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大学講義 野望としての教養

浅羽 通明/時事通信社



厚さ3.6cmにもかかわらず、興味深い内容にぐんぐん読まされました。

下記は、文中のオススメ作品

須原一秀『超越錯覚』
石川英輔『大江戸泉光院旅日記』、『SF西遊記』(講談社文庫)※パロディSFの傑作
橋本治『問題発言2』孤高の小林少年(思想の科学社)
森鴎外『かのように』
福田恒存『人間・この劇的なるもの』『芸術とはなにか』
倉阪鬼一郎『活字狂想曲』(時事通信社)
安野モヨコ『ラブ・マスターX』
呉智英『伴狂賢人経綸問答』
伊藤整『近代日本における愛の虚偽』

関心空間
http://www.kanshin.com/keyword/764409

【目 次】
教養という野望
「相続」が衰退した時代の“教養復興”
啓蒙のジレンマ―個我の確立は強制し得るか
近代以前①ー「教養」はいかに消費されたか
近代以前②ー「趣味」から「拠りどころ」へ・朱子学自発主義の矛盾
近代以前③ー異物・妖怪としての学問と知識人
「トイレの花子さん」のために―空き部屋に宿る魔をめぐって
名前①ー準拠集団を標識するものとして
名前②ー人格統合の指標として
「個」は部屋がつくる①ー自我を宿らせる隠れ家
「個」は部屋がつくる②ー思想体系としての間取り
神と演技ー仏壇・告解・携帯電話
ひきこもる知のメカニズムー須原一秀『超越錯覚』を読む
塔上のマッドサイエンティストー世界鳥瞰者の肖像
大学のハルマゲドンー知のリストラクチャリングを超えて
野望の経過報告〜あとがきにかえて
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【MARCデータベース】飾り物の「知」よ、さらば! 法政大学社会学部第二部において行われた1996年度の社会史の授業をもとに、一斉授業に異議を唱える著者による「本当に使える教養」講義全15講。時事通信社 (2000/06)

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by yomodalite | 2008-02-28 19:40 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

ダンシング・ヴァニティ (新潮文庫)

筒井 康隆/新潮社




久しぶりに筒井康隆氏の著作を読みました。最後に読んだのは10代の頃だったでしょうか(遥か昔ですね)

当時はかなり夢中になって読んでいた記憶があるのですが、20年程もご無沙汰していたようです。この最新作への評価は、筒井氏の老いても盛んな実験的精神への賞賛に集約されるのでしょうが、筒井氏自身は、今更こんなネタを「実験」とは思っていないと思います。ただ、序盤で締めも安易に想像出来てしまうので、残念ながら、途中で退屈してしまって読了まで辛かった。

さて、20年余のブランクを埋めるべく、次は何を読もうかな。。

究極映像研究所
http://bp.cocolog-nifty.com/bp/2008/02/dancing_vanity_775c.html
asahi.com
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200802140097.html
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[要旨]美術評論家のおれが住む家のまわりでは喧嘩がたえまなく繰り返されている。一緒に暮らす老いた母と妻、娘たちを騒ぎから守ろうと、おれは繰り返し対応に四苦八苦。そこに死んだはずの父親が繰り返しあらわれ、3歳で死んだ息子も成長したパイロットの姿になって繰り返し訪ねてくる…。あらゆる場面で執拗に繰り返される「反復記述」が奏でるのは、錯乱の世界か、文学のダンスか?第4回絲山賞受賞。新潮社 (2008/01)

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by yomodalite | 2008-02-28 11:48 | 文学 | Trackback | Comments(0)

アメリカ下層教育現場 (光文社新書)

林 壮一/光文社




チャータースクールの実態、貧困層の教育補助としてのBIG BROTHER&BIG SISTERなどをユースメンターリングの経験を通して紹介。

アメリカの闇を描きつつも、フォアマンの言葉を教える著者にはアメリカンドリームへの厚い信頼が感じられるが、そこから、より一層「アメリカンドリーム」の罪深さを感じてしまう。

【目 次】
第1章/体当たり
最初の授業
ジョージ・フォアマンの言葉
浦島太郎
相撲
集中力はもって50分
殴れたらどんなに楽か……
振り出し
しゃぼんだまと丙牛
第2章/壁
白人の校長
トラビス
中間テスト
実の両親と共に生活している生徒は19名中1名
どうしても伝えたい内容
ヘスース
第3章/チャレンジ
時間がない
ジャップ
ある強盗殺人事件
授業は“生き物”
アメリカの教育格差

えひめ丸
国家
マービン・ハグラーの台詞
さらば教壇
8カ月後の再会―半数の生徒が退学
第4章/ユース・メンターリング
教壇に立った経験を活かしたい
BIG BROTHER&BIG SISTER
20種類の誉め方
ヒスパニックの少年
苛めや暴力を防ぐ効果
第5章/突然の別れ
転校
トレイナー・ミドルスクール
英語が母語の生徒は24名中4名
エピローグ/再会
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【内容紹介】アメリカ在住ノンフィクションライターである著者は、恩師に頼み込まれ、高校の教壇に立つことになった。担当科目は「JAPANESE CULTURE(日本文化)」。前任者は、生徒たちのあまりのレベルの低さに愕然とし、1カ月も経たないうちに逃げ出していた。そこは、市内で最も学力の低い子供たちが集まる学校だった。赴任第1日目、著者が目にした光景は、予想を遙かに超えていた。貧困、崩壊家庭と、絶望的環境のなかで希望を見出せない子供たちに、著者は全力で向かい合っていくが......。子を持つ全ての親、教育関係者必読のノンフィクション。 光文社 (2008/1/17)

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by yomodalite | 2008-02-26 14:30 | 精神・教育・自己啓発 | Trackback | Comments(0)

テロリストのパラソル (文春文庫)

藤原 伊織/文藝春秋



乱歩賞、直木賞、著者の死去という機会を悉く逃していましたが、ようやく読むことができました。すべての登場人物の造形が素晴らしく、セリフが自然で、ハードボイルド風の気負いがなく楽しめる佳作です!

【人物紹介】
菊池俊彦/東大闘争後、新人ボクサーとして目覚ましい成績を残すが網膜剥離のため引退。島村圭介として名を変え、現在はバーの雇われマスター。唯一のメニューであるホットドッグは絶品。

園堂優子/かつての同志にして元恋人。通産大臣を祖父にもち、菊池と別れた後、外務省官僚と結婚したが、15年後に交通事故により死去。 ニューヨーク郊外の高級住宅地に住み、マディソン街の広告代理店に勤務。「メモリー・オブ・セントラルパーク」という短歌の会に参加していた。ペンネームは工藤詠音。
〈油日に火柱のごとき摩天楼ひとつにて拠らむ術なし〉
〈黄昏の街のししむら留めいて赤き果実を剥きシグナル〉
〈殺むるときもかくなすらむかテロリスト蒼きパラソルくるくる回すよ〉

桑野誠/東大全共闘のリーダー。東大中退後会社員を経てフランス留学。その出発前に自ら造った爆弾による爆破事件を起こす。若い巡査が亡くなり、同乗していた菊池(島村)にも嫌疑がかかることになった。

浅井志郎/元警部補で知性派ヤクザ。偵察に行った島村の店のホットドッグの味に惚れ、懇意になる。

松下塔子/園堂優子の娘。モデル事務所に所属。

望月幹/浅井の舎弟にして義理の弟。実は桑野の爆弾により姉を亡くしていた。

森 / 「週刊サン」記者。爆弾事件における菊池の冤罪を主張。
タツ(辰村)/アメリカ留学経験のホームレス。ヤクの売買に絡んでいた。
ゲンさん(川原源三)/秋田からの出稼ぎ者のホームレス
岸川/元法医学者の老人ホームレス
西尾/茶髪の布教者。ヤクの売買に絡んでいた。

その他、山崎由香乃の父、柴山洋子の息子、守。など、魅力的な人物多数。
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[BOOK」データベース]アル中バーテンダーの島村は、過去を隠し二十年以上もひっそり暮らしてきたが、新宿中央公園の爆弾テロに遭遇してから生活が急転する。ヤクザの浅井、爆発で死んだ昔の恋人の娘・塔子らが次々と店を訪れた。知らぬ間に巻き込まれ犯人を捜すことになった男が見た真実とは…。史上初の第41回江戸川乱歩賞・第114回直木賞受賞作。講談社 (1995/09 文庫版1998/07)

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by yomodalite | 2008-02-26 13:56 | 文学 | Trackback | Comments(0)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

歌野 晶午/文藝春秋




ずっと読もうと思っていた歌野晶午氏ですが、ようやく叶うことができました。このミスや、本ミス1位だけあって、460P余退屈することなく読了できましたが、良くも悪くも「新本格」の作風。文学性の高さを求める向きにはお薦めできないかも。
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【内容「BOOK」データベースより】ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた“何でもやってやろう屋”探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は?そして炸裂する本格魂。
文藝春秋 (2003/03 文庫版 2007/05)

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by yomodalite | 2008-02-22 10:16 | 文学 | Trackback | Comments(0)
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とうとう出たモンティパイソン日本語吹き替え版!今度発売になるときはきっと吹き替えがついてくるはずと信じてVHSダビング版でいったい何年待っていたことか。しかし待っていた甲斐は十分で、パッケージは写真で見るよりもずっと美しく、写真はニス引き、ロゴにはエンボス加工とお金がかかった印刷。ブックレットも厚み1センチ、128Pで2色刷。全スケッチの説明に加え、

・世界を変えたコメディチーム“モンテイパイソン”〜須田泰成
・“パイソンズ”メンバー紹介〜須田泰成
・“伝説”の番組を飾った伝説の声優(写真付きプロフィール)
・『空飛ぶモンティ・パイソン』スケッチ解説〜須田泰成+今拓海
・テレビを消してモンティ・パイソンを見る時間です〜田口重雄
・世界を震撼させた『モンティ・パイソン』の誕生と軌跡〜須田泰成
・column「モンティ・パイソン」の言葉の由来〜須田泰成
・column『空飛ぶモンティ・パイソン』ロンドン観光ガイド〜須田泰成

と、須田泰成氏大活躍の充実した内容。

コンテンツに関しては分かりませんが、パッケージデザインに関しては、以前発売されていたDVDボックスより俄然良いのでは?これで、実際に放映されていた12チャンネルの番組が30分程でももついていたら完璧だけど、無理な注文ですね。
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【内容紹介】あの伝説の“東京12チャンネル(現テレビ東京)”版日本語吹替が約30年振りに復活!世界と日本のコメディシーンに多大な影響を与えたコメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」の決定版がついに登場!!

◎ファン待望!伝説の*日本語吹替を初収録!!
モンティ・パイソンの日本上陸はいまを遡ることおよそ30年前、1976年に東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放映された「チャンネル泥棒!快傑ギャグ番組!空飛ぶモンティ・パイソン」。納谷悟郎、山田康雄、広川太一郎など豪華メンバーが繰り出すその名吹替はその後一切世の中に登場することはなくファンの間では伝説化するほど!今回はその伝説の日本語吹替がついにDVDで復活!!
◎約100ページの特製ブックレット付き!
これを読めばモンティ・パイソンの全てが分かる!「空飛ぶモンティ・パイソン」のスケッチ解説から日本放映当時の秘話までファン垂涎の充実の内容!
◎日本オリジナルキーアート&豪華デジパック仕様
◎画質も初デジタルリマスター!
◎日本語字幕版監修:田口重雄/須田泰成
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by yomodalite | 2008-02-19 16:44 | お笑い・落語 | Trackback | Comments(1)

この新書がすごい!―目からウロコのいち押しガイド298 (洋泉社MOOK―ムックy)

洋泉社




2001年初頭に発売されているので情報が古いのですが、2000年までの新書ガイドとして。かつての、現在のように乱発出版されるものではなかった時代の新書が探せます。

↓以下、章ごとの注目本。

Part 1/この「自分」からの出発
『〈子供〉のための哲学』永井均、『〈意識〉とは何だろうか』下條信輔、『知性はどこに生まれるか』佐々木正人。。。
Part 2/僕らは文化でできている
『赤瀬川原平の名画読本』赤瀬川原平、『マンガと「戦争」』夏目房之介。。。
Part 3/愛と孤独のジレンマ
『日本人のしつけは後退したか』広田照幸、『「家族」と「幸福」の戦後史』三浦展。。
Part 4/「世間」という現実
『自民党の研究』栗本慎一郎、『ある明治人の記録』石光真人、『「世界」とは何か』阿部謹也。。。
Part 5/日本近代ここまでここから
『天皇の肖像』多木浩二、『渋沢家三代』佐野真一、『小国主義』田中彰、『日本の公安警察』青木理。。。
Part 6/マイノリティと世界地図
『漢字』白川静、『客家』高木桂蔵。。。。
Part 7/資本制と現代の前提条件
『ケインズとハイエク』間宮陽介、『優生学と人間社会』米本昌平ほか。。。。
Part 8/僕らと身体と物質史
『古武術の発見』養老+甲野善紀、『からだの設計図』岡田節人。。。
Part 9/知識人という生き方
『社会調査のウソ』谷岡一郎、『知識人の生態』西部萬。。。。

その他
・『ウィトゲンシュタイン入門』
・『これがニーチェだ』
・『人権を疑え』宮崎哲弥編
・『発達の心理学』藤永保(心理学者、一昔前の大知性。文書も上手い。
・『ミル自伝』(旧制高校の必須教科書)
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【MARCデータベース】「胎児の世界」から「大往生」まで、新聞書評では書けない、新書をめぐるバトルロワイヤル! 21世紀新書の「定番」100冊や、注目の読書人・27人が紹介するオススメ新書のキモなどを収録。洋泉社 (2001/02)

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by yomodalite | 2008-02-17 23:37 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)


【目 次】
消費セラピー(2003年
2004年
2005年)
消費の仕組み
皇居ジョギングで平和祈願
結婚セラピー
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【出版社 / 著者からの内容紹介】悦びと虚しさの往復行脚。買い物とは人生也。
期待と不安に胸震わせつつ、自腹で買ったロン毛のカツラや1万円のカレー、ついにはマンションまで、2年間のお買い物記録。『ヤングユー』人気連載+書き下ろしでオリジナル文庫化。 集英社 (2006/2/17)

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by yomodalite | 2008-02-17 19:41 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

錏娥哢〓(あがるた)

花村 萬月/集英社




NHK「週刊ブックレヴュー」で、冨士眞奈美氏が“くさや”のような小説と評していたのが印象に残りました。でも、475P全てが「くさや」かというとそうでもなく、酢こんぶの酸味や、サッカリン系の甘味も相当あって、複雑な味わいというよりは駄菓子屋系の感じ。読後感は意外に後味がしつこくない。

一度は行ってみたくなるけど、2度行くことはない「期間限定みやげもの屋」のような楽しさがあります。

http://www.gendai-direct.com/shop/goods/goods.aspx?goods=bk080107a

《HOT Interview》 花村萬月

花村萬月氏は、これまで賤民やアウトローを主人公に痛快時代小説を度々ものしてきたが、最新刊「錏娥哢奼(あがるた)」(集英社 2200円)は一味も二味もちがった女忍者の物語。史上最強の忍びの一族・八劔を束ねる定めをもつ美貌の女忍び・錏娥哢奼が、九州・島原、江戸城本丸で縦横無尽に活躍し、男女を問わず勃起ものの艶戯を見せる。

——エロとグロ、聖と賤俗、被虐と快楽がタップリの女忍者・錏娥哢奼の物語。切支丹と反幕勢力が結びつき、関が原以降、江戸期最後の戦役となった九州・島原の乱を基点に、錏娥哢奼が歴史の闇、権力の闇に切り込んでいく。

「俺の時代小説の命は、自由奔放さだと思っています。それを過去の作品よりもっとぶっ飛んで、いろんなことをやってみたくて書いたのがこの小説です。天草の乱や、東照宮、江戸城に関しては相当資料を読み込んでいますが、考証バカにならないような、裏づけのある大ボラ、荒唐無稽さ、そこが狙い目でした」

——錏娥哢奼が女忍びだからこそ成り立っている物語だが、男性忍者を主人公にとは考えなかったのか。

「忍び者を書く以上、当然、半村良先生と山田風太郎先生の作品は読みましたがやはり同じ土俵ではかなわない(笑い)。俺なりの両先生に対するオマージュの意味を込めて錏娥哢奼をつくり出しました。だいいち女忍びの方がエロいし、読者サービスにもなるし、俺も描いていて楽しかったし(笑い)」

——錏娥哢奼は八劔を束ねる蛆神の後継として、意図的に優秀な種の掛け合わせで誕生する。八劔はまた、7世紀の朝廷の犬養部とも密接な関わりをもち、人と犬(忍犬)のブリーダーともいえる存在だ。その要素が物語に重要な意味を与える。

「律令は中国からの輸入物ですが、その時に人がやっちゃいけないこと10カ条も輸入している。もっとも日本では8カ条になっちゃうんですが、外されたのは例えば近親相姦の禁止。調べると、江戸時代まで近親相姦は厳しいタブーではなく、お上が許容していたんですね。聖なる血統は、ある意味、古代からブリーディングで維持されてきたわけで、そこに俺なりのエンターテインメントの衣を着せ掛けた、とも言えます。とにかく自分でも怖くなるほど突っ走った作品なので、読者にもとことん行ってほしいですね」
____________

【作品概要】大化の頃(7世紀中葉)から、朝廷を陰で支えてきたと伝えられる忍び集団・八劔は、家康に仕えた伊賀忍者集団の実質的な支配者でもあった。八劔を束ねる“蛆神”は超能力をもつ齢ン百歳のほとんど化け物じみた老婆。その蛆神の後継者として誕生したのが錏娥哢奼だ。赤子のときから人を魅了する妖艶な能力をもつ錏娥哢奼は、成長するにしたがってさらに新たな能力を身につけ、やがて蛆神の命で天草・島原の乱の渦中で四郎時貞と睦みあい、さらに江戸城本丸の家光をいたぶり家康の秘密に迫る。集英社 (2007/10)

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by yomodalite | 2008-02-13 10:51 | 文学 | Trackback | Comments(0)

ボーン・コレクター

ジェフリー ディーヴァー/文藝春秋




久しぶりの海外ミステリー。最近同じシリーズの「ウォッチメイカー」も傑作との噂が高いジェフリー ディーヴァーの鉄板を読んでみました。中盤まで、四肢麻痺である元科学捜査官が口頭で指示するのみにもかかわらず、あまりにも素早い場面展開に感情移入しにくく、ハリウッド臭が強過ぎて、途中で投げ出しそうになったものの、2/3ぐらいからは著者のサービス精神一杯の展開に楽しい読書が体験できました。

絶世の美女の警察官、四肢麻痺で類いまれな頭脳をもつ科学捜査官、FBI、個性的な元同僚、担当医、安楽死協会。。。アクション満載にして、どんでんがえしの連続もあり、お腹一杯のエンターテイメントには違いない。「ウォッチメイカー」も読もうかな。
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【内容「BOOK」データベースより】骨の折れる音に耳を澄ますボーン・コレクター。すぐには殺さない。受けてたつは元刑事ライム、四肢麻痺—首から下は左手の薬指一本しかうごかない。だが、彼の研ぎ澄まされた洞察力がハヤブサのごとく、ニューヨークの街へはばたき、ボーン・コレクターを追いつめる。今世紀最高の“鳥肌本”ついに登場!ユニヴァーサル映画化!「リンカーン・ライム」シリーズ第一弾。 文藝春秋 (1999/09)

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by yomodalite | 2008-02-11 11:01 | 文学 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite