<   2011年 09月 ( 17 )   > この月の画像一覧

映画『ドンファン』主演:ジョニー・デップ 脚本・監督:ジェレミー・レヴィン

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1995年の映画。この映画の「ドンファン」は、伝説としてのドンファンとは異なり、女に対して、とにかく蕩けるように甘く、優しく、ロマンティックな「騎士」で、しかも、その役を演じているのが、ジョニー・デップ。



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Johnny Depp『ドンファン』Don Juan DeMarco 1995



女子にとっては間違いなく楽しめそうな物語なんですが、でも、そんな甘くて美しいドンファンの言葉によって、ハートに火がついてしまうのは、引退間近で太り過ぎの精神科医を演じているブランドであるところが、この映画をさらに魅力的にしているようです。


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自殺をしようとするドンファンを説得するために、最初にブランドが登場したときは、そのあまりの太りすぎにがっかりするだけでなく、これほどの肥満体で、精神科医を演じることの不自然さが気になりました。(そんな精神科医は信用されないでしょ?)

ただ、度を超した肥満はブランド自身の問題かもしれませんが、この役にとって、それが障害ではないことは始まってしばらくすると、すぐに納得というか、むしろ、恋にも、女(男)にも、もうあまり興味がなくなった、すべての人の「ハートに火をつけてしまう」ポイントにもなっているんですね。


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ドンファンの心を探ろうとする、医師ミックラー(ブランド)に、ドンファン(デップ)は言います。

人生で大切な問題は4つしかない。

神聖とは何か
魂とは何か
命の意味は何か
死の意味は何か

答えはすべて同じ。「愛だ」



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美しい言葉を語るジョニー・デップの静かな口調にもうっとりなんですが、それを聴いた、ブランドの瞳が「光が宿る瞬間」を見事に表現していなかったら、この映画は、これほど観る人の心を癒すことができなかったでしょう。


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と、ここまでが、一応、一般向けの「映画感想文」なんですが、、

もちろん、この映画も、“You Rock My Would” 研究の一環として見たんですねw。


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ジョニー・デップと言えば(以下、JD)MJを演じるのでは?というニュースが流れたり、

◎Johnny Depp on Michael Jackson and rumours he'll play him

なんか似ていると思っている人が多いようですが、それは頬骨の高さなどの顔の造作や、また「白塗り顔の変な役」への揶揄だけでなく、これまでの出演作、特にティム・バートン監督との作品には、MJファンでも関連づけたくなる作品が多いですよね。

『シザーハンズ』(Edward Scissorhands)
『ネバーランド』(Finding Neverland)監督:マーク・フォースター
『チャーリーとチョコレート工場』(Charlie and the Chocolate Factory)
『アリス・イン・ワンダーランド』(Alice in Wonderland)

などなど、、


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わたしは、これまで、JDとMJが似ているというよりは、同じ乙女座のティム・バートンの映画遍歴を、MJと重ね合わせて興味深く見ていたんですが、ブランドに興味を抱いてから、JDがブランドと共演した2作(『ドンファン』『ブレイブ』)が気になりだしました。



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JDも、多くの俳優と同様、マーロン・ブランドをすごく尊敬していて、この映画の役にブランドを推薦したのもJDで、わたしには、この映画はただ出演者としてだけでなく、JDとブランドが本当に深く出逢うための機会だったように見えました。



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パトリシア・ボズワースの『マーロン・ブランド』には『欲望という名の電車』でのヴィヴィアン・リーが、17歳で若い夫と恋をしていたときのブランチを観客に見せようとして、感情を刺激するために、さまざまな小道具を身の回りに置いていて(ファンからの贈り物や家族の写真など)、ブランドも、ヴィヴィアンの演技への熱心さに刺激をうけていたことが書かれていましたが、



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医師ミックラーとドンファンの診察室のシーンの後には、その部屋の一部がクローズアップされます。



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『母が教えてくれた歌』を読んで、このシーンを見ると、ちょっとグッとくる場面だと思いました....


◎『ドンファン』(アマゾン)

この映画の雰囲気とは少し異なりますが
『ドンファン』のDVDにも収録されているミュージッククリップ

◎Bryan Adams - Have You Ever Really Loved A Woman?






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by yomodalite | 2011-09-30 12:59 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

Austin Brown(Michael Jackson's Nephew)

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Austin Brown : Nephew of michael jackson

昨日は、なんだかすごく癒されたくなって、しかも、どーゆーわけだか、ジャクソンファミリーによってじゃなきゃ「ヤダ!」って感じがしたので、「Jackson Source」を訪問してみたら、

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by yomodalite | 2011-09-29 08:51 | マイケルジャクソン資料 | Trackback | Comments(0)

作家の手紙/北方謙三、小池真理子、中村うさぎ 他

こちらは、作家の手紙を紹介した本ではなくて「手紙」という形式でのアンソロジー。36人の作家による、個性全開の手紙文が楽しめます。

テーマは「別離」「恋」「断り」「ファンレター」など、実際に役立ちそうなものから、役立ちそうにないと思われて、意外に「使えそう」なものから、絶対に使えないけど、面白いものまで、さまざまで、ひとことで言えば、本書は「とても素敵な本」です。

最近、古典ばかり読んでいるせいか(古典の感想ってブログに書けないね)、参加されている作家の方には、私にとってなじみのない方も大勢いましたし、一般的にも知名度に差があるラインナップになっていると思うのですが、

本書での内容の面白さは、知名度に比例しないというか、むしろ、そういった知らない作家さんの個性を、本書で知ることが出来ることも、楽しみのひとつだと思いました。

きっと読みたくなる36人の「作家の手紙」は、以下。



「別離の手紙」
◎去って行った恋人に贈る手紙/小池真理子
◎人間でないことがばれて出て行く女の置き手紙/峰飼 耳

「恋の手紙」

◎ある女子より。牛乳配達のお兄さんへ。/中村 航
◎タイプだと思った相手に交際を申し込む手紙/中村うさぎ
◎霧の流れる何処かの都市(きみ)へ/菊池秀行

「断りの手紙」
◎一方的に自作小説を送りつけてきたファンへの手紙/奥田英朗
◎相手の妻が読むことを想定して、
同窓会で再開した初恋の男からの誘いを断る手紙/新津きよみ
◎読者からの交際を申し込まれたが、事情があり、それを断る手紙/盛田隆二
◎申し込まれた借金を断る手紙/楡 周平

「ファンレター」
◎永遠なるエヴァ・バルトークさま/逢坂 剛
◎エイリアンさまへの手紙/五條 瑛
◎真偽は定かではないが、巨人軍監督就任を打診されているという
噂の原辰徳氏への手紙/日向 蓬

「苦情の手紙」
◎隣家の庭から張り出した小枝の苦情をいう手紙/森 絵都
◎中元に近江牛の味噌漬けを届けてくれる、亡父の友人に、
それが毎年腐っているのだと思いきって教える手紙/姫野カオルコ

◎マンションの管理人が住民に騒音を注意する手紙/酒井順子

「催促の手紙」

◎友人に貸した一万円を返してもらうための手紙/有栖川有栖

「お詫びの手紙」

◎隣の人にピアノの音がうるさいと言われた時のお詫びの手紙/近藤史恵


「頼みごとの手紙」
◎親しくしていただいている(と自分が思っている)編集者に宛てた、
借金申し込みの手紙/角田光代
◎現住所もわからない漫画家の元妻へ、
「子供に会わせてほしい」と伝える手紙/枡野浩一

「励ましの手紙」
◎デビュー前夜の自分へ送る手紙/伊藤たかみ
◎リストラされた友人を励ます手紙/大島真寿美

「案内の手紙」
性転換手術を受けたいあなたへ/モモコ(訳:池上永一)

「古い知人への手紙」
◎友人に離婚を知らせる手紙/佐藤正午
◎三十数年前、コーヒー屋を開くと言った先輩への手紙/又吉栄喜
◎本屋でオレの本を見つけて、「もしかして?」というメールを送ってきた、
二十三年前の高校の部活の後輩への返事/素樹文生
◎旅立つ前に久しぶりにばったり会った昔の彼女への手紙/西田俊也
◎植物転換手術を受けることを決めた元彼女へ、
思いとどまるように説得する手紙/星野智幸

「哀悼の手紙」
◎亡き友への手紙/北方健三
◎亡き兄を送る手紙/歌野晶午
◎遠い日に逝った祖父へ/野中 柊
◎天国の兄貴へ/江上 剛
◎若かりし日は男前だったじいちゃんへの手紙/古処誠二
◎亡き父への手紙/小林紀晴

「大きなあなたへの手紙」
◎Hydrodamalis gigas とPinguinus imapennis
巨大人魚と太っちょバードへ/川端裕人

「未来への手紙」
◎卒園する息子へ/松久淳
◎十三歳になった未来の孫へ、日記とともに託す手紙/豊島ミホ

◎読書メーター
◎『作家の手紙』角川文庫(アマゾン)
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[BOOKデータベース]催促、苦情、お願いごと。とかく手紙は、書きにくい。言いにくいことをうまく伝える方法は?後腐れないような言い回しは?目上の人に失礼のない書き方は?誘いや借金のお願いをやんわりと断ったり、落ち込んだ友人を励ましたり、亡くなった人を思い起こしたり。思いの丈を文字にのせて、伝えよう。36人の作家がオリジナリティ溢れる短い手紙文を執筆。文章と創作のプロに学ぶ、手紙の見本帳。
角川書店 単行本 (2007/2/28) 文庫(2010/11/25)





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by yomodalite | 2011-09-28 10:20 | 文学 | Trackback | Comments(0)

Marlon Brando's Family

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Marlon Brando (left) and Francis Ford Coppola (right) during makeup session for the film The Godfather I. During makeup sessions, Coppola would talk through the script with Brando

“You Rock My Would”の謎を探っているうちに、マーロン・ブランドにどっぷりとハマってはいますけど、別に忘れているわけではないんです...でも、MJの子供を見るだけで、彼の疑惑が晴れたように、ブランドの子供のことも「基本情報」ですし....

それに、日本中できっと2人ぐらいは、ミコ・ブランドのママのことが気になって仕方がないという人がいるんじゃないかと思うので....(笑)

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by yomodalite | 2011-09-27 16:23 | MJ考察系 | Trackback | Comments(0)

TUKI Brando(Marlon Brando's grandson)

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ただ、ただ、、眼の保養として....


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TUKI BRANDO : photographer, Gianluca Fontana
stylist : Armelle Leturcq, Julien Mazzoli ー SPRING 2011
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“あのひと”以上に、おなかぽっこり....
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Herald Sun「Marlon isn't my role model」
(Tuki Brandoインタビュー)

(以下は、上記サイトから。日本語部分はご注意くださいませ)

ALL tanned and attractive, but 16,000km from his beloved beach, Tuki Brando fidgets on a gilt-legged sofa in the ornate surroundings of Paris's Hotel de Crillon.

日焼けした肌で魅力的な、、彼の愛する海岸から16,000km離れた、ゴージャスなパリのホテル・クリヨンの金色の脚のあるソファで、TUKI Brandoは、落ち着きのない調子で座っていた。

As he gazes from the window at the rain lashing down, there's no doubt where he wants to be."It's always warm in Tahiti," he sighs. "I play guitar, I go out with my friends, I surf. I miss the sea."

「タヒチは常に暖かくて....」彼はため息をついて続ける....「ギターを演奏したり、サーフィンをするために、友人と波を求めて外出するんだ」激しく窓を打つ雨を見ながら、彼はそう語った。彼がそんな風に望んでいることに、疑問は感じられない。

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L'Uomo Vogue


Surfing seems to be his great joy, but Tuki has barely had the chance to wax his board recently. Instead, clad in Prada shoes and Versace shirt, he has been riding a tsunami of publicity since a family friend suggested to a model agent that she should take Tuki on.

サーフィンは、彼の大きな喜びであるように見える。しかし、現在の彼はサーフィンボードに蝋を塗る機会をかろうじて得ている。TUKIの家族の友人でもあり、モデル事務所の代理人の薦めにより、プラダの靴や、ヴェルサーチのシャツを着ることで、彼はまるでTUNAMIのような広告活動をこなしている。

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L'Uomo Vogue


His first modelling job was last year with photographer Bruce Weber for the cover of Italian men's fashion magazine L'Uomo Vogue and 22 pages inside - quite an achievement for a 16-year-old.

彼の最初のモデルの仕事は、写真家ブルース・ヴェーバーによる、イタリアのメンズ・ファッション紙「L'Uomo Vogue」で、16歳のとき。

Then he was spotted in the Grand Hotel in Milan, Italy, by famous fashion photographer Mario Testino.

その後、彼は有名なファッション・カメラマン、Mario Testinoによってミラノ、イタリアのグランド・ホテルでも撮影された。

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L'Uomo Vogue


"He saw me and said, 'Nice looking'," Tuki says shyly in his heavily French-accented English. "I didn't even know who he was."

彼は私に会ったとき言いました。「イイネ!」Tukiは、極度にフランス語のアクセントが強い英語で、はにかんで言いました。「私は、彼が誰か知りさえしなかった」

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Tuki, now 17, has been hired to be the face of Versace menswear this season and has been photographed with a delighted-looking Donatella Versace.

Tukiは17歳になってすぐ、ヴェルサーチ・メンズウェアの顔として雇われ、ドナテッラ・ヴェルサーチと撮影された。

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"I was very nervous," he admits. "She's really something. But she was very nice to me." Of course, if Tuki were just any Tahitian teenager he would not be receiving this sort of attention. His essential appeal for the designers and glossy magazine editors lies as much in his surname as his bone structure.

「私は非常に神経質になっていた」と彼は認める。「彼女は非常に大物であるにもかかわらず、私にとても親切だった」もちろん、もしTukiが、普通のタヒチ島のティーンエイジャーならば、これほどの考慮はされないだろう。デザイナーとグラビア誌のエディターにとって、彼の本質的な魅力は、彼の姓の中で彼の骨格と同じくらいの位置を占める。

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Tuki is the grandson of Marlon Brando, once Hollywood's most devastatingly handsome and talented actor. Brando met Tuki's grandmother, Tarita Teriipia, when he went to Tahiti, in French Polynesia, to film Mutiny on the Bounty.

Tukiは、マーロン・ブランド(ハリウッドのかつて最もハンサムで才能のある俳優)の孫である。『戦艦バウンティ』(Mutiny on the Bounty 1962)を映画化するために仏領ポリネシアのタヒチへ行った時、ブランドはTukiの祖母(Tarita Teriipia)に会った。

Tarita was 19 and working in a hotel kitchen in the Tahitian capital Papeete when she was cast as Maimiti, the girl who fell in love with mutineer Fletcher Christian (Brando).

Maimiti(反乱兵フレッチャー・クリスチャン←ブランドの演じていた役柄)の恋の相手として選ばれた時、Taritaは19歳で、タヒチ島の首都パペーテにあるホテルのキッチンで働いていた。


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Brando pursued the beautiful Polynesian relentlessly for months and, when she gave in, fathered her two children, Teihotu and Cheyenne - Tuki's mother - before abandoning her for fresh conquests.


ブランドが何か月も美しいポリネシア人を追求していたとき、彼女は彼女の2人の子ども、Teihotuおよびシャイエン(Tukiの母親)をもうけました。

Cheyenne and her half-brother Christian, from Brando's first marriage to actor Anna Kashfi, were the moody superstar's acknowledged favourites

シャイエンと、彼女の異父兄弟クリスチャンは、ブランドと女優アンナ・カシュフィとの最初の結婚の時から、大スターのお気に入りとしてよく知られていた。

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He alternately spoilt and ignored them and they ended up on drugs. And by that time, Cheyenne had fallen in love with one of her brother's friends, Dag Drollet, a known drug addict, of whom Brando disapproved.

彼は、その両方を交互に、失ってしまう。(彼らはドラッグによる結末を迎えた)シャイエンは彼女の兄弟の友達のうちの1人に恋をした。Dag Drolletは、麻薬常用者としてよく知られていた(ブランドは否認している)

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Anna Kashfi reading a book to her son Christian Brando


In 1989 she crashed Drollet's jeep in a rage after Brando had withdrawn an invitation for her to visit him while he was filming The Freshman in Toronto.

1989年、ブランドが、彼がトロントで『ドン・サバティーニ』(The Freshman 1990)の映画撮影中、彼女は、そこへの訪問途中、Drolletのジープで衝突事故を起こす。


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Cheyenne Brando(TUKI's Mother)


The facial injuries she suffered, including the loss of part of her ear, ended her modelling career and pushed her further into depression and drugs.

彼女が負った顔の傷は、耳の一部の損失を含め、彼女のモデルとしてのキャリアを終了させ、ドラッグ中毒は悪化の一途をたどる。

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ELLE France:メイン特集でシャイエンの悲劇を伝えている


The following year, when Cheyenne was pregnant with Tuki, she and Drollet went to stay at Brando's house in Los Angeles. Cheyenne and Christian went out to dinner, during which Cheyenne apparently told Christian that Drollet was violent towards her. When they returned to the house, Christian went into the room where Drollet was watching television and shot him in the head.

翌年(このときシャイエンはTukiを妊娠していた)、彼女とDrolletは、ブランドのロサンジェルスの家に泊まりに行き、夕食に外出し、家に戻った時、クリスチャンは、Drolletがテレビを見ていた部屋に入り、彼の頭を撃った。

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法廷でのクリスチャンとマーロン・ブランド


Christian was sentenced to 10 years' jail for voluntary manslaughter, while a distraught Cheyenne, who had by then been diagnosed as a schizophrenic, was shuttled in and out of psychiatric hospitals.

クリスチャンは、任意の故殺のため、10年の刑期が宣告される。一方、取り乱したシャイエンは、統合失調症になどにより、精神病院を転々とする。

When Tuki was born, custody was granted to his grandmother, Tarita, in Tahiti. In 1995, when Tuki was four, Cheyenne, then 25, hanged herself.

Tukiが生まれた時、Tukiの保護はタヒチに住む、彼の祖母(Tarita)に与えられました。1995年、Tukiが4歳だった時、シャイエン(当時25歳)は首つり自殺しました。

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VERSACE 2007


The subject of his mother is, quite understandably, not one that Tuki (whose name, he tells me, means "heartbeat") will discuss. We've been told not to mention it and, when I ask Tuki about his early memories of Tahiti, he winces.

彼の母親の問題はもちろん、Tuki(その名前は、彼によれば「心臓の鼓動」という意味)の、タヒチでの、彼の幼児期の思い出についての話には応じないと命じられました。

"It's a bit hard to talk about this," he says. Even so, Tuki seems cheerful, unpretentious and down-to-earth. His grandmother, with whom he still lives in Tahiti, used to take him most weekends to nearby Tetiaroa, the atoll Brando bought in 1965.

「それは、少し厳しい問題だ」と彼は言う。それでも、Tukiは、陽気で、気取りがなく、現実的に見える。彼の祖母と、彼が住んでいるのは、ブランドが1965年に買った環礁テティアロア(Tetiaroa)の近くで、そこは週末を過ごすために使用されている。

"There were no roads or cars," Tuki says. "There are trees everywhere, sand, sea - it's all natural." Tuki is firm in his resolve not to be an actor.

「そこには、道も自動車もなかった」とTukiが言う。「木はどこにでもあり、砂も海も....すべてが自然なんだ」Tukiは、俳優にはならないと固く決心している。

"Acting is my grandfather and modelling is me," he says. "Even if I wanted to, it would be too hard for me. People would say, 'Ah, he's not as good as his grandfather'. I want to do something different.

「祖父のようには出来ないよ」彼は言う。そうしたかったとしても、それは私にとって難しすぎる。人々は言うだろう。「彼は祖父ほどよくない」私は違うことをしたい。

"Three months ago I saw A Streetcar Named Desire. It was funny to see him on TV, looking so young. He was already old when I first met him."

「3か月前に、私は『欲望という名の電車』を見たんだ。おじいちゃんがすごく若くて、テレビで彼に会うのは、なんだか奇妙な感じだった。最初に会った時から、彼は既に年を取っていたからね」

His grandmother encouraged Tuki to visit the famous grandfather who hurt them all so badly. "I saw him often,' he says of Brando. "He was really nice, but he was the boss of the house. When he wanted to see you, you would see him. But if you wanted to see him, he would decide.

彼の祖母は、有名な祖父を訪ねるようにTukiを促した。「私は彼にしばしば会った」彼はブランドについて言う。「彼はすごくイイ感じの人で、家の中では“ボス”って感じだったよ。彼は、あなたに会いたい時は、あなたに会うだろう。でも、もしあなたが彼に会いたければ、その決定権は彼にあるんだ。

"When you were in his house, you couldn't scream because he hated noise. He told me, 'Don't make a noise, don't speak too loud'. And he never went out anywhere. He just wanted calm and rest."

彼の家にいた時、彼が雑音を嫌ったので、鋭い音を立てることができなかった。彼は私に伝えた「雑音を出さない、また大きな声で話さない‥‥」また、彼はどんな場所にも外出しなかった。彼は平静と休息をただ望んだ。

Rather strange, surely? "No," Tuki says. "It was normal. But I don't think I'm like him in my character at all."

それは奇妙だった?「いいえ」とTukiは答える。「別に変じゃないよ。でも、僕は彼に全く似ていないと思う」

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Brando doesn't sound like a barrel of laughs and when I ask Tuki what was good about him, he doesn't mention things such as secret gifts or bedtime stories, but rather his grandfather's commitment to the ecology of Tahiti.


Tukiが、ブランドについて語ったことによれば、ブランドがタヒチのエコロジーに関して行った秘密の贈り物は、彼の気晴らしや、ファンタジーだけではなかったようだ。

"He was always talking about how, instead of using oil or gas, we could use electric eels," Tuki says, breaking into a laugh. "It was funny." But his grandmother, he says, never talks about him.

彼(ブランド)は、常に具体的に話すんだ。「石油またはガスを使用する代わりに、我々は電気ウナギを使用することができた」とTukiは笑いを交えつつ言う。「面白かった」しかし、祖母は、彼について話さないと彼は言う。

Presumably because she hated him? Tuki shakes his head. "Oh no," he says calmly. "They loved each other always. She was very upset when he died."

それは、彼女が彼を嫌っているから? Tukiは首を振って「いや‥そんなことはない」彼は静かに言う。彼らは常にお互いを愛していた。彼が死んだ時、彼女は非常に気が動転していた。

And was he similarly distraught when Brando died in 2004? "Yeah," Tuki says.

ブランドが2004年に亡くなった時、取り乱していたということ?「ええ」とTukiは言います。

If that is so, it is more than Brando deserves. In a final slap in the face for the grandson who has suffered so much in his life, Brando cut Tuki out of his $20 million will without explanation, although he left monthly payments to several friends and nine of his children.

それはそうだとしても、9人の子どもたちと友人への毎月の支払いは任せましたが、彼の2000万ドルの遺産からTukiが除外されたのは、ブランドが亡くなったこと以上に、苦しんだ孫の顔には平手打ちのようでした。

When I ask who owns Tetiaroa now, Tuki shrugs his shoulders and murmurs, "The heirs, I suppose".

Tetiaroaは、今誰が所有しているの?と私が尋ねると、Tukiは肩をすくめて言いました。「相続人じゃないかな」

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TechnoMarine 2011


But perhaps he is right not to be bitter. He may not have his grandfather's cash, but he has inherited Brando's dramatic eyebrows, Roman nose and almost feminine, pillowy lips. And in the years to come, they will probably net him a multi-million-dollar fortune.

しかし、恐らく彼が苦しくないということは正しい。彼は祖父の現金を持ってはいない。しかし、彼はブランドの劇的に美しい眉、ローマン風の鼻、そして、女性のように柔らかそうな唇を継承した。それは、来たるべき年に、恐らく、彼に数百万ドルの純益を与えるだろう。



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by yomodalite | 2011-09-25 16:38 | 美男・美女 | Trackback | Comments(2)

映画『キャンディ』監督:クリスチャン・マルカン:出演:マーロン・ブランド他

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この映画は1968年の映画で、日本では2003年にもリヴァイバル上映されていて、60年代とか、おしゃれ映画という括りで、これまでも何度も観ようと思ってたんですが、今回ついに重い腰を上げて観てしまったのは、

☆続きを読む!!!
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by yomodalite | 2011-09-23 20:52 | 映画・マンガ・TV | Trackback | Comments(0)

ひとりごと(2011.9.21)

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マカダミアチョコでは、決着がつかなかった、LOTTEと明治。
台風で水嵩の増した隅田川を眺めつつ、アーモンドチョコで、再度対決させてみる。この写真だと、ほとんどわかんないけど、LOTTE(右)の方が、若干黒っぽくて、
粒の大きさにも、バラツキがあるみたい。

明治のパッケージには「プレミアムナッツセレクト」と
「魔法の赤い箱:癒しと元気がつまってる」

LOTTEのパッケージには「甘すぎなくてうますぎる」


って書いてあるんだけど、、、

甘さも、うまさも、、やっぱ、一緒.....かな。。

そんなわけで、確実に違ってそうな「禁断のグリコ」も参戦(初買!)


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期待どおり、明らかに違ってる、、アーモンドチョコだからって、チョコにアーモンドの絵を入れてるとは......(サスガ!グリコ!)

グリコのパッケージには「PEAK ALMOND」「カリッと弾ける 甘香ばしい」

って書いてあって、チョコの味も違ってるし、アーモンドは確かに「カリッと」してるし甘香ばしいって初めて聞くしぃ....(グリコ「アーモンドピーク」ていう商品)


Ummm......日本の「安いチョコ」のレベルの高さって、絶対に世界一だよね。


Nietzsche_Words Nietzsche
善にも強ければ、悪にも強いというのが、いちばん強力な性格である。

“Invincible”とか、“Unbreakable”って、そーゆーことだって、あのひとも理解してたはずだし、彼ほどの読書家なら、神を語るときに、ニーチェや、ゲーテにだって勝たないとって、確実に思ってたはず....


☆午後ティー系:クラシック
◎FRANÇOIS GLORIEUX- IN MEMORIAM MICHAEL JACKSON
◎Francois Glorieux - Still Hoping For Peace (Tribute to Michael Jackson)

☆François Glorieuxさんのことは、
こちらのとてもとても素敵なブログに和訳記事があります!


☆注文はメールオーダーのみ。
問合せたところ、支払いはPayPal可能で、totalで25.00 EURO

http://www.francoisglorieux.com/shop/recordings/cd15.shtml


☆午後ティー系:ヒップホップ
「Better On The Other Side」を創ってくれた、The GameとChris Brownの曲

◎The Game - Pot Of Gold(ft. Chris Brown)





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by yomodalite | 2011-09-21 14:08 | MJ系ひとりごと | Trackback | Comments(0)

マイケル・ジャクソンの顔について(40)Greatest Actor

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『伯爵夫人』Countess from Hong Kong 1967



☆(39)のつづき

SF「You Rock My Would」でのブランドとMJの会話にこだわって、日本語版の和訳のニュアンスを自分なりに解釈し直したり、ほんのわずかしかない2人の会話の意味を考え続けたのは、このときのMJの、怒りと、哀しみが同居しているような「表情」の意味が、よくわからなかったからです。(→このシーンは[32]参照)

「You Rock My Would」は、冒頭はコメディタッチで、MJの表情も「コメディ」よりの感じがしました。ところが、酒場の雰囲気も登場する役者も、これまでのような「ミュージカル」よりの出演者たちとは異なり、リアルに血の匂いを感じさせ、MJは、彼らのような現実的な人物とは異なる「違和感」を発散していました。


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『伯爵夫人』Countess from Hong Kong 1967



一方、ブランドは登場シーンでは、他の出演者と同じく、リアルなギャング映画の人物像を演じていますが、MJとの対面シーンから一転して「コメディ」タッチに転調し、自らのパロディも演じているようです。

ところが、ここでも、MJはブランドの「ボケ」に応じず、それまでのコメディ寄りとは、逆の「暗い表情」でブランドを見つめている。(→[38]冒頭の写真)

「You Rock My Would」について、わたしが読んだ批評によれば、このときのMJの演技は、女(Kishaya Dudley)を本当に買ったのはブランドで、そのことと、波止場を支配する“ボス”への怒り...というようなものでしたが、

そうであるなら、ブランドのパロディ演技は何のためかわかりませんし、そういったストーリーに集約するには、このSFには、他にも様々な違和感が感じられ、何かしっくりしないというのが、わたしの永年の謎でした。


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Brando&Sophia Loren『伯爵夫人』Countess from Hong Kong 1967



わたしは、その謎をきっかけに、ブランドの映画を観たり、自伝を読んだりするうちに、すっかり、ブランドに魅了され、これが、波止場を舞台にしたギャングと若者の話ではなく、MJのブランドへの特別な想いの方が、より重要な「物語の鍵」だと思うようになったのですが、

その特別な想いの中身は(30)を書いていた時点で想像していたことより、ずっと遠い地点まで広がってしまって、自分でも困惑しているんですが、さらに困ったことには、この想像が、そんなに外れていないような気がするところなんです(笑)。

あくまで、そんな気がするだけだということと.....また、これをどう説明したらいいのかに関して、もっとも困惑しているということを、あらかじめご了承くださいませ。


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さて、

(39)で「チャップリン、マーロン・ブランド、マイケル・ジャクソンという繋がりに1本の糸が見えてきた」と思ったのは、

ブランドの自伝『母が教えてくれた歌』で、チャップリンの遺作『伯爵夫人』(Countess from Hong Kong)に出演したときのエピソードを読んだことがきっかけでした。

◎『伯爵夫人』(アマゾン)


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ブランドは、チャップリンのことを、メディアが生んだもっとも偉大な天才で、彼に匹敵するような才能を持ち合わせた者など、ほかには思い当たらず、誰1人として足下にも及ばないと言うぐらい尊敬しているのですが、その尊敬するチャプリンの『伯爵夫人』はとんでもない失敗作で、

また、共演した息子(シドニー・チャップリン)に罵声をあびせつづけ、彼のシーンを何度も撮り直したことなどの行為を「無類のサディスト」と評し、常に撮影現場にいたチャップリンの妻のウーナにも、義理の息子をかばおうとしなかったことを見るに耐えなかったと書いています。

わたしは、最初これを読んだときは、ブランドの感想を文字通り信じ、彼の言うように「人間チャップリンは、長短さまざまな要素がからみ合ってできていた。その点では、私たちと何ら変わらない」といった表現から、チャップリンのことを考えていたのですが、



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しばらく経ってよくよく考えてみると、ブランドの「人間チャップリン」の評価には、「彼の眼には、そう見えた」ということがあるように思えてきました。

『伯爵夫人』への評価は一般的にも高いとは言えませんし「人間チャップリンは、長短さまざまな.....」といった表現は、どんな天才にもあてはまる表現ですが、少し異なるのではないかと思ったのは「息子への酷い仕打ち」の部分です。

ブランドの自伝を読んでいない方に少し説明すると、彼の両親は2人ともアルコール中毒で、親からの愛の欠乏に苦しみ、生涯通して悩み続けていて、ブランドの自伝は、偉大な成功を収め、長くスターの座を維持してきた俳優の自伝としては、随所に痛々しい魂を感じるものです。(そこが彼の魅力なのですが....)特に、先に母親が亡くなると、母を幸せにできなかった父親への憎しみがより一層増していたり、彼の度を超したプレイボーイぶりも、母からの愛の欠乏が原因だったように思えるのですが、

そんな分析が解決に繋がることはなく、永年のセラピーへの依存から、最後に出会ったハリングトン博士のセラピーでは、過去に触れることより、あらゆる事象について議論することに熱心になっていく。



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演技指導中のチャップリン:Sophia(左)、Sydney(右)



ブランドが、一度だけ、ハリングトンに「私が憤怒の塊なのは、父のせいだと思う」と告げると、

ハリングトン「憤怒とはどういうことだい?それが父上へのわだかまりから来ているというのかい?」
ブランド「そう」
ハリングトン「ほう、今この瞬間もわだかまりを感じているの?」
ブランド「いや、今感じているわけではないのだが」

ハリングトンは「そうか」と言い、話はそれっきりだった。しかしなぜか、この反応で彼は怒りから解放されたように感じ、

他にも、診察室に飾られた造花の花から、現実の不確かさを示し、人生のすべての事象は個人的な知覚に左右されるということや、彼から「きみの見方は必ずしも真実をとらえてはいない」ことを教えられたことや

ハリングトンにもっとも感謝しているのは「自分と他者を許す術を示唆してくれたことである」と著している。(『母が教えてくれた歌』P385)


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多くの精神医は、最終的にどうしても許せない相手が「親」であると知っている。

わたしには、両親がアルコール中毒だったという経験はないし、それ以外にも彼との共通点はまったく見当たらなけど、ブランドが父への憎しみから解放されるためには「自分と他者を許す」ことだと理解したことは、よくわかる。

親から愛されなかったという思いは、他人の賞賛では代えられないし、親への憎しみは、自分への憎しみと切り離すことができない。それでも過去は代えようがないから、今の自分が「許す」こと以外に方法はないのだけど、そんな風に何度思ったところで「許す」ことはむずかしい。それは、今の自分には出来ても、こどもだった頃に「許す」ことが出来ないからでしょう。


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『伯爵夫人』撮影オフ:Sydney、Chaplin、Sophia Loren



コメディアンも、俳優も、偉大なエンターティナーの幼少時が、幸福であることは少ないのですが、チャップリンの幼少時は、その中でも特に「不幸」な例だと思う。

チャップリンの両親はともに芸人で、彼が1歳のときに離婚。彼は5歳から舞台に立ち、7歳のときに父を亡くすが、その間も養育費はほとんど払われず、母は極貧生活で精神に異常を来たしたため、4歳から孤児院や貧民院を転々とし、10歳で地方劇団の一員となる。

母はときどき良くなる兆しを見せるものの、チャップリンがある程度稼げるようになり、極貧生活から抜出せた後も、完治することはなく、亡くなってしまう。

それでも、チャップリンの自伝には、父への憎しみはあまり書かれていない。

◎『チャップリン自伝〈上〉若き日々』(アマゾン)
◎『チャップリン自伝〈下〉栄光の日々』(アマゾン)


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演技指導中のチャップリン:Brando&Sophia Loren



『チャップリン自伝』は1959〜1963年に書かれ、1964年、彼が75歳のときに出版され、4人目の妻ウーナに捧げられている。

ブランドの自伝『母が教えてくれた歌』は1994年、彼が70歳のときに出版され、2人の姉と精神科医ハリングトン、クライド・ウォリアー(インディアンの民族運動家)、ボビー・ハットン(17歳で射殺されたブラック・パンサー党員)と15人のこどもたちに捧げられている。

MJの自伝『ムーンウォーク』は1988年、彼が30歳のときに出版され、フレッド・アステアに捧げられている。偉大な人物の自伝としてはめずらしく、あまりにも若い頃に書かれているので、比較することはむつかしいのですが、


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Brando&Sophia Loren『伯爵夫人』Countess from Hong Kong 1967



ブランドの父への感情から、MJのことを思い出すひとも多いでしょう。ふたりは共に、父から、褒められなかったことや、愛されなかったことを語り、恵まれないこどもたちの支援を熱心に行っています。ただし、その後のMJは父を許し、ブランドのように長く苦しむことも、自分の子供たちとの関係に問題を抱えることもなかった。(『息子マイケル・ジャクソンへ』参照)

チャップリンとMJが、父を許すことが出来たのは、チャップリンの場合は、父と同じ職業を継ぎ、MJの場合は、父の教育によって成功に導かれて、ともにエンターティナーという職業で成功し、また、2人ともその職業についたことを「天職」だと感じていますが、ブランドはそうではなく、子供たちのいずれにも、芸能界の仕事を反対している。

わたしは、ブランドの自伝で『伯爵夫人』への記述を読んでから、その映画を観て、ブランドの「人間チャップリン」の評価は少し違うのではないかと思ったのですが、それは、チャップリンが、この映画の重要な役に息子シドニーを抜擢させているだけでなく、あとに女優として活躍することになるジェラルディンや、その他エキストラにも、ファミリーを登場させ、撮影現場に妻も招いているからです。


☆ “反省・反省・反省”につづく


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by yomodalite | 2011-09-19 10:11 | マイケルの顔について | Trackback | Comments(5)

マイケル・ジャクソンの顔について(39)Greatest Actor

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『欲望という名の電車』A Streetcar Named Desire 1951




「顔について」を書き始めたとき、彼の顔に関して、あまりにも浅薄な見解が常識になっていたことに異論を主張したかったことは、もちろん大きな動機でしたが、

もうひとつ大きなテーマがあって、それは、彼が本当に不世出の天才だったという証明にもなるはずですが、誤解を招きやすい主張になりそうなこともあって、できる限り、慎重を心がけてきたせいか、予定外に長くなってしまい自分でも困惑しています。



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At UNICEF headquarters, circa 1967



まさか(39)まで続くとは思ってもみませんでしたし、(21)から再開したときも、あとほんの少しだと思ってました。

でも、そのこと以外でも、毎回結論めいたことを説明しようとすると、より深い真実に出会うことになって、本当に知れば知るほど深みにハマってしまうんですよね。ふぅーーー


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(6)や、補足Part 2や、Part 3でも、MJの演技力に驚愕したことを書いていますが、驚いたのは、彼の演技力がスゴいというだけではなく、裁判という状況で、演技スイッチが「ON」になっていることで、しかも、これまで見たことのない様々なキャラを見せていることです。

わたしは、そのことに心の底から驚愕し、どれほど演技派俳優と言われるようなスターであっても、同じような嫌疑がかけられ、裁判を迎えるときに、こういった態度ができる人はいないと思いました。



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『ラスト・タンゴ・イン・パリ』Last Tango in Paris 1972



それで、わたしは、これが冤罪による裁判というだけでなく「MJは、SHOWとして完璧に準備していた」と思わずにはいられないんですが、

この演技力をどう使おうと思っていたのか? ずっと「映画」を創りたいと言っていたのは、どんな映画だったんだろう?

という、そのときからずっと疑問思ってきたことに関連している気がするので、もう一度(34)で紹介した80年代前半のメモの詳細を記しておきます。




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Dream
Greatest Actor, Singer, Dancer of all time and Entertainer, The Best.
夢:偉大な俳優、歌手、時代を超えたダンサー、エンターティナー

Mental program , Thought of The Subconscious To Become THE BEST
メンタル・プログラム:ベストな状態にするためには、潜在的意識をどうすべきか

Confidence, Faith, Persistence, Belief
自信、信頼、持続性、信念

Study the great of your field and become Greater
偉大な先人たちから学び、それ以上になるために

Know the secrets of your endeavor "The Method”
努力の仕方の秘訣を知ること

Mind Target : Control and Influence the subconscious
内なる目標:潜在意識をコントロールし、

Be Scientist know. The Great's Method Try out and then perfect it.
科学者のように、偉大な方法を試し、完成させ、

Move Mountains
山を動かす。

True Training : A never ending persistence to equal or exceed the performance in your minds eye
真実のトレーニングとは、心の中でも、実際の表現においても、
常に超えようとすることをあきらめず、努力し続けること。



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このメモは、エンシノの自宅で書かれたもので、すでに「スリラー」が大ヒットし、あの「噴水前インタビュー」で、姉のラトーヤの「あなたのように成功したいわ」に対し「僕はまだ何も成し遂げていない」と言っている頃です。





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(21)からの、Invincible考察では、これまでに、偉大な先人たちから、フレッド・アステア、サミー・ディヴィス・Jr、マーロン・ブランド、ルドルフ・バレンティノの4人しか取りあげておらず、MJの映画オタクぶりからも、華やかな交友録からも、まったく不十分なんですが、俳優の中で、ブランドとヴァレンティノを取りあげたのは、

ブランドは、その登場から、現在に至るすべての俳優に影響を与えた偉大な俳優で、それ以前の演技をすべて古めかしいものへと変えてしまったひと。

一方、バレンティノは、サイレント映画時代の美男俳優なので、両極端を、両方とも学ぼうとしていた点がスゴいと思ってチョイスしました。



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MJのアゴを割らせた候補としても、二枚目にしてコメディセンスにも優れているケイリー・グラントや「Smooth Criminal」の撮影現場にも来ていたり(そんな風に見えた写真があった)、親しい関係で、葬儀にも出席した、グレゴリー・ペックのことも、何も書いていませんし、とにかく、MJの映画オタクぶりは、ものすごくて、とてもついて行けそうにないんですが、、

Greatest Actor, Singer, Dancer of all time and Entertainer, The Best.

のメモをじっと見ていて、浮かび上がってくる名前は、やっぱり「チャップリン」だと思うんです。



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BRANDO talking about his appearance on behalf of UNICEF in Paris,1967



そのチャップリンが、最後の映画『伯爵夫人』にマーロン・ブランドを選び、自分を真似たような古典的なギャグをやらせている・・・

チャップリンと、ブランドはあまりにも異なる個性のように見えますが、チャップリン ー マーロン・ブランド ー マイケル・ジャクソンという繋がりには、1本の糸が見えてきて、それは、やっぱり、SF「You Rock My Would」の顔に関係しているように思えてきたので、この3人のことを、もう少しだらだらと考えたいと思います。

それぞれの子供時代、恋愛、自らの子供への接し方.....

MJは、彼らの表現だけでなく、それらすべてに心を揺さぶられ(You Rock My Would)“Unbreakable”とは、どういうことなのかを表現したかったんじゃないかと思うので。。

☆(40)につづく


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by yomodalite | 2011-09-15 02:00 | マイケルの顔について | Trackback | Comments(0)

マイケル・ジャクソンの顔について(38)スペードのKING

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☆(37)のつづき

SF『You Rock My Would』に登場しなかった「スペードのKING」の行方について。
ここまで登場した、3枚のKINGには、そのカードに固有のモデルとされる人物もいるのですが、わたしは、それぞれのマークの意味である、ダイヤ(商人)、ハート(僧職)、クラブ(一般人)と解釈していて、

これらの「カードが切られた」という意味を(36)では「KING OF POPへの決別」と表現しました。(さらなる飛躍を求めての旅立ちというか...)

では、最強のカードと言われるカードで、剣、騎士(指導者)といった意味をもつ「スペードのKING」がどこに行ったのかというと、それはこの絵の中にあるんだと思います。



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スペードの形に描かれているのがわかりますよね?スペードは、元々「剣」から図形化されているので、これは偶然ではなく、MJの依頼により、そう描かれていると思われます。一番上のSF「You Rock My Would」の顔と比較してみてください。


I am the thinker, the thinking,
私は思索者として、考える
the thought
思考とは
I am the seeker, the seeking,
私は探求者として、探求する
the sought
探求とは
I am the dewdrop, the sunshine,
私は露になり、陽の光となる
the storm
嵐とは
I am the phenomenon, the field,
私は現象となり、一面に広がる
the form
形とは
I am the desert, the ocean,
私は砂漠になり、海となる
the sky
空とは
I am the Primeval Self
原始の自己である
In you and I
あなたにとっても私にとっても

Michael Jackson

(この詩の全文はこちらを参照)




これは「The Triptych」(三連作)と名付けられた絵の中央の部分で、

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聖剣(エクスカリバー)や、MJのバックに獅子の紋章があるなど、神話がモチーフになっている絵だと思うのですが、


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MJの専属画家だったデイヴィッド・ノーダールによって描かれたもので、中央に自作の詩(1992年に出版された『Dancing the Dream』より)の一部を書き入れて、1993年12月完成され、食卓に飾られていたようです。


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ノーダール氏(David Nordahl)はMJの絵を何枚も書いている画家ですが、元々、ネイティブアメリカンの絵をよく描いている画家で、MJの専属画家を辞めた後は、また、そういった絵を描いておられるようです。(http://www.artnet.com/artists/david-nordahl/past-auction-results)


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MJが描かれた絵はたくさんありますが、注目すべき肖像画といえば、Ralph Cowanが描いたこちらもそうですね。


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この絵は、オプラ・ウィンフリーショー(1993年)で、MJがインタヴューされている部屋に飾られていたもの。

(Ralph Cowanはジョン F. ケネディなどの歴代大統領や、エルビス、 マリリン・モンロー、エリザベス・テイラー、英国王室からブルネイの王様に至るまでの超一流の顧客リストをもち、世界最高の肖像画家として輝かしい経歴を誇っている。彼は90年代前半にネヴァーランドを4回訪問して、作曲について質問し、曲が生まれた木を見学し、列車や遊具に乗って、それらを楽しむ子供たちと、MJが子供たちを愛する姿を見た後、1993年に完成した)

この絵にも文字が書かれていますが、向かって左側の肩上が、

I’m a multi-dimensional creature.....
わたしは、多面体の生き物....

猿の右に描かれているのが、

....going thru the Earth experience to learn in slow-motion the consequence of thought.
....地球での体験を通して、ゆっくりと「結論」に至るように学んで行く。

(MJとの会話として、猿と子供が「学んでください」って言っているのかな?)


2点とも、1995年のアルバム『HIStroy』より以前に描かれた絵ですが、Ralph Cowanの絵は『Dangerous』ぽい雰囲気で、

オプラ:あなたが34歳まで生きてきた中で“何が分ったか”を教えて。

MJ:う〜ん、何が分ったか?。。まだ自分は学んでいる途中です。人生は学ぶことばかり。。。今わかっていることは何もないです。はっきりしているのはそれぐらい。


と語っていた頃を思い出します。 (→ 顔について[3]参照)


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☆絵の中のシンボルについて(Ralph Cowanの意見)

1)描かれた文字:彼は思索することを学んでいて様々なスピリチャルな本を読んでいた。
2)甲冑:彼は良くない報道に対し敏感だった。鎧によって保護されたでしょう。
3)赤いケープ:ロイヤリティ。彼はキング・オブ・ポップですから
4)猿;これは、バブルスではありません。元は2匹の犬を描いていましたが、彼が犬が好きではなく、猿にしてほしいと言われ書き直した。
5)銀の壷:彼が獲得したすべての「賞」
6)オウム;彼の声と、大勢の模倣者
7)中国人の少女:彼はこどもが成長するまでは「天使」と考えていました。
8)スペースシャトル:彼はダンスをするとき、宇宙に行っている。 
9)ジーザス:彼は、キリストの偉大さや、行いについて話すのが好きでした。
10)白いドレスの女:彼はこの看護婦が引き起こすマジックや行動について、私に話しました。それは、彼女(デビー・ロウ)がハプニングを引き起こす予定のことだったのか、彼らはこどもの事で約束がありましたから....とにかく、わたしは天使に似た看護婦を描きました(要約終了)


◎Ralph Cowan(公式サイト)

なんとなく、Cowan氏は、オプラがネヴァーランドに来たときと同様の経験をしているというか、MJはふたりに同様のプレゼンをしたようですね。

それと気になるのは(10)の白いドレスの女(こどもを抱いているように見える看護婦)に関して、デビー・ロウと結婚したのは1996年なんですが(長男誕生は1997年)、それを1993年の時点で語っている事でしょうか。(画家のインタヴューは、MJが旅立った後のもので、彼は後から知ったデビーとの情報から推察していると思われる)

テディ・ライリーは、MJがリサと結婚したとき、相手がデビーじゃなくて驚いたというようなことを語っていたので、1994年のリサの結婚前から、デビーとの計画があったことはほぼ間違いないのですが、それにしても、それを、この段階で画家に描かせているというのは.....なんというか、驚くべき計画性(笑)だと思うんですね。。。

ちなみに、ノーダール氏に依頼したリサ・マリーとの絵にも「CAMEROT」というタイトルがついていて、こちらはアーサー王をモチーフにした絵のようです。


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(上記記事から要約)この絵(「CAMEROT」)は、1995年に依頼されたものですが、2人の愛をどう描くかに関して、MJには具体案がなく、彼が絵で見たがっているもののリストから、私がスケッチを書き、それが気に入られましたが、城(CAMEROT城)は「架空より」にするために取り除くように指示されました。ただ、残念ながら、この絵が完成するまでに2人は別れてしまいました。(要約終了)

リサとの愛よりも、デビーとのこどもの方が、MJの中では確実なヴィジョンだったってことでしょうか?

確かに、SF「You Are Not Alone」も暗示的なんですが、、、でも、リサとの関係がどうということよりも、

MJの未来予測の確かさというか、着実な計画性はあらゆる点に及んでいると思うんです。

(上記記事から要約)ナイトを授けられ、戴冠し、MJの詩を書き込んだ絵のために、3つか4つのスケッチを頼まれ三連作にすることを決定した(「The Triptych」の絵のこと)この絵に関しては締め切りが設定され、それは初めてのことだったので、この絵には、特定の目的があったのだと私は信じている。(要約終了)

この特定の目的って何でしょう?

この頃のMJの絵には、アーサー王伝説に代表されるような、甲冑、騎士のモチーフが多いのですが、元々、MJはネヴァーランドの門にも、英国王室と同じガーター騎士団の紋章を入れていたり、 (「The Official LIFETIME Collection」参照)

ダイアナ妃(プリンセス・オブ・ウエールズ)と会っているときの嬉しそうな顔といい、騎士道物語とか、アーサー王伝説が好きなんだと思うのですが、、

(2011.9.14追記)

彼がアルバム「HIStory」を制作中に“最強の王”としての自画像を制作し、自詩の「I am the thinker, ...」の部分を入れて、通常は「宗教画」を飾ることが多い食卓に飾っていた。というところまでで、一旦、肖像画「The Triptych」についての考察は中断することにします。

マーロン・ブランドに夢中になっているうちに、80年代前半のメモ

Dream → Greatest Actor, Singer, Dancer of all time and Entertainer, The Best.

が再度気になってきたので。。。


☆(39)につづく


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by yomodalite | 2011-09-14 00:09 | マイケルの顔について | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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