カテゴリ:エッセイ( 36 )

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著者は平凡パンチ、anan、popeyeで編集者として、日刊ゲンダイ、Olive、Hanako、relaxでは創刊編集長を勤めるなど、時代を創ってきた数々の雑誌にかかわってきた人物。

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by yomodalite | 2009-09-14 09:32 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

整形前夜/穂村弘

整形前夜 (講談社文庫)

穂村 弘/講談社

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ドキッとせずにはいられないタイトルなのに、残念な装幀の本書(単行本&文庫)は、2006〜2009年の雑誌「FRaU」や「本の雑誌」の連載を中心にしたエッセイ集。

タイトルは、ノーマ・ジーンを詠んだ短歌から。いつもながらのほむほむのようで、どこか違うような気がするのは、結婚のせいでしょうか? 

p214の「アロマテラピー」と、p245「二十一世紀三十一文字物語」がお気に入り。
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【BOOKデータベース】本当の今日は、いつも一日先にあるように思えてならない。『世界音痴』『にょっ記』の著者による最新エッセイ集。 講談社 (2009/04)



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by yomodalite | 2009-08-22 21:52 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

空気げんこつ (角川文庫)

鹿島 茂/KADOKAWA / 角川書店




タイトルの空気げんこつとは、澁澤龍彦『悪魔のいる文学史』で薔薇十字団を扱った回で登場した言葉らしく、薔薇十字団の頭目が背教僧ブーラン師率いるリヨンの黒魔術集団に対して、呪いの流体を送り、これによって相手を殴りつけるというようなことが書かれていて、この「呪いの流体」が「空気げんこつ」であるらしい。

これに感銘した鹿島氏が、さまざまなむかつく相手に「空気げんこつ」をお見舞いしてやるぞ、というのが本書のテーマ。

文芸春秋、中央公論などに掲載されたエッセイから、そのテーマに沿ったものを集めたエッセイ集で、初版は1998年。十年前の時事エッセイって。。。という疑問はもっともなんですが、目的の本が手に入らず、そういえば鹿島茂氏のエッセイ集って読んだことなかったなぁという選択だったのですが、意外と古さを感じず楽しめました。


空気げんこつ

鹿島 茂/ネスコ

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初版は、まさに澁澤、種村チックな表紙だったのですが、文庫では吉崎観音のイラストが使用されています。軽くて読みやすい内容とはいえ、これは両者にとってイイ結果ではなさそう。鹿島茂に興味がある人が、軽いエッセイ集を読みたいなぁと思われたらきっと楽しめる本です。

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【BOOKデータベース】あなたのまわりのこんなヒト、いませんか?例えば…大声で前夜の男を品評する淫乱コギャル、やたらとバカでかい車に乗りたがる中身カラッポ男、高級ブランドに血道を上げる物欲人間、知ったかぶりでまくし立てる似非インテリ、できもしないことばかり言うご都合エコロジスト…、などなどなど。こんなムカつく連中に、著者が天に代わって紙爆弾、目には見えない空気げんこつをお見舞いします。読めばスッキリ、日頃の溜飲がスッと下がり、その上ちょっぴりためになる痛快エッセイ。 角川書店 (2001/10、初版ネスコ1998/09)



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by yomodalite | 2009-07-26 11:55 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

幸田文 台所帖

幸田 文/平凡社




平凡社から出ている幸田文の衣食住3部作。他に『幸田文しつけ帖』『幸田文きもの帖』があって、こちらは「食」をテーマにした第2冊目。幸田文全集から娘の青木玉氏がテーマごとに編集している。

第1章「台所育ち」は、14歳から始まり、62歳になった著者の48年間の台所生活で学んだこと。

第2章「台所の四季」は、文字通り、台所で感じる四季の移り変わり、旬のとらえ方。「私のメニュウ」には、文氏の実際の朝晩のメニューが紹介されています。

第3章は、小説『台所のおと』。

主婦生活を送るものにとって、本書はためになり、ぐんぐん読んでしまえるという本ではありません。正直、そのあまりにも繊細な四季の感じ方、日々の料理の準備など、参考にしたいと思うだけで疲れてしまうぐらい緻密で、辛くなってしまう点もあります。

今現在、昔とは比較にならないほど便利になった世の中でも、日本女性の家庭料理は世界で類を見ないほどバラエティに富み、豊かなものですが、数十年前の最高レベルとなると、本当に世界の一流シェフが読んでも驚愕レベルじゃないでしょうか。

参考にするには、かなりしんどいと書きましたが、毎日の主婦生活に疲れたときに、何気にページを開くなら、また明日からの台所生活に新鮮な活力が湧く。日本女性の食文化への貴重な資料として。
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[内容紹介]台所が、教室だった。ささやかな煮炊きのくり返しが、私の心をみがいてくれた。大切な心を取り戻すために。幸田文の衣食住三部作の第2冊。

ごく普通のサンドイッチなのだが、祖母[幸田文]のサンドイッチはふたつの点で特別だった。ひとつは、祖母の家には私の大好きな甘酸っぱいピクルス入りマヨネーズがあったこと。そしてもうひとつは、祖母が刻んでくれたきゅうりは口の中でいつもとは違っていた。切り口がすぱっと、角が立っている。幼いなりに、舌にあたる感覚や歯ざわりも味覚の一部と知って嬉しかった。あとでその話を母にすると、「お祖母ちゃんの包丁はよく切れるからね」と言って笑っていた。祖母の包丁のあざやかさは、曾祖父・露伴の教えを受けたものである。 (青木奈緒「あとがき」より)
平凡社 (2009/3/5)

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by yomodalite | 2009-07-10 12:43 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

早坂 隆/中央公論新社

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3年前に出版されて、アマゾンレヴュー122件ものコメントがあるヒット作。続編も出てます。著者には『ルーマニア・マンホール生活者たちの記録』『世界の紛争地ジョーク』などが、あり、本書でもルーマニアやイスラム地域の話が多い。

第1章 ハイテク国家像ークルマからアイボまで

ものづくり大国、最先端技術の国というイメージは、ずいぶんと浸透しているようで、時速300キロの列車が、コソボでは信じられないらしい。その中では、ジュースを飲んだり、ポップコーンを食べたりできるのか?後に飛ばないのか?という質問をする大学生に会った。

第2章 お金持ちの国ーバブルそして崩壊へ

日本人はお金持ち、物価が高いというイメージが強いらしい。

●レストランにて
ドイツ人と日本人とイタリア人が一緒に食事に行った。食後、3人はそれぞれこう考えていた。
ドイツ人は、割り勘にするといくらか考えていた。
日本人は3人分払うといくらか考えていた。
イタリア人は、おごってくれた人になんとお礼を言うか考えていた。

第3章 勤勉な人びとー会社人間・カロウシ

勤勉で会社人間、過労死(カロウシ)も有名。

●イソップ寓話のアリとキリギリス。

アメリカの場合ーヴァイオリンばかり弾いていたキリギリスだが、その腕前がプロデューサーの目に止まり、一躍スターに。

旧ソ連の場合ーアリは玄関先で倒れていたキリギリスを助け、食べ物を分け合う。しかし、結局は食料が足りなくなり、アリもキリギリスも死んでしまう。

日本の場合ーアリもキリギリスもカロウシする。

第4章 日本人的アイデンティティー集団行動・笑わないなど

●早く飛び込め!
ある豪華客船が航海中に沈みだした。船長はそれぞれの外国人乗客にこう言った。

アメリカ人には、「飛びこめばあなたは英雄ですよ」
イギリス人には、「飛び込めばあなたは紳士です」
ドイツ人には、「飛び込むのがこの船の規則になっています」
イタリア人には、「飛び込むと女性にモテますよ」
フランス人には、「飛び込まないでください」
日本人には、「みんな飛び込んでますよ」

その他、日本人の言語感覚や恥の文化、時間に正確、英語が下手なこともよく知られている。

第5章 神秘の国ー風習・宗教・衣食住など

ルーマニアには、「日本女性の薔薇」という花や「日本女性たち」というパンもある。概して日本女性のイメージは高い。その他、遠い神秘的な文化の国というイメージが強い。

第6章 歴史・政治・外交ーアメリカ&中国との関係

●軍隊比較
世界最強の軍隊とは?
アメリカ人の将軍
ドイツ人の参謀
日本人の兵

では世界最弱の軍隊とは?
中国人の将軍
日本人の参謀
イタリア人の兵

第7章 世界で活躍する日本人アスリートたちースモウからイチローまで

ルーマニアでは、マンホールに暮らす子ども達までが「ナカタ」を知っていた。2002年の日韓ワールドカップでは、「ナカタ、イナモト、ニシザワ!」などと叫びながら子ども達が近寄ってきた。控えのFWのニシザワまで名前が挙るのがサッカーの凄さ。 
世界では、日本人だとわかると「トウキョウから?」と聞かれることが多いが、ベオグラードでは、頻繁に「ナゴヤ?」と聞かれた。ストイコビッチとグランパスが有名だからだ。また、ナカタ、ナカムラ以外にモータースポーツの人気が高いヨーロッパでは、ライダー加藤大治郎が有名。イタリアには彼の名前を冠したストリートもある。

第8章 新たなるニッポン像

近年の世界的な日本のマンガ・アニメブームにより、ジョークのオチも変わりつつある。

それぞれの国で最も読まれている書物とは?

