カテゴリ:美男・美女( 29 )

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日活時代の清順の映画で、あまり注目されていない作品を記録しておきたいという動機で観たのですけど、芸者万竜役の久保菜穂子さんに魅了されました。



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これまで壇ふみ系統のお顔だなぁと思っていたぐらいでまったくノーマークだったのですけど、この映画での芸者っぷりはお見事!静止写真では上品過ぎる感じに見えますけど、馬賊芸者の万竜姐さん、動いているときはかなりやんちゃで啖呵の粋の良さも抜群なので、是非映画でご確認くださいませ。



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ウィキペディアによると1958年の『女王蜂』『女王蜂の怒り』での演技、日本映画随一と言われたスタイルの良さで、その後の女性任侠映画に大きな影響を与えたとあります。江波杏子の女賭博師シリーズが1966年〜、藤純子(現・冨司純子)の緋牡丹博徒シリーズは1968年〜なので、元祖「姐さん」といってもイイかも。



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『女王蜂』主演以前は、剣道場主の娘として育ち清純な色気、スタイルの良さで洋装姿が抜群であった。そうで、八頭身だけでなく、姿勢の良さと行儀を兼ね備えていたところが、あの着物姿の美しさだったのかなぁと納得。



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江波杏子や藤純子の姉御も素敵なのですけど、久保菜穂子さんの魅力は江戸芸者の雰囲気を色濃く残しつつ、スタイルの良さが際だっているところ。地味な色合いの江戸小紋ずくしの衣装にほんの少しだけ見える襦袢の赤の美しさといったら。。。昔のきもの見たさに古い日本映画を観まくっているのだけど、まさかこの時代の清順映画でこんな正統派の芸者に出会えるとは!



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「斜め太鼓」のお手本!この映画は、いわゆる清順ぽい「絵」がない、普通の日活映画なんですけど、唯一、川地民夫が演じている、普段は賭場の壺ふりなのに、殺し屋のときだけ「怪人20面相」のような洋装という点だけが「変」でした。

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監督:鈴木清順/脚本:阿部桂一 木村威夫/美術:木村威夫
出演:小林旭(尾形)/川地民夫(吉村)/松原智恵子(おしげ)/久保菜穂子(万竜)
1964年作品



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by yomodalite | 2009-02-04 19:10 | 美男・美女 | Trackback | Comments(0)
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『御家人斬九郎』(1) の続きです。やっぱりこの作品が渡辺謙の最高傑作ではないでしょうか。蔦吉のいる舟宿、その舟宿からの川の風景、鳥のさえずり、時代劇で、江戸が水の都だった風情をここまで表現した作品も他ではみたことがないです。
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★続きを観る!
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by yomodalite | 2009-01-14 22:19 | 美男・美女 | Trackback | Comments(0)
f0134963_16493996.jpgf0134963_16473096.jpgf0134963_1648075.jpg『御家人斬九郎』は、柴田錬三郎の晩年の傑作小説をドラマ化したもの。原作者がイメージした「明るい眠狂四郎」という斬九郎のキャラクターにぴったりの渡辺謙、美味しいものに目がない母、岸田今日子、武家の生まれの深川芸者「蔦吉」役の若村麻由美という面白くないわけがないキャスティングによる時代劇。

「時代劇のきもの」で取り上げようと思っていたのですけど、渡辺謙のカッコ良さの方が上回ってしまったため「美男・美女」カテゴリで捕獲することに




渡辺謙は、他の時代劇役者と違って、流し目中心の静止画芝居でないので写真ではなかなか魅力を伝えられません。

蔦吉言うところの「火の見櫓」のような高身長から振り降ろされる殺陣の魅力と、斬九郎曰く「可愛い可愛いクソばばあ」の母との軽妙なやりとり、彫の深い顔立ちと、フットワークの軽さから繰り出される豊かな表情。。。


黒澤の『用心棒』の音楽を担当した佐藤勝氏の音楽も素敵

時代劇チャンネルで1月17日に5話〜8話を放送するらしいので、気になった人は是非!

★渡辺謙さまの写真の続きはこちら!
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by yomodalite | 2009-01-14 17:10 | 美男・美女 | Trackback | Comments(0)

陸軍中野学校 雲一号指令 [DVD]

市川雷蔵,村松英子,加東大介,佐藤慶,仲村隆/角川書店

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陸軍中野学校 雲一号指令 [DVD]

市川雷蔵.村松英子.佐藤慶.仲村隆/角川エンタテインメント

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『陸軍中野学校』シリーズは、モノクロ画像がリアルであるとともに、今観てもシャープな映像美に溢れていて、オススメモノクロ映画なんですが、気になるのは、スパイ役の美女たち。


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安田道代(大楠道代)、野際陽子、小山明子と知的で、大人っぽいクールビューティーを集めたという感じなのですが、


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野際陽子さんも大楠道代さんも、まだブレイク前という感じなんですが、村松英子さんは美しさにおいては、この作品がベストでは?と思わせるぐらいハマってます。


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子供のころに見た村松英子さんは、なぜかいつも「お歯黒」をしているような(歯が黒いなんてことはもちろんないのですが、能面のような不思議な魅力というか)江戸時代の年増女というような雰囲気が記憶に残っているのでが、


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この頃は、フランス人形のような顔立ちに芸者姿というミスマッチや、この黒い着物姿もモノクロ画面に映えてシリーズ屈指のミステリアスさ!


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【GAGAデータベース】市川雷蔵が知性派スパイをクールに演じた「陸軍中野学校」シリーズの既発BOXの単品化第2弾。陸軍中野学校1期生の椎名次郎は、軍の命令により神戸で起きた大型軍用船爆破事件の真相を捜査する中で、日本に潜入した中国スパイ機関に行き当たる。

『陸軍中野学校』 監督:増村保造(1966年)/小川真由美
『陸軍中野学校 雲一号指令』 監督:森一生(1966年)/村松英子
『陸軍中野学校 竜三号指令』 監督:田中徳三(1967年)/安田道代(大楠道代)
『陸軍中野学校 密命』 監督:井上昭(1967年)/野際陽子
『陸軍中野学校 開戦前夜』 監督:井上昭(1968年)/小山明子

陸軍中野学校シリーズ
http://www.raizofan.net/link16/link8/

wing socks
http://museiti.exblog.jp/7776792/


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by yomodalite | 2008-11-14 14:40 | 美男・美女 | Trackback | Comments(0)
f0134963_2016436.jpg「美男・美女」のカテゴリを作ったときは、お名前を挙げてはみたものの、今でも熱心なファンの多い俳優さんですし、やっぱり恐れ多くて手を出さないでおこうかな〜と思っていたのですが、数日前「チャンネルNECO」で、こちらの映画を見てしまって、あらためてその魅力にメロメロ。。f0134963_18122937.jpg

f0134963_18134575.jpg『女吸血鬼』は、1959年の映画なので、『非情のライセンス』スタート時より14年前。天知茂28歳のときの作品なんですが、渋い!ニヒル!というイメージが大きくなり過ぎていて気がつかなかった美しさに圧倒されました。

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姿かたちもさることながら「演技」も素晴らしく美しいです!!

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吸血鬼ものには、世界中に熱狂的なファンがいるようですが、天知さんの「吸血鬼」は、世界中どこへでも胸をはって紹介したいぐらいのレベルで、あの澁澤龍彦がファンだったということをも至極納得。




白い手袋をこんなに上手に扱える俳優さんは、前述の西沢利明さん(見たことはないけど絶対そう思う)と、天知茂さんぐらいじゃないでしょうか。

★続きはこちら!!
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by yomodalite | 2008-11-10 18:46 | 美男・美女 | Trackback | Comments(2)
特に語りたいことはありません。ただただ捕獲しておきたいだけ。
写真は、一部をのぞき『必殺仕事人III』のもの。


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必殺シリーズで勇次が初登場したのは『新・必殺仕事人』で他に『必殺仕事人III』『必殺仕事人IV』『必殺仕切人』のシリーズに出演しているもよう(スペシャル除く)『必殺仕事人IV』第23話からは、仕事の際に「南無阿彌陀佛」と背中に刺繍された羽織を着用しているらしい。



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『必殺! 三味線屋・勇次』(1999年)という映画や、土曜ワイド劇場「京都マル秘仕置帖」(1999年)「京都マル秘仕事人I・II」(2001年、2002年)というスピンオフ作品では中条きよし扮する音楽教室の講師が勇次をイメージした仕置を行うシーンがあるとか。



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ああ、棺桶の錠の沖雅也さんも見たい!

『必殺仕事人Ⅳ』/三味線屋の勇次(中条きよし)[2]に続く



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by yomodalite | 2008-10-31 17:04 | 美男・美女 | Trackback | Comments(0)
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「美男・美女」カテゴリの「美男」の第一弾。とにかく来年、軽井沢へ避暑に行くなら、是非このCDを持って行かれることをお奨めします。私はipodに入れて、寝椅子でのんびり聴く予定。

串田孫一(1915年11月12日 - 2005年7月8日。日本の詩人、哲学者、随筆家。東京生まれで、暁星中学校から東京帝国大学哲学科卒。長男は俳優・演出家の串田和美、次男はグラフィックデザイナーの串田光弘。)氏の随筆を朗読されているのは、このところ、きものへの興味で「時代劇チャンネル」を見るようになり、

そこで、発見した極上の「美男」の方で、今までお名前がわからなかったのですが、1936年1月20日生まれ御年72歳の名俳優、西沢利明さんです。


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私と同じように名前を聞いてわからない人でも、数々の人気ドラマや、時代劇での知的な悪役、上品な紳士役で、記憶に遺っている方も多いのではないでしょうか。


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私は未見ですが『サイコ』で有名なアンソニー・パーキンスのTV放映時の声優や『アルジャーノンに花束を』の舞台ではストラウス博士なども演じておられるようです。


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写真は「あばれ八州御用旅」(多分)が90年、「必殺仕事人 激突!」は92年なので、西沢さんが54〜56歳時の作品で、モニターからビデオを一時停止して撮影したものなんですが、このやり方を、最近の美男美女タレントにすると、不用意な瞬きなどで、白目顔が映ってしまったり、演技に迷いがあるためか、スロー画面にすると必ずブサイク顔を何コマか発見してしまうのですけど、西沢利明さんはどの瞬間も完璧。



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どんな二枚目も年齢とともに顔がむくみ、淀みが浮き上がってくるものですし、特に悪役をよくやっていると、その演技から悪人皺が定着してしまうことが多いのですけど、西沢利明さんは「善」のときは上品で穏やか、悪では怜悧で非情でありながら、とにかくどちらも美しいという稀有な俳優さんだと思います。



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映画『太陽』の米内役時の白い軍服姿も必見!ですし、もっと若い頃や、洋装の写真(特に『非情のライセンス』出演時)も掲載したいのですが、なかなか資料が見つけられません。見つけ次第追加でアップしていきます。



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時代劇は、80年代ぐらいから徐々に美しい照明や洒落た衣装が失われていったようです。時代劇は顔のアップが多いのに、誰とは言いませんが、主演の二枚目が舞台か!というような厚い白塗りをして、大衆演劇チックな衣装を着るようになると、主演映画があるような女優ですら、酷いセンスの衣装を着させられて色気のない着付けに。。。

そんな中、西沢利明さんだけはいつも変わらず「絶品」であるのを幸いと思う反面、実にもったいないなぁと思います。西沢さんがイギリス人だったら「サー」の称号が与えられただろうし、ハリウッドならアカデミー助演男優賞をもらえたかもしれないのに。



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ところで、、西沢さんのことをあれこれ検索していたら、ナント西沢さんご自身のブログを発見!!!

◎「西沢利明の俳優ノート」

過去ログを読んでいたら、私もギリシャ神話や、ゲーテももっと読み直そうと思ったり、太宰治役!は素晴らしく適任で是非観てみたいと思ったり、

2008年の6月30日の日記「少しわかった。」では爆泣してしまいました。。

やっぱり人柄は「顔に出る」のは、真実のようです。。。

◎「西沢利明を語ろう」←2ちゃんねるのレス記録

【追加画像】
銭形平次(大川橋蔵)第782話「三匹の蟻」で、踊りの師匠を演じる西沢さん。気が弱い善人でありながら娘の仇を討とうとするものの性格が優し過ぎて...という役。1981〜82年頃で、西沢さんは45、6歳。上記作品より10歳ほど若いときの作品と思われます。



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最初、西沢さんを見たときは、知的でクールな印象から日本のパトリック・マクグーハン!と思っていましたが、マクグーハンはこんな善人役はできないし、悪役のときとは声の雰囲気もぜんぜん違っていてあらためて感心致しました。



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☆これから見たい西沢利明さん出演番組

◎映画:太陽(白い軍服米内光政役)、桜の森の満開の下、放浪記

◎TVドラマ

・ザ・ガードマン
・キィハンター
・竜馬が行く
・怪奇大作戦

・必殺仕掛人・第6話「消す顔消される顔」 音次郎
・必殺仕置人・第21話「生木をさかれ生地獄」 平田石見守
・必殺仕事人・第79話「隠し技潜入喉輪攻め」(1980年) 安部弥十郎

・太陽にほえろ!
第66話「生き返った白骨美人」(1973年) - 寺岡
第280話「狼」(1977年) - 殺し屋組織の男
第449話「ドック刑事、雪山に舞う」・
第450話「ドック刑事、雪山に戦う」(1981年)
第661話「マミーが怒った」(1985年)

・非情のライセンス
第1シリーズ 第10話「兇悪の骨」(1973年)
第2シリーズ 第40話「兇悪の棺桶」(1975年) - 平手英次
第2シリーズ 第65話「兇悪のざんげ」(1976年) - 峰岸正之
第2シリーズ 第96話「兇悪のカムバック」(1976年) - 狭間次郎
第2シリーズ 第124話「兇悪の終焉」(1977年) - 北見

・江戸の牙(天知茂主演)第17話
・大江戸捜査網 第190話「傷だらけの十手」(1975年)
・俺たちは天使だ! 第18話「運が良ければ次期社長」(1979年)
・Gメン'75

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by yomodalite | 2008-10-17 22:25 | 美男・美女 | Trackback | Comments(4)
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「美男・美女」第二弾は真行寺君枝!まずは、下記のサイトをご覧ください。

「第一哲学 不死なるもの」(←残念ながら現在は停止中)

神秘的、アーティステッィク、という感想を超えているというか、まさかソクラテスとは!と驚いてしまいました。松岡正剛氏による「詞書」を読むと真行寺君枝さんの思いがすこ〜し伝わりますが、とりあえず今のところ内容はよくわかりません。

「動機」〜あとがきにかえて〜はまだ読めないし、残念ながら「Photo」は「Link」と同じ画面になってしまうし。。。企画・素描/真行寺君枝とありますが、素描ってどれ??。。。まあとにかく真行寺君枝がイメージだけでなく、マジで神秘的な人だということはよ〜く顕れています。

f0134963_20173536.jpgデヴューCM資生堂の「ゆれるまなざし」での彼女はメイクの印象ばかりが強過ぎるのと、少女が無理矢理化粧させられた感があって、永く女優を続ける人とは思わなかったけど、資生堂から離れると素顔の方が憂いがあって魅力的。f0134963_20183898.jpg
1981年(?)頃のレコードジャケットは、22歳?
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1992年、半分移り住んだ長野県の「芝平」(しびら)での生活を撮影した写真集「シビラの四季」(撮影:沢渡 朔)は33歳のとき。
f0134963_20223091.jpg1995年のananで本木雅弘との恋愛モード全開の写真は36歳。
f0134963_20272464.jpg1997年に夫、大口ひろし氏撮影による写真集「made in love」は38歳。
2002年、沢渡 朔の撮影による
美しいファッショナブルなヌード写真集は43歳。
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2004年の「ミステリー民俗学者八雲樹」最終回「設楽流美」役、44歳。
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2006年の「神戸からのメッセージ」表紙は46歳。
変化しつつも尚美しい真行寺君枝には今後も目が離せませんね。












「Sightsong」
http://pub.ne.jp/Sightsong/?entry_id=1194008
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女優・真行寺君枝との対談集。結婚・出産を契機に女優活動を4年間休止し、長野の廃村シビラで、自然の中での生活を経験する。美しいものへの感性を大切にしながらマイペースに進む彼女の生き方を追う。 求龍堂 (1996/10)





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by yomodalite | 2008-10-09 18:54 | 美男・美女 | Trackback | Comments(0)
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今日からカテゴリに「美男・美女」を追加しました。

ここ数年、最新作の映画はほとんど観ないで「日本」と「きもの」への興味で昔の邦画や雑誌を見ていて、作品とか、演技も二の次、とにかく好きな「顔」をいっぱい集めたいという気持ちが強くなってきました。

☆続きを読む!!!
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by yomodalite | 2008-10-03 17:56 | 美男・美女 | Trackback | Comments(2)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite