カテゴリ:評論・インタヴュー( 75 )

誰か「戦前」を知らないか/山本夏彦

誰か「戦前」を知らないか―夏彦迷惑問答 (文春新書)

山本 夏彦/文藝春秋

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インタビュアーは「室内」の社員で現代若者の代表という位置づけだが実際はかなりの才媛で、山本翁の良い相方をつとめている。

大正(ご遠慮)デモクラシー/活動写真/郵便局/牛鍋の時代/ライスカレー/寿司そば/ラーメン/教科書/女学校/きもの/ふみ書きふり/洋行/菊竹六鼓と桐生悠々
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【BOOKデータベースより】大地震の前の晩だって人は枕を高くして寝ていた。まじめな話をまじめくさって真顔でするのは失礼だ、著者は終始笑いのうちに戦前を語る。 戦前は断じて暗黒時代ではなかった、 ということについて、夏彦氏にしては珍しく多くの言葉で語られている。
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by yomodalite | 2007-03-26 18:11 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

若者殺しの時代/堀井憲一郎

若者殺しの時代 (講談社現代新書)

堀井 憲一郎/講談社




若者が消費尽くされた先は、格差社会とナショナリズムの中で戦場に再び送り込まれる。伝統文化への回帰に希望を見いだそう。

若者よ、伝統文化に逃げるのだ!

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[BOOKデータベースより]クリスマスが恋人たちのものになったのは1983年からだ。そしてそれは同時に、若者から金をまきあげようと、日本の社会が動きだす時期でもある。「若者」というカテゴリーを社会が認め、そこに資本を投じ、その資本を回収するために「若者はこうすべきだ」という情報を流し、若い人の行動を誘導しはじめる時期なのである。若い人たちにとって、大きな曲がり角が1983年にあった—80年代に謎あり!ずんずん調べてつきとめた。

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by yomodalite | 2007-03-23 20:09 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

この国の終わり 日本民族怪死の謎を解く/ 林秀彦

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TVドラマの脚本家として、
昭和のTV界で脚光を浴びた著者の略歴に惹かれて読みました。


☆続きを読む!!!
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by yomodalite | 2007-03-23 18:22 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

腐っても「文学」!?ー作家が知事になり、タレントが作家になる時代のブンガク論/大月隆寛(監修)

腐っても「文学」!?―作家が知事になり、タレントが作家になる時代のブンガク論。 (別冊宝島Real (017))

大月 隆寛/宝島社



批判されている著者、文学界の内実には一部賛同しますが、大月氏が嘆く作家の人格やその社会的凋落というのはどうなんでしょう。

歴史的には、「文学」や「文学者」に権威と金が両方あった時代は割合短いのでは?

文学者に権威があった時代は中国、欧米ロシア文学など外来語の習得が背景にあったからで、日本カルチャー隆盛の時代の文学が「J-POPブンガク」であるのは、当然であると思いますし、むしろ「文学」に権威はいらないと思います。

[目次]
文学と政治ならぬ「ブンガクと政治」の季節がやって来た!?〜大月隆寛
現代小説に描かれた「東京はこんなにヤバい街だ!?」〜栗原裕一郎
マスメディアが“(田中)康夫ちゃん”を甘やかす理由〜小田嶋隆
若手人気作家が「タカ派」政治家の旗手に登りつめるまで〜大月隆寛
九〇年代小説に描かれてきた、「他人」という“新鮮な風”に当たりたがった日本人たち〜三田格
小説に描かれた“架空の独立国”から日本人の“変革願望”を探ってみたら……〜水越真紀「OS」(田口ランディ『コンセント』)の意味するもの〜栗原裕一郎
ランディ・ミステリー・“告白”不全〜円堂都司昭
私小説の末裔?近ごろ話題の“告白本”が、いまひとつ物足りない理由〜小谷野敦
タレントが「ブンガク」に目覚める時?〜吉田豪
いまどきの文学作品の背景には、どんな音楽が流れているのか?〜大谷能生
ロックにまつわる「言説」と「ブンガク」〜栗原裕一郎
TVドラマの脚本家たちはブンガクシャの夢を見るか?〜三田格
『ブギーポップは笑わない』にみる、子供にとっての“リアルな物語”〜栗原裕一郎
「ブックオフ時代」のブンガク〜永江朗
ルポライター幻想を支えてきたブンガク的“ワタシ”の顚末〜大月隆寛
タレント・作家・大学生〜そのまんま東 談
ただの“親バカ”小説家では(もはや)ない!〜水越真紀
“大塚英志”という病〜大月隆寛
東浩紀、あるいは〈批評としての現代思想〉の終焉〜夏至明
「いまどきの作家志願者」にとっての“ブンガク”〜柿内孝太郎
ヤング文芸誌、ガチンコ対決!?〜湯山玲子 対談
今(だからこそ)読み返してみたいオヤジ作家“三羽烏”の語り口〜大庭萱朗
「好きだから“ブンガク”をやる」とか、そんな呑気なことじゃないんですよ!〜中原昌也 談
“文芸誌”の目次から、いまどきのブンガク商法を邪推する!〜大月隆寛 対談
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[MARCデータベース]「文学」が無用の長物と成り果てた一方で、「文学的なるモノ」の商品価値はいまだ右肩上がり。こんな奇妙な「ブンガク」化の現実から見えてくる膨大な問いを考える試み。権威なき時代のブンガク的イメージってナンだ? 宝島社 (2001/07)


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by yomodalite | 2007-03-21 17:21 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

最後のひと(文春文庫)/山本夏彦

最後のひと

山本 夏彦/文藝春秋



当時の名著、九鬼周造の「『いき』の構造」を論じるところから始まる

「いきを哲学の言葉でいうとこんなに生硬かつ難解になる、ご苦労ではあるがヤボではあるまいかというに尽きる」。

本書の「最後のひと」とは、粋を知る最後のひとという意味。
山本翁は、幸田文、森茉莉などを挙げられていますが、わたしにとっては、山本氏こそが「最後のひと」です。

【目 次】
●靴下だけははいてあとまる裸
●露伴一族はえらい人ばかり
●流行はすべて梨園から出た
●親不孝を売物にする時代
●あたりを払う威厳があった
●何やらただならない人ごえ
●なあんだもとは高利貸
●悪魔! と何度も罵っている
●苦界じゃえ 許しゃんせ
●運転手曰くOLに処女なし
●色白く丈高き女子なりき
●そだてられた大恩がある
●美食家というよりうるさ型
●作者茉莉と作者鴎外は別人
●デコルテほど浅間しきはなし
●話は「『いき』の構造」で終る

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【BOOKデータベース】かつて人びとの暮しのなかにあった教養、所作、美意識などは、いまや跡かたもなく亡びた。独得の美意識「いき(粋)」を育んだ花柳界の百年の変遷を手掛りに、失われた文化とその終焉を描く。 解説/松山巌

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by yomodalite | 2007-03-20 11:11 | 評論・インタヴュー | Trackback | Comments(0)

旧「読書日記と着物あれこれ」。歴史/文学/お笑いを好み、着物生活をしていたはずが、いつしかマイケルジャクソンのように本を読もうになってしまったブログ。永年暮らした東京を離れ、現在は大阪を満喫中。


by yomodalite