アメリカー新約聖書
イスラエルー旧約聖書
イスラム諸国ーコーラン
日本ーマンガ
中国ー毛沢東語録

《結論》 世界で読まれているのはファンタジーばかりである。

また、ヨーロッパでは、地方の小さな書店でも三島由紀夫や吉川英治などの日本作家の作品が棚においてあることが多い。吉本ばなな、金原ひとみの『蛇にピアス』はイタリアで大きな話題になった。中国では村上春樹が特に人気があり、音楽では、浜崎あゆみやGLAYが熱烈に支持されている。。。

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【出版社 / 著者からの内容紹介】世界から憧憬の眼差しが注がれる経済大国? それとも、物真似上手のエコノミック・アニマル? 地球各地で収集したジョークの数々を紹介しながら、適材適所に付された解説により、異国から見た真の日本人像を描き出していきます。『世界の紛争地ジョーク集』『世界反米ジョーク集』に続く、同著者入魂の第三弾は、読者からも問い合わせの多かった「日本人をネタにしたもの」を満載しました。笑って知って、また笑う。一冊で二度おいしい本の誕生です。知的なスパイスの効いた爆笑ネタを、ぜひご賞味あれ! 中央公論新社 (2006/01)

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by yomodalite | 2009-07-05 22:05 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

男の生活の愉しみ―知的に生きるヒント (PHP文庫)

宮脇 檀/PHP研究所




ダーリンの図書館本。タイトルから想像するとおり「男の衣食住」に関する本なのですが、著者が建築家という点に個性あり。

「第1章 旨いものを喰う」では、ミシュランなどのガイドブックの話から、割烹の薦め、作ってみること。この本をプレゼントしたら「料理をする夫」になることが、期待できるかも。(家では何の変化もありませんが。。)

「第2章 生活の中で考える」では、
家の道具を考え、日本が靴を脱ぐ文化であることから、私がかねてから関心があった「スリッパの誕生」話へ

( http://nikkidoku.exblog.jp/9472836/ )スリッパはやはり終戦後に一般化されたらしい。

急なアメリカ化で、畳、カーペット、トイレのタイル張りなど、とにかく靴を脱がなくてはならない日本人が、洋式の部屋を取り込むのに必死で考えた複雑で混乱したスタイル。一般的なマンションがバスルームを除き、フローリングに統一されるようになったのは何年前からだろう。靴を脱ぐ文化にふさわしい、現代の日本の家屋の完成形までは、まだ辿り着いていないけど、問題すら意識できない人には、是非読んで欲しい内容。他にも寸法の話や、椅子、ソファなど、建築家である著者らしい章。

「第3章 旅で学ぶ」は、
鍋の地域差、ホテルの様式、地図など。
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【出版社/著者からの内容紹介】男たちは仕事が好きだ。しかし、好きなことは仕事だけというのでは、いささか寂しい。仕事はバリバリこなすが、そのエネルギーに劣らぬ情熱を自分の趣味にもかけられる男、そんな人物こそ、人生の楽しさを知り尽くした「男の中の男」というものだ。

本書は、そんな「男の中の男」を地でいった著者の生活を、ユーモアを交えつつ綴ったエッセイである。

例えば料理。だし汁の取り方、味噌汁の作り方に始まり、気に入った天ぷら屋に通いつめ、カウンターに陣取り、プロの揚げ方のテクニックを盗み取り、自分でも試してみる、といった具合。他には料理の道具はプロ用を買い、特に包丁を研ぐことに「楽しさ」を見出す、などなど。

また、建築家である著者にとっては仕事そのものかもしれないが、座り心地のよい椅子やソファへの強い拘り、部屋の明かりは白熱灯にすべきか蛍光灯にすべきかについての考察等、本書ではこんな例をあげつつ男の生活の愉しみ方を教えてくれる。PHP研究所 (2001/02)

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by yomodalite | 2009-05-01 23:14 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

「鬼平先生」流 男の作法、大人の嗜み

佐藤 隆介/講談社



著者の佐藤隆介氏は、編集者として池波正太郎に会い、その後10年間書生をし、本を作る手伝いをし、旅行には必ず同行していた。そんな生粋の池波狂が書いた男の作法、嗜みとはどんなものなんでしょう。旦那が図書館で借りてきたので、ざっくり読んでみました。わたしは池波正太郎の本をあまり読んでいないので、池波氏の愛した店などといって崇める人の気持ちが今イチわからないのですが、男にしろ女にしろ、大人の流儀は極めたいものですからね。

「食」「粋」「家族」「生き方」、、、なんとなく本書の女編を考えながら読んでいたのですけど、これだけやれば「男」として、そこそこイケてるのだったら実に楽なものですね。男の作法は実にシンプルでいいですね!女の作法とか嗜みの世界は魔境ですが・・

【目 次】
はじめに
「男が生きる」ということ
第1章 男を鍛える「食の流儀」
蕎麦屋酒/ウィスキー/お楽しみ袋/片口/酒道/鮨屋心得のこと/食日記
第2章 男を究める「粋の構造」
落書き箋/ポチ袋/男の「へそくり」/文人になろう/早め早めに/手みやげ/名刺/男の「けじめ」
第3章 男を揚げる「家族の掟」
父親の復権/女房教育/女房と母親の間で/女房の公休日/誕生日/教育は食卓にあり/もう一匹の家族/エンジェル係数/親馬鹿
第4章 男を糺す「真の生き方」
学会のススメ/無心の時間/旅の効用/男の休日/生涯現役/乱読/私の遺言状
あとがき
鬼平先生からの請売り集のはずが、亡師の名を借りて勝手に独断と偏見を書き連ねたと、言われてもしかたがないようなものになっている。こんな本を書いたおかげで私はまた恥をかくことになるが、恥を恐れずどんどん恥をかいて、その口惜しさをバネにして明日も生きる、というのが私の生き方だ。そういうしぶとい生き方も亡師 池波正太郎から教わったことにしてしまおう。

____________

【出版社/著者からの内容紹介】「鬼平先生」こと池波正太郎から学んだ、男を結実させる「生きる術(すべ)」
書生として10年間、衣食住にわたって叩き込まれた「男の生き様」。「大人の男」の粋と洗練、人生の機微を、亡師の作品や言葉で伝える!

鬼平こと鬼の平蔵は池波正太郎の一分身である。鬼平イコール池波正太郎といってもよいだろう。ということになれば、まがりなりにも10年、池波正太郎の身近にいて裏方をつとめた書生が「鬼平=池波正太郎の男の生き方」について少々駄弁をふるっても許してもらえるだろう……と、自分勝手に理屈をつけた。その結果がこの一書だ。——「あとがき」より 講談社 (1998/06)



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by yomodalite | 2009-03-24 17:57 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

増補版 - ぐっとくる題名 (中公文庫)

ブルボン小林/中央公論新社




本名の長嶋有名義による「猛スピードで母は」で126回芥川賞も受賞されているコラムニストの本。

『ゲゲゲの鬼太郎』など誰もが知っている有名なタイトルばかりでなく、ロジック、マインド、現場編にそれぞれタイトルの付け方により22種類に分けられた愛すべきタイトル達の中には、初めて聞くものも多く読書欲が刺激された。パフィーの「これが私の生きる道」がまさかそんな理由だったとは。。。とか(笑)なかなか読ませるコラムです。

それと読了後、穂村弘氏と枡野浩一氏の本がすごく読みたくなりました。

【目次】

第1章 ロジック篇
・助詞の使い方—「ゲゲゲの鬼太郎」「無能の人」「僕が泣く」
・韻とリズム—「ヤング島耕作」「勝訴ストリップ」「噂の刑事トミーとマツ」
・ 言葉と言葉の距離(二物衝撃)—「天才えりちゃん金魚を食べた」「部屋とYシャツと私」他

第2章 マインド篇
・先入観から逸脱する—「淋しいのはお前だけじゃな」「サーキットの娘」
・日本語+カタカナの題名—「少年ケニヤ」「三人ガリデブ」
・いいかけでやめてみる—「光ってみえるもの、あれは」「飼い犬が手を噛むので」他

第3章 現場篇
・実用書の題名が決まるまで
・小説・コラムの題名が決まるまで)
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【出版社/著者からの内容紹介】『ゲゲゲの鬼太郎』が、文法的に正しい『ゲゲゲな鬼太郎』だったら、ここまで印象に残ったか?(助詞の使い方)『課長島耕作』の安定に比べ『取締役島耕作』の落着かなさは、「音」に理由がある!(韻とリズム)ツァラトストラが「こう言った」ではなく、「かく語りき」だったからこその豊かさとは?(古めかしい言い方で)『部屋とYシャツと私』で意図的に隠されている事柄とは?(言葉と言葉の距離)等々、著者が「ぐっときた」55の名タイトルを例に、心に残る理由を考察する。第3章には、本名の長嶋有名義の作品のタイトル付けに関する裏話も収録。中央公論新社 (2006/09)



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by yomodalite | 2009-01-27 19:42 | エッセイ | Trackback | Comments(2)

ムツゴロウの東京物語 (柏艪舎文芸シリーズ)

畑 正憲/柏艪舎




新聞連載の軽いエッセイなんですが、青山骨董通りに事務所があって、フレンチ、イタリアン、寿司などの美食に興味があり、サッカーファンで、20代の後半からCM制作に関わり、内外の賞を40以上も受賞しているなどウィキペディアにも記載されていない新事実や、根強いウワサだった「大麻」関連の完全否定など、動物の話以外の日常の話題に意外な一面や、今まで知らなかった畑氏の歴史が垣間みられます。
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【出版社/著者からの内容紹介】「産経新聞」にて好評連載中のエッセイをまとめた第一巻。動物はもちろんのこと、政治・食・芸能・スポーツと、あらゆる話題をムツゴロウさんが語り尽くします。82篇のエッセイに添えられているすべてのイラストをムツゴロウさん自らが描いているところも要注目です。
柏艪舎2008年4月
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by yomodalite | 2008-06-06 17:51 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

京都の叔母様宅

遠藤 瓔子/ベストセラーズ



一応小説ではありますが、京都暮らしに興味がある人の個性的旅行プランニングにも役立ちそうな本です。本文下にたっぷりと註釈が付いていて、小説にも関わらず文中で「T大」としたところを、わざわざ註釈でモデルは東大などと記すなど、相変わらず著者の手作り感全開で、装幀も自費出版ぽく今イチなんですが、京都の叔母さまに小言を言われてみたいという密かな欲望が満たされます。

遠藤氏の切れ味のイイ、粋な京女っぷりは、これまでの京女にはない貴重なタレント性を感じられます。

以下、http://www.asahi-net.or.jp/~wf3r-sg/ntendoyoko.htm より引用。

京都の町家で暮らす井上淑子62歳、麗子37歳の母子、東京の渡辺彩花24歳を主要な登場人物として、京都人の暮らしぶりが紹介されていく。

第一章は、京都に惹かれつつ実際の暮らしに不便さはないのか京都人の本音を知りたいという思うようになった彩花が、父親の恩師であったという伝手で井上家に3泊4日の予定で訪れる、という設定。
ちょうど桜の時期。観光客には知られていない、桜の見所、京暮らしならではの食べ物の楽しみを、母子2人で彩花を案内するという形で進められていきます。
他からみて日本的な風情あっても実際住むとなると不便なところは大きい。それにも関わらず「町家」暮らしを続けているのは、他にしようもないから、それこそ“痩せ我慢の美学”と淑子は彩花に説明するのですが、言い得て妙。
(※商売をしている場合は「町屋」と言うらしい)

第二章は、夏の頃。初めて恋を知った麗子と、それらしいと感づいた淑子が娘のみを案じるという展開を軸にした、京都の夏の風情を案内。
盆地気候、鰻の寝床のような町屋住宅。当然うだるような暑さを我慢する訳ですが、それは相応の京都人ならではの工夫がある、というのが見せ所。
合わせて、隣の和菓子屋に横浜の港北ニュータウンに住んでいた長男一家が同居することになったという設定をモデルに、外の地(特に東京)からやって来た人間にとって京都人と暮らし難さが描かれます。

※なお、本文下に京都の豆情報がマメに付されているのが有り難い。挿入された絵や写真で京都の具体的な様子も判り易い。
(引用終了)
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【内容「MARC」データベース】彩花・24歳が、京都の旅で宿泊したのは、美しい着物姿の叔母様と娘の麗子・37歳が暮らす京町家のお宅。背割り堤の桜花、祇園祭の宵山、五山の送り火、正伝寺の月見…。はんなり、せつない恋の物語。ベストセラーズ (2008/2/26)



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by yomodalite | 2008-06-03 11:28 | エッセイ | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite