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9月のきもの

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このところ、知合いからの連絡のほぼ全てに「体調が優れない」という“ひと言”が添えてある。

「そうだよね」と思う。言われなくても「知ってるよ」と思う。だって、わたしもヘトヘトだもん。

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by yomodalite | 2010-09-30 16:12 | きもの | Trackback | Comments(5)
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20代前半から、最低でも2年に1回は引っ越しを繰り返してきた(東京圏内のみで)私が、一度も引っ越し先候補として考えたことがないのが、世田谷区。そんな世田谷区の中でも、もっとも苦手な“成城”に、落語を聴くために、久しぶりに行きました。

成城寄席は、談春師匠の企画により始まった会で、たぶん今回で3回目。平日の昼・夜、二回公演で、今、談春を見るには、多分、もっともチケットが取りやすい公演ですし、平日昼間の「落語会」に行きまくってこそ、一人前の“お気楽専業主婦”!!!

んな、どーでもいいポリシーと、雨で着物が着られない、プラス悪天候と成城という2つの「苦手」に、気合いを入れるべく、普段よりロックテイスト(笑)多めのファッションで「成城学園前」に行きました。


会場に到着してみると、成城ホールって、明るいし、キレイだし、客層もどことなくセレブな雰囲気なせいか、高田文夫も来ていない(昼席だから?笑)

本日のプログラムを確認すると、前半は、立川流と松本ヒロさんで、仲入り前が談春師匠。後半は橘家文左衛門、音曲の柳家小菊さんと、トリは大人気の柳家喬太郎師匠。


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この内容で、たったの3千円!しかも、この寄席は自由席で、比較的遅く入場したにも関わらず、おひとり様のせいか、前から4番目の中央という席をゲット!

こんなに近くで、談春、喬太郎が見られると思うと、もう噺を聴く前からワクワクしてしまって、すっかり「成城」サイコー!!!(爆)な気分に。

(ここから、番組の感想ですが、主に、談春、喬太郎の両師匠以外の方のみ)


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by yomodalite | 2010-09-28 20:28 | お笑い・落語 | Trackback | Comments(2)

誰が日本を支配するのか!?検察と正義の巻

佐藤 優責任(編集),魚住 昭責任(編集)/マガジンハウス



先日読んだ『功利主義者の読書術』に続いて、こちらも、大変ワクワクして読みました。(ワクワク部分は、後述)本書は、佐藤氏と『沈黙のファイル』『野中広務 差別と権力』の魚住昭氏による共著ではなく、“責任編集”というスタイルで、

◎政治とメディア
◎沖縄と国家統合
◎検察と正義

という3部作の1冊。(他の2作は未読)

内容に関して、いつものように、目次をすべて書き出そうと思ったのですが、出版社のページで、目次内容がわかりますので、省略します。

☆目次はこちら(マガジンハウス“magazine would.jp”)

せっかく、立読みが出来るようになっているのですが、目次までで(本文少しだけでも入れるべきだよね)、冒頭の、わたしが一番ワクワクした部分は、読めませんね。

目次からは、第一章「日本の政治はどこに行くのか」、第二章「鳩山政権崩壊、菅内閣誕生の舞台裏」は、ともに「対談」となっていますが、どちらも、魚住氏は、インタヴュアーに徹しておられるという印象で、佐藤氏と、菅山氏(この名前は、匿名のジャーナリストの仮名。菅+鳩山という意味ですね)に、語らせているという感じ。

この第二章は、取材者、メディア内部からの情報による、数少ないもので、マスコミ不信を増大させている人(私もそうですが)にとって、興味深い内容。

また、第三章「政権交代でメディアは変ったのか」も、元共同通信記者で、『日本の公安警察』(未読)のベストセラー後、フリージャーナリストになられた、青木理氏が、現在のメディアを、リクルート事件取材の教訓から「検察リーク」問題を鋭く指摘した内容。

第四章は、菅政権が提唱する「最小不幸社会」を、小泉売国政権下の「検察」の横暴により、服役させられた、愛国経済評論家、植草一秀氏による経済評論。

全体を通して、昨今のメディア報道に、疑問や疑念を抱いている人には、興味深い内容ということは、目次からもわかると思いますが、目にして、違和感を感じるのは、第一章「日本の政治はどこへ行くのか?」の冒頭、「イエスは“ずるいおっさん”」だと思います。

冒頭で、わたしが「ワクワクした」と、感想を述べたのも、まさに、この部分なので、その「さわり」だけ、省略して、書き出しておきます。

これまでの、民主党による政権交代や、代表選挙の論評の中で「律令制」や「南洲」などのキーワードに、ピリピリ来た方や、『小沢革命政権で日本を救え』を読まれた方の中には、わたしが抱いたワクワク感に、共感される方もおられるのでは?

(引用開始。本文の冒頭)

佐藤 : イエスって、“ずるいおっさん”なんですよ。これは荒唐無稽な解釈ではなく、神学用語を使わずにごく簡単にイエス・キリストについて表現するとこうなります。付け加えておきますと、イエスは実在の人物であり、教育レベルは中の上程度、洞察力に優れ、自分が神の子だという認識は強く持っていたというのが、現在の神学での標準的な見解です。
魚住 : …… ずるい人間だったら、そこまでわかっていて、磔刑を受入れるものでしょうか。
佐藤 : だからこそ、ずるいんです。イエスは、イスカリオテのユダの密告によって逮捕され磔になりました。ユダはどうしてイエスを裏切ったのだと思いますか?
魚住 : ……
佐藤 : 当時、ユダヤ人はローマ帝国の支配下にあり、自分たちの国家を失っていました。(中略)イエスが決起すれば(中略)ユダヤ人の国家を建設し、天上の楽園に至る道を作れるはずだ。だから、密告により、イエスを極限まで追いつめればローマ帝国に対して決起すると考えたんでしょうね。イエスは革命を起こそうと思えば、いくらでも起こせたんです。(中略)
佐藤 : ……(イエスは)逮捕後、人を食ったような供述をしたほかは、口を閉ざしました。明らかに法廷を侮辱しています。そうしたら、わけのわからないうちに十字架に磔になって死刑にされてしまいました。ここにイエスの非常に冷徹な計算が見て取れます。

(引用終了)


佐藤氏は、カルヴァン派のキリスト教徒とのこと。

◎参考記事(2010年9月15日)
http://www.asyura2.com/10/senkyo95/msg/187.html

______________

[内容紹介]対談・佐藤優&魚住昭/佐藤の思想に対する構えや国家観、宗教観を、魚住が聞き出し、政権交代や参院選について語る。今回の「誰が日本を支配するか」編がどのような視点で貫かれようとしているのか、についての「まえがき」も兼ねる。
●鉢山政権崩壊と管政権誕生の裏
●政権交代でメディアは変わったのか?/記者クラブ解散、仕分け会場の開放など、多くのメディアに門戸を広げた新政権。それによって報道は変わったのか。またますます広報発表に頼ったか?
●「最小不幸社会」の経済学/植草一秀による執筆は、魚住の推薦。小泉構造改革に全盛期にひとり新自由主義を批判し、彼の主張していた方向になった。洞察力は衰えず
●鳩山政権の8か月年表

[BOOKデータベース]自民党から民主党への政権交代、鳩山政権の崩壊と菅内閣の誕生、7月11日に行われた参院選での民主党惨敗…。「迷走」を続ける日本の政治はどこへ向かうのか?そして、政権交代を機に加速し始めた、メディアやジャーナリズムの危機は救えるのか。

マガジンハウス (2010/8/12)


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by yomodalite | 2010-09-24 13:38 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)
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☆(16)のつづき

冒頭の写真は1995年、パントマイムの神様マルセル・マルソー氏と。

このときのマイケルは、本当に尊敬している人との良い緊張感も伝わって来て素敵なんですが、ただ、その緊張感が災いしたのか、この後、MJは倒れて深刻な状態となり、予定されていたイベント「HBOスペシャル・ワンナイト・オンリー」は中止になってしまいました。






このときのMJは動きが固いですが、TIIのジュディスとのデュエットのときのポーズなど、ショーが幻に終わったあとも、色々研究してたような気がします。

マルソーとのイベントでは、「Childhood」を歌う予定だったとか。。。


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MJは、マルソーの名前をあげることはあまりなかったと思いますが、でも、彼の代名詞のような「Billie Jean」のパフォーマンスも、「Dangerous」のパフォーマンスも、彼の幼い頃からのアイドル、アステアや、サミー・デイビスJrの影響にパントマイムの要素を取入れていったものではないでしょうか。

「Billie Jean」は、世間知らずの若い男に巧妙に近づき、罠にハメようとする女と、それを否定する「自分」を歌った内容ですが、

◎訳詞(Billie Jean Performance 1983 - 2001)

パフォーマンスは、マルソーなどパントマイムやピエロ、大道芸人など、パフォーマーの総体というべき「魂」が宿っているように感じます。

あの「トランク」はヒストリーツアーから登場していますよね。


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私は「Billie Jean」のパフォーマンスを見ると、彼の女性に対しての並々ならぬストイックさに加え、彼のアーティストとしての決意というか、「魂」を感じてしかたがないのですが、「Billie Jean」も「Dangerous」のパフォーマンスも、最初より徐々にパントマイムの要素が多くなっていったように思います。

まずは、「Dangerous」パフォーマンスの写真から見ていきたいと思います。

(14)から違和感があった「メイク顔」ということで考察を始め・・・確かに、あの頃、急激にメイクが濃くなったMJに当時はすごく違和感を感じたんですが、振り返ってみると、HIStory期のショートパーマヘアのMJが今はすごく美しく見えてしまって、というか、個人的にはすっごく好きで困ってしまったというか、、

いや、別に困ることないか(笑)

でも、自分でメイク変顔とか言いだしたくせに、もしかしたら「変顔」ファンの方には、期待に添えない結果になるかも、、、

では、

1993年、第20回アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)のオープニング。
これが「Dangerous」のファーストTVパフォーマンスです。





HIStory期のパフォーマンスは、1995年のMTVビデオ・ミュージック・アワードが最初だと思いますが、たぶん、多くの人が違和感を感じたのは、、、


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MTV Video Music Awards(1995.9.7)の、この顔ですよね?

これは「Billie Jean」のときの衣装で、


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「Dangerous」はこれですね!

MJにしては長めのMCつき。パントマイムぽい動きが多くなってますよね。






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MCは、こんな感じ。。。

“Some of us like to play it safe and take each day as it comes; some of us like to take that crazy walk on the wild side. So for those of us who like living dangerously, this one's for you. ...

自分も、もっと、ワイルド・サイドを行くという宣言かな...


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これは、あんまりメイクしてない、リハーサル時



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どっちも素敵。。。♡♡♡

下記は、HIStory期のTVパフォーマンス

◎THE SOUL TRAIN 25TH ANNIVERSARY HALL OF FAME SPECIAL
◎’95 MTV Video Music Awards  9.7
◎’95 BET Awards “You Are Not Alone” 9.23
◎’95「Wetten Dass..?」 11.4
◎’95 HBO Special One Night Only(急病のため中止)12.6
◎’96 Brit Awards “Earth Song” 2.19
◎’96 Would Music Awards “Earth Song” 5.8
◎’97 Elizabeth Birth Day 2.17



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それと1995年は、MJが「月組」に、入団した年ですね(嘘)


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本当は、ドイツの人気TV番組『ウェッテン・ダス』出演時
パントマイムに更に研きがかかってます!!!






こちらは、ブリットアワーズの授賞時


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動画は、ブリットアワードでの「Earth Song」。4:40ぐらいからステージに左方から現れて、5:00ぐらいにアップで写っているのが、パルプのジャービス・コッカー。この神々しさでは、恐れや嫉妬を受けてもしかたがないかも。。。


そして1997年、入団から2年という過去最短で月組トップスターに!!!(嘘)



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初のトップ公演「ベルサイユのバラ」初日に、OGのエリザベスもお祝いに駆けつける!!! ふたりの、ただならぬ仲の良さにレズ疑惑も・・(嘘)

本当は、エリザベスの65歳の誕生日に、歌のパフォーマンスをした。

◎[動画]MICHAEL JACKSON ELIZABETH I LOVE YOU

このあと、

1997年11月8日『Wetten Dass..?』 で「Smile」を歌う予定をキャンセル。12月1日に予定されていたイギリスでのTV出演もキャンセルになり「Smile」発売もキャンセルになりました。

1999年は、落下事故もあった、Michael Jackson His Friendsコンサートを経て、INVINCIBLE期に突入しますが、やっぱり、今から振返ると、HIStory期のMJの顔はステージに関しては、すべて納得というか、しいて言えば、エリザベス誕生日に「女装か!」と言いたくなるぐらいで、むしろ、なんで変だと思ったのか、今では不思議になるぐらい(←私だけじゃないよね?)

そんなわけなので、今回はお口直しではなく「ダメ押し」として、1996年と1997年のプライベート「ビューティー写真」を。


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Meeting with Saudi Prince,1996


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Australia Visit,1996


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New Zealand Visit,1996


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Grevin Museum Visit, April 20,1997


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Childrens Hospital Visit, August 13, 1997


☆(18)につづく




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by yomodalite | 2010-09-20 15:02 | マイケルの顔について | Trackback | Comments(23)

功利主義者の読書術(新潮文庫)

佐藤 優/新潮社




佐藤優氏の読書術と聞いて、ワクワクしてしまう読書好きはすごく多いでしょう。

まず、功利主義の読書とは?について「まえがき」では、こう書かれています。

(引用開始)読書には、大きな罠がある。特に、読書家といわれる人がその罠に落ちやすい。読書はいわば「他人の頭で考えること」である。(中略)本書が想定する読者は娯楽を目的とする人々ではない(中略)

本書の表題に「功利主義者の」というしばりをかけたのも、ビジネスパーソンや学生の「役に立つ」ということを第一義的に考えたからだ。(中略)

実用書やビジネス書は、はじめから「役に立つ」ようにつくられている。従って、このような本を功利主義的観点からどう読むかという解説をしても、読者にとって追加的利益はほとんどない。(中略)

役に立つとか、功利主義というと、何か軽薄な感じがするが、そうではない。われわれ近代以降の人間は、目に見えるものだけを現実と考える傾向が強い。しかし、目に見えるものの背後に、目に見えない現実があると私は信じている。(中略)

プラグマティズム(実用主義)や、功利主義の背後には目に見えない真理がある。読書を通じて、その真理をつかむことができる人が、目に見えるこの世界で、知識を活かして成功することができるのである。この真理を神と言い換えてもいい。功利主義の読書術とは神が人間に何を呼びかけているかを知るための技法なのである。(引用終了)

では、タイトルと「まえがき」だけで、すでに興奮MAXに達しそうな、そのラインナップは、、、

◎資本主義の本質とは何か
『資本論』カール・マルクス 向坂逸郎(訳)
『うずまき』伊藤潤二
『夢を与える』綿矢りさ
『資本論に学ぶ』宇野弘蔵

◎論戦に勝つテクニック
『山椒魚戦争』カレン・チャペック 栗栖継(訳)
『ふぞろいな秘密』石原真理子
『負け犬の遠吠え』酒井順子

◎実践的恋愛術を伝授してくれる本
『孤独の賭け』五味川純平
『我が心は石にあらず』高橋和己

◎「交渉の達人」になるための参考書
『北方領土交渉秘録 失われた五度の機会』東郷和彦
『カラマーゾフの兄弟』フュードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー 亀山郁夫(訳)
『カクテルパーティー』大城立裕

◎大不況時代を生き抜く智慧
『恐慌論』宇野弘蔵
『恐慌前夜 アメリカと心中する日本経済』副島隆彦
『経済学の国民的体系』フリードリッヒ・リスト 小林昇(訳)
「蟹工船・党生活者』小林多喜二

◎世直しの罠に嵌らないために
『邪宗門』高橋和己
「歌集 常しへの道』坂口弘
『レッド』山本直樹

◎人間の本性を見抜くテクニック
『長いお別れ』レイモンド・チャンドラー 清水俊二(訳)
『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー 村上春樹(訳)
『死と生きる 獄中哲学対話』池田晶子 睦田真志

◎「沖縄問題」の本質を知るための参考書
『琉球王国』高良倉吉
『テンペスト』池上永一

◎再び超大国化を目論むロシアの行方
『ソビエト帝国の最後 “予定調和説”の恐るべき真実』小室直樹
『イワン・デニーソヴィチの1日』A・ソルジェニーツィン 木村浩(訳)
『他者の受容 多文化社会の政治理論に関する研究』ユルゲン・ハーパーマス 高野昌行(訳)

◎日本の閉塞状況を打破するための視点
『はじめての唯識』多川俊映
『公共性の構造転換 市民社会の1カテゴリーについての探求』ユルゲン・ハーバーマス 細谷貞雄/山田正行(訳)
『共同幻想論』吉本隆明
『新約聖書 新共同訳』

上記の27冊。(「長いお別れ」と「ロンググッドバイ」は、同一書の翻訳違いですが)

とりあえず、石原、酒井氏などの、いわゆる読書ブロガー向けのトラップ(笑)は避けて、佐藤氏ならではの、深い洞察が堪能できるのは、

まずは、ロシア関係で“IN”。先頃、お亡くなりになった、小室直樹氏。このブログでは、『韓国の悲劇ー誰もかかなかった真実』以外は、記録していないのだけど、それは、このブログが、2007年から始めたからで、それ以前に読んだ本は、極わずかだけ、気が向いたときに、保管してあるのだけど、『ソビエト帝国の最期』だけでなく、小室氏のカッパブックスのシリーズは、ものすごく頭がイイ人だからこそ書ける、読みやすくて、深い内容のものが、本当にたくさんありました。カッパブックスじゃないけど、今でも、簡単に手に入る、下記3冊とか、昭和天皇本とか、

◎日本人のための宗教原論
◎小室直樹の中国原論
◎日本人のためのイスラム原論

もう本当に読んで良かった!と、心の底から、思えた本ばかり。小室直樹氏に出会えなかったら、その弟子の副島隆彦氏にも出会えなかった。本当に頭のイイ人に出会えないと、それ以外のそんなに頭が良くないのに、イイと勘違いしている人から、影響受けちゃって、読書によって、ますます、バカになってしまうってことが、よくわかりました。

それから、個人的に、グッドタイミングだった、『カラマーゾフの兄弟』と『新約聖書』

仕事を辞めて、とにかく読書生活したい!と思ってから、何度も、『カラマーゾフ』を読み直さなきゃって、思ってたんだけど、その前に、大書『マイケル・ジャクソン』に出会っちゃって、どっちが先?と何度も考えて、やっぱり、マイケル?って思いつつも、いつも、気になっていたんだけど、新訳が出版されてたんですね!タイミングが来たら、絶対、亀山郁夫訳で読もうっと♡

『新約聖書』も、どれを、種本にすれば、いいのか、わからなかったんだけど、『新約聖書 新共同訳』にします!

とにかく、他にも、チャンドラーの村上春樹訳の話とか、ハーバーマスの話も深過ぎるし、大城立裕って誰?とか、池上永一氏にも、注目していなかったけど、とにかく、佐藤氏の読み解き方が、面白い!

また、『はじめての唯識』では、以前、別の学問について、やっぱり、その道の大家みたいな人に、その学び方を聞いたら、まずは、「ヘブライ語」からだって、言われて、速攻諦めた、英語も出来ない、わたしのような人にとって、ドイツ語、ロシア語、サンスクリット語や、ギリシャ語、ラテン語、ヘブライ語まで、学ばれた、佐藤氏に、難解なことを「簡単な言葉で解説」した本を、紹介していただけるなんて、もう、幸せ過ぎるぅ〜〜!!!この本を読んで、三島の『暁の寺ー豊饒の海』も、再読せねば!


実際に読むと、さらに、期待以上の面白さ!!! 読書好きには、必読の書。

☆☆☆☆☆(満点)
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[出版社/著者からの内容紹介]タレント本からビジネス書、世界文学の名作、哲学書、宗教書まで──。
今まで気づかなかった智慧が見えてくる。
「役に立てる」という観点から本を読み直せ!
佐藤優が教える画期的読書術。 新潮社 (2009/07)


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by yomodalite | 2010-09-15 12:33 | 文学 | Trackback(1) | Comments(7)
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☆(15)の続き

(14)で、MJのメイク顔を探ると言っておきながら、(15)でアップしたMJの顔は、Bad、Thriller、Dangerous、Blood on the dance floor・・・「HIStory」どこいってん?と思われている方も多いと思うんですけど・・とりあえず、そのメイク顔の「元」を探っているところなので、どうか寛大なお心でおつきあいくださいませ。

では、

冒頭の写真は、若い頃のチャップリン。結構スイートなイケメンです。



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それが、徐々に、こうなって、おなじみの「チャップリン」になったんですが、


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このメイクアップの時に、眉を墨のようなもので描いているところなど、私はプリンセス・テンコー氏の「マイケルはサインペンでアイメイクしてました!」という証言を思い出しました。

西寺郷太氏の『マイケル・ジャクソン』では、90年代に吹き荒れた逆風の原因を、ブラック・ミュージック界の若きスターが「挑戦者」としてポップチャートに攻め込んだ存在だったMJが、スリラーでチャンピオンとなり、防衛戦を強いられる立場になったことが大きいとし、「ニルヴァーナの衝撃」(P198)では、ニルヴァーナ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ベックなど、グランジ、オルタナティブと呼ばれた当時を代表するアーティストが挙げられていました。

予算に際限のないプロモーションによるお金持ちなイメージへの反感や、私服センスなども、等身大のスターが求められた90年代に、あまりにも時代とかけ離れたセンスを感じましたし、

HIStoryティーザーでは、彼の飛び抜けたスター性を自らパロディ化したところがカッコいいと感じましたが、当時のMJに対して揶揄する雰囲気には共感できるものもありました。

◎ブリット・アウォーズでの騒動

下記に、当時のグランジ、オルタナティブ系のバンドを少しまとめてみました。(私は、Weezerや、Beck、Saint Etienneなどのオルタナ系をよく聴いていました)


☆グランジ系

ニルバーナ
2002年までに欧州で最も流されたPVと言われている
Smells Like Teen Spirit('91)




“Eat It”でおなじみの
アル・ヤンコビックのパロディ





パールジャム
Even Flow





アリス・イン・チェイン
Love, Hate, Love




☆オルタナティブ系

ウィーザー
Buddy Holly




ちなみに、
ウィーザーの2008年の曲の歌詞にはMJが登場します
Heart songs




ベック
E-Pro




MJのパフォーマンス中に乱入した
パルプ
Common People




ザ・ヴァーブ
Bitter Sweet Symphony





アメリカでは売上げを比較すれば、圧倒的にグランジが主流で、グランジ系のパールジャムは、当時のジェネレーションX(年には異なる見解もありますが、1960年から1974年までに生まれた世代。日本では“新人類”という言葉があった)たちの苦悩の代弁者と言われ、同じく、その先頭に立っていたニルバーナのカート・コバーンは本来の自分と熱狂するファンのイメージのギャップに苦しみ、27歳で自殺(1994年)してしまいました。

この時代、MJが彼らの苦悩がわからなかったわけではないと思うんです。彼は外国の子供たちをお金だけで支援して来たわけではなく、国内のさまざまな不幸な子供たちを若い頃から見てきていますから。

日本の「新人類」は総中流の時代に生まれ、そうでなくても裕福になれる希望があった世代ですが、貧困や崩壊家庭をバックボーンにするグランジ系からは、未来への希望がなくなった超格差時代の到来が強く感じられます。

グランジ世代たちが触れたことのない、豊潤な文化に幼い頃から培われて来たMJにはむしろ、この世代への自分の役割がはっきりわかっていたんではないでしょうか。

そして、今改めてMJが時代からかけ離れたように見えたことを考えてみると、そのひとつには「チャップリン」の影響が大きいのではないか、と思い始めました。

以前(5)で、「ヒストリー」から最後にシングルリリースされる予定だった「スマイル」が、発売中止になったのはお笑いマニアのMJが「今、チャップリンちゃうやろ?」と思ったから。などという妄言を書いてしまって、ずっと反省していたのですが、

本当は、「今、チャップリンやらんで、どうするねん!」が正しいんです!

酷い貧乏や、母親の精神異常など過酷な少年時代を経て、世界中を笑わせ、楽しませるようなスターになったチャップリンこそ、今の若者や子供たちに伝えるべき人物で、「Smille」こそが、彼らへのメッセージだと彼は考えたのではないでしょうか。


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この写真は、3枚とも1979年に撮影されたもの。


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オフ・ザ・ウォールの頃ですね。


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『HIStory』発売の2年前、93年のGrammy living legend awardで、司会者から、「彼は、いったいいつからこんなに面白くなったのか」とか言われてましたが、メディアは、子供のころと、顔が違うことはやたらとしつこく繰り返しますが、彼がまだ10代の頃、ラスベガスでのショーや、そのショーを元に制作されたTV番組「ジャクソンズ・ショー」で、お笑いも完璧にやっていたことは忘れてしまったんでしょうか?

ちなみに、ジャネットがThe Jacksons Variety Showで、何度もモノマネをしているのは、ダリも絵に描いているメイ・ウエスト

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☆生涯を通して、ネタになり続けた、スゴい女優です。
◎Timothy Dalton and Mae West in "Sextette"

☆ジャネットのメイ・ウエスト
◎The Jacksons Variety Show Episode3 Part2


ジャクソンズ・バラエティーショーは、自伝『ムーンウォーク』の中で、TVのシリーズ番組は最低の仕事で、レコーディングアーティストとしてのキャリアを駄目にする(P133)と語り、「僕はコメディアンではありません」「僕はミュージシャンです」とあるのですが、

その数ページ前(P122)では、番組の元になったラスベガスのショーで寸劇を演じるのはとても楽しく、そのショーを見て、CBSテレビの人間がバラエティ番組のアプローチをしてきたことには興味を持ち、単なるモータウンの黒人グループ以上の評価を得ていることを喜んだ。とあります。

この番組からは、彼が、演技もコントもすごく好きなことがよく伝わるんですが、まだ自らの作曲による作品を発表できず、将来的に高い音楽的評価が得られるアーティストを目指していたMJは、茶の間に人気者として埋もれていくことへの不安から番組を視聴率が高いまま、終了させてしまいます。レコードの売上げが落ちたと『ムーンウォーク』には書かれています。

幼い頃に、あれだけの芸達者ぶりを見せたMJが、「オフ・ザ・ウォール」「スリラー」の頃、極端にシャイになったのは、レコーディングアーティストとしての自分を守りたい、チャイルドスターとしてのイメージを一旦白紙にしたいという強い気持ちからだったんではないでしょうか。

実際、スリラー期になると、メディアはMJと言えば「シャイ」で、子供のように無邪気でみたいな記事ばかり・・・幼い頃から、芸能人で大人っぽい歌を歌える抜群な表現力があったのに?

ジャクソンズ・バラエティーショーの6年前、
Diana Ross TV Show Special 1971 
It Was A Very Good Year





そのときどきで、彼が見せる「顔」が、完璧すぎるからなんでしょうか。

そんなわけで、以前、エディ兄さん、クリス兄さんなどと言ってしまいましたが、エディは、MJより、2つ年下で16歳でコメディアンになっているので、

やっぱり「よしもと」に入ったのもMJの方が「兄さん」でした(笑)



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これはヒストリー期に撮影されたもの。



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『キッド』ですね。


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「モダンタイムス」


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ただ、ヒストリー期のMJのチャップリンは
それまでのものより笑ってませんね


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監督、脚本、プロデュース、主演、音楽までこなした天才であり、悲惨な幼児体験(7歳で父親をアルコール依存症で亡くし、母は極貧生活の中で精神に異常を来たし、施設に収容され、10歳でコメディアンになった)をもつチャップリンは、MJにとって、エンターティナーとしても映画制作者としても、また、貧しく同じように悲惨な幼児体験をもつ子供に勇気を与える存在としても興味がつきない人だったと思います。

当時は、時代に逆行しているようにしか見えませんでしたが、

90年代以降、世界が「笑えない」方向に進もうとしていたことを、もっとも敏感に察知していたのはマイケルだったんではないでしょうか。

チャップリンも第二次世界大戦前から、幼児性欲者、容共主義など、様々なパッシングを受けるようになり、ノーベル平和賞のノミネートを受けながらも、アメリカからは国外追放命令を受けました。

バッシングを受けるようになったタイミングも理由もマイケルに似てますね。

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by yomodalite | 2010-09-10 00:38 | マイケルの顔について | Trackback(1) | Comments(43)
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☆(14)のつづき

MJの普段ファッションを、大雑把に年代順に区別してみました。

◎ビル・ブレイ期(注1)
◎ジェームス・ブラウン
期(注2)
◎アンドレ・キム期(注3)
◎プレタポルテ期(注4)


(注1)量販店で売っているようなシャツ+パンツといったスタイル。『マイケル・ジャクソンの思い出』 で、ロスのアパート時代は、ビル・ブレイが私服を買いに行っていたという事実から命名しましたが、あのセンスをすべてビルのせいにしてはいけないと思います(笑)。この時期は、JB期と重なっている部分もあり、期間としては曖昧ですが、04年の裁判前ぐらいからあまり見かけなくなりました。

(注2)制服や軍服のエッセンスが効いたジャケットスタイル。後年はオリジナリティ溢れるスタイルになりましたが、初期の頃のスタイルは、それまでの黒人アーティストにもよく見られたファッションなので、彼のアイドルにちなんでこう名付けました。また、たぶんMJもやっていたのでは?と思われる「ウィーブ」と呼ばれるストレートヘアのエクステの元祖もJBらしく、MJとも関係の深いアル・シャープトン師も、JBに奨められて始めたようです(人気コメディアン、クリス・ロックのドキュメント映画『GOOD HAIR』より)。

『GOOD HAIR』:クリス・ロックが、娘から「何で黒人の髪はチリチリなの?」という子どもならではの素朴な疑問をきっかけとして、アフロアメリカンのルーツを迫ったドキュメント映画(シャープトン師は1:30ぐらいに登場)






(注3)ユニフォーム好きは、終世変らないものの、それまで普段着によく見られた腕章シャツも、2000年前後の韓国のデザイナーアンドレ・キム氏の登場により登場回数が減少。キム氏のファッションは、映画『THIS IS IT』のリハーサル時も着ていますが、特に、そればかりが目立っていたのは、2001〜2003年頃でしょうか。このページの、2000年、2001年、2004年、2008年が、キム氏によるものですが、Exeter City Football Club でスピーチしたときや、オックスフォード・スピーチのときの服が印象的で、このブログでは、これらを「おばちゃんの一張羅」と言っていました(謝)


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Exeter City Football Club Speech



(注4)時期は曖昧ですが、1番早く見積もって2003年?目立ってきたのは、2007年頃からでしょうか。それまで、どこにでも売ってるようなシャツか、もしくは特注という、極端だったMJの普段着が急激にオシャレに。自らショップに行くなど、エド・ハーディ、ディオール・オム、バルマン、ジバンシーなどのデザイナーズが加わる。


MJの普段着やヘアスタイルに関しては、そんなところで....


アルバム「ヒストリー」は、Disk 1 “BEGINS”というベスト版と、Disk 2 “Continues”の新曲による、2枚組ですが、過去の作品を大事にしながらも、また新たなスタートといった、Disk 2 のリストから、MJのメイクは、どんどん濃くなっていくのですが、MJは、ここから更なるアーティストとしてパワーアップを目指していたと思います。

子供時代に世界的な大スターになって、そこから、さらに一段と輝きを増して時代を築いた、ほとんど唯一の存在であるMJには「変化」を恐れないだけでなく、変化は必然で、常に「進化」し続けるという意識があるんだと思うんです。

影響を受けたものを取入れて、時間をかけて自分のものにして行く...

下記は、彼がこれまでに受けてきた影響に関して、少しだけ写真でまとめてみました。


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右側の写真は、エドワード・スタイケンが撮影した、女優グロリア・スワンソン(GLORIA SWANSON)の写真。

左側は、元々の“BAD”のカバー写真の予定だったけど、レコード会社側の反対で却下されたもの。どうして、この写真にしたかったのかは、わかりませんが、MJ以前の黒人アーティストには、両性具有的なイメージや、ゲイカルチャーに影響を与えるような、アイコンはいなかったことから、かなりのチャレンジ精神を感じます。


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右側は、伝説の美男俳優ルドルフ・ヴァレンティノ。
Rudoph Valentino “A Sainted Devil” (1924)


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この右側の人も、ヴァレンティノ。
Rudoph Valentino“The Son of The Sheik” (1926)

MJはバッドツアーのリハーサル中。煙草を吸うマネはときどきしていましたが、煙草を吸わないMJが、煙草を手にしているのは「モノマネ」のためと思われます。


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これは、絶対ロミオとは言い切れないけど「リベリアン・ガール」には、ジュリエット(オリビア・ハッセー)が出ていましたね。


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これは、ナポレオンで、いいよね。


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「Smoose criminal」の衣装だけでなく、「Way You Make Me Feel」の青シャツ+ヒモベルトもフレッド・アステアのファッションから。



あと、意外と日本の映画にも影響を受けていますね。




例えば、、、




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大阪、ミナミ、宗右衛門町のクラブ「簾(すだれ)」で、豪遊するMJ。

「おなごを抱く時は、命懸けで抱かんかい、ボケがあッ! 」

きゃぃ〜〜ん♡♡


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「逃げたらえぇ。… ただワシは、 アンタがどこにおっても必ず追い詰めまっせ… 」

もう、地獄の果てまで、取り立てに来てっ!!!♡



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「法律ちゅうもんは、弱いもんの味方するんやのうて、知っとるもんだけに味方するもんや」

裁判は、絶対負けないぞーーーーー!!! 


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す、すいませんーーーーーー もう、このぐらいにしておきます!!!(謝)

嘘です。「KING OF MINAMI」は「KING OF POP」とは、なんの関係もありません!!!


軌道修正します!!!


(10)で、紹介したエイブラム裁判時の、このポーズ。


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もしかしたら、これに影響されたのかも。。。


世界的に有名な写真家、リチャード・アベドンの「チャップリン」の写真。



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MJは、チャップリンのモノマネは、何度もやっていますよね。
チャップリンに関しては、マイケル・ジャクソンの顔について(16)で。



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by yomodalite | 2010-09-10 00:00 | マイケルの顔について | Comments(58)

にょにょっ記/穂村弘

にょにょっ記 (文春文庫)

穂村 弘/文藝春秋




女の嫉妬とは別に、、ファンとして、穂村弘氏ほど、結婚されたことが残念だったひとは、いないかもしれない。

春日氏よりも、ぜんぜん常識人だった、ホムホムとか、枡野氏のこと、根本的なところで「普通の人」の感覚をわかっていない。って、言っちゃうホムホムとか、翻訳なんかも出来て、マスノより、全然儲かってて、現実感覚バツグンな、ホムホムを知ってしまって、、、ああ〜〜もう、あの頃の、ホムホムには、出会えないのかも・・・

そんな、ちょっぴり寂しくて不安なきもちで『にょにょっ記』を読む。

前書は、日記じゃなくて『にょっ記』だっだんだけど、『にょにょっ記』って、なあに?

やっぱり、天使は、少し大人になった気がしたけど、ユミコちゃんが登場して、“ぴょこぴょこ”したり、金◎が、2回も出てきて、びっくりしたり、でも、昨日は、ベッドで、これを読みながら、みんなのために、一応、“すりすり”、してみたよ。

名刀バナナ丸。(ムッシュムラムラ!!!)
____________

[内容紹介]退屈な日常をくしゅっとまるめたい人へ。穂村弘の不思議でファニーな日常

第19回伊藤整文学賞を受賞した人気歌人・穂村弘さんのエッセイ集。日記形式のなかで言葉の冒険をくりひろげます。齢(よわい)44にして“ついに自力で流行を見破った”り、“水戸の「納豆の像」”について深く考察する日々がなんともチャーミング……などと思っていると言葉のうっちゃりをくらいます。日常の隙間からわき出す“奇妙カワイイ”おかしさが魅力のフジモトマサル画伯1こまマンガも一緒にご堪能ください。(OY)
文藝春秋 (2009/07)

[著者略歴]穂村 弘/1962年札幌市生まれ。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。気鋭の歌人として、創作、評論ともに活躍。近年エッセイストとしても独特の魅力で注目を集めている。『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞を、歌集『楽しい一日』で第44回短歌研究賞を受賞。また「ほむらひろし」名義による絵本翻訳も多数ある。



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by yomodalite | 2010-09-09 23:42 | 文学 | Trackback | Comments(0)

オシムの言葉 増補改訂版 (文春文庫)

木村 元彦/文藝春秋



新しい日本代表監督に、ザッケローニが決まって10日余り。南アフリカW杯も、岡田監督のことも、すっかり過去のことになり想像していたより、ずっと早く、中村俊輔の笑顔も見ることができた。今なら、、、思う存分言える!

「オシムが好きだっ!!!!!」

オシムの名前が、キャプテン(笑)から、洩れ、その後、本当に代表監督になってしまったときは、複雑だった。年を取り過ぎているし、代表監督向きではないような気がしたし、ジェフの監督でなくなってしまうのも残念だった。

脳梗塞で倒れたときは、自分の祖父が危篤状態になったときのように心配し、多くのサッカー好きブロガーと同様に、わたしのブログの顔も「オシム」になった。


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その後「SAORI」に変更したけど、また、オシムにしようか、何度も迷っている。だってオシムの顔は毎日見たいし、オシムの言葉には毎日触れていたいし、このbotをフォローしている人のきもちも、すごく、よくわかる。

◎Ivica Osim Goroku
http://twitter.com/Osim_goroku


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ホントのオシムが、毎日、つぶやいてくれたら、どんなにいいだろう♡
(でも、オシムはそういうひとではないよね。。。)

本書は、今なお、中毒患者を増やしている、オシム語録を集めた本ではなくて、その背後にある物語ついて語られたもの。2005年に出版、08年には文庫にもなって、アマゾン評価でも122件もレヴューがあって、ほとんど5つ星。今更、紹介する必要なんてないと思う。


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ただただ、ずっと言いたくて仕方がなくて、もうガマンしなくてもいいのかもって思ったら、もう歯止めが利かない。それぐらい、

「オシムが好きで好きで、たまらないっ!!!」

ザッケローニのことを、好きだって言える日は、来るのかなぁ。まさか、イタリア人の監督が来るとは思わなかった。でも、永年、セリエAで監督をやっているイタリア人で、これほどオシャレに無頓着でいられるような人は、ただ者ではないのかもしれない(あまりいい意味ではないかも)。。。っていうか、これ、本の紹介じゃなくて、「ひとりごと」にすべきだったかなぁ。。

◎オシム監督語録(ジェフ市原・オフィシャルサイト)


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[目 次]
第1章 奇妙な挨拶
第2章 イタリアW杯での輝き
第3章 分断された祖国
第4章 サラエボ包囲戦
第5章 脱出、そして再会
第6章 イビツァを巡る旅
第7章 語録の助産夫
第8章 リスクを冒して攻める
第9章 「毎日、選手から学んでいる」
第10章 それでも日本サッカーのために


[BOOKデータベース]Jリーグ屈指の美しい攻撃サッカーはいかにして生まれたのか。ジェフ千葉を支えた名将が秀抜な語録と激動の半生から日本人に伝えるメッセージ。集英社インターナショナル (2005/12/5)

「リスクを冒して攻める。その方がいい人生だと思いませんか?」「君たちはプロだ。休むのは引退してからで十分だ」サッカー界のみならず、日本全土に影響を及ぼした言葉の数々。弱小チームを再生し、日本代表を率いた名将が、秀抜な語録と激動の半生から日本人に伝えるメッセージ。文庫化に際し、新たに書き下ろした追章を収録。ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞作。集英社文庫(2008/5/20)


[著者紹介]きむら・もとひこ (1962年—) ジャーナリスト。
愛知県生まれ。中央大学文学部卒業。アジア・東欧の民族問題を中心に取材・執筆活動を展開。『オシムの言葉』で2005年度ミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞。


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by yomodalite | 2010-09-09 23:38 | スポーツ | Trackback | Comments(4)
岡田監督は「クール」だったのか?という問いを、ずっと続けている。

心の底で、「そうじゃないでしょう」という声が止むことはないのだけど、答えは出ない。残念だけど、わたしも「クール」じゃないから...(苦笑)

岡田監督のことを考えていると、なんとなく、米内光政とか、戦争中も敗戦後も上手く立ち回ったひとの事を、思い出してしまうのだけど、それは、やっぱり「クール」だから?

確かに、お前よりは「クール」だよ!と言う意見には、あっさり納得するんですけどね(苦笑)

でも、そんな感じで、岡田監督への“もやもや”は、当分修まりそうもないので、2010年の2月6日以降、読書紹介に、☆評価をつけるのを止めて、☆3つ半以上の評価に値する本以外は、ブログ紹介を止めていたのですが、本書は、例外として、ぐだぐだと書いてしまいます。(やっぱり、反省して、あとから消すかもしれないけど)

WC中に見ていた、著名サッカージャーナリストのネットコラムの中では、サッカーコーチでもある、湯浅氏の文章は、他のスポーツ雑誌のライターの方とは違って、試合後のアップがもっとも早く、尚かつ、鋭い内容の文章を書かれていて、無料で読めることに、感謝しつつ、オシム流の理解者としても、中村俊輔への強い思いが感じられる文章にも、また、岡田ジャパンに批判が集中したときも、その空気に乗らない点など、様々な点で、興味深く読んでいました。

本書は、そういった、これまでの、湯浅氏のサイトでのコラムに慣れている人間にとっては、まったく「意外」な内容でした。サイトで公開しているコラムは、まとまっても、単行本化しにくい内容なので、こういった、超即席仕上げな新書で、帳尻を合わせて頂いたのなら、それは、良かった♡と、思いますけど。。。

それにしても、おふたりの、岡田ジャパンに対しての評価には、驚きました。

後藤氏、湯浅氏は、いずれも岡田監督解任を支持しなかった派なので、予想以上の成果と評価された、岡田ジャパンの成績に対して、自分たちが「勝った」という思いがあるのは、わかるのですが、、

後藤氏は、サッカーに関する豊富な記憶や、蘊蓄とか、聞いてるときは、面白いんですけど、戦略とか、評論とか、特に著作には、向いていないのでは?。。。(一部選手に対する評価に対してだけでなく)

現在大学でもお仕事されている、ベテランサッカー評論家の後藤氏は、サッカー教育に関しても、語っているのですが、若手のライターも、特定の選手にだけ、背後のスポンサー筋さえ持ち出せば、批評しているような気分になってしまうとか、個人的な好き嫌いや、信条ばかりが目立つような文章が多いので、悪影響を与えないで欲しいです。

とにかく、本書を読むと、あらためて、湯浅氏のサイトのコラムの素晴らしさがわかりました。本当に、ヒモ付きでなく、感情のこもった文章って、出会えないものですね。

後藤氏のコラムは、J SPRTSのサイトで読めるんですか。J SPRTSって、ジュピターテレコムが株主なんだ。。ふぅ〜〜ン。

サッカーに関係のライターのひとは、世界のサッカーと比較して、語ることが好きですし、外人監督が大好きですけど、ライター業界も、もっと外国人が増えるといいかも。

家のダーリンは、試合を見るより、新聞のスポーツ記事を読むのが好きなようですが、ビジネスマンには、そんな人は多いと思う。W杯後、岡田監督も、そんなビジネスマンに、ひっぱりだこのようですね。

「内容があるようで、ない」文章から、学ぶことに慣れている人とか、「勇気は、もらえるもの」だと思っている人とか、「賢いことが、売上げに繋がる」と信じている人とかは、W杯開催後の日本代表戦だけ見ても、やっぱり、何か学べるんでしょうか。(もう始まってからは、監督がやることなんて、ほとんどない。と思っている私とは、逆ですね)

まさか、それは「勝たなくては意味がない」では、ないでしょうね? (笑)

ビジネス雑誌のライターなら、それでもいいですけど、サッカージャーナリストの方は、「サッカー人気が落ちたら、意味がない」を、第一に考えてくださいね。日本サッカーよりも、危機なのは、日本の出版社なんですからね(苦笑)

W杯開催後から、代表戦を見始めたような人が、岡田監督のどこに興味があるのか、本音で聞いてみたいけど、本音ですら、多数意見を知ってからじゃないとわからない人が多いからなぁ。。

湯浅氏のコラムの、本書の紹介文では、

対談パートナーの後藤健生さんは、私が心からレスペクトする論客。対談のなかでは、激しいディベートもあったけれど、それでもお互い、相手の意見はよく聞き、最後は尊重する。それでも、「アイ・アンダースタンド・・バット・アイ・ドント・アグリーッ!!」ってな基本姿勢は頑固に貫くわけなのです。あははっ・・。

私にとっても、とても素敵な学習機会になったわけだけれど、我々の「激しいディベート」がどこだったか、読者のみなさんに分かるかな~~・・。「何いってんだ~~っ!!」とか、「ふざけんなヨ~~ッ!!」なんていう罵り合いはなかったと思うけれど・・さて~~・・あははっ・・


って、あるんですけど、無理です!!!(笑)

日本vsカメルーン、2010年6月14日のコラムの「プールサイダー」発言から、イザヤ・ベンタサンじゃない、山本七平氏の著作なども、読み返したりして、「プールサイダー」について、考えてきたのに、、、後藤氏とのディベートというか、お二人の見解の違いを、本書から理解しろなんて、マジ無理です。この対談がスカイプで行われたものだったんだってことは、わかりました。

心から沸き上がってくるような自然な「悦び」をダイレクトに伝える生の声・・。

これは、忘れてました。W杯中の毎回の興奮に、今回は日本の勝利という、久しく味わっていない喜びが重なっていましたからね。岡田ジャパンの総括ではなかったんですよね。それなりに読書をしていると思っている人間でも、昨今の新書のタイトル詐欺には、引っかかってしまうんですよね。

今後は、アスキー新書(だけじゃないけど)と、後藤健生の名前には、充分、注意することにします!!!

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[内容紹介]W杯南アメリカ大会において、日本代表は決勝トーナメント進出を果たしました。今年に入ってからの低迷、そして直前の壮行試合の3連敗から、多くの日本人が想像することのできなかったこの快進撃は、いかにしてなしとげられたのでしょうか? 本書では、サッカーファンなら誰もが耳を傾ける論客コンビ・湯浅健二氏&後藤健生氏が、大会と同時進行で収録した対談を通してその秘密に迫ります。岡田武史監督の決断の真相や選手たちを覚醒させた刺激の正体、そして今後の日本代表が進むべき道など、このコンビならではの視点がギッシリ詰め込まれた必読対論です。  もちろん世界の列強の試合もしっかり検証。悲願の初優勝を果たした“無敵艦隊”スペインや、これまでのイメージを覆してモダンなサッカーを展開したドイツ。“天才”マラドーナ監督のアルゼンチン、個人に頼らない組織サッカーを見せたブラジル。実力を発揮できず早々に散ったフランス、イタリア。そして日本の宿命のライバル・韓国。……それぞれの戦いぶりを通して、世界のサッカーの未来像を提示します。  ファンの方々には、ぜひ本書を読んで、サッカーに対する思索の一助にしていただきたいと願っています。アスキー・メディアワークス (2010/8/7)

[著者について]湯浅健二/1952年北海道生まれ。大学卒業後ドイツへ留学し、プロサッカーコーチライセンス取得。現在は執筆活動を精力的に行う。『日本人はなぜシュートを打たないのか?』(アスキー新書)、『サッカー戦術の仕組み』(池田書店)他著書多数。「湯浅健二のサッカーホームページ」 http://www.yuasakenji-soccer.com/

後藤健生/1952年東京都生まれ。慶應義塾大学法学部大学院修了。ワールドカップは74年西ドイツ大会以降、すべて現地観戦を続けている。関西大学客員教授。『ワールドカップは誰のものか』(文春新書)他著書多数。





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by yomodalite | 2010-09-09 09:26 | スポーツ | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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