カテゴリ:科学・環境問題( 23 )

大麻ヒステリー~思考停止になる日本人~ (光文社新書)

武田 邦彦/光文社




環境問題やエコロジー偽装に関して、先鋭的な著作を生んできた著者による大麻本。これまでの著作と同様、科学的な内容に加え、良き時代の日本への回帰を訴える内容。今年になってから、大麻所持による一般大学生の逮捕が目立つようになった。正直、大麻ごときで、大学生が逮捕されるとは。。と思った人は多いはず。でもそんな意見を公にすることはできません。

有名人なら、深夜、人通りもないところでの全裸で家宅捜査されたり、痴漢でも家宅捜査のうえ懲役刑を課せられたり、一般人でも、微々たる交通違反で多額な罰金が課せられたり、社会の監視体制が年々強化されていると感じるのはわたしだけでしょうか。最近見送られた「児童ポルノ禁止法改正法案」なども同様ですが、所持だけで罰則ということになれば、犯罪者を作り上げようとする意志があれば、簡単に遂行できてしまうような法律が国民への理解もなされずに、どんどん法律化されていってしまう。

法律が犯罪を生み出すことへの危惧は、もうこれ以上国民として見過ごしてはいけない段階になっているんじゃないでしょうか。

犯したこと以上の罰則が課せられるような、余分な法律が続々と作られようとしているのは何故なんでしょうか。そろそろ、そのしくみ自体に反対していかないと、どんどん住み難い世の中になってしまいそうです。

過剰な煽動報道により、不安を煽られ、ヒステリーにならないために。
_____________

【出版社/著者からの内容紹介】●大麻は痲薬ではない。法律が犯罪を生みだす----。
『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』『偽善エコロジー』の著者が、科学的知識と歴史的事実をもとに、常識のウソを暴く!  光文社 (2009/6/17)

●大麻取締法違反で逮捕された芸能人や文化人、スポーツ選手、大学生などを、テレビや新聞を中心としたマスメディアが袋だたきにする----同じような構図が、日々繰り返される。
しかし多くの日本人には、大麻がどういうものか、大麻取締法がどういう経緯で成立したか、そもそも痲薬とは何かという知識が決定的に欠けている。にもかかわらず、なぜ大麻というだけで思考停止状態に陥り、批判の大合唱になるのだろうか?
日本人が日本人であるために、そして自らの頭で、科学的に考える習慣をつけるために、さまざまな側面から大麻問題を考える。

【オビより】
Q1 精神作用のある成文(THC)の含まれない大麻を育てても逮捕されますか?
A1 逮捕されます。
Q2 THCの作用はどういうものでしょうか?
A2 依存性、禁断性、耐性、切望感、いずれもタバコやアルコール以下です。
Q3 「入り口論」というのを聞いたことがありますが......?
A3 科学的には否定されています。



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by yomodalite | 2009-07-28 17:20 | 科学・環境問題 | Trackback | Comments(0)

偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する (幻冬舎新書)

武田 邦彦/幻冬舎

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『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』に概ね納得していたので、本書には注目していなかったのですが、夫が図書館でようやく借りられたようなので読んでみました。新書ということもあって、Q&A形式のまとめ方が簡潔でわかりやすく、データに関しても新しくなっています。初めて武田氏の本を読むなら、本書が最適ではないでしょうか。

私の住んでいる東京中央区でも、一旦は分別をあまりしない方向に進んだのに、今年の春からまたもや、分別にウルサくなりました。プラゴミを飲める水で濯ぐことこそ、もったいないと思うのですが。。。

・レジ袋は石油の不必要な成分を活用した優れもの
・割り箸を使わずマイ箸を持つと、国内の森林を荒らし中国の森林を破壊する逆転現象に
・ペットボトルの水の問題はふたつ。「ガソリンで運んでくる水」か「全体の使用量」か
・ハウス野菜や養殖魚は、農業や漁業を支えるという点で重要。
・バイオエタノールは、飢えた人ではなく自動車に食料をくべるという不思議。
・温暖化を防ぐために日本人にできることは何もない。
・冷房28度設定で温暖化防止はできない。エアコン調整は経費削減になるだけ。
・温暖化で世界は水浸しにはならない。
・ダイオキシンは人間にはほぼ無害。
・狂牛病は危なくない。肉には危険がない。
・生ゴミを堆肥にするのは危ない。有害物質だらけだから。
・ブラステックのリサイクルは危ない。毒物含有と劣化が問題。
・洗剤より石鹸は間違い。リンは有害物質ではない。
・無毒・無菌は危ない。有害かどうかは量で決まる。
・古紙のリサイクルはよくない。紙を使っても森林は破壊されない。
・牛乳パックのリサイクルは意味がない。紙全体の消費量の0.3%しかないから。
・ペットボトルのリサイクルはよくない。燃やしても有害物質はでない。
・アルミ缶のリサイクルは地球に優しい。リサイクルに適している。
・空きビンのリサイクルはよくない。ガラスは大量消費、大量廃棄に向かない。
・食品トレイのリサイクルはよくない。容器プラステックはリサイクル不可能。
・ドイツ人より日本人の方が資源を節約している。
・ゴミの分別は意味がない。ゴミは「金属」と「それ以外」に分けるだけでいい
・家電リサイクルは、消費者から料金をとって、中古として横流しされている。

___________

【BOOKデータベース】いわゆる「地球に優しい生活」は、じつは消費者にとって無駄でしかない。「レジ袋をやめエコバッグにすると、かえって石油の消費が増える」「冷房を28℃に設定しても温暖化は止められない」「多額の税金と手間をかけて分別したゴミ、そのほとんどが焼却される」「リサイクル料を業者に払った廃家電は、違法に中古で流れている」…かようにエコ生活は、環境を悪化させ、企業を太らせ、国や自治体の利権の温床となっている。「何が本当のエコか」がわかる環境問題の新しい教科書。 幻冬舎 (2008/05)


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by yomodalite | 2009-06-08 11:22 | 科学・環境問題 | Trackback | Comments(0)

できそこないの男たち (光文社新書)

福岡 伸一/光文社




『生物と無生物のあいだ』の福岡伸一氏による「男」の真実。間違いなく面白い内容で、書評は下記ブログが秀逸。

「404 Blog Not Found」 
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51124430.html

私たち普通メスとしては、強者メスの欲張り過ぎに対して、強者メスについていくべきなのか、強者オスと弱者オスと共闘するべきなのかが考えどころですね。

【目 次】
プロローグ
第 一 章  見えないものを見た男
第 二 章  男の秘密を覗いた女
第 三 章  匂いのない匂い
第 四 章  誤認逮捕
第 五 章  SRY遺伝子
第 六 章  ミュラー博士とウォルフ博士
第 七 章  アリマキ的人生
第 八 章  弱きもの、汝の名は男なり
第 九 章  Yの旅路
第 十 章  ハーバードの星
第 十一 章  余剰の起源
エピローグ 
__________

【内容紹介】地球が誕生したのが46億年前。そこから最初の生命が発生するまで、およそ10億年が経過した。そして生命が現れてからさらに10億年、この間、生物の性は単一で、すべてがメスだった。

(本文より)
<生命の基本仕様>----それは女である。
本来、すべての生物はまずメスとして発生する。
メスは太くて強い縦糸であり、オスは、メスの系譜を時々橋渡しし、
細い横糸の役割を果たす「使い走り」に過ぎない----。
分子生物学が明らかにした、男を男たらしめる「秘密の鍵」。
SRY遺伝子の発見をめぐる、研究者たちの白熱したレースと
駆け引きの息吹を伝えながら
≪女と男≫の≪本当の関係≫に迫る、あざやかな考察。光文社 (2008/10/17)

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by yomodalite | 2009-05-05 17:51 | 科学・環境問題 | Trackback | Comments(2)

ハチはなぜ大量死したのか (文春文庫)

ローワン ジェイコブセン/文藝春秋




子どもの頃から昆虫が苦手。ミツバチにも近寄ったことはないのだけど、この本を読んだあとには、ミツバチを飼ってみてもいいかも。と思ってしまったほど、ミツバチの行動の賢さ、環境に与える良い影響など、ミツバチの素晴らしさがよくわかる。(本書の付録にはミツバチを飼う、授粉の庭造りという章もあります)

普段は、あまり意識していないけど、果実はミツバチの授粉で生まれている。アーモンドなどのナッツもミツバチがいなかったら口にすることはできないし、巣全体の意志と進化で「高等動物」を恥ずかしくさせるほど高度で複雑な仕事をしているミツバチのコロニーとしての生き方の素晴らしさは社会性昆虫として非情に優れた性質を備えている。

ところが、2007年に北半球から約4/1のハチが消えてしまったのだ。

大勢の養蜂家が必死の治療を行なうも、方向感覚の異常、無気力から死を迎えるハチはあとを絶たない。
科学者たちはこの異変を蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder=CCD)と名付け、ミツバチの体液を吸うダニや携帯電話の電磁波から地球温暖化、ウイルスや伝染病、遺伝子組み換えなど様々な原因が探られたがいずれも決定的な原因とは言えない。

CCDは大勢の養蜂家の破滅を生んだが、ハチの長距離巡業、単一の花粉しか得られず、免疫低下を起こし、ウイルスやカビなどに冒され、酷使されている現在の養蜂の実態から、本著は養蜂のビジネス化の行き過ぎを指摘し、農業が生態系といかに共存していくかという模索に解決の糸口を見つけている。

訳者のあとがきでは、本書では語られていない日本ミツバチのこと、また福岡伸一氏による解説では、CCDと狂牛病との類似点と、本書がハチの奇病についてだけのレポートではなく、より大きな問題についての告発の書であることを指摘している。

詐欺まがいの「エコロジー」ではなく、本当の環境問題に興味がある人へ

【目次】
ハチが消えた
あなたのその朝食は
集団としての知性
何かがおかしい
犯人を追う
夢の農薬
おかされた巣箱を見る
人間の経済に組み込まれた
複合汚染
ロシアのミツバチは「復元力」をもつ
もし世界に花がなかったら?
実りなき秋
初霜

◎美しい論理
http://miron.blog.so-net.ne.jp/2009-03-21

◎404 Blog Not Found
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51172029.html

◎銀座ミツバチプロジェクト
http://www.gin-pachi.jp/top.html
___________

【BOOKデータベース】2007年春までに北半球から四分の一のハチが消えた。巣箱という巣箱を開けても働きバチはいない。残されたのは女王バチとそして大量のハチミツ。その謎の集団死は、やがて果実の受粉を移動養蜂にたよる農業に大打撃をあたえていく。携帯電話の電磁波?謎のウイルス?農薬?科学者たちの必死の原因追及のはてにみえてきたのは。 文藝春秋 (2009/1/27)

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by yomodalite | 2009-03-20 23:22 | 科学・環境問題 | Trackback(1) | Comments(2)

エコロジーという洗脳 地球温暖化サギ・エコ利権を暴く[12の真論]

副島 隆彦,SNSI副島国家戦略研究所/成甲書房




「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の武田邦彦氏や 「CO2温暖化説は間違っている」の槌田 敦氏の著書により、環境問題の欺瞞について知っている人も、化学的検証はどうも苦手という私のような人にも興味深い話題が満載。全日本人必読の書。

以下、各章の要点メモ

◎第1章/排出権(税)とは「空気税」であり、環境税は悪魔の新鋭である〜副島隆彦
排出権=空気税。難しいことを簡単でずばり真理をつく副島氏らしい明確さ。

◎第2章/環境伝道師アル・ゴアの「不都合な真実」〜中田安彦
アル・ゴア氏の果たした役割と、排出権人脈。

◎第3章/環境問題と経済思想―排出権取引の矛盾〜吉田佑二
環境問題と公害問題の違い。排出権取引とは二酸化炭素という商品先物市場の創設である

◎第4章/そもそも「環境問題」とは何だろうか?〜根尾知史
なぜ環境問題には、ウソがまかり通るのか?ー「誰も環境問題とは何かをわかっていないから」

◎第5章/「地球温暖化でサンゴ絶滅」は大ウソ!真実はこうして隠される〜廣瀬哲雄
公害問題の第一人者の宇井純氏によれば、公害に「第三者」は存在しない。存在するのは「加害者」と「被害者」のどちらかだけ。だが「地球環境問題」は、被害者も加害者も、どちらもいない。いるのは「第三者」だけ。そして「第三者」とは「中立」ではなく、現時点における「強者」の味方にさせられてしまうのだ。被害者も、加害者も、対立もないものは、もはや「問題」ではない。それは「解決」していたり、もとから存在していない問題を、ことさらに持ち上げるとき、そこには必ず「騙し」が存在する。〜養殖サンゴの無駄を暴く。

◎第6章/アメリカの「プリウス人気」の裏に何があるのか〜古村治彦
リベラル派の自己主張だったプリウスを、ネオコン派も奨励した。

◎第7章/洗脳の手段としての「環境映画」その正しい鑑賞法〜須藤義直
取り上げられている映画(悪い例のみ抜粋)
環境と福祉。捕鯨禁止は「軍事問題」だった。〜『暗殺の瞬間』
石油業界が仕掛けるプロパガンダ映画〜『チェーン・リアクション』
CIA=ロックフェラー。スペースシャトルは巨大な失敗作〜『グッド・シェパード』
『不都合な真実』
『チャイナ・シンドローム』
『皇帝ペンギン』
『デイ・アフター・トゥモロー』
『ディープ・ブルー』
『アース』
『キューティー・ブロンド2』

◎第8章/CO2は地球温暖化の真犯人か?〜下條竜夫
科学では地球の未来はさっぱりわからない

◎第9章/日本の切り札「原子力発電」を操るアメリカ〜相田英男
アメリカに牛耳られた日本の原子力産業

◎第10章/日本の「水」関連企業に注目せよ〜加治木雄治
淡水化技術で世界をリードする日本の水関連企業
ササクラ、月島機械、酉島製作所、栗田工業、日東電工、荏原製作所

◎第11章/環境騒動に乗じてエネルギー自立を目指せ〜六城雅敦
天然ガスで、エネルギー自立を目指せ

◎第12章/「宇宙船地球号」と人口・食糧・環境〜関根和啓
新自由主義「仕掛人」の正体。アフリカ農業政策は「遺伝子組み替え」と「緑の革命」の両建て戦略。

_________________

【書籍紹介】環境税は悪魔の新税、排出権取引はデリバティブ(金融派生商品)。エコの美名に騙されるな!日本にとって本当に大事な環境問題12の真論。成甲書房 2008年10月



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by yomodalite | 2008-11-19 13:56 | 科学・環境問題 | Trackback | Comments(0)

人という動物と分かりあう [ソフトバンク新書]

畑 正憲/ソフトバンククリエイティブ




私の成長期はムツゴロウの動物王国がTVの人気コンテンツだった時代とちょうど重なっているのですが、親の民放嫌いのため全く見る機会に恵まれず、また、私自身も好きだと思うこともなく、少女時代を過ごしたのですが、成長し、畑正憲氏の学者としての凄みがわかるようになった頃、ムツゴロウ氏は、バラエティ番組などのネタにされることが多くなったようです。同じようにTVで色眼鏡で見られていた岡本太郎の再評価が高まっていますが、畑氏も再評価される時期ではないでしょうか。

