カテゴリ:☆マイケルの言葉( 66 )

2007年の「EBONY」インタビューの和訳の前に長々と。。

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このインタビューをずっと自分でも訳したいと思っていたのですが、疑問に思う点や、迷う部分が多くて、ずっと「塩漬け」になっていました。

すでに何度か読んでいる方が多いと思いますが、これまで翻訳されているものを簡単な見分け方で分類すると、

MJの最初の答が

A:「モータウンが『ウィズ』という映画を~」
B:「8歳の頃、サミー・デイヴィス・ジュニアがクインシー・ジョーンズを~」

という2種類のパターンがあります。

「A」は、07年12月号の「エボニー」に掲載されたそのもので、「B」は、09年にエボニーのサイトで公開されたインタビュー音声を元にしていて、雑誌にはなかった内容も含まれています(2009年に出版された特集号「Ebony Special Tribute : Michael Jackson In His Own Words」に掲載されているのも「A」の内容)。

ちなみに、

http://moonwalker.jp に掲載されている「Ebony magazine 2007」は「B」です。

自分でこのインタビューを訳してみようと思ったとき「B」の英文テキストから訳したかったのですが、いくら探しても見当たらなくて、それでわかったのですが、こちらは「雑誌インタビュー」と書いてありますが、雑誌掲載には含まれていない音声インタビュー部分を追加して、読みやすく編集してくださっているようです(この認識がまちがっている場合はどうかお早目にご指摘くださいませ)。

私も最初はそのやりかたでひとつにまとめようと思っていたんですが、実際にやってみると、色々と違和感があったんですね。

というのは、芸能雑誌のインタビューは、録音したものはあくまでも素材として考え、そのあとライターとか編集者が、雑誌の都合にあわせて創り上げられることが多く、中には、インタビューをせずに「でっちあげている」ことすらあったり。

マイケルはそういったことを嫌い、めったにインタビューを受けませんでしたが、エボニーに関しては、お互いに信頼関係があり、またこのときはMJの特集号なので、前々から準備されていて、あわてて来月号に載せなくてはという事情もないので、おそらく、発売前にMJがゲラチェックをしたと思うんですね。

だとすれば、肉声は、確かに「マイケルの言葉」として間違いないですが、彼は、雑誌に掲載されるインタビューとして話しているわけなので、それは言わば「下書き」であって、掲載された方が、彼が承認した「完成品」ではないでしょうか。

作家と言われるような人には、しゃべり言葉をそのまま文章にしても、文章として通用する人がいますが、そんな作家でさえ、話したそのままを書き起こした場合、読む文章としてはよくわからない点が多くなってしまいがちです。ですから、作家同士の対談なども、雑誌に掲載する場合は、録音から書き起こしたものに、数多くの赤字を入れて仕上げることになります。

このときのインタビュー音声を聞くと、彼が事前に用意された質問以上のことを話そうとしているというか、これまでのインタビューとは異なり、笑い声も多く、親しい仲間と喋っているような感じなので、インタビュアーもこの時間は楽しくても、テープ起こしをしているときは、どうやって紙面の決められたスペースに納められるのか、MJが予想外にしゃべったことで、少し頭を抱えたのではないかと(音声は一部が公開されているだけなので、はっきりとしたことはわかりませんが)。

まったくの想像ですが、おそらく、MJチェックの段階で、テープ起こしそのままではなく、最初から字数制限を考慮し、雑誌サイドで編集したものを見せたのではないかと私は想像します。なので、雑誌から省かれた部分は、MJの意思ではないと思いますが、

それでも、掲載されたインタビューのゲラチェックはしていたんじゃないかと思うので、そうなると、雑誌掲載分の文章に、音声内容を付け足してひとつにまとめるというのは、なにか、別々のものを接合するような気がしてしまうんですね。

少し堅苦しい考え方かもしれませんが、両方の「マイケルの言葉」を加工してしまうことになりそうで、私には出来ませんでした。

それ以外にも、音声と雑誌で少し意味が違っているのではないかと思われる部分に何度もつまづき、テキストの方でも訳に迷う部分があって、それは、私にとっていつものことではあるものの、このインタビューでは、特にその迷いに決着がつけられなくて時間がかかってしまいました。

最初は、話し言葉ではわかりにくい部分に、音声というヒントがあるので、聞き取りができれば、判断しやすいかと思ったんですが、なかなかそうはいかはいかないんですよね。優秀な英語耳をもった人は、たいていの場合日本語に問題がありますし、、英語から日本語は、厳密に置き換えることが出来ないので、どなたが訳したとしても、どこかで「ゆるーーく」考えて、「自分の中のマイケル」にしゃべらせて日本語訳とするわけです。

ただ、2007年の頃のマイケルと思うと、どんなに長年、マイケルのことをよく知っていたとしても、彼の成長とファンの成長とでは、とてつもなく違いがあるはずです。「自分の中のマイケル」はほとんど変わらなくても、実際のマイケルは、誰も越えられないような山をいくつもいくつも越えてきているわけですから。

そう思うと、よけいに彼の言葉を、自分の言葉にすることのしんどさが増してきて(逆に言えば、そう思わない人のことを、私は信用することができないのですが)、

それは英語力の問題だけではないので、私の場合は、苦手な英語の勉強をサボって、日本語の本を読むことの方に必死になっているんですが、それも、知識として読むのではなく「マイケルのように読む」っていうことがむつかしいわけです(ぐっすん)

散々既出のインタビュー訳に、ずいぶん長々と「まえがき」を書いていますが、もう少しだけわけのわからないことを言うと、

彼が、私たちが想像できるようなレベルの天才だったなら、もう『スリラー』にばかり注目するのはやめて欲しいと言ったと思うんですよね。彼自身もトロフィーなんて見たくない。すでに登った山にはもう興味がないとも答えているわけですし、、それなのに、なぜ、彼は『スリラー』以降の大傑作アルバムについてほとんど語ることなく、数少ないインタヴューの機会に、自ら『スリラー』が成し遂げたことについてだけ、何度も語っているのでしょう?

彼の『スリラー』への執着は、マイケルの顔の変化と同じぐらい、私にとって大きな疑問だったのですが、彼が遺してくれた「鍵」は、いつもひとつを開けると、そこに必ず他の扉を開ける糸口が隠されているように感じます。

おそらく、マイケルは、自分が亡くなったあと、100年とか200年、あるいはそれ以上後のことまで想像していたから「スリラー」の栄光についてだけ、これほど何度も語り、そして、それぐらいの歴史観をもっていたからこそ、当時あれほどの批判や嘲笑にあっても、彼は耐えることができたのだと。

そして、彼の現在と数百年後にまで続く栄光は、彼が刻んだその後の歴史のピースが(ネガティブだと言われているようなものでさえ)ひとつでもなかったら、完成しなかったかもしれないと思えてなりません。

共にマイケルに信頼され、何度も仕事をしていても、ケニー・オルテガは彼の死の意味を考え、カレン・フェイは彼の死の原因は何かと考えた。

そして、そのふたりだけでなく、ひとりの死の意味が、これほどまでに鮮やかに異なって見えるということ、それも世界的な現象として、そうなったという経験は、私にとって、これが最初であり、また最期ではないかと思いますが、同時代を生きるみんなにとっても、きっとそうに違いないと思います。

私は、そのことで考えさせられたことが本当に多くて、何年も前に「オトシマエ」をつけるつもりだったのに、未だにウロウロしていて、時々うんざりしていることもありますが、それでも、彼の欠片のようなものは、なぜかいつもキラキラと輝いてみえて、それで、つい何度も拾ってしまうんですよね。

そんなわけで(???)、

ほとんど新鮮味はないかもしれませんが、次回、2007年の「エボニー」インタビューを、雑誌掲載版と音声版の2種類にわけてアップすることにします。


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by yomodalite | 2015-06-23 08:51 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

1992年「EBONY/JET」インタビュー

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以前に読んだ方も多いと思いますが、1992年「EBONY/JET」5月号のインタビューです。

’92年は「Dancing The Dream」が発売になった年でもあり、前回のシカゴトリビューン紙もそうですが、このあとと比較すると、ストレートに読書家という面を打ち出している感じですね。


EBONY/JET: Do you have any special feeling about this return to the continent of Africa?

今回のアフリカの大陸への復帰について、なにか特別な印象をお持ちですか?


Michael Jackson: For me, it's like the "dawn of civilization." It's the first place where society existed. It's seen a lot of love. I guess there's that connection because it is the root of all rhythm. Everything. It's home.


僕にとっては「文明の曙」といった感じかな。社会が初めて誕生した場所で、たくさんの愛があった場所。そういったことが、リズムの根元にあるんだと思う。すべてのことの、故郷というか。

EBONY/JET: You visited Africa in 1974. Can you compare and contrast the two visits?

1974年にアフリカを訪問したときと比較して、どうでしたか ?


Michael Jackson: I'm more aware of things this time: the people and how they live and their government. But for me, I'm more aware of the rhythms and the music and the people. That's what I'm really noticing more than any thing. The rhythms are incredible. You can tell especially the way the children move. Even the little babies, when they hear the drums, they start to move. The rhythm, the way it affects their soul and they start to move. The same thing that Blacks have in America.


MJ:人々についても、彼らの生活や、政府のことも、今回の方が気づいたことが多いよ。でも、僕にとっては、リズムや音楽と人々の方だね。それは、本当にどんなことよりも注目したことなんだけど、驚くようなリズムがあるんだ。子供たちの動き方は特にスゴいと言っていいね。小さな赤ちゃんでさえ、ドラムの音を聞くと動き始めるんだよ。リズムが、魂に影響して、彼らが動き始める様子は、アメリカの黒人が持ってるものと同じだね。


EBONY/JET: How does it feel to be a real king?

本物の王様になった気分はどうでしたか?


Michael Jackson: I never try to think hard about it because I don't want it to go to my head. But, it's a great honor....


そういったことについては、なるべく考えないようにしてる。そんな風に意識したくないんだ。すごく名誉なことなんだけどね。。

EBONY/JET: Speaking of music and rhythm, how did you put together the gospel songs on your last album?

音楽とリズムについてなんですが、あなたの最新アルバム(「デンジャラス」のこと)のあのゴスペルソングは、どうやってまとめられたんですか?


Michael Jackson: I wrote "Will You Be There?" at my house, "Never Land" in California.... I didn't think about it hard. That's why it's hard to take credit for the songs that I write, because I just always feel that it's done from above. I feel fortunate for being that instrument through which music flows. I'm just the source through which it comes. I can't take credit for it because it's God's work. He's just using me as the messenger....


"Will You Be There"は、家で作曲したんだ。カリフォルニアのネヴァーランドで。。一生懸命考えたというわけじゃないから、自分が作曲したことになっているのは申し訳ないんだよね。曲はいつも空から降ってくるみたいな感じだから。僕は音楽を伝えられる道具であることを幸せに思う。僕は来たものを、出しているだけ。それは、神の仕業であって、僕の手柄とは言えない。神は僕をメッセンジャーとして使っているだけ。。



EBONY/JET: What was the concept for the Dangerous album?

アルバム『デンジャラス』のコンセプトはなんですか?


Michael Jackson: I wanted to do an album that was like Tchaikovsky's Nutcracker Suite. So that in a thousand years from now, people would still be listening to it. Something that would live forever. I would like to see children and teenagers and parents and all races all over the world, hundreds and hundreds of years from now, still pulling out songs from that album and dissecting it. I want it to live.


チャイコフスキーの『くるみ割り人形』のようなアルバムにしたかったんだ。今から1000年後も、人々に聴いてもらえて、 永遠に生き続けるような。子供も、若者も、その親たち、世界中のすべての人種が、何百年もの間、ずっとそのアルバムを取り上げて、議論している様を見てみたい。作品に生き続けて欲しいんだ。



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EBONY/JET: I notice on this trip that you made a special effort to visit children.

この旅行では、子供たちを訪問するために、特別な努力をされていましたね


Michael Jackson: I love children, as you can see. And babies.


見てのとおり、子供たちや、赤ちゃんが大好きだからね。

EBONY/JET: And animals.

それと、動物たち。


Michael Jackson: Well, there's a certain sense that animals and children have that gives me a certain creative juice, a certain force that later on in adulthood is kind of lost because of the conditioning that happens in the world. A great poet said once. "When I see children, I see that God has not yet given up on man." An Indian poet from India said that, and his name is Tagore. The innocence of children represents to me the source of infinite creativity. That is the potential of every human being. But by the time you are an adult, you're conditioned; you're so conditioned by the things about you and it goes.


そう、子供たちや動物は、クリエイティブの源泉で、彼らから力をもらっていると感じるんだ。大人になると失われてしまうような力をね。偉大な詩にもあるよね。「子供たちを見れば、神は人間を見捨ててはいないことがわかる」。インドの詩人が言っているんだ。タゴールという名前のね。子供たちの無垢な心は、僕にとって、無限の想像性を意味しているけど、それはあらゆる人の可能性でもある。それなのに、大人になると、人は制約をうけ、自分の周囲や、世間のあらゆることにあわせて、それを見失ってしまう。


Love. Children are loving, they don't gossip, they don't complain, they're just open-hearted. They're ready for you. They don't judge. They don't see things by way of color. They're very child-like. That's the problem with adults they lose that child-like quality. And that's the level of inspiration that's so needed and is so important for creating and writing songs and for a sculptor, a poet or a novelist. It's that same kind of innocence, that same level of consciousness, that you create from. And kids have it. I feel it right away from animals and children and nature. Of course. And when I'm on stage. I can't perform if I don't have that kind of ping pony with the crowd. You know the kind of cause and effect action, reaction. Because I play off of them. They're really feeding me and I'm just acting from their energy.


愛だよ。子供たちは愛らしいんだよ。彼らはゴシップを言わないし、愚痴をこぼすこともないし、心を開いて、人を受け入れ、ジャッジをしないし、肌の色で物事を見ることもない。そういったことが本当に子供っぽいということで、そういった子供っぽい資質を失っていることが大人の問題なんだ。それはとても大事なインスピレーションで、曲を創るためにもっとも重要なものだよ。彫刻家や、詩人や、小説家にとってもね。


無垢であることも同じだよ、それらは同レベルの意識で、創造はそういったところから来るものなんだ。子供はそれを持っている。僕は、動物や、子供たちや、自然からそれを感じる。そして、もちろん、ステージに立っているときもね。観客からピンポンのように反応が返ってこなかったら、僕はパフォーマンスすることは出来ない。最初のアクションに対して、反応があって、その結果というようにね。僕は、みんなの反応おかげで動けるんだよ。みんな、本当に僕にエネルギーを与えてくれる。だから、僕は、まさに、みんなのエネルギーで動いているんだ。



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EBONY/JET: Where is all this heading?

それらのすべてはどこに向かっているんですか?


Michael Jackson: I really believe that God chooses people to do certain things, the way Michelangelo or Leonardo da Vinci or Mozart or Muhammad Ali or Martin Luther King is chosen. And that is their mission to do that thing. And I think that I haven't scratched the surface yet of what my real purpose is for being here. I'm committed to my art.


僕は、神が特定のことをするために人々を選んでいると信じている。ミケランジェロやレオナルド・ダヴィンチや、モーツァルトや、モハメド・アリも、キング牧師が選ばれたように。それをやることは彼らの使命なんだ。そして、僕は自分の芸術を通じて、自分がここにいる本当の目的まで、まだ足を引っかけたに過ぎない。


I believe that all art has as its ultimate goal the union between the material and the spiritual, the human and the divine. And I believe that that is the very reason for the exis-tence of art and what I do. And I feel fortunate in being that instrument through which music flows.... Deep inside I feel that this world we live in is really a big, huge, monumental symphonic orchestra.


僕は、すべての芸術には、物質と精神、人間と神聖の融合という究極のゴールがあると思っている。そして、それが、まさしく芸術が存在する理由であり、僕がするべきことだと。だから、僕は音楽を伝えられる道具であることを幸せに思う。 .... 魂の奥底で感じるんだ。僕たちが生きているこの世界は大きく、巨大な、とてつもないオーケストラなんだって。


I believe that in its primordial form all of creation is sound and that it's not just random sound, that it's music. You've heard the expression, music of the spheres? Well, that's a very literal phrase. In the Gospels, we read, "And the Lord God made man from the dust of the earth and breathed into his nostrils the breath of life and man became a living soul."


僕は、すべての創造の原始のかたちは「音」だったんじゃないかと信じてる。そして、それはランダムな音ではなく、音楽だったと。君は「天球の音楽」(*)という表現を聞いたことがある? ゴスペルでは、決まり文句のように、「そして、神は地球の塵から、人間を創り、その鼻に息を吹き込み、そして、人間は生きる魂となった」と言うよね。


That breath of life to me is the music of life and it permeates every fiber of creation. In one of the pieces of the Dangerous album, I say: "Life songs of ages, throbbing in my blood, have danced the rhythm of the tide and flood."
This is a very literal statement, because the same new miracle intervals and biological rhythms that sound out the architecture of my DNA also governs the movement of the stars.


僕にとって、生命の息吹というのは、生命の音楽であり、それは創造のすべての細胞に浸透するんだ。アルバム『デンジャラス』にある作品のひとつで(→「Planet Earth」)、僕は「僕に流れる血の中で、幾時代もの生命の歌が、寄せては返す波のようなリズムを踊る」と言ってるけど、それは、文字通りの声明なんだよ。僕のDNAから生み出される、僕の生体リズムや音階は、新たな奇跡だから、星の運行にも影響を及ぼす。


The same music governs the rhythm of the seasons, the pulse of our heartbeats, the migration of birds, the ebb and flow of ocean tides, the cycles of growth, evolution and dissolution. It's music, it's rhythm. And my goal in life is to give to the world what I was lucky to receive: the ecstasy of divine union through my music and my dance. It's like, my purpose, it's what I'm here for.


同じように音楽は、四季のリズムや、僕たちの心臓の鼓動、渡り鳥たちの移動や、潮の満ち干き、成長のサイクル、進化と崩壊といったサイクルを支配する。それが音楽であり、リズムなんだ。だから、僕のゴールは、僕が授かったものを、世界に与えること。僕の音楽とダンスによる神聖なエクスタシーをね。僕の目的はそういったことで、それが、僕がここにいる理由だと思う。



EBONY/JET: What about politics?

政治についてはどう思いますか?


Michael Jackson: I never get into politics. But I think music soothes the savage beast. If you put cells under a microscope and you put music on, you'll see them move and start to dance. It affects the soul.... I hear music in everything. [Pauses] You know, that's the most I've said in eight years. You know I don't give interviews. That because I know you, and I trust you. You're the only person I trust to give interviews to.


僕は、絶対に政治には関わらない。でも、音楽は獰猛な獣をなだめることが出来ると思う。顕微鏡の下に細胞をおいて、音楽をかければ、それが踊りだすのが見られるよ。音楽は魂に影響を及ぼすから。。あらゆるものから音楽は聴こえるんだ。(しばし沈黙)こういったことは、8年間、僕がもっとも言ってきたことだよね。僕はインタヴューを受けないことは知ってるでしょう。でも、あなたのことは知っているし、信頼してるから。あなただけだよ、信頼してインタヴューを受けられるのは。


(インタヴュー終了)



(*)「天球」とは天体がその上を運行すると考えられた地球を中心とする球体のこと。古代ギリシャより、天体の運行が音を発し、宇宙全体が和声を奏でているという発想があり、これが「天球の音楽」と呼ばれた。その響きはきわめて大きいが、つねに鳴り続けているため人間の耳には気づかれないとされる。こうした発想の根底には宇宙が数の原理に基づき、音楽はこの原理を体現するという西洋の伝統的思想がある。最初に着想したのはピタゴラスだと言われ、プラトン、プトレマイオスら、多くの思想家がこの発想を受け継ぎ、ケプラーも自身の理論を天球の音楽に結びつけた。


感情や自己の表現を音楽の本質とする見方が普及した19世紀以降、こうした音楽観は顧みられなくなっていったが、20世紀になると、シェーンベルクなどの前衛音楽家が受け継ぐことになり、1977年に打ち上げられたボイジャーには、地球を代表する音楽や、各言語でのあいさつなどが収められた黄金のレコードが積まれ、 風や犬の鳴き声を収録した「地球の音」の最初には、天球の音楽が収録された。

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今回のインタヴュアーの名前は確認できなかったのですが、最後に8年間と言っているのは、おそらく前回紹介した1984年のエボニーインタビューからの年数ではないかと。それと、ここで紹介されている詩が納められているタゴール詩集、ずっと探しているんですが、まだ発見できていません。ご存知の方はぜひ教えてくださいませ。


上記に関してkumaさんから教えていただきました!(感謝)


マイケルが言っている、"When I see children, I see that God has not yet given up on man." 「子供たちを見れば、神は人間を見捨ててはいないことがわかる」は、"Every child comes with the message that God is not yet discouraged of man" がよくある英訳で、


タゴール自身が英訳した詩集『迷い鳥たち(Stray Birds)』内山眞里子訳 にこの詩は納められています。


また、『タゴール詩集』山室静訳(弥生書房刊ではP78。kindle版もあり)では、


「すべての嬰児は、神がまだ人間に絶望してはいないというメッセージをたずさえて生まれて来る」として納められているようです。



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by yomodalite | 2015-04-20 06:00 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

1992年「シカゴトリヴューン」インタビュー

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2ヶ月ほど前のジョセフ・ヴォーゲル氏のツイッターで、


@JoeVogel1

An incredible 1992 interview with Michael Jackson I had never seen before...


ヴォーゲル氏が、今まで見たことがないインタビューってどんなの?って思って見てみたところ、私も読んだことがなかった素晴らしい内容に驚くと同時に、シカゴトリヴューンだなんて有名紙のインタビューが、どうして今まで埋もれてたの?と疑問に思っているうちに、時間が経ってしまったのですが、


雑誌とちがって、新聞の場合、当時は、ネット上にアーカイブがあるわけではなく、手に入れられた人も、読んだ人も限られていたからかな。ということで、とりあえず納得しました。


アメリカではデンジャラスツアーが行われなかったのに、米国一流紙によるインタビューが、わざわざミュンヘンに出かけて行われていること、また、その内容は、当時出版されたばかりだった『Dancing The Dream』に焦点をあてていて、本来、それが当然ではあるものの、質問者がMJを尊敬していて、至極まっとうな質問をしていることが新鮮で、また、質問内容がこれまでと違うからなのか、マイケルが使っている言葉もいつもとは違っているように感じました。


日本語の気になる点は、遠慮なくお知らせくださいませ。


Source : http://articles.chicagotribune.com/



Out Of The Mouth Of Michael . . .

マイケルの口から出た言葉。。


August 16, 1992 / By Glenn Plaskin.


Between performances on his whirlwind European tour, Michael Jackson agreed to this rare interview with Glenn Plaskin. An emissary was sent to hand-deliver the questions to Jackson in Germany after his Munich concert, whereupon he dictated his answers, which were then transmitted to his literary agent in Washington, D.C. The answers were typed and faxed to Plaskin for publication.


あわただしいヨーロッパツアーのパフォーマンスの間、マイケル・ジャクソンはグレン・プラスキンによる、この珍しいインタヴューを受けました。 ジャクソンへの質問を手渡しするために、ミュンヘンのコンサートの後ドイツに向かい、そこで、マイケルは質問に答えてくれました。それはワシントンにいる彼の著作権代理人に送られ、タイピングされ、出版のため、プラスキンにファックスされました。


(ここからインタヴュー)


I like that you care, drawing attention in your new book ``Dancing the Dream`` to ``a child crying in Ethiopia, a sea gull struggling pathetically in an oil spill, a teen-age soldier trembling with terror. . .`` Do you think we`ve become numb to all this?


私は、あなたの新しい本「Dancing the Dream」において、あなたが、エチオピアで泣き叫ぶ子供、石油の流出で悲しそうにもがいているカモメ、テロの恐怖に震える10代の兵士などを気にかけ、描いていることを好ましく思っています。あなたは、私たちがこういったことに鈍感になってしまったと思いますか?



``No, I don`t think we have become numb to these tragedies. We are seeing a worldwide resurgence and restoration of basic human values and concern for the sacredness of all life on our planet.``


いえ、私たちがそういった悲劇に鈍感になったとは思っていません。私たちは、全世界の再建にも、基本的人権の価値や、私たちの星で生きるうえでの神聖さに対する懸念といったことにも、目をそらしてはいないと思います。



Your book is filled with an old soul`s wisdom about life. Do you think of yourself as a philosopher?


あなたの本には、人生に対する先人たちの叡智が詰まっていますね。あなた自身は、自分のことを哲学者のようだと思うことはありますか?



``I don`t think of myself as a philosopher. I think I have a purpose, as does everyone else on Earth. To find that purpose and to live to express it is to ignite the spark of divinity within us.``


自分を哲学者だとは思っていません。僕は地球上の誰もがそうであるように、自分には生まれてきた意味があると考えています。その意味を探して、それを表現して生きることが、私たちにとって神聖の光を放つことだと。



Did all the poems and essays in the book come from a daily journal?


この本の中にある詩やエッセイは、日々書きためたものですか?



``I don`t keep a journal. Ideas gestate and incubate in my mind.``


日々書きためたわけではなく、アイデアは心の中で育てて、生み出します。



You always say dreaming is so important. Have you realized all your dreams?


あなたはいつも夢見ることはとても重要だとおっしゃいますね。すべての夢が実現しましたか?



``No. I haven`t. Without dreams there is no creativity. The creative urge in us comes from discontent-a divine discontent that seeks to change, to transform, to fill the world with more magic. My priority in life is to make a difference, to tread unfamiliar, uncharted territory and to leave some trails behind.``


いえ、まだですが、夢がなくては創造はありえません。変化しようとする、私たちの創造的な衝動は、不満から来ます、神聖な不満ですね。世界をより多くの魔法で満たすこと。人生における僕のプライオリティーは、世界に変化をもたらし、見知らぬ道に足を踏み入れて、未知の領域を歩み、そこに足跡を遺すことです。



What do you like about kids and how do they revive you when you feel burdened?


子供のどんなところが好きですか、あなたが重荷を感じるようなとき、子供たちは、どうやって元気づけるのですか?



``Children are innocent and they are non-judgmental. They revive me, because they help me find my own inner child, without whom I would be lost. From children we can learn to love, to forgive, to create anew in everything and to heal the world.``


子供たちは無垢で、ジャッジをしない。彼らは僕の内側にいる子どもを見失わないように、手助けをしてくれて、僕を生き返らせてくれる。子どもたちから、私たちは、愛することや、許すこと、新たに創造し、世界を癒すことを学ぶことができます。



When you`re alone, do you feel lonely or contented?


ひとりでいるとき、あなたは孤独を感じますか?それとも満足感でしょうか?



``I know how to experience solitude. Loneliness can be a harsh experience, but solitude is love and consciousness with all of life.``


僕は、独りで過ごす方法を知っています。孤独は辛い経験にもなりますが、独りでいることで、すべての人生において、愛を意識するということもあります。



You often speak of God and spirituality, and you were reared as a Jehovah`s Witness. Do you consider yourself a religious person today?


あなたは、しばしば、神や精神性について語り、「エホバの証人」として成長しています。今のあなたは自分を宗教的な人間だとお考えですか?



``I don`t consider myself religious in the sense of subscribing to a particular dogma. I would consider myself spiritual-in that I believe there is a domain of awareness in which we can experience our universality. I read all kinds of religious literature, because I believe there is truth in all of them.``


特定の教義を信じるという意味では、信心深いとは言えませんが、僕は、この世界に共通して認識できる考え方があると信じているので、そういう点では、精神的なものを重んじて生きていると思います。僕はあらゆる種類の宗教の文献を読みます。そのどれにも、真実が含まれていると信じているからです。



In your book`s essay ``Trust,`` you write: ``We think separating ourselves from others will protect us, but that doesn`t work. It leaves us feeling alone and unloved.`` Do you feel imprisoned by your fame?


本の中のエッセイ「Trust」で、あなたは「距離さえ保っておけば、自分の身を守れるという考えは間違いで、それでは、いつまでたっても孤独で、自分が愛されていないと感じることから脱け出すことができない」と書いていますね。あなたは、名声を得たことで、監禁されているような感覚にとらわれることはないですか?



``Yes. Fame can be imprisoning. But the best part of being Michael Jackson is that I know I can interact with millions of people; and in that interaction we exchange something.``


ええ、名声によって、監禁されていくことはあります。でも、マイケル・ジャクソンであることの最もすばらしいことは、自分が何百万人とも交流できることだと思います。そして、そういった触れ合いから、私たちは大切なものを交換します。



Which is . . .


それは、、



``Love. It is exhilarating. It is magic.``


愛です。それは素晴らしく素敵な、魔法ですね。



I bet you could have been a great ballet dancer. Your mother once said you could imitate almost any dance move by the time you were 5. When you`re dancing onstage, how does it feel and how hard do you work at it?


あなたは、偉大なバレエダンサーにもなれたでしょう。あなたの母親は、あなたが5歳の頃から、どんなダンスでも真似することができたと言っていました。あなたは、ステージで踊っているとき、それをどのように感じますか?また、どれぐらい熱心に練習をしているんですか?



``I dance to express my bliss. I do not strain at practice when I`m dancing. I just feel that the dance is dancing itself through me. I`m an instrument for the expression of ecstasy.``


僕は自分の喜びを表現するために踊っています。無理に練習するようなことはしません。ダンスが僕を通して踊っているように、僕は歓喜を表現するための道具なんです。



Give us a few secrets: What do you eat, how do you exercise?


少しだけ秘密を教えてください。あなたは何を食べ、どのようなエクササイズをしていますか?



``My life is not constrained by special diets or exercise routines! I have fun with my friends or by myself. I like to see movies, read books, dance-and sometimes do nothing.``


特別な食事や、決められた運動で束縛されるようなことはないです。友人と一緒に、あるいは、ひとりで人生を楽しんでいます。映画が好きですし、読書も、ダンスも、時には、何もしないことも。



You write so much about animals. What can we all learn from them?


動物についてもたくさん書かれていますね。 私たちは、彼らから何を学ぶことができますか?



``Animals do not kill out of cruelty, greed or jealousy. And most do not kill their own kind. We are the only animals that plunder and destroy the Earth! But we are learning, and it is not too late.``


動物は残酷に殺害するとか、貪欲に嫉妬したりしませんし、ほとんどの場合、同じ種族を殺すこともないですが、私たちは地球を略奪して、破壊する唯一の動物です。でも、私たちが学べば、遅すぎるということはありません。



Speaking of animals, after the sexy, violent ``panther`` section of``Black or White`` created so much controversy, amateur psychologists speculated that you were letting off tremendous feelings of anger about . . .


動物の話といえば、『Black or White』の性的で暴力的でもあるパンサーシーンは、多くの論争を巻き起こしました。アマチュア心理学者たちは、あなたが周囲にとてつもない感情を爆発させていると推測していましたが、、



``Anger and rage are the prelude to a shift in consciousness. Unless we feel rage at some of the inequities and injustices of our society, there is no hope for transformation.``


怒りや激しさは、意識が変動する前兆です。 私たちが不正に対していくらかの怒りや、社会への不当性を感じない限り、変革への希望はありません。



Your videos are state-of-the-art, like a mini-motion picture. Would you like to make feature-length films?


あなたのビデオは、最高の技術水準をもった短編映画のようですが、長編映画を創りたいと思いますか?



``I`m going to produce and direct many feature films; movies that bring out the magic of life that entertain but also make people think.``


たくさんの長編映画を製作し、監督したいと思っています。人が楽しめるだけでなく、考えさせられるような、人生の魔法についての映画を。



In the meantime, when you`re composing songs for your next album, do the words come first or the music?


ところで、次のアルバムのために、曲を創っているとき、最初に、歌詞が浮かぶのですか?それとも、メロディですか?



``I first hear the music and feel the dance, and then the words come spontaneously.``


最初にメロディが聴こえて、それからダンスを感じて、そのあとに、自発的に言葉がやってくるという感じです。



In your essay ``On Children of the World,`` you say so many children have had their childhoods stolen from them. As a child star, did you feel that way?


『On Children of the World』というエッセイで、「大勢の子供たちは、こども時代を奪われている」と書いていますね。チャイルドスターとして、あなたもそのように感じたのですか?



``I certainly did not have a routine childhood. But the magic was always there.``


確かに、僕には普通のこども時代はありませんでした。ただ、こども時代の魔法はいつもそこにありました。



We`ve all seen Elizabeth Taylor fight so passionately for AIDS funding and compassion. What quality do you like most about her as a friend?


私たちは全員、エリザベス・テイラーが大変情熱的にエイズのための基金や、理解のために尽くしていることを知っています。友人として、あなたは彼女のどのようなところが好きですか?



``Elizabeth has passion for life. We must live with passion.``


エリザベスの生きることへの情熱ですね。私たちは情熱をもって生きるべきですね。



Having hosted Elizabeth Taylor`s wedding last October, do you dream that one day you might have a wedding of your own?


去年の10月に、エリザベス・テイラーのために結婚式を主催されましたね。あなたも、いつか結婚式をあげることを夢にみますか?



``My life is the present. And the excitement of life is to step into the unknown every morning. I look forward to the future-whatever it brings.``


人生は贈り物だと思っています。毎朝、未知の世界に踏み出すことで、人生の興奮を感じます。僕は未来がもたらす、すべてを楽しみにしています。



(June 27, 1992 ミュンヘン公演日のインタビューだとすれば。。)



◎[関連記事]和訳『Trust』

◎[関連記事]和訳『ON Children OF THE WORLD』






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by yomodalite | 2015-04-13 08:37 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

和訳 "We've had enough"

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この曲は、CD4枚とライブDVDで構成された限定ボックスセット「アルティメットコレクション」(2004年)に納められた、9曲の未発表曲の中の1曲で、Disk 4の最終曲です。


歌詞サイトなどにはない、一番最後の部分も「関連記事による引用」をもとに、聞き取れる範囲で付け加えました。



☆続きを読む
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by yomodalite | 2015-04-05 21:17 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

解説 All In Your Name

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「和訳:All In Your Name」を先にお読みくださいませ。
こちらは、私訳の解説です。

All In Your Name

このタイトルは、聖書で、神の御名、神の名においてという場合の「Your Name」を想像させますが、「In Your Name」と言うことで、文字通り「あなたの名前」という意味をもちます。「神の名において」と「あなたの名において」という、この2つの意味が、この曲のテーマであり、それは、それぞれの人の「内なる神」でもある。

内なる神は、人を善に導きもすれば、神の名を語って、人がしてはならない「神の領域」のこともしてしまう。

この優しく、愛に満ちた歌には、「神の名において」判断された正義や、なされた多くの残虐な行為は、実は「あなたの名において」したことであるという、マイケルの怒りと哀しみも込められているのだと思います。

The Story

神から使命を受けた者が人々に語るというのは、一見、一神教の「預言者」のスタイルのようですが、ここで語られるのは、聖書で語られてきた長い歴史ではなく、科学者、哲学者も含めたあらゆる賢人も否定できない物語、一人の女と一人の男によって人類は生まれるというシステムと、そのシステムによって生まれた人類はそれぞれ自分の力で飛び立っていけるのだということ。man and woman でなく、woman and a man となっているのは、アダムとイブの「創世記」とは異なっていることを示しただけでなく、人は母から生まれる、ということも重要視している。

There's just one religion

ひとつの宗教というのは、一神教(アブラハムの宗教)の考え方のようですが、この世界をひとりの神が創ったなら、世界はすべてひとつの家族であり、それはすべて神の愛によって結ばれているという意味ではないでしょうか。

the gates of paradise

キリスト教の天国の門や、神の審判を連想させますが、gates が複数形であることからも、あらゆる宗教・スピリチュアル・政治思想にみられる、死後の楽園や、理想社会への入り口(条件)などを指している。

They're the same

天国と地獄の設定や、宗教上の様々なジャッジメントは「教義を創る」うえで欠かせないものですし、さまざまな人が思い描く理想社会の違いによって、多くの宗派や、政治思想や、人種、性別、性的嗜好、、など様々に分かれ、争っていますが、それは、あなたの人生の中(all in the game)でのことであり、あらゆる人が死後に安らかなのは、すべて同じだということ。

Only God knows

あなたが(神の名を語って)したこと。あなたが(神の名を借りて)人生で選んだこと、あなたが(神の権利を利用して)誰かを裁いたこと。それらを「神」だけは知っている。なぜなら、それは、神にしかできないことで、人間にはできないことだから。

◎この歌詞に通底する宗教観・思想について

この歌詞の原案はマイケルにあり、また、バリーはインタヴューで、僕たちは宗教観が似ていたと語っていました。私がここまで調べた限りでは、MJの宗教観にもっとも近い宗派は「ユニテリアン」だと思います。「もうたくさん!We've had enough(5)」の中で、エレノアが「マイケルが直面した深刻なジレンマを完璧に表現している、とあなたたちが議論したのをよく覚えてるわ」と言っている記事(→「What is My Life if I Don’t Believe?」)の中でも、それは言及されていて、

MJが足繁く通っていた地元の書店員は「彼はエマソンがお気に入りだった」と証言していますが(→地元書店員の話)、マイケルが全集を所有していたラルフ・ウォルドー・エマソンは、ユニテリアンの代表的人物としてよく知られています。

ユニテリアンは、神を唯一の存在とし、三位一体を否定し(これは青年期のMJの宗教であるエホバの証人にも共通)、イエスを道徳的に優れた人物として扱い、神格化せず、知性を重視し、聖書の記述や教義に縛られず、キリスト教以外の様々な思想を学ぶことにも熱心で、自由を重んじるため、信者には知的レベルの高い人が多く、欧米の学問を熱心に学んでいた福沢諭吉や新渡戸稲造など近代日本の知識人も、そこから多くの影響を受けています。

MJがユニテリアンだとすれば、=フリーメーソンなの?と心配になられる方も多いと思いますし、フリーメイソン=ユニテリアンか?という点も疑問かとは思いますが・・・理神論がわかってないと、本当の陰謀はわかんないっていう内容かどうかは各自確認w

様々な宗教やスピリチュアルを信じている人々が、自分の信仰に合わせて、MJについてファンタジックに語っていますが、自分が信じていることに、MJの考えを合わせるのではなく、これまでの歴史を勉強し、その良い点や、問題点を考えたり、、、していければいいんですけどね。

ただし、ユニテリアンは宗教集団としての力は弱く、MJも、元の宗教の教義への不満から、独自に探求を重ね、その宗派に近い思想を身につけたということで、彼がユニテリアン教会に通っていた事実はありません。おそらくマイケルの意識としては、幼少期からずっと、自分が唯一の神であるエホバの存在を証明する人間だということに変わりはなく、それが、2001年や、2005年の発言になっているのだと思います。

Q : Are you still a Jehova’s Witness?
あなたは今でも「エホバの証人」ですか?」

MJ : Yeah, I’ve done what we call pioneering. We do 90 hours a month, I don’t do as much now because I’m busy. You go door to door. I wear a fat suit, pop-bottle glasses, mustache, buck teeth, and like an afro wig.

MJ:ああ、僕はパイオニアリングと呼ばれている行為をしてきたんだ。月に90時間もね。今は忙しいからそんなにやってないけど、ドアからドアへ訪問していくんだ。太ってみえるスーツを着たり、分厚いレンズのメガネをかけたり、つけヒゲとか、出っ歯とか、アフロのカツラをつけてね。(2001年「TV GUIDE」インタヴュー)

Jesse: And so, you-you-you-you had these hits, ahem, and people that you have embraced are now facing you in court on a daily basis. How does your spirit handle that?

ジェシー:君はいくつものヒット曲を持っているよね。そして、現在、君が大事にしてきた人たちが、裁判では反対の側に立っている。君の精神はどうやってそれに対応しているの?

Michael: Ah, I gained strength from God. I believe in Jehovah God very much and ah, and I gain strength from the fact that I know I’m innocent…

MJ : うん、、僕は神から強さを得たんだ。僕はエホバ(=ヤハウェ)という神をとても信じているし、僕は自分の無実が事実だと知っているから、強いんだ。(2005年、ジェシー・ジャクソンによるインタヴュー)

神がひとりであるという多くの教えの中でも、ユダヤ教では神の名を唱えることを禁じていて、Godという言葉でさえ、G-dとぼかして表記しますし、キリスト教でも、神を名で呼ぶよりも「主」と呼ぶのが一般的ですが、MJの信仰にとっては、その神を「Jehova」という名前(Name)で呼ぶことがとても重要なことだったようです。

MJの答え方は、自分の生き方とは合わなくなり、教義に疑問を感じ、教団側からも批判されて離れたにも関わらず、かつての仲間を気遣い、そこで過ごしたときへの感謝も感じられるだけでなく、「神がひとり」だという点においても矛盾を感じさせないものです。

私たちは人との《差》を重要視し、現代社会はあらゆることで人々を《分類》しようとしていますが、この歌は、彼自身の信仰だけでなく、人々の間にある差ではなく、あらゆる人々に共通する点を思い出させ、争いが絶えず、今また激化していく世界中の人々へのメッセージとして考え抜かれたものだと思います。



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by yomodalite | 2015-04-01 06:04 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

和訳 "All In Your Name"

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次回の「We've had enough」の記事で言及されている「All In Your Name」の和訳をしたいと思います。

この曲は、MJの旅立ち後の2011年に、共作者であるバリー・ギブが発表した曲で、バリーとマイケルは、2002年の夏頃からこの曲を創り始め、動画の映像はその年の12月頃に撮影されたもの。その頃、イラクの武装解除に「最後の機会」を与えるとする国連安全保障理事会決議が採択され、翌年3月、英米は先制攻撃に踏み切りました。

私は、マイケルの宗教観がよく表れている曲だと感じ、それまで探り探り書いていた「マイケルの神について」の一応の締めくくりに、この曲と「イマジン」を対比させた記事を書こうと目論んでいたのですが、


いざ、取り掛かってみると、日頃から強引な訳をしてしまいがちな私でさえ、躊躇してしまう箇所が多くて、そのわからないことを探るためにも、『MJ Tapes』も『Dancing the Dream』も、全部訳してみないと・・と、気の長いことをしてたんですが、今回のウィラとエレノアの記事からヒントを得て、迷っていたことに、いったん結論を出してみようと思いました。

また、多くの歌詞サイトで聞き取り不能になっている部分も、一応、聴き取り案を紹介します。(*)の箇所です(その周辺部も怪しいところはありますが)。みなさんの想像の参考になればという思いで、あえて埋めてみましたが、ソラミミの可能性は大いにあるのでご注意くださいね。







All In Your Name
すべてはあなたの名のもとに

[Verse 1: Barry Gibb]

Now I got a mission
The story unfolds
What the wise men have told you, is already known
That a woman and a man
Should go by the plan
And we find out how high we can fly

今、私は伝えようと思う
あらゆる賢人たちが語ってきたように
この物語には終わりがないことを
ひとりの女性とひとりの男性によって
人はこの世に生まれることになっていて、
そこからどこまで高く飛べるかは
私たち自身が見つけるべきなんだ

[Verse 2: Barry Gibb]

There's just one religion
One family of love
We suffer the children
As God cries above
And the giving, not the taking
With hearts open wide
And it looks like we fall
And it burns like a flame
Any ground that I claim

ここにはひとつの宗教があり
愛で結ばれたひとつの家族がある
子供たちが苦しめば
神は天上で嘆き悲しむ
だから、広く開いた心で
与えるんだ、奪うのでなく
あらゆる場所で私はそう主張する
それなのに、私たちは堕ちていくようで
炎に焼かれているみたいだ

[Pre-Chorus: Barry Gibb]

So what is my life
If I don't believe
There is someone to watch me
Follow my dreams
Take all my chances,
like those who dare
And what of our world
What does it become
When the damage is done
And you held out,
you said no, you stand up

誰かが見守ってくれていて
私の夢を気にかけてくれて
チャンスや、勇気を信じられなかったとしたら
人生にどんな意味があるのだろう?
だから、私たちの世界で
何か大変なことがあったとき
あなたはそれに抵抗し、
みんなで「NO」と立ち上がるんだ

[Chorus: Michael Jackson]

Only God knows
That it's all in the game
It's all in your name
Carry me to the gates of paradise
They're the same
It's all in your name

神だけが知っている
それはすべてあなたの人生の中で
全部あなたの名前でしたこと
どんな天国の門に連れて行かれても
それらはすべて同じこと
すべてはあなたの名において(=神の名においてではない)

[Verse 3: Barry Gibb]

Look to Heaven
An angel of peace
To love and protect us
Through all of our tears
And the gateway to peace
It stands open wide
And it looks like we fall
And it burns like a flame
Any ground that I claim

天国を眺めれば
平和の天使が
愛し守ってくれている
私たちはあらゆることで涙を流すけど
平和への扉は
大きく開いている
どんな場所でも私はそう主張しているけど
私たちは堕ちていくようで
炎に焼かれているみたいだ

[Pre-Chorus: Barry Gibb]

So what is my life
If I don't believe
There is someone to watch me
Follow my dreams
Take all my chances,
Like those who dare
And where is the peace
We're searching for
Under the shadows of war
Can we hold out,
and stand up, and say no

誰かが見守ってくれていて
私の夢を気にかけてくれて
チャンスや、勇気を信じられなかったとしたら
人生にどんな意味があるのだろう
そして、私たちが求めている平和は
どこにあるのだろう?
戦争の影の下で
私たちにできるだろうか
踏みとどまり
立ち上がり、Noと言うことが

[Chorus: Michael Jackson]

Only God knows
That it's all in the game
It's all in your name
Follow me to the gates of paradise
They're the same
It's all in your name

神だけがご存知なんだ
それはあなたの人生の中で
全部あなたの名前でしたこと
どんな天国の門であっても
それはすべて同じこと
すべてはあなたの名において(=神の名においてではない)

(*)
[Barry]
We are the ones
Now we need
To love you and understand you
In the line of interstate
Can we hold on
(*)
私たちの問題なんだ
人を愛し、人を理解することが
大事なんだ
私たちは互いの境界線で
立ち止まり
考えることができるだろうか

[Michael]
It's over
そうすれば(争いは)終わる

[Barry]
Then we'll all know
そして私たちがわかりあえる日が

[Michael]
It's over
(争いは)終わる

See? that it's done
わかったかい?それはもう済んだことだよ

[Barry]
And it's all in your name
そして、すべてはあなたの中にある

[Michael]
It's all in the game
It's all in your name
Follow me through the gates of paradise
They're the same {yeah yeah, yeah yeah}

すべてはあなたの人生の中で
あなたの名前でしたこと
どんな楽園の入り口であっても
それはすべて同じこと(そうそうそうなんだよ)

It's all in the game
It's all in your name
Follow me through the gates of paradise
They're the same
They're the same {yeah yeah}

すべてはあなたの人生の中で
あなたの内なる神によるもの
どんな天国の門であっても
それらはすべて同じもの(そうそう)

It's all in the game
It's all in your name
Follow me through the gates of paradise
They're the same

それはあらゆる勝負の中で
全部あなたの名前でしたこと
それがどんな楽園への道であっても
すべてがそうなんだ

It's All In Your Name
すべてはあなたの名のもとに

(訳:yomodalite)

☆この曲の解説はこちら・・・


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by yomodalite | 2015-04-01 06:00 | ☆マイケルの言葉 | Trackback | Comments(2)

1984年「EBONY」インタビュー "The Michael Jackson Nobody Knows"

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8つのグラミー賞を獲得した1984年12月に「EBONY」に掲載されたインタビュー。


エボニーは、アフリカ系アメリカ人のための月刊誌で(姉妹紙「Jet」はダイジェスト版)、インタビュー中にも出てきますが、マイケルはエボニー誌を創刊した、John H.Johnsonを尊敬し、このインタビュワーである、Robert E. Johnson は、「Jet」紙の編集局長で、ニクソン大統領とともにロシア、ポーランド、オーストリア、イランを旅し、1979年には、アフリカの通商使節団にも同行するなど、MJが信頼していた人物で、とてもGOODなインタビューになってます。


MJがメモに記した「Incredible Actor」や、「Greatest Actor」とはどういう意味だったのか。とか、


◎[関連記事]1979年「21歳のマニフェスト」

◎[関連記事]80年代前半のメモ


私にとっては、なぜ生前、映画で成功することが出来なかったのか?という答えへの示唆にも感じられたり、読書や、神についてだけでなくマイケルが「真実(truth)」という言葉をどう使っているかにも注目ですし、その他諸々、とっても素敵なインタヴューなんですが、和訳の気になる点は遠慮なくお知らせくださいませ。


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Source : http://en.michaeljackson.ru/ebony-12-84/

☆Google書籍検索の掲載ページ(当時のエボニーは広告にもすべて黒人が使われている)



The Michael Jackson Nobody Knows


EBONY: You have to cope with a lot of stress and pressure in the entertainment business. People make all kinds of requests of you and propositions come from all directions. How do you cope with these stresses and pressures?

あなたはエンターテイメント業界の中で、たくさんのストレスやプレッシャーに対処しなければなりません。 人々は、あなたに様々なことを求めますし、 あらゆる方面から提案がなされます。あなたはそういったストレスやプレッシャーにどう対処しますか?


MICHAEL: I cope with it in a way and I’m not calling myself Jesus because I would never even look at myself on the same level, but I’m comparing it to Jesus because what God gave to him was for a reason and he preached and people came about him and he didn’t get angry and push them aside and say leave me alone, I ain’t got time.

MJ:それに対応するのは、僕は自分を同じレベルで見てるわけじゃないし、自分のことをイエスだなんて思ってるわけじゃないけど、彼は、神に与えられた説教をして、人々はそれで彼の周囲に集まったのだから、イエスは人々に対して怒ったり、彼らを脇に押しやって、ひとりにしてくれ、僕には時間がないんだ。放っておいてくれ。なんて言わなかった。


EBONY: But you must encounter some fans who pressure you and provoke you.

でも、中には、あなたにプレッシャーをかけて、怒らせるファンに遭遇することもありますよね?


MICHAEL: I do get angry at times because there are those who will come up to you with the worst, attitude and will say to you, ‘Sit down, sign my baby’s paper.’ They’ll throw it at you. I’ll say, ‘Do you have a pen?’ ‘You don’t have a pen? Well, go get one. That’s what they’ll actually tell me . … I’m amazed by some of the people. They think they own you. And they’ll say to you, ‘Listen, I made you what you are. I say, ‘Wait a minute. You didn’t just buy it [album] to help me. You bought it because you like it and that’s true.

MJ:たまには怒ることもあるよ。最悪な態度で近寄ってきて、「ここに座って、俺のベイビーにサインをくれよ」なんて言って、紙を投げつけてきてね、僕が「君はペンを持ってる?」って聞くと、「ペンを持ってないなら、お前が取ってこいよ」って。そういうことを言う人が実際にいるんだから、驚くよ。彼らは、僕を自分のものだと考えてて、「いいか、今のお前があるのは、俺たちのおかげなんだからな」なんて言う。「ちょっと待ってよ、君は僕を助けるためにアルバムを買ったんじゃなくて、気に入ったから買ったっていうのが本当じゃないか」


EBONY: You are looked upon as a role model. You once appeared at the Chicago Public Library to encourage young people and adults to read and a book marker souvenir was distributed with a quotation from you. Do you still enjoy reading?

あなたは人々のお手本として尊敬されています。以前、シカゴの公立図書館に登場して、老若男女に読書を薦め、記念品として、あなたの言葉が書かれたしおりも配布しました。あなたは今でも読書を楽しんでいますか?


MICHAEL: I love to read. I wish I could advise more people to read. There’s a whole other world in books. If you can’t afford to travel, you travel mentally through reading. You can see anything and go any place you want to in reading.

MJ:読書は大好きだよ。もっと人々に読書するようにアドヴァイスが出来たらいいんだけどね。本の中には、別の世界がつまってる。旅をする余裕がなくても、精神的な旅をすることができるし、読書によって、何でも見ることができるし、どんなところにも行くことができる。


EBONY: Have you had a chance to do any reading related to the Black experience or in terms of Black history?

黒人が体験したことや、黒人史に関するものを読む機会はありましたか?


MICHAEL: Oh, yes! I’m really thankful for what Mr. [John H.] Johnson has done in bringing books through Johnson Publications…. I think it’s good to show we are contributing to the world in many ways. That’s what a lot of peopie think – that we haven’t.

MJ:もちろんだよ。僕は本当に感謝しているんだけど、ジョン・H・ジョンソンが、彼が創った出版社を通じて、本を流通させたことについてとか、、黒人たちが、様々な形で、世界に貢献していることを示しているのは、すごくいいよね。みんなそれを望んでいたけど、今までにはなかったからね。


EBONY: How do you keep up with what Black people today are doing, saying and thinking? And who are some of the people, other than your family and close associates, who influence your thinking?

現代の黒人たちがしていること、言っていること、考えていることで、あなたが大事にしていることはどんなことですか?また、家族や親しい人以外で、あなたの考えに影響を与えているのは誰ですか?


MICHAEL: I love the way [John H.] Johnson runs his organization. Seems like everybody’s really nice. I’m sure there are quarrels and things, but everybody’s very nice…. and have such an influence on the young. People rule their lives by JET and EBONY. I mean, they get their information from those two magazines and the young kids, too. I’ll say, where did you read it? I read it in JET. And they keep up with what’s happening in JET and EBONY. And I think that’s wonderful… God, I admire people like Johnson and [Walt] Disney. I think they’re phenomenal.

MJ:僕は、ジョンソン氏(John H.Johnson)の会社運営方法が好きだな。誰もが本当に素敵にみえるね。色々と議論があることは間違いないと思うけど、だから、みんなが素晴らしいんだよ。そういった影響を若い人にも与えてほしいね。彼らは『JET』と『EBONY』に従っている。その2冊の雑誌と、キッズから自分たちの情報を得るだろう。僕が、「それどこで読んだの?」て聞くと「JETで読んだ」って言うからね。つまり、みんな『JET』と『EBONY』で何が起っているのか知って、それについて行っているんだ。それは、僕には、神から与えられた仕事をしているように思える。僕はジョンソンや、ディズニーのような人を賞賛していて、彼らはとてつもなく素晴らしいと思ってる。


EBONY: You talk of the influence of books and people in your life. What part does travel play in shaping your attitudes and outlook on life?

本や人々があなたの人生に与えた影響について伺いましたが、あなたの人生観や態度に、旅行が果たした役割についてはどうですか?


MICHAEL: I think before anybody gets married, they should really travel the world if they can. It’s the most incredible education I’ve ever had. I think it’s phenomenal. I mean just to see the different cultures of people, the different faces, to talk to people and just to learn and see…. When I traveled I was amazed. When we first went to Switzerland, I almost started crying. I really did.

MJ:僕は思うんだけど、可能なら、誰もが結婚する前に、ぜひ世界を旅するべきだね。それが僕が受けてきた教育の中で、もっとも素晴らしいものだと思う。本当に違う文化とか、自分たちとは異なる顔の人々を見て、彼らと話すことは、まさに学習であり、観察なんだよ。僕は旅をしたとき、本当に驚いたんだ。最初にスイスに行ったときなんだけど、もう泣きそうだったというか、本当に泣いちゃったんだ。


EBONY: What touched you about that trip to bring about that emotional response?

何があなたにそれほどの反応をもたらし、心に触れたのですか?


MICHAEL: The beauty. It’s like, oh, God, it’s crying out in the sky. It’s an incredible country and it inspires me to see these things – the mountains. The pictures don’t do justice to Switzerland. Then there’s the Netherlands and France. Gosh, they’re incredible, too!

MJ:美しさだよ。まるで神のようなね。もう空の中で叫びたいぐらい、信じられないぐらいの国だった。そういうのが僕を興奮させるんだよね、山々とか。写真でスイスの素晴らしさを判断することはできないよ。そういうことは、オランダやフランスにも言えるけど、今でも信じられないぐらいなんだ。


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EBONY: Obviously, when you travel, you are more than a tourist, you are an observer.

明らかに、あなたは、どんな旅人よりひとりの観察者になっていますね。


MICHAEL: Well, a lot of people just stay in the cities when they travel. They should get out and see the real country. Wherever you go, man-made things are man-made, but you gotta get out and see God’s beauty.

MJ:そうだね。旅をしているとき多くの人々はただ街にいるだけだ。みんな外に出て、本当の国の姿を見るべきだよ。どこに行くにしても、人工のものは人工だよ。神が創った美しさを発見するにはもっと外に出なくちゃ。


EBONY: In your travels, what were some of the countries that impressed you most?

あなたが旅した中で、もっとも印象深い国々は?


MICHAEL: I’m gonna raise my hand on this one. I’ll say this. I always thought that the Blacks, as far as artistry, were a talented race of people. But when I went to Africa, I was even more convinced. They did some incredible things over there [West African countries, including Senegal]. We went to one place out in the flatlands where all these Africans sell their crafts and everything. I went to this one hut where this guy made incredible carvings…. He took a piece of wood and a hatchet - like thing and started chopping and I just sat there amazed. He carved a big face . . . dipped it in some water dried it off and he gave it to me and I paid for it.

MJ:ひとつだけ挙げるとしたら、こう言うよ。いつもそう思ってたんだけど、黒人は芸術的な領域で才能を与えられている人種だけど、アフリカに行ったとき僕はさらに確信したね。南アフリカやセネガルでも、彼らは驚くべきことをことをやってて、僕たちはアフリカ人による工芸品のほとんどを販売しているフラットに出かけて、僕はそこで信じられないような彫刻を創っている人の小屋に入ったんだ。彼は木と手斧のようなものを手に取って創りはじめた。僕が驚いてそこに座っていると、彼は大きな仮面を彫りはじめて、それを水に浸して乾かしたものをくれたので、僕はそれを買ったんだ。


EBONY: You seem impressed by African art but what about African music and dance?

あなたは、アフリカン・アートに感銘をうけたようですが、アフリカの音楽やダンスはどうでしたか?


MICHAEL: When we came off the plane in [Dakar, Senegal] Africa, we were greeted by a long line of African dancers. Their drums and sounds filled the air with rhythm. I was going crazy, I was screaming. I said, ‘All right!’ They got the beat and they got the rhythm…. I just was so glad about the whole thing. This is it, I said. This is where I come from. The origin….

MJ:僕たちが飛行機でアフリカ(セネガルのダカール)降り立ったとき、アフリカのダンサー達が長い列をつくって迎えてくれてね。彼らのドラムや音楽によって、その場の空気がリズムで満たされていて、僕は興奮して「オーライ」って叫んだよ。彼らにはビートがあってリズムもある。僕はそのすべてがただもう嬉しくて。まさにこれなんだって、僕はここから来たんだ。ここが原点なんだって・・


EBONY: You were obviously impressed by your musical roots, so where do you think the Africans derived their musical influence?

自分の音楽の原点がはっきりしたんですね。それでは、あなたは、アフリカ人の音楽はどこから影響を受けたものだと思いますか?


MICHAEL: Music started with nature. Music is nature. Birds make music. Oceans make music. Wind makes music, Any natural sound is music. And that’s where it started.. You see, we’re just making a replica of nature, which is the sounds we hear outside.

MJ:音楽は自然と共に始まったんだよ。音楽は自然そのもの。鳥が創り出す音楽、海が創り出す音楽、風が創り出す音楽、どんな自然の音も音楽だよ。すべてがそこから始まって、、そう、僕たちは、ただ自然のレプリカを創ってるだけ。外で聴く音のね。


EBONY: Did your travels have any influence on the way you think about races of people?

旅行は、人種についての考え方に、影響を及ぼしましたか?


MICHAEL: The main thing that I hate most is ignorance, like the prejudice problems of America. I know it is worse in some other countries. But I wish I could borrow, like from Venezuela or Trinidad, the real love of color-blind people and bring it to America.

MJ:僕がもっとも嫌いなのは、主に無知についてだね。アメリカの偏見という問題。他にもっと酷い国があることも知っているけど、ベネズエラとかトリニダードのような国から肌の色なんて関係のない本当の愛を借りてきて、アメリカに持ってくることができたらって思う。


EBONY: You are making some observations with intense feelings. Please continue.

とても強い感情をともなった見解ですね。どうぞ、続けてください。


MICHAEL: I’m prejudiced against ignorance. That’s what I’m mainly prejudiced against. It’s only ignorance and it’s taught because it’s not genetic at all. The little children in those [countries] aren’t prejudiced. I would like for you to put this in quotes, too. I’m really not a prejudiced person at all. I believe that people should think about God more and creation. …

MJ:僕は、偏見は無知から来ていると思う。偏見を生み出すのは、主にそうだね。それは単なる無知にすぎない教えであって、遺伝とはまったく関係がないから、そういった国々では、小さな子供たちは偏見をもっていない。この部分も引用句として取り上げてもらいたいんだけど、僕はいかなる人々にも偏見をもっていない。人々がより多く神とその創造について考えるべきだと思う・・


Look at the many wonders inside the human body-the different colors of organs, colors of blood-and all these different colors do a different thing in the human body. It’s the most incredible system in the world; it makes an incredible building, the human being. And if this can happen with the human body, why can’t we do it as people? And that’s how I feel. And that’s why I wish the world could do more. That’s the only thing I hate. I really do.

人体の内部の不思議を見てよ。異なった色の器官、血液の色、こういった様々な色が、人体の中で別々の働きをしている。世界一スゴいシステムだよ。人間は、信じられない建築物のように構築されていて、そして、これが人体で可能なのに、どうして、僕たちは、人間としてそう出来ないんだろう? 僕が感じるのはそういうことなんだ。世界はもっとよくなるのに。それらは、僕が唯一嫌いなことで、本当に憎んでることだね。


EBONY: What you have just said is not only compassionate but compelling. How do you communicate such feelings since you don’t make public appearances to express your views in public forums?

あなたが言っていることは、同情しているだけでなく、切実ですね。公共の場で意見を表明するために姿を見せないとしたら、あなたは、どのようにそういった感情を伝えますか?


MICHAEL: I try to write, put it song. Put it in dance. Put it in my art to teach the world. If politicians can’t do it, I want to do it. We have to do it. Artists, put it in paintings. Poets, put it in poems, novels. That’s what we have to do. And I think it’s so important to save the world.

MJ:僕は曲を書いて、歌にしたり、ダンスにしたり、僕のアートを通じて世界に教えたい。政治家には出来ないようなことを、僕はしたいんだ。芸術家は絵に、詩人は詩や小説に、そういうことが僕たちがしなきゃいけないことで、僕は、世界を救うことはとても重要だと思うんだ。


EBONY: Stevie Wonder apparently shares similar feelings, judging by some of his musical messages.

いくつかの音楽から判断すると、スティーヴィー・ワンダーも同じような感覚を共有しているようですね。


MICHAEL: That’s why I love Stevie Wonder’s biggest-selling album called Songs in The Key Of Life. He has a song on that album called Black Man. …. I just jumped up screaming when I heard that record because he’s showing the world what the Black man has done and what other races have done, and he balanced it beautifully by putting other races in there, what they have done. Then he brings out what the Black Man has done. Instead of naming it another thing, he named it Black Man, That’s what I loved about it…. And that’s the best way to bring about the truth, through song. And that’s what I love about it.

MJ:だから、僕はスティーヴィー・ワンダーの最も売れたアルバムである「キー・オブ・ライフ」が大好きなんだ。「ブラック・マン」という曲があって、僕はそれを聴いたとき、ただもう飛び上がって叫んじゃったよ。彼は、黒人が何をしたのかについて、世界に示しているんだけど、そこに、他の人種や、彼らがしてきたことも加えて、素晴らしくバランスをとりながら、黒人がしてきたことを持ち込んだ。そうして、何か別の名前をつけるんじゃなく、「ブラック・マン」と彼は、名づけた。それが、僕が大好きな理由。。そして、それは歌を通して、真実をもたらす最高の方法で、僕がもっとも好きなことなんだ。


EBONY: You don’t seem to have any objections to messages in music as long as the messages are positive. Your music, unlike some artists, stays clear of messages glorifying drugs. But drugs are a reality. How do you view it?

メッセージがポジティブである限り、あなたは音楽がもつどんなメッセージに対しても、異論はないようですね。あなたの音楽は、何人かのアーティストと違って、ドラッグを賛美するメッセージを避けています。 でも、ドラッグは現実に存在しています。 あなたは、それをどのように見ていますか?


MICHAEL: In the field I’m in, there is a lot of that and it gets offered to me all the time. People even go as far as to just… stick it in your pocket and walk off. Now, if it was a good thing, they wouldn’t do that… I mean, would somebody drop something beautiful in my pocket and just walk off? But I don’t want to have anything to do with any of that. I mean, as corny as it sounds, but this is how I really believe: Natural highs are the greatest highs in the world… Who wants to take something and just sit around for the rest of the day after you take it [drugs], and don’t know who you are, what you’re doing, where you are? Take in something that’s gonna inspire you to do greater things in the world.

MJ:僕がいる業界には、それはたくさんあって、僕も常に薦められるんだ。遠くから来て、ただ、僕のポケットにドラッグを突っ込んで、立ち去る人とかね、、それがいいことだとしたら、彼らはそんなことはしないよね。。誰だって、なにか素晴らしいものだったら、僕のポケットに入れるだけで立ち去ったりなんてしないだろう? いずれにしても、僕は、そういったものとは関係をもちたくないね。つまりね、ありきたりなことを言うようだけど、僕は、ナチュラルハイが世界で一番だって信じてる。何かドラッグをやって、残りの1日をただ座って過ごして、自分が誰で、何をやっていて、どこにいるのかもわからないなんて、誰がそんなものを欲しがるんだろう?もっと世界で偉大なことができるように、自分を鼓舞してくれるようなものを取り入れるべきだよ。


EBONY: Do you put God or religion in that process of a natural high?

あなたは、ナチュラルハイのために、神や宗教を取り入れますか?


MICHAEL: Oh, yes, God, really. I believe in the Bible and I try to follow the Bible. I know I’m an imperfect person…. I’m not making myself an angel because I’m not an angel and I’m not a devil either. I try to be the best I can and I try to do what I think is right. It’s that simple. And I do believe in God.

MJ:ああ、うん。神についてはそうだね。僕は聖書を信じているし、聖書に従おうとしている。僕は自分が不完全な人間だと知っているし、自分を天使にしようとしてるわけじゃなく、天使でもないけど、悪魔でもない。僕は自分のベストをできる限り追求して、自分が正しいと思うことをしたい。いたってシンプルなことだよ。僕が神の存在を信じていることもね。


EBONY: Do prayers or praying play a role in your life?

祈りを捧げたり、祈るという行為が、あなたの人生になにか役立ったことはありますか?


MICHAEL: I pray every night. I don’t just pray at night. I pray at different times during the day. When I see something beautiful, whenever I see beautiful scenery – like when I’m flying or something – I say, oh, God, that’s beautiful. And I always say little prayers like that all through the day. I love beauty.

MJ:僕は毎晩祈るよ。夜だけというわけじゃなくて、1日の間の色々な時間に祈る。なにか美しいものとか、美しい光景を見たときとか、飛行機で空を飛んでるときとかね、僕は、「ああ、神さま、美しいです」って言う。そして、1日を通して、そんな感じの小さな祈りをいつもしている。僕は美しいものが大好きだから。


EBONY: Speaking of beauty, you have been associated with in a public way many beautiful people, including your beautiful sisters, LaToya, Rebbie, and Janet, but also Diana Ross, Tatum O’Neal and Brooke Shields. You have been linked romantically with the latter two. Someone said you and Tatum had a lot in common: the parents of both of you are protective – she’s a daddy’s [Ryan O’Neal] girl and you’re a momma’s [Katherine Jackson] boy.

美についての話と言えば、あなたは公の場所に美しい姉妹であるラトーヤ、レビー、ジャネットだけではなく、ダイアナ・ロス、テータム・オニールや、ブルック・シールズといった多くの美女と帯同しました。あとの2人はロマンティックに結びつけられ、あなたとテータムには多くの共通点があるという人もいます。ふたりとも両親によって固く守られていて、彼女はお父さん子(父親はライアン・オニール)で、あなたはお母さん子だと。


MICHAEL: I want all those people who read JET and EBONY to just know that we’re mainly good friends. That’s the main thing. I think for guys, girls make the best friends. And for girls, guys make the best friends….

MJ:僕は「JET」と「EBONY」を読んでいるすべての人に、僕たちが良い友人なんだということを知って欲しいね。重要なことは、男の子にとって女の子は最高の友だちで、女の子にとっても男の子は親友で・・


EBONY: What is your relationship with Brooke? When did you meet and has that relationship developed?

あなたとブルックの関係は?いつ頃出会って、その後どう関係が発展していったのですか?


MICHAEL: We met at the Academy Awards. She asked me to dance because I was not going to ask her. You know, I’m really shy and embarrassed. So she says, ‘I got to dance with you tonight.’ I said, great. So we got together on the dance floor and danced. They were playing that old-fashioned Benny Goodman, Tommy Dorsey music, which wasn’t much of a groove. First, you’ve got all these bald-headed old people on the floor slow dancing, the Lawrence Welk sound. We really couldn’t get into it so we got to talking and got to know each other. We switched numbers and had phone conversations back and forth and we became real good friends.

MJ:僕たちはアカデミー賞で出会ったんだ。彼女が僕に踊ってって言ってきたんだ。なぜって、僕が彼女に言わなかったからさ。すごくシャイだったんだよね。それで当惑してたら、彼女が「私、今夜はあなたとおどるわよ」って、僕は「最高だね」って言って、それで一緒にダンスフロアに出てって踊ったんだ。昔ながらのベニーグッドマンやトミー・ドーシーとか、グルーブ感のない音楽が演奏されてて、はげ頭の老人たちが、ローレンス・ウェルクの音楽をのんびり踊ってたよ。僕たちはあんまり入り込めなかったから、ふたりでしゃべりはじめて、それでお互いのことを知るようになった。電話番号を交換して、互いに電話をかけあって、それで本当に親友になったんだよ。






EBONY: Does this mean that Brooke has replaced Tatum as a special friend?

それは、ブルックが親友として、テータムの後を継いだという意味ですか?


MICHAEL: Tatum calls me all the time and I hope she reads this interview because I’m sorry I couldn’t get all of her calls. But she’s still a wonderful friend of mine.

MJ:テータムもいつも僕に電話をくれているよ。このインタヴューを彼女が読んでくれるといいんだけど、彼女からの電話に出られなかったことがあって。でも、今でも彼女は素晴らしい友だちだよ。


EBONY: Both Tatum and Brook are fine actresses. You did all right I Wiz. What’s in the future for you in films?

テータムもブルックも素晴らしい女優ですね。あなたが演じた『ウィズ』も良かった。今後のあなたの映画は?


MICHAEL: I’m very excited about a lot of things that I want to do and that I’m going to do in films and things. I really can’t wait…. Since The Wiz, incredible offers have come to me, things that are still in the making….

MJ:僕は映画に関してやりたいことがたくさんあってすごくワクワクしてる。もう待ちきれないぐらい。『ウィズ』をやって以来、信じられないようなオファーが来ていて色々と進行中で・・・


EBONY: You once said that you will be careful about choosing your next role so that you won’t be typecast anymore. You said that since The Wiz, some people still call you Scarecrow because of that character role you played.

エボニー:あなたはかつて自分が型にはめられないように、次の役選びには慎重になるだろうと言ってましたね。『ウィズ』で演じた役のせいで、未だに「かかし」だって言われると。


MICHAEL: Whatever role you play, people link it with your personality. But it’s acting. You’re portraying another person…. I wish it wasn’t called acting because I don’t really like actors, I mean, the word acting.

MJ:どんな役を演じても人々はそれを俳優の性格と結びつけるよね。でも、それは演技なんだ。別の人物を演じているんだよ。演じる。なんて言い方をしなければいいと思うね。僕が俳優(actors)が好きじゃないと思うのは、演じる(acting)という言葉にあると思う。


EBONY: Please elaborate.

詳しく聞かせてください。


MICHAEL: I don’t think acting should be acting. Acting, if you’re acting, you’re imitating realism. You should create realism. It should be called believing. You see, I always was against it when I thought about acting. I don’t want to see an actor. I want to see a believer. I don’t want to see anybody that’s gonna imitate the truths. It’s not real then. I want to see a person that’s gonna believe the truth…. That’s when you move an audience.

MJ:僕は演技を、演じなければならないものだとは思わない。演技というものが、演じているということなら、リアリズムを模倣していることだけど、リアリズムの方を創造すべきなんだよ。それは演じるではなくて(acting)、信じる(believing)と呼ばれるべきなんだ。僕は演技について考えているとき、いつもそれに反対だったんだ。僕は演じている人(actor)なんか見たくない。僕は信じる人(believer)が見たいって。あたりまえのこと(truth)を模倣するような人なんか見たくない。それは、その時点で本当のこと(real)じゃない。僕は、真実(truth)を信じようとしている人に会いたい・・・観客の心に響くのは、そういうときなんだよ。


EBONY: What kind of questions do you wish you would be asked but nobody ever asks you?

あなたがされたいと思う質問で、今まで誰もしなかった質問はどんな種類のものですか?


MICHAEL: That’s a good question. Probably about children or writing, or what I just talked about…. You don’t make a better world of minds and things when people put the wrong things in their lyrics and give the wrong views on stage and everything. It’s just so important and I think this can lead so many people astray,

MJ:いい質問だね。子供たちについてのこととか、作曲についてとか、僕が今話していたようなことかな。人が間違ったことを歌詞の中に入れていたり、ステージやなんかで、人々に様々な間違った見解を与えていたりしたら、それはすごく重要なことで、大勢の人を誤った道に導くことになると思う。


because an artist can be built up so big in his career that this could change the whole world by what he does and thinks. They’ll listen to him before the President or any of these big politicians. You have to be careful. They could change these peoples’ way of life by what they say and do. That’s why it’s important to give off love vibes and that’s why I love what I do…

アーティストは、ビッグになるまでのキャリアで鍛え上げられていて、彼らは考えることで、全世界を変えることができる。みんな、大統領や、大物政治家の話よりも、彼らの話に耳を傾けるだろう。慎重にならなきゃ。アーティストが言ったり、することによって、人々の生き方を変えることができるんだから。だから、愛の感覚を送ることが重要で、自分がしていることが好きな理由もそういうこと。

When Marvin Gaye put out the album, What’s Going On, so many Blacks as well as Whites-but mainly Blacks- were educated. ‘Wake up. What’s going on? Wake up.’ I mean the ones that don’t watch the news, don’t read the papers to really dig in the depths of humanism. What’s going on? Wakeup.

マーヴィン・ゲイが『What’s Going On』を出したとき、多くの黒人だけでなく白人も、と言っても主に黒人だけど、教育されたよね。「目を覚ませ、何が起きてるんだ?目を覚ませよ」僕が思うに、ニュースも見ない、新聞も読まない、人道主義を深く掘り下げようともしない、という人たちに、どうなっているんだ?目を覚ませって。


EBONY: There have been some campaigns against so-called dirty lyrics songs by some popular musical groups. Do you have any views about such groups and their lyrics?

いくつかのキャンペーンで、人気のある音楽グループによるいわゆる汚い歌詞の歌に反対していました。あなたはそういったグループや歌詞になにか意見がありますか?


MICHAEL: Sometimes they go too far. They don’t leave anything for the imagination. If I just walked out on stage naked, there’s no imagination. I’m not letting them imagine what I look like without the clothes. But, you see, they overdo it…. We got to leave them something to imagine. People go too far at times. I think it’s important to set the right example because there are so many kids who look up to us.

MJ:時々、彼らは行き過ぎているね。想像力を喚起するためのものを、何も残さないというか。例えば、僕がステージに裸で出て行くなんて、観客は想像もできないよね。僕は、観客に、衣装のない僕がどう見えるかについては想像させない。だけど、そういった連中は、それをやり過ぎてる。。僕たちは、なにかを想像させるための余地を残しておかないと。人は、時に度が過ぎる。 僕たちを尊敬する多くの子供がいるんだから、僕は、正しいお手本を示すことが大切だと思う。


* * *


As the most productive year of his entertainment career comes to a close and his talents helped him gross about $100 million, Michael is not content to rest on his laurels or his loot. He faces a future guided by two observations, both of which he made:

彼のキャリアの中でも最も生産的だった年が終わり、自身の才能によって、およそ1億ドルを稼ぎながら、マイケルは栄冠や戦利品を得ることだけに満足していない。 彼はふたつの見解によって導かれる将来に向かっているが、その両方とも彼自身の言葉だ。


“I’m interested in making a path instead of following a trail and that’s what I want to do in life – in everything I do,” Michael told this writer in an interview on July 13, 1979.

「僕は今ある道をたどるのではなく、自分で道筋を創ることに興味を持っている。それが、僕が人生でしたいこと。僕がするすべてにおいてね」


マイケルは1979年7月13日のインタビューで、筆者にそう語った。


He made the other observation in his role as Scarecrow in The Wiz, a movie in which he co-starred with one of his dearest friends – Diana Ross. In a scene near the end of the film, Michael spoke these words through his Scarecrow character:

彼のもうひとつの見解は、彼の一番の親友ダイアナ・ロスと共演した『ウィズ』でのかかし役のセリフで、映画の終わり近くの場面で、マイケルはかかしのキャラクターを通じて、こんな話をした。


“Success, fame, fortune – they are all illusions, All there is that is real is the friendship that two can share.”

「成功や、名声、運とか、そういうのはすべて幻想さ。そこにあることで、本当なのは、ふたりでわかちあえる友情だけだよ」


Those are the thoughts of the Michael Jackson that nobody knows. 

そういったことが、知られざるマイケル・ジャクソンの想いなのだ。


(了)


シカゴ図書館で配布された「book marker souvenir」って、1979年の "Boogie To The Book Beat” のときに配られたものだと思うんだけど、ずっと気になってるんだけど、一度もお目にかかったことなくて、ご存知の方は教えてくださいませ。


それと、インタビュー前の文章は省略しましたが、そちらも素晴らしい文章なので、いつか追記したいと思います。


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by yomodalite | 2015-02-23 12:20 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

和訳 “Shout”

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kumaさんから “Shout”のカッコいい和訳をいただきました!

ご存知のように、この曲は『インヴィンシブル』に収録予定でしたが、リリース直前に『You Are My Life』に差替えになり、シングル『Cly』のカップリングとして発表された曲なんですけど、今、聴いても新鮮で、とても13年も前の曲だなんて思えないどころか、

メッセージとしては、まさに「今」かも。。





“Shout”
Written : Michael Jackson / Teddy Riley / C. Forbes / R. Hamilton / S. Hoskins / Carmen Lampson


This is not your ordinary record.
Record. R-r-record. Hit it! Wow, wow!

(DJの声)君が今までやったことなかったやつ
やってみようぜ、ワォーー!

Ignorance of people purchasing diamonds and necklaces
And barely able to keep the payments upon their lessons
And enrolled in a class and don't know who the professor is
How low people go for the dough and make a mess of this

ダイアモンドやネックレスを買いながら
学ぶことには金を出せない人々の無知
自分がとっている授業の教授が誰だか知りもしない
どれだけ金を追い求め、堕落すれば気が済むんだ

Kids are murdering kids for the fun of it
Instead of using their mind or their fist they put a gun in it
Wanna be part of a clique don't know who's running it
Tragedy on top of tragedy you know it's killing me

子供が子供を面白半分に殺す
心も拳も使わず、銃でケンカにカタをつける
誰が仕切っているのかもわからないグループに入りたがり
悲劇の上にまた悲劇、もう耐えられないんだ、わかるだろう

So many people in agony this shouldn't have to be
Too busy focusing on ourselves and not His Majesty
There has to be some type of change for this day and age
We gotta rearrange and flip the page

数え切れない人々が、理由なく苦しめられている
みんな自分のことで手一杯で、崇高なことなど考えない
この時代、この時こそ、何かを変えなきゃいけない
やり直すんだ、新しいページをめくるんだ

Living encased like animals and cannibals
Eating each other alive just to survive the nine to five
Every single day is trouble while we struggle and strive
Peace of mind is so hard to find

檻に入れられ、共食いする獣のように
9時から5時まで、ただ生き延びるため互いに食い合う
どんなに必死にもがいても、日々問題は増すばかり
心の平安なんて夢のまた夢

I wanna shout
Throw my hands up and shout
What's this madness all about
All this makes me wanna shout
Ya know it makes me wanna shout
C'mon now

叫びたい
両手を挙げて叫びたくなるんだ
こんなの正気の沙汰じゃない
すべてに叫びたくなる
叫びたくなるんだ
もういいかげんにしろって

Problems, complications, and accusations
Dividing the nations and races of empty faces
A war is taking place
No substitution for restitution
The only solution for peace is increasing the height of your spirituality

問題がおこり、混乱し、そして他人を非難する
国が人種が分断されても、みんな知らん顔
他に手立てが無いかのように、戦争が起きる
平和のための唯一の解決策は、自分の精神を高めることだけだ

Masses of minds are shrouded, clouded visions
Deceptions and indecision no faith or religion
How we're living
The clock is ticking, the end is coming, they'll be no warning
But will we live to see the dawn

人々の心は先の見えない不安に包まれている
欺瞞と優柔不断、信念も信仰も無い
そんな中で僕らは生きている
時計の針は刻々と進み、終わりは近づく、警告もなく
それでも僕らは生きて、夜明けを見なきゃいけない

How can we preach when all we make this world to be
Is a living hell torturing our minds
We all must unite to turn darkness to light
And the love in our hearts will shine

どうやって伝えればいい
自ら創り出した生き地獄で、みんな心を切り刻まれている時に
ひとつになって暗闇を光に変えるのだ、と
そして内なる愛の気持ちを輝かせるのだ、と

We're disconnected from love we're disrespecting each other
Whatever happened to protecting each other
Poisoned your body and your soul for a minute of pleasure
But the damage that you've done is gonna last forever

僕らは愛から切り離され、互いをけなし合っている
何が起ころうと、互いを守り合うべきなのに
一瞬の快楽のために、体にも心にも毒を入れるけど
犯したことの災いは、永遠に消えない

Babies being born in the world already drug addicted and afflicted
Family values are contradicted
Ashes to ashes and dust to dust(*)
Pressure is building and I've had enough

クスリ漬けになった世の中に、赤ん坊が生まれてきても
家族の価値は否定されてる
灰は灰に、塵は塵に(*)
やらされることばかりが増えるのは、もうたくさんだ

I wanna shout
Throw my hands up and shout
What's this madness all about
All this makes me wanna shout
Ya know it makes me wanna shout
C'mon now

叫びたい
両手を挙げて叫びたくなるんだ
こんなの正気の沙汰じゃない
すべてに叫びたくなる
叫びたくなるんだ
もういいかげんにしろって

(訳:kuma)


(*)埋葬の際に神父(または牧師)が唱える決まり文句。

土は土に、灰は灰に、塵は塵に(earth to earth; ashes to ashes, dust to dust)。
原典は、旧約聖書「創世記」3章19節「お前は顔に汗を流してパンを得る/土に返るときまで。お前がそこから取られた土に。塵にすぎないお前は塵に返る」。アダムとイブが楽園から追放されるとき、神がアダムに対して語りかける言葉。アダムは元々神が土から作ったため、アダムが死ねば土に還るという背景が暗示されている。


☆元になったと言われている
アイズレーブラザースの「Shout」




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by yomodalite | 2014-12-10 00:00 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

メモに書かれた詩

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今日は、“Dancing The Dream”の和訳をアップしたかったんだけど、日本語がどうしても選びきれなかったので、、「マイケルの言葉」フォルダに保存してあったメモをアップしておくことにします。

2012年、永年の皮膚科医だったクライン医師がオークションに出品したものです。

source : http://www.dailymail.co.uk/

クライン医師へのお手紙ではなさそうですし、どうして、彼がもっているのか? また、いつ頃、書かれたものなのかはわからないのですが、“Dancing The Dream”に納められた「children OF THE WORLD」に似ていて、「will you be there」を思い出す部分もありますね。


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across the sea of time

we shall meet on endless

shores, counting our

blessings of love's eternity

But tomorrow is not a promise

The promise of another tomorrow

So let us meet on endless

shores at the break of dawn


僕たちは時の海を渡って

与えられた永遠の愛を数えながら

果てなき浜辺で逢おう

明日の約束は出来ないけど

それはいつの日にか叶えられる

僕たちは、夜が開ける頃、

永遠に続く浜辺で逢うんだ


(yomodalite訳)






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by yomodalite | 2014-12-09 00:00 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

Michael's Speech 「United We Stand」

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2001年10月21日、「911」の犠牲者のためのコンサートでのスピーチです。


あの日、ニューヨークの高層ビルが崩壊する光景をテレビで見たとき、私は、戦争が始まる瞬間を始めて見たと思いました。あの「911」から、もう13年も経ったんですね。

不吉なことを言って申し訳ないのですが’、、

私は、「911」ような光景を(それは東京に限らず、どこか近海でのことかもしれませんが)、日本でも見ることになるのではと、数年前から不安で仕方がないのですが、そういったとき、どんな気持ちでいればいいんだろうとか思うと、やっぱり、一番思い出したいのは、このときのマイケルの言葉なんです。



「911」から約1ヶ月後に行われた

『United We Stand : What More Can I Give』でのスピーチ

(下記の英文はネットで見つけたスクリプトを

kumaさんに修正してもらったものです)






United We Stand Benefit Concert - Michael's Speech 2001


Michael : I love you.. I love you DC. I love you very much.. I love DC all who are here very much. I would like each and every one of you here tonight to look at each person next to you. Look at them in the eyes, each and every person right here. Look at the person next to you in the eyes. Please.


僕はあなたたちを愛してる。。(ワシントン)DCが大好きだ。すごく愛してる。DCを、そしてここにいるみんなを、心から愛している。今夜ここにいる全員が、隣の人の目を見て欲しい。その人たちと目を合わせて。ここにいるみんな、ひとり残らず、隣の人の目を見て欲しい。さぁ。


Please look at each person next to you. Now join hands, each together and reach to the heavens...reach to the heavens everyone...and feel it! Feel humanity.. Don’t do it because I’m asking you to, do it because it’s the right thing to do.


どうか、隣にいる人を見て、手をつなぐんだ、お互いに。それから、天に向かってその手を伸ばそう。天に届くまで。そして、感じて欲しい。隣人への愛を感じてほしいんだ。僕が頼むから、じゃなくて、正しいこととして、やってみて。


Now I ask you for a moment of love and silence. I love you... And tonight we all stand united and ask 'What More Can I Give?' And when we leave here tonight let us take this love and give it to all the people everywhere in every corner of the Earth. And that’s what we can share and what will make the difference, that will make the change.. It's very important.


今、少しだけ愛と静寂をお願いしたい。大好きなみんな。。いいかい、今夜、一緒に立ち上がった意味を、自分に聞いてみるんだ。「これから自分になにができるか?」って。そして、今夜ここを離れても、この愛の気持ちを持ち帰り、地球の隅々まで、すべての人にまで届けよう。愛を分かち合うんだ。そうすれば何かが生まれる。世の中を変えることができる。それは本当に重要なことなんだ。


To the families of the victims of September 11th that are here with us tonight, 'You Are Not Alone’.


今夜、ここにいる「911」の犠牲者の家族の方々、「あなたはひとりじゃない」


You are in our hearts, you are in our thoughts and you are in our prayers!


ぼくたちの心は、あなたとともにある。あなたのことを考え、あなたを思って祈ってる!


Thank you for being here tonight. Now let's please help me welcome back the amazing artists that have united here tonight to benefit United We Stand and What More Can I Give..what more can we all give…


今夜、ここに来てくれてありがとう。僕を助けてくれた素晴らしいアーティストたちをまたステージに迎えて下さい。慈善コンサート「We Stand and What More Can I Give」… 確かに、その名の通り、僕たちに何が出来るのか(What More Can I Give)かもしれないけど、彼らは今夜、結集(We Stand)してくれたんだ。




上記のスピーチはコンサートのフィナーレで

「What More Can I Give」を全員で歌う前に行われたもののようです






日本の「311」は天災が引き起こしたものです。それでも、被害の中には、これまで過ちを認めなかったために起きたことなど、数々の「人災」が疑われることがあって、それで、大勢の人が、東電や、地方自治体、中央政府まで、「何をしているんだ」「早くなんとかしてくれ」という声をあげました。



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でも、背後にどんな陰謀があるにせよ「911」は100%人為的な攻撃によるものです。そんなとき、「今夜ここを離れても、この愛の気持ちを持ち帰り、“地球の隅々” まで、と言えたのは、マイケルだけだったと思う。



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愛する気持ちは誰にでもあるものかもしれないけど、怖れや、憎しみは、その気持ちを覆い尽くしてしまうほど強い。私は、マイケルが、自分の怖れや、憎しみに負けなかったのは、なぜなんだろう?と考えずにはいられません。


◎[追記]当日の詳しい状況や素敵な写真をアップしてくださっています!

http://zare.blog.shinobi.jp/Entry/6746/



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by yomodalite | 2014-09-15 09:38 | マイケルの言葉 | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


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