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Happy Birthday Michael!!! 2012(Part 2)

こちらの記事は
コメント欄に関わる内容を除いて

http://nikkidoku.blogspot.jp/

上記に移動しました


* * *


◎本日紹介したくなったとてもとても素敵なブログ!

☆MJの “Escapism” についての「とてもとても素敵な記事」
◎Michael's Escapism ポジティブな意識の解放

☆MJの詩的な表現や、MJは「右脳型」というこの記事も大好き!
ちなみに、私は「左親指+右腕」…

◎ベースはギターの従兄弟なんだよ


◎なんとなく、、今日紹介したくなった動画!

◎MJ&Friends 1999 韓国公演フルヴァージョン!

◎上記ツアーでのMJのスピーチ(27:00~)のスクリプト

☆とにかく、、ピアノを聴く、MJの顔がたまらないっ!
◎[動画]MJ in Warsaw - Piano recital

☆MJのボイトレ
◎[動画]Voice training audio with Seth Riggs in hotel room from '94


◎何度でも「復習」してしまうシーンの数々...

◎[動画]Fanvideo cute, sweet, funny, best, my favorite moments part 1
◎[動画]Fanvideo cute, sweet, funny, best, favorite moments part 2
◎[動画]Favorite MJ Moments: Part 1
◎[動画]Favorite MJ Moments: Part 2
◎[インタヴュー]マイケル・ジャクソンの作曲方法(1993)

☆MJのビートボックスがたまらない。デンジャラスの盗作裁判。
Streetwalkerのベースラインを利用したと証言(4:40~)


◎[音声]MJ and the Dangerous Court Case Deposition 1994 - Part 1/5
◎[動画]HIStoyry Tour, Helsinki, Finland 1997 - BEST PERFORMANCE


☆このページを最後まで観てくださった方へ。

数えきれないほど、さまざまな魅力にあふれているMJですけど、

彼ほど、知れば知るほど、好きになる男は、他にいませんよね?
私は、MJを調べているうちに、読書生活が異常に楽しくなってきたので、
今後もしばらく、MJ図書館を探る旅を続けていこうと思います。

あと、彼のユニークな「お笑い感覚」もね。。。


それと、、最近、この曲の「昭和っぽさ」が、ツボです!

デンジャラス時代のアウトテイクなんだけど、、
信じられないぐらいダサくてw、逆にキュンとなる。。






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by yomodalite | 2012-08-30 10:33 | MJ Birthday | Trackback | Comments(9)

Happy Birthday Michael!!! 2012(Part 1)

こちらの記事は、
http://nikkidoku.blogspot.jp/

上記に移動しました


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by yomodalite | 2012-08-29 08:00 | MJ Birthday | Trackback | Comments(0)

マイケルと神について(番外編)Pride Of Lions 訳詞

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こちらの、とてもとても素敵なブログの方が、これまでにMJが好きだといった曲を、たくさんメモしてくださっていて、すごく興味深く見たのですが(感謝!)、

この、MJ's Favourite music の中で、今まで聞いたことがなかったうえに、聞いた後も、なんだか意外だったのが、BeeGees の How Do You Mend A Broken Heart と、R. Kelly の Ignition に挟まれている、

Pride of Lions の「Gift Of Song」。

ちょっぴり調べてみると、Pride Of Lions は「Eye Of The Tiger」で有名な Survivor のメンバーで、Cheap Trick, Sammy Hagar, REO Speedwagon, The Beach Boys… に曲を書いた、ヒットソングライター、Jim Peterik の現在活動中のバンドみたいです。

◎Jim Peterik(Wikipedia)

Jim Peterik の音楽は、Cheap Trickと、The Beach Boys を除くと、私には苦手なタイプの音楽が多くて、この曲もそんなに好きというわけでもなく、また、他のフェイバリットソングに比べて、一般的にもあまり人気がある曲でもなさそう… でも、そうなると余計に、どうしてMJはこの曲が好きなのかな?と思い出して、、

それに、曲名も、バンド名も「宗教っぽい」というか、日本人にはあまりない感覚が漂ってきたり、また、秘かに探っている「MJのライオン好き」というテーマにも繋がっている気もして、

となると、これは「マイケルと神について」にも関係がありそうな気がしてきて… w、

ちなみに、エホバの証人に改宗した後のプリンスの曲に、" Lion of Judah " という曲があるのですが、 “ユダ族のライオン”とは、イエスのことを指していることが多く、それは旧約聖書の中の、神のみ子について「見よ,ユダ族の者であるライオン」と述べている箇所から来ているようです。

◎Prince "Lion of Judah" lyrics

◎[参考記事]「見よ,ユダ族の者であるライオン」(ものみの塔ライブラリー)
◎[参考記事]「聖書と映画 ナルニア国物語 ライオンと魔女」

ライオンは、イエスという人物を表している場合も多いのですが、

( "Lion of Judah" という曲は、プリンスの曲だけでなく、このタイトルの曲はたくさんあるのですが、その多くは、「Christian Rock」と言われるもの)

古代エジプトのスフィンクス、ギリシャ神話、またアジアでも、スリランカ(ライオン国という意味)、シンガポール(ライオンの都という意味)から、日本に伝わった獅子も、

英国紋章や、英国紋章と同じ「ネヴァーランドの門」にまで、もう、みんな、どんだけライオン好きなの?と日頃から思っていたところ、バンド名が「Pride of Lions」なうえに「gift(神の恵み)」だし、MJがお気に入りだなんて、、

と、つい思ってしまったので、いつものように、ヤバい英語力を駆使してテキトーに訳してみました。日本語部分はご注意の上、間違いや、気になる点は、お気軽にご指摘くださいませ。




The Gift of Song
by Pride of Lions

I place my gift upon the altar
The stage is set, I'm feeling strong
This is the best I have to offer
Share with me this gift of song

ステージの準備はできた。わたしは強い気持ちを感じて、
祭壇の上に贈り物を置くように
自分に与えられた最高のものを、みんなにも贈りたい
この歌という贈り物を


This is my life and here's my story
From the beginning to this day
Music became my road to glory
My saving grace along the way

私の人生、そしてここには私の物語がある
音楽を始めてから、私が歩む道は輝くようになり、
それは、今日まで私の救いだった


Then on that midnight rise to fortune
I was blinded by the footlights of the stage
Now face to face with my reflection
At last the child has come of age

それから、運命は闇夜から上昇していった
ステージでの脚光で、自分を見失うこともあったけど
今は、その反射によって、自分が見えるようになり、
気がつくと、ついに、子供から大人になっていた


I place my gift upon the altar
The stage is set, alone I stand
This is the best I have to offer
Say you'll take me as I am
And I will rise to expectation
Your inspiration keeps me strong
Music's the best I have to offer
Share with me this gift of song

わたしは祭壇の上に贈り物を置くように
ステージの上にひとりで立っている
これは、わたしが贈ることができる最高のもの
あなたは、わたしとともに、立ち上がると言う
あなたのインスピレーションは私を強くし、
音楽という自分に与えられた最高の贈り物を、
みんなにも、歌として届けたいんだ


All of my life I've worn disguises
I fooled so many just like you
I hid behind a false impression
I thought the world could see right through

わたしの人生は、偽りばかりで疲れ果て、
あなたと同じように大勢を馬鹿にしていて、
世界がすっかりわかったような気分で
黙ってみてればいいと思っていたんだ


Now I stand where every eye can find me
Here I stand before you one and all
With all my faults, I'm only human
But in His eyes I'm ten feet tall

今、みんなの眼が自分に向けられたところに、わたしは立っているけど
ここでは、わたしだけでなく、誰もがみんな立っている
わたしは、間違いだらけの、ただのひとりの人間で、
彼(神)から見れば、わたしは、3メートルぐらいの高さにいるだけ


And it all comes down to the message of the sound
It's working the gift that God has given
Serving the muse by which we're driven
It's giving life your best
It's the privilege with which we're blessed
Tonight I am your music
I pray I pass the test

神が与えた贈り物は、音のメッセージとなって、降り注がれる
わたしたちは女神に導かれて、人生最高の時を与えられる
今夜、わたしたちが音楽によって祝福される権利があるのか、
わたしは、そのテストに合格出来るように祈ります


I place my gift upon the altar
The stage is set, alone I stand
This is the best I have to offer
Say you'll take me as I am
Just let me leave you with one melody
The world can sing when I am gone
Music's the best I have to offer
Share with me this gift of song
This gift of song

ステージの準備はできた。わたしは強い気持ちを感じて、
祭壇の上に贈り物を置くように
自分に与えられた最高のものを、みんなにも贈りたい
あなたは、わたしとともに、立ち上がると言う
わたしが、ここを去るとき、
世界が歌うことができるひとつのメロディーを残すことができたら
音楽という自分に与えられた最高の贈り物を、
みんなにも、歌として届けたいんだ



◎[歌詞参照]http://www.maxilyrics.com/


大体の内容がわかったからでしょうか、最初はピンと来なかったんだけど、
やっぱり「名曲」だという気がしてきました。。

MJがイイっていうものに、ホント、弱いなぁ。。(苦笑)



◎黄金律に従おう『The Michael Jackson Tapes』



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by yomodalite | 2012-08-26 13:21 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)

人種差別、宗教、反ユダヤ主義(註釈)

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☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』の続き

下記は、人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1][2]の、註釈 … というか、
私の独自見解とか、感想のようなものです。

☆タイトルの Anti - Semitism について

Anti - Semitism を「反ユダヤ主義」と訳すのは、一般的なんですが、Semitism は、セム族から来ていて、セム族というのは、旧約聖書に由来する言い方で、セム、ハム、ヤペテという、ノアの3人の息子の名前で、伝統的な三大民族の先祖とされています。

セムは黄色人種、ハムは黒人種、ヤペテが白人種という記述がよく見られるのですが、これは、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教という「God」という神をもつ宗教内の区分なので、セム族は、アラビア人、エチオピア人、ユダヤ人、アッシリア人、フェニキア人といった、セム語系の言語を用いる民族と考えた方がいいと思われます。

でも、現在の語句として、明らかに「セム族主義」ではなくて「ユダヤ主義」なのは、セム族が「キリスト教」「イスラム教」と「ユダヤ教」に分離したことに対して、ユダヤ教に本家意識があることと、

また、ユダヤ人と言われる人々の中には、アシュケナージと言われる「白人種」もいるけど、現代のユダヤ教にとっては、シオニズム(パレスチナ帰還再建運動)に対しての賛否が、もっとも重要な問題のひとつだから、Jewish とか Judaismではなく、反ユダヤ主義の場合、特に「Anti - Semitism」というのかなぁと、私は思っているのですが、違うんでしょうか?(教えてエロい人!)

◎[関連記事]「ユダヤ人とは誰かー第13支族・カザール王国の謎」


☆ユダヤ教・キリスト教・イスラム教…

ユダヤ教から、別れていったキリスト教が、勢力拡大のため、教祖がユダヤ人にも関わらず、本家のユダヤ人を厳しく差別したり、セム族同士であるイスラム教からも、教義の違いから批判され、厳しい立場のユダヤ教なんですが、最も弱点と思われるのは、ユダヤ人のエジプト脱出の物語を起源とするユダヤ教には、民族主義が強すぎて、他民族への布教に向いていない(熱心ではない)という点だと思います。(民族ではないという点を強調し、改宗者も歓迎されていますが…)

その点、キリスト教は、イエスの受難をユダヤ人差別に利用し、ローマ帝国の帝国主義にも、イエスという人物の魅力を最大限利用したため、聖書は、他民族への布教が可能になり、世界に拡大したのだと思います。

しかし、旧約、新約の両方を聖書にするというキリスト教会の権力は、今で言えば、権力者がメディアを独占するようなものですから、教会内の腐敗が激しくなり、自分たちが守れないことばかり、人々には厳しく押し付けるということがあまりにも多くなり、カトリックから、プロテスタントという改革を経て、より現実的な「イスラム教」へと発展していきます。

イスラム教は、現実的であるがゆえに、イスラム国家では宗教政治(王国政治)が可能になるんですね。

西洋では、政教分離は緩やかな分離になっていて、日本は政教分離を厳格に分離していて、まるでそれが良いことのように思われていますけど、本当はそれが出来ないのは、そのどちらにも欺瞞や問題点があると認めているようなものですよね(違いますか?)

欧米が、メディアの洗脳による「民主主義」で、イスラム国家を、独裁者政権として激しく批判しているのは、大雑把に言えば、そーゆーことではないかと。。。

でも、Godを神とする「一神教」である、ユダヤ教・キリスト教・イスラム教で、いずれも「イエス」は重要人物として扱われ、人気があるのですが、現在、もっとも偶像崇拝を認めていないイスラム教圏内で、MJの人気が高いのは、もしかしたら、その影響もあるのかも。。


☆註1(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:私は、むしろ、マイケルがユダヤ人に直感的に親近感を抱いていたと思う。

シュムリーは、自分の陣営にMJを取り込みたくて、そう言っているという部分も大きいと思うし、MJは常に相手の話をよく聞いて、自分の意見をもっていると思っている人の多くに見られる「上から目線」ではなく「下から目線」で懐に入るのが、すごく上手いので、

ユダヤ教のラビだけでなく、独自の武士道に生きるというようなタイプ(朝堂院大覚)まで、様々な人に同様の感想を抱かせてしまう天才ではあるのだけど、、

真面目で勉強熱心で、合理的選択に長けているという点では、共通点があり、、この件に関しては、次の章の註釈でもしつこく説明します。


☆註2(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:彼もくすくすと笑うの?(Does he like to giggle ?)

MJは、このことを何度も語っていて、シュムリーは若干「小バカにして」聞いているという感じなんですけど、でも、MJは、笑いと子供っぽさが重要だと真剣に考えていて、シュムリーには特にそれが足りないと言っているんじゃないでしょうか?(他の章でも、自分のイタズラ好きを熱心に語ってるし…)。

中世では、笑いは「悪魔の表現」と言われてきて、それが暗黒の中世を生み、笑いの自由化には時間がかかりました。笑いが注目されたのは、キリスト教の後期なので、ユダヤ教のラビには特に教えてあげなきゃと、道化師の末裔である、MJは思っていたのかも。


☆註3(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

MJ:彼は子供たちに話しかけた「後で」僕と握手したんだ。それは正しい順序だよね。

MJは、こどものことを、フェティッシュに好きなのではなく、大人にとって、社会的にこどもを第一に考えることが、利他的に考えるということにおいて、もっとも間違いの少ない、世界共通の考え方だと思っているんじゃないかな。(口先だけでそう思っていても、ガンジーにしろ、マンデラも、もちろんMJも、徹底的に実行できる人はいませんからね)


☆註4、註5(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:子供が人を信じやすいという問題でもあり、同時に、君が抱えている問題でもある。

SB:有害な悪魔であっても、君はその悪魔にも良いところがあると言いたい。それなら、人を裁くシステムについては誰かに依頼したらどうだろう。それは君が世界に貢献するようなことではなく、率直に言って、その件に関して君は良くない仕事をしてしまう恐れがある。


こういったシュムリーの「MJ評」は、ファンや、MJの周囲にいた関係者にも多く見られる考え方だけど、、それは、MJを自分サイズで「ちっちゃく」判断しているからだと、私は思います。

彼が子供っぽい考えで、そう言っているのではないということについては、このあとの記事でも説明します。


☆註6(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:この問題で人々ができる唯一の方法は、彼らをこの世界から追い出すことだけだ。

こういった考え方が、現在の米国の裁判好きで、戦争好きな体質を生んでいると思う。
(でも、日本でもこういった考え方が、どんどん侵蝕していますね。)


☆註7(人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2]『The Michael Jackson Tapes』)

SB:君は酷い報道をして来た人々や、子供を傷つける人々を除いて、君の心の中のすべての人々を許して来たのかい?

MJ:そうだよ。


MJが『Heal The Wourld』という曲をつくった後、ユダヤ教のラビに接近し、ユダヤ教徒の生活や習慣までも熱心に学んだ「理由」は、このことを彼らに教えようと思ったからでしょう。


◎黄金律に従おう『The Michael Jackson Tapes』につづく
◎マイケルと神について(番外編)Pride Of Lions 訳詞



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by yomodalite | 2012-08-24 08:31 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)

人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2] 『The Michael Jackson Tapes』

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☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1]『The Michael Jackson Tapes』の続き

P.123~(中段より下)

SB:君は、大人たちがそうだったとしても、若い世代は、優しい心を持っていると信じ続けているの?

MJ:そうだよ。僕は今日までそれを見つけ出そうとしている。僕はユダヤ人の問題もずっと気にかけて来て、すごく大きな問題だと思ってる。

SB:ユダヤ人問題って?

MJ:ホロコーストで孤独に亡くなった子供たちの数を知ったとき…[泣き崩れる]人は何故そんなことができるんだろう? 僕には理解できない。人種が何であるかが、どうして、そんなに重要なんだ? 何であろうが… そんなことは、全く理解できない。人種にどんな条件があるって言うんだ …

僕には、人種差別なんて理解できないし、誰かが、それらを嫌うように、君の心が憎しみでいっぱいになるように、命令するんだろうか? 申し訳ないけど、彼らには、僕の心をそんなふうに変える事はできないよ。君には悪いけど、彼らは君の心は変えられたの?

SB:私たちが影響を受けやすい自分をつくり、正しいことを要求する神との関係を断っていたとしたら、彼らは、私たちの心を変えることが出来ただろうね。


MJ:ヒトラーは天才的な演説家だった。彼は多くの人々の心を憎しみに変えた。彼はショーマンに違いない。彼は演説の前に、少し間を挟んで、少量の水を飲み、のどをすっきりさせ、周囲を見回す。それは、エンターティナーが観客を惹き付けるためにやることと同じなんだ。彼は、演説の最初の言葉から激高していて、その強い口調で叩き付けるように話す。

でも、彼はどこでそんなことを学んだのだろう?彼は学校を退学しているし、彼はそこでは建築家になろうとしていた。彼は多くの失敗を経験している。僕はそういったことは、すべて刑務所で起こったんだと思う。『我が闘争』(☆)にあるようにね。僕は本当にそう信じているんだ。

☆『我が闘争』(Wikipedia)

(SB註:マイケルは、ヒトラーはショーマンとしては素晴らしいものがあると分析していた。私は後になって、ヒトラーの演説を何本も見たがマイケルの分析は間違いなく正しかった。ヒトラーは演説を始めるとき、少し間を取り、そして観衆の期待が高まった後で、ゆっくりと話し始めるのだ。)

SB:彼がその本を書き始めた場所で、彼の計画は練り上げられたと?


MJ:ああ、そうだね。彼は強い怒りを込めてその計画を練り上げた。ネルソン・マンデラとは真逆だね。彼は刑務所で子羊になり、恨みを持たなかった。彼は青春期が過ぎ去ってしまった80才の今日まで、長い間刑務所で過ごした後悔を口にしない。

SB:彼の青春時代が過ぎ去ってしまっていても?

MJ:そう、彼はかわいいんだよね。すごく子供っぽくて

SB:彼もくすくすと笑うの?(☆註2)

MJ:彼は子供たちが大好きで、僕が彼に会いにいったとき、何人かの子供たちと一緒にいたんだけど、「子供たちはここにいてください。マイケル・ジャクソンさんだけこちらにどうぞ」と言われて、僕は「マンデラ氏は子供たちに会うのを嫌がったりしないよ。子供たちが一緒に行けないのなら、僕も行かない」と行ったんだ。マンデラ氏の代理の人が、険しい表情で、僕の顔を見てきたことを憶えているよ。

そのあと代理の人が戻って来て、「みなさん、お入りください」と言った。マンデラ氏は、初めに子供たちのところにかけよってハグをしたんだ。僕はね、マンデラ氏がそんな優しい人だと知っていたし、彼も子供たちが大好きだった。彼は子供たちに話しかけた後に、僕と握手したんだ。それが正しい順序というものだよ。(☆註3)

SB:君はヒトラーとは真逆なんだろうか? 神は驚異的なカリスマ性を君に与えた。ヒトラーが、人間の獣性を表わすなら、君は人間の純真さや神性を引き出したいと考えている。最強の暗黒の力が、ヒトラーの指示によりドイツから放たれることになり、神は今、君に驚異的なカリスマを与えた。君はそのカリスマ性を、人の心にある純真さや神性を引き出すために使っているの?

MJ:僕はそう信じている。僕のショーに来れば、君も変わることが出来るよ。僕のショーは宗教体験のようなものだから。そこに来る前は君はただの1人の男だけど、そこから出て行く頃には、違う人間になっている。実際そうなるんだから。

SB:君は、ショーの目的のひとつとして、人々からそれらを引出すようにしているということ? ただ、観客を楽しませるだけではなく?

MJ:もちろん。観客も僕もそうなんだ。僕たちがコンサートでやっていることを、君にも見せてあげられたらいいのに。ステージに巨大な戦車が登場して、戦車と兵士が、観客に狙いを定め、それから、彼は僕に対して、銃口を向けると、観客全体からブーイングが起こる。どんな国でもそうなんだ… そして僕が銃を取って、それを下に向けると、兵士たちは嘆き始める。そこに、小さな女の子が登場して ーーいつも貧しい農家の少女なんだけどーー 花をひとつ持っていて、兵士の顔を見て渡す。兵士の膝が折れて泣き崩れると、観衆はいつも熱狂するんだ。

それから、僕のスピーチが始まって、別の少年がやってきて手話をする。君がそこにいたら、観客がみんな泣いているのが見るだろう。それは、どこの国でも起こることで、『Earth Song』という曲でのことなんだ。

僕は親善大使のように、世界中でそういったメッセージを広めて来たんだ。その後『Heal the world』では、全世界の子供たちが巨大な地球を取り巻いて、後ろにある大きなスクリーンには、世界中のリーダーたちが映し出されて、それは驚くよ。

一方、他のシンガーたちは、セックスについてとか「ベイビィ、バスタブの中で、君の体のすべてに触りたい」とか歌っていて、僕だけが、どこかのマスコミに変な奴だと叩かれてる。君はその感覚をどう思う?

SB:それは、もちろん正しくないね。

MJ:おかしいと思うだろう?

SB:君が見たものとは、変わっているね。

(SB註:その頃、マイケルはオックスフォードのような場所でスピーチをしたことによって、彼の周囲には信頼のおける尊敬すべき政治家や、育児の専門家が集まり、彼は良い評価を得るようになり、失われていた尊敬を回復しつつあった)

SB:彼らはなぜ理解できなかったんだろう?なぜ、彼らはナチスのような、邪悪(evil)な人たちになったのだろう。


MJ:僕には、彼らの心に近づく方法がないとは思えない。

SB:それは、君がヒトラーと直接向かい合って話すことができたら、ということ…

MJ:そうだよ。まさにそのとおり!彼の周囲には、彼を恐れていた人々ばかりが大勢いたんだ。

SB:もし君がヒトラーと1時間会うことが出来たら、君は何らかの方法で、彼の心に触れることが出来ると信じているということ?

MJ:僕は、絶対に出来ると確信してる。

SB:ヒトラーだよ。マイケル!君は誰であろうと、心の底から邪悪(evil)な人はいないと思っていて、それで、彼の心にも触れられると信じているんだね。だから、君は不正を罰すること良しとしない…

MJ:僕は彼らのような人たちは救って、セラピーを受けさせなければならないと思う。君は、彼らに教えてあげなくちゃ。人生のどこで、何を間違ったのか、彼らは自分が何をしているかわからなくて、それがどれだけ間違っているかもよくわかっていないんだ。

SB:しかし、マイケル、ヒトラーのように、明確に矯正不可能な人々もいる。彼は悪(evil)そのものだ。君が同席するような人間性の欠片もない人間で、見たことがないような深海や暗闇に話しかけるようなものだ。いったいどれだけ大勢の人を殺したと思っている?彼らに与えるセラピーなんてないだろう?彼らは殺人者なんだから、厳しい罰を与えるべきだよ。

MJ:それは、恐ろしいことだと僕は思う。彼らの心に届くような人がいることを僕は望むね。

SB:彼らがすでに罪を犯していて、彼らが殺した犠牲者がいるのに? 

MJ:彼らがすでに罪を犯してしまっていたとしたら、それは間違っているけどね。

(SB註:これは、馬鹿げた話だ。ヒトラーを1時間で変えられると信じている人がいるとは。ヒトラーは、かつて、この世に存在した中で、最も邪悪(evil)な人間だ。その男は、600万人のユダヤ人の殺害はもちろん、100万人の子供たちも同じように計画的にガス室で殺害した。マイケルは純真だから許すことができるのだろう。

しかし、暗闇を光に、悪(evil)を善(goodness)に変えることができると信じている人間には、通常の善悪のルールは通用しない。マイケルは自分には、子供たちを癒す特別なヒーリングパワーがあると信じていて、その能力は、他の人々には間違って見えたとしても、彼には心地よいものだった。

実際のところ、私は、マイケルのヒトラーへのコメントについて、彼をもっと説得すべきだった。私は、彼に、「マイケル!君は救世主(Messiah)じゃないんだ」と言うべきだった。君は、第二次世界大戦を止められなかったじゃないか。私はそうしなかった自分の臆病を後悔している。しかし、私は重大な判断をせまる問題に対しては、柔軟な姿勢でアプローチすることにした)

SB:ここまでの話をまとめてみると、君が、世界を子供の目を通して見ようという意見は面白い。了解だ。だが一方で、子供にとって、本当に邪悪(truly evil)な人間を見分けることは難しい。それは、子供が人を信じやすいという問題でもあり、同時に、君が抱えている問題でもある。(☆註4)

たとえ、どんなに有害な悪人であっても、君は良いところがあると言いたい。それなら、人を裁くシステムについては誰かに依頼したらどうだろう。それは君が世界に貢献するようなことではなく、率直に言って、その件に関して君は良くない仕事をしてしまう恐れがある。(☆註5)

残酷な行為による「大人の世界」の罪を知れば、君も刑罰が必要だと思うようになる。しかし、子供の世界ではそれらは存在しないので、君は処罰を必要としないなどと言うんだろう。しかし、マイケル、君はヒトラーの心に触れることが出来るなんて、本当に考えているの?


MJ:間違いなくそう思ってるよ。

SB:何らかの方法で、ヒトラーの良いところを見つけることが出来ると?

MJ:うん。僕はできると思っているし、実際に出来るよ。誰も彼と本当に話をしたことがないんだよ。僕が思うに、彼は、こんな言い方は嫌いなんだけど、ご機嫌取りのような連中に囲まれていたと思う。事実、彼らはそんな感じで、それは、ヒトラーが求めたことでもあり、彼の周囲もそうしていた。

SB:ヒトラーには、挑む人間が誰もいなかったということ?

MJ:ドイツには、ヒトラーに反対する人間もいた。彼らはヒトラーを殺すことだって挑戦したよ。憶えてるだろう?

SB:ああ、クラウス・フォン・シュタウフェンベルク(☆)だね。しかし、彼と彼の賛同者は、1千万人の人口のうち、多くても数百人だった。このような話の場合、私と君の意見にはかなりの距離がある。ヒトラーは本質的に邪悪だ(intrinsically evil)。君には彼の心に触れることは出来ない。この問題で人々ができる唯一の方法は、彼らをこの世界から追い出すことだけだ。(☆註6)

☆クラウス・フォン・シュタウフェンベルク(Wikipedia)

◎ヒトラー暗殺計画(Wikipedia)

SB:君は酷い報道をして来た人々や、子供を傷つける人々を除いて、君の心の中のすべての人々を許して来たのかい?

MJ:そうだよ。(☆註7)

☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義(註釈)に続く



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by yomodalite | 2012-08-21 12:17 | マイケルと神について | Trackback | Comments(5)

人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1]『The Michael Jackson Tapes』

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☆カルマと正義[2]『The Michael Jackson Tapes』と、
☆カルマと正義[2](註釈)の続き

ラビ・シュムリーの著書『The Michael Jackson Tapes』から、Part 2「Jehovh's Witnesses years and Religion」(エホバの証人時代と宗教)にある「Racim, Religion, and Anti - Semitism」の和訳です。

Racim, Religion, and Anti - Semitism
人種差別、宗教、反ユダヤ主義


P.120~

SB:マイケルは彼の曲「They Don't Care About Us」で、ユダヤ人を侮辱する言葉である「Kike」を使用したことによって、激しい非難を浴びた。私とマイケルが友人であることを知っている多くのユダヤ人たちが、私にマイケルは反ユダヤ主義だと言って来た。しかし、マイケルの人生で非難されたことの中で、反ユダヤ主義だと言われることなど、それらのうちのひとつに過ぎない。

私は、むしろ、マイケルがユダヤ人に直感的に親近感を抱いていたと思う。(☆註1)マイケルは、私がラビであるということに非常に敬意を払い、私が持っていたユダヤ学の知恵から、多くを学んでいた。私はマイケルがユダヤ人を誹謗するような2006年頃のボイスメッセージについても、よく知っている。

◎[ボイスメッセージ]Michael Jacksons opinion about jews

そういった不快な行動を援護するつもりはないが、私が彼を守ることが出来なかった期間、マイケルは処方箋薬の問題を抱えていて、彼は薬物の影響下にあった。そして、誰がそれらをマイケルに与えていたかについては、誰にもわからないが、マイケルは常に私の前では、ユダヤ人と、ユダヤ教に対して、最上級の尊敬を表していた(☆)


☆[関連記事]Michael Jackson and The Jews:Rabbi Shmuley Boteach

(会話はここから)

SB:君は、社会から取り残された多くの人々の声になろうとしてきた。「They Don't Care About Us」もそうだね。この曲の重要なメッセージである、誰からも見捨てられているのは誰だろう? 貧しい人々? それとも第三世界?

MJ:僕が言いたかったのは、誰からも見捨てられていて、不当な扱いを受けている人々、結婚していない両親から生まれたり、「ニガー」(黒人への差別用語)なんて言われたり、これは、僕が言ったことで、誤解を受けた言葉だけど「カイク」(ユダヤ人への差別用語)もね。

少年の頃、ユダヤ人の弁護士と、ユダヤ人の会計士が、僕が寝ているベッドの隣で、お互いに “カイク” と呼び合ってた。僕が「そうはどういう意味?」と聞くと、彼らは「ユダヤ人に対する悪い意味の言葉だよ。黒人に対して “ニガー” というのと同じさ」って、僕は「ああ、そうなんだ」と答えた。

だから、 “ニガー” も “カイク” も、人々が不当に扱われるときの言葉だって知っていて、そう言ったんだ。大勢の人に誤解されたけど、僕は決して… わかるだろう?

SB:君は声なき人たちのために、立ち上がろうとしたんだね?

Yeah, who don't have a voice. I would never teach hatred, ever. That's not what I'm about.

MJ:そう。声なき人のためにね。僕は憎むことは決して教えない。それは僕が言いたいことじゃない。

SB:君にはアメリカ人としての誇りがある? 外国でコンサートを行うとき、いろんな意味でアメリカの代表だと感じることは?

MJ:これから言うことを、誤解して欲しくないんだけど、僕は自分を世界の一員だと感じている。だから、どちらか一方につくのはいやだ。アメリカ人として、この国に生まれ、アメリカについて誇りに思うことがたくさんあっても、そうは思えないことも… 偏見と言うか… ノーマン・ロックウェルが描いた、学校で学ぼうとする少女に物を投げている絵とかね…


(SB註:ロックウェルは、南部の人種差別が撤廃されたばかりの学校に、白人の攻撃から彼女を守る連邦保安官に警護されて、通学する黒人の少女の絵を描いた。マイケルと私は、ノーマン・ロックウェル美術館にその絵を見に行ったことがあった)


MJ:僕には人種差別が理解できない。僕の母親、彼女は天使とか聖人のような人なんだけど、エンシノの家から1ブロック先にあるマーケットに、ベンツで買い物に行った日、母はみんなを愛しているのに、車に乗った白人の男性に「アフリカに帰れ!ニガー!」と怒鳴られた。母がそんな目に会うなんて、今から5年ほど前のことだけど、僕はすごく傷ついた。その白人男性は妬んでいたんだと思うよ。

僕が知っている話としては、僕の兄弟が乗っていたロールスロイスに鍵をかけて出かけて戻って来たら、誰かが自分の鍵で、その車に傷をつけていた。黒人がロールスロイスを運転していたからだよ。そういうことにはうんざりするね。皮膚の色と、その人の人間性とは何の関係もないじゃないか。

僕は、ユダヤ人の子供も、ドイツ人の子供も、アジアや、ロシアの子供もみんな愛している。僕たちは、みんな同じで、僕はそれを完璧に証明できるよ。

僕はあらゆる国で、コンサートをして来たけど、彼らは、みんな同じ場面で泣いて、同じ場面で笑って、同じ場面で興奮する。気絶して倒れるところまで同じなんだから、それは完全な証明だと言えるよね。僕たちには、みんな同じ共通性があるんだ。

ロシア人は抜け目がなく、ドイツ人は感性や感情がないなんて聞いたことがあるけど、僕のコンサートでは、ドイツ人は僕たちと同じか、それ以上に感情的だった。ドイツにもロシアにも、僕を大好きなファンがいて、彼らは、寒い日でも、暑い日でも、僕を一目見ようとずっと外で立っている。

彼らは「世界を癒したい!」「私たちはあなたを愛してる!」って叫ぶ。そういうのは若い人々で、戦争や他のくだらない状況とは何の関係もない。彼らはこれまでとは違う、新しい種類の人たちだ。とても素晴らしいし、僕も世界のひとりになったように感じる。だから、僕には、どちらの側にもつくことは出来ないよ。「僕はアメリカ人です」と言うのが嫌いなのは、そういう理由なんだ。

SB:実際のところ、君は信じられないほど成功した初めての黒人有名男性として、そのキャリアがどんな影響を及ぼしたと思う? 例えば、誰かから不公平な行為をされたとか、君の母親が経験したような人種差別とかはあった?

MJ:そうだね。僕の前には、ハリー・ベラフォンテや、サミー・ディヴィス・ジュニア、ナット・キング・コールがいた。 彼らはエンターティナーとして、人々は彼らの音楽が大好きだったけど、でも、彼らは、ちやほやされたり、キャーキャー言われたり「愛してるわ!結婚して!」なんて、言われたことはなかった。

彼らは観客に服を破かれることもなかったし、ヒステリックに叫ばれたり、スタジアムで演奏することもなかった。僕は、最初にそういったスタイルを破って、白人の女の子、スコットランドや、アイルランドの女の子たちにも「愛してるわ!あなたが欲しいの!…」とか叫ばれたんだ。

多くの白人の記者たちは、それが気に入らなかった。僕がパイオニアだったから、彼らは僕に冷たかったんだ。 それが作り話の始まりだった。「彼は奇妙だ」「彼はゲイだ」「彼は高圧酸素室で寝ている」「エレファントマンの骨を買いたがっている」 … 人々が僕に背を向けるようなことを、彼らは本当に酷いことをやってきた。僕じゃなくて、他の誰かがそんな目にあったら、今ごろ麻薬中毒で死んでいるだろう。

SB:君がそんなことに耐える力はどこから与えられたの?

MJ:こどもたちを信じること。若者を信じること。こどもたちを守るために、神が僕にこういった試練を与えたんだと信じることだよ。

☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義[2] 『The Michael Jackson Tapes』に続く



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by yomodalite | 2012-08-20 17:31 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)

カルマと正義[2](註釈)

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☆註1

スタンリー・ドーネンは、元ダンサーで、振付師でもあり、ジーン・ケリーの『雨に歌えば』だけでなく、MJのSF『Ghost』でも取り入れられた、天井ダンスで有名なアステアの『Royal Wedding』、「Dangerous」の雛型とも言われる『The Pajama Game』などを監督したMGM映画の伝説的名監督。MGMから離れた後は、オードリー・ヘップバーンの『パリの恋人』『シャレード』も監督。

◎[参考記事]マイケル・ジャクソンの顔について(27)“Sammy Davis Jr”

MJは、スタンリー・ドーネンがユダヤ人で、両親が共にユダヤ教徒でありながら、無神論者だったということを知っていて、シュムリーに話している… と、私は思います。

ちなみに、MJの親友エリザベス・テーラーは、ドーネンと家出騒ぎを起こすほどの熱愛関係がありました(しかもエリザベスのユダヤ教改宗後)。他にも、ドーネンはエリザベスだけでなく、様々な宗教を持つ、多くの美女と恋愛し、結婚もしているようです。

エリザベスも結婚、離婚を繰り返したことで有名ですが、ほとんどの宗教で、それは「良くないこと」と言われてますよね。また、エリザベスは、ユダヤ教改修後も、ゲイだったモンゴメリー・クリフトと生涯に渡る友人でもありました。

この文章は、一読すると、MJがドーネンが無神論者だったことにショックを受けているようにも読めるのですが、彼は少年時代、人々が「神の存在を信じてない」ことが信じられなくて、多くの人に神の存在を感じさせたいと思っていた。また、布教活動をしていた頃は、その教義でそれができないものかと思っていた。

でも、

「エホバの証人」の脱会した青年期以降は、神の存在は強く信じているものの、「宗教」は必要ないと思っていたり、また「宗教」の教義に縛られずに、愛に走ったりする行動に対しては、寛容というよりは、むしろ「そっちの方が好き!」なのではないでしょうか。

だって、エリザベスと親友だし、マーロン・ブランドもそんな感じだし、ドーネンのことも好感をもってることは間違いないでしょう。

☆註2

アンチキリストとは、イエス・キリストの教えに背く人、イエスがキリストであることを否定する者、また、キリスト教の終末論においては、真実に対極し、悪魔の具現化であり、最後の審判の際に苦しみが与えられ、救いは決して得られないとされる。

◎[参考記事]アンチキリスト「松岡正剛の千夜千冊」

☆註3

シュムリーは、父親の罪を、こどもに押し付けないと言っているけど、MJが言っているように、ドイツ人が支払った賠償金が税金であることを考えれば、子供の世代まで責任を負わされているのは、明らかだと思う。

しかも、その賠償金額はドイツ一国によるものですが、ユダヤ人の犠牲者が600万人という数字は、その総数への疑問はさておき、少なくともドイツ国内だけではあり得ないし、亡くなったユダヤ人がすべて「ガス室」で殺害されているというような表現も… 

◎ホロコースト(Wikipedia)

戦争犠牲者数の数字の正確性には信頼がおけないものが多いですが、例えば、こちらの表では、日本の犠牲者は、兵士230万人(朝鮮、台湾の5万人を含む)、一般人が80万人。

◎第二次世界大戦での主な国の犠牲者数

MJは、自分の人種である黒人の受難の歴史を語り、ユダヤ人も同様だと語っています。

(ちなみに、ヒトラー時代のドイツでは、ユダヤ人だけでなく「エホバの証人」の信者たちへの弾圧が激しかったことも有名)

私も、MJが言うように、ヒトラーとナポレオンは同じだと思うし、日本が、非戦闘員である、女性も子供も無差別に空爆を受け、原発を2発も落とされたことと、ユダヤ人が受けたホロコーストが違うものとは思えないのですが。。(ただし、世界にはホロコースト否認を禁じる法律がある国が10カ国もある。仏、独、ベルギー、スイスなど)

黙って見過ごしていた親の世代の責任・・・

シュムリーが支持していると思われるイスラエルと敵対している国の子供たちに、シュムリーは、どう「責任」をとるのでしょう?

第二次大戦が始まる前も、メディアは今と同じように団結していて、米国民にとって、9.11はある日突然起こり、今はものすごく大勢の人があのときのことを後悔してる。。

一体どうしたら、黙って見過ごしてないと言えるんでしょうか。。

☆人種差別、宗教、反ユダヤ主義[1]『The Michael Jackson Tapes』に続く



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by yomodalite | 2012-08-19 09:09 | マイケルと神について | Trackback | Comments(0)

カルマと正義[2]『The Michael Jackson Tapes』

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夏休みに、東京から車で2時間ぐらいの場所でキャンプをしてきました。美しい虹は見ませんでしたが、ずっと気持ちがいい青空で、草原を跳びまわる鹿にも会えませんでしたが、見たこともないような巨大な虫をしばらく眺めたりして、夜はテントから星空を眺めながら、ちょっぴり神に感謝してみました。

下記は、

☆カルマと正義[1]『The Michael Jackson Tapes』と、
☆カルマと正義[1](註釈)の続きです。

P.118~(中段より下)

MJ:僕がドアからドアへ訪問して布教活動をしていたとき[エホバの証人のパイオニアリング]、人は「私たちは無神論者だから」なんて言うんだ。どうして?なぜ彼らは神を信じないんだろう?… 僕はそれを何度も聞いたし、僕の兄弟もしばらくの間、無神論者で、ティトは母の宗教の信者として厳しく育てられたけど、その後は無神論者だったんだ。今は違うみたいだけど。僕が知っている有名な映画監督では、『雨に歌えば』でアカデミー賞を取ったスタンリー・ドーネン(☆註1)も… 。

SB:君は訪問先の人々から「私たちは無神論者だから」と言われたとき、彼らとどういった議論をしたの?

MJ:僕は生命の奇跡によって、それを試みようとした。子供たちの目や、体が、いかにすべてが正しく動いているか。それらのすべてが、自ら偶然現れるなんて方法はない。

それから、僕たちがなぜここに存在し、なぜ、互いに破壊し合うことが許されているのか? 僕たち人類だけが、この惑星の中でお互いを破壊しようとする、唯一の種属なんだ。僕には、様々な不公平がどうしておこるのかわからない。なぜ、天国は、ホロコーストや世界中で起っている大量虐殺や、リンチや奴隷制度、スターリンとか、、そういったすべての重要な問題を止めることができないのか。

こんなことは言いたくないけど、僕はナポレオンも嫌いなんだ。彼が起こした大量虐殺は賞賛されている。[SB : マイケルはナポレオンが行なったすべての戦争のことを言っているのだと思う]それに対して、ヒトラーは悪魔(Devil)と呼ばれている。でも、彼らは同じことを、同じようにやっている。ナポレオンのことは国のためにやったことだと言う人がいるけど、それはヒトラーも同じだよ!ナポレオンと共に大勢の人が亡くなっているのに、ナポレオン像まである。

SB:いいかい、ヒトラー以上に邪悪(evil)な人物なんていない。それから、ナポレオン。彼は多くの戦争を始めたが、未だに、慈悲深い独裁者だと言われている、この人物は、ヒトラーと比較されることは決してない。現代でも、彼の時代においても、英国やヨーロッパの国々からは「獣(the beast)」と呼ばれ、アンチキリスト(☆註2)だと言われているんだ。

MJ:でも、彼はたった1人で、島で亡くなった孤独な男だろう。

SB:君は歴史書を読むのが好きなの?

MJ:僕は、歴史についての本を良く読むよ。でも、何を信じていいかわからないね。だって僕は、自分に関しての記事が、どれだけ捻じ曲げられて書かれたか知っているからね。歴史も、僕と同じように捻じ曲げられていると思う。この国(米国)は、インディアンから、そしてオーストラリアは黒人から。そしてアパルトヘイトも。彼らがどれほど多くの黒人を殺したか。

You know that most of the death of the indigenous peoples here in the Americas, as well as most of the slaves who were brought from Africa, was through disease and germs. Almost ninety percent of Native Americans died because of European diseases. You see the Europeans had so much disease in their bllod they developed immunity to it. But the Native Americans had no such immunity and European germs killed off about eighty seven percent of indigenous peoples in the Americas, and something like ninety five percent of the Aborigines died of disease. They lived in more wholesome environments without all the European illness.

SB:君も知っているだろうが、アメリカにいた原住民や、アフリカから奴隷として買われて来た者たちも、主な死因は病気と病原菌だ。90%のネイティブ・アメリカンは、ヨーロッパ人の病原菌で亡くなった。ヨーロッパ人は、彼らの血の中に病原菌をもっていたけど、彼らにはその免疫があった。でも、ネイティブ・アメリカンには、そのような免疫はなく、87%のアメリカ原住民が亡くなった。また、95%のアボリジニも病気で亡くなった。アボリジニは、ヨーロッパ人がかかるような病気がない、健全な環境に住んでいたんだ。


MJ:嫌な話だね。申し訳ないけど、そういう話は本当に嫌いなんだ。

SB:最近、オーストラリアに行ったんだけど、そこでは、オーストラリア政府は、アポリジニの人々に謝罪すべきかどうかという議論があったよ。

MJ:それについてはよく知ってる。フランクにも(カシオのこと)それについて話したよね。憶えてない?[SB註:フランク・カシオはこの会話の間、私たちと同じ部屋にいた]

they say that if they apologize then they have to pay them the way they are paying the Jews for the Holocaust. And they don't want to pay them so they can it say they are sorry. They made a mistake because they are worried that they will stick their hand out and ask for money.

MJ:ドイツ人が、ホロコーストに対する謝罪をユダヤ人にしているのと同じように、アボリジニの人々にも、賠償金を支払わなければならないと言う人もいれば、また、オーストラリア政府は、謝罪も、賠償金を支払うこともしたくないという人もいる。アボリジニの人々が、金銭を要求することばかりを心配しているなんて、オーストラリア政府は間違ってるよ。

SB:君は、彼らは謝罪すべきだと思う?

Absolutely, and I give the Jews credit for standing up for the past. Yes. The Germans paid the Jews $47 billion a year in taxes because of the Holocaust.

MJ:もちろんそうだよ。僕はユダヤ人が過去に対して抗議するのは当然だと思うし、ドイツ人はユダヤ人にホロコーストの賠償金として、年間470億ドルもの税金を支払った。

It's actually nowhere near that much, But the Jews were never paid for their slave labor and certainly never accepted blood money for the six million killed.

SB:それは、実際に近い話とは言えない。ユダヤ人には強制労働の賃金は支払われなかったし、亡くなった600万人の犠牲者に対する謝罪金は受け取っていない。

Rather, they were compensated for the tens of billions of dollars in confiscated property that was stolen and destroyed by the Nazis and their collaborators, and even then only got a fraction of what they lost.

もっと正確に言えば、それらは、ナチスとその協力者によって強奪された財産のうち、数百億ドルは償われたが、それらは失ったものの一部に過ぎない。


But I hate when people to this day think that all Germans are bad, because they are not.

MJ:でも僕は、今日まで、すべてのドイツ人が悪いだなんて言われるのは嫌なんだ。だって、彼らが悪い訳じゃないだろう。

In the Bible there is horizontal, rather than vertical accountability. So if I saw you beating up Frank and I didn't stop you, I am also responsible because I was here witnessing it but chose to do so without stopping you. But Prince wouldn't be responsible just because he is your son.

SB:聖書には、縦の関係より、横の関係に責任があると書かれている。例えば、もし君がフランクを殴りつけるのを見て、私が君を止めなかったとしたら、それは私にも同様の責任がある。なぜなら、私はそれを目撃していたのに、君を止めなかったのだから。しかし、プリンス(MJの息子)には、責任はない。プリンスは君の息子だというだけだ。

We do not visit the sins of the fathers upon the children. So, horizontal accountability, but not vertical. He can't be accountable for what his father does. So we of course don't hold this generation of Germans responsible for what their parents did. But we do hold the generation who perpetrated it, and those who watched in silence, we hold them accountable.

SB:私たち(ユダヤ人)は、父親の罪を、こどもに押し付けようとはしない。責任は縦の関係ではなく、横の関係にある。息子には、彼の父親が行なったことについて責任はない。私たちは、もちろん、今の世代のドイツ人に、親が行なったことの責任を負わせることはしない。しかし、私たちは、それを行ない、黙って見過ごしていた親の世代の責任を忘れることはない。
(☆註3)

☆カルマと正義[2](註釈)に続く



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by yomodalite | 2012-08-18 14:01 | マイケルと神について | Trackback | Comments(7)

John Lennon “Instant Karma”(訳詞)

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この曲がリリースされたのは1970年。ジョンが60年代から東洋思想に強い関心があったことは、当時の若者にも大きな影響をあたえていたと聞いていますが、スピリチュアルも、平和運動も「流行」のひとつになっただけで、、という思いが、この曲を創った頃のジョンにはあったのではないかと、私は想像しました。



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国内版CDの訳詞では、INSTANT KARMA はタイトル通り「インスタント・カーマ」だったのですが、そのままカタカナにするんだったら「インスタント・カルマ」の方がわかりやすいし、「インスタント・カーマ」が、何なのかわからなかったら、gonna get you もされても、knock you もされても気がつかないし、何より We all shine on にもならないと思います。

この詩がわかりにくいのは、スピリチュアルに興味がある人の多くが、「カルマ」という言葉を、一方では「生まれ変わることへの希望」のように感じ、もう一方では、前世の因縁などのように、自分では動かしがたい宿命として考えていて、そこに疑問を感じていないからだと思います(ジョンは、多くの偉人たちと同様、その矛盾に悩んでいました)。

前世というものに「ファンタスティック」な思いを抱くことは、その一方で、現在の自分にも、他者にも、前世の行いという、自分には動かしようのない理屈をつけて、今、生きている「みんなが輝ける」ことをあきらめることにも繋がっている。

前世や、来世のことよりも、今を変えようと思えば「一瞬」で変われる。INSTANT KARMAは、教義化されたカルマという言葉や、自分の「運命」といったものに、囚われることなく、そんなもの(運命のこと)は、今すぐにでも変えられるんだという意味が込められていて、

私はジョンがインド思想に学び、またそこに疑問をもったことが「INSTANT KARMA」を生んだのだと思いました。

詩の内容にあわせて、即席だったり、お手軽だったり、刹那的で、流行ってる感じで、get you して来そうな “因果なやつ”を、とりあえず3種類考えてみましたが、他にもっとイイ感じの「INSTANT KARMA」を思いついた方は、ぜひ教えてください。

また、ヤバい英語力を最大限駆使して訳していますので、日本語部分はご注意の上、間違いや、気になる点は、お気軽にご指摘くださいませ。(コメント欄参照)







“Instant Karma”
Written By John Lennon

Instant Karma's gonna get you
Gonna knock you right on the head
You better get yourself together
Pretty soon you're gonna be dead
What in the world you thinking of
Laughing in the face of love
What on earth you tryin' to do
It's up to you, yeah you

最新流行の「教義」が、おまえを狙っている
今にも、おまえの脳に入り込もうとしている
落ちついて、本当によく考えないと
あっという間に、死はやってくる
おまえにとっての世界は、微笑んで笑っていればいいのか
今、やるべきことをやらなくて、どうするんだ

Instant Karma's gonna get you
Gonna look you right in the face
Better get yourself together darlin'
Join the human race
How in the world you gonna see
Laughin' at fools like me
Who on earth d'you think you are
A super star
Well, right you are

ありきたりな「運命」が、おまえをがんじがらめにする
それは、おまえの顔をじっくりとのぞき込む
愛する人のことをよく考えて
人間に生まれたことを楽しまなきゃ
世界には色々あるんだってことを知って
俺の愚かさを笑い飛ばせよ
おまえは自分のこと何だって思う?
スーパースター!
いいんじゃない。おまえは確かにスーパースターだよ

Well we all shine on
Like the moon and the stars and the sun
Well we all shine on
Ev'ryone come on

そうさ、俺たちはみんな輝く
月のように、星のように、そして太陽のように
そうさ、みんなが輝ける
さあ、みんな!

Instant Karma's gonna get you
Gonna knock you off your feet
Better recognize your brothers
Ev'ryone you meet
Why in the world are we here
Surely not to live in pain and fear
Why on earth are you there
When you're ev'rywhere
Come and get your share

出来合いの「宿命」に、溺れてしまって
おまえは完全にノックアウト状態
出会える人たちはだれでも兄弟なんだよ
なぜ、この世界に生まれて来たんだと思う?
傷ついたり、恐怖に脅えるためじゃないだろう
どうして、おまえはそこにいるんだ
さぁ、ここに来て、おまえの居場所を見つけなきゃ

Well we all shine on
Like the moon and the stars and the sun
Yeah we all shine on
Come on and on and on on on
Yeah yeah, alright, uh huh, ah

そうさ、俺たちはみんな輝く
月のように、星のように、そして太陽のように
そうさ、みんなが輝ける
さあ、みんな!

Well we all shine on
Like the moon and the stars and the sun
Yeah we all shine on
On and on and on on and on

Well we all shine on
Like the moon and the stars and the sun
Well we all shine on
Like the moon and the stars and the sun
Well we all shine on
Like the moon and the stars and the sun
Yeah we all shine on
Like the moon and the stars and the sun



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下記に、岩谷宏氏の訳を追記。

インスタント・カーマ

瞬間のカルマがあなたを捉える
あなたの脳を一撃する
気持ちを集中しろ
もうじきあなたは死ぬ
何を考えるのかも
恋を笑いで一蹴して
何に努力するのかも
すべてあなた次第だ

瞬間のカルマがあなたを捉える
顔面を一撃する
気持ちを集中して
人類の一員なんだと思え
ものの見方を変えるんだ
僕みたいなバカは笑い飛ばして
あなた自身が何者かを考えるんだ
あなたはスーパースターか、
そうさ、あなたがスーパースターなんだ

そうなのだ、みんなが輝くのだ
月のように星のように太陽のように
誰もが輝くのだ
そうだ、あなた自身が輝くのだ

『ジョン・レノン詩集』訳・岩谷宏(シンコーミュージック1986年出版)より


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下記は『ロスト・レノン・インタビュー〈1〉ラブ・アンド・ピース』から。

自然と浮かんできたんだ。
だれもがカルマ(業)のことをあれこれ論じてただろ、とくに60年代はね。
でも僕がふと思ったのは、
カルマが過去や未来の人生に影響するものだとすれば、
今この瞬間にも存在するはずだってことだ。
今、君がなにか行動を起こせば、実際にその反動が生まれるわけさ。
みんなそれを考えなきゃいけないんだ。
そういう思いがあったのと同時に、
僕は芸術のひとつの形としてのコマーシャルやプロモーションにすごく興味がある。
そういうのが好きなんだ。
つまり『インスタント・カーマ』っていうのは、
思いつきとしてはインスタント・コーヒーと同じようなものだよ。
なにかを新しい形で世に示すわけさ。
とにかくそういうのが好きだったんだ。(p267)


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by yomodalite | 2012-08-17 15:30 | 現代文化・音楽・訳詞 | Trackback | Comments(10)

カルマと正義[1](註釈)

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☆カルマと正義[1]の続き

この章は全体を通して、MJが、世界中の様々なバイブルのどんなところに疑問をもっているかが、よくわかる話だと思いました。

カルマと正義は[2]まで続きますが、一旦「註釈」を挟みます。

☆註1

私は、今まで「Scream」からは、メディアの嘘によって傷つけられた、MJ自身の叫びを強く感じていたので、この曲の話題から、彼がすぐに「カルマ」の問題を持ち出したことを唐突に感じたのですが、

でも、こういったところからも、彼が個人的なカウンセリングで、シュムリーと話しているわけではないことがわかるというか、、

MJは、TV界に影響力がある宗教関係者と会話したいという意図があって、シュムリーから学んでいるという姿勢を取りつつも、むしろ、彼を変えたいと思っているんだと思います。

私は、この文章を読んでいたら、ジョン・レノンの『インスタント・カーマ』という曲を思い出して、ジョンとMJの繋がりを感じてしまいました。

現代の日本人は「カルマ」について、因果への恐怖を煽ったり、生まれ変わりなど良いイメージを語ったり、その矛盾に気づく人が少ないのですが、MJの「カルマはゴミ」という強い言葉の中には矛盾がなく、より広い意味にもそれは広がっているようです。

世界のトップが仕組んでいるというのは、戦争を手段と考え、経済と、情報を独占する人々がもつ力を意味し、人々には互いの違いを意識させることで、対立を演出し、世界を常に緊張状態にしておきたい。

また、人々が好んでいると言うのは、国際金融資本の共同謀議による不正を具体的に考えるより、反知性的で人種差別に繋がる、ユダヤ陰謀論に惹かれてしまう人が多いように、

人々は不公平と感じることを、低レベルな差別感情に誘導させられていることに気づかないで、夢中になってしまう。

すべてのことには「原因があって結果がある」(因果律)のかもしれませんが、その「原因」も「結果」も、単純化され「創られている」。それが、現在の「報道の問題」であり、人々の心に大きな悪影響を及ぼしている。私は、MJが強く「カルマ」に憤っている文章からは、そんなことも感じてしまいました。

この言葉に対する感覚といい、本当にMJは「リアリスト」だと思う。

MJのことを「純真」で、「騙されやすかった」なんて思っている人も多いけど、彼は、神に対しても、愛に対しても本当の意味で「現実的」だと私は思います。

だから、あんなに気軽に、誰にでも「I Love You」と言ってても、
グッときちゃうんだってば。。



☆註2

障害がある子供たちは、前世で悪いことをしたから、神がその子供に障害をあたえる。こういった不幸な子供たちのことを例に出されると、すぐにそのとおりだと感じる人も多いと思いますが、

「カルマ」を否定するというのは、素晴らしい魂をもった人は、来世も素晴らしい運命を与えられるとか、輪廻転生や、天国の審判や、魂の上昇といったようなことも否定することになる。という理屈がわかりますか?

自分の魂の成長とか、レベルを認められたいとか、神や、天に何かしてほしいと思う人には「審判」という考えが好ましく感じられ「カルマ」という考えを受け入れやすいのですが、

MJのように、自分の魂がどうとかではなく、今、苦しんでいる人を、現実に救いたいと思う人には、そんなことを、神がするわけがなく(神はもともと間違っていることなどしないから)それらは、結局「人が創ったものさし」だと気づくようです。

☆註3

シュムリーは、東洋の…と言っていますが、60年代から東洋思想が安易に流行した影響もあり、東洋思想を前面にだしていない西洋のスピリチュアル系も「カルマ」が大好きですよね。それらはカトリックの設定を物理学用語でコーティングしただけで「宇宙風味」を醸し出していたり・・・インスタントな「カルマ」は、現代では、神よりも至るところに存在しているようです。

☆註4

人が創ったものさしを「神」や「宇宙が創った」と勘違いさせるのが多くの宗教なんですよね。

MJは、人々が救いを求めている教えを批判するのは避けたいと思っているのだと思います。(ちなみに、私もです)

でも、実際のところ「カルマ」を否定すると、ほとんどの宗教を否定することになってしまうので、それで、MJは言いたくないんだけど・・と。

彼は、宗教家でも、思想家でもなく、エンターティナーとして、すべての人々に夢を与えられるようになることが、自分の使命であり、最も尊い仕事だと考えているので。。

しかし、それでもカルマ・セオリーは許すことができない。

と、MJが言っていることを、ぜひスピリチュアル好きな方に覚えておいて欲しいですね(苦笑)。

MJは熱心な信者である母に育てられ、母の宗教の信者だったことを後悔も否定もしていませんし、親友にも、結婚した女性にも、様々な宗教をもった人がいました。彼は宗教の良さはよくわかっていて、そこには人の叡智が詰まっているけれど、間違っている部分もあって、それは「human made」だから仕方がないと思っている。

ただ、「human made」である部分を、人々が「神の意志」とか「宇宙の意志」と感じ、絶対だと信じているあまり、とても重大な不幸を招いていることがあるということについて、TVや出版を通じて人々に語りかけることができる宗教者には、深く考えてもらいたかったのではないでしょうか。

☆註5

MJはビッグバンを否定してますね。私はこれを読んだときちょっと驚きました。最近「ヒッグス粒子発見」のニュースがありましたが、ビッグバンは、神の否定と考える人と、その逆の考え方の人もいて、別名、神の粒子とも言われるヒッグス粒子の発見を喜んだ人もいるようです。

MJが、そのニュースを聞いてどう思ったのか、ものすごく聞いてみたいんですけど・・・

私は、「I YOU we」をアップしたとき、柳澤桂子氏が訳された「般若心経」の解釈に感心していたせいもあって、うっかり、これは「空」に近いと書いてしまったのですが、今は少し微妙かなぁと思っています。

近いことはそんなに間違っていないと思うのですが、ただ、このときのMJの理屈を聞いていると、彼は「無」からは何も生まれない。「無」は存在しない。という考えの方が「しっくり」くるタイプなのかも… それは「カルマ」否定とも整合性がありますしね。

私には、MJのこの理屈でビッグバンを否定できるのかどうかはわかりませんが、ただ、彼が「5次元」的なことや「空間」について、どーでもいいと思っていることは間違いないでしょう。(MJが「空間」に興味がないことは、彼が書いた絵からもわかりますね)

アインシュタインやホーキングの量子と、チョプラの量子はどう違うのかなど、私には説明できませんが、ただ、シュムリーと違って、チョプラとは晩年まで交流がありましたし、ここから、多少考えが変化している可能性もあると思うので、チョプラについては、もう少し勉強してみます。

☆カルマと正義[2]に続く


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by yomodalite | 2012-08-15 10:59 | マイケルと神について | Trackback | Comments(2)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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