この本は、筆の進むにまかせて書かれた「書き下ろし本」なので、章立てもないのですが、養老氏の本と比較したくなるような充実した内容で、ムツゴロウさんではない、畑正憲はかつて一世風靡したローレンツよりも遥かに優れた、世界的にも希有な学者ではないかと思います。

【目 次】
心は脳にある
天井の高さと知能
アニマル・セラピーの現実
E君との経験
動物とのふれあいの中で
胎教という誤解
胎児が感じていること
ワラビーの「ラビ」―胎児は哲学を必要としない
脳は宇宙で最も精緻な創造物である
馬の出産日を知るために・・・ほか
______________

【内容「BOOK」データベースより】畑正憲氏、誰もが知る“ムツゴロウ”さんは、資料に頼らず、じかに触れあいつづけることによって、動物の生態を知り、コミュニケーションを図りつづけてきた。言葉の通じない動物とわかりあえる畑氏に、言葉が通じるのに心を通わせられない現代の人間関係はどう映っているのか。成長とコミュニケーションの関係から「人間という動物」をよりよく知るための書。 ソフトバンククリエイティブ (2006/3/16)

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by yomodalite | 2008-05-01 14:08 | 科学・環境問題 | Trackback(1) | Comments(0)

環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks)

武田 邦彦/洋泉社




出版後、様々な反論が試みられているようですが、この本のパワーを上回るような反論はあまり見られない。ただ、「変動する古紙の価格」(図表4−2 86〜88年)、「公的リサイクル後の古紙価格の下落」(図表4−3 90〜02年)、環境問題へのデータではありませんが、「各国の殺人発生率」(図表5−6 90〜97年)等の資料の古さが気になりました。

また著者の言いたいことはわかるものの、「10年前より安全な国でなくなったと答えた人の割合」(図表5−7)などは、いつの、どこの資料なのか、まったくわからないし、「高校生の倫理観」(図表5−8)は、日本青少年研究所、ポケベル等通信媒体調査(96年)とあるが、96年に中国の高校生にポケベル等の通信媒体の利用者は一般的だった?など、疑問に思う部分も多かった。

◎『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』のウソ
http://www.news.janjan.jp/culture/0707/0707018158/1.php

【目 次】
第1章/資源7倍、ごみ7倍になるリサイクル
ペットボトルのリサイクルで環境を汚している、
分別回収した方がごみが増える?
我々はリサイクルのためにどのくらいのお金を取られているのか
本当はゴミを分けても資源にならない
ゴミ袋を特定する必要はまったくない …
第2章/ダイオキシンはいかにして猛毒に仕立て上げられたか
ダイオキシンは本当に猛毒なのか?
つくられたダイオキシン騒動
焼き鳥屋のオヤジさんはダイオキシンを浴び続けているはずなのに健康である…
第3章/地球温暖化で頻発する故意の誤報
地球温暖化騒ぎの元になったそもそもの仮想記事とは
南極大陸の気温はむしろ低下していた
日本はロシアから二酸化炭素の排出権を2兆円で買うのか…
第4章/チリ紙交換屋は街からなぜいなくなったのか
紙のリサイクルに対する先入観と誤解
森林資源破壊の元凶にされてしまった紙
環境運動が日本の火災を増加させた?…
第5章/環境問題を弄ぶ人たち
「環境トラウマ」に陥った日本人
本当の環境問題の一つは石油の枯渇
石油が枯渇すれば地球温暖化は自動的に解消する…

_____________

【内容「MARC」データベースより】資源7倍、ごみ7倍になるリサイクル、猛毒に仕立て上げられたダイオキシン、地球温暖化を防げない京都議定書。環境問題は人をだましやすい! 「故意の誤報」を明らかにする、安易なリサイクル推進運動に警鐘を鳴らす書。 洋泉社 (2007/02)

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by yomodalite | 2008-03-26 22:15 | 科学・環境問題 | Trackback | Comments(1)

優生学と人間社会 (講談社現代新書)

米本 昌平,ぬで島 次郎,松原 洋子,市野川 容孝/講談社




各国の優生学の歴史と特徴、現在の状況がおおまかにわかります。終章では、優生学がゲノム解読遺伝学に変化し、テーラーメイド医療や、遺伝子診断がサービス産業化している現状を問題視している

この本の情報ではありませんが、
eugenics (優生学) → genetics (遺伝学)
eugenicist (優生学者) → genetic determinist (遺伝子決定論者)
という名称変更が行われたようです。

【目次】
第1章 イギリスからアメリカへ—優生学の起源
なぜ自由の国アメリカで優生学は広まったか・・・・
第2章 ドイツ—優生学はナチズムか?
ワイマール共和国と優生学・・・・
第3章 北欧—福祉国家と優生学
ドイツに先立つデンマークの断種法・・・・
第4章 フランス—家庭医の優生学
なぜフランスでは強権的優生政策が採られなかったか・・・・
第5章 日本—戦後の優生保護法という名の断種法
1970年代の「優生」・・・・
終章 生命科学の世紀はどこへ向かうのか


◎[参考記事]YAMDAS Project
http://www.yamdas.org/bmm/books/yusei.html
_____________

【内容「BOOK」データベースより】優生学はナチズムか。戦後日本の優生政策の内実とは。優生思想の歴史を再検討し、遺伝子技術時代の視座を示す。 講談社 (2000/07)

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by yomodalite | 2008-03-17 17:26 | 科学・環境問題 | Trackback | Comments(0)

環境問題はなぜウソがまかり通るのか2 (Yosensha Paperbacks)

武田 邦彦/洋泉社




話題のベストセラーの続編。本編より先に「2」を読みました。

内容は大きく、

・京都議定書のトリック。日本にとって最悪の不平等条約。
・地球温暖化の間違い
・ゴア氏と、IPCCの理屈はまったく違う
・バイオ燃料は世界の格差を拡大させる
・意味のないリサイクル
・プラスチックを消却しても害はない(ダイオキシンの嘘)
・生ゴミだけでは消却のカロリーが足らない
・レジ袋削減とエコバッグ推奨運動は大間違い!
「今後100年間で地球の平均気温は6.4℃も上昇?」 「まず、ありえない!」
など。。。

燃えるゴミの中に、小さいビニールを入れても良いことをしたと思えるようになります。
エコバッグや、マイ箸を持ち歩く前に一読すべき本。東大卒で、名古屋大学大学院や、芝浦工業大学の教授を歴任した著者の本が洋泉社からしか出せなかったというところは地球以上に日本の危機かも。
__________

【内容「MARC」データベースより】京都議定書の持つ政治性とそのカラクリ、リサイクル問題に対する反論、環境省の内実、危機をあおりがちなメディア・バイアスの問題…。「エコ常識のウソ」を明らかにし、環境問題の本質を捉えるための視点を提供する。


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by yomodalite | 2008-03-14 18:47 | 科学・環境問題 | Trackback(1) | Comments(5)
極上の科学ミステリーという宣伝文句ですが、著者の詩的で美しい文章に引き込まれました。

研究者の日常の些事から、生命誕生の神秘にせまる歴史、脚光を浴びる研究者の陰に隠れた真のヒーロー、オズワルド・エイブリー、ルドルフ・シェーンハイマーとロザリンド・フランクリンいう三人の「アンサング・ヒーロー」(unsung hero)の物語が錯綜しているのも、科学の最先端の現場に物語的深みを感じさせ、また著者の生命観とも合致している。

■池田信夫Blog
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/31e93631310649419220ba30ddba14dd
___________

生命とは何か? 極上の科学ミステリー。生命とは、実は流れゆく分子の淀みにすぎない!?「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま分子生物学はどう答えるのか。歴史の闇に沈んだ天才科学者たちの思考を紹介しながら、現在形の生命観を探る。
ページをめくる手がとまらない極上の科学ミステリー。分子生物学がとどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色がガラリと変える!講談社 (2007/5/18)


【目 次】
第1章 ヨークアベニュー、66丁目、ニューヨーク
ロックフェラー大学、野口英世の現在の評価
第2章 アンサング・ヒーロー
《オズワルド・エイブリー》
遺伝子の本体はDNAである。当時遺伝子はたんぱく質であると思われていた。
第3章 フォー・レター・ワード
《オズワルド・エイブリー》
A、C、G、Tたった4種しかないDNA文字がそのシンプルさゆえに変化の可能性を容易に生み出した。エイブリーの業績こそが分子生物学の幕開きをした。
第4章 シャルガフのパズル
任意の遺伝子を試験管の中で自由自在に複製する技術〜PCRの原理
第5章 サーファー・ゲッツ・ノーベルプライズ
PCRは、ポスドクを渡り歩いたサーファー、キャリー・マリスが発明した。
第6章 ダークサイド・オブ・DNA
DNA二重らせん構造発見にまつわる疑惑。それは、ウィルキンズが《ロザリンド・フランクリン》のX線写真を盗み見たことから始まった。
第7章 チャンスは、準備された心に降り立つ
「準備された心」をもっていたのは誰かータンパク質X線データ解析の経験があったのはクリックだけだった。クリックが盗み見た《ロザリンド・フランクリン》の報告書の一文「DNAの結晶構造はC2空間群である」が決定打となった。
第8章 原子が秩序を生み出すとき
ワトソン、クリック、ウィルキンズに共通して影響を与えたエルディン・シュレーディンガー『生命とは何か』。ワトソン、クリックの発見は、シュレーディンガーの予言の成就だった。
第9章 動的平衡(ダイナミック・イクイリブリアム)とは何か
《ルドルフ・シェーンハイマー》
生命とは代謝の持続的変化であり、この変化こそが生命の真の姿である。
生命とは自己複製するシステムである。
脳細胞のDNAを構成する原子は、むしろ増殖する細胞のDNAより高い頻度で、常に部分的な分解と修復がなされている。
「秩序は守られるために絶え間なく壊されなければならない」
第10章 タンパク質のかすかな口づけ
《エルディン・シュレーディンガー》
生物は、原子・分子に比べてなぜそんなに大きいのか?それは粒子の統計学的ふるまいに不可避の誤差率の寄与をできるだけ小さいものにするためである。
第11章 内部の内部は外部である
《ジョージ・パラーディ》1960〜70年代にかけてロックフェラー大学が細胞生物学のトップであった時代の中心的人物。細胞の内部で作られたタンパク質はどのような経路で細胞の外に出るかを「可視化」しようとした。
第12章 細胞膜のダイナミズム
NYからボストンへ。「細胞膜」との葛藤
第13章 膜にかたちを与えるもの
「GP2遺伝子の特定とその全アミノ酸配列」をアメリカ細胞生物学会でライバルと同着で発表。
第14章 数・タイミング・ノックアウト
GP2ノックアウトマウスの細胞はまったく正常だった。
第15章 時間という名の解けない折り紙
タンパク質を完全に欠損したマウスは正常だが、不完全な遺伝子をノックインするとマウスは変調をきたした。部分的な欠落や局所的な改変の方が全体の欠落よりも、より優位に害作用を与える。動的な平衡がもつ、やわらかな適応力となめらかな復元力の大きさに感嘆し、生命を機械的に扱うことの不可能性を知る。





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by yomodalite | 2008-01-12 18:27 | 科学・環境問題 | Trackback(1) | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite