、残酷な言葉ですからね。私たちも、そのような人々に対して気の毒には思うのですが、ずっと取り囲まれていると気まりが悪いみたいなこともあります。

私たちが有名になればなるほど、私たちが接するアンリアリティは大きくなっていき、たとえば、市長の奥さんと握手をしないと彼女は怒鳴りはじめ、セッションの後、眠っていると、市長の奥さんがやってきて「起こさなければ、新聞記者たちに喋ってしまうわよ」と脅し、自分たちの馬鹿な娘に私たちが会わないなら、不利な情報を流すと、、

このアルバム(『ジョンの魂』)で、私が言っているのは、、私は二度と再びおまえたちにひっかかりはしない、ということなのです。

Q:アーサー・ヤノフについてちょっと話をしましょう。あなたがサンフランシスコに出てきたとき「プライマルこそ…!」と、あなたは言いたがっていましたね。
When you came out to San Francisco, you wanted to take an advertisement to say, “This Is It!”(註1)


そういう願望は、プライマル療法の初期におこってくることなのだと思います。というのは、プライマル療法によると、自分自身について発見するわけですが、その発見が自分にとって、あまりにも驚愕すべきことなので、こういう療法はまだ誰も知らないだろう。これはたしかにかなりのものだ、と思うようになるのです。

私がアーサー・ヤノフを宣伝したいと言った裏には、どこに行くにしても、私は行くための理由が欲しいのです。ヤノフの宣伝を行なうのだ。という理由で、ひとつの目標ができます。でも、マハリシのときのように、大げさで派手なことにはしたくありません。この療法について宣伝みたいに喋ることはやめなさいと、あなたは言いましたけど、それは正しかったわけで、私があそこでなにを体験したか知りたい人がいれば、その人には、自分で調べて知って欲しい。こういうふうに言っておかないと、また、マハリシのときみたいなことになってしまいますからね。

Q:パラノイドとしての状態は、やわらいでいますか?

いいえ。しかし、自分自身の恐怖を私は感じることができるようになったのです。自分自身の苦痛が感じ取れますから、以前よりもその苦痛にうまく対処できるという、それだけのことですね。私はおなじ私ですけど、ひとつチャンネルが余計に出来て、それによって、私の苦痛が私のなかにとどまってはいずに、動き回れるようになったのです。以前よりも楽になりました。

誰もが、私たちをひどい目にあわせました。特にヨーコに対してひどかったですね。(中略)あまりにも苦痛をあたえつづけられるので、なんとかする必要があったのです。それで、ヘロインになったのです。ビートルズとその同類たちが私たちふたりにひどいことをしたからですよ(中略)意図的に私たちに対してひどいことを行なったわけではないのですが、、とにかく、私は忘れません。

◎[参考サイト]P.S. I Hate You : The Angry John Lennon Letters

Q:『セクシー・セディ』(☆)は、マハリシのことですか?

マハリシよ。おまえはなにをしてくれたのだ。みんなをいっぱいかついだな」とは書けなかったのですが、いまならはっきりそう言えます。

Q:マハリシにかつがれているのだ。と気づいたのは、いつですか?

わかりません。なんとなく見抜けたのです。(中略)マハリシがミア・ファーローを強姦しようとしたり、ミア・ファローだけでなく他にも … というようなことに関して大きな騒ぎがあったのです。徹夜して「それはほんとうだろうか嘘だろうか」と話し合い、それから私たちはマハリシのところへ行ったのです。(中略)「私たちは帰ります」と私は言いました。「なぜですか」マハリシは聞き返していました。そこで私は「あなたが自分でおっしゃるように広大無辺な存在であるなら、私たちがなぜ帰るのか、その理由もわかるでしょう」と答えました。マハリシ自身、それに、彼の右腕的な存在の男たちがみんないつも、マハリシは奇跡がおこせるのだ、とほのめかしていましたからね。

だから、私は「理由は、おわかりになっているはずです」と言ったのですが、彼は「私にはわかりません。教えてください」と私は言い続け、彼は「この野郎、殺してやるぞ」というような顔をしました。彼がそんな顔で私を見たときに、私にはマハリシの正体が見えたのです。

私註:後に、他のメンバーはマハリシへの誤解をとき、彼への支持を表明しています。また、ジョンのマハリシへの感情は、今後のインタヴューも参考にしてください。

ヨーコ「マハリシに対する期待が大きすぎたのね」

ぼくは、いつもそうなんだ。人に対する期待が大き過ぎる。たとえば、いつも自分にとって母というものを期待していながら、結局は手に入らなかったというような、そういうことがいつもあるわけです。母とか両親とか。自分というものに関して、そのへんまではわかっているのです。

Q:ニューヨークへ来て、マハリシを弾劾する必要があると考えたのはいつのことですか?

マハリシを弾劾するとは?(中略)あれは、アップルの発表だったのです。(中略)本当のことがなにもわかっていないのにいろいろ喋りまくる、ということをみんなよくやりますが、今の私もそうなのかもしれません。

他の人たちは、私が言うことをそのまま受け止めるわけですけど、私は人から聞かれた色んなことに対して、ただ、答えていくだけで、ある部分は意味をなしているかもしれませんが、(中略)私が覚えているのは、アップルについて喋ったということだけです。

Q:ポールが「私はビートルズをやめる」と発表したときは…

私がそれをやりたかったのです。しかし、そのころは、ノーザンソングス(ディック・ジェームズとブライアン・エプスタインが取締役のビートルズの曲を管理する音楽出版社)とか、その他、いろいろな問題があって、難しいことがたくさんありました。

Q:ディック・ジェームズ(註2)が自分の持株を売ってしまっていた、とわかったときにはどんな気分でしたか?

彼は、ちょっとジョージ・マーティン(ビートルズの音楽プロデューサー)みたいなところがあり、ビートルズをつくりあげたのは自分だと思っているのですが、本当はそうではないのです。ディック・ジェームズの音楽とやらを聞いてみたいですね。ジョージ・マーティンの音楽というものも聞いてみたいです。そんなものが存在するなら。

ディック・ジェームズは、ビートルズをつくったのは自分だと言ったのです。実際は、私たちが彼らのような人間をなんとかしてあげていたのに、一般の人たちは、彼らによって私たちがつくられたのだと、錯覚しているのです。

Q:ディック・ジェームズが、どんなふうにあなたに喋ったのですか?

喋ったのではなく、リュー・グレード(註3)に売り込んだのです。私たちはそのことを新聞で読んだのだと思います。ビジネスマンという人たちは、人種が違うのだと、一般の人たちは考えているようですが、私たちが音楽を演奏するのとおなじように、ビジネスマンたちは、ビジネスをやるのです。

たとえばアレンですが、彼はとてもクリエイティブな男です。彼はいろんな状況をつくり出し、その状況がまた、彼らのような人たちが動き回るためのポジションをつくりだしていきます。ビジネスマンたちは、みんなこれをやります。私たちもまた、役割を演じたわけで、どちらの側も、役割を演じたのです。

Q:あなたは、どのようなことをやったのですか?

どんなふうに表現すればいいのでしょうか… 私は、人を操作したのです。リーダーはそういうことをやるのです。座り込んで色々考え、他の人たちとの関係の中で、自分に利益があるような状況をこしらえだすのです。要するに、すべては、そんなふうに単純で、私もまた人から操作されていて、アレン・クライン(註4)を、アップルに入れるために動かなければなりませんでした。ぼくも動いたし、君だって動いたのだ。

ヨーコ:あなたは本能的に行なったのよ。

それはやめてくれ、ヨーコ。それは言わないでくれ。要するに、操作なのだから。はっきり言うようにしよう。意図され計算されつくした操作によって、たとえばあるひとつの状況を、いかにして自分の望むようにもっていくか、ということなのだから。ちがうかな。そうだろう?

ヨーコ:つまり、あなたは、かなり本能的な人なのよ。

アレンだって本能的だし、ディック・ジェームズも、リュー・グレードだってそうだ。みんな本能的で、彼だってそうだろう。やはり、操作なんだ。操作したりされたりすることを恥ずかしがる必要はない。人を操作し、自分も人に操られているのだという事実を、いさぎよく認めることが大事なのだ。「同胞よ、神の恵みがありますように、ハレ・クリシュナ」などと言いながら、この世に既得権なんかありえないような顔をしていては、いけない。

ヨーコ:落ちるところまで落ちた、くだらない次元でアレンをつかまえてくるのではなく、あなたは、アップルのような話にアレンは飛びついてくる男だ、と本能的に見抜いたうえでアレンを手にいれてくる、という違いがあるのよ。

しかし、それは、問題の中心からはずれている。アップルやビートルズの周囲に、アレンが入ってこれるような状況をつくりだす、ということについて僕は話している。いま喋っていることの意味はそういうことなんだ。もし僕がそのような操作をしなかったら、アレンは入って来なかったに違いない。君のおこなった操作がなくても、やはりアレンは入って来なかっただろう。君だって、決定に参加したのだから。

Q:どのようにしてアレンを加えたのですか?

自分が欲しいと思っているものを手に入れるときと同じ、あなたが欲しいものを手に入れるときと同じです。要所要所に電話して自分が考えているとおりにすればいいのです。

Q:ポールの反応は、どうでした?

世の中にはいろんな人がいます。ディック・ジェームズのような人、デレク・タイラー(ビートルズの広報担当)みたいな人たち、ピーター・ブラウン(ビートルズのアシスタント)のような男たち、それに、ニール・アスピノール(ビートルズが設立した、アップルの代表)とか、みんな自分たちこそビートルズだと思っているのです。そういう連中は、糞でもくらえですよ。天才たちと一緒に10年、15年と仕事をしていると、そんな連中は、実は自分たちの方が天才なのだと思い始めるのです。


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Q:あなたは自分を天才だと思いますか?

ええ、天才というものがあるとすれば、私は天才です。

Q:そのことをはじめて意識したのは、いつですか?

私が12歳のときでした。自分は天才にちがいないと、いつも考えていたのですが、私が天才であることに誰も気がつかない。私は天才だろうか、それとも狂人だろうか、と私はよく考えたものです。天才とは一種の狂気で、私たちはみんなそうなのです。

詩をつくったり、絵を描いたりしながら、ビートルズが成功したり、あるいは私が有名になって、それで私がひとかどになったというのではなく、私はこれまでずっとこうだったのです。天才であることも苦痛です。ただ、単に苦痛です。

Q:ビートルズに繋がっている人たちに対しては、どう感じていますか?

彼らはビートルズの過去の夢の中で生きているのです。彼らはビートルズとはいったいどういうことだったのかということに関して、ひどくねじ曲がった見方をしているのです。

Q:自分たちの生活が、あなたの生活と、もはや解きほぐすことができないほどに、からみあっているのだ、と感じているでしょうね。

もし、そうだったら、もっと成長してそんな状態からは抜け出すべきですね。自分こそビートルズなのだと思い込んだまま生き続けるわけにはいかないのです。彼らの現在の状況は、だいたい、このあたりにとどまっているのです。わかっていないのですよ。つまり、このインタヴューが活字になって出て、いまの私の話が載っているのを読んだら、その人たちは、ジョンは少しおかしい、と思うのでしょうけど、とにかく、連中は、いまだに過去のなかに生きている、という状態なのです。

Q:あなたは、デレク・タイラーと、いっしょにトロントに行き「BED PEACE」もトロントで行なったのでしたね?

ええ、それも、いま私が言ったのと同じことなのです。つまり、当時はわたしも過去のなかに生きていました。そのときの状態をひきつづき維持しながら、私たちの生活のなかにヨーコを持ち込んでくることができるのではないかと、考えていたのです。しかし、現実には、私がビートルズと結婚したような状態になってしまうか、あるいは、ヨーコとそうなるかのどちらかをとらなくてはいけないようだったので、私はヨーコの方をとったのです。私の選択は間違っていませんでした。

Q:あなたが初めてヨーコを連れてきたとき他の人たちの反応はどうだったのですか?

みんな彼女を軽蔑していました。私とヨーコが一緒だったこの二年間、私たちに関するパブリシティのアップルでの扱い方、それに、私たちに対する人々の態度、すべてが私たちをパラノイド扱いする方向にむかっているのです。しかし、そういう人たちこそ、ビートルズが解散した本当の理由はヨーコだとかアレンだとか、考える馬鹿な人たちなのです。

___________

(註1)
☆こちらに、ジョンの “This Is It!” 発言について、少し書かれています
◎ヤノフの妻へのBBCインタヴュー(ジョンの父の妻・ポーリーン・レノンの記述など)

(註2)
ディック・ジェームズ/ビートルズがもっている経済的成功の可能性に最初に目を向けた人物。彼とビートルズとの間に設立された音楽出版社がノーザン・ソングスで、レノン&マッカートニーの全作品を管理し、ジェームズは株の50%近くをもっていた。レノン&マッカートニーの作品に生じる各種の版権を押さえているだけでも非常に儲かるため、ジェームズの持株を買いたいと言う話が各方面から常にジェームズのところへ持ち込まれていて、テレビ会社のATVが提示した価格に動かされたジェームズは、自分の持株をATVに売り、これによってATVはノーザン・ソングスの筆頭株主となり、事実上の乗っ取りが行なわれたことになった。

(註3)
リュー・グレード/英国のショービジネス界で有力なテレビ会社、ATVの経営者。

(註4)
アレン・クラインはジョンがスカウトした人材で、ビートルズの持株をディック・ジェームズが売った倍の価格でATVに売り、決着をつけた。

☆「ジョン・レノンPart 3」に続く

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by yomodalite | 2012-10-17 20:43 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)

サブカル・スーパースター鬱伝 (徳間文庫カレッジ)

吉田 豪/徳間書店



みうらじゅん、リリー・フランキー、松尾スズキ、川勝正幸、大槻ケンヂ … サブカル界のスターたちの「鬱」に、プロ・インタヴュアーの吉田豪が挑む!

インタヴュー当時、40歳を目前にしていた吉田氏は、師弟関係ともいえるような接し方をしてきたリリー・フランキーが、売れると同時に、メンタルな状況が悪化するという経験を目の当たりにし、「サブカル文系男子は40歳くらいになると鬱になる」ということに気づかれたようです。

私も、その説は「真実」だと思います。

サブカルには、なんの関係のないという方でも、30~40代では、ガンになるより、鬱をこじらせる確率の方が遥かに高いと思われますので、まだ経験していないという方は、男女を問わず、本書を読んでおかれるといいのではないでしょうか。

リリー・フランキー氏は「鬱は大人のたしなみ」と言い、大槻ケンヂ 氏は「体でものごとを覚えてこなかったからじゃないか」と言い(しかしレスラーには鬱が多いとも言う)、川勝正幸氏は、藤原ヒロシ鬱にかかり、そういえば『丘の上のパンク』を読まないとと思ったり、吉田豪氏による追悼文にも泣かされたり、

杉作J太郎氏は『ガンダムSEED』のモノマネをしてたら元気になって、菊地成孔氏は『珈琲貴族』での全裸エピソードを語り、みうらじゅん氏は「弱みをみせるな」と説き、ECD氏は車谷長吉の「人生相談」(朝日新聞)を紹介し、松尾スズキ氏は「普通じゃない人は、この世界には入ってくんな」とアドヴァイスし、

枡野浩一氏は「町山さん、厳しすぎる」という意見があると思っていて、唐沢俊一氏は、母親との半同居により「常識的社会人に戻る時間がマズかった」と分析し、女優Oとの関係も、、

最後に登場する、唯一の女性執筆者、香山リカ氏は、自分の鬱を語っているのではなく、書籍化にあたって、これまでの連載分への感想などを書いていて、

「率直にいって、こういう感性のありかたがすごく懐かしい感じがしましたね、これが本来のミュージシャン、あるいはアーティストといわれている人たちの心のありかただよねっていう感じです」

と語っておられるのですが、TACOに参加されていた頃を知っている私としては、現在の香山氏は、ご自身でも言っておられるように「見る人が見たら詐欺」のようで、「村上隆や茂木健一郎のような器用さが、逆に不思議なんですけど、、」などと、言われることの方が不思議でした。

お酒も飲まない私としては、「嗜んだ」と言えるのは、鬱と薬だけのような気もしますし、スターの方々の「たしなみ方」も、垣間みてみたいと思って、気軽に読みはじめたんですが、

「感想まとめリンク」にある、心構えが出来るとか、40歳になるのが怖いようで、楽しみ、、というような感想も理解できなくはないほど、スターの方々は病みっぷりも華麗で、個性的で、男気を感じたり、、

医者が出してくれる「お薬」や、色々と心配してくれそうな「お悩み相談」よりも、副作用がなくて、、、と言いたいところなんだけど、

具体的な症状とか書かれているのを見ると、苦しかったときのこととか、リアルに思い出してしまうし、、

「参考書評リンク」の最後にある吉田豪さんでさえ、収入が減っているとは … 出版不況は本当に深刻なんだなあ … には、出版業界じゃなくても「フリーランス」で、今も仕事をしているすべての友人を思い出してしまうし、、

本書の中で、大槻ケンヂ氏が

豪ちゃんは、鬱は大丈夫だと思うよ。なぜかと言うと、やっぱり偉人伝をたくさん読んでるから。

ーータレント本で人の人生を学んでますからね。

それが、リンカーンじゃなくて、山城新伍とかだっていうところが、また問題ではあると思うんだけど(笑)。笑っちゃうけど、鬱になったときって偉人のいい言葉みたいな感じの本を買うんだよ。で、ドストエフスキーの「絶望の中にも焼け付くような強烈な快感がある」って発言とか、そういうのを読むとガーン!となるんですよ。

だから、破天荒な人生を生きた人の言葉をたくさん知っている人は強いと思う。豪ちゃんは、そのオーソリティじゃないですか。大変なときも真木蔵人の言葉を思い出したりしてさ。

ーー「忍者スタイルで逃げろ」とか(笑)でも、そういう偉人の代表だった山城新伍さんがいま老人ホームにいるわけだから(雑誌掲載後、2009年8月12日死去)、そういうのを思うと…。

そこも勉強になるじゃない。たぶん豪ちゃんは、自分の作ってきた本に助けられると思うよ。その中の偉人の言葉に。それも、何かちょっと微妙な人の言葉に助けられたら面白いよね。ABブラザーズの人とかさ。(引用終了)


(大槻氏の「マイケルだよ、俺」には、、「全然ちがうわ」とツッコミましたが...)


と語られていて、確かにそうなんだけど、

人は、自分が作ってきたものに助けられるんだけど、
一方でものすごく苦しめられるでしょう?

でも、ジョンの本を読んでて思ってたんだけど、吉田豪と同じ乙女座で「自分が一歩を踏み出す前に、それまでの歴史を逐一知っておかなくては気が済まない」と言っていたあの人も、やっぱり、常に歴史上一番のパイオニアについて、よく読んでいたことが良かったんじゃないかとか、

そーゆー自分の想像が及ばないような天才のことを想像するというのも、あまりにも自分と次元が違っていてどーなの?と思うことも多いのだけど、自分ではたどり着けないような「地点」にまで、引き込める人が「偉大な先生」であって、そーゆー人を見つけられた方が、危険なんだけど、やっぱり運がいいんじゃないかなぁとか、

基本的に「読書」は、危険なもので、

「知る」とか「学ぶ」ということは、全部危険に満ち満ちていて、

そもそも、生きているというのは、常に死にそうになるぐらい、すごく「危険」で

だから、長生きするとか、役に立つとか、成功するとか、間違いないとか、、
もう全部「詐欺」だと、最近は結論しているので(笑)、

偉人伝でもあり、ときどき笑えるところもありつつ、
すごく危険で「死」に近いところもいっぱいある本書は、
やっぱりすごく素敵な本だと思いました。


☆上記に挙げた執筆者以外にも、糸井重里氏、いとうせいこう氏などのエピソードや、
あとがきには、町山智浩氏による意味深い発言も!


◎[Amazon]サブカル・スーパースター鬱伝
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[内容紹介]「サブカル男は40歳を超えると鬱になる、って本当!?」プロインタビュアー吉田豪が、そんなテーマに沿って、リリー・フランキーをはじめ、大槻ケンヂ、みうらじゅん、松尾スズキなどのメンバー(ほか、川勝正幸、杉作J太郎、菊地成孔、ECD、枡野浩一、唐沢俊一)に全力インタビュー! クイック・ジャパン誌上で『不惑のサブカルロード』 と題 して連載されたものに、精神科医にしてサブカル者である香山リカへの新規インタビューや、吉田豪自身の補稿もくわえての書籍化。イラストは、『プロレススーパースター列伝』『男の星座』の原田久仁信。

[BOOKデータベース]昭和平成世紀末、ゼロ年代にIT世代、戦後団塊高度成長、バブル崩壊経済低迷、日本中のあれこれが変革するなか、若者文化の一翼をになったサブカルチャー。しかしそんなサブカルものも不惑を境になぜか心の落とし穴にハマるという…はたしてそれは真実か、ならばその実体は?現在各方面で八面六臂の活躍を繰り広げる吉田豪が11人の当事者たちに迫る。 徳間書店 (2012/7/21)



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by yomodalite | 2012-10-16 09:20 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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