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用も無いのにキモノ着る。

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5月29日は「呉服の日」といっても、呉服屋や、和装小物店には一切行かず「ちくちくきもの」さんの趣旨により「意味なく着物を着ています。」

いつもは、家内安全を願って、ご近所の鉄砲州神社にお参りに行ったり、
築地や人形町でお寿司をつまんだり、甘味を求めて日本橋など、様々な用でキモノを着ておりますが(←これってキモノの用事じゃない?)

生憎今日は雨。わたくし、雨の日はキモノを着ない主義なのですが、なんといっても今日は「用も無いのにキモノを着る。」ということなので、お家で、お抹茶頂くためだけに着てみました。

ちなみに今日の最高気温は19度。日中20度以下というのは、久しぶりでは?

とは言っても、5月の東京に「袷」は合いません。通常は、キモノも帯も単衣ですが、今日は帯だけ袷の帯。ペイズリー模様の帯に、アジアンペンダントを帯飾りにしてちょっぴりエスニックに。


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最近、洋服時代のアクセサリが必要なくなってきて、キモノ用にどんどん造りかえたりしてます。


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大きな黒蝶貝のペンダントトップに、ユニコーンと要らないピアスも、まとめて帯飾りに


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そのペンダントトップのネックレス部分は、羽織ひもに。


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ぷっくりしたハート型ガラスに、金色の風神さま


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アンティーク風ロケットペンダントも根付けに。中には白檀のお香を入れてみる。


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アルマーニのガラスのペンダントトップも帯留に。


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100%DESIGN TOKYOで買ったこの子も帯飾りにする予定

「 ちくちくきもの」
http://plaza.rakuten.co.jp/tikutikukimono/diary/200905290000/



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by yomodalite | 2009-05-29 15:57 | きもの | Trackback | Comments(0)

板谷バカ三代(角川文庫)/ゲッツ板谷(漫画:西原理恵子)

板谷バカ三代<「板谷バカ三代」シリーズ> (角川文庫)

ゲッツ板谷,西原 理恵子/KADOKAWA / 角川書店



モンティパイソンの「ギャグ最終兵器」がついに実現か?!

声を出して笑えるほど面白い本が読みたい!そんな欲求に7000%答えてくれる傑作!

立川の最強バカ一家物語(実話)『板谷バカ三代』。

巻頭の3人揃った写真を見てしまったが最後、もうこの本を置いて本屋を出ることは出来ないでしょう。

失恋した。仕事に疲れた。人生が怠い。鬱だ。そんなあなたに。

ただし強い効能がありますので、最初は1日5行ぐらいから始めましょう。心臓の弱い方、血圧の高い方などは十分に注意し、直接読むのは控えましょうww

私が実際に読んだのは単行本なのですが、文庫には、立川のナイスなスポットをナビる「アド街ック地獄」、各界の板谷家ファンからのメッセージ「We love“バカ三代”」も収録されている模様。文庫も買おうかなぁ〜。

★★★★★(立川最強といえば、世界最強といっても過言ではない!)

「ゲッツ板谷Web」
http://www.getsitaya.com/
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【BOOKデータベース】初代・バアさん…古くなったパンストを帽子にしている大正生まれ。趣味はふりかけ作り。2代目・ケンちゃん…火炎放射器で我が家を全焼させた家長。趣味はベンチプレス。3代目・セージ…30過ぎても机の中には爆竹が満杯。趣味はポストの投函口の匂いをかぐこと。バカの「黒帯」たちが繰り広げる戦慄のバカ合戦が、貴方の腹をよじりまくり!立川の“ナイスなスポット”をナビる「アド街ック地獄」、各界の“板谷家”ファンからのメッセージ「We love“バカ三代”」を収録。読めば必ず元気が湧き出る、全人類必読の超絶コラム。角川書店 (2003/08 単行本初版2001/3)



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by yomodalite | 2009-05-28 11:57 | お笑い・落語 | Trackback | Comments(10)

浮世絵に見る江戸の暮らし/橋本澄子・高橋雅夫編

浮世絵に見る江戸の暮らし (ふくろうの本)

