<   2008年 10月 ( 23 )   > この月の画像一覧

特に語りたいことはありません。ただただ捕獲しておきたいだけ。
写真は、一部をのぞき『必殺仕事人III』のもの。


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必殺シリーズで勇次が初登場したのは『新・必殺仕事人』で他に『必殺仕事人III』『必殺仕事人IV』『必殺仕切人』のシリーズに出演しているもよう(スペシャル除く)『必殺仕事人IV』第23話からは、仕事の際に「南無阿彌陀佛」と背中に刺繍された羽織を着用しているらしい。



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『必殺! 三味線屋・勇次』(1999年)という映画や、土曜ワイド劇場「京都マル秘仕置帖」(1999年)「京都マル秘仕事人I・II」(2001年、2002年)というスピンオフ作品では中条きよし扮する音楽教室の講師が勇次をイメージした仕置を行うシーンがあるとか。



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ああ、棺桶の錠の沖雅也さんも見たい!

『必殺仕事人Ⅳ』/三味線屋の勇次(中条きよし)[2]に続く



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by yomodalite | 2008-10-31 17:04 | 美男・美女 | Trackback | Comments(0)
f0134963_2125522.jpg銀座博品館劇場で「源氏物語」の1千年紀を記念して行われているイベントの中で、立川談春の落語版「源氏物語」に行ってきました。落語の「源氏物語」って、どうなるのかな〜と思っておりましたが、期待以上に大笑いの連続。

☆続きを読む!!!
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by yomodalite | 2008-10-30 21:27 | お笑い・落語 | Trackback | Comments(0)

ジャパンクールと情報革命 (アスキー新書 81)

奥野卓司/アスキー・メディアワークス



『日本発イット革命』、『ジャパンクールと江戸文化』に続く奥野氏の『ジャパンクール』3作目。今回はようやく超ダサダサ装幀の岩波書店から離れて、新書で読めることがまずうれしい。上記2作を読んでいない人は、まずこちらをお求めになることをオススメします。

アマゾンで「ジャパン・クール」で検索すると(クールジャパンも含む)嶌 信彦、杉山知之など単行本でおよそ10作ほど出版されているようです。「ジャパンクール」に関しては、これまでの著書と同様(マンガ・アニメを中心とする日本発カルチャー)で新たなものはありませんが、それの捉え方が、鴻上尚史がNHK-BSでやっている番組とか、他の「ジャパンクール」本との異なり、安易な日本礼賛ではなく、むしろ日本人がまだ気づいていない 「モノづくり社会」への警鐘から、「モノ語りづくり社会」への転換という視点を提示しています。

農耕社会から工業社会、そして情報社会という流れは真実ではないということなど、「ウェブ2.0」が、肌にあわないと感じている人にもオススメ。

とくとみぶろぐ
http://tokutomimasaki.com/2008/10/cool_japan.html
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【内容紹介】バブル崩壊以降の「失われた10年」は、製造業を中心とした日本の産業構造に原因があった。一方でアニメ、マンガなどの日本産コンテンツは、「ジャパンクール」として世界に受け入れられている。ここに隠された情報革命の本質とは何か? 工業社会から情報社会への転換がもたらす、生活・文化とビジネスの変容を見通す。

【出版社による紹介】コンピュータやケータイのうえで起こる新たなコンテンツの創造・発信、それによる産業構造の変化と私たちの生活・文化の変容こそ、情報革命の本質である。この「モノづくり」から「モノ語りづくり」への革命のなかで、日本のアニメ、ゲームなどは「ジャパンクール」として世界で大いに歓迎されている。「遊び」「学び」「癒し」を個人が楽しみ、それを提供する産業を育てることこそ、未来の日本型情報社会のあるべき姿である。アスキー・メディアワークス (2008/10/9)

【目 次】
第一章 日本は「モノづくり」大国か?
第二章 「涼宮ハルヒ」の教えたこと
第三章 工業社会の後に「情報社会」が来るという嘘
第四章 「モノづくり社会」から「モノ語りづくり社会」へ
第五章 東アジアの「モノ語りづくり」産業
第六章 農耕社会・日本が情報社会に生きる道
第七章 情報社会のユーザーの姿を探る方法



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by yomodalite | 2008-10-30 10:03 | 評論・インタヴュー | Trackback(1) | Comments(0)
『マネーロンダリング』の橘玲氏による、経済エンターテイメント。1話に1理論のさわりというか入門レベルの話がドラマ仕立てでまとまっていて気軽に楽しめます。なんとなく「笑ゥせぇるすまん」ぽいかな。

借金返済に悩むフリーター→「行動経済学」
八方ふさがりのヤ○ザ→「囚人のジレンマ」
イジメられっ子の小学生→「ネットワーク経済学」
マルチ商法のセールスマン→「社会心理学」
援助交際を始めようとしていた18歳の女→「ゲーデルの不完全性定理」

怪しげなビジネスに勧誘されやすい大学生の入学の贈り物なんかにいいんじゃないでしょうか。

社会人になる前にこれらの基本を押さえておくと良いと思います。

◎IdeaFlow
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【内容紹介】「相談無料。地獄を見たら亜玖夢へ」新宿・歌舞伎町裏の「亜玖夢コンサルタンツ」。異形の博士が学識の全てを傾け相談者の悩みを解決。ブラックユーモア溢れる一話一理論。文藝春秋 (2007/11/28)





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by yomodalite | 2008-10-27 15:51 | ビジネス・経済・金融 | Trackback | Comments(0)
浮世絵と、着物のことばかり考えていて読書がはかどらない。。。こちらは、旦那が図書館で借りてきたものをナナメ読んだもの。

冒頭には、巨大クリオネとか伝説の卒業アルバムとか、お笑い要素が感じられるのだけど、本編に突入すると、

サブリミナルとか、GHQから始まった日本洗脳計画とか、911の疑惑とか、長く首相を勤めた総理大臣と、そうでない首相の違いとか、オバマとクリントンの話とか、、もうホントのことばっかり!?で、普通の陰謀論の本になってます。(/・_・\)アチャ-・・


「都市伝説 2 インフォメーション」
http://www.takeshobo.co.jp/sp/toshidensetsu2/

「ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説2がオウム真理教とシンクロ」
http://www.kotono8.com/2008/08/04toshidensetsu.html
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【要 旨】
巨大クリオネがいた、日本を支配する秘密結社の陰謀、お札に隠された驚愕の事実、など、あなたの思考が覆される話が満載。世の中で言われている不思議な話やうわさ話、著者なりのルートで集めた話の中からまとめた「セキ・アキオの都市伝説」。

【目 次】

第1章 秘密のシグナル
・あなたは見られている
・サブリミナル
・隠されている666
・ネットの中の666
・一ドル札の秘密
・マーキングOFピラミッド
・スター○ックスの秘密
・ロゴに隠された666
・OK6OK
・関口暁夫の都市伝説コラム1 CHQの洗脳1

第2章 裏側の世界
・ドル紙幣がテロを予告
・18という数字
・秘密のサイン
・悪魔崇拝
・Mと13
・バミューダ・トライアングル
・ゴアとノーベル平和賞
・関口暁夫の都市伝説コラム2 CHQの洗脳2

第3章 ニッポン・ミステリー
・新・学校の七不思議
・東京のパワー源
・富士樹海の謎
・タランティーノのメッセージ
・八十八ヵ所巡り
・プレ○テ3が外国人に盗まれた
・モンス○ーズインク
・マザーハンド
・何かにおう小泉
・関口暁夫の都市伝説コラム3 CHQの洗脳3第4章 お札に隠されている秘密
・日ユ同祖論〜不思議な一致、日ユ同祖論〜祇園祭の謎 ほか

第4章 お札に隠されている秘密
・日ユ同祖論~不思議な一致
・日ユ同祖論~祇園祭の謎
・日ユ同祖論~太奏の痕跡
・一万円札に隠された秘密
・五千円札の秘密
・千円札の秘密
・お札は語る
・関口暁夫の都市伝説コラム4 CHQの洗脳4

第五章 新世界秩序
・オバマ&クリントン
・二〇一二年地球滅亡説
・New World Order
・大空のサムライ
・受け継がれし語られる者たちへ
・関口暁夫の都市伝説コラム5 お札のピラミッド




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by yomodalite | 2008-10-27 15:47 | お笑い・落語 | Trackback | Comments(0)
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☆浮世絵のきもの[1]「ボストン美術館 浮世絵名品展」の続き

カタログを眺めていて、更に気になったのは、人物のほとんどが「足袋」をはいていないこと。首元からずいぶんと着込んでいることがわかるような冬の装いでも、足袋は履いていない。

調べてみると、

(ウィキペディアより省略引用)

足袋は布製のものが登場したのは江戸時代初期で、それまでは、革製のものが江戸時代初期まで貴族や合戦時の武士に用いられていた。現在の金属製のこはぜがついたものは、江戸後期から明治前期に普及したもの。

また、「白足袋」は、茶人や僧侶、能楽師、歌舞伎役者、芸人が使用し、能舞台、所作板、弓道場などは白足袋着用でなければあがれないことが多く、土俵上でも白足袋以外の着用は認められない。これらの例からもわかるように白足袋は清浄を示す象徴であり、ほかの足袋とは性格の異ったものとして扱われている。男性は、平服時は「黒足袋」、女性は色足袋を使用していた。

(引用終了)

とのことなので、他所様のお宅に伺うときに白足袋を別に用意するなどは、明治以降の女子教育から始まったのではないかと思う。(ちなみに明治維新期までの寺子屋は男女共学が主流だったので、明治以降の女子教育というのは大抵は欧米の影響ですね)

とにかく足袋を履いている絵は、春信の「伊達虚無僧の男女」と、歌麿の「鷹狩り行列」など、ごくわずかで、磯田湖龍斎の「雛形若菜の初模様」など、吉原の遊女の正月の一張羅を描いているはずなんだけど、やっぱり裸足。

で、裸足といえば、辰巳芸者が有名ですけど、

(ウィキペディアより省略引用)

辰巳芸者(たつみげいしゃ)とは、江戸時代を中心に、江戸の深川(今の東京都深川)で活躍した芸者衆のこと。深川が江戸の辰巳(東南)の方角にあったことから「辰巳芸者」と呼ばれるが、羽織姿が特徴的なことから「羽織芸者」とも呼ばれる。

「意気」と「張り」を看板にし、舞妓・芸妓が京の「華」なら、辰巳芸者は江戸の「粋」の象徴とたたえられる。冬でも足袋を履かず素足のまま、当時男のものだった羽織を引っ掛け座敷に上がり、男っぽい喋り方。気風がよくて情に厚く、芸は売っても色は売らない心意気が自慢という辰巳芸者は粋の権化として江戸で非常に人気があったという。また源氏名も「浮船」「葵」といった女性らしい名前ではなく、「音吉」「蔦吉」「豆奴」など男名前を名乗った。

(引用終了)

辰巳芸者じゃなくても、みんな裸足じゃん!

それに羽織を着た芸者の絵が1枚も見当たらないんですけど。

羽織の美人画といえば鏑木清方(1877〜1972)の『築地明石町』の美人も裸足だけど、でもあれは羽織じゃなくて道中着ですよね。当時あれを「羽織」といったかもしれませんが、辰巳芸者は男羽織を着ていたはずなんですよね〜その弟子の伊東深水(1898~1972)も生まれが深川で、辰巳芸者の絵を描いたと思っていたけど、大正から昭和の画家だし。。。

とにかく、実際に「江戸の粋」と言われた辰巳芸者のファッションが確かめたくなりました。こんなに裸足が多いのなら、辰巳芸者の裸足というのは、襦袢とか、蹴りだしなどもなくて、かなり生足が見えていたとか、なんかもっと特徴があるかもしれないですよね。

なんとなく現在の辰巳芸者のイメージは「江戸褄」を着ているような印象があるのだけど、羽織を着ているのは見たことないような気がするし。。。

で、ネットを徘徊しまくったのですけど、決定打がありません。

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いづつやの文化記号


この絵は、上記のサイトからお借りした画像なんですが、大体こんなイメージをもっている方が多いのではないでしょうか?私もこれをイメージしていたんですけど、なんだか裸足というだけでは、本当にこれが「辰巳芸者」かどうか確信がもてません。


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こちらは、歌麿の「辰巳路考」。路考という名の辰巳芸者を描いたものなので、辰巳芸者に間違いないでしょう。でも上半身だけだけど、帯がちらりと見えているので、多分羽織は着てませんね。

茶色の地に縞の着物、辰巳芸者は地味な鼠色や、茶の着物を着ていたらしいので、「江戸褄」というのは、やはり柳橋や、日本橋の芸者と混同している可能性もありますね。髪飾りはべっ甲でしょうか。地味なきものに、べっ甲の髪飾り。確かに、なんとなく「江戸の粋」という感じがします。でもどうして「羽織」じゃないのかなぁ。。。

下記は、門前仲町、富岡八幡宮の 「深川八幡祭り」での辰巳芸者の手小舞の木遣り行列です。詳しいことはよくわかりませんが、本来は、読んで字のごとく木を遣り渡す(運ぶ)という意味で、威勢のいい町火消のお兄さん達に唄われる唄で、江戸の中期ごろには鳶職人の人達の間で盛んに唄われていたそうで、そのうち町火消が鳶職人を中心に誕生したため、木遣り唄も自然と町火消の中に溶け込み、受け継がれていったといわれています。


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手小舞は、保存会の人により受け継がれているもので、当時の辰巳芸者は、このようなファッションで、祭りを盛り上げていたようです。火消しの半纏を着ていますが、片肌を脱いで赤い襦袢を半分見せています。

辰巳芸者は、深川・木場の職人に愛された芸者ですから、もしかしたら、「羽織」も職人のものということはないでしょうか? 侍を思わせる黒い羽織では、職人の街に不似合いですよね。

とにかく、浮世絵、歌舞伎などで「辰巳芸者」の画像がないかと、必死に探したところ、
こちらを見つけました。

◎落語「名月八幡祭り」の舞台を歩く


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「吾妻源氏 辰美の秋月」国貞画



辰美=辰巳。辰巳の花街の様子です。この絵の一見浴衣?に見える。。これ職人の羽織柄じゃないでしょうか。男羽織をそのまま着ていたのかと思っていましたが、これが羽織だとすると特注ですね。今の羽織とは全然ちがって、着るというよりはマントのように纏っているという感じでしょうか。


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「縮屋新助と芸者美代吉」歌川豊国



上記と同様、着物と同じぐらい長い「羽織?」ですね。
辰巳芸者は「江戸褄」ではなくて、羽織も黒じゃないんでしょうか?

《追加考察》

上記を、羽織と考えるのは、やはり違うのかもしれません。ただ、役割がはっきりしていた吉原芸者の「羽織」と違って、辰巳芸者の羽織とは、フリーの女の意気=男装で、それは下町気質を担っていたはず。「羽織」は、辰巳芸者登場時の流行であり、かなり短い期間の流行だったのかもしれません。ファッションとは大体そういうものですから。ですから、隆盛を誇っていた時代を通してのスタイルではないのかもいれません。

芸人は、羽織に白足袋が基本だったところを、羽織のみ、引っ掛けて。。という気分が「辰巳芸者」の「男気」な気風とあっていたのかもしれません。。。
__________

歌舞伎に詳しい方がおられましたら「名月八幡祭り」や「梅ごよみ」「ゆうれい貸屋」などでの辰巳芸者の衣装はどんな感じだったのか教えてくださいませ。

鈴木春信の「伊達虚無僧姿の男女」に関しても色々探りたいけど、ちと疲れが。。江戸の謎は深いです。。。

☆浮世絵のきもの[3]「ボストン美術館 浮世絵名品展」(Ⅱ)辰巳芸者とは?に続く

◎「杉浦日奈子のおもしろ講座」●大江戸深川事情●
◎『歌舞伎役者市川亀治郎が語る浮世絵の魅力』 〜vol.2 伊達虚無僧姿の男女

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by yomodalite | 2008-10-26 00:43 | きもの | Trackback | Comments(4)
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先週「ボストン美術館 浮世絵名品展」を観に行って感じたことなど。

ボストン美術館は浮世絵収蔵において世界最大の数量と質を誇っているそうで、今まで見たことがないような初期の浮世絵作品から北斎、広重、写楽、歌麿などのビッグネームまで、全部で159作品を鑑賞して、あらためて、今まであまり浮世絵を観ていなかったことに気づきました。

これまで浮世絵の美人画といえば「遊女のブロマイド」という側面を強く感じていて、裾が長く、何枚もの重ね着しているのも、遊女ならではの衣装と思っていたのだけど、冒頭の絵、鳥居清長の「日本橋の往来」(1786年頃)は、当時の正月の正装を描いたものなのだけど、全員今のきものとは違い、かなり身幅のゆったりした着物を幅広の帯で締め、裾は地面に広がるほど長い。

左の黒頭巾の女は、解説によると「女房」とだけあるので、階級はわからないんですが、帯を前で結んでいます。こんな風に帯を前で結ぶのは遊女が衣装を華やかにするためとばかり思っていたのだけど、、そういえば郭では客とは夫婦ということになっていて、遊女は「女房」なので、別の遊女と遊ぶと「浮気」になるとか。。帯を前で結ぶのは「女房」の記しだったんですか?(そんなことも知らなかったのかと突っ込まれてます??)

右は武家か裕福な商家の娘と二人の侍女と小僧の一行。角隠しは嫁入りのときだけでなかったんですね〜裾だけでなく、袖まで地面につきそうです。みなさん、お着替後、どんな手入れをしてたのやら。

こういう裾の長い着物は別に正月に限らず、日常を描いた絵も同じで、襦袢は裾から見えて当然、歩くときは前がはだけて八掛けがチラチラじゃなくて、何枚か重ね着した襦袢(襦袢ていうのかな?)を常に見せているのが普通のようです。

この展覧会で展示されているのは1705〜1859年頃の絵なので、江戸時代後期まで網羅しているのですが、幕末の頃も特にこういった衣装の変化は見られない。

それで、ふと思ったのですけど、このような着物では「正座」ってできませんよね。
少なくとも現在のような着物を膝の下に敷くような正座はできませんね。平安時代は立て膝だったということは知っていましたが、この衣装を見る限り、椅子の生活に慣れた現在の生活以上に「正座」をしていたとは思えません。

(ウィキペディアより省略引用)

正座とは、元々、神道での神、仏教で仏を拝む場合や、征夷大将軍にひれ伏す場合にのみとられた姿勢であった。日常の座法は武士、女性、茶人などでも胡座(あぐら)、立膝、で座る事が普通であった。
江戸時代初期、正座の広まった要因としては、江戸幕府が小笠原流礼法を採用した際に参勤交代の制定より、全国から集められた大名達が全員将軍に向かって正座をする事が決められ、それが各大名の領土へと広まった事が一つ。また、別の要因として、この時代、庶民に畳が普及し始めた頃であったことも要因であるという。

(引用終了)

ということで、江戸初期から正座が広まったと、ウィキペデイアにはあるのだけど、確かに、江戸時代の寺子屋の就学率は70~86%と言われていて、一校あたりの生徒数は10人から100人ぐらいらしいので、そういった学校では子供が学習時に正座をしていたことが想像できるのですが、大人の女性が絹物の衣装で「正座」をするのは、かなり日常から離れた行為だったのではないでしょうか。
書道に励む上流階級の娘や(1793〜96)、「画」をたしなむ上品な女性の浮世絵(1794〜98)などを見ても、いずれも膝と膝の間に腕があって、正座ではないことがわかります。

現在、きものといえば茶道。茶道といえば「正座」ですよね。私は「正座」が大嫌いなんですけど、体勢がキツいだけでなく、正座のまま「にじり寄る」とか、なんか屈辱的で、絹物にどうしてそんなことをと、いつも思っていました。実際、韓国では昔の日本と同様に立て膝で、「正座」は囚人の姿勢と言われています。正座は身分制度をなくした明治維新後の日本人を全員一から「礼儀指導」するための「教育」だったかもしれませんね。「道」には大体そのような側面がありますからね。

やっぱり「江戸」はいいなぁ〜。

☆浮世絵のきもの[2]「ボストン美術館 浮世絵名品展」(Ⅰ)辰巳芸者とは?に続く

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◎ボストン美術館 浮世絵名品展 特設サイト
http://www.ukiyoeten.jp/

◎ほぼ日刊?着物新聞
http://plaza.rakuten.co.jp/mmarri/diary/200810200000/

あるYoginiの日常
http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-415.html

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by yomodalite | 2008-10-24 11:29 | きもの | Trackback | Comments(1)
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『大江戸捜査網』不知火のお吉に続いて、いさり火のお紺の山口いづみさん。この頃の山口いづみさんは、もうありえないぐらい可愛らしくて・・この顔の形、このくちびる!これを見てやっぱりアンジェリーナ・ジョリーの方がなんていう日本人いるのかな?(いるか・・w)

『大江戸捜査網』は、女性が二人の場合、男装の魚屋と芸者という組み合わせが多いみたいなんだけど、本来魚屋役の不知火お吉の江崎英子さんも、笑顔がとびきりキュートな童顔系で、


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あんまり魚屋の扮装をしてないので、2人とも可愛らしくて『大江戸捜査網』の中でも特にガーリッシュなシリーズと言っていいと思います。

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で、ファッション・チェックは、この衣装。グレーの地に花の模様?の小紋。地は細かい籠の目になっているようで、TV撮影用としては、凝った柄ですね。でも素敵なのは、きものだけじゃなくて、薄いピンクの半襟に、襦袢、八掛けを半襟より濃いピンクで統一していて、動きによって、このピンク色がチラチラ見えるところがすごくカワイイんですよね。
きものは地味目なのに、帯の朱赤の博多帯、手にはやはり濃いピンクの麻の葉柄の風呂敷包みをもって、お紺さんが登場した時は拍手を贈りたくなるほどでした。しかも、後ろ姿を見るとタレの部分に紫の別布がついていますよね。これ何と言うのかわかりませんが、戦闘シーンになると、ヒラヒラとして美しい。

不知火お吉は大抵半襟、襦袢、八掛けを水色にしていて、これもすごく素敵でもう今すぐにでも、手持ちのきものの八掛けをお吉の同じ水色に全部統一したいぐらいなんですけどこの薄いピンクもイイですね〜。地味な紬や、縞のキモノにこそ真似してみたいアイデアだと思います。


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もう一着は茶の格子柄のきもの。私は格子柄はなんか田舎臭く思えてあまり好きではないんですが、これは黒繻子の襟に、黒一色の帯を角だしに結んで、帯揚げは半襟と同じ水色がチラリと効いていて、すごくモダンだと思いました。

黒の掛襟は、時代劇には頻繁に出てきて、着物の襟を汚さないためとか、当時は実用面もあったのだと思いますが、これだけ流行しているのは、やはり日本髪で、横に広がった頭を独立して大きく見せないためと、帯によって縮めた胴(身長を3:7で分割)もすっきりと見せることが出来る上に、着物と帯の柄どうしの組み合わせも容易にしているんだと思います。

時代劇のきもの(1) の下から3番目のきものなど、この黒繻子襟があった方が素敵ですよね。別に日本髪じゃなくても、「掛襟」ってイイかもしれないと思いました。やってみようかな〜。



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by yomodalite | 2008-10-23 23:07 | きもの | Trackback | Comments(6)
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『大江戸捜査網』は『新・大江戸捜査網』も含め1970年から1992年まで放送されたTVシリーズなんですけど、ここでは、第3期(里見浩太朗版)のいさり火お紺と不知火お吉2人のコンビが活躍していた1974〜1976年の着物のおしゃれに関してのみあれこれと。。。まずは、不知火のお吉の江崎英子さんから、

いつもお風呂上がりのようにすっきりとした色白肌にナチュラルメイク、任侠味がなくて、清潔感がある姐さん演技がたまらない、不知火お吉の江崎英子さん。こういう美女には今時代劇でしか出会えません。

不知火のお吉は、これまでの時代劇の中でも最高の江戸前美女ではないでしょうか。

江崎さんご自身の美しさはもちろん、アクションシーンのかっこ良さもドリュー・バリモアや、ルーシー・リューに見習ってほしいぐらいなんですが、ファッションセンスも『チャーリーズ・エンジェル』以上。時代劇の町人衣装は、黒掛襟がほとんどですが、お吉はそうでないことが多くて、その点も、現在の着物好きに見逃せないところです。(黒掛襟の魅力に関しては、いさり火お紺の山口いづみさんのところで書く予定)



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最初の写真は、薄桃色の地に鴇色の細縞にブルーグレーの模様。ブルーグレーの地の模様はたぶん鯉のようです。

半襟も、長襦袢も「水色」!このくすみのない薄い水色が、色白肌を健康的に白く見せるのに一役かっています。黒紫の地に華紋が大きくくっきりと抜けた帯も、これ以上ないような組合せ。おはしょりは少なく、その分帯を幅広に締めてます。(時代劇の美女の半襟がほとんど「水色」なので、わたしもこんな感じの半襟が欲しいと思ったのですけど、ちりめんじゃなく、色もこのぐらい淡い水色の半襟って全然見かけませんね〜。)



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お吉の着物は、舞台にも映えるけど現実感があって、鈴木清順の浪漫三部作以上に目が離せなかったりしてます(清順も大好きですけどね)



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きものは、胴長低身長の日本人が美しく見えるように、まず帯で身長を3:7で分け、帯下を7にすることで足長にみせる。帯でウエストより少し上で分けることにより胴は短くなりますが、注意しないと今度は頭が大きく見えてしまう。そこで襟のあきが重要になってきます。



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今の着付けは、ほとんど半襟を出さず、着物の合わせも深いので、きもの(胴上)と頭の二分割がはっきりしてしまいます。これだとよほど小顔でやせていないと、胴はずんぐり頭はでかいというのがバレバレになってしまいます。長く着付け教室に通っても「美人」になれない理由のひとつはこれですね。



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今色半襟がまた流行っていますけど、お吉の「半襟」は、肌の延長なんですよね。
肩を落として着て、胴を細くみせると同時に首を長く見せる。首の間のラインを半襟で、実際の肌を見せずに肌の延長効果を効かす。着物の襟の合わせも浅くして縦に長いVラインで、胸をすっきり見せています。



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じゃあどうして着付け教室の着付けがキレイに見えないのか?という理由は、時代劇にはまる前に、やっぱり着物中心で観ていた『日本映画専門チャンネル』で、なんとな〜く解ったような気がするので、「近代映画のきもの」(仮)というタイトルで書く予定。

お吉は、若くて肌もすごく綺麗なのでこのぐらい肌を見せても、だいじょうぶなんですけど、35歳以上の女子はどうすればいいの。

に関しては、次回、時代劇のきもの(3)/『大江戸捜査網』いさり火のお紺(山口いづみ)で引きつづき考えることに、、

ちなみに江崎英子さんは『ルパン三世 実写版』で峰富士子役もやっています。



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☆こちらの動画は杉良太郎版なので、ここでの写真より少し若い江崎英子さんです
大江戸捜査網 (1973年) ‐不知火お吉 (江崎英子)

黒地に蝶の型抜き模様の着物に白の博多帯。半襟、長襦袢、八掛はいつもどおり「水色」ですごくキレイ!



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by yomodalite | 2008-10-21 20:53 | きもの | Trackback | Comments(4)

「ガン呪縛」を解く〜千島学説的パワー 第5版

稲田 芳弘/株式会社 Eco・クリエイティブ




先日といっても10月1日なので、しばらく経ってしまいましたが、東京タワーがピンク色に染まりました。ピンクリボンキャンペーンの一環で、「乳がんへの正しい知識と早期発見の大切さ」の啓蒙を目的をしているそうです。同日ペニンシュラ東京もピンク色のライトアップになり、こちらは10月31日までなのでまだ観られます。

こういう美しい夜景を真近に観られるのは都会に住む魅力だなと思いますが、東京タワーなどたった1日のライトアップに随分費用がかかっていそうだなぁ。いったい予算はいくらぐらいなんだろう?どこから予算が?協賛企業の華やかさから考えて「電通」も相当儲けていそうだな。。。

ふむ、これはうさん臭いという結論に至るのが、江戸っ子の心意気かと思うのですがw

東京都の無料マンモグラフィ検診を受けて驚いたのですが、あの婦人科での台にのる検診より、よほど屈辱的で、想像していたよりも何倍も痛くて、どうしてもレントゲン技師の人を睨みつけずにはいられませんでした。(ごめんなさい)

日本はレントゲン被爆に対して無頓着な国であるとよく言われていますが、今まで触診でわかると言われていた乳がんに対して、このキャンペーンにより年に2回も検診を受けている人が増えていることが、果たして本当に女性にとって良いことなんでしょうか?

また、これの数十倍激しいキャンペーンにより、もはや絶滅寸前にまで至っている喫煙者ですけど、喫煙率の劇的な減少によって、ガンが減ったという感想をもたれている方いらっしゃいますか?

うっかり、乳がん=女性というイメージで考えてしまいましたが、『「がん呪縛」を解く』の著者は、自らの「乳がん」発見からそれまで興味をもっていた千島学説にもとづいた治療を実践する決意されたライターの「男性」です。

本の内容は↓こちらに詳細があります。

『「がん呪縛」を解く』出版社の紹介と注文ページ(アマゾン等では購入できません)
http://www.creative.co.jp/m/books/announce2.html

本著はがん患者による治療日記ではなく、なぜ「千島学説」なのか。という内容に終始していますので、実践的治療方法を期待されている方には、ものたりないかもしれません。また結論からいえば、著者は現在のところガン克服には至っていません。ただし速攻手術を何度も奨められてから3年手術なしで転移はみられないそうです。

千島学説については、私にはなんとも言えませんが、「病気は医者ではなく、自ら治すもの」ということがある程度理解できる人、断食で体調がよくなった経験がある人、極端な食事法や高額な民間療法などは経験していない人には、著者に共感できる点が多いのではないでしょうか。

★★★★(ガンになる前に一度は読んでおくべき本)

六城ラヂウムBlog 『「ガン呪縛」を解く』の稲田芳弘氏落下&骨折
http://www.rokujo-radium.com/blog/index.php?entry=entry080712-185009
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著者以外の「千島学説」に関連した本や論考

「千島学説」ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/千島学説

ガンの秘密を解き明かし医学界から排斥されてしまった革新の生命医学理論『千島学説』
http://www.asyura2.com/sora/bd16/msg/165.html

アマゾンで「千島学説』に関連した本
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_gw?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%90%E7%93%87%8Aw%90%E0&x=0&y=0

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by yomodalite | 2008-10-20 11:01 | 健康・医療 | Trackback | Comments(1)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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