橋本 澄子(編集),高橋 雅夫(編集)/河出書房新社




B5の天地を短くしたぐらいのサイズで、厚さ12ミリ程。カラー図版は巻頭の8ページだけですが、全ページにモノクロとはいえ大きな図版がたっぷりで見どころも読みどころも満載。1600円は超お買い得と言えそうです。

1988年初版にして、未だに大手書店サイトで販売されているのも驚き。


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内容は、下記の11項目。それぞれ10〜23点ほどの浮世絵とともに解説されています。

・江戸風俗と浮世絵(高橋雅夫)
・芝居と相撲(諏訪春雄)
・祭と市(山口桂三郎)
・お参りと物見遊山(佐藤要人)
・遊里(林 美一)
・士農工商(林 美一)
・食べもの(平野雅章)
・美人(佐藤要人)
・服飾(橋本澄子)
・髪形(橋本澄子)
・化粧(高橋雅夫)


最初の章「江戸風俗と浮世絵」には、浮世絵は現在美術史という側面からの研究派は進んでいるものの、本来の風俗画としての研究はあまり進んでいない。という実情から、絵画作品としてのフィクションや約束事をふまえ、その資料価値を取捨選択し、整理することの難しさを説いている。


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その例として挙げられているのが、「二十歳以上、三十歳以下の既婚夫人は必ず眉を剃っているにもかかわらず、浮世絵には眉を描いている」という。これに対して、はっきりとお歯黒をつけ、乳飲み子を抱えた母親の眉の剃りあとを「黄つぶし」にして、魅力を表現した歌麿の『名所風景美人十二相』を稀有な例として紹介している。

江戸の末期、天保十一年、大阪から江戸に出てきた喜多川守貞は深川に移住し、上方と江戸の風俗のあまりのちがいに興味を持ち、克明に記録した『守貞漫稿』とよばれている全33巻の大書の中で、当時の浮世絵に対して後世の誤解を招くのではないかとしきりに心配しているらしい。

藤原千恵子氏には『図説浮世絵に見る江戸の歳時記』や『浮世絵に見る江戸の一日』など同類の本も多いようです。


紀伊國屋書店BookWeb
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4309221491.html
______________

【BOOKデータベース】浮世絵を読みとく。江戸の風俗と生活。河出書房新社 (1988/07)



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by yomodalite | 2009-05-26 13:49 | 歴史・文化:美術 | Trackback | Comments(0)

百年の誤読/岡野宏文、豊崎由美

百年の誤読 (ちくま文庫)

岡野宏文,豊崎由美/筑摩書房



2004年出版の本書は、1900〜2004年までのベストセラー本の書評本。最新刊より、古典を読まなくちゃと思っている今日このごろなんですが、昔も今もベストセラー本に「名作」なし。

古典になれない魅力(?)を持っていないと、ベストセラーにはなれないんじゃないかと思っていましたが、100年ともなると例外はつきもの。信頼できるプロの本読みお二人に、その「例外」を見つけてもらって、読み逃している本がないかチェックしようという魂胆で読み始めました。

時代が古い作品に対しての書評には、現代の視点とずれているために、メッタ斬りされている作品が多く、鋭い書評家としてのお二人の姿勢にも、やや切れ味の悪さというか、凡庸さが感じられる点もありましたが、年代別にこれだけのベストセラーを振り返るというのは、やはり偉大な試みです。お二人の労力を得て、

未読だったけど、読んでみようと思わされたのは、

『冥途』内田百閒、『赤い蠟燭と人魚』小川未明、『地上』島田清次郎、『風立ちぬ』堀辰雄、『幽霊』『楡家の人びと』『どくとるマンボウ青春記』北杜夫、『もものかんずめ』さくらももこ。(『どくとるマンボウ』一冊も読んでいない)

かつて読んだことがあったけど、また読んでみようと思ったのは、

『赤頭巾ちゃん気をつけて』庄司薫、『限りなく透明に近いブルー』村上龍。

下記は『地上』島田清次郎の紹介

若干二十歳で書いた処女作が爆発的にヒット。天才ともてはやされた挙句、精神病院で狂死した。人気絶頂の頃、渡米船上で外交官夫人に接吻を強要した事件や、海軍少将令状監禁事件(いわゆる島清事件)などスキャンダルの塊。
堺利彦による『地上』推奨文→〈著者の中学校生活、破れた初恋、母と共に娼家の裏座敷に住んだ経験、或る大実業家に助けられて東京に遊学した次第、其の実業家の妾との深い交わりなど、悉く著者の“貧乏”という立場から書かれた、反抗と感激と発奮との記録である〉


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【出版社/著者からの内容紹介】二十世紀の百年間に日本文学史上で話題になったベストセラーを、希代の本読みふたりが大解剖!文学史的評価や世間の評判なんて歯牙にもかけず、ダメなものはダメと断ずる痛快至極な文芸対談!! この辛口対談を読み終わったらあなたの「ベストセラー」への考え方が変わるかも?!全ての本好きに贈る、本好きによる「ベストセラー」への疑惑。必読です!!

◆与謝野晶子「みだれ髪」/夏目漱石「それから」/武者小路実篤「友情」/宮沢賢治「銀河鉄道の夜」/吉川英治「宮本武蔵」/谷崎潤一郎「細雪」/三島由紀夫「潮騒」/松本清張「砂の器」/リチャード・バック「かもめのジョナサン」/穂積隆信「積木くずし」/俵万智「サラダ記念日」/村上春樹「ノルウェイの森」/さくらももこ「もものかんづめ」/渡辺淳一「失楽園」/J・K・ローリング「ハリー・ポッターと賢者の石」/「金持ち父さん 貧乏父さん」/「チーズはどこに消えた?」/「世界の中心で愛をさけぶ」etc...  
ぴあ (2004/10)



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by yomodalite | 2009-05-25 22:43 | 文学 | Trackback | Comments(0)

5月のきもの

f0134963_1729101.jpg5月はまだ袷だなどと言う人がいますけど、日中30度近い気温になる日も多いし、どうしてそんな無理をしなくてはいけないのでしょう。単衣でも暑いこの季節が一番きものにとって難しい季節に感じます。

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by yomodalite | 2009-05-24 17:34 | きもの | Trackback | Comments(0)

池田重子流きものコーディネート 夏のおしゃれ/池田重子

池田重子流きものコーディネート 夏のおしゃれ

池田 重子/実業之日本社




『冬のおしゃれ』『春のおしゃれ』に続いての出版。 『日本のおしゃれ』展のカタログも全冊もっているので、ここまで購入を我慢していたのですが、5月とは思えない暑い日に書店で立ち見してしまったら、暑さを忘れるほどの清涼感溢れる美しいコーディネートに、つい惹き込まれて、うっかり買ってしまいました。


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3990円は確かにお高いのですが、コレクション級のきものがコーディネート解説つきで、美しいエディトリアルデザイン。

細部のアップ写真や歳時記版というのも観やすいので、『日本のおしゃれ』展カタログを持っていない方なら、即買いの一品です。これに、履物も合わせてくれていたらもっと最高だったんですけど・・・



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【内容紹介】きもののおしゃれは自由で知的で芸術的。明治・大正・昭和初期の和装美を、日本を代表するきものデザイナー「池田重子」がきもの絵巻で伝える待望の日本の歳時記——「夏編」

池田重子が魅せるきもの美学。きものや帯、小物のそれぞれがきもの姿でみごとに物語性を紡ぎ出し、いっそう美しいオーラを放つ池田重子コレクション。本書は「日本のおしゃれ展」で圧倒的な人気を誇るコレクションの中から、未公開数点を含む夏の装い70点と小物を厳選した、夏のおしゃれの決定版。「冬のおしゃれ」 「春のおしゃれ」に続く、待望の夏編。シンプルで優美なコーディネートテクニックを現代のきもののおしゃれに生かしていただきたい。夏のきもの姿の美しさを堪能できる一冊です。
実業之日本社 (2009/4/28)



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by yomodalite | 2009-05-24 15:48 | きもの | Trackback | Comments(0)

図説 着物柄にみる戦争/乾 淑子


図説 着物柄にみる戦争

乾 淑子/インパクト出版会




実際に着物として着付けたものを期待していたのですが、ハギレによる柄図鑑がほとんどで、当時の着こなしがわかる写真や、コーディネート写真が1枚もないのは至極残念。

国威発揚というよりも、現代のアニメのヒーローなどと同じように、航空機や戦艦や兵隊が描かれていて、いわゆる吉祥柄として流行していた模様。戦争柄は男児のきものと男性の襦袢が主ですが、女性用の襦袢も多くあり、これは花柳界の女性が主に着用していたということで納得。

これらの着物が流行っていたのは日清、日露戦争を経験した明治から昭和20年代まで。近代日本史に興味のある方へ。

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【BOOKデータベース】兵器や兵隊などを図柄に、日清日露・十五年戦争下で生まれた「戦争柄」165点を体系化し、カラー図版とともに解説。 インパクト出版会 (2007/07)



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by yomodalite | 2009-05-22 14:02 | 戦争・軍隊 | Trackback | Comments(0)

日米同盟の正体ー迷走する安全保障/孫崎享

f0134963_12162425.jpg著者は外交官として、ソ連、アメリカ、イラク、カナダ勤務の後、ウズベキスタン大使、国際情報局長、イラン大使を歴任し、2002年防衛大学教授という経歴。

本著は、日米安保体制(日米同盟)が、国民の知らない間に、完全に米国の戦争協力の道具に変えられてしまっていることを白日の下にさらし、これからの日米同盟とは、米国の「テロ」との戦いに日本がどうやって協力させられていくかという事でしかない、という内容。

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by yomodalite | 2009-05-22 12:21 | 政治・外交 | Trackback | Comments(0)

そは何者/東郷隆(とうごう りゅう)

f0134963_1120431.jpg著者は直木賞候補にも幾度か挙っている方ですが、今回初めて読みました。

本書は、「あとがき」によれば、偉大な文学者たちがどのようにして、傑作をものに出来たのか、というテーマでのパスティーシュを試みた作品。

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by yomodalite | 2009-05-22 11:22 | 文学 | Trackback | Comments(0)

33個めの石 ー 傷ついた現代のための哲学/森岡正博

33個めの石 傷ついた現代のための哲学

森岡 正博/春秋社



こちらは、ダーリンが図書館で借りてきたもの。

私は、本に限らず、お代を払っていないものにあれこれ言うのはマナーに反することだと思っています。文句を言うのはお金を払ってから。図書館で借りた本というのは、間接的に税金を払っているかもしれませんが、お代を払ったとは言えませんし、しかも、この本は自分で選んでもいないのですが・・・

最初のお題は「赦すということ」。

著者は、死刑制度に反対で、日本では終身刑の制度がないので、終身刑の新設と引き替えに、死刑を廃止するのがいちばんよいという考えを述べています。

実は、死刑に関しては私も似たような考えをもっています。

7、8年前にあるきっかけから、死刑について色々考えたことがありました。ある死刑囚に興味を持ち、その支援者の人や、死刑囚自身と文面を通じて交流したり、死刑廃止議連や、アムネスティ等の関係者など、死刑囚支援の実態を、ほんの少しだけですが垣間見たという経験をしました。

私はその経験を通じて、死刑は廃止した方が良いという結論には達しましたが、多くの「死刑廃止論者」との間には、通じ合えない大きな溝を感じました。(「死刑存続論者」とも通じ合えない溝を感じましたが...)

森岡氏の文章に最初に感じたのは、それと同様の「匂い」でしょうか。

「赦すということ」は、4章あります。

この本は下記の写真のように、見開き2ページで1章になっていて、文字数にして大体800字未満。400字詰め原稿用紙2枚でしょうか。

以下、青文字は内容の要約。


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「1」 死刑制度に反対であることを述べ、犯罪者であろうとこの世にうけた命だけはまっとうしてほしい。死刑反対論は人間の感情をまったく理解しない頭でっかちの冷血人間ではないということを知って欲しい。

「2」 米ペンシルベニア州で、銃をもった男が小学校に侵入し女子児童を10人殺傷してみずからも自殺するという事件が起きた。被害者のアーミッシュは、後日、その犯罪者と家族とを「赦す」と宣言した。

「3」 英国BBCテレビの特別番組。犯罪者とその被害者家族をスタジオに呼んで対話してもらう番組。被害者家族が犯罪者を赦すことはできなかったように思われた。そこには容易には越えることのできない溝が厳然と存在していたのである。

「4」 犯罪者と被害者を対面させて、なぜそのような犯罪が起きたのかを話し合い、これからどうしていけばいいのかを集団で探っていくという試みが世界中で始まっている。これは「修復的司法」と呼ばれる。このような試みは、大切なものであるから、これからもっと進めていかなくてはならない。残された家族が殺人犯を赦すという可能性は、原理的には開かれている。そしてその場面こそが、宗教というものが発生する現場であるように私には思えてならない。日本に住む我々の多くは無信仰である。既成宗教の枠に入り得ない人々が、このような赦しを行なうことがほんとうにできるのか。その可能性をたんねんに探っていくことこそが、現代の哲学に問われている最大の課題のひとつであるように思われるのである。



私は、ここまで読む間に、奥付の著者紹介を何度も見直しました。

ここまでの問いかけに疑問があるのではなく、この問いに対しての著者の態度が「哲学」を学ばれた方には到底思えなかったので。

◎1958年生まれ(私よりだいぶ年上!!!)
◎哲学者???
◎大阪府立大学人間社会学部教授!!!
◎研究テーマは、生命学・哲学・科学論・従来の客観的な学問の枠組を超えて、自らを棚上げすることなく果敢かつオリジナルな思索を展開、人間学の領域を大きく押し広げる。

オリジナルな思索? 人間学の領域? 哲学を学んでいないという意味では???

「赦すということ」の次は「自殺について」。

これも1〜4章あって、現代の哲学者の恐るべき実体に更なる「衝撃」を受けたのですが、

「1」 学生の自殺。君たちには自殺して欲しくない。なぜなら私が悲しむから。

「2」 夜の住宅街で頭を抱えてうつむいていたスーツ姿の中年男性に何もできなかった。何かをするべきではなかったのか。。。。

「3」 若いときに一度だけ自殺をしたいと思った。それはどこか甘美な気分でもあった。死がそのように心地よいものであれば、死を選んだ人たちもそれほど苦しまなかったのかもしれない、と思おうとしている自分がいる。

「4」2006年に靖国神社に行った。日本の戦争責任に関心ある者としては、ぜひ一度は行っておかなくてはならない場所だと思ったからである。当時の郵便電信局に勤める17歳の女性の写真が飾ってあった。終戦直後に青酸カリを飲んで服毒自殺したのだ。彼女たちがみずから進んで服毒自殺するような状況を作り出したというまさにこの一点にこそ、戦争の悪のすべてが凝縮されているように、私には感じられたのである。


本書を書店で1ページでも立読みしていたら、私は絶対に買うことはないし、借りて読むことも絶対になかったでしょう。大阪府立大学の人間社会学部に学ぶような子供がいなくて運が良かったとすら思いました。

若いときにたった一度しか自殺を考えたことがなく、哲学の道へ?!日本の戦争責任に関心があるというのに、48歳になるまで靖国神社に行ったこともないという、驚くべき51歳で、哲学者と名乗る著者のこの軽さ、浅さは、一体何なんでしょうか...

読者を恐ろしく低レベルに設定して、自分だけは「良心」や「正義」があると無条件に信用しているところが、なんか「新聞ぽい」と思ったら、

1996-1998年まで『朝日新聞』書評委員で、2008年からは、朝日新聞「悩みのレッスン」の回答者なんですねww

☆(判定不能)
__________

【BOOKデータベース】自殺、死刑制度、脳科学、環境問題、宗教の功罪、ジェンダー。現代の「痛みと希望」について思索した、魂のしずくのようなエッセイ。春秋社 (2009/2/17)

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by yomodalite | 2009-05-21 14:13 | 宗教・哲学・思想